287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―
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[男は最後まで、その愛の証を食いきって、 たんたんと、遠くから、十字架の群れを見下ろす。
真っ黒な海が月明を反射している。 なまぐさい海風が鼻先を擽っていく。
――……戻ったら 愛の証を落とされた女は、死んでいるだろうか。 いきているだろうか。
死んでいたなら、きっと、 男はこれだけを抱えて生きていくのだろう。
いきていたなら――…… まず、どんな顔で会えばいいのかわからないが 指をなくした女が男に何をいうのかが見ものだなと思った。]
(266) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃
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[いずれにしても。 停滞していた時は、動き出してしまったのだから 男は「祈りもせず」に踵を返し、来た道をいく。 ――夜闇を。 どこまでも続く、冷たい道を。]
(267) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃
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[ナタリアのシェアハウスに帰ったのは きっと、夜も遅い頃。
誰に挨拶をすることもなくキッチンに入り込んだ男は あの日のように、苦いカフェオレを作っている。**]
(268) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃
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― 主ならぬ神 父の子ならぬ父を 祝う席にて ―
[吸血鬼などという存在には相応しからぬ祝祭の、その代行、対抗にて、行われる、世紀より永らえる者の祝いにて。 魔物なる四角、炬燵の一辺にあって、男はきっと些かぼんやりと、周囲の会話を聴くでもなく聞き、光景を見るでもなく眺めていた]
……、
[吸血鬼は、人間とは明確に異なる生命であり、だが、それが人間からなるものなれば、共通する部分も多いものである。 ――酒による酔いについては、 共通の枠に入れ得る一つと思えた]
(269) mimu175r 2018/11/11(Sun) 02時半頃
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[そう思える、実感として認識する由は、他ならず、男が酒に弱い質であるというところだ。少しも飲めないような下戸ではないが、しかし、軍医殿は云々と当時度々からかわれた程には、まあ、弱かった、
目の前の、氷の溶けゆく透明満ちたグラスを眺める、 からりと一つ音が鳴った、 蒼白にも僅か、ごく僅かにも血色を増して、 顎下へ下げたマスクを戻すも忘れたままに]
……神の子とて、神とて、 無論仏とて、 無縁という以上の縁はないだろうが。
[独りごちる、本来の祝祭を頭によぎらせて、 長く細い指で、 意味もなく、 蜜柑を積み上げていた*]
(270) mimu175r 2018/11/11(Sun) 03時半頃
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―― いつかある夜の ――
君とは、同じ食卓についても おなじものを食べても ……なお、どうしても隔たりがあると知れた。 俺は、多分、それは面白いと思ってる。きっと。 ……そういう「感情」だったと、思う。これは。
[>>250尋ねる言葉に返した裏側に、 さきほどの“気づき”がある。 食卓を挟んで、こちらとあちら。
片側には、“死んでいるも同然”の 「人形」と「吸血鬼」がある。 死んでいるも同然、ただ死んでいない。脳は動いている。 ただ生きていないだけで、死んでもいない二つが並んで 眠ってやいやしないから漫然と開いた 瞼の奥で、もう片側を眺める。 片側までの距離は、机一つ分より随分遠くなってしまった。]
(271) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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君はとても難しい。 なんでかな、俺の論理のなかに君の行動はない。
[ジェネレーションギャップ? 20世紀を超えて、異文化コミュニケーションに近しい。]
(272) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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[しばらく思索のうちに、 彼の言葉を引き込むような間がある。 ひとつひとつを咀嚼している間、 グラスの一つは空になり、その感想>>258に 「バーテンをこじらせると、 舌も馬鹿になってしまうのかな」 と己が被せた液体の意味も省みない言葉を投げもし、
>>259この部屋を訪れるまでは聞かなかった類の 彼の笑いにも、言葉にも耳を傾けながら思考を続け、 ようやく。]
君は俺を憎むという――
[と、考えた結果の、道筋の始まりを口に出した。 この幾星霜をも、覚えている限り振り返ったけどね―― と添える言葉は視線の向きも相まって 注がれた、グラスの酒精に入り込むようにもあった。]
(273) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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君は俺を憎むという。
それも、俺には“情”だ、 向けてくれるなら愛らしいと思うが…… 君の行動にそれがあるとは、少し思い難くもある。
分からないなりに返したくもあるが、 狩人たちみたいに殺そうとしないなら ――それでもあんなに身を焦がす あれらも、やっぱり可愛らしいけれど―― せめて行動だけでも返せやしない。
どうにかして 君に「ざまあみろ」と言い返せるよう 練習したほうが、よほど、 君が死ぬより前に返せそうなくらいだ。
(274) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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[とはいえ、そんな心無い罵倒など、 音にするジェレミのほうが 微笑みを零しはじめそうで期待には応えられない。
いっそハンターであってくれれば。 その脳髄にも、 心臓にも牙を突き立てれば返せるものがあったのに。 実際に、その脳であれば、触れてみもしたかったが。 古城のみんな。に含まれる彼へは、 持ちえない選択肢となった。]
(275) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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……だから、 俺の“理屈”で言えば 君の憎悪は。
[相手の>>254論法に合わせるように 詳らかにするのは、自分の行動もあわせて。]
「一番君の、生きている姿を見たい」。 「君の開いた眼目で、ちゃんと相手を捉えてほしい」
相手の望みも、スタンスもないがしろに瞼を開かせる、 利己的な「好意」で、――……愛だ。 身勝手で一方的で、省みない。反抗的な愛の類。
[すこしく笑いに緩めた口端には、やはり、 感情のなにもかもを食い物にする吸血鬼の牙がある。 その牙の奥で、やはり可愛らしいのだと、声もなく。]
(276) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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[言葉を落とすようにしたグラスのうちは だって言葉だ、その水面は揺れもしない。 ジェレミは代わりに視線を上げた。
どんな顔をしているのか見たくもあって、顔を上げ、]
(277) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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だから、ね。 君が嫌がろうと、死ぬまで。 俺はきっと君が好きだよ。
君が憎むならその分だけ。 この身の内に、それを積もらせておこう。
きっと君が死ぬとき。 鮮やかな世界にいるまま、俺を置いていくときは、、 いっそ鮮烈にこの虚ろを揺らしていってくれ。 しばらくは君のことを忘れられないように。
[きっと、眼前の彼はこの部屋に置けるようなものはなにも残さない。 であれば、己の“認識”した愛とやらを このヴェールの内側に引き込んでおくくらいしか、ないだろうから。]
(278) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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……、―― とても悲しむだろうその日を、心待ちにしている。 一番たしかに、君への情があったと知れる日だ。 君が確かに愛しかったと、 それまでより一番つよくと思える。 その時が。待ち遠しい。
―――…… 胸の痛みすら忘れてしまった頃に、 君の言葉>>256を思い出そう。 君の声を、忘れてしまわない限りは、きっと。 先の問い>>216の一つにも ようやく答えられるだろう。
(279) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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[これは、彼が部屋を出る直前、投げる言葉。 片手で前髪をかき上げ、 寄せた眉根をあらわに天を仰いだ]
――……話過ぎてしまったな、頭痛がやまない。 さらに押し付けられた酒もある……ひどい仕打ちだ。 いや 飲むさ。飲める。 ……薄酒飲んでいい気になる輩には、 二千年由来の酒の飲み方でも教えたいところだからね。
(280) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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――、見送りも荷物運びの手伝いもはできないから、 代わりに聞こう。 この部屋を出る君の背に向ける挨拶はどちらがいい?
もう起きている君と相まみえることないとして あるいは、 ……一瞬でも「未来の君」の現身たりえたものとして。
君に送るのは、 「さようなら」のほうがふさわしいかい。
[彼の道行の果てに、 この姿がないことを祈るための言葉としてなら、 格別の言葉を、選択肢として*あげて*]
(281) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
ghoti 2018/11/11(Sun) 05時頃
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[ 不揃いな指先のおんなが、其処に居た>>268。 ]
(282) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃
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─── 随分、不味いものでも 食べた顔をしているのね、"坊や"。 [ ── お出かけ最中に下手物でも食べた? ── 火傷なんて沢山しちゃって、 悪いおんなのこに引っかかった? 踏んでいるのかわからない声を続け、 あれから、数日。 泣き疲れて、眠り疲れて、更に細くなったおんなは、 キッチンへと静かに歩む。 表情は、……確かに笑顔ではあったのだけれど、 疲れている のか、 憑かれている、のか、 とにかく常とは異なる何かを纏って、ぽつ、 ]
(283) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃
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…おねーさん あれから夢を見なくなっちゃったわ。 でも、── そうしたら、どう生きたら良いか、 分からなくなっちゃった。 別の意味で 夢の中に居るみたい。不思議ね。 ……夢から覚めた気がするのに。
[ スティックシュガーをおひとつ、 不揃いな左手でつまみ上げる。 ]
(284) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃
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[ 血なんて、もう出ない。 切り離された愛の証は、綺麗に塞いでもらった。 …きっと、腕が良いのだろう。 まるではじめから無かったみたいな一本。
シンクに凭れ、 きっと出来上がっていた、カフェオレのカップの隣、 スティックシュガーを 置いて。
空いた左手がおとこへ伸ばされる。 ]
(285) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃
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おねーさんの 愛の証は、 貴方に向けられない愛の証は、 …きっと舌には合わなかったでしょう、坊や?
百年以上、ちゃんと両目で見られないで、 他の男をずぅっと見続けていたおんなの指なんて、 きっと "下手物"よね?
(286) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃
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[ 年上の吸血鬼は、 ましてや"坊や"の"母"でもあるおんなは、 おとこのくちびるに左手を添えた。
其処にあるのでしょう、と、見透かすように。 亡くした薬指で、在処をなぞるように。
あの日、あの夜、 "あなた"とうたったくちびるは、弧を描いて、 ]
(287) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃
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─── キスして欲しいなんて、言ってあげない。 貴方が泣いて請うてくるまで、 もう させてなんてあげないわ。
[ こんな言い回しでも、怒っている、とは違った。 "怒っている"という表現じゃあ しっくりこなくて、 じゃあ一体何なのだろうと言われても、わからない。
わからないから、先ず、 誰のために作られたかも分からないカフェオレを、 奪い取って持ち帰ってしまおう。
赤色をけしてしまって、 染まったシーツだって取り替えてしまった、 そう 何事も無かったかのような、おんなの部屋で。
右手で取ってしまうのは、 ……ほら、"全部"揃っているから。 ]
(288) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃
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[ 指の間にスティックシュガーを挟み、 カップを持ったおんなは、
去り際、 またね、とも、おやすみ、とも。 良い夜を、とも言わなかった。 ……あいしてる なんて、とても言えない。
夢の世界で眠り続けたおんなは、 現実に引き戻されて、未だ、きっと、 宙ぶらりんの状態だから、 ……言葉の意味もよく分からなくなって、
きっと、うまれたての"ひとでなし"だった。 ]
(289) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃
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[ 蛹と蝶は、同一足りえるか。 生者と死者は、同一足りえるか。
夢の中の生き物と、 現実に戻った生き物は、同一足りえるか。
── こうなる前と、こうなった後は、 果して、同一足りえる のか、
おんな自身は、分かっていなくとも、 きっと、このときに限っては別人だったのだと思う。 外見はこの先戻ろうとも、 調子だって、"おねーさん"に戻ろうとも、
こころのうち とか。他だって そう。
おとこが何時か聞いていた *足音だって* ]
(290) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃
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―― いつかある夜に ――
そう。
[男は片眉をあげ、 「隔たり」があると言ったジェレミを見た。 机一個分くらいの距離しかないそこに、 2000年の時間を経た吸血鬼は隔たりを見出すという。
あるいは。 頭蓋を隔てる骨は、 あらゆる時間よりも距離をもっているのかも。
男はふとそんなことを思ったけれど、 相手が別のいきものである、ということに まだ、楽しみを見出せるほど老成していないので 少し怪訝そうにジェレミを見つめ返すばかりだ。>>271]
(291) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃
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あんたの行動は、想像に難くないけどね?
[だからわからないのだと笑う。>>272 男から見てジェレミは地続きの未来だったから。 きっと、言葉にされない断絶が、 そこにあるのだろうと知りつつも]
(292) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃
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[ 「好き嫌いしてたら相手の好みも 知れないでしょう?」と 舌がすこし馬鹿になったバーテンは 一笑に付した。>>273 ようやく、零された一言に耳を傾ける。
随分と遠い昔まで遡ったという彼は>>273 男がジェレミへ向けるものを、「情」だという。>>274 けれど、「分からない」ものであると。]
ざまあみろと言ってるあんたは見てみたいけど 相当似合わないだろうな
[相手の痛みをせせら笑うだけの感情が、 鈍磨した心に芽生えるかが疑問だ。 ジョークとしていうなら、さまになるだろうが>>275]
(293) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃
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[――いっそ、自分がハンターであったなら。
ただしく、彼を憎めただろう。 ただしく、彼の遠い頭蓋に銀の弾丸を撃ち込んだだろう。 ただしく、死んだ生に生を自覚させただろう。
その鼓動が誰のためにあり、何のために続いていたのかを 自覚する瞬間も、齎せたかもしれない。
けれど男はハンターではなく ジェレミの見つめる 「城の皆」の領域の中にあるものだから それは、できないのだ。]
(294) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃
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[男はその言葉を聞いて、肩を竦める。>>276 少し動揺したような、嫌悪したような表情で]
……愛なんかじゃないよ そう、愛なんかじゃない
[言葉でグラスは揺れない。 けれどたかだか100年程度しか生きていない心は 簡単に言葉で揺れてしまう。 続く言葉に、黙って耳を傾ける。>>278>>279 男の顔は、笑ってはいない。]
[見返りもなく、見守って、好きだと思い続ける。 それが愛なのだと思う。 例えば、いましがたジェレミが見せたこれを。]
(295) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃
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