270 食人村忌譚
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―― 翌日 / 集会所――
巫女として残念に思います。 まさかこの村に禁忌を犯す者がいようとは。 平穏は取り戻さなければなりませんね。
[毅然と私は皆の前でそう告げた。 許せない。そう思う気持ちは本心だ。 “巫女である自分”まで下手人の候補に挙げられている。 その事実にも深い憤りを感じていたが それを顔に出すことはない。 私がまだ巫女として未熟ということなのだろう]
下手人には死をもって許しを与えましょう。
[それが巫女としての勤めであるのですから]
(53) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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―→ 炊事場 ――
ええ、弔いましょう。
[>>31江津子に頷くと 茣蓙にくるまれた愛理の首を軽々と手に取った。 巫女服が血に濡れることは厭わない]
可哀そうに。さぞや無念だったでしょう。 でも大丈夫です。 私たちはこれからひとつになるのですから。
[苦悶の表情を浮かべた愛理の死に顔。 その冷たく紫に変色した唇に、そっと口付けを落とした]
(54) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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死出の道が安らかであることを。
[巫女からの祝福を施すのであった] 炊事場に着けば、愛理の解体と調理を手伝った]
つみれ汁のご所望がありましたね。>>34 すね肉を挽きましょうか。 つみれにするには、そこの肉がいっとう良いですから。
[そう言って、肉を綺麗に骨から削ぎ落してゆく]
……羨ましい。
[ぽつり、と呟いた。私も食べられたい。この子のように]
(55) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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[四肢を落とされ、首を落とされ。 胎を裂かれ、臓物を煮込まれる。
裸体どころではなく、 自分のすべてを村人たちに曝け出し、食してもらう。 そして、ひとつになる。
この子は、幸せな子だ。私も、こんなふうに]
……あら。
[味見をするために、その血肉を少し口に含む。 首を捻った。普段はこんなことはないのだが。 不可解な顔をして、作業に戻った*]
(56) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 22時頃
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 22時頃
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[昨日の、箱に収まった甘露煮>>1:153 温かさがうすれたそれは、舌にやわらかな甘みを乗せた。かすか頬が緩んだとて、一人の縁側、見とめるものはいない。 弁当箱を返さねば、と過った翌朝は>>28使いの登場で崩れた。
やはり、これが食べるべきだったかもわからないな――
江津子の声かけに答えた鬼>>40の腕を見て、 喉を過ぎていった甘みを少なからず思い出した。 土を耕す痩せぎすの、牛蒡の手。茣蓙から枝垂れた腕とどちらが細いか。] では ……、すまないが力仕事は頼んだ 愛理も俺に地面を引きずられるは嫌だろう [>>49ほかに声が上がるなら、その声の持ち主に、>>32少しく留まった視線を思いだし、眉根を寄せ、けれど人手があるに越したことはない。なにしろ解体は力がいる。運ぶ際、枝垂れ腕の床に痕を残す懸念がある小男より適任なのは傍目にもわかる。*]
―― >>31>>32>>40>>49 ――
(57) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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― 明くる朝 ―
[新たに処方してもらった薬のおかげか、その夜は膝の疼きもなく、とてもよく眠れた。
そして翌朝。 いつもであれば、兄の声で起きるのだが、この日は扉を叩くけたたましい音に起こされた。]
ん……なに。 兄さん、何かあった……、……の……?
[問おうとして、聞かなくても聞こえてくる会話。]
愛理が? え、それで、集会場にって……?
[何事なのかと、文字通り布団から這い出し、兄のそばへ向かおうとして]
(58) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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…………わっ?!
[突然の荒げられた声>>45に驚いて、転んだ。 すぐに半身を起こしなおし、ずるずると近寄ってゆく。]
落ち着いて、兄さん。 うん、けれど朝餉の時間くらいは欲しいな僕も。 それが終わったら、兄さんと一緒に集会場へ向かうから。
[来訪者からの言葉に、兄に同意示すよう頷いて、その場はいったん帰ってもらう。 何にせよ、ひとまずは食事をして、薬を飲んでからだ。]
(59) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 22時頃
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−朝− [呼び出しを受けたのは、容の家に行くより前だった。 丁度学生服に袖を通した後のこと]
集会所?
[何故集まるのかを知らぬまま 向かった先で、愛理の話を知る。
先へと動き出す大人たちを眺めながら ススムは不思議そうな顔で首を傾げた。 愛理が殺された だから疑わしきが集められた そこまでは聞いたが、理解出来ない この人選が*]
(60) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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―朝・自宅にて―
[小さな鍋は届けられることなく、中身もそのままに、 ぽつんと台所に置かれていた。
手伝いに来てくれるらしい進へのねぎらいに、と。 蒸かしたサツマイモを調理する手も、今日はゆっくりだ。
言いようのない不安は、一晩経っても離れることはなかった。 あの音が、今も聞こえるような気がする。 微かとはいえ、身の毛がよだつような、嫌な音。
あの音が何だったのか。何が起こっていたのか。 それは、程なくして遣いの者から知らされることになる。]
(61) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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……愛理が?
[嘘、と、漏れ出た声が掠れる。 それなら、あの音は、あの扉の向こうでは――。
彼らに連れられ、集会所に向かいながらも、 私の頭の中では、あの音が木霊していた。]
(62) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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―― 炊事場 ――
[>>34手伝いを申し出はしたが己よりも適任がいる>>56 要望が通る様子に、]
巫女様の手を煩わすのは、 ……ああ、いや、 ……お願いします
[一度止めかけたが食い下がるでもなく。 その解体>>56は江津子の業も見れたろうか 肉を分け入って白々とした骨をさらすのを、 粒々とした黄色の脂肪がのぞくのを、硝子板に映すことは。
ひとまず小さいといえどもその場の 足を引っ張らないよう数歩足を引いた先、 >>42運び手でもあった鬼]
(63) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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―集会所にて―
[愛理の亡骸は、酷い有様だった。 まだ、誰かが弔った訳ではないらしいというのに。
集会所には、見知った村人の顔が在った。 何時ぶりに顔を合わせただろう。 妹の声>>53には、愛理から視線を外さぬまま、私も頷いた。]
私にも、弔わせてください。 ……綺麗にしてあげなきゃ。
[調理となれば私も手伝わない理由はない。 江津子おばさん>>31と、妹>>55の後に続いて、 私も包丁を握り、捌かれた肉をつみれにするために細かく刻む。]
(64) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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―早朝・村の外れ― [コーン、コーンと早朝の森に音が響く コーン、コーン。と根元を削られた木がメキメキと音を立ててついに倒れた頃 男の所へと翁の使者がやってきた]
お?おはよう。珍しいな。こんな所に来るなんて 集会場?良いけどなんだってまた…
愛理が、殺された…?まさか
[信じられないという風に使者へと言葉を返す]
(65) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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[この村は殺人自体は禁止されていない ただし、目的のない、無意味な殺人は許されない この村に住む者なら誰だって知っている 村を出てはいけないという禁忌と並ぶ村の中で最大と言っても良い禁じ手だ
愛理は確かに少々あれではあったが、それだからと言って殺される程かと言われればそこまでではない
なのだから愛理が殺される理由なんて無い。はずだ]
(66) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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…… あれもあんたの手塩にかけたもんかい
[野菜作りよりも、研ぎ師としての印象の強い男に、 昨日まで生きていた肉へ差し込まれる刃物を指して]
きれいなもんだが、 あんたは肉を切らなくていいのか
[などと、といかけをひとつ*]
(67) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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―集会場―
まあ、来いって言うなら行くけどさ
[憮然とした様子を見せつつも、使者に従って集会場に赴くと それが真実であると告げるモノがあって]
こりゃまた…なんだってこんな ああ。弔ってやろう。このままじゃ可哀想だ
[愛理を弔おうとしていた他の面子に頷きながらも、手伝える事があるのなら手伝った]
(68) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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[手を動かしながら、ない頭を使って考える。 下手人は、何を思ってこのような行いに出たのだろう。 ましてや、頭を切り、腹を捌き、肉を削ぐなど。
炊事場にいる顔を見回す。 江津子おばさんは、あの音の主ではない。 なら、誰があのような真似をする?出来る?
……そもそも、下手人は一人なのだろうか?]
……っ!
[思考を遮るように、指先に鋭い痛みが走る。 ぷつ、と、血の赤が指先に浮き出た。 包丁の先で切ってしまったらしい。]
(69) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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最悪……。
[こんな情けない真似をするのはいつ振りか。 血の球を舐めとって、はぁ、と息を吐く。]
ごめんなさい、手を切ってしまったので 外で、洗ってきます。
[丁度良く、刻む作業は終わっていたから 肉を丸める作業は誰かに任せて、 自分は汚れた手を洗うため、水場へと。**]
(70) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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源蔵は、調理場が十分なら食卓の用意もおこさねば――などと思いつつ*
2017/11/25(Sat) 22時半頃
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[愛理を抱き上げた時に落ちかけた頭は、咄嗟にゆりが拾い上げた。 ミナカタの力>>49を借りることになったのも、普通の遺体と違い、それが不安定だったため。 ただ重いだけじゃなくて、頭以外にも零れそうなものをなんとか茣蓙の中にかきよせて、そして、あとは女衆に任せることにした。
開かれる前から開いていた愛理の身体。 思わず見入るは、刃物の仕事。 肉を、筋を、脂を、時には骨をも断ち切る仕業に、場に相応しくない満足が満ちる]
(71) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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― その朝 ―
……? おはよう、?
[次の朝。娘を起こしたのは、日差しでも、鳥の声でも、隙間風でもなかった。声をかけられ、揺さぶられて、ぼんやりと目を開いた、傍らには、男が一人立っていた。 然程親交のあるではない、ただ褥を共にした事はいつかあった程度の、男。 男はそのまま、目を擦る娘を立たせて]
あいり? ……あいり、死んじゃったの? どうして?
あいり、殺されちゃったの? どうして?
[並べられる説明に、娘は、ただただ、疑問符を浮かべる。浮かべながら、逆らうもなく、ふらふらと男が歩くについていった]
(72) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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あいり。 死んじゃったんだ。
[呟く、表情は希薄に、やや下向いた視線は、遠くを見つめるようにあった]
(73) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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[かけられた声>>67に、は、と源蔵の顔を見下ろす。 視線の先を見抜かれたか。意識しなければ合わない視線は、気づかぬうちに観察されているような、そんな心地すらした]
おおよそこのために研いでいるんだよ 俺が、切りたいわけじゃあない
んなもん。切らなくったって程度はわかるさ
[研ぐ前と研いだ後。その差を知るに野菜くらいは切るけれど、たとえば、試し切りだとか。肉をもってするつもりはない。 米も、野菜も、刃研ぎだって、実用がなければやりはしない。この村では確実に求められている。だからやるのであって――]
(74) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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……きれいなもんだろ
[それでも、覚えた満足を口に出す。 常ならば、それは臆せず声にしていいはずのものだ。 遺体を弔う行為に必要なそれ。 痛みを感じぬ身体に、さらに傷をつけぬように確実に開いていくためのそれ。
実際に切り分けることはしなくても、それも確かに弔いの形であればいい*]
(75) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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鬼丞は、イルマの背中に視線を投げた。
2017/11/25(Sat) 22時半頃
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― 集会所 ―
? いっぱい、人、いる。 みんな、呼ばれたの? おはよう!
[そして集会所に辿り着く。と、集う面々を見て、場違いに明るく響く挨拶をした。説明はされた。男なりに噛み砕いて説明されて、ただ、娘は、理解出来てはいなかった。 愛理が死んだ、殺された、という事実以外は。――疑心と殺意を呈された事、己がそれに加わっている事、そんな、状況は]
…… あいりぃ。
[だから。 娘は、血まみれの愛理の傍らに膝を抱えて座り込み。それが運ばれていっても、その赤をじっと、ただじっと見つめていた]
(76) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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―集会所―
[巫女のお言葉>>54を受けて、小さな源蔵>>32、 丞>>40やミナカタ、みなに携われて、 愛理が炊事場へと運ばれていく 源蔵の言葉>>33に頷いて、声がふっと零れ落ちる]
その方はどんな思いで、愛理さんを召し上がるんでしょうね
[ミナカタの問うた目的>>49よりも、 少し、先を行く疑問]
源蔵さんの記録の中に、記されてはいませんか
[なんて口にしたのは、特に答えは求めもしない、 場を和ますための軽口ではあったけれど]
(77) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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私も、それをいただきたいと思います
[『食べたい』>>34とは言わないが、つみれの申し出にはそう頷いた ゆりの作るつみれ汁>>55を、後にいただくことになるのだろうか 丞の申し出に>>41にありがたく頷いたけれど、 捌いていく刃は、昨日もらったままに鋭利なままだ]
丞さんも、精をつけられて>>1:276ください
[普段なら抵抗のある言葉であっただろうから、 源蔵にかけたのと同じ、特に答えを求めもしない、 軽口の続きだったのだろう*]
(78) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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[集会場へ入れば意外な面子が揃っていた。 不本意ながら己が疑われるのは分からないでもない。 不審な行動をしたつもりはないし、そもそも殺してもいない。 だが巫女であるゆりや薬師であるミナカタがいるのは何故だろう。 彼らは村でも重要な役目を持ち、それを遂行しているではないか。
暫し考えに耽るも、愛理を弔うというのならそれを手伝うと名乗り出た。 男手は沢山あったから他の者がやるというのなら大人しく引いたが。
愛理が運ばれていくのを見送り、大人しく集会場内を見渡す。 身の潔白を証明するのならば犯人を見つけなければならないわけだが。 どうにも誰も疑う事が出来ない。
彼らとは顔馴染みであるし、疑いにくい*]
(79) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 22時半頃
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― 集会場 ―
[兄に連れられ集会場についた頃、ほかの村人たちは、どれくらい集まっていたろうか。]
やぁ……。 愛理が殺されたって聞いたんだけど……なんだろう、ひとまずは弔いが先かな。 僕に手伝えること、なにかあるかな。
[忙しなく動き回る村人たちをみて、少しだけ眉を下げる。 こういう時に、自分ができることなんて、実際のところありなどしない。 邪魔にならぬよう、すみのほうでおとなしくしていることがせいぜいだ。]
(80) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 23時頃
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[見上げた、年少じみた男の視線。 距離があるものでもなく下がった鬼の眼>>74を 受け止めるは硝子板の内側で。]
――…… 鬼にも親の顔ってやつだねえ
[「切らなくともわかる」それは世に送り出りだしたあとの、親の、子を思うが様にも伺える。 この村で“男親”で担う役割などほとんどないだろうに、相槌にそんなことを口にした。]
(81) 2017/11/25(Sat) 23時頃
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[解体には、様々な人々の力を借りただろうか やがて、腕や腿の一部をもらい、小さく切って串を通す 両手の指の間で多数の串肉を挟み込み、 囲炉裏のある宴間へと持っていこうとしていたところ 水場へ向かう容の背>>69>>70に、 邪魔をしない程度に言葉を贈る]
大丈夫ですか お気をつけてくださいね
[料理が得意な彼女が手を切るなんて、 常ならぬ心中にあることは、存分に、察しが付く 一昨日の約束を無下にしてしまったことも詫びたいが]
お気を強く持たれてくださいね
[こんな言葉を送るのが精一杯のことだった そして、自身は串肉を炙ろうと、宴間へ向かっていったのだった*]
(82) 2017/11/25(Sat) 23時頃
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