224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜
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[ 言葉を切る。
言い淀むように眉間の皺を寄せれば、ため息をついて。]
オスカーは、本当に…護れなかったのか…?
[ 疑惑の種が一つ、芽吹く。]
(55) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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俺は 疑うことにしたよ。 どいつも皆、平等に。 人間だって、確信が持てねえんだからな。
[昨日信じると言った二人。護り手のオスカーの事は、まだ、少しは信じていた。 なぜなら彼が自分を護ると言って、アランの尻が凍らされたからだ。 他の者が護り手ならば自分など護りはしなかっただろう…それも、希望的観測だが。
しかし、もう一人のことは。 既に他の者と同じ。 他の、大切な者達と 同じだけ 疑わしいと思った]
(56) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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―昨夜―
[遺体を運ぶ人達。 力がない女手で、手伝えないことも悔しかった。 せめて私刑の輪に加われば良かっただろうか。 こうして手を汚さないまま、人が殺せるのだ。 女という化物は、恐ろしい。 けれど今はそれ以上に雪鬼が恐ろしいのだ……
一度眠ろう。そうしてもう一度、向かい合う。 現実と。]
(57) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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[誰かが、アランを。 小さい頃はいろいろあったけれど、歳を重ねるうちに責任感を強めた、離れている間にもたくましくなった、いい子だったのに。
誰かがやった。 やった雪鬼は、まだ、この建物の中に潜んでいる。]
……誰が……
[見下ろした自分の手は、情けないほど弱々しく見えた。 そこに重なった若い手を思い出す。
ああ、そうだ。 昨夜差し伸べてくれたのは、支えてくれたのは、アランと同じく久しぶりに帰ってきてくれたシメオンだった。 彼もまた、成長していた。]
……だめ、よねえ……あんな子が、支えてくれてるのに……あたしが、こんなんじゃ……
[逝くには、順番というものがある。 アランのような子を、増やしてはいけない。]
(58) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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[そこにシメオンの声がして、はっとする。 オスカーが、守れなかった、など。]
それ、……オスカーくんが、言ってたの?
[まるで、守り手のような。 けれど続きは疑惑の気配をまとって、]
……どういう、意味……?
[なんとなく感じる真意を、わかりたくない思いで聞き返す。]
(59) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/30(Sat) 00時頃
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─疑惑の答え・ヴェスパタインとリー─
分かってる。…ごめんなさい、せんせいを一瞬でも疑ったわ。ほんとに、ごめんなさい。
[リー>>44とヴェスパタイン>>53の否定に首肯して、ヴェスパタインに深々と頭を下げる。続く質問には眉根を寄せて。]
どいつも何も。せんせい達が外で…アランさんの名前を叫んだときに、彼が自分で言ったんですよ。 『僕が護らなかったから』って。
[アランのケツが凍る前から、それを知っていた者がいるのかは分からない。小さく首を振って、服の裾を握り締めた。]*
(60) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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―翌日、酒場―
[きし、と階段を軋ませ降りていく。 吹雪は相変わらずひどい。聞いた伝承通りの、止まない雪と、終わらない悲劇。もう雪鬼の存在を疑う人などいないだろう。]
ようやく始まった気がする。 でもそれは、遅すぎた。
[アランが死んだ今、知る力があるものは――]
……本当に、アランさんだったの、かな。 ……そう。そうとしか考えられない。
[もしそうなら。]
ごめんなさい―――。
[自分の言葉で彼が勘違いしたのだとしても、それがアランが名乗りを上げる理由になったのなら。私のせいだ……。]
(61) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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[ドロテアの言葉>>59に視線を向ける。 昨晩触れた手はどこか冷えていたようにも思えた。 まるで、死人のように。
だが、彼女はまだ言葉を発している。生きている。 その事実に眉を寄せては感情に耐え、今ある現実に向き合うよう口を開く。]
…昨日、ヨアヒムさんのケツを焼いた時、扉の前で見張りをしてたんだ。 雪鬼が一人だなんて確証はないし、もし、万が一共犯だとしたらって。
その時に聞こえた。…確かにオスカーはそう言ってた。
[言葉が止まる。言い淀む。続きの言葉は決まっているのに、押し殺した声は苦悶を孕む。]
なぁ……なら、どうしてアラン兄は死んだんだろう。
(62) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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[ 考えろ。
まだ、ただの推測の段階だ。 振り切るように胸に渦巻く感情を抑える。
そうして周囲に視線を向ければ、リーの姿>>52 彼が語るとある書記に食い入るように耳を傾けていれば、どこか様子がおかしく思えて。
続く彼の言葉には悲痛な思いで唇を引き結び、開ける。]
(63) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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………なら、リー。 その話が本当にしたってどういう風に見分けるんだ。
雪鬼の存在は信じたくはなかったけど、本物だろう。 …それで、アラン兄のケツを凍らせたってことは…アラン兄も本物の能力者だったんだと思ってる。
そうなると、アラン兄のお墨付きのお前が一番、雪鬼から遠い。 どうやって見分けるつもり?
[一人の知恵は小さくとも束になれば強いだろう。 彼の全員を疑う姿勢を否定せず、思考開示を促す。 その間も時折ドロテアに答えを求めるよう方へと視線を向けて。]
(64) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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— 回想・昨晩 —
[オスカーの言葉は、ケイトの耳にも届いていたようで。>>60]
…そうっか。じゃあ、言っておくか、な。 あいつは…俺に、俺の事護るって言ってた。 投票より、前の事だ。 他にそれを知ってた奴がいるかは…わかんねぇ。
……この様子だと、あいつの言葉、他の奴にも伝わっちまうかな…
[次に狙われるとしたら、彼だろうと、そう思った*]
(65) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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["守れなかった"という言葉が火種になるように 人々が守り手について話している。
主のいない厨房で珈琲を淹れて、 二つのマグカップに注いだ。 そうして向かう先は、オスカーのもと。]
……話、断片的には、聞いてたけど。
[そっとオスカーの前に、湯気のたつカップを置き 自分は正面に腰を下ろす。]
あなたが、守り手だったの、なら どうして――それを、
[ケイトと呼ばれていた少女の詰る声を思い出し]
皆に聞こえるように言ってしまったの……。
(66) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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[シメオン>>62が語るのは、悪い想像を煽る推測だ。]
オスカーくんが、……アランくんを、守らなかった、って……。
[対抗する能力がどれほど重要か、なんて理屈は、 自分がこの歳だから考えてしまうものなのだろうか。 それとも、と響く疑惑が、冷たい。]
アラン くん、
[一昨日の頼もしさを思い出す。 失われていく苦しさに、一度言葉をつまらせて。]
(67) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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─客室・深夜→翌朝─
……もういや。こんなの…アランさん…
[部屋に戻り、着替えもせずにベッドに身体を投げ出す。 顔に腕を乗せ、そのままひとしきり泣いた。隠す必要なんて無いのに、それはもう癖のようなものだ。
そのまま浅い眠りと覚醒を繰り返した。 叔父の濁った目。 焼かれたケツと、凍ったケツ。 交互に浮かぶ幻想に何度もうなされ、浅い息をする。
結局、眠る前よりも疲れた顔でのろのろと起き出したケイトは、顔だけ洗って階下へと向かった。]
(68) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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……死にてェのか、あの馬鹿ッ。
[もういい加減噛み潰す苦虫も絶滅しそうだ。]
軽率過ぎんだろ、んな正体自分からバラすような真似を……
[彼を責めても仕方ないとはわかってる。分かってはいるが……]
(69) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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……雪鬼は、……記憶を持つ、と、聞いたことがあるわ。 その人のまま、本性を……鬼に、変えるのだと。
[妹と呼びながら、お婆さんの兄は人の魂を吸い取り、 ケツを凍らせていったのだという。 何もかもが本人でありながら、魂を奪う化け物に変わる。
そんな人が、この中に、いるのだ。]
リーくん……何か、アランくんに聞いてたり、するかしら……
[唯一、自分以外に人間だろうと思える人を見やる。 彼が答えを持つなら、それに越したことはないのだけれど。]
(70) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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[シメオンの言葉に顔を上げる>>64]
……みんな、もう『護り手』については…知ってんだろ?
雪鬼は複数で潜む事が多い。 たとえ一人ぐらい知らなくっても既に共有されちまってるだろう。
そいつの事は…一旦、除外だ。 で、それ以外から雪鬼を見分ける方法。 ……確実な方法なんざねえ、が。雪鬼がどういう振る舞いをするか…どうすれば奴らに取って都合がいいか。 それは、雪鬼以外の…自分ら以外の人間が処刑される事だ。 その為にどう振る舞うか…これは、例えば、だが。出来るだけ善良で、さも雪鬼を探すかのように振る舞う。どいつにも自分だけは味方だと思わせる。…そうすれば、最後まで疑われる事はねぇ。
(71) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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…でもそれはあくまで一例だ。 実際どう振る舞うかなんざそいつらにしかわかりゃしねえ。 わざと疑われるような真似をするかもしれねえ。 …考えてったらキリねえよな。
アランがいなくなっちまった今、残る手がかりになるのは… 霊の声を聞く事が出来る者、だが。 ……そうだな。 これについて、どう扱うのがいいと思うか、皆の意見を聞きてえ。
(72) 2015/05/30(Sat) 00時頃
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[ドロテアの言葉>>70には、ゆるゆると首を振って]
…わり、小母さん。 俺はアランには…なんも聞いてねえんだ。
[そして、その前の言葉に考え込む]
……本性が……鬼、か。 鬼の本性……人の魂を食らう……
[くしゃくしゃと寝癖のついた頭をかく。思考が少しでも回る事を祈って]
(73) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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[ドロテアの言葉>>67を遮るつもりはない。 ドロテアとオスカーの関係は叔母と甥だ。 れっきとした血のつながりのある存在について、それ以上邪推を与えることは気が引けた。
ただ、ドロテアの語る雪鬼と、リーの持っている雪鬼についての知識に顔を顰めさせる。]
………それなら、成り代わることも可能ってことじゃないか。
護り手…については、大方の予想くらいは。…直接聞いたことはないけど、能力者の一人か、な。
複数……既に共有? どうやって………。
(74) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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[だが、予想以上に得られる情報に頭の許容は遅い。 浮かび上がる疑問を口にしつつも一旦はリーの言葉を遮ることなく耳を傾けただろう。]
………つまり、自分にとって都合の良いように動くのが雪鬼ってことか。 なら、積極的に誰かを疑う奴が怪しい…?
そんなの、キリが…ない……!
[リーの言う通りだ。 握りしめた拳を机に叩きつける。 歯噛みする仕草をどう思われているか気にしない。
だが、唯一の切り札となり得る力の存在>>72に目を見開かせる、が。 すぐさま伏せる。]
(75) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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[――"信じる" ――それが一番、"信じられない言葉"だ。]
[ドロテアが語る内容。>>70 余所者のヨアヒムだから殺されたこの時になって そんなことを伝えるなんてどこか残酷に感じられ 僅かに目を伏せる。]
……疑われないような、ひと、か。
[リーが語る内容を耳に留め、考える。>>71 人の会話なんて上手く思い出せやしないけれど]
……ケイトさんがオスカーを責めた、理由。 それって、雪鬼だとしたら出てこない 悔しさじゃないかって。思う。だから人間らしく感じる。
……雪鬼らしい人なんて、いないはずだから――こういった、雪鬼がしないであろう考え方を投げる人は、雪鬼でないように感じる、な……
[考えて、答えを出すなら、人となりを見なければならない。人の本性や、人の思いを汲まねばならない。]
(76) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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………護り手が、いるなら。 出てきてもらって護ってもらうのもありかもしれない。
[沈黙。 歯切れが悪そうにゆっくりと呟く。
だが、もし護り手がいなかったのなら。 また、その間に誰かが雪鬼に狙われてしまうのかもしれない、その可能性に、どっちかつかずの意見しか口にできない。]
………アラン兄。
[せめて、彼が誰を疑っているか知れたのなら。 そこから糸口が掴めるのかもしれないが。
リーはアランから何も聞いていないらしい。 頭を掻き毟る姿に、自分も視線を逸らす。
周囲の反応はどうだっただろう。]
(77) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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[霊の声など、姿など見えても、すでに相手は殺してしまっている。 見たところで、……喉まで出かかった言葉は、無理矢理に飲み下した。
出てこいと、そういう流れになるだろうか。 耳を傾け、冷えた茶を口に運んだ。]
(78) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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[ああ どいつもこいつもまるで人間だ。 まるで人間の中に雪鬼がいるのだ。上がって来る言葉を注意深く聞く。
まだ己は沈黙を守る。この中で客観的にも雪鬼から最も遠い自分の言葉は、昨日までとは重みが違う**]
(79) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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ドロテアさん、昨晩 ……ごめんなさい、って。
[あの時の様子は私刑に襲い来る雪鬼のせいで曖昧だが 崩れ落ちたドロテアの姿を思い出して>>22]
……あれは、どういう……
[ヨアヒムは人間だろう。なんとなくそんな気がしていた。 余所者だから殺された。自分本位だから殺された。 確信なんかない、ただ、その人間味を感じたから だからあっけなさを覚えていた。
けれど、謝るなら殺さなければいい。 票を投じたかどうかは知らないが――そこまで考えて、彼女の漏らした謝罪の意味が気にかかったのだ。 茶を飲むドロテアに視線を向けた>>78]
(80) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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[皆が起きるのを待っていれば酒場に次に来た人物は、幼馴染みだった。>>77 幼馴染みの事はわたしから話しを聞いていた。昨夜のシメオンとのやりとりは覚えている。シメオンは居心地が悪そうで、こちらも気まずげに視線を逸らす。]
…おはよう。…シメオン。
[素っ気ない、挨拶。俯かせた顔、落ちた影に表情は隠れるが。ひっそりと影のなかで喜びを潜ませる。 唇の端を僅かに綻ばせた。]
(81) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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[次々と集まる人々。 無意識にも。視線はゆっくりと彷徨い、亜麻色の髪を捜していて。*]
(82) 2015/05/30(Sat) 00時半頃
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ヴェスパタインは、肘をついて考え込んだまま**
2015/05/30(Sat) 00時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/30(Sat) 00時半頃
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かと言って…アラン兄の二の舞になるのは、勘弁願いたい……。
[情報を得れば得る程浮かび上がる可能性はキリがなかった。 少しだけ離れた場所に見える場所から聞こえるメルヤの言葉>>76]
ケイト…か。
[激情してオスカーを詰っていた様子を思い出す。
ヴェスパタインに尋ねられた結果、彼女が返した言葉をあの時は何気無く聞き流してしまっていたけれど、どうにも気にはなる。
注意深く観察する必要があるかもしれない。 心にとどめながら、メルヤの問いかけに視線を向ける。
彼女の質問の真意を探るように。]
(83) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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[>>80メルヤの指摘に、動きが止まる。 一呼吸、詰まったのを強引に吸って、]
……あたし、 は…… あの人の名前を、書いたの。
[そうして、間違えた。 誰が雪鬼かはわからなかった。 そんな中で彼を選んだのは、 『村人を殺す人』だと感じたから、だろう。]
でも、違った、でしょう。 アランくんは、あれの後に……
[名乗り出るべきか悩みながら、言葉を選ぶ。]
(84) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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