238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 16時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 16時頃
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…そう。ですか。 貴女が、天の門を開こうとしたのですね。カイルくんの為に…
[>>3:+13>>3:+14少女の告解を静かに聞き]
何てことを。 私も天の門について詳しく知りえませんでしたが、確かに門が開かれれば世界は変わらざるを得ないでしょう。
けどね、アヤメちゃん。変わったとしても世界は優しくなんてなりません。その変わった分、歪な帳尻を合わせるように優しくない不幸が訪れるでしょう。
[現在、守るために都市を壊し、守るために闘う者たちのように。12柱の当主として厳しい言葉をかける。
けれど、この場所で自らごめんなさいと涙を流す彼女はもうそれを理解っているから]
(+3) 2015/09/18(Fri) 16時頃
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けれど、アヤメちゃんは勇気があるわね。
たったひとりを選ぶことも 辛いことを辛いと言えるのも
「強さ」だと思うわ。
そういうまっすぐな気持ちが、少しだけ世界を美しいって思わせてくれるから。 私は好きよ。アヤメちゃんのこと。
(+4) 2015/09/18(Fri) 16時頃
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私が臆病で意地っ張りだから、選べなかった色よ。
[世界は優しくない、けどそれゆえに美しい。 私は、この騒動を起こした一人である彼女のことを、ゆるしたい]
巻き込まれたなんて思ってないわ。私は、私の人生を生きたから。
[そうして、私も、すきなひとがいたの、と囁くように誰にも言えなかった恋の話をした。もう、時効でいいでしょう?*]
(+5) 2015/09/18(Fri) 16時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 16時半頃
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[それは、 百洲と三黒、混ざり合う筈の無い二人の当主の血が混ざった事による異常反応。
三黒の血は術に疎い。 しかし太陽≪サイモン≫と繋がった今ならば、それを察知>>3:206する事も容易となろう。 能力に長けた母の血>>3:198はその異常を形にし、その二つが合わさり、施された治癒はエラーとなって少女の身に現れたのだ。
目には見えずとも確かに二つの血は少女に流れ、 力は少女に流れ、三黒や、それに繋がる太陽≪サイモン≫の力の一部も、その気になれば彼女も使う事が出来る筈だろう。
しかしその全ては、二つの血が合わさってこそ。 三黒の血しか持たぬ男が自身の異常>>80を察知する事は叶わず、恐らく全ては、仰代の当主の思惑通り。]
(84) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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知らねえって言えば、言い逃れができるとでも思ってんのか。 それはちょっとばかし、虫が良すぎるな。麗亞。
[>>80まさかそんな反応が出ているとは夢にも思わず、指摘するのは目に見える少女の反応のみ。 施された物が別物と気付く事は無く、故に、全てに気付く事は出来ない。]
(85) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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…まあ、 それを言われちゃ確かに痛い。
[確かに自分の推理に穴は多く、彼女の言う「信じたい」との希望>>82で保っている部分は少なくは無い。明確な証拠がある者も居るには居るが、幸々戸、そして日向などは確かに自分の判断だけで信じているような物だった。 それでも、だとしてもこの二人は違うのだと、強く言いきることができるのは、 幸々戸は白が、 日向は己が、 それぞれ強く守りたいと思っている者達なのだから。]
けどな、お前だけ何の尻尾もねえのは、気に食わん。 俺なりに色々考えた結果、 お前一人、今回の件について信じていい理由が綺麗にねえんだよ。
[龍山の潔白はサイモンが。それと争う紫藤の裏切りもまたサイモンから。 紫藤を同じ側と謳う大須賀は土御門を殺し、あの時土御門を庇った秋津は恐らく無実。 土御門に聖痕を預けた蝶野も、現在大須賀と争う幸々戸や白も、同じ様に此方側だろう。]
(86) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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[残った奴は一人だけ。 仰代家当主、仰代麗亞その人である。
裏付けるのは日向の齎した「声」の情報だけだったが、己が少女を信じる事に、一体なんの疑問を覚えよと言うのか。]
(87) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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どの道お前は、 大須賀が死ぬか降伏するか全部吐くまで拘束対象だ。
[裏切り者と断定する材料は確かに少ない。 だがそれと同時に、仲間だと信じる事が出来る材料も少ないのもまた事実で、 普段の治療の借りをいつか返したくもあったのだが、こうなってしまっては仕方ない事。
もしこの疑惑が誤解であろうとも三黒と仰代の関係が拗れるだけで、今後天の門を管理し護り続けていくことに何一つ問題は無く、 更に言えば日向の言葉を信じる自分にとって、その領域はいらぬ心配でもあるのだから。]
俺は、お前を裏切り者だと思ってる。 火傷を負いたくなかったら、抵抗なんて馬鹿な真似は止せ。
妙な行動してみろ、 手足の一本や二本、一瞬で炭に変えてやるからな。
[男が、動く。 黒い靴が一歩踏み出せばそれに応える様に炎が舞い、周囲の景色を陽炎が揺らす。
一歩、二歩と静かに近付く靴音は、今は紅に塗りつぶされて。]
(88) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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[戦えぬ仰代の家の彼女であるならば、そろそろ根を上げてもいい頃だ。 抵抗なんてされてもきっとそれは可愛い物で、どの道此方の力の方が上回る。
首をかしげる弱い女に喧嘩を売るのは僅か心が痛むものの、其れを理由に止めてやれる程、自分は彼女を許しては居らず。 こうも腹が立っているのは、彼女が裏切ったからではない。 天の扉等、自分にとってはどうでもよかった。
自分が怒っている理由。それは、後にも先にもただ一つ、 麗亞が、日向に手を出したからだ。**]
(89) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 17時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 17時半頃
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どのような治療者であれ、施したものより想定外の事が起きれば、困惑くらいします……
[これに関しては、そんなことを言われても本当に困る。 さすがに、血が混ざりに混ざった結果のエラーなど想定のしようもない。]
気に食わない、と申されましても……
[まぁ、理屈も何もこねずにそこまで開き直られてしまえば、それ以上二の句は継げない。 頬に手を当て、ただあらあらと困ったように笑みを返すばかりで。]
まぁ、物騒、ですのね……
[妙な動きなどしない。 ただ、いつもと同じように。何一つ変わらぬ仕草と態度で、見つめ返す。]
(90) 2015/09/18(Fri) 18時頃
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[さて、三黒は、対峙するこの女が、普段の折より存外豪胆であるという事を知っているだろうか。 聖痕の家であることを誇り、一度も悔やむ事はせず、その責務を常に全うせんと佇む女であることを。
故に、女は脅し程度では怯まない。 争いを、血を恐れていては、何も成せぬ、と。 そう自らに課す女だ。
戦場を怖じる娘などではない。 凛とした佇まいで、ただ男へと微笑みを返す。]
(91) 2015/09/18(Fri) 18時頃
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オーレリアは、エフを見返す目には、余裕すらも伺える。
2015/09/18(Fri) 18時頃
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雨……か。 彼女じゃあ無いな、よりによって俺の場所にだけ降らせる必要も無い。
[そう呟くと、昇降用エレベーターから外の様子を眺めていた。 思ったよりもミサイルの威力はあったようで。
アンジェ・ロイスがダメージを受けているのを見れば、これもまた執念の結実かと。]
(92) 2015/09/18(Fri) 19時半頃
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― 幕間 ―
[大須賀がいつから“天使”に執着していたのか。 正確な記録は実は残っていない。
白羽にとっては自然と染みついていたものだったから。 そして、彼自身恵まれた生まれをしていると言えるだろう。 天使を目指して遺伝子操作で生み出されたとは言え。 白い羽が手に入らなければそれを超える力を得ればよいのだと。 日本刀を用いての近接戦闘から、破壊獣と近代兵器の使い方まで先代に教わり。]
「結果として、近代兵器で暴れた挙句に最後は刀を使った近接戦闘も可能。 それが白羽――大須賀の近年の結晶だ。」
(93) 2015/09/18(Fri) 19時半頃
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うん、そう。なの。 ――彼が望まないこと。だったけれど。 それでも私は、彼を傷つけるであろう世界が、怖かった。 カイちゃんがいつか、死ぬのが怖くて。
[禁忌だとわかっていても。私は世界を変えたかった。 そう言い募る私に、気高く優しき麗人>>+3は、告げる。 扉を開けた世界が、全てを叶えてくれるとは限らない事。 理解はしていた。当主としての務めも。 開けた後のリスクも。
――でも、一番そのあおりを受けた貴女が。 貴女の声は子供に言い聞かせるように。 憎しみをぶつけられても仕方ないとも思っていた。 厳しき言葉をかける声。それは投手としてのもので。 ああ、強くて美しい人だ。 心根も、何もかも。 起こりうることもなかったであろう可能性を信じず、 己が願いのまま行動し、結果こうした争いを巻き起こしてしまった。 後悔する私を諌める声は、厳しくも温かい。]
(+6) 2015/09/18(Fri) 20時頃
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[そして。勇気がある、と告げるその声に。 私は大粒の涙を零したのです。]
玉露、さん。 ……わ、たしは。 ―――――わたしは……――
わたしも、好き。玉露さんの事も、日向ちゃんだって、 カムイ君だって、斎さんやリッキィ、史夏さんのことだって。 みんなの、こと、好きだったよ。 優しくて、楽しくて、悪い子コンビが馬鹿をやるのを眺めて。 そんな日常も、大切だって、おもって、たのに。
[それでも、選びたい思いがあって。 その結果を起こした事。誰かを傷つけ、悲しませ。 大切な人をも傷つけたこと。 それが、哀しくて、辛くて申し訳ないと。
強いという、貴女を死なせてしまった事が、とても悲しくて。]
(+7) 2015/09/18(Fri) 20時頃
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……玉露、さぁん……
[私は彼女に抱き付き、涙を流しました。 でも、耳に届いた彼女の秘めた恋の話。 それは、私がカイちゃんに抱いていたものと同じ様な、 キラキラ輝く美しいもので。
私は彼女の顔を見て。 素敵な恋ねと、泣きながら微笑んだのです*]
(+8) 2015/09/18(Fri) 20時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 20時頃
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迎撃システム、作動。
[再びの連装ミサイルが火を噴いて。 こちらへと迫りくる鮫>>79を撃ち落としていく。
大須賀の本拠地、そう簡単には落とせないのだった。]
(94) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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(……しかし……)
[三黒か、と、少しばかり内心で舌を打つ。
一ノ白と、三黒。 この二人は、残るであろうと思っていた。 それだけの実力者だ。 そして、残したくない二人だった。 大須賀が少しでも体力を削るなり、殺すなりしてくれればよかったのだが、それもどうだか。]
(95) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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[それに、恐れているのは、彼らの実力だけではない。
白と黒の太陽融合≪リ・ガーレ=サンライト≫だ。 それを、最も恐れている。 これを回避させる為にも、いくつも布石を敷いてきた。]
(96) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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[遠い昔。 そう、初代の聖痕が選ばれし折。 その時から始まっていた。
彼らを合わせてはならない。 両翼は飛び立たせるわけにはいかない。 その、はじめの策として、彼らの順番を隔てた。]
(97) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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[先ず聖痕の家に選ばれたのは、白。 そして、黒を選ぼうとする主を、止めた。 幸い、黒には悪魔だという謂れもあった。 だから、止められると思ったのだ。
しかし最終的には、黒も選ばれる事になる。 始まりの白と、終わりの黒。 奇しくも、互いの関係性に酷似した、背中合わせの両端として。]
(98) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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― “シロ”の話 ―
[それは遠く過去の話。 仰九羅という12柱の一角を担う家があった。 >>2:67それが姓を変えたのは、ある家の婿を迎えたからだと云う。
その家の名は――――…… 一ノ白
当主の座にこそつかなかったものの 力のあった当時の“白”を婿に迎え入れ 仰九羅はさらに力をつけていったという。
……代わりに白はその後、衰弱の一途を辿った、とも。]
(99) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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[何故、仰九羅が仰代と名を変えたのか。
>>2:68彼女達は知っていた。 >>2:70>>2:71“白”と“黒”が交わる事で生まれる力を。
>>96そして恐れた。
恐れたからこそ、『片方』を自分の中へと隠したのだ。
―――――――そう、]
(100) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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[―――――“白”は仰九羅に奪われ、仰“代”へと成った。]
(101) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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[さて、一ノ白がその名を捨てたのは最近の事。 その判断が、白としての“力”を完全に仰代へ受け渡す事となる。
腕のあった先代も “原因不明の病”に倒れ、早くに逝ってしまった。
最早、白でなくなった白が 身体に刻まれた使命だけを綱として黒を追い続けたのは
――――嗚呼。 白であったという確証が、欲しかった所為なのか。*]
(102) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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― 『オスカー』屋上 ―
この雨、そっちの仕業か? ――アンジェ・ロイス。
[降り注ぐ雨。 ご丁寧に四方はどこも快晴ときたものだ。]
この前を思い出すが、それにしても無粋だな。 せっかくの天使の羽根が汚れてしまうぞ?
[そう、目の前の彼に翼は無い。 無いのだが、それでも彼は幻影の翼をもつ天使《ファントム・エンジェル》だった。]
(103) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 21時頃
エフは、オーレリアを睨みつけて。
2015/09/18(Fri) 21時頃
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こればっかは三黒に感謝だな。
[落ちる紅鮫が連装ミサイル>>94に捕捉される。 数度、連続的な爆発。
その最後で、一際大きな爆発が起こる。]
(104) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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[―――― ドン!!! 爆音が空気を揺らす。]
まだ終わらんよ。
それに。 次は防ぎ辛いぞ。大須賀。
[爆炎に紛れ、海神-ワダツミ-が作り出すのは大質量の水。 14の水の塊としたそれを再び落とす。
力削ぐ雨と混じり合いながら、重力を受けた水は鋭さを増し地を穿つ杭となる。 そしてそれは水ゆえに、単純な爆発ではより小さな型に形を変えるだけだ。]
(105) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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―シロ―
[百洲との婚姻は、かなり近代であるから、家系図にも残っていよう。 しかし、それより遥か昔――― 一ノ白を迎え入れた時のは、残っていない。 いや、残していない。 白の力を、などと。
白と黒、どちらでもよかったのかというと、違う。 どうしても、白が欲しかった。 白の―――"天使"の血が。]
(106) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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[その結果、白は力を奪われ、こうして自らの裡にある。
だから、奇跡は起きない。 片方の器に、力は残っていない。 それこそが、最後の布石。 用意した最後の好機の欠片。]
(107) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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