109 Soul River
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演奏、楽しみにしてるって。 言ってた、から。 いたら戻ってくるんじゃないかって。 思うけど。
[とはいえ、推測は推測。 後でオーボエの彼に尋ねれば。 判ったりするだろうか。 そんな事を思う。
控え目に、伴奏を奏で始めた。 主旋律は、ない。 泡のような音色が宙に漂い始める。
泡は。 水の流れ次第で如何様にも変化する。 この音色も。 きっと、そうなる――**]
(27) 2013/01/10(Thu) 16時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 16時半頃
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あー。
[セシルに手伝おうか、と言われて右手で不格好に巻いていた包帯を差し出した。]
んじゃ頼む。これでも手当に仕方だとかサバイバルに必要な知識だとか習ったんだけど、この手じゃ上手く巻けねーや。
[巻かれている間は素直にして、部屋を出て行くテッドが足を止めるのを見た。 セシルも椅子に戻れば鍵盤に手を置いて。]
(28) 2013/01/10(Thu) 16時半頃
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ヘクターってさ、なんかあんななりしてんのに気がちいせぇつーか自信なさそーつうか、人を寄せつけないつーの? 俺に近寄るなオーラって訳じゃねぇけど、うっすい壁を一枚感じるんだよなぁ。
イアンも似た感じだけどさ、あっちは全身からそれ感じるけど、ヘクターはもっとそれが隠れてるって言うか?
[途中で言いたいことがかわっちまった気もするが、気にしないことにして。 楽器を叩きたい、と思うからこそ、あのスティックを持ち歩いてるのだと思うのに、ドラムを探すわけでもない。 どうしたいんだろう、と気に掛かりはする、が――。 どれだけ踏み込めばいいのか、その感覚がわからない。
土足で踏み荒らしてしまうのが目に見えている――――]
(29) 2013/01/10(Thu) 17時頃
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そうだなー。 セッションが始まれば戻ってくるとは思うが、一人ってのは静かに考えるのには最適だが、考えすぎちまったりもするしなぁ。 戻ってこない時はみんなで探して回ろうぜ。
[だから、たぶん、本当は、壁を作ってるのは俺の方だ。]
(30) 2013/01/10(Thu) 17時頃
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……?旅立った、って。なんだそりゃ。 天国に行ったとか、……そういうの? なんも、言わないで……?
[首を傾ぐ。窓の向こうの空色は、もう見えないか。]
また、っていうか。まあ。
[ダイニングを出て行ったときの事を指していたが 不機嫌そうに眼を逸らす。]
おい、……いや、それ 待てよ。
[考え込むように出入り口の辺り、こぶしを握ったまま枠に当て考え込む]
(31) 2013/01/10(Thu) 17時頃
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イアン?って、チェロ弾いてたやつ?
[まだ、すれ違っただけの相手だ。 ワケあり、というわけだ。未練が降積もる。故に]
ヘクターが な……んなの、知ってるよ。
[舌打ちしそうな表情で、交わした会話を思い出す。 居なければ良かった、とか、俺のせいだ、とか―――]
んなわけあるかっつーの!ああもう!
[流れ出したハープの音は 穏やかに空気を撫でるのに、苛々は募る一方であった。]
ちょっと行ってくる!
[楽器のこともある。改めて廊下へと向かったのであった。]
(32) 2013/01/10(Thu) 17時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 17時頃
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ああ、チェロ弾いてた奴。 なんだろうな、素っ気なさみたいなのを感じたけど。
別にみんなで仲良くしようぜとはいわねーけどさ。
[テッドの言葉に、その表情をみて。 若いなぁ、と思う。俺だってそんなに年を食ってるわけでもないし、ひょっとしたら似た年齢かも知れないが。
あの熱さは、どこかに置いてきた。]
テッドってさ、犬みてぇだよな。
[その姿が消えてから、口にする。]
(33) 2013/01/10(Thu) 18時半頃
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素直な感情表現っつーかさ。 思い立ったらすぐ行動な辺り。
それで言うと、ヘクターは群れからはぐれたライオンって感じ? [そこまで言うと、鍵盤に向く。 右手で旋律を、左手で伴奏を。 音にするのは昔に習った練習曲のトロイメライ。
二小節過ぎたところで、手が止まった。 気持ち悪さが体に出ることはなかったが、精神には非常によろしくない。
やっぱり即興の方が良さそうだな、と手を鍵盤から*離した*]
(34) 2013/01/10(Thu) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 21時半頃
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…………バーナバス……
[椅子、くってり座っている。文字、見えた。 知らぬ名前。きっと、還った人。 音、見られなかったな。と、 逢えなかった事、申し訳なさと、 音、見られなかった、残念に思う。]
………ん……うん、疲れ、ちゃった。 気遣い、ありがとう。
[文字、一度消えて。後、テッドとヒューの姿見える。 テッドの文字、頷く。 説明するわけにもいかず、 気遣いだけ、ありがたく。
ピアノ部屋、こくりと頷く。]
………会えたけど………うん…… 沢山、話すと、疲れるね。
(35) 2013/01/10(Thu) 21時半頃
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[ヒューの文字、疑問符。ゆるく笑う。 彼も、移動して、独り。 バーナバス、還った先 次は未練なく、生ききれますよう。 いつもどおり祈る。 イアンの文字もあって、なお、強く思った。]
[暫く、腰掛けたまま、無彩色、眺めた。 その無彩色、控えめな、ペールトーン、重なる。 ……セシルの音だ。お風呂、思い出す 揺れる、心地よさ。 ささくれた心、ほどける。]
(36) 2013/01/10(Thu) 21時半頃
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[怒っていた心、落ち着く。 イアンはいつから、前のこと、思い出した? チェロ、弾いていたとき、拭ってくれたり、 サンルーム窓閉めてくれた時はどうだったのだろう? 無愛想、けれど優しい行動。セシルの音、見えて思い出す。]
………八つ当たり、当惑、混乱。
[額に手、当ててた姿、思い出す。 何度も繰り返す。未練。 毎回違うのか。何か、重なるのか? ……根底に、何かあるならば、 イアン、未練、向き合わないと、きっと繰り返す。 困った。そう思う。席を立つ。
ピアノ部屋、行く前に、顔を洗い、 シーツをおき、替わりに上着袖をとうしてから、 ……ヒューの音、見えて直ぐ消えた。 首をかしげる。左足、引きずりながら 屋根裏部屋後にした]
(37) 2013/01/10(Thu) 21時半頃
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ベネットは、ヒュー、そういえばギプス、なかったと、思い出し、いまさら驚いた。
2013/01/10(Thu) 21時半頃
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サバイバル。 僕は、そういうのは全然、だけど。
[怪我の様子から生前は筆舌し難いものがあるのだろうと。 思ってはいたけれど]
これで、いけるかな。
[慣れない手付きで、 きつく巻き過ぎないよう注意しながら。 包帯を結び終えた]
ヘクター。 何か避けてるような、感じは、する。 音楽のジャンルが違うって、言ってたけど。 それだけ、なのかな。
イアンは。 ……あまり、人といるの好きじゃないのかな。 少なくとも、他に興味はないんだと思う。
(38) 2013/01/10(Thu) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 21時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 21時半頃
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[戻ってこなければ、探しに行こう。 頷いた]
はっきりした事は、判らない。 けど、此処は。 人がずっと留まる場所じゃ、ないらしい。 だから、いずれ。 旅立つ時が、来るんだろうって。
[そう呟いてから。 弦を爪弾く手は止めずに、 目だけでテッドがヘクターを探しに行くのを見送った。
ピアノの音が鳴り始めたら。 トーンを落として。 ゆっくりフェードアウトしようと思ったけど。 すぐに演奏が止まった]
(39) 2013/01/10(Thu) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 21時半頃
ベネットは、ひょこ、ひょこと歩き、ピアノ部屋覗く。
2013/01/10(Thu) 21時半頃
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[本調子ではないのだろうか。 彼の左手は、そういえばもう。 心の準備を終えたのだろうかと。 以前の言葉を思い出す。
では、自分の左手は。
一度、窓の外を見て。 ハープの拍子が、変わった。 やはりゆっくりとした曲調だけど。 それは、とある世界的なポピュラーソング。
Let It Be]
(40) 2013/01/10(Thu) 21時半頃
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セシルは、戸口にやってきた姿を認め、微笑んだ。
2013/01/10(Thu) 21時半頃
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はは、大丈夫、俺だってほんもんのサバイバルなんてした事ねーよ。 期限区切った真似事くらいだ。
[さんきゅ、と包帯をセシルが巻いてくれたのはもう少し前。]
ヘクターなぁ。 別に話しづらいって訳じゃねぇし、多分、なんかあるんだろうなぁって思うけどさ。 いなくなったくらいで心配してくれる奴がいるんだから、上手いこと吐き出しちまえば良いのにな。
[心配をするのは一人だけじゃねえけど。手をさしのべるのは一人で良い。]
――――もし、バーナバスがもうここにいないってんなら、どうやればここから出られンだろ。
(41) 2013/01/10(Thu) 21時半頃
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ったく、 なんなんだよ……っ
[ぶつぶつ言いながら、 まずは楽器を置いた玄関を目指しつつヒト探しだ。 犬だ等言われているとも知らず。]
バーナバスは旅立ったとか謂うし……
……くっそ、 演奏がどうのっつーんなら先にドラム見つけてやりゃあ……
[企みつつである。]
(42) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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[すれ違いになったベネットには、 片手でかるく挨拶をした。]
……はー、もー、
[がしがし頭をかく。 そういえばもうひとつ、ヒトが落ちるのよりは小さな、けれどただならぬ音がしたのを思い出しはしたが確かめようがない。]
(43) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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[未練をなくせば。でも俺の未練は、恐らくここでは叶わない。
戸口にベネットの姿が見えると、さっきよりは柔らかく思えて、手を挙げた。]
よう。なんか良くわかんねえけど、苛々してっときは音楽やんのが一番良いぜ。
もう機嫌が直ったんなら、いーケドさ。
[そう言ってからもう一度鍵盤に手を乗せる。 セシルの音に合わせて、低い伴奏を。]
(44) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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心配って。 案外、本人には見えなくて。 案外、他人からはよく見える。 もどかしい、ものだから。
……難しい、ね。 だから多分。
[自分は死まで、思い立ったのだろう。 傷跡がやっぱり、じんと痛んだ]
ヒューは。 還りたい?
[手を動かしながら、尋ねた]
(45) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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[戸口、覗く。セシルの笑顔。 つられて笑う。 ……また、柔らかな日差し、感じる。 長閑、田園風景、ピクチャレス、 優しそうな農夫、ゆっくりお話している。
オーボエ、持つ手、うず、と動く。 けれど、併せてはいけない。 やはり、それは残念。 けれど>>2:109 笑顔、思い出せば、 それでもいい、と思った。]
[テッド、とすれ違い、軽く手を上げる。 ヒューの文字、こくりと頷く。 けれど、今は、オーボエ吹かない。
むしろ……セシルと、ヒューの文字 じっと見つめた。還る。その文字に。]
(46) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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[男は廊下を歩き階下へと降りる。 >>23セシルが覗く頃には、既に姿はなく >>20ヒューとすれ違うこともなかったようだ]
あぁ
[彼等の音を聴くのはきっと楽しいんだろう。 同時に、それ以上の疎外感を感じるに違いない。 此処から出たい。 しかし、どこへ行けばいいのかわからない]
俺ァ逃げてばっかだな。
[未練がない訳じゃない。 尻ポケットに収まったままのスティックが語っている。 音楽は好きだ。 壊滅的にセンスが無いけれど]
(47) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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機嫌……大丈夫?
[ヒューの言葉に、目を瞬いた。 思うようにいかない事は、きっと沢山あると、思う。 こんな場所に、居続けなければならない限りは。 だから、何があったかとは。 問わなかった]
何か、話したい事、できたら。 いつでも。
[低音の伴奏が入れば、自らは主旋律へ。 柔らかい高音で転がるリズムが、少し安定する。 下がっては上がるリフレインに合わせ。 少し前後にハープの頭が揺れた]
(48) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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ベネットは、ヒューに話の続きを促した。
2013/01/10(Thu) 22時頃
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─ 病室 ─
[目覚めたのは、壁もひび割れるほどに古びた、それでも清潔な白い部屋。
窓の外に目をやれば、向かいの赤い屋根の教会に静かに降りしきる雪]
……夢ェ、見てたんかな。
[かすかなつぶやきに、酸素マスクが曇る。 小さな楽器を手に、調子が悪いのも構わずに出掛けた、聖夜の街角。 其処で酷く吐血して、ここへ運び込まれたらしい。 何日眠り続けていたのかはわからないが、生死の境を彷徨って居たのは本当なようで]
どーせなら、吹いときゃ良かったかねぇ。 ……折角、吹けそうだったのに。
(+0) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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還りたいっツーよりは、なんだろうな。 未練はあるさ。 あるけど、この腕じゃもう無理なのわかってっし。
かといって、新しい人生で又とか、そんな気にもなんねぇ。 それに、こっちの思い引き摺って新しい人生とかやだし。引き摺ってもいないなら、今考えるのもばからしいし。 色々考え続けて、無駄にネガティブになるよりは、……。
[消えてなくなるのが一番楽そうだ。]
ここでピアノでも弾いてた方が良いな。
(49) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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ベネットは、ふと、窓の外一度視線を向ける。
2013/01/10(Thu) 22時頃
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[ポップスの類いを、彼女が弾くことはなかった。 真面目で通っていた彼女は、クラシックがお好きで、一度勧めてみたCDも突き返された覚えがある。
弾いているのが伴奏だけだからか、それともポップスだからなのか、1コーラス分弾いても、まだ平気だった。]
(50) 2013/01/10(Thu) 22時頃
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―――ぉ。
[知っている曲が流れた。 鼻唄を乗せて、玄関の方面。 弾き語りもしていた故の癖だった。]
(51) 2013/01/10(Thu) 22時半頃
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―ダイニング―
[ダイニングに戻って、元居た椅子に座る。 階上から聞こえてくるのは男も知った曲。 耳で聞いて、なんとなくリズムを取って それらしいドラムを叩いて練習したのを思い出す]
ははっ……ナイス選曲。
[男はスティックを手に足でリズムを取る。 1コーラス終わった所で、テーブルをドラムセットに見立てて手首を撓らせた]
(52) 2013/01/10(Thu) 22時半頃
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[笑顔、覗いて少し安心する。 一緒に演奏できないのはやはり、少し残念だけど。 その分、見せてあげられたら良い。
後で、どんな音が見えたか。 教えてもらおう、そんな事を思う]
還ってもピアノが弾けないなら。 還りたくは、ない。 生まれ変わりが存在するのなら。 全部、忘れて。 でもやっぱり、音楽はしたい。
ここに、いる? 傷はきっと、消えないけど。
[曲がやがて、終わり。 そっと、手首を彼に見せてみた。 深い傷が抉った、跡]
(53) 2013/01/10(Thu) 22時半頃
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うん………ありがとう。
[セシルの文字、頷く。 ありがとう、二重の意味。 今の文字と、さっきの音。 続いた文字、瞬いた。嗚呼、そうか……]
………話せるんだ……相談、したことない。 なんだか、不思議……
[慣れない、初めてのことに、 空いた手、胸を押さえて。]
…………思い出、ないはず、なんだけど、なぁ……
[ヒューの文字>>46に、 うーん、とイアンの文字を思い出し、 セシル、その傍ら、床に座る。 同時に、ヒューの文字、拾いつつ。 なら、併せない方が、いい。判断した。]
(54) 2013/01/10(Thu) 22時半頃
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出来なかったことを、やりたいって思うのは当然だろ? ……ここにいたら、ずっと弾けんのかな。
[セシルの見せる手首の傷は深く抉れて]
セシルのも深い傷だな。 それってすげー傷つけるの怖くねぇ? 傷口なんてものはさ、思い出したときだけ痛むくらいで丁度良いんだよ。
見たときに、その傷を負ったときのことを思い出したり? ずっと痛いままの傷なんて、しんどいだけだ。
だから、傷跡があるだけなら、まだ良い、かな。
(55) 2013/01/10(Thu) 22時半頃
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