270 食人村忌譚
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 22時頃
|
( 兄さん……
………兄さん……──────)
[兄の重みを感じながら。 炎の熱に焼かれる前に、意識は途切れた。 精一杯、せめてその背に回そうとした手は、届いたか。
たったひとりに、一欠けらだけ食べられた身は、次の命を得ることができるのだろうか。 その時はまた、あにおとうととして生まれることができるだろうか。 もしかしたら、一人分には足りないから、ふたり一緒になるかもしれない。 それもまた、悪くない。
なんでもいい。 いっしょならば、なんでも……………]
(+9) 2017/12/02(Sat) 22時頃
|
|
[窮鼠、と言ったはミナカタだろうに。>>10 とはいっても、笑っただけで返さなかった答えは「どちらも」だ。 鼠は害虫だ。こと容ならば、農家としての心境も相まって、鼠に例えられるなんて御免だろうに、と。 感傷に目の前が揺らぐ。 その場にしゃがみこみ、二人に触れた。 指が血濡れ、温もりを保った赤はすぐに冷えた]
毒? あんた、 食ったのか
[どちらを、とはわからない。 咄嗟に振り向いた眼前に、銀色とはもはや言えない、既に人の血を吸った鍬が迫り、反射的に鉈を振りかざした]
(18) 2017/12/02(Sat) 22時頃
|
|
[風が吹く。 旋風が、人の形を作って 事切れた方の私の頭を撫でる。
最後に見た姿とは違う、幼い頃のもの。 そそっかしくて手が掛かる、 けれども、誰よりも優しい 自慢の妹の姿>>+2がそこにあった。]
ゆり。 私、がんばったよ。 下手人のひとりも、やっつけたんだよ……。
[けれど、守りたかった村には、 その中には、もう、 妹は生きてなどいないのだ。]
(+10) 2017/12/02(Sat) 22時半頃
|
|
……なんで、どうして。
[ただ、平和な、“いつも通り”が 欲しかっただけなのに。 どうして、こうなってしまったのだろう。
小さな妹の背に縋り付く。 ぽろぽろ、堰を切ったように 流れる涙も、空気に溶けて、消えていく。*]
(+11) 2017/12/02(Sat) 22時半頃
|
|
[立ち上がりかけた半端な体勢。 よろめいた足は血で滑り、なんとか転げるのは免れたものの、左手を床につけたがために、右手だけで持った鉈はなんとも頼りなく鍬の衝撃を殺している。 押し返そうとも力は入りきらない。鍬が引けば、なんとか立ち上がりたいが、許されるだろうか]
おい! お前、
[なんと呼べばいい。 ミナカタとは呼びたくない。 名は、なんだったか。知らぬはずはないのに咄嗟に出てこなかったのは、彼が死ぬまでミナカタだと信じていたからか]
殺したのか!
[愛理を、江津子を。 そして今、さらに二つの死が増えたことはいまだ知らず、もはやわからなくなった血臭の中、睨みつけるばかり*]
(19) 2017/12/02(Sat) 22時半頃
|
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 22時半頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 22時半頃
|
― ―
………………。
[途絶えたはずの意識が、不意に戻った。 身体が軽い。炎の熱を感じない。 なにより、もう十年以上ぶりに、杖もなしに己の足で立っていた。 いや、これは”立って”いるといって良いのだろうか。
真っ黒く焼け焦げた、兄と、己だったものが、そこにある。 まるで、大きな泥団子のようだと思った。 嗚呼そうだ、いっそ本当に、泥のようにふたり混ぜこぜになってしまえばいいのに。]
(+12) 2017/12/02(Sat) 22時半頃
|
|
兄さん。
……兄さん……。
[兄も……兄の魂も、そばにいるのだろうか。 黒い泥団子の前に佇んだまま、静かに呼び、その姿を探した。*]
(+13) 2017/12/02(Sat) 22時半頃
|
|
――>>2――
うん……
[託せば後はもう待つだけ。 それで全て終わると思っていた。 >>6 頬の傷を尋ねられたときにも視線を伏せて、少し申し訳なさそうにしていただろう。 しかし、殺しに行ったことを知れば志乃にそれを理解する余裕はなく。そうなんだと哀しそうに言うくらいにしかできない。
リツ兄が何か聞くなら志乃も聞き、どこかへ行くなら向かっただろうが、ただその日、容は現れずススムとも会うこともなく。 二人の死を知る頃には集会所を後にしてからになる*]
(20) 2017/12/02(Sat) 22時半頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 22時半頃
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 22時半頃
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 22時半頃
|
ああ、食ったさ。 かちくと人間の味のさ、確認しとかないと、な。
[食ったのかと問う丞への答えを出したのは 皆が知るミナカタではないだろうが。 知ったことではない。 単純に、不要になった“ミナカタ”を棄てただけ]
何抵抗してんだよ。
一思いに頭かち割ってやれたのに。
[狙いを外したつもりはなかった。 肩の傷が痛まなければ。 口にした毒が集中力を欠けなければ。 進の血糊が手を滑らせたか。 考えるのは後回しだ。
動けるうちに、1匹でも多く、殺さなければ]
(21) 2017/12/02(Sat) 23時頃
|
|
それとも、死ぬなら自分の研いだ刃で 裂かれたいか?
[それを寄越すなら、首刈ってやるぞ、 べったりと血化粧を纏った唇を弧に歪め。 本来ならそのまま押し通すことも出来た足元は 血で滑り、押し返す力を許してしまう>>19]
俺はミナカタだよ。 あんたらが、知らないだけだ。
[お前と呼ばれても、唇の形は変わらない。 殺したのかと言われても]
(22) 2017/12/02(Sat) 23時頃
|
|
知ってどうする? いえるのは、あんたは俺にころされる。
それだけ知っておけば。
[いい、と鍬の柄を両手に握りしめて。 距離を縮める危険性よりも、 逃亡の阻止を選ぶ。
ぐ、と踏み込んで的の大きい胸や腹を 殴ろうと振り下ろす*]
(23) 2017/12/02(Sat) 23時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 23時頃
|
[鍬を押し返し立ち上がる。 後ろに一歩、二歩。後ずされば踵が何かに触れた。どちらかは確認できないが踏みつけるなんてことはしたくない。そして、部屋の出入り口はミナカタの向こう。―――鼠なんかに例えられてたまるか。左手を腹のあたりで拭き鉈を持ち直す]
それなら、 俺にもあんたを殺す理由は出来た
[覚悟はついてくると信じよう。 ミナカタだ、と彼は言う。 知らないだけ、とも言う。 彼女たちを殺した理由を、きっと言う気はないのだろう。 思い切り舌打ちをし、唇を噛みしめる。 もう一度鉈を握り直し、大きく前へ踏み込んだ]
(24) 2017/12/02(Sat) 23時頃
|
|
[両手で持たれた鍬は、胸のあたりを強かに打ち、息が止まる。 今度はそれを留めるでなく、同時だろうか、横殴りに首のあたりを狙うよう振りかぶった。その瞬間、血と手汗にぬめった柄が、手中をすり抜けていくのを感じた。 そのまま、壁にでも突き刺さるか、あるいは少しでも傷つけることが出来たか]
俺を殺して、 食べてくれるのかい
[鉈がなくなれば、得物はあとひとつ。 常に肌身離さず持っている、柄が掌とちょうど同じくらいの小刀だ。刃の癖も何もかもをよく知っている相棒。 それが、わが身を守ってくれるかはわからない。 懐に突っ込んだ手は絵を握り引き抜くことは出来たろうか]
(25) 2017/12/02(Sat) 23時半頃
|
|
家畜と呼ぶなよ 今まで交わしてきた言葉は、 なんなんだよ
[合間に叫ぶ言葉は、答えを求めてのものではない。 相手がただの罪人と見て殺しにかかる、なんてことは出来ない。 ただの農家には荷が重すぎる。 言葉を交わし、共に同じ飯を、肉を食らってきた村人同士なのに、躊躇わないなんてこと、あるはずがない*]
(26) 2017/12/02(Sat) 23時半頃
|
|
―集会所/弔いの場―
[言葉は次々と変遷していく 『約束』>>4:187、『約束したかった』>>4:203 『未練』>>5:9、『言って欲しかった』>>5:16]
申し訳ありません 首を絞められていると、何も言うことはできないんです
[苦笑しながら相槌をうつ 小指と、約束と、生者が紡ぐ言葉の繋がり 殺されながら、次々と受け止めていた言葉に対し、 感じたことは多々あった>>4:+6>>4:+7>>4:+8 けれど、言って欲しかった内容については、 心当たりはなかったから、 自分ではうかがい知れぬことなのだろうと見切りをつけた もっとも、求めるものがあったならば、 そう言葉を交わしてくれればと、思ったりもしたけれど もうそんな仮定をしたところ、意味はなにもないのだから]
(+14) 2017/12/02(Sat) 23時半頃
|
エツコは、ミナカタが食べるの>>4:204を見ながら、幽体の小指を何となく擦った
2017/12/02(Sat) 23時半頃
|
[リツ>>4:172と志乃>>5:14に振舞われる、 抜け殻となった2つの死体 毒を受けても、時間をかけても、 僅かになってでも仕込まれた肉>>4:180に、目を細める 毒の詳細や腑分けの経緯などは分からずとも、 ゆりの体には多くの手が加わっていたのだろうと感じる それが、ありがたくも、愛おしい
思えば、この村にきて最初に食べた>>2:18のも人肉だった 教会で禁忌とされた食人行為を犯したことで、 しばらくは、自分は地獄に落ちるのだと悶え苦しんでいたものだ
けれど、村の因習>>0:#0の中で、 もっとも早く受け入れられたのも、この弔いだった]
(+15) 2017/12/02(Sat) 23時半頃
|
|
[腕の肉を求めたリツ>>4:195は、 その心中になにを思っていたのだろうか 死の予感を抱いているだろう志乃>>5:14は、 何を思い、なお食らうのか
それは、江津子が窺い知れることではないけれど、 やり方は違えど、他者の死と向き合うという意味では、 故郷とさほど変わらないありようだと感じたからだ 死者のために時間と気持ちを費やしてでも、 弔いの作法を通じて、生きている者たちの明日へと繋ぐ
外と、何にも変わりはしない もっとも、その場で抱く胸の内は、 言葉を介さなければうかがい知れぬ、 人それぞれだとは思うけれど]
(+16) 2017/12/02(Sat) 23時半頃
|
|
そうですね そういう運命にあるのなら、 ぜひ、またお会いしましょう できれば、時間が経ってから
[リツ>>5;15にそう送ったところで、 ここにいる面々も2つに分かれた 少し、思案した末に、 ミナカタ>>5:24と丞>>5:23の方へとついていく]
風が、ふいていますね
[相討ちた2人の決着にも、 炎に飲まれた兄弟の行く末も知らぬまま ゆっくりと集会所を後にしたのだった*]
(+17) 2017/12/02(Sat) 23時半頃
|
|
―五日目 朝―
[巫女一族の死、火事 一連の騒動に解決を目指した翁はどんな気持ちで私達を集めたのだろう。 志乃は朝日を拝むことが出来た。 罪を受ける予定が長引く朝は嬉しいものでもない。ただ、昨日食事をしたせいか、身体は今しばらくは動くようだ。
騒動を端的にしか知らない志乃は家を出て、集会場へとまた赴くもののそこに誰かいただろうか*。]
(27) 2017/12/02(Sat) 23時半頃
|
|
[どうせ また生まれる。 食われもせずに 死んでも また、どうせ。
時折言葉に混じるそれ>>1:246は 思考の底に潜んだ“救い”がにじむ。 母の“救い”は、母にとってはそうであっても その系譜にはまた違った意味合いで受け取られた。
皆そろって 輪廻のくちなわの腹の中。 宿世と言われれど知らぬ他人、 だれぞのものとも知れぬ業を背負い 憐れみ持たれるが普通なら、それは腹立たしいことこの上ない。
誰がなにを言おうと今ここにいるのだ。俺が。源蔵が。 お前が可哀相がる他人なんぞ知ったことではない、と歯噛み だから一時期、とかく人にかみつく険ある振る舞いもぞした。]
[可愛げがあればまた、泣きつくこともあったろうが そんなものは母の胎の中にさえない。]
(28) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
|
[だからだ。 死んだ生まれたの記録を残し始めたのは。 確かめてやろうと思った。
「かわいそう」な人間のなりそこないが生まれる、 そのまえにたしかに、 「かわいそう」な食われそこないがいるのかどうか。
いつしか筆の残すは季節のさまざまにまで及び始めるほど、 書き起こされた墨文字のなかに それらしき答えはない。 いつしか、確かめんと思ったことも薄れ、 だれかの生きた、誰かの死んだ、繰り返されるそれだけに それいがいの生み出すものもないことに飽いて おのれのために心すりへらした女の生まれ直しを見つけられるわけでなく だからこそ、]
(29) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
|
[そう思ったことを 日頃の居振る舞いや言葉がにじませたというなら、 掬い取れたというなら それは仕方ないことだろう、けれど
宿世につづかないことを などとおもうそれが、 食うことも食われることも受け入れ ひとになりそこなったこともうけいれた諦念が、 禁忌に値することもなかろうと 滲むなら滲むまま。]
(30) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
|
[こじれ、さかのぼった思索は終着する。 石動を殺すと告げたとき あれは なにを聞こうとしたのか。 続く質問は幾通りにも想像でき、あるいは、 かけらも思い当たらなかった。だから
「嫌いじゃない」 そういわれたときに、それに続くのか、と 瞬きを一つ置き、小さくわらった]
(31) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
|
――……ずいぶん捻ねた物言いは、誰に似た?
そういうときは、もっと真っ正直な言い方があるだろ
[「俺ならそっちを言うぜ」などと、 “真正直”な言い方も“そっち”も口にせず ひねくれた物言いを好む男はその場を離れた]
―― >>4:169>>4:170 ――
(32) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/12/03(Sun) 00時頃
|
へぇ。そりやうれしいね。 殺し合うなんて。
(33) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
|
[丞がどれだけの覚悟を搔き集めているかなんて>>24 関係ない。 だが家畜が獣になったのだと、それだけは確信出来た。
殺した理由を言葉にしない唇はにぃと笑ったまま。 既に殺すために殺すとでも言うように]
(34) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
|
いいかくごだよな。
[毒自体は少量だったのだろう。 だが痺れは唇から顔にも広がり、 表情の制御は出来なくなっていた。
泣いているのか笑っているのか判別付かぬ顔。 丞の胸を突くことが出来たかわりに、 鉈が振り払われた。
俺の中では避け切れたはずだった。 だが痺れが広がった顔では気付けない。 耳がすっぱりと斬り落とされ、ぼたぼたと 首から肩まで赤く染まっていく]
(35) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
|
ああ。食べてやるよ? 食べ物は粗末にするなってさんざんならった。
とくにあんたからもらった野菜も、柿も。 旨かった。
[家畜は食べて当然と返しても、 それが彼が望む答えとは限らないだろう>>25 それでも俺の中の偽りない言葉なのだ。 ただ、そこに弔いなど因習はない。 彼の作った野菜や米と同じものだ。
あの人の、指だけは……少しだけ違った、だけ]
(36) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
|
なんだった? まぁ、愛着は、あった方かもな。
[搔き集める覚悟が足りないのか。 彼が望む“ミナカタ”なら、彼の悲痛な言葉>>26に なんと返してやるのだろう。 考えたことも無かったと、鉈を失った 男の頭を横から鍬の風呂の部分で殴りつけようとする。 足元は血溜まりから変わらぬまま。 滑れば踏ん張りも利き辛い。
一度振り払おうとすれば途中で止めるのは難しく。 懐に隠された刀に気付いても、 すぐに詰めた距離を離すには難しい*]
(37) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
鬼丞は、源蔵がこの場にいたらなんて声をかけたろう。
2017/12/03(Sun) 00時頃
|
[鉈が柱に刺さる音がした。 切り裂いた耳から飛び散った血飛沫が右目に飛び込む。 それは、驚くほど熱かった。
拭う暇もない。しきりに瞬いて、ようやく晴れた視界に飛び込んだ鍬。あ、と思った次の瞬間には膝をついていた。 殴られた頭はぐらぐらと揺れている。 それでも、横殴りだ。致命傷というわけではない]
へ、 っは、 それじゃあ殺せねぇだろ わかるだろ
もう、何人も殺してきたんだろ
[手探りで取り出した小刀に指先が傷ついた。 それは痛みを齎さず、俯いた顔に妙な笑いを張り付けたまま]
(38) 2017/12/03(Sun) 00時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る