261 甘き死よ、来たれ
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[燃え尽きても、意識だけは 残ってしまうのだろうか。
ただ、その劫火によって、私は乖離し回帰した。]
(+0) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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はる
[此処はどこだろう。]
はーる
[呼びかける]
はぁるぅ……
[探しているのは]
(+1) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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どこにいるの。 もっといっしょにいたかったのに。
死んじゃうんだもの、ずるい。
[探して、いるのは]
(+2) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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春ってば!!
独りで死ぬくらいなら、 私が殺してあげたかったわ!
[終わりの世界で出会った、貴女です。]
(+3) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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[記憶が、ゆぅらりと頭の中で流れていく。 駅で出会って、コーヒーを飲んで、
もらった貴女の折り鶴は、 私と一緒に燃えちゃった。ごめんね。
一緒にシェルターにいって。 一夜を共に過ごした。 変な意味じゃあなく、ね。
私はずっと孤高を気取っていたから 貴女がいてくれて、嬉しかったのよ。
目を覚ました時、寂しいなんて そんな思いをしたのは、随分と久しぶり。]
(+4) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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[それから、桜の下に、春はいたけれど 私は、ううん、メリーは クリスマスの思い出に夢中だったの。
でも、そんな私に近づいて、 あのお星様、飾ってくれた。ありがとね。
木から落ちた時にはびっくりした、 打ちどころが悪くて死んじゃったかもしれないって 心臓が飛び出しそうだった。
相変わらずだった貴女に、 どれだけ安心したことか。
なのに、それなのに]
(+5) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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置いていかないでよぉ……。
[ぽつ、と零した愚痴っぽい声。 届くかしら? 届いたら、いいな。
メリーは、晴に会いに行っちゃったし、 私――虹野藍にはもう、春くらい気を許せる人が
いないんだからね。*]
(+6) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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……むにゃ。
[ざわめく波動が伝わってきて、わたしは目を覚ます。 感情の波。誰かの、生きてない誰かの感情の波。]
んー、と……誰、を……呼んでるの?
[ ぼやっとした焦点はわたしの目のせいじゃなくて意識のせい。 波の源を辿る。一人の女性の姿。]
藍さん。 ああ……
[死んじゃったんだ、と呟くのを呑み込んで。 にやり悪戯めいた笑みを作って向けた。]
(+7) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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春ちゃんだったら、わたしの隣で寝てるわよ。
[ それ以上でも以下でもない――眠りとは違うのかもしれないから論理的な正当性は於いておく――表現で、ちょいちょとさし招くようにした。]
ほら、ここ。
ただ、少し眠りが深くなるかもしれないって。 よかったら、となり、代わる?
(+8) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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ケイトは、アイリスに一枚のメモを見せた。「行きたいとこあったらついてくから」と、書かれているようだ。
2016/12/17(Sat) 00時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/12/17(Sat) 00時半頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2016/12/17(Sat) 00時半頃
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あら……?
[返ってきたのは春の声ではなく]
あ、ええと恵都ちゃん?
[こんにちは、と言いかけて、それもどうなのかと首を傾ぐ。 そこで気づくけれど、首元の隆起もなくなっており 両目も見える。なんてすばらしい世界だ。]
(+9) 2016/12/17(Sat) 00時半頃
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─ 桜の木の下で ─
……おやすみなさい。 また、いつか。
(+10) 2016/12/17(Sat) 00時半頃
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[あたしの声は、きみに届いてはいないでしょう? でも、いいんです。 あたしから、きみの姿は見えますから。 きみからあたしが見えてなくても、あたしがきみを見ていますから]
だから、ひとりぼっちじゃないよ。
[あたしの大切な大切な、妹*]
(+11) 2016/12/17(Sat) 00時半頃
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は!?
[思わずそういう考えをしてしまって>>+8、大声を出してしまう。 とはいえ、伝わる人は数少ないのだろうか。
恵都のたましいが昇っていくのもまた、 それとなくは感じていたから、ここは死者の、空間?]
あ……、春!
[恵都のそばに近づけば 春の姿が見え、ほっとする。 地獄と天国に分かれていたら、なんて杞憂だったようだ。
しかし、これは寝ている。ぐっすり寝ている。爆睡だ。]
……いいの?
[となり。と恵都の申し出に、少し照れくさそうにして こくり。と頷いた。*]
(+12) 2016/12/17(Sat) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/12/17(Sat) 01時頃
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─ 独白めいた何か ─
[小さい頃、あたしはシンデレラが大好きでした。
シンデレラは、勿論あたし。 あたしは、いつか王子様が来るものだと思っていたのです。 優秀で親からもあいされる姉ではなく、あたしを選んでくれる人が現れるのだと、そう思っていました。 何にもしなくたって、無条件でしあわせが訪れるんだって、思ってたんです。馬鹿ですね?
別に虐待されたりとかは、ありませんでしたよ。 むしろ、大切に育てられたんじゃないかしら。 あたしの劣等感の源である姉も、あたしにはとっても優しかったです。 だからあたしは、確かにお姉ちゃんが大好きでした。 ……両親がお姉ちゃんばかり見るのは、やっぱり、悲しかったですけどね]
(+13) 2016/12/17(Sat) 01時頃
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[────いっそ、虐げてくれればよかった]
(+14) 2016/12/17(Sat) 01時頃
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[そうすれば、あたしはあの人たちを恨めたのにね。 お姉ちゃんが死んだときにも、両親がその後を追ったときにも、責めて責めて、泣くこともできたろうに。 仕方ないなって、赦したりもしなかったろうに。
あたしは、泣けませんでした。 どんな別れも、心をすり減らすばかり。悲しいとか恨めしいとか、そういうことを考えるのも、止めてしまいました。
考えるのを止めて、もう、何もかも捨てたと思ってました。 でも、ねえ。捨てられなかったんですね。 誰かを大切に思う心って、どうやっても捨てられないんですね]
(+15) 2016/12/17(Sat) 01時頃
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[める。あたしの、たったひとりの妹。
最初はただ、自己投影していただけだったんでしょう。 可哀想なきみに自分を重ねて、それを救って、満足したかっただけなんでしょう。
でも最期の時、穏やかに逝けたのは確かにきみのお陰です。 きみが居なかったら、あたしはきっと、みっともなく泣きわめいていました。 死にたくないって、泣いて、醜く死んでいったんでしょう。 きみには、何度ありがとうと言ってもたりません。
大切な人に最期を看取ってもらえて、あたしはとってもしあわせでしたよ]
(+16) 2016/12/17(Sat) 01時頃
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[……でもほんとうは、 もうすこしだけでも、一緒に*生きたかったな*]
(+17) 2016/12/17(Sat) 01時頃
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[恵都にとなりの場所を譲ってもらえれば 座り込んで、眠りに落ちている春の頭をそうっと撫でよう。]
こうして見ると、子どもみたい。
[くす、と悪戯っぽく笑う。 春の年齢もちゃんと聞いていないけれど、 水を弾きそうな綺麗な肌も、やんちゃなところも含め 若いのだろうな、とは思う。]
メリーメリー。
[貴女は晴のところに行けたかしら? クリスマスに、渡すことが叶わなかったプレゼント。
私だと思ってね。可愛がってね。 未練がないといえば嘘になるけれど、
私の時間はね、やっと動き出したのだから。]
(+18) 2016/12/17(Sat) 01時半頃
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[過去をトレースするように 眠る春の頬に口接けを落とす。
だけれど、私はあの時とは、違う。
終わりだから、終わったからこそ もう後悔をしたくないの。
しあわせです。 だから、あなたにもしあわせになってほしいです。
死んだあとにこんなことを言うのは きっとずるいけれど]
幸せにするね。
[やわく笑んで、眠った春の髪を撫で続けよう**]
(+19) 2016/12/17(Sat) 01時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2016/12/17(Sat) 07時頃
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あ、 れいくんだ
[此方に向かってくる人影>>11に、あたしは少し弾んだ声をあげました。 ツリーの話、覚えててくれたんだなあって、頬がゆるみます。 ね、季節はずれのクリスマスツリー。変でしょ? ……ああ、そういえば、あいちゃんにこれの意味を聞きそびれていましたね。 彼女の声もこちらがわで聞こえた気がしますし、後で聞いてみるのもいいかもしれません。今はなんだか、お忙しそうですからね]
おはなみの約束はむりだったけど これはもう、あれだね。……うん。 もう、お花見みたいなもんってことで。
[もし次会っても、ごめんなさいはしなくってもいいですね。 ほらこうやって、あたしも彼も桜の下に居ることですしね。 彼からあたしは見えていないんでしょうが、お花見って桜を見ることですから、間違ってないです。……だめですか?*]
(+20) 2016/12/17(Sat) 14時半頃
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ふーん
[恵都の応え>>+3:8に漫然と返事をする。]
(+21) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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―――わたしの名前は見えてなかったの? 見えるって何だ、テレパシーでじゃあるまいし。
―――じゃあ、現世は見えてる? 一応な。
―――現世の人たちの名前は? だーかーら、そんなもん見える訳――
―――その頭上に数字があることとカウントダウンされてること、その意味は? カウントダウン? 一体お前は…?
―――春ちゃんがさっき見てた人、彼女もうすぐ、こっちに来ることは? …は?
(+22) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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[てめえ、何言ってんだ! と胸ぐらを掴みかかろうとした。
が、唐突に死後の世界の事について尋ねられる。 私の頭では一度に二つの事を考えるのは不可能だ。 其方の方へ思考をシフトする。]
そんなもん存在しないって思ってたわなぁ…
[色々考えている内に自分も眠くなってきた。
一欠伸しながら、ここは一体何なのだろう、俺は一体誰なのだろう、とふと思う。
彼女が語るもの>>+3:11を虚ろな状態で応答しながら、恵都の隣で眠りにつく。]
(+23) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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[はーる>>+1、と呼びかける声]
夢か?
いや、違う。
藍も死んだのだろう。 ―――昨日恵都が言っていた様に。
[アイツも此方へ来ちまったのかと思う半面、少し嬉しいという気持ちもある。 また逢えたのだ。
こうやって甘える>>+18>>+19のも何年ぶりだろう。 意外と悪くない。
目を合わせると恥ずかしさの方が爆発しそうなので、このまま寝たフリを続けることにしようか。**]
(+24) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2016/12/17(Sat) 16時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2016/12/17(Sat) 16時頃
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─ 閑話休題 ─ [……そういえば、と。あたしはある人のことを思い出しました。 ある人っていうか、えふくん>>18のことなんですが。 あの人はまだ、こっちにきていないみたいですね。
何となく、こっちがわの人とあっちがわの人、わかる気がするんです。 向こうがわだってちゃんと見えるのに、全然ちがう場所にいるみたい。やろうと思えば、瞬間移動とかもできそうな勢いですよ。わかんないですけど。
でも、彼がいないのって意外でした。 もう、結構な人がこっちがわに来てるみたいなのに。 こう言っちゃなんですが、あまり長生きするひとには見えませんよね、あの人。 それに、あたしにくれたあの煙草みたいなの。あれ、どう考えても手を出しちゃいけない系のやつでしたしね。 ああいうのやってると、長生きできないんじゃありません?しらないけどね]
(+25) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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[意外だったけど、残念だとは思いませんでした。 生きてる方がいいって言いきれませんが、そう簡単にしぬもんじゃないですよ。 生きれる間は、生きているほうがずっといいんじゃないかしら。
……ああでも、彼はまだ、ひとりぼっちの王様をしているんでしょうか。 砦のようなシェルターに引きこもって、夢見るおくすりにすがっているんでしょうか。
そうだったら、なんだか、かわいそうだなって思います。 あの人にとって、生きてるのとしんでるの……どっちのほうが、*しあわせなんでしょうね?*]
(+26) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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める、あたし さむくないよ。 きみが着てけばいいのに。
[お父さんの上着>>26、大切に着ていたじゃないですか。 上着としても死んだあたしを隠すより、生きてるめるをあたためる方が、ほんもうだと思うんですけどね。
めるの気持ちは嬉しいけど、すこし、心配です。 きみにはまだ、先があるんですよ]
……れいくん やっぱりきみは、たにんごとだねえ。
[お兄さんが死んでも揺れない心ですもの、あたしなんかじゃ悲しませてあげるのは、無理なんでしょうね。
そういうドライ>>27なのも、悪くないかもね。 死んでしまった方からすると、ひどく悲しまれるより、救いになるのかも。 ……でも、きみはほんとうにそれでいいのかな]
(+27) 2016/12/17(Sat) 20時頃
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[口うるさいこと言うつもりも、言える口もないので、あたしはただ二人を見守るだけでした。 二人が別れるときは、一緒にいればいいのにって思っちゃいましたね。
二人とも、心配なんですもの。 めるのひとりぼっちの境遇が、れいくんの壊れかけのこころが、ちょっとだけあたしに似ていて。見なかったことにするの、むずかしいんです。
あたしは少し迷って、その場に立ちすくみました。 二人の行く先は、なんとなく予想できます。 後から追いかけることも出来るだろうって、自分の死体に近づきました]
(+28) 2016/12/17(Sat) 20時頃
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……よかったね、未葉。
[きみは種を遺したんですね。 それが、花開くかはわかりませんけど。
未葉、きみはきっと、悔いの残る表情はしていないんでしょう。 頭まで上着がかけられていたって、それくらいはわかります*]
(+29) 2016/12/17(Sat) 20時頃
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