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【人】 読書家 ケイト とりあえず、保健室に運ばなきゃ… (3) sane 2014/08/22(Fri) 00時頃 |
【人】 猫の集会 クシャミ ん?何だにゃん? (4) lobelia 2014/08/22(Fri) 02時半頃 |
【人】 猫の集会 クシャミ かるっ… (5) lobelia 2014/08/22(Fri) 02時半頃 |
[オレはそれを黙って見ていた。
グラスに分け与えられていく、オレの“魂(いのち)”。
均一に注がれるそれを、ただ、黙って見つめていた。
消えてしまえたら。
男になってしまえたら。
自分のために生きて。
様々な思考の渦の中。
オレというひとつの存在を、あの声が嗤っている。]
───それでも、オレは幸せだよ。
【人】 営利政府 トレイル[闇が身体を撫でていく、あの奇妙な感覚。 (7) anbito 2014/08/22(Fri) 03時半頃 |
【人】 営利政府 トレイル 成功…、かな? (8) anbito 2014/08/22(Fri) 04時頃 |
【人】 営利政府 トレイル …………。 (9) anbito 2014/08/22(Fri) 04時頃 |
───幸せだよ、貴方が生き返るのなら。
[届くまい言葉は闇に触れられた者だけの発せる声。
オレの魂が貴方のグラスに注がれたことが。
まるで貴方を救った勇者に
まるで貴方を起こした王子に
まるで貴方を助けた魔法使いに
なりたかった“オレ”になれたようで。
幸せだなんて、とんだエゴイズム。]
[透けたこの身を近付けて、眠る姫に傅く。]
おこがましくも、お許し下さい。
どうか、この刹那だけは。
[触れようと、頬に手を伸ばす。
皺を寄せがちな眉間に触れるのは指先ではなく───。
霊魂が実体に触れられることはない。
風がふわりと通りすぎたような感覚だけを残し
オレはゆっくりと傍を離れた。]
【人】 営利政府 トレイル[オレは運ばれていく身体を追いかける。 (10) anbito 2014/08/22(Fri) 04時半頃 |
[けれどその実、眉は微かに下がっていた*]
【人】 鷹の爪団 マドカ[吸い込まれる感覚を、私は感じました。 (11) Kirito 2014/08/22(Fri) 08時半頃 |
【人】 鷹の爪団 マドカ[重い。 (12) Kirito 2014/08/22(Fri) 08時半頃 |
[見えないのに聞こえた…呟き
それは、「エイリさんの身体」の声に思われて。]
【人】 読書家 ケイト 軽い? 嘘だろ… (15) sane 2014/08/22(Fri) 13時頃 |
【人】 読書家 ケイト 井上…さん。 (18) sane 2014/08/22(Fri) 22時頃 |
……
[頭を下げようとした時か、其の後か。
私の目はエイリさんを映した気がして。
頭を下げた後、そちらの方を向いたら。
彼とは目があったでしょうか?]
ん…?
[その時オレがどんな表情だったのか。
鏡もないし、たぶん鏡の前に立ってもオレの姿は映らないようにも思う。
だから自分ではわからないまま。
視線があったよう、だ。
確証があるわけではない。
だから、ふと。]
「あなたの天使は?」
[思い出した、合言葉。]
[騒ついた気持ちは何故なのでしょう。
「私のせいで」一杯分水が、足りなかったのだと思います。
あの時に、私にだけ注がないという行動は…できなかったのではないかとは思いますが。
だけど。]
私の天使は……貴方です。
[届いた声の方向。
もう一度、彼に目を合わせて。
私は一歩二歩と、そちらの方へ歩きます。
どうして私は、「貴方」だと答えたのでしょうか。
その理由は…自分でもよく、わからなかったけれど。]
ふふ、井上さんにはやっぱり見えてるんですね。
[「貴方です」という答えは、オレが答えたそのままのようで。
けれどどこか違う雰囲気を持つことに、気付けるような敏感さも持たず。
近付いてくる彼女に、偏差値の高い顔面はただ微笑んで。]
あ、でも鈴ちゃんのままなんだ?
オレは元に戻れたんだけど…何でだろ。
法則性がさっぱりだな。
[何らかの参加者の思念が、などと推測してもいたけれど。]
ヤドカリの神様の、暇潰しみたいだね?
[住む家を入れ替えて。
あちらからこちら、こちらからそちら。
まるでそんなイメージで。]
えぇ…見失わなかったのは、良かったです。
[そう言って、私は頬を緩めたけれど。
何と無く、ぎこちなくなってしまって。]
エイリさんが最後に戻ったのは、皆さんに水を分けたからかもしれないですけれど…他の方はどうなっているのでしょうね。
ヤドカリのようだ…と言われてみれば、何だか面白いですね。
でも…貴方だけがこうなる、必要なんて無かったんじゃ…
[そう言って、手を伸ばして。
触れることは叶わなくとも、私はその頬の位置に手を寄せてみようとしてみます。]
[ふと、思い出します。
儀式に使ったグラス。
最後に聞こえた言葉
私はさっきの部屋に戻って。「自分」のグラスを取ってきて。
エイリさんの休んでいるベッドの近くにある、テーブルにそれを置きます。]
後ろ…向いていて貰っていいですか?
[後ろを向いていて貰うのは、本当はアンフェアなのかもしれないけれど。
何の根拠もありません。だって儀式は終わったとしていいかも分からないですし、上手くいくか、そんな事知りません。
でも、やらなきゃいけないって。
それにきっと、やりたいのだと。
そう思ったから。]
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