64 色取月の神隠し
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[そもそも隠世の刻はどのように過ぎゆくのか、人の世のそれとは違うのか 幾つ刻を過ぎた頃、兎も角、戻ってきたたまこは大きな大きな蒸篭を両腕に 周りを囲む小鬼たちは手に手に良い香りの笹に包まれたまあるいお団子を抱え]
・・・あ。みんな、いるねえ。
[たまこは、久方ぶりの丸い笑顔で、ほかほかと湯気の立つ蒸篭を下ろした]
…小豆とお米をわけてもらえたから。 それに、あっちにとても良い竹林があって。
[食べられる者には、どうぞ、と勧めて、志乃には自分で持っていって手渡す]
むこうのと、少し味が違うかもしれないけど。 よかったら食べてくださいね。
(54) chia 2011/09/24(Sat) 01時頃
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[>>48その言葉には邪気は感じられない。
ただ、遊びたい。その意思に目を細くした。しょうがないなあ、そんな気持ちも混じっていることだろう。
わかったわかったよと、静かに肯定した。]
(55) 10347 2011/09/24(Sat) 01時頃
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>>40>>48
[たすきを解いて、一平太と明之進のほうへおそるおそる近づく 離れる前に見た冷たく燃える青白い光は消えて さまざまに形を変える暖かな穏やかな炎と、一平太の笑い声]
…一平太ちゃん、わたし、そろそろ行くねえ。 ………… …一平太ちゃんは、残るのでしょう?
[太い眉はゆっくり下がって、口元はきゅ、と笑みの形を結んで]
(56) chia 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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>>54 たまこおかえり。 うわあ、笹のいい香りだねえ。
こっちもできたよう。ひなたとあたしで作ったのさ。
[大きな朴の葉の上に、香ばしい鶉の料理。 添えられた野菜は、綺麗に刻まれたものと、無残な姿のものが入り交じっている]
みんなで食べよう、食べよう。 人間の宴ってのは、こんな風なのかねえ?
[さっそく鶉を一切れつまみ]
うん、旨い旨い。 近いうちにさあ、祝い事がありそうだから、また用意しないとねえ?
[どこかを見ながら、楽しげに笑った]
(57) roku 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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やっぱり、聞こえてんじゃねぇか…
[一枚上手なゆり。これから先、掌で転がされるんじゃないだろうか、やっぱりあやめの孫だな…なーんてことを思いながら。
繋いだ手をぐいっと引っ張って、ゆりを抱き寄せ。 仕返しとして、唇を奪った。
――後日、囁きが聞こえていた仲間たちにからかわれる羽目になるとは、まだ知らない**]
(58) mikanseijin 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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>>57 あ、芙蓉さん!おかえり、なさい。 こっちのお祭りも、よいところだねえ。
[ふさ、とふっくらした尻尾とぴんと立った耳が揺れる狐のあやかしを見つけ 弾んだ声で答えた後、おさげがみの少女を見つければ驚いて目を丸くした]
…日向ちゃん?
(59) chia 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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>>54 ええ薫りや思うてたら、わざわざ作ってくれたん? たまこちゃんおおきに! おおきにやで!
[喜色満面とはこのことだろう。いただいた笹の団子をはふはふしながら]
はふふはいへぇ [お行儀悪くもごもごしながら何か言いかけて……ごくりと飲み込む]
(60) polpo 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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嗚呼お祝い事やなぁ。せやねぇ。ほな、うちは宴に華を添えようか? 人と妖しの奏でる喜びの宴 沙耶も紡いでくれる音ええんよぅ? やっぱり人の造りし箏やから人が紡ぐんが一番や。
[笑う芙蓉に>>57こちらも笑みを向ける]
えらく美味しそうな鶉もあるようやし、 日向さんと作ったん? 芙蓉さんますます多芸になりますなぁ…… ほなうちにもひとつ……
[やっぱりお行儀悪くひょいと摘んで口に運ぶ] 人も妖も宴は宴 楽しむんは変わりませんやろ? 皆も呼んで楽しみましょうや?
(61) polpo 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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― 隠世 ―
[道沿いを流れる川淵に河童が顔を出している。 美しい曲節に奇妙な言葉を乗せて歌う、その声に耳を澄ませて微笑した。川辺で口ずさんでいた唄を覚えてしまったらしい。]
ん、音はそれで大丈夫。 今度、志乃さんや沙耶さんの筝や、辰次さんの笛に合わせて頂けるようにお願いしてみようか? 首振って…十分上手だと思うけど……ん、またね。 [一頻り披露を終えて満足したのか、 とぷりと水に沈む河童へと胸元で手を振りながら 対話相手へと向き直った。]
(62) azure_blue 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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話の、続き。 ………だから私は此処に来たの。
[微風に揺らめく蝋燭の炎のよう、曖昧な輪郭を持つその娘は、吹き消えそうな笑顔を向けてくる。 同じ顔で、ほのりと笑みながら、かつては彼女の手にあった櫛を見詰めた。]
――――ね。 これ、私が持っていていい…? 分かるんだ、もう力を失くしていること。 それでも、ね…… 元々は、“こちら”にあったものなんでしょう?
(63) azure_blue 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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やだなあ。帰らないよ。 帰らない。 [くすくす、と透明な声に笑みが乗る。]
むこうと、こちら。 どちらにも大切なひとが居るけれど………もう決めたから。 それじゃあまたね――御婆ちゃん。 今日はね、特別な宴があるの。 お祭りの続き。
お裾分けも良かったら、食べて。芙蓉さんと一緒に作ったの。 ……御爺ちゃんも、おんなじ味がするって褒めてくれたんだから。ね?
[未だ湯気を立てている籠が、自分と然程変わらぬ年頃の祖母の手に渡る。もう一度微笑して、くるりと踵を返した。]
(64) azure_blue 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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ふふ。あやかしの皆様の囁きが、どのように聞こえるのかまだ良く分からないのです――
きゃっ!?
[引っ張られて抱き寄せられ、気が付けば目の前に辰次の顔があって、目を閉じる。唇を離せば赤くなりながら、恨めしそうに上目にちらりと睨んで]
…、もう、もうっ。 強引、なのです。
[その強引さを愛おしく思いながら、辰次の胸に頬を寄せて]
…ずっと、一緒にいてくださいね。
[幸せな心地のまま、静かに目を閉じた**]
(65) narock 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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遅れてごめんね――!
[見慣れた面々の居並ぶそこに走り込む。 息を弾ませて、両手でごめんなさいの仕草をして]
………たまこちゃん。
[何故か久しぶりにも思える、友の姿。>>59 まあるく瞳を見開いたその顔に、笑みを向けた。]
……ふふ。来ちゃった。
[なんでもないことのように。]
(66) azure_blue 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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明ちゃんと仲直りできて、よかったねえ。 あのね、やっぱり、おかあちゃん。ここにもいないみたい。
[ここへ来たときから知っている気配は皆感じる 探してもいないことは、不思議と自然に信じられた]
あのね。 わたしがあやかしでも人でもたまこ姉ちゃんだって言ってくれたでしょう。 わたしも、おんなじだよ。 一平太ちゃんは、どんな一平太ちゃんでも、一平太ちゃんだから。
…だからまた、会いにきてね。
[瞬きしたら零れそうだったから、少し上向いて 涙声にはならずにすんだ、と、思う それから、少しだけ迷って、明之進のほうへ、向き直る]
(67) chia 2011/09/24(Sat) 01時半頃
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いこ、いっぺーた、いこ
[くるくる姿を変えるあやかしは無邪気に誘う。 「あやかし」の世界に。こちら側に。
誘いに乗るか乗らぬかは、一平太次第──**]
(68) kawadake 2011/09/24(Sat) 02時頃
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明ちゃん、わたし…明ちゃんの気持ちわかるよ。 置いてかれるのは、悲しいよねえ。絶対に会えないところにいってしまって。 もう二度と会えないって、思うの。どこにもいないの。
大丈夫だよ。 …一平太ちゃんはやさしい子だから、明ちゃんを置いていったりしないよ。
明ちゃんも、また、青葉村に来てね。 今度は…お団子を食べられる姿になっておいで。
(69) chia 2011/09/24(Sat) 02時頃
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>>56たまこ姉ちゃん…大丈夫なの?
[たまこの笑みに、少し不安さを感じて。]
明之進君、今は放っておけない…。
[だが、矢張り。 ニンゲンとして生きる、その迷いはある。]
(70) 10347 2011/09/24(Sat) 02時頃
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[その姿はくるくると定まらないまま形を変えて たまこの声は聞こえているのかすらわからないけど たまこはそう言って、うん、と頷いた]
どこにもいないんじゃなくて、一平太ちゃんはここにいるんだし なんにも言わずにいなくなるわけじゃないんだし 村にはおっかさんもいるし… 今度は大丈夫。
(71) chia 2011/09/24(Sat) 02時頃
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でも、ひとつだけ、お願いがあるんだけど、いいかなあ。 その、鈴、わたしに、ちょうだい?
[一平太の懐を指して、てのひらを上に向けて差し出した その古い小さな鈴が、ちりんと鳴ったかどうか
そうして、別れを告げてから 自分だけで現世に帰れないことを知って たまこの顔が草団子より青くなるのは*もう少し後のこと*]
(72) chia 2011/09/24(Sat) 02時頃
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[>>68無論、彼と行くことは厭わない。
しかし明之進は理解してくれるだろうか。
暫くは人として生をしたいと。それまで待てるかと。そんな我が侭。
しかし、彼は友達。それは変わらない。だから例え人里に戻ろうと、いつかは帰ってくるつもりなのだ。]
(73) 10347 2011/09/24(Sat) 02時頃
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―回想・あやかしの里―
―…はい。 確かに…、急なこととはいえ、何も言わずに此方に来てしまったのは、軽率、だったのかもしれません。 私を心配してくださる方も、いるというのに……。
[>>17仁右衛門の言葉を聞き俯くが、申し出には驚いて顔を上げる]
秋月様が代わりに、ですか?
[仁右衛門の言葉から、彼が現世に戻るつもりであると察して目を見開く。
神隠しから戻ってきた人間など、自分は聞いた事がなかったから、戻れないかもしれぬことは薄々覚悟はしていた。 仁右衛門が戻るというのならその方法はあるのかもしれない。だが、今は戻るわけにはいかなかった。…たとえ、道が閉ざされ二度と戻ることが出来なくなるとしても。]
(74) narock 2011/09/24(Sat) 02時頃
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[暫く逡巡して、顔を上げると、懐から手鏡を取り出した]
…では、これをお願いできますか。 これは祖母の形見で…人に紛れたあやかしを見破る力を持つ鏡、でした。最早力は失われているかもしれませんが…。 これを私が大切にしていたことはねえさま方はご存知なので…きっと、分かっていただけると思います。 私の思いを。
[大切にしてきた手鏡。それを手放すことはとても辛いけれど。だからこそ、その手鏡を受け取ってもらえたら自分がここに来た覚悟も、思いも、わかってもらえるはずだと。
そう願いをひとたび込め、ぎゅ、と握り、仁右衛門をまっすぐ見据えて、言葉を紡ぐ]
そして――…、 「何処に居ようと、何があろうとゆりは幸せで在り続けます」 と、お伝え下さい。
…どうぞ、よろしくお願いいたします。秋月様。
[深くお辞儀をして、ふわりと微笑んだ**]
(75) narock 2011/09/24(Sat) 02時頃
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[大事な話があるであろう、大切な友には目配せひとつ。 そうして、宴の片隅に腰掛けた。]
………おいしい。
[鶉に、たまこの団子。 芙蓉には美味しく出来たねと微笑んで、調理の最中に興味深げに覗き込んでいた藤之助を見つけることがあったなら取り分けた皿を差し出したりもしてみて。 隠世の祭り囃子に静かに身を委ね、そっと瞳を細めている。]
(76) azure_blue 2011/09/24(Sat) 02時頃
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>>66
…!…ひ なた ちゃん?
[地面に枝が引かれることなく、たまこの顔を見て 聞き覚えがあるような 初めて聞くような 声に たまこは思わず両手で口元を覆った
暫く、なにも言えなくて、ふるふると肩を震わせて さっき堪えた目尻に溜まった涙の粒はぽろぽろと頬を伝う]
日向ちゃんの、声だ。 …よかったねえ。 よかったねえ。
[なんども、なんども、よかったねえ、と繰り返して、鼻をすする 泣き笑いの顔で、俯いて目をごしごし擦った]
…おねがい、ひとつ、かなったよ。 雷門さま、ありがとぉ。
(77) chia 2011/09/24(Sat) 02時頃
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藤之助は、寝られる方はおやすみなさい。
ひびの 2011/09/24(Sat) 02時半頃
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―あやかしの宴―
[人とあやかしが入り交じるその席で、日向が話している。彼女自身の、声で。 身振り手振りが多いのは、声を失っていた時期の癖だろう]
うんうん、旨いねえ。 鶉をくれた、藤にも食べてもらわないとね。
[嬉しげに、日向へ微笑み返す>>76]
――ねえ、ひなた。 あんたは、やっぱり帰りたい?
[手を伸ばし、おさげ髪の先を何となく摘んで弄び]
(78) roku 2011/09/24(Sat) 02時半頃
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もしも、こっちに残ってくれるんならさ、教えたいこと――連れて行きたい場所が、あるんだ。
薬草の生える場所。 金創に効くやつ、さ。
[ちらり視線を流す先には、藤之助の姿]
たかが狐が、人間に教わった薬。大妖の体をまるっと元に戻せるとは思わないけど、ね。 いくらかでも、癒えてくれればいいよねえ。
手伝ってくれるかい?
[明るい色の瞳を覗き込んで、問うた**]
(79) roku 2011/09/24(Sat) 02時半頃
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―隠世・幾年後―
はい…、はい。 わ、 ねえさまの子供に、ややが生まれたのですか? それはそれは…! きっと、ねえさまに似て可愛らしい子でしょうね。見てみたいです。
…え? ……いいえ、雷門様。こちらに来たこと、後悔などしていません。 見聞を広めることが出来、愛する方と共にいられて、どうして後悔などしましょう。
…雷門様。もうここに来てどれくらい経つのかも忘れてしまいましたが…ここでの生活や、色々なあやかしの方々とお会いして、私、分かったことが沢山あります。 でもやはり一番に思うのは、人とあやかしは、そう変わらないのでは、ということなのです。
(80) narock 2011/09/24(Sat) 03時頃
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わ……わ……!? 泣かないで、泣かないでたまこちゃん。 [親友の頬にぽろぽろと伝う涙。 思わず駆け寄って、手を伸ばす。 自分の細指では拭い切れぬと知れば、たまこを包むように腕を回そうとした]
こっちへの道を辿る途中でね、戻ったの。 たまこちゃん………雷門様にお願いしてくれていたんだ。 うれしい、ありがとう…ありがとう。 [いつもお日様のような笑顔が雨を降らせている、 そんな顔を見ていたら自然と視界が滲んで。]
(81) azure_blue 2011/09/24(Sat) 03時頃
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楽しいことを分かち合うこともあれば、憎みあうこともあって。時には命を奪い合ったりもする。人同士、あやかし同士ですらそうなのですから、種族を超えて分かり合うことは、きっととても難しくて。
でも、あの年…私達がこちらにきた年、沢山、あやかしと人が心通わせましたよね。 あの時が珍しかったのかもしれませんが…、私は、人とあやかしは分かり合えると思っているのです。世界の隔たりは大きいけれど、いつかきっとそういう時が来れば良いと、そう思います。
ですから、その時まで、どうか…あの村の方々を見守って下さい。
…え? いつも見守ってやっているだろう、と? ふふふ、「逢魔が時」のあの年は、すぐお山に帰ってしまったとお聞きしましたけれど?
…冗談です。ふふ、そんな顔なさらないでください。
(82) narock 2011/09/24(Sat) 03時頃
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――はい、お帰りになられるのですね。
今年も、青葉村に雷門様のご加護と、五穀豊穣をお与え下さいますよう。
[現世へと旅立つ山神へ、巫女であったときと変わらぬ祈りを捧げると、ゆるりと微笑んだ**]
(83) narock 2011/09/24(Sat) 03時頃
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