151 雪に沈む村
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……、………。
[わたしは、あなたを。 >>+18向かいの席に座った、うつくしいひとの唇から滑り落ちた言葉に、チャールズは何も言わずに静かに目を伏せる。 落とした視線はカップの揺らめく湯気を、ただ眺めて。]
……時間と言うものは、優しく、そして残酷なものですね。 早くと望めば早く過ぎてはくれない、待てと望めば……すこしも、待ってはくれない。
[彼女の言葉の、その続きを知っているから。知っているのに、応える事の出来ない我が身の業の深さを分かっているから。 分かっていて尚、その静かな水面の様な心の奥底に、断ち切れない思慕があるのを自覚しているから。
『どうして』。あの時もそうだ。八年前。村を出て行く彼女を、引き留める事などできる訳が無かった。 どうして、と、そう言ったのはきっと理由を尋ねたかったからではない。 けれどその真意など、年若く、輝かしい時間を生きていく彼女に悟られてはいけないものだった。]
(+19) 2013/11/25(Mon) 22時頃
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あー…どっこいしょっと。
[今日も今日とて老人は腰が重い。 しかしながら、老人にも冬入りの前にやるべきことがあった。 奢ると約束した少年と自分の分、2人分の代金を卓へ置いて店を出る。]
ごちそうさま。 冬を乗り切れたら、また来ます…
[店内に手を振り、店の外へと歩き出した。]
(38) 2013/11/25(Mon) 22時頃
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また一緒にメシ食おうなー! いってきまーす。
[行っておいで>>24と見送るバーナバスに、ぶんぶん手を振って店を後にする]
ううっ。さぶい。
[ぶるり、と身体を震わせウォーレンの後についていく。 身体を動かすのがすこぶるだるかった。 普段ならウォーレンと子供らしく雑談に興じるところだったが、今はその元気がない。 ふと自分の手を見ると]
―――ひっ。
(39) 2013/11/25(Mon) 22時頃
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その手はびっしりと鱗で覆われていた。
(40) 2013/11/25(Mon) 22時頃
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……あ。あ。
[息が詰まった。苦しい。 もうそこまで魔力が消耗しているのだ。 人間の形を保てなくなるほどに]
……っ。
[ウォーレンに気付かれないように、そっと両手のポケットの中に入れる]
なあ、ウォーレン。お願いがあるんだけど。 工房に着いたら手袋を貸してくれないか。
[いつも通りを装ったつもりだったが、声が震えていた]
(41) 2013/11/25(Mon) 22時頃
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[さくさくと雪を踏み鳴らし歩く。 工房まであと少しというところで、カルヴィンの小さなうめき声が聞こえた。 振り向くと、カルヴィンは手をポケットに突っ込んで。]
――手袋な。かまわんよ。
[そう言って工房への足を速める。 ちらりと見えた鱗には、あえて触れずに。
ドナルドが、己の――火龍の鱗のブーツを渡したがった理由が、何となく分かった。]
(42) 2013/11/25(Mon) 22時半頃
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[工房ではソフィアとカルヴィンと何を話しただろう。 カルヴィンも炉の火が煌々と燃える、暖かな工房では多少元気を取り戻したかもしれない。
ソフィアから茶葉を受け取る。 今度は正しく、一冬分――より少し多いのは、おまけだっただろうか。
ほかに誰か尋ねてきたならば、その者とも世間話をしながら、旅支度をする。 とはいえ、昨日のうちにカバンに必要なものはつめていたし、たいしたことではない。 ブーツを履いて、外套を羽織る。
用意ができたなら、教会に立ち寄り、ドロシーに挨拶してから村を発つだろう。]
(43) 2013/11/25(Mon) 22時半頃
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[そうやって、互いに核心に触れぬまま、沈黙が祈りの家の一室を覆う。飲む気になれない紅茶のカップに口を付け、直ぐにソーサーの上に戻した。
不意にエリサが口を開く。 問われた事に、ひと言で答えるのは難しい。なにせ、自問自答を繰り返して、決着を着けるのに百年以上掛かった。チャールズの、人ならざる命の在り方。少し悩んで、カップの淵を親指でなぞる。]
……祖国を、護りたかった。否、護らねばならなかった、のです。 少なくとも──きっかけは、そうでした。
[豊穣と戦いの女神を信仰した、龍の護りし聖なる国。 かつて大陸を交易と戦火で支配したその国の名を、知っている者は殆ど居ない。 下ろしていた視線を、祭壇の方へ向ける。ステンドグラスの正面、本来ならば神の偶像が在るべき場所には、今は何も据えられていない。
この世に全き物など存在しないのだ。人も物も国も獣も妖精も龍も、神ですら──いずれは衰え、滅びる。 護りたかった祖国は疾うに、地図の上から永遠に消えてしまった。そうして、悠久の刻だけが、チャールズの手に遺された。]
(+20) 2013/11/25(Mon) 23時頃
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―教会への道程―
[バーナバスはかつて、東の果ての国で出会った男に、友情の証として髪の毛を一房いただいたことがある。バーナバスはお返しに、龍の血を一杯贈った。空が続く故郷の冬は、龍にとって悩ましき問題だったからだ。 男の髪を編みこんだ外套を作り、若き日のバーナバスは…バルナは冬でも活動できるようになった。 その外套のお陰で、群れからはぐれた有翼族の子を救えたこともあった。 そんな外套も、幾年もの時代のなかで劣化し、繕い直された今では腹巻き程度にしかなっていない。]
うぅっ…流石に寒いのぅ…
[カルヴィンは大丈夫だろうか。 しかし、この村には『紅蓮の龍の加護』がある。 同族だから助けるだろう―――などと希望的観測はしないまでも、 あの男なら、見捨てることはしないだろう、と老龍は考えていた。]
(44) 2013/11/25(Mon) 23時頃
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『――手袋な。かまわんよ』>>42
[ウォーレンの返事にひとまず安心する。 工房へ向かう足が速くなったのは気のせいだろうか。 やがて工房が見えてくると]
おー。ソフィア昨日ぶり!
[工房の玄関に突っ立っているソフィア>>21に、軽く手を振ろうとして――自分の今の手の状態を思い出しぐっと堪える]
なにボーっとしてるんだよー。って、あー!!
[ソフィアの背後に見えたのは。二組のブーツ。一組には鮮やかな赤い宝石が、もう一組には煌めく黄色い石が丁寧にあしらわれている]
(45) 2013/11/25(Mon) 23時頃
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すごいすごい!履いても良い?
[ウォーレンの返事を聞かずに、工房に上がり込んでブーツを履き始める。子供なのだから、我慢できないのは仕方ないのだ]
じゃーーーーん。
[どや、とばかりにソフィアとウォーレンに見せつける。 足がポカポカと温かい。これならあと少しは]
――保つかな。
[心の中の呟きが漏れて、はっと口を噤む。 ウォーレンから手袋を差し出されれば、]
ありがとう。
[2人に見えないようにササッと手袋をはめると、ようやく生きた心地がした。 緑色の鱗に覆われたそれは、子供には不釣り合いなものだったから]
(46) 2013/11/25(Mon) 23時頃
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―教会―
[はたして神父は居ただろうか。 既に冬支度をすませ教会を離れていたかもしれない。 何の因果か教会で会ったとすれば、『いつ来ても姿の変わらない』二人なら、お互い何かを察して会話をすることだろう。]
ああ…花を持ってくるのを忘れてしまったな…
[手ぶらの手を見て、今更気付いたかのように呟いた。 神父が見ていれば、いつかも同じことをしていたと笑うだろうか。]
まあ、いつも挨拶に花なんか持っていかんかったしのぅ…
[自嘲気味に優しい笑顔を作りながら、教会の裏手へと回り込む。 裏手の墓地に先客がいたのなら、会釈をして目的の墓石の前へ。]
(47) 2013/11/25(Mon) 23時半頃
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女神に剣を捧げ、騎士となるべく龍と契約を結びました…身に余る力と命を手にいれて、戦い続ける事に意味が有ると盲信して。 …けれど、護りたかったものは、全て砂粒みたいに零れ落ちていった。この手をすり抜けて、何もかも。
[どれほど傷を負っても、痛みを受けても。寧ろ、そうある事が正しいのだと信じていた。護る為に、自分の命を切り落としたかった。
半身と共に、戦って、死ぬ。
心臓を捧げたその契約は、若き日のチャールズにとって共に生きる為ではなく、共に死ぬ為のものだった。 たとえ護り切れていたとしても、その先に在るもの等考えもしなかった。 なんて愚かな、自分。]
(+21) 2013/11/25(Mon) 23時半頃
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──…それでも、今は。この生にも、意味はあったのだと。 生きていくという事は、全て等しく、無意味で、価値の有るものなのだと。そう思えていますから、……。
[そう思わせてくれたのは。 静かに目を伏せ、この村で過ごした二百年に近い時を思う。 忌み嫌われた事も、怖れられた事もあった。けれど、折り合いを付け、和解し、受け入れられ。今も、自分は此処に在る。
生きていてもいいのだ、そう思わせてくれたのは、何時だってこの村で共に生きていく者達の温かさだった。 そしてそれは無論、目の前に居るエリサもそうであって。
だからこそ彼は、今この瞬間も、愛おしむ様に彼女を見詰めているのだった。]
(+22) 2013/11/25(Mon) 23時半頃
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………、そう。
[>>+20 もはやお伽噺の国のように、埃被った歴史を語られれば。 じっと、冷えたダージリンを見つめる。 透き通った褐色の湖が、自分を映している。 こんなにも皺だらけだっただろうか。 彼は、皺を増やす事もなく、同じ姿をし続けて。 ずっと。ずっと。その国を。記憶する為に生きているのだろうか。 もはや――…歴史上からも消えかけているその国を。]
(+23) 2013/11/25(Mon) 23時半頃
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―教会裏の墓地― >>33 …うん、そーだな。
[応援するように背中を叩いてくれたクシャミに、少々顔を紅くして頷く。 彼がついてきていたことは承知していたが、今の話をすべて聞かれていたかと思うと、急に照れくさくなる。 はぐらかすように、話題を変えた。]
つきあってくれてありがと! そろそろいかねーと。 クシャミにいちゃんはどこまで?
[荷物を持ってくれるのはありがたいが、小屋まで付き合わせるわけにはいかないだろう。 甘えるのは、彼の目的地までだ。]
(48) 2013/11/25(Mon) 23時半頃
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……チャールズ。
[発した声は、褐色の湖を小さく動かした。 許されるならば、隣の人の手を握りたかった。 けれども、……枯れ木のような手では。 なので、代わりに。呼びかける。]
私……死にたくないわ。
[愛おしむように見つめられる視線。 あと少し若くて美しければ、この胸が高鳴っただろうか。 けれども、今は……恥ずかしかった。 痩せ衰えた頬、枝毛だらけの羊毛、骨ばった鎖骨…… 再び咳き込む…フリをして口元を隠した。]
(+24) 2013/11/25(Mon) 23時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/25(Mon) 23時半頃
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―回想・工房>>28 ジリヤ―
[こちらが爺さんに頼みごとをする前だっただろう。 彼女に火種の話を持ち出されれば、あぁ、とすぐに合点が行く。]
あぁ、そうだったな…
[呟くと、指先に炎を灯すのだった。 その火種をドリュアスに差し出せば、くいっと首をかしげるようにして口角を上げる。]
はいよ。 後は、任せて良いんだろう?
[火種を提供するのは全く区ではないのだが、その扱いとなれば、どちらかと言うと破壊専門の男の得意とするところではない…早々に押し付けるが勝ちだろう。 ドリュアスの方も、それを知ってか知らずか手早く処置をしてくれるのだった。
…いつ見ても、見事だ。 あんな精緻な魔法は男には扱えない。]
(49) 2013/11/26(Tue) 00時頃
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―回想・工房>>10 ウォーレン―
[要件が終われば、工房を後にしようとする。 段々と勢いの増す雪を見れば、速いところ眠る準備も整えた方が良いだろうと思った。 それと…眠る前に、会っておきたい相手がいたから。
長い時をくり返しくり返し生きてきた男にとって、一年の眠りなどはそう大きな意味をなすものではないのだが、今年辺りは、もしかするともしかするかもしれない。 そう、漠然と思う。]
じゃぁな、爺さん。 恩に着る。
[ブーツの件を快く引き受けてくれた相手にそう挨拶をすると、工房を辞そうとして…ピエールの店に行くことを聞けば、軽く頷きのみを返したことだろう。]
(50) 2013/11/26(Tue) 00時頃
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…そういえば、あの神父はここの教会の神父だったのか。
[つい昨日(>>3:48)レストランで会った神父と教会が、老人の脳内で符合する。 違う場所で見たから思い出せなかったものの、教会にいればなるほど確かに何度か顔を合わせたことがあるような気がした。]
[墓石に刻まれた名は、最早文字が潰れて読めないほどにボロボロだった。 思えば、これを教会の隅に置かせてもらったことがこの教会に足を踏み入れたキッカケだったかもしれない。]
(51) 2013/11/26(Tue) 00時頃
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キャロライナ・ディズディモーナ、ここに眠る…
[文字の体をなしていない、石の表面のでこぼこが本来何を意味していたかを、この老人は知っている。 何故か。何故なら。]
まったく、アレから何年経ったんだろうねぇ… もう数えとらんよ。
[200年近く前のこと、それまで誰の手も触れられなかった彼女の墓が、突然野犬に荒らされるようになった。 それは隠蔽の魔術をかけていた老龍の、衰えの顕現の一つ。 慌てた老人は村の教会へ棺と墓石を納め、墓場の隅を間借りしたのだった。]
(52) 2013/11/26(Tue) 00時頃
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……っ、………エリ、サ、…。
[黙って昔話を聞いていた彼女に、名前を呼ばれ。ぽつん、と、呟かれた言葉に、反射的に息を飲む。 痛ましい程に痩せた彼女の細い手を、握る事が出来たならどんなに良かったか。 たったそれだけの事すらしてやれず、それでも代わりの様に彼女の名前を呼んだ。息が詰まって、途切れそうになる。
死にたくない、そう言った彼女に何もしてあげる事が出来ない。 病を治す事も、代わってやる事も。
テーブルの下で強く拳を握った。爪が皮膚に食い込んで、鈍い痛みを訴える。いっそこの血に、他の龍族の様に他者の命を永らえる魔法が備わっていれば。──いれば、何だ。この呪いの様な生に、彼女を付き合わせるというのか。
ぐるぐると巡りそうになる思考を振り払う。 何を言ったところで、実際に病で苦しんでいる彼女の、何の慰めにもならないだろう。]
──…私は、君に。幸せで居て、欲しかった。どんな時でも、たとえ──終りが来ると、しても。
[絞り出すような声の、小さな呟きは、果たして届いてしまっただろうか。]
(+25) 2013/11/26(Tue) 00時頃
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―回想・夜・レストラン―
[ウォーレンの言葉を誘いと受け取り、ピエールの店へと顔を出す。 特別何かを食べるという事もないが、ドワーフと酒を酌み交わしたかもしれない。 勧められれば何かを食べることもしただろう。
男にとっての食事とは、完全に娯楽行為でしかなかったのだが。
そうして夜も更ければ、独り、山へと姿を消すのだった。 この冬を、眠って過ごす場所を見つけるために。 その巨大すぎる身体故、男はこもることのできる洞窟などは持たなかったのだ。]
(53) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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あ、ウォーレンさん、お邪魔してます! ……あれ? カルヴィンも一緒だったんだ。おはよー。
[待っていると、ウォーレンがカルヴィンを引き連れて帰ってきました。持ってきたお茶の葉を渡します。今度は何も言われないと良いのですが。]
……え、と…すいません、ウォーレンさんはお出かけでしょうか? 雪は、その……。
[ウォーレンが工房でいくつか荷物をまとめているようで、気付いて声をかけます。彼が寒さに強いのかは知りませんが、暖炉の感じから察するにそれほどでもないのでしょうか、しかしこの時期にお出かけとは下手すると帰る時困るのでは? と考えます。]
あの、あのあの…ウォーレンさんももしかして旅に出るのですか……?
(54) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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―朝―
[何とかその巨躯の収まりそうな場所を見つけて一晩、過ごしてみる。 その場所に満足が行くと、男は再び村へと姿を見せるのだった。
男の歩みは迷わず、昨晩過ごしたピエールの店へと向かう。 男がその気配を間違えることは、絶対になかった。 店へと入れば、彼の姿を目にする。
カルヴィンも、ウォーレンも立ち去った後、一人残っていたであろう、老龍。]
…やぁ、爺さん、久しぶりだな。
[男はどこか、懐かしむような、慈しむような、柔らかい表情を目元に浮かべる。 同じ龍である以上、己よりずっと昔から生きてきた彼は、男にとっては敬い慕う対象であったのだ。]
(55) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/11/26(Tue) 00時半頃
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なぁ、爺さん。
[穏やかな口調で話しかけつつ、老龍の向かいの椅子に腰を下ろす。 老龍が覚えていたかどうかは分からないが…男にとっては前の生、転生前にも男は彼に会っていた。 それは、一度や二度ではなく、繰り返した生の中で度々、彼に会うことはあったのだ。それはどんな状況であったか、その時どんな姿であったかはわからない。けれど。 いつも変わらず、男の方が後に生まれ、そして先に死んでゆくのだ。]
…また、先に逝きそうだよ。 この冬は超えられると思うが…万一もありうるかもしれねぇ。
[そう、ぽつりと漏らす。 肉体の死に対して恐怖や忌避はまるでない。 けれど…どうしたって何か思わずにはいられないのだった。]
もし、春になっても俺が降りてこなかったら…きっとその時だったんだと思ってくれよ。 でも…また、会いに行くからさ。
[そう、小さく笑って見せた男の言葉は、もしかしたら老龍にはたわごとに聞えてしまったりするのだろうか。 なんにせよ、自己満足ではあるのだが…]
(56) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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[老龍以外には、別れのような言葉を言うつもりは無かった。 まだその時ではないかもしれなかったし、転生というものを他の者がどう受け止めるか分からなかったからである。 死ぬのとは少し違う、しかし相手によっては湿っぽくなってしまう。 それを男は嫌った。
老龍と何らかの言葉を交わした後で、男は再び山へと帰る。 そして、真の姿へと戻ると、その曲を山間に横たえた。 ゆっくりと閉じられたその瞳は、右は紅だが左は黄金。 何度生まれ変わって姿が変わっても、鱗の色とその瞳の色だけは変わらない。
畳まれた翼、ゆるりと丸められた尾の上に、しんしんと雪が降り積もる。]
(57) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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むぅ、別にボーっとしてなんか……あ、その靴カルヴィンのだったんだ。いいなぁ。
[喜んでブーツに足を入れるカルヴィンを見て羨ましそうな声をあげます。使っている皮はなんでしょう? あまり見覚えのないものです。]
随分丈夫そうなブーツだね……。雪が染みたりしなさそうだしこの宝石も……ん?
[ブーツをつけてはしゃぐカルヴィンに近寄り、足元にしゃがんでブーツを観察します。が、ふと気づいて顔を上げ、下から彼の顔を見上げます。]
カルヴィン、顔色悪いよ? 風邪?
(58) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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[やがて、赤龍の鱗の上で一旦溶けた雪が、再び凍りつくと、巨大な赤龍は氷の中に閉じ込められた。
春が訪れ、暖かな日差しが氷を解かすまで、龍は静かに眠り続けることだろう。 誰にも妨げられることの無いままに…]
(59) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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[昼前には墓地に着いただろうか。
墓地にはピエールの店にいた老人がいただろうか。 軽く会釈をすると、一つの墓の前に佇み、その雪を払う。
行ってくるよ。
それだけで十分だった。 しばし感慨深げに墓標を眺めれば、くるりと踵を返す。]
(60) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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