人狼議事


308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】

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【人】 一杯と自由 マスタ

 
  ……ああ、そうだ。

[運よく戻った言葉を忘れない内にとニュースを消した。
 文字を打ち終えると、右上に表示される赤に気づく。
 ふむ、と口髭を揺らした。

 昔と比べ使用頻度が落ちたせいか、充電を忘れがちだ。
 きっと夜まで保たないが、
 充電器を取りに店を空ける訳にはいかなそうだった。
 心許ないそれを胸ポケットへ仕舞う。
 何かあればパソコンがある。滲む不安に言い聞かせた。]

(81) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[それから、元帥と色々情報共有をした。

 まずカップ麺等手軽に食えるものが店から消えた。
 スーパーからもコンビニからもドラッグストアからも。

 軽くパニック状態になった人々が揉み合って
 けが人もいくらか出ているらしい。

 ……やべーな。食い物の備蓄どれだけあったっけ。
 こんなことならラーメンも無駄にするんじゃなかった。]

(82) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 「ネットじゃ、安全地帯を作り上げて
  そこで当面暮らした方がいいなんて話まで出てる
  ……お前も気をつけろよ」

[元帥は気だるげに手を振って、持っていたレジ袋から
 スナック菓子を一つとりあげると、ぽいと俺に渡した。

 …………ありがと、以外の言葉がでなかった。
 それもひどく小さい。

 過るのは昨日の進の様子だ。
 ――爪でえぐられた、って言ってた。
 俺はやっぱり少しの間逡巡して、
 人込みからはずれた花壇に座り込む。

 いつもより何倍増しもトロい指先で、
 進にメッセージを送った。]

(83) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

 
 「From 串谷秋
  昨日は、悪かった。
  その、色々騒ぎが起きてるけど大丈夫か?」
 

(84) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


[返信はすぐにあった。]
 

(85) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 「From 成宮進

  まだ大丈夫。

  会いたい。

  いつもの公園で待ってる」

*

(86) 2020/10/22(Thu) 21時頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2020/10/22(Thu) 21時半頃


【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ 夕飯も済んだころだったわ。
 また玄関のチャイムが鳴った。]
 

(87) 2020/10/22(Thu) 21時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ 子どもたちにリクエストを聞くのはやめた。

 限られた食材を使って、
 おなかが膨れるような料理を、なんて、
 今まで考える必要もなかったのにね。

 ノーリーンと頭を悩ませながら、
 できるだけ食材を温存することにしたの。

 子どもたちも少しは落ち着いたようだったし、
 あれから何者かが扉を叩くこともなかった。
 犬たちだって、あまり無駄吠えはしないのよ。

 オッドはまだ子犬だし、
 きっと何かの気配におびえてしまっただけ。]
 

(88) 2020/10/22(Thu) 21時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ それでもどこか息をひそめるように、
 夜の時間を過ごしていたのね。

 テレビをつけると物騒なニュースばかりで、
 子どもたちが怖がってしまうから、
 わたしやノーリーンやジャーディンは、
 もっぱらスマートフォンで情報を集めたわ。

 SNSの投稿についていた返信に、
 相変わらず拙い手つきで返事をしたころだった。

 玄関のブザーが鳴らされたのね。
 わたしたちは咄嗟に少し身を固くしたわ。

 恐る恐る立ち上がったわたしに、
 ジャーディンは黙ってついてきたわ。]
 

(89) 2020/10/22(Thu) 21時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ そうっと扉の向こうを覗いたの。
 そこに立っていたのは、お隣のご主人だった。]
 

(90) 2020/10/22(Thu) 21時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ 彼は穏やかに笑みを浮かべて、
 けれどどこか緊張したような面持ちで言ったわ。

 こんばんは、エドワーズさん。
  こんな折に突然申し訳ない。
  ご相談したいことがあるんですが、
  少し中に入れて頂くことはできませんか

 ご主人の後ろには、お隣の奥さんや息子さん、
 それに見覚えのない男女も立っていたの。

 歩いたってものの5分もかからないでしょうに、
 うちの前にはお隣さんの車がつけられていた。
 よほど襲われるのを警戒しているんだわ。

 うちにも来たくらいだから、
 もしかするとお隣さんにも被害があったのかも。]
 

(91) 2020/10/22(Thu) 21時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


  ええ、もちろん。
  こんなときに立ち話なんてとんでもないわ。
  どうぞ中へ入ってちょうだい。
  ……ところで、後ろのお二人は?

[ 見慣れない男女に視線を向けると、
 奥さんが自分の弟夫婦だとおっしゃったわ。

 普段は別の町暮らしているけれど、
 このあたりの住宅街と違って、
 そこにはろくなセキュリティもないから、
 お隣さんのところへ避難してきたというの。

 そういうことならとわたしは納得して、
 彼らを家の中へと招き入れたわ。

 後をついてきたオッドが吠えようとするのを、
 ジャーディンがしいっと叱っていた。]
 

(92) 2020/10/22(Thu) 21時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ ご主人が言う相談というのは、
 この状況下で協力しないかということだったわ。

 やっぱり彼らの家にもアレは来たというのね。
 それで、いよいよシリアスに考えたのだと。
 近々食糧に困りそうなのはお互い様だったけれど、
 何があったときに人手は多いほうがいい。

 うちは塀なんかも頑丈なつくりだし、
 お隣さんは働き盛りの男性が3人もいる。

 要はうちをベースにして、
 状況が落ち着くまで共同生活を送ろうということね。

 願ってもない申し出のように思えたの。
 ノーリーンも賛成してくれたわ。
 私たちの返事を聞いて、
 彼らは一度、荷物を取りに車に戻った。]
 

(93) 2020/10/22(Thu) 21時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ そのとき、
 ノーリーンの旦那さんのことが頭をよぎったの。]

  ねえ、ノーリーン。
  旦那さんから連絡は?

[ ノーリーンは悲しげな目をして首を横に振った。
 それが、連絡が取れないままなんです=@]

  まあ……、

[ ひどく不安そうなノーリーンに、
 わたしはなんと言ったらいいかわからなかったわ。

 安易な慰めはときに人を傷つけるだけだもの。
 わたしにはただ黙って、
 そうっと背をさすってやるくらいしか。
 少しの間そうしていたわ。扉ががちゃりと開くまで。]
 

(94) 2020/10/22(Thu) 21時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ あら、お隣さんたちが戻ってきた。**]
 

(95) 2020/10/22(Thu) 21時半頃

ワットは、ビアンカの犬の写真は可愛かったな、と思った。

2020/10/22(Thu) 21時半頃


ビアンカは、マスタの店に思いを馳せた。

2020/10/22(Thu) 21時半頃


【人】 一杯と自由 マスタ

[もし選択に正解があるとするなら、
 それは死ぬか生き残った時にしか分からない。
 ならばせめて、望むままに生きたい。

 それが他人を脅かすものでないのなら、
 考え方のひとつであってほしいと願う。]

  やはり今日は少し冷えるな。

[カウンターから出て薪ストーブに火を入れると、
 徐々に”彼女”の髪によく似た赤が大きくなる。
 天へ伸びる煙突からは灰色が立ち上っているはずだ。]

(96) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

――回想――

[滑り台の上に登って空を見上げるのが好きだった。

 空が近いねえ、と幼馴染の進と言い合って
 その頃はまだ小さかった手を、
 オレンジ色の空に伸ばす。
 
 滑り台を登ったり滑ったりしながら、
 俺達はいろんな話をした。]
 

(97) 2020/10/22(Thu) 22時頃

マスタは、ビアンカの近くの店が幸運にも開いていることを願った。

2020/10/22(Thu) 22時頃


【人】 猫の集会 クシャミ


 『しょうらいの夢なにって
  せんせーにいわれたけどわかんないや。
  みのるはなにになりたい?』

  おれね、ヒーローになってみたい。
  かっこいいじゃん

 『あー。なれるよ、おれたちならきっと。』

  そうだな。2人で世界をすくってみせる。
  さらもまもれるぞ!
 
 『あはは、あいつすぐ泣くからなあ。』

  すすむはけっきょく何になりたいんだよ?

 『んー、やきゅうせん…………あー、うん』
 

(98) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 『おっきくなっても、みのるとさらが、
  おれとともだちでいてくれたらいーや。』

[幼い進は、俺に向かって笑ってそう言った。]*

(99) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

――公園――

[待ち合わせの時間までに俺はいくらか店を回った。

 ネコ元帥に言われた通り、
 食べやすいものから品切れになってしまっていた。
 残っていたスナック菓子を買ってはみたけど
 これで一体どれだけもつか、っつー話よね。

 水さえありゃ人間なんとかなるとも聞いたので
 念のためにいくらか水も買い足して
 荷物をまとめて一人暮らしの家に押し込めた後、
 「いつもの」公園に赴く。

 俺と進と一緒に、小さい頃よく遊んだ公園は
 今は人通りもなくがらんとしている。
 その中で、ぶおん、と
 素振りをする音だけが響いていた。]

(100) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


  ……何してんの、お前

 「あ、秋。来てくれた。……よかった。
  いや、集中してないともってかれそう……
  じゃなくて、昔を思い出しちゃって」

  腕、傷あるんじゃねえの……無理すんなよ

 「あははー。心配してくれんの。秋らしくねえの」

[からかうような声にうるさいと返してベンチに座る。
 少し迷ってから
 一本のオレンジジュースを進に投げ渡した。
 もう一本、自分用に買っていた缶の栓をあける。

 進は素振りをやめて、
 高校以来使ってないはずのバッドを落とすと
 オレンジジュースの缶を持ったまま
 器用に滑り台にのぼり始めた。]

(101) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 「なー、覚えてる。昔さ、ここで将来の夢語ったじゃん」

  ……あー、ヒーローとかいってたやつ
  まだ覚えてたんだあ。

 「忘れるわけねえだろ。
  あの時『うん』って言ってくれたの
  まだ覚えてんだから」

  感情激重男かよ。……ばかだな。
  お前が(誰と)どーであろうと、ずっと友達だよ。

[俺の言葉に、進は離れていてもわかるくらい、
 ぱっと明るい笑顔を浮かべた。
 それから泣きそうにその顔をくしゃりと歪めて、
 年甲斐もなく、滑り台を滑り落ちていく。]

(102) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 勢いよく着地してから、
 進は跳ねるように俺の隣に座った。

 オレンジジュースの缶を開ければ
 さわやかな子供の頃の匂いが場を満たす。]

 「なあ秋。昔話しよう。
  ……懐かしくなってきた。いろいろとさ」

[砂場で。ジャングルジムで。滑り台で。
 小学校で。中学校で。高校で。
 起こった色んな出来事を昨日の事のように話しては
 今世界で起きている暴動を忘れたように笑い合って

 気づけば、空は暮れて真っ赤に染まっていた。]

(103) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


  こんなに話したのいつぶりだっけ

 「え? 覚えてねーよ。受験前くらいじゃねえの」

  あー。俺が受かるか受からんかわからなくて
  お前に泣きついたやつね

 「そうそう。あの頃の秋ったら、
  目を離すと勉強よりゲームを優先させて
  まーじで心配してたんだから」

  悪い悪い、そうだっけ

 「そうだよ。あーあ……」
 

(104) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 「でも、楽しかったなあ」
 

(105) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


[さっきから進の声はどこか眠そうだ。
 それでいて、何か焦るような響きが所々にこもる。

 俺は見てみぬふりをしながら
 会話を続けていたんだけど――

 ふと、
 赤い空から冷たい風が吹く。

 進の体が、うたたねをするように傾いだ。

 空になったオレンジジュースの缶が落ちて、]

  ……おい、進。居眠りか?
  進。おーい。進ぅ?

[あいつの顔を、のぞき込んだ。]
 

(106) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


  [返ってきたのは、獣の唸り声だった。]**
 

(107) 2020/10/22(Thu) 22時頃

ビアンカは、クシャミからのgoodに顔を綻ばせた。

2020/10/22(Thu) 22時頃


【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト

―― とある男の非日常 ――


[ヴゥン、ヴヴゥン。

 鄙びた雑居ビルの一室で、
 空調が低い唸り声を上げている。

 ――いいや、違った。

 ビルの周囲にたむろする人間たちが
 不気味な唸り声を上げていたのだ。

 窓のブラインドの隙間から、
 男は外を覗き見ている]
 

(108) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト



  ハロウィンの行列。
  ……にしては、少し時期が早いよな。


[理性を失ったように見える
 人間たちの群れを
 男は無表情に見下ろしていた。
  
 昭和めいた雑然とした灰色のオフィスには食料もなく
 ただサングラスの段ボールが積まれているだけだ。

 男が纏うスーツには皺が目立ち、
 目が充血している。
 昨晩からあの暴徒たちが集まり、
 外に出られないのだ]
 

(109) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト



  食べられるものを
  商材にするべきだったかね。


[サングラスの段ボールに目を遣り、
 苦笑を浮かべる。いや、浮かべざるを得ない。

 暴動、というにはあまりにも
 非現実的な光景であった。

 まるでゾンビ映画の中にでも
 迷い込んだかのような出来事が
 眼下では繰り広げられている]
 

(110) 2020/10/22(Thu) 22時頃

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