193 古参がゆるゆるRPする村
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― 一室 ―
[言い訳のような語調の変化を真顔で見つめる。>>5 きにいり、だいじ、 だいじ? 訊ねるような、確認するような単語を、ひとつ。]
大事?
はは、いけすかないかあ… ――…
[そうしてまた、表情を作った後に、沈黙。]
……
[確認をするような響きに、相手の眼窩のなぞる指に視線を置いて。 次に動かした視線の先は、動かない右手の先。そこへ左手を乗せた。さてねえ、と呟く。 呟いた後、またごろんと横になった。]
(17) 2014/09/08(Mon) 14時頃
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[思い出したら聞きたい、と言われる。 思い出したら。
―― 思い出したら。目を伏せる。
面白そう、か。 出て行った部屋の入り口に視線を一度投げた。 また伏せる。]
(25) 2014/09/08(Mon) 15時半頃
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[優しい人の話を思い出した。
自分にとっての。 こころにひびく、ひびかない。
そう、たぶん。 誰かを思えるのが優しい、ときいて。 たぶんそれが、心に響いていたのだろう。 自分にとっての真実になりえるくらいに。
グロリアの話は面白かった。 ドナルドとの話も面白かった。
人との会話は、もともと嫌いではない。 探り探られ距離を詰める。
ただ、――― ただ。 燻る何かは、邪魔をする。]
(26) 2014/09/08(Mon) 15時半頃
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[スティーブンがちらりとした話を思い出す。>>1:287
――― 回想。 それをきいたとき、まず目を丸くして、瞬いて、]
――… それは
さみしいねえ どんな気持ちかは、わからないけど 奥さんは、やっぱり大事な人だった?
[情けないような、申し訳なさそうな表情を乗せて。 そんなことを聞いていただろう。]
(27) 2014/09/08(Mon) 15時半頃
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― サナトリウムの一室 ―
[横になったまま、すまほの振動に気付く。 手を伸ばしてパーカーから取り出すと、それを見た。]
……
[ずっと見てないのもあって、長かった。 微笑ましいやり取りに笑うでもなく呆れるでもなく。 ただ真顔で見ている。]
(28) 2014/09/08(Mon) 15時半頃
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[文字を送信してみて思う。
暗闇。 俺の人生は暗闇だっただろうか。
父親、母親、 母親のふりをした女、 友人、それ以外、
標的。
――― ロミオ、
と、ひとつ。届かない名前を呼んだ。]
(30) 2014/09/08(Mon) 16時半頃
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[文字は改行はされておらず、一行一行送信されている。
頼れる誰かに頼る。その言葉に対する返事は迷う。 ただ頼るふりだけならば。問題はないけれど。 実際に、心の底から。頼りになるのは自分だけだ。
迷っている間にメアリーの発言がみえた。]
(38) 2014/09/08(Mon) 17時頃
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ヤニクは、送った言葉は、以前もいったことのあるような。
2014/09/08(Mon) 17時頃
ヤニクは、ねころがったまま、すまほの画面をただただ真顔で見ている。
2014/09/08(Mon) 17時頃
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[自分が絶望したかどうかは解らない。
ただ、大事なものを奪うのは楽しい。 標的を絶望に陥れてから殺す。 奪って、奪って、奪いつくして。
何もなくなった後の表情が、 たまらなく好きだった。
けれど。 けれど絶望をしなかった人間を知っている。
何を思っていたのか。 永遠に、解らなくなった疑問。
メアリーからの返事がめにとまると、ふ、と笑った。 笑うと同時にまた、何かを思い出しそうで。]
(46) 2014/09/08(Mon) 17時頃
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……
[それはたぶん、俺が、 いちばん、誰かから、奪いたかったものだ。
そうか。 ―― …そうか。
そうだろうな。 奪われても、また、それを見出せるのが。 絶望に勝てるような人間、なのだろう。]
(54) 2014/09/08(Mon) 17時半頃
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[ただただ静かに。
は。
息を吐いて、天井を見た。 空は見えない。]
――― … 負けた。
[小さく呟いた言葉には、何の感情も乗っていなかった。]
(55) 2014/09/08(Mon) 17時半頃
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― サナトリウムの一室 ―
[広がる敗北感はじわり、じわりと。 でもけれど、負けた相手は一人だけだったろうか?
天井を見ていた視線を窓へと移す。 鳥の姿が見えた。]
…
All the birds of the air fell a-sighing and a-sobbing, when they heard the bell toll for poor Cock Robin.
[静かに歌う最期の歌。可哀想な駒鳥の。 鐘の音の代わりに銃声を。
―― 遠く遠く、聞きながら。もう一度*目を伏せた*]
(57) 2014/09/08(Mon) 18時頃
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― サナトリウムの一室 ―
[夢うつつで見た文字。
消えない。 きえない、色。
ぼんやりとした意識のまま、言葉をなす。]
(73) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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――… きえない
[奥に燻るもの。 深い深い、夜の色をした、藍。]
(74) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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[唐突に落とされる質問は、 彼女なら知っていると思って、 彼女しか知らないのではと思って、
誰だろう、誰なんだ。 あとすこし、
文字を見る視線は少し険しい。]
(77) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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[メアリーからの返事がある。
表情に表れたのは、 落胆と、わずかな、ほんのわずかな、安堵。]
――…
[小さく息を吐く。]
(80) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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[話せばまた、思い出せるのか。
―― 会いたくないの文字に、くすりと小さく笑う。 ああでもそれは、こちらもかもしれない。
会いたくはないな。 会いたくない。
会いたいのは、]
(83) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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ヤニクは、どこへの肯定か解らない一言を落とし、もう一度息を吐いた。
2014/09/08(Mon) 22時頃
ヤニクは、メアリーに何か言われている気がしてならない。まあいいか。
2014/09/08(Mon) 22時半頃
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― サナトリウムの一室 ―
[ぼんやりと眺めるのは窓の外。 あの高い空に、手を伸ばしたくなる。
空に手など届くはずはないのに。 そう、届かない。 届かない、届かない、届かなくて。
届かないから、奪いたかった。 唯一の、ほしいもの。]
(165) 2014/09/09(Tue) 01時頃
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[見えた文章。 しらないやつと、ドナルドのものか。
いろ、きえないいろ。
だれが、なんて。 そんなのは。]
(166) 2014/09/09(Tue) 01時頃
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―― I killed Cock Robin…
[呟くと同時に、呟いた。]
ロビン。 ―― そうだ、 ロビンだ…。
(168) 2014/09/09(Tue) 01時半頃
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[駒鳥の殺人鬼。 通称Robin。
だけど、 だけれど、 ――― どこで、 会った?
メアリーとも。 どこで、どこで――? 夢の、中?]
(169) 2014/09/09(Tue) 01時半頃
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――― ここは、どこだ。
[改めて思う。ここは、どこだ? どうして俺はこんな所にいる。 手の甲で目元を隠すように抑えた。
…
少しして、起き上がる。 すまをほ見ると文字が増えていた。]
良い空か…
(172) 2014/09/09(Tue) 01時半頃
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[文字でのやりとり。 無意識に触れたのは頬だ。
脳裏に浮かんだのは、泣き顔のメアリー。
わからない、解らない。 しらない?
知っているかもしれない。
どんな気持ち。募る焦燥感。 ここはどこだ。]
(180) 2014/09/09(Tue) 02時半頃
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[そう、書いてみて。
――― どうしてここに。
至近距離、耳元で囁いた記憶。 あれは誰だ?あれが、ロビンか。 俺が殺した、駒鳥か。
――― して ――― た。
声が、蘇りそうな。]
(181) 2014/09/09(Tue) 02時半頃
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ヤニクは、ドナルドの出て行った入口にもう一度視線を送るが、またすまほにもどし。
2014/09/09(Tue) 03時頃
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[わからない。 返ってくる言葉。
焦燥感。
誰も知らないのか。 俺も知らない。
こういう時に、’知る’事が出来れば。 できれば、いいのに。]
(186) 2014/09/09(Tue) 03時頃
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[帰れるのか。
―― いや なおったら、待つのはきっと死刑台で。 帰る場所なんてどこにもなくて。
―― いや? もっと、もっと、違う場所な気がする。 俺がかえる場所。
赤い、赤い、赤くて、 あかく、
誰もいない場所。]
(187) 2014/09/09(Tue) 03時頃
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[文字を読む。 俺の知っている場所にそんな場所はない。 外国の話か、それとも、別の場所の話なのか。
どの国で生まれても結局、行きつく先は同じで。 だとしたらここはもしかして、中間のような。
―― いや、 いや。 中間なはずはない。]
(188) 2014/09/09(Tue) 03時半頃
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― サナトリウムの一室 ―
[ベッドの上で、そこまで文字を打つと顔を顰める。 いきている。いきているのか。
ほんとうに?
―― ここは病院で、治療が終われば帰れて。 帰れるから。
でも、いない。 いないんだ。
駒鳥はもういない。俺が殺したから。 メアリーが何かを言っている映像が浮かぶ。 浮かんだ表情は、静かな、静かな、笑みだ。
焼付くように、喉が、手が、頬が、胸が、 *痛い*]
(192) 2014/09/09(Tue) 04時頃
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[増えた書き込み。]
――… 、 …
…
[何かを言いかけ、何も音にならぬまま、 結局は口を結ぶ。
ゆっくりゆっくり、二行だけの短い文を打つと。 また、また何かを言いかけて、 呼ぶ名前に思い当らなくて、 ひどく、―― ひどく辛いような顔をして。 きつく目を閉じた後、]
ばかだなあ…
[もれたのは、その一言。耳の裏に、歌以外の言葉が*蘇る*]
(203) 2014/09/09(Tue) 11時半頃
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[文字というものは怖い。 思考の整理、 自分の感情、 どんどんと、言葉になってゆく気がして。
表情は変わらぬまま、 ゆっくり、ゆっくり、一行ずつ。
けれど、そこで文は止まる。 待てども続きはないだろう。
ただ、 ――― ただ、
ドナルドの言葉を思い出した。
ただ、 **]
(221) 2014/09/09(Tue) 14時半頃
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[大事だったと。 このタイミングで見えた、その文字に。
ふつっと頭の奥で、何かが。
今、どんな表情をしているのか。 自分でもよくわからない。]
(223) 2014/09/09(Tue) 14時半頃
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