3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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>>437 …あ、ええ。大丈夫です。 少し、ふらついていただけですから。
[蠢く 何か は、標的を見つけられなかったらしい。 ゆっくりと どこかに 戻っていくのを感じた]
…ああ、あなた。
[>>@59そして彼女の声、居心地がいい、その言葉には目を伏せた]
ほしいの?体。 あげてもいいわよ、みんなを返してくれるなら。
(442) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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……
[>>@60 下瞼をひいて舌を出す。
こんな仕草をしたのは、何年ぶりだろうか、と。 そんな場合じゃないとわかっていながら、どうにも恥ずかしかった]
(449) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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>>@61
みんな… ――…誰も?
もし、鬼がいなくなったら、どうなるの? 鬼だけしかいなくなったら、どうなるの?
[哂う声、もう何度も聞いたから耳に残るのは残響。 問われて思い出す、胸ポケットの中のしんとした冷たい感触]
わたしの色は、きれいな……
あ……
[>>@62 あそぼ、何気ない誘いのような声には曖昧に微笑んだ]
(462) 2010/02/27(Sat) 22時頃
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ええ、あの子はもういません。 どこか、別の場所に……
[>>469 問いかけには何故かふるふると首を横に振った、 教え込まれた言葉をたがわず繰り返す、あの鳥のように]
――…あれは、それならそれでいいかと思って。 驚かせてしまって、ごめんなさい。
[ひとつ頭を下げれば、体はふらりよろめいた。 疲労の色が大分滲んで、いつにも増して青白く見えるだろうか]
(474) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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……それ は…
[>>@64 不用意なことを訊いてしまったかもしれない、と、 鈍く痛むこめかみに指をあてる。
そして続く内なる声 >>@65 にはきゅっと唇を噛みしめた。
酷くぼやけたような、先ほどの記憶。 あか と くろ に塗りつぶされて、一体何をしていたのか]
……。
[見つけたら返してあげる、 それは無邪気な子供の残酷な言葉、そんな響きに聞こえた]
(483) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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[>>487 嘘をついた呵責に少し縮こまる]
いえ、ご迷惑をおかけしたようで、申し訳ありません。 あの、私……
[なにをしたのか、それを聞くのは躊躇ってしまって。 思わず周囲を見回せば、音楽室にいたはずが変わり映えのない普通教室だったので、首をひねる]
あなたは、その…大丈夫でしたか? 随分苦しそうにしてらしと思うんですけれど…。
[>>@67 泥の中にとけこんでいく、くろ その滴がぴちゃりと何かに跳ねた]
(505) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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…っ、なにを…
[>>510 傷口を自ら開く行為に眉根を寄せたけれど、 残る、と自分が言った時のスティーブンの言葉を思い出した。]
――…大丈夫なのは、よくわかりました。 でも本当に耐えがたくなったら、ちゃんと言って下さいね。
[言葉遣いは変わらなかったけれど、 それは少し生徒達にお説教をする響きに似ていたかもしれない。]
(523) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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――…ちっとも大丈夫じゃないんですね。
見えないところなら、その。 誰にも言わなければいいかな、って思うんですけど…
[>>536 余計なことかもしれない、と、それ以上は沈黙して。 何も出来ないなら、ここにいるべきではないのだと感じながら。 ……あれも、まだ、いる]
(561) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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…首は目立って、痛々しいので。 別にどこから頂いても血に違いはないのでしょう?
[ハンカチーフを用意すれば、上着を脱いで右手の袖を捲り上げた。差し出された白い腕には、鈍い青が脈打っている。
それは甘い芳香を放っているのだろうか、わからないけれど]
(573) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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[>>575 帽子の下の眼差しに向き合えば、こくりと小さく頷いて]
……死なない程度に、お願いしますね。 ここでうっかり死んだりしたら、大変なのはあなたですから。
[本気なのか冗談なのか、真面目な顔でそう告げた]
(581) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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――…… ぁ ……
[>>586 肌に触れる滑った唇の感触に、体はさぁっと熱くなる。 ざらつく感触と荒れた息遣い、ちろちろと彷徨い這う舌先に肌は粟立った]
はやくして下さ… っ …
[柔らかな肌を食い破られれば、こぼれ落ちるため息。 でも、何故か、痛みは心地よい陶酔をもたらしてくれる。
腕を喰らう男を見下ろす瞳が、潤むほどに]
(594) 2010/02/28(Sun) 00時半頃
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>>601 [温かい命が流れ出していく、どこか懐かしいような感触。 その喪失感は安堵を生み出しすから、 飲みくだされる あか を 綺麗だと思う]
…… ん っ ……
[傷の上をねっとりと弄られればかすかな呻きがもれて。 抱き寄せられた腕の中、味わったのは小さな死。
血が零れ落ちないように、急いでハンカチを押し当てる]
……いえ、多少は満たされました か ?
[動くのも億劫な疲労感の中、上ずる声と
冷たい闇が なか でひそやかに囁くのを聞いた]
(612) 2010/02/28(Sun) 01時頃
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[>>623 届いた言葉にゆるりと目蓋を持ち上げた。]
……なに を 言って、
[恥らうでも詰るでもなく、声音はただ哀しげに。 ――…つめたい つめたい なにかが競り上がってくる。 ああ、この温かいものを、ころさなくちゃこわさなくちゃ、そう思うのだけれど。 目蓋も体もとても、重くて。]
――……ごめんなさ い
[誰に向けての謝罪だったのか。 抑えたハンカチから手だけは離さぬようにして。
意識は落ちてゆく、暗く冷たい 沼 に *沈むように* ]
(633) 2010/02/28(Sun) 01時半頃
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―用務員室―
――― サ … く ん……、 ―― サイ …ンくん… ― ……、 [うなされたような声、つめたい指先がぴくり、震えて。 身じろぎするように、闇から這い上がるように、ゆっくり、と目蓋が開く。]
……、サイモン君、 サイモン君が…、ああ…
[闇の残滓が見せた ゆめ それは夢ではないと知っている。 のまれてゆ く こえ が みみに 哂いながら みつめたの は]
…あのこ? わたし…?
[身を起こして、自分自身を抱きしめて。 その常ならざる様子にバーナバスが物音の一つでもたてれば、その意思は急速に現実に向かおうとするだろう。]
(712) 2010/02/28(Sun) 12時頃
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理事長の孫 グロリアは、紐 ジェレミー君との約束を果たせていないことを思い出す
2010/02/28(Sun) 12時半頃
理事長の孫 グロリアは、化学教師 スティーブン先生にも大分ご迷惑をおかけしたような…
2010/02/28(Sun) 12時半頃
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[もどってくる、まどろむ くろ のやみ が つめたく つめたくなる。 いらない。 ほしくない。 やめて。 さわらないで。
ああ、だから、 はや く ころさなくちゃこわさなくちゃ ]
(725) 2010/02/28(Sun) 13時頃
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――あ、ごめんなさい。 結局、倒れてしまったんですね、私。 腕、怪我なさってるのに、ここまで……。
[バーナバスに声をかけ、布団の中から這い出す。 サイモンのことを告げればここを離れるだろうか、日誌に戻るだろうか。 どちらにせよ。
その目を盗むようにして室内を出て、目の前の階段を昇る]
…… だまさ れ な い …
[残響、あのこかわたしの声。 行く手の異形らしきものは、逃げるようにして影にとけ消えてゆく]
(727) 2010/02/28(Sun) 13時頃
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―家庭科室―
――……銀色は、ここ?
[引き戸を戸棚を開いて、そこに収まる刃を眺めた。 ぎんいろ映る自分の姿、瞳は あお、ひいろ じゃない。]
今度は、失敗 しないよう に ちゃんと 準備 しない と……
わたし、上手に できな い から ……
[鞘つきのペティナイフを二本、あまり大きいと隠せない。
右手は傷ついたけれど、左手よりはきちんとものを握れるだろう。 一本は左のポケットの中、もう一本は――**]
(743) 2010/02/28(Sun) 13時頃
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理事長の孫 グロリアは、流れてくる冷気と蠢く気配に顔をあげる、隣室からの物音
2010/02/28(Sun) 15時頃
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―家庭科準備室―
――…なに?
[どれほどの間、意識は銀を見つめていたのだろう。 響く振動に隣室への扉を開けた]
……っ、――……!
[視界を狭める黒い霧をはらえば、 おぞましくも傷ましい蠢く死人の群れに、声も出ない。 >>790鳶色の少女は衝撃に腰を落としたまま、刃物はおそらく役には立たないだろう。]
メアリーさん、しっかりして…! 立ち上がって、逃げるの!
[ただれた皮膚、死しても痛みは残るのか、死人の動きはそう早くない。何かしら時間さえ稼げればと、探す、なにか、なにかないかと。]
(813) 2010/02/28(Sun) 15時半頃
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―家庭科準備室―
……確か、これをとって、 ――こうだった、わよね?
[>>821 違う場所で似た状況、教え子と同じものを手にしていたと知れば苦笑しただろうか。
消火器の使い方、なんてよく覚えていない。 安全栓を抜き、ノズルのついたホースを左手で支える。 一番近い死人を目標に定めて思いきりレバーを握った。
消火液が構えた勢いよく噴出して、衝撃にノズルがぶれる]
メアリーさん…! はやく……
[少しは足止めになっているのだろうか、わからない。 黒い霧が白い煙と混ざり合ってゆく。
そして哂 う こえ が みみの お く に ]
(825) 2010/02/28(Sun) 15時半頃
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―家庭科準備室―
………あぁ、
[ なかで蠢いた冷たい闇の鼓動に ガタン
鈍く重い音が響く。 消火器を取り落とした、むちゃくちゃにノズルが跳ね回って、 白い消化液は飛び散り、辺りを 死人を 2人を 汚す。]
……メアリーさ ん …
[>>833 声は届かなかったけれど >>835 扉が開いたのはそんな頃合だろうか]
(836) 2010/02/28(Sun) 16時頃
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[>>838 闇を払う声がした。 闇雲に白い煙を散らす消火器はもう諦めて、メアリーに肩を貸す]
…セシル君ね? メアリーさんが、立てなくて…手を…
[セシルはの躊躇う間に>>842 白衣の手が、伸ばされる。 白粉に塗れた顔で見上げて、視線でメアリーを示す]
スティーブン先生…メアリーさんを、 セシル君、この扉閉じられるもの、なにか……。
(849) 2010/02/28(Sun) 16時頃
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…もうっ!
[追いすがってくる手を払おうとして、手に椅子が触れた。 両手で掴んで投げつけて、相手が怯むということはないけれど。 少しは進路を阻むだろう。
とにかく全員が準備室から出れば、 その背で扉を押さえようとして、溢れる異形は止められるか]
(850) 2010/02/28(Sun) 16時半頃
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[>>851「退いて」の声に慌てて退けば、 その勢いでぐったりと机に手を付いた]
メアリーさん、大丈夫だった…? 怪我はない? …と、…ああ、ごめんなさいね。先生ちょっと不器用で…。
[問いかけて、どうみても消火剤の被害の方が酷いことに考え至れば、少し目を伏せる。]
――…お2人ともありがとうございました。 もう、いきなりのことで……
[ぺこりと頭を下げながら、冷め遣らぬ動悸に胸を押さえた]
(861) 2010/02/28(Sun) 16時半頃
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―家庭科室―
セシル君…!
[ふらり、何か導かれるように歩みだそうとするセシルに一歩踏み出す、それをさえぎるようにいきなり目の前に現れたのは]
え?……ミッシェルさん! よかった。無事だったのね。危ないこと、してなかった?
[驚愕よりも安堵が先に、思わず微笑み手を伸ばした]
(869) 2010/02/28(Sun) 16時半頃
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[そして>>864 訪れたヘクターの姿にずきりと痛んだこめかみ。
あの子が なか に入ってからの、音楽室での記憶。 それはほとんどないも同然だったのだけれど]
――…あ、ヘクター君、スティーブン先生も… 音楽室ではご迷惑をかけてしまったみたいで、ごめんなさい。
[思い出そうとすると、あかとくろ。 振り払えば一つ深々と頭を下げた。
ここを塞ぐという話にはまずは室内から出ようと、 ミッシェルと共にメアリーの肩に手を添えただろうか]
(876) 2010/02/28(Sun) 17時頃
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―家庭科室前・廊下―
……だれ?
だれを……? [声なき声で虚空を見つめて、囁いた]
…かれ は ど こ――…?
(885) 2010/02/28(Sun) 17時頃
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[>>887 声を掛けられればいつも通りの微笑みで]
ミッシェルさん、ごめんなさい。 わたし少しやることがあったみたい……
メアリーさんをお願いね?
[だいじょうぶ?問いかけて、そっと、メアリーから離れる。 ふわふわとした足取りで、かれ の方へと――…]
(888) 2010/02/28(Sun) 17時頃
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いいえ、なんにも……
[>>889 その声は届くだろうか、 濃密な闇の囁き声に掻き消されるか。]
それでは、少し失礼しますね…
[>>891問いかけには「すてきなことよ」そう答え、 その眼差しは夢想するように、足取りもまた夢見心地のまま]
(892) 2010/02/28(Sun) 17時半頃
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だいじょうぶよ。 みんなまたすぐに あえる わ……。
[残した言葉は不吉な響きを漂わせ。 背を向ければ、薄暗い廊下により濃く長い影がさす。
そして、
北棟へむかう、渡り廊下をゆったりと歩いてい る]
(899) 2010/02/28(Sun) 17時半頃
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――……そう。 そこに いるの ね……
[夢見る瞳は、かれ を求めて、北棟へと辿り着く。 流れる濃厚な血の匂いに、そっと右腕を抑えた]
(905) 2010/02/28(Sun) 18時頃
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