204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[ニコラには 正直マイナス感情はない 巻き込まれて恨みの対象になっているだけとは あまり 痛ませずと思う
けれど トレイルは……踏みにじった 矢で手足を撃ち抜いて あの 庇い続けた顔の ノックスが取り乱した喉の そこをナイフで何度も切りつけたい
それをノックスはただみればいい]
(256) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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[けど、あんまり長いこと拗ねられると困るなあ。 ノックスが、悲しんでしまうし。トレイルだって悲しいまんまだ。 なんとかして、仲直りを。
と、考えていたとき。 聞こえてきたのは、悲しい、音>>244]
んん……。
[僕もディーンに会いたいなあって思った。 可愛い、可哀想なディーン。 君はいま、どこに行ったのか。 それが分からない]
ね、トレイル。会えないとさびしいよ。
[だから、ノックスと仲直りして、また会えるようにしようって。 言葉の外に含めて言いながら、扉を開けた。
包帯を巻いた手には、血を綺麗に洗い流した幾つかの肉片]
(257) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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ベネットには、君たちがいる。 シメオンのことは、傷つけてばかりいた。
[>>+38いや、彼が自分と同じように存在している以上、過去形で結ばれるべきものではない。 今も傷つけている。きっと。
ラルフの問い掛けに、ディーンは一度自らの掌を見下ろす。 皮膚に染みついて取れずにいたインクの汚れは、消えていた。]
君は……君たちは、誰かに触れたり、話したりして、 色んな感情を確かめる。 ……僕にはそれが、難しかった。 君たちは、別のことで、欲を誤魔化せる。 でも、僕には、それが出来なかった。
(+40) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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もう少し、まともに 生きられたら
[ディーンの声は、そこで途切れる。 仮定の話をすることは、今を否定することに繋がりかねない。 今に後悔があるわけではない。 全てを彼に差し出したことには、後悔は微塵もないのだ。]
――……会いたい。
[言いたいことを見失い、ディーンは静かに>>244>>+39>>245声が伝わらない会話を聞く。 そもそも、言いたいことなど存在していたのだろうか。 疑問符はディーンの腹の内に静かに落ちる。]
(+41) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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[かわいそうだと囁かれて、慰められたい。 憐れみの視線で射抜かれたい。 その為にはまず、彼に気付かれる必要がある。
ディーンは、失念していた。 物語の登場人物は何も、壇上にあるものだけではない。舞台の上と客席があって初めて舞台は成立する。そこにいる者全てが登場人物なのだ。 ――そして、展開に合わせて登場人物は変化していく。]
――……。
[彼が、こちらに来ればいい。 頭の中に兆した考えに、ディーンは重い息を吐いた。**]
(+42) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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[フィリップの感情がトレイルへと向くなら ノックスを押さえるか それとも二コラに牙向けるか。 決めかねるままフィリップの背を撫であやす。]
(258) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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[あいたい フィリップの声だ そんな意味合いの言葉だと、少しして気付いた。
続いたのは、傍らのニコラの声。 会えないとさみしいのは、誰にだろう。 トレイルはここに居るのに。 不思議そうに首を傾ぐ。
開いて貰った扉。 ニコラの後ろに立つトレイルの、利き手でないほうのてにも 肉片がある]
(259) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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[扉が開く音 ドナルドに縋る手の力がこもる ちらりと 覗きみる ……ニコラの姿に バツの悪さを トレイルの姿に 憎悪の感情のせ]
(260) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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―居間―
…… ――
[首をゆるやかに、横に振る。>>255 それから、――こまったような笑みを、微かにだが浮かべて]
ドナルドは やさしいから。 むりしてると、……思った。……、
……伊達に、ずっと、一緒に居ないよ?
[囁きはやわらかく。そ、とまた背を撫でた。]
(261) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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[泣いているフィリップと、ラルフの関係は分からないけれど。 悲しんでいる様子を見て切なく思う。 食べても一緒にいられないというバーナバス>>197に、眉が寄った。 少し気分が優れない。
言いつけを守る為居間からは出ることはしないが、少し離れた。]
(262) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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[次いでドナルドの傍 フランシスを見 目を伏せる]
(263) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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―居間―
―――!
[人の気配、声がする。 咄嗟に、庇うように、半歩前に出た。]
(264) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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フィリップは、肉と新たな血の匂い ラルフへと視線落として
2014/11/23(Sun) 01時半頃
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[人が多いぶん、騒音も大きい。 ため息を押し殺した。 余計な不協和音を生まないように。
フィリップの視線がやたら鋭い。 思いは、内心に。 表には出さないほうが良さそうだ]
(265) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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[掌を見下ろした。自分でもキタナイと思った。 苦く笑い、身を起こした。]
……トレイルに、逢わないと。
[ニコラの向かった先だろうと階段を、降りた。]
(266) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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[困ったなあ。まだ拗ねてるのかな。 ラルフよりもトレイルが愛されてるって、分からせればいいのかなあ。って。 トレイルの不思議そうな顔に、ううん、と唸って。
それから、居間の雰囲気に、ちょっとまごついた]
ご飯……作りたくて。
[来たんだけど、と。 ごにょごにょ言って、視線をおたおたさせて。 >>260ちらりと合った視線。その苦い色に、ぱちんと瞬きして首をかしげた。
それから、野良猫みたいにそうっとペチカの傍に向かう。 鍋がまだあれば、蓋をフライパンの代わりに使わせてもらおうかな、なんて考えながら]
(267) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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[フィリップの手>>260の動きにピクと釣られて警戒示す。 止め処なく流れていた彼の涙をもう一度拭い、その手を下した。 背にまわす手は緩める。 互いに咄嗟に反応できる為の、配慮。]
(268) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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[フランシスの言葉>>261に困ったような吐息が漏れる。]
やさしいのはフランシスだって。 何でもお見通しだって? ――…そんなのわかってる。
[撫でる手に小さく声を返す。]
(269) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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[あまり長居しては塞がった傷が開いてしまう。
口の中を湯で洗うと、酸が取れて少しスッキリとした。 湯を被って、あるものに気が付いた。]
……だ、れ?
[腕を切り落とされた、ホレーショーだった。]
(270) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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ーーーー…………?
[料理 と言う音に じっと見る ニコルに 尻尾あれば 垂れ下がりそうな そんなニュアンス 何の肉だろう?
ただ トレイルに 眉がよる]
顔 洗ってくる
[ドナルドの拭われて 配慮で動ける状況になった フランシスが 先に見えた位置より 動いているのを認めつ するりと暖かさからすりぬけて]
(271) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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トレイルは、ニコラスの後をついて行く。流石に飛びかかられないよう警戒はしつつ。
2014/11/23(Sun) 01時半頃
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[掌から流れ出たのは己の血。 自分でも不味い、もの。]
……っ
[着られるものがあればよいと、落ちていた服を掴む。 羽織り、向かった先は貯蔵庫。]
トレイル! ニコラ!!
[返事はなかった。]
(272) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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……ン。
[フィリップが動くに応じて緩む手が落ちる。 背を撫でるフランシスが庇うように立つを見てゆると立ち上がる。 フランシスの服の裾を軽く摘むは前に出るなと言いたげに。
二コラとトレイルの動きを隻眼が追う。 警戒の色は獣の目にも灯る。**]
(273) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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ドナルドは、フィリップに話の続きを促した。
2014/11/23(Sun) 02時頃
ドナルドは、ベネットに話の続きを促した。
2014/11/23(Sun) 02時頃
ドナルドは、フィリップに話の続きを促した。
2014/11/23(Sun) 02時頃
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[あれは――、いけない。
誰の肉なのか気付いてしまったら、きっと2人は無傷では済まない……。]
フランシスとバーニィが居れば、……まだ。
でも…… もしか、して、 襲われ、た とか
[思考は最悪のケースを想定し。 湯の滴を拭いきれぬまま、ノックスは足早に階段を上った。]
(274) 2014/11/23(Sun) 02時頃
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[戸口に向かう途中 トレイルの足を踏み抜いてやりたい と 思ったが今は堪え 睨みつけるだけつけて 人の多い居間を後にする]
(275) 2014/11/23(Sun) 02時頃
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ー 一階 ー [玄関によって雪で顔を冷やした後 荷物がある場所で 久しぶりに 弓を手にとって 置きっ放しの 練習のわらの束 そこへ 試しで撃ち抜いて
ルーツをいつ迎えに行こうか考えながらも 懐かしい出来事 ここでラルフからスープもらい 弓を教えたことを思い出して 暫し涙こぼした]
(276) 2014/11/23(Sun) 02時頃
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[居間の隅に、膝を抱えて座りバーナバスの顔を見る。
寝る前のことを思い出して、牙が疼いた。 血の匂いに酔った気がする。 親指の付け根を噛み、覚え始めた衝動を逃がす。]
(277) 2014/11/23(Sun) 02時頃
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フィリップは、藁を*うちぬいている*
2014/11/23(Sun) 02時頃
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―フォッグ/居間―
[その、人の気配のする居間の扉に手をかけて。 開く。
誰が、居るのか視線を巡らせ。
荒いだ息のまま、垂れ落ちた赤滴を手の甲で拭った。]
(278) 2014/11/23(Sun) 02時頃
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[ペチカの向こう、炊事場にあった平たい鍋。 これはどうだろうと、ニコラに見せた。
鍋に肉をおいて、塩を一掴み振って あとは、火の上に置けば良いのかと、首を傾ぐ。 料理など、殆どしたことのない二人。 手間がかかる]
(279) 2014/11/23(Sun) 02時半頃
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……ト、レ
[栗色と、金色と。 一番星だから、真っ先に視界に入る。
1歩、踏み出して。手を、伸ばして。]
(280) 2014/11/23(Sun) 02時半頃
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[ペチカの傍に向かっていたニコラ。 彼の考えていた事を、トレイルは知らない。 居心地の悪そうな、音だった。
ここは、いらない人が多すぎる。
トレイルにとって、必要なのは、家族。 大事な二人 ニコラと――――
炊事場から平鍋を持ってきたトレイルは、そのまま 自分が持ってきた肉片を調理する。 何しろ利き手が酷く痛んで、まともに鍋がもてやしない。 両手で支えた平鍋の中、塩にまみれたホレーショーの欠片]
(281) 2014/11/23(Sun) 02時半頃
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[音がする。 懐かしい音。 閉じてしまった記憶の向こうの、音だ。
振り返って、その姿を確認して >>280伸びてきた手を、利き手で振り払う。 鍋は落ちなかったが、振り払った腕が鉄芯で殴られたようにぐわんぐわんと痛む。 痛みに顔を顰めた]
(282) 2014/11/23(Sun) 02時半頃
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