306 【誰歓5発言RP】かたりかたるるかたりべの
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ジルに9人が投票した。
グスタフに1人が投票した。
ジルは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
|
[ 噺があった。 語らう者が、居た。]
(0) ui6 2020/08/28(Fri) 23時頃
|
|
[ 或る者は何もかもが奪われた話を語った。 名前は楔、自らの存在を留め置くよすが。 忘れられて仕舞った寂しがりは、 果たして何方であったのか。 ]
[ 或る者はありふれた子供の遊びを語った。 幼い頃にのみ姿を見せる人為らざる者は、 本当に遊びたいだけであったのか。 ……真実はきつと、水の底。 ]
[ 或る者は嫋やかな女性のその末を語った。 植物もまた生命であり、美しく在るもの。 彼女はそれに魅入られていたのか、 それこそが望みであったのか。 ]
(1) ui6 2020/08/28(Fri) 23時頃
|
|
[ 或る者はあり得たやも知れぬ話を語った。 歩むべきだった未来は何処か並行世界か。 知らざるべき物事に触れたが故に 手の届かない所へ何かは消え。 ]
[ 或る者は悲痛な呪いの篭った皿を語った。 祝い呪いは紙一重。殺され砕かれた子の、 寂しさたるや、血の宴では満ちず。 少しの慰みは、救いになろうか。 ]
[ 或る物は血に狂ったひとの顛末を語った。 人が道具を使うか、道具が人を使うのか。 護る為か、害す為か。……果たして、 呪いは何処にあったのか。 ]
(2) ui6 2020/08/28(Fri) 23時頃
|
|
[ 或る者は気まぐれな琵琶の逸話を語った。 人には如何する事も出来ない奇々怪々は、 誰かの、……あるいはその物の、 人知れぬ思惑があったのか。 ]
[ 或る者は不思議な死へ誘う酒宴を語った。 誘蛾灯の如く人を虜とする無礼講の空気。 酒は飲んでも飲まれるな、と云うが 呑まれたその末には── さて。 ]
[ 或る者は死に後僅かで届いた話を語った。 弱った人間というのはつけ込みやすい物。 寸での所で留まり助けられたのは、 真に幸運であったのかは、さて。 ]
(3) ui6 2020/08/28(Fri) 23時頃
|
|
[ 或る者は終まで誰かへ支えた話を語った。 その全てを終わらせてしまおうと決めて、 最後に仕えるのならば。持て成すならば、 ……わたしのような方々がいいと思った。 ]
(4) ui6 2020/08/28(Fri) 23時頃
|
|
[ かたらうべきことは、語れたと。 ただ かくあれかしと希うのみ。 もう誰からも語られない怪談は、 満たされた心地でただ笑むのみ。 ]
[ かたり あった一時は終わり、 かたるる ことはすでに無く、 かたりべの 行先は何処へや。 ]
(5) ui6 2020/08/28(Fri) 23時頃
|
|
[ なべて世はこともなし。 ひとつの日々が終わっても、 鬼火が全てを焼き尽くしても。
時は淡々と 進んでゆく。 ]
(6) ui6 2020/08/28(Fri) 23時頃
|
けれどわたし、忘れませんよ。
ええ、決して、決して。
奇妙な怪談の記録は、 是にて お終い。
(#0) 2020/08/28(Fri) 23時頃
── かたりかたるるかたりべの ──
(#1) 2020/08/28(Fri) 23時頃
|
ええええええ!! 何でわかった―――あっ、なるほど、霊感ってのが強いと。
わたしそういうの全然わかんなかったのにい……
[怪異とは何のかかわりもないおねえちゃんのカラダにメイのココロ そういうイビツさを最初に見抜いたのが この多布さんという人であった>>2:14 生きてるヒトかそうでないか、 それくらいならメイにもなんとなくわかったけれど 霊感があるかそうでないか、 そこまでは全然わからなかったので ごらんの通り盛大に驚いたものだ]
(7) Akatsuki-sm 2020/08/29(Sat) 01時半頃
|
|
[それから間もなく思った 「もしかしてかくれんぼしてくれないの!?」って これじゃあ彼の言葉>>2:13に誘われて ホイホイ出てきたメイは実に大損じゃあないか!
だけど彼はわるいおとなではなかった 確かに彼の言う通り メイが語った怪談の中のかくれんぼのユーレイは 遊び相手を求めている ……その”しらない子”が目の前にいると勘づいていながら なおもかくれんぼするのを持ちかけてきた
メイは素直に喜んだものだ 他意などなく ここで悪いユーレイではないということを アピールしようという気持ちもなく]
(8) Akatsuki-sm 2020/08/29(Sat) 01時半頃
|
|
もーういいかーい。
「もーいいぞー」 >>2:16
[メイは獲物を狙うけもの……とはいいがたい ふわふわにこにこした眼差しで辺りを見回す ここに公園で見かけるような遊具はない 木々がたくさんあって隠れたい放題に見える たいへんそうだあ、と最初は思ったけれど 実際探し出してみたらそんなことはなかった 相手はおとな いかに身を縮こまらせようとも ちらっと服の端っこなんかが見えてたりするんだよなあこれが]
(9) Akatsuki-sm 2020/08/29(Sat) 01時半頃
|
|
ふふふ、みーつけ――― あっ待ってえーこんなルール聞いてないよー!
[駆け出す多布さん まるで急にルールがかくれんぼからかくれおにへと変じたようだ>>2:17 それでもメイはくじけない
走って、跳んで 多少はなまってしまっていても隠れ鬼には強い 姉の身体>>2:42をふんだんにつかわせてもらって なんとか彼を捕まえることができた もしこの場に客観的な実況者がいたなら この鬼ごっこをメイの粘り勝ちと判断したことだろう]
(10) Akatsuki-sm 2020/08/29(Sat) 01時半頃
|
|
はあっ、 はあ…… つーかまえたっ。 まったく、もー……
[若干息切れして言いたいことはすべて声にはならなかった たとえば「おとなげない」とか しかしそんなのどうでもいい気分にすぐになった 倒れ込んでた彼の横に座り込んで 勝利に酔いしれていると――かかる声]
言ったね!? 頑張ってみればいいよ、 次に勝つのもわたしなんだから、ね!
[撫でられながら腕を組むメイ、得意げですらあった おとなとこども、ユーレイとそれを祓うもの そんな区別なんてさておいて ここにひとつのライバル関係が生まれたのだった その縁が導くのはきっと もう誰も遊び相手欲しさに水底へ沈めようとしない、そんなおはなし**]
(11) Akatsuki-sm 2020/08/29(Sat) 01時半頃
|
|
─明くん─
うん、まあ4年にもなると就活が待ってるけど サークル活動は楽しかったよ!
[若人に憂鬱な現実をひそりと匂わせながらも サークルは楽しかった、と笑顔を返す。>>2:24 しかし体が弱くて、と聞けば そうなのか…としばし言葉を探していた。 そんなラウンジでのひと時のこと。 ビデオの前にいたのは偶然だった。]
まあ大学に関しては勉強だけなら通信とかね、 通うにしても大検受けたりとかありだけども サークル活動は、うーん。 別に大学に拘らなくても良いんじゃない? 明くんなら地域の趣味サークルの中高年に 可愛がってもらえそうだし。
(12) yumeneko16 2020/08/29(Sat) 19時半頃
|
|
[なんかやたらと甘味を貰いそうなイメージだ。 友達が幽霊とは……うん。 少しコメントに困ったけれども。 友達が幽霊になってしまった、かもしれないので うかつには触らないまま。]
私もそこそこ映画見るなー。 サークル入ってたのは友達の方だけどね。 私は結構、ヒューマンドラマが好き。 古いのだと「火のあたる教室」とか 「電子にラブソングを」とか。 アニメだと「昭和狐合戦コンコン」とかね。
へえ、明くんはどんなのが好き?
(13) yumeneko16 2020/08/29(Sat) 19時半頃
|
|
[彼からの申し出を聞いたならパッと顔を綻ばせて いそいそと飲み物を用意した。 そして彼と膝を突き合わせるように座って 彼の話に耳を傾ける。 私は私で、大学の楽しい方面の話をメインに、 カフェのバイトの話とか友達の恋話とか。 明くんはどんな子が好み?とか 肩を抱き寄せて囁いて聞いてみたりした。
…………………私の恋話は無いのかって?]
(14) yumeneko16 2020/08/29(Sat) 19時半頃
|
|
[ない。以上!!!]**
(15) yumeneko16 2020/08/29(Sat) 19時半頃
|
|
─朧さん─
できれば恐怖とは無縁の人生歩みたいですね!
[彼女はにっこり笑うとそうこたえた。 いやだって、恐怖体験を自分で体験したい、 それはどんなドMだろうが。 フィクションだから良い。 もし妖と出会うなら良い妖と出逢いたい。 出来ればもふもふで肌触りが良いとなおよし。 彼が聞いてるのはそんなことじゃないのだろう。 しかし、彼女はそんな人間だった。
だから、悪戯にそんなものに手を出してしまった、 友人に微かな怒りも覚えていたのだ。 危うきに近寄らなければ、今もきっと 笑っていられただろう友。 …そんな自分がこんな集まりにやってきているのは ある種の矛盾だったけれども。]
(16) yumeneko16 2020/08/29(Sat) 20時頃
|
|
……でも、あれは、原作では五部作なんですよ。
[後味の悪い、一人の生き残りのみを残して 終わってしまった映画。 その続編があるといえば彼の空気が冷えた気がした。 惨たらしい>>3:31がどこにかかるのか。 彼女にはわからなかったけれども、 少し迷った後彼にこっそり伝えたのだ。]
(17) yumeneko16 2020/08/29(Sat) 20時頃
|
|
ネタバレになりますけど。 次回作は、今回の主人公が高校教師になって その生徒たちが同じ怪異に巻き込まれます。 その生徒たちは怪異の謎に迫ります。 そうして生き残りがまた次にヒントを伝えて この怪異の生まれた悲劇にたどり着きます。 5作目でやっとその怪異を解放しますが そこでは何故そうなったのかはわかりません。 更に解決編、として その裏側で何があったのかが語られます。
まあ映画ではそこまでやるかなぁ……。
[腕組みしながらため息をついた。 そのわけは。]
(18) yumeneko16 2020/08/29(Sat) 20時頃
|
|
私、原作厨なんですよね……。 先に原作あると映画でなかなかみられなくて。 元の話より良かった試しないですもん。 惨たらしいって言うなら 元の話を歪めて改悪してるパターンが 一番酷いと思いませんか!?
[思わず相手の腕を掴む。 だって彼女のスイッチが入った。
カッチーーーーーン。]
(19) yumeneko16 2020/08/29(Sat) 20時頃
|
|
私本当ショックだったんですよぉ! 終わりのない物語のブラックドラゴンが! 超犬ヅラで!! 海外の作品なのにドラゴンが完全に 和風の龍的な細長い胴体で!犬ヅラで!!!
イメージぶち壊す映画一番嫌い!!! ねぇーどう思います朧さぁーーん!!!
[その後、若しかしたらであるが 缶ビール片手にした彼女に絡まれる 朧の姿があったかもしれない。]**
(20) yumeneko16 2020/08/29(Sat) 20時頃
|
|
[ 土壌の豊かさや日の照りに影響を受けようと、 花は、咲くことが叶う場所になら何処でも咲くのです。
それが、ひとが、獣が、鳥が、 そして、ひとではないものが通る路の上だったとして 自分では咲く場所を選べなど、しないのですから。
ときにそれは、 四足に均された獣道の最中でありましょう。 或いは鳥の過ぎる小島の岬でありましょう。 もしくはひとの屍の並ぶ下でありましょう。
根無し草に根の生やし方を教えることは出来ずとも 血の雨に濡れようと、無為に踏みつけられようと、 花は花としてただ、そこに在るばかりでしたでしょう。
──そのとき>>5:44も。 ]
(21) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃
|
|
[ 恐らく、その場に居たのは"私"ではなく 降りかかるものを払う腕も持たない普遍の一花。
>>5:45けれども、彼の方にとっては 私という花は何処ぞで出逢った花と何ら変わりなく 単に其処彼処に咲く「花」であるのでしょう。
…と、"私"は思いました。 何分自我が確りと確立する前の──── 名も無い草花の頃の憶えは有りませんでしたから。 ]
……まあ。何処かでお逢いしましたか? 忘れてしまっていたら、ごめんなさい。
[ 私が"私"として咲くようになるよりもずっと以前、 誰ぞに知らず踏みつけられた花も在ったのでしょう。 ]
(22) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃
|
|
[ とは言え──片方に憶えが無ければ種が花咲く道理も 引き留める口実も実りませんから、去りゆく姿を … 静かに見送るばかりになったでしょう。
残念ながら、散りゆく儚い存在でも 幾度も繰り返す時の裡に育て、憶えるものがあるのだと ひと紛いの口を以て告げるには余りに暇が足りずに。 ]
(23) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃
|
|
[ >>5:46後日、根を張るには遅過ぎ 根腐れるには早過ぎる──そんな日のことです。
私には過ぎた持て成しを頂きましたから 最後の時をどう過ごそうかと考えていた折 丁度、縁側に腰を落ち着ける姿が見えました。 ]
ええ。喩え気が付かれずとも、 私は私が咲くべき場所に居りますよ。
何処かへ向ける気の在るものたちの為に 咲いているわけではありませんもの。
[ 暫くのち、甘味を詰めた小鉢片手の方の傍へ 南瓜さんから受け取った湯飲みをそっと置きながら 向けられた切れ長の瞳へ視線と言葉を返しましょう。 ]
(24) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃
|
|
[ 何か目的を携えて会う訳でも、 話の種を持っている訳でもありませんでした。
彼が彼のしたいように過ごしている傍に 私はただ──多くの花がそうするように咲くだけ。
今のように言葉を交わすことの方が少なく 無言で共に在ることの方が余程多かったようにも 改めて振り返ってみれば感じられましたが…、 さあ、…こればかりは私の思い違いだったやも。
兎角、私から声をかけることは殆ど。 それだけは間違えようのない事実でした──が、 ]
(25) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃
|
|
[ 時折、声がかかれば>>5:47 私も言葉で返すこともありました。 ]
貴方だけでなく、私も 全てのものは在るばかりが自然なのですから
貴方が今一度花を踏みつけて散らそうと 私自身が貴方を責めることは無いでしょうね。
[ 花はひとと違って温度を持ちませんけれど 貴方の頬に袂から伸ばした指で触れようとして、 実際にそれが叶うのだとすれば────、 ]
(26) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃
|
|
[ 花一輪、 切り落とし──踏みつけた處で ・・・・・・ 貴方に降りかかる熱はないのだと>>5:47 ( 故に何も気に掛けることはないのだと )
悟って頂けるのでしょうか。 ]
(27) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃
|
|
… そうですね、貴方が 旅路の途中で路傍に私を探して下さるのなら
[ >>5:48根無し草の行く先に 根を張り続ける草花たちと同じ郷は無くとも 咲き誇る花たちの中に目を止める事があるのなら 再び交わる奇縁もあるかも知れませんね、と。
別れの苦みと出逢いの甘みが混ざり合う 最後の宵が近付く時の中へそっと言葉を置きました。 ]
(28) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃
|
|
わたし 他の花ではなく、沙羅の花に もう一度逢いたいと望んで下さるのなら、
──── 貴方が、 "気が付く"時にはきっと私は貴方の御傍に。*
(29) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃
|
|
[夏の非日常、過ごしていればふよふよと現れる 足音しない子しらない子―― いや、「子」といいあらわすことはできないか
メイは最初、そのなぞのいきもの然とした姿を見て 家族で見た映画のことを思い起こした 人ならざるモノがそれこそこのコテージのような場所に集っていた だから声をかけられれば>>3:20 思わずじっとみつめてしまったものだ]
かみさまじゃないの? あなたに似た神様……っぽいものがでてくる映画、 わたし見たことあるよ! 実はこっそり出てたりしない?
[そもそもアニメ映画なのでこっそり出るも何もないのだが それは置いといて]
(30) Akatsuki-sm 2020/08/30(Sun) 01時頃
|
|
コアさんの国…… それはけっこう気になるし、ちょっとは遊びに行ってみたいけどっ、
[メイは首を傾げた>>3:21 どうして人としてまだ持っているものを捨てなくてはいけないのだろう もっと遊びたかったという未練 ミナおねえちゃんに聞かせたいができずにいる言葉
いくら謎の生き物然としていても 目は合うことはあるし手と手(触手的な?)を伸ばすこともできる 言葉も通じる だけど今こうして語りかけている彼あるいは彼女は メイとおんなじ方を向いているのだろうか]
(31) Akatsuki-sm 2020/08/30(Sun) 01時頃
|
|
[さりとてメイも コアとまったく同じ方を向いていないとは気付いていない 人外の不条理さを知らないのだから仕方のない話
だけどわたしはまだ信じてたい! いつか……わたしのねがいが叶うって……
[ゆえに相似ではあるが同一ではなく ゆえに手を取り合って無限の円環のような縁を築く そういうおはなしにもならず 駄々をこねるように首を横に振った]
(32) Akatsuki-sm 2020/08/30(Sun) 01時半頃
|
|
[さて、やがてコテージを去る日が来て その日メイの願いは確かに叶った ミナおねえちゃんには南瓜のことの他にも>>1:40 言いたかったことを伝えていた]
" わたしがこうなったのは、 おねえちゃんのせいじゃない。 だから、あんまりじぶんを責めないで "
[返事があったかどうかはわからないが 聞こえてはいたはずだ、南瓜の件と同様に それでも未練は消えなくて魂はこの世に縛られたままだが いつかメイが擦り切れそうになった時 奇妙な隣人にはなれなかったその存在のことを 思い出す未来がくるのかもしれない**]
(33) Akatsuki-sm 2020/08/30(Sun) 01時半頃
|
|
― 鍋木 睦美との一件 ―
[その女性とは、コテージで初めて会った。
怪談を聞くに、現在進行形で危険が迫っている様子では無さそうだった。 彼女自身におかしな様子も感じ取れない。 怪談にまつわることで、心に傷ができていたとしても、 俺の出る幕では無いと判断して、それで終わり。
だから……いつものように軽く声がけをして、 困ってることは無いかと尋ねたり、 俺の部屋で一杯どうだいとでも吹っかけたり、 そう、“いつものように”、ナンパしたわけだが。
鍋木 睦美の、俺に対する動揺したような反応に対し、 頭に?マークを浮かべながら終始絡んで、何事も無く別れたのだった。]
(34) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃
|
|
[——そうして、帰宅してからのこと。]
はァ!?!?!? 婚約者!?!?!?!?!? 俺に!?!?!?!?!?
忘れてたたァどういうこった!!!!??!? 親父ィィ!!!?!!?
[はぁっはっはっはと豪快に笑うハゲ頭の親父を前にして、 突然聞かされた話に度肝を吹っ飛ばす。
>>5:36送られてきた手紙と写真を見れば、 そこには先日の怪談語りでご一緒した時の顔がそこにあって、 俺の知らない婚約話が、つらつらと。
親父を問い詰めたら「いかん、忘れてた」と白状する始末。]
(35) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃
|
|
こうしちゃいられねェ……! すぐに連絡を取って、契りを確かめねェと。 もし向こうが嫌ってんじゃなければ、速攻で話をまとめてだなァ……。
[今までこの俺がどんな思いで婚活してきたことか。 霊や妖じゃない、人間の女性と添い遂げることのできるチャンス。 そんなもん、逃すわけが無いだろう。
……まァもし向こうが乗り気じゃねェなら、 それを無理にと言うほど野蛮でもない。 第一、かなり古い勝手な約束って話だしな。]
(36) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃
|
|
あー、っと、連絡先。 交換してたんだよ! こいつを……。
[しつこくナンパして聞き出した睦美ちゃんの連絡先は、スマホにしっかり記録してある。 まさかすぐに出番が来るとは思わなかった。
刹那の動きで電話をかけようと画面を立ち上げる。 その次の瞬間、]
「破ァーーー!!」
[親父が急に叫び、その瞬間に青白い光弾が放たれる! それは俺のスマホを弾き飛ばし、空中で爆発四散させた!]
あーーーーー!!?? 何してんだ!!! ハゲ!!!!!!
(37) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃
|
|
「未熟者が……。お前の修行はまだ終わってねェわ。 嫁を取るなんざ百年早ェ。」
ふざけんな!! マジでふざけんな!! なんなんだよちくしょう!!!
[散らばったスマホの破片を握り締めて、床に這い蹲る俺。 親父は頭を光らせながら霊力に溢れたオーラを漂わせてくる。]
「浮ついた心で怪異に立ち向かえると思うな、半人前。 向こうのお嬢さんが自分の意志でテメェとの結婚を願い出て来るぐらい、 人間として強者になってからにしろや。 俺が話を付けておく。」
(38) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃
|
|
[親父は一方的にそう言うと、鼻歌混じりにどこかへ去って行った。]
ち……ち…… ちくしょーーーーー!!!
[スマホのデータは霊魂とは違い、俺にはもうどうしようもない。 昔からこうして、修行不足だなんだと言われて邪魔されてきた。 分かっていたことじゃないか……。 親父にあらゆる情報の生殺与奪の権を握らせちゃあダメだって……。
机の上の“児哭き皿”が、俺の叫びをうるさいと言わんかのように泣き出す。 ……頭が割れそうだ。とほほ。
そんな寺の日常。**]
(39) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃
|
|
─ハナさん─
[別に、ベッキーでもよかったのだが>>4:37 いつの間にやら師匠呼びになっていた。>>4:39 そんなハナとは温泉で酒を飲み交わしたり 卓球をしたり。]
いえ、ベッキーでも構わないんですよ? でも、ベッキーはなんかその、 不名誉な噂の有名人と同じというか。
[頭に浮かぶのは不倫騒動の姿。 そんなベッキーさんばかりではないだろうが、]
(40) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 20時半頃
|
|
不倫どころか本命がいねぇ……。 そんな寂しい気分にはなりますね……?
[フ、と遠くを眺めたからだろう。 お詫びに何かする>>4:38との言質に 彼女はニンマリと微笑んだのだった。]
(41) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 20時半頃
|
|
[そしてキャアキャアと花火に興じて>>4:40 ケラケラ、ケラケラ、笑ったあと。 食パンを半分にして内側に切れ目を入れ レトルトカレーを注ぎ込みパン耳で蓋をする。 フライパンでスライスチーズを焼き、 その上にパンを乗せてひっくり返す。 カリカリのチーズ付きのなんちゃってカレーパンに さらに目玉焼きもつけて出してみた。 スライスチーズはカットして何枚もチンすると パリパリのチーズスナックも出来上がり。 そして他に用意したのは カルピス+梅干し はちみつ+きゅうり ホッとミルク+みじん切りたくあん。]
(42) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 20時半頃
|
|
さっ。 これ、私たちで検証してみましょうね!
[お詫びに一緒に試すのだと笑顔で腕をとる。 どれもこれもネットで見たものなのだからと 探究心いず消えないのだった。]**
(43) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 20時半頃
|
|
─ 芽依ちゃん─
[Gじゃなければ大丈夫。 昔はキャンプで拳大の真っ白な蛾に出くわして 泣きそうになったこともあったけれども。 助けを求める少女に>>5:40笑顔でうなずくと ティッシュ一枚、手に持って ティッシュ一枚越しにその蛾を掴んで 窓の外へポーイ。 ティッシュごと投げてしまったので 後できちんと拾いに行こうと誓う。 ああ、手の中に残ったもぞもぞする感触! ごしごしと腰のあたりに手を擦り付けて なんとかやり過ごして蛾から少女を救ったのだ。]
(44) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 21時頃
|
|
わたしの怖いもの? うーん、そーだなー。 チカンも鼻で嗤っちゃったし。 お化けや幽霊も、たぶんいるんだろうけど イマイチ分かんないんだよね。ゼロ感ってやつ?
[実際は、霊感はある方なのである。 だがしかし持ち前の鈍感力で それをごく普通のこととして受け取って流しては あー、今日も何も怖いことなんてなかったなー。 と、平和を享受する性格なのだった。 太るのも?>>5:42]
食べた分動けば良いんだよ……。
[目を逸らす。 食べた分動くとは言ってない。 それにしても、彼女の怖いものは多い。 人間もかあ、とぼんやり聞いていて。]
(45) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 21時頃
|
|
生きてる人間は、かあ。 でもみんないつか死んじゃうしねえ。 それに、わたしが生きてる限りは 芽依ちゃんのこと忘れないかな?
[冗談、と彼女は笑うけど。 安心したというよりは思ったままを口にして ラーメンの蓋を開いて。]
こんな可愛い子のこと、忘れるわけないでしょ。 こんな濃いメンバーとのやり取りもね。
ああそれにしても。 わたしの怖いのは……。
(46) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 21時頃
|
|
[キョロキョロ辺りを見渡して 彼女にそっと打ち明けた。 それは彼女にどう思われただろうか。
自分は理不尽が一番怖いってね。]**
(47) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 21時頃
|
|
─婚約話─
[婚約話は消えてしまったのか。 彼の父親がどう"話をつけた"のかはさておき>>38 まだそれには早い、と言われた祖父母は それはそれは申し訳なくなるくらい萎れていた。
曰く。]
(48) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 22時頃
|
|
そりゃ、恋人いない歴=年齢だもんなぁ…。
[色恋沙汰に縁遠い彼女である。 それを思うと、一人っ子でもあるために 約束を果たせないだとか 血筋が耐えるだとかなんとかかんとか いや失礼だな??? 突き詰めて言えば彼女の美醜云々ではなくて あまりにそうしたものに縁遠いというか、 色恋沙汰に興味なさそうな孫娘に 祖父母たちは曾孫の存在を、そして 恩を返せないことを危惧していた。]
(49) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 22時頃
|
|
まあそりゃあ、わたしだって、ねえ。
[そういう縁もまた縁かとは思う。 嫁撮りには100年早いと言われたとて、 100年も経ったならどちらも爺婆だ。 それを直接聞いたわけではないけれども どうにも今後、他のどなたかと 縁続きになる気がしないのだから まあ良いか、と腹を括った後の 婚約話の延期というか、遠回しな拒絶か?
何よりも萎れてる祖父母が哀れに思える。 彼らが恩返しか曾孫の存在か、 どちらに重きを置いて萎れてるかはともかく。]
(50) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 22時頃
|
|
つまりは。 会いに行きたかったら行って良いってこと?
[まあ合縁奇縁、どんな縁も縁なのだから。 最初は確かに面食らったし どうにもナンパになれてるようだから こんな小娘には目もくれないかもしれないが。
とある日、寺にふらりと立ち寄り ご挨拶に向かったなんて後日談。 少し粧し込んでしまっただなんて そんな事は誰にも知られなくても良いことで。
お守りでも一つ買って行こう。]*
(51) yumeneko16 2020/08/31(Mon) 22時頃
|
|
[アサガオの観察日記をつけたことがある 夏休みの宿題のひとつではあったが メイとしてはけっこう楽しかった
アサガオの花は喋らないし動かない 当然ながらかくれんぼもできない だからといってこの花はつまんなさそうだなどとは思わなかったが 自分が花になっちゃうのは つまんないからかんべんしてほしいなあとは思った 起こるはずもないたとえばの話だが
やがて夏は終りアサガオの花は枯れた 残ったのは種と、押し花にしたいくつかの花弁 これで自分の役目は終わった 良かったようなちょっと寂しいような……よくわからない感じ]
(52) Akatsuki-sm 2020/09/01(Tue) 00時半頃
|
|
えー! 枯れちゃうんだあ……
[今や宿題もなんにもない身となったメイだが かつての夏のことは覚えていた 栄養のある土とたっぷりの水、そして陽当たりのよさが アサガオのみならず色んな花にも大事だってことを
だから彼女はよくこの場所にいるんだ、と>>4:24 なんとなく納得した 濃い緑の只中で打ち明け話をされた時のことだ やがてその辿るであろう結末にまで思い至って どこか抵抗じみた声をあげたが いずれ散ることについて彼女自身はなんとも思っていなかった]
(53) Akatsuki-sm 2020/09/01(Tue) 00時半頃
|
|
そんざい……ひょうげん。
[メイはこてりと首を傾げた>>4:25 言葉の意味が分からなかったからではない ただのみこむのに時間がかかったからだった
人から愛を受けて育ち 愛が与えられねば人のように元気をなくし 人の身体を養分にして咲き乱れる そんな花にまつわる怪談を聞いたときの空恐ろしさもあった
だが、それ以上に 彼女が言葉でもって示した花としての不変は メイにとっての希望となりうるものであった
メイは死して初めて、花になるのも悪くはないと思った
だが、自分が他の何にもなれなくとも構わなかった 花としてかわらないなら メイを覚えていてくれると言った彼女もまたかわらない、そういうことだよね?]
(54) Akatsuki-sm 2020/09/01(Tue) 00時半頃
|
|
そう、 ……そっかあ、ふふふ。 気付けるといいなあ。いいんだけどなあ。
[足下にある何かに気付く それができていればあるいは メイはユーレイなどにはならず 今もあたたかな陽だまりの下で生きていられたのかもしれない
後悔をしてもしかたがない メイは笑って髪留めからひらり、手元に渡った花弁のひとひらをゆるく握った>>4:26 陽だまりにあたっていたばかりのようにぽかぽかとしていた
しかしこの花弁、かくれんぼ時々隠れ鬼で動き回っていたら すぐにどこかに行ってしまうかもしれない とっさに自分の頭、ヘアピンでもさせそうな位置に置いてみたら ぴとっとくっついてしまった。ふしぎ! でも便利!]
(55) Akatsuki-sm 2020/09/01(Tue) 00時半頃
|
|
[かくして手ぶらの両手を組んで かくれんぼ以外の好きな遊びについて考える―― だが――おにごっこ、あるいはなわとび それらも広い意味では勢い良く動き回るものだ>>4:27
そうじゃなくてもっと……おうちの中で遊ぶ……]
………お、おりがみとかどう? ひこうきの形に折って、飛ばすんだけど、 折り紙を投げるだけだから、……だいじょうぶだよね?
[そこはかとなく心配そうな目つき でもひこうきのみならず ふうせんとかかえるの折り方も知ってるし なんとかなるよねえ、と すぐさま楽観的な考えへと染まっていった
なお提案してみたはいいが 実際の腕前は16点くらいであった]
(56) Akatsuki-sm 2020/09/01(Tue) 00時半頃
|
|
[ところで人というものは 想像することができる生き物である
夏の盛りの別れは確かにメイの中に寂しさを残していったが 花が咲く季節>>1:17になればいつのまに 通り過ぎる景色の中に彼女に似た花を探していた そうして似たものが見つかれば 話しかけもしていた
メイの中でもこうして沙羅の花は生き続けた つまりはそういうことだ 返事はあったのか否か、それだけでも再会のおはなしを語る土壌にはなろう 機会があれば掘り起こすことも――あるいは**]
(57) Akatsuki-sm 2020/09/01(Tue) 00時半頃
|
|
―丞さんと宴会場で―>>3:5
[丞さんから聞いた昔話になんと驚いたことでしょう!]
三日三晩人里に降りずに生き延びる...!?
[寺生まれってスゴイ。改めてそう思った。
それに樹海で死者の宴に祭囃子と 続く話はまさしく我が宴のようで。>>3:6 >>3:7]
あの時の...!?
[忘れる訳があるまい、ジョッキを受け取らない人など! 走り去っていかれたときは、放心しながらやり場のないジョッキを煽ったものです。]
いや、でもあたしは... か、かわい...かわいくはないと思うのですが
[いまは照れ隠しにジョッキを煽らせてください...!]
(58) 亜鉛猫 2020/09/01(Tue) 01時半頃
|
|
[いや、それにしてもこのまさかの再会、 10年前の恨みとやらで 成仏させられるのかと思いました]
いやはや、こちらこそまさか再会スルトハー
[なので意外な言葉に虚をつかれたものです。>>3:8]
えっ...感謝...?恩人...??
(59) 亜鉛猫 2020/09/01(Tue) 01時半頃
|
|
いやそれに..べ...別嬪なんて....!
[ここ数十年樹海に来るような人しか見てないから 一般的にはわからないけれど...少なくとも おしとやかな沙羅さんとか! 金色の髪の鍋木さんとか! 天真爛漫メイちゃんとか! かっこよ美しい千早さんとか! ついでにいえば病弱色白落合さんとか! の方がよっぽど別嬪でしょう!>>3:8]
丞さんもほら!10年前よりか、格好良くなりましたよ...!
(60) 亜鉛猫 2020/09/01(Tue) 02時頃
|
|
[何はともあれ酒に誘われるのは嬉しい事です! 樹海では誘ってばっかりなんですもの! 勝負なんて面白いじゃないですか!>>3:9]
よーしいざ勝負!
[勝利の報酬内容には頬を染めますが!]
ええっ!? か...からかわないでくださいよぉ!
で...でもそんなこと言って成仏させる気でしょう! ホラー映画みたいに!
[それはもうこちらにとっては随分あわあわした再会でしたが、けらけら笑う丞さんにこちらまで可笑しくなってきて、 とても楽しい気持ちで宴を過ごしたものです。**]
(61) 亜鉛猫 2020/09/01(Tue) 02時半頃
|
|
―コア・トリク=エさんとのカクテルパーテイー―>>4:29
[ふしぎないきもの、コア・トリク=エさんから、格好が風変りだといわれたのです。 >>4:29]
こすぷれ...?いいえ、ええ。女給の正装ですよぉ! それにふふ、 コア・トリク=エさんの方が風変りでしょ〜う!
[つっこもうとしたら すう...と細まったコアさんの目...?には面喰らいつつ。 そこが目なんだ...!!と思いました。]
(62) 亜鉛猫 2020/09/01(Tue) 02時半頃
|
|
[ビールを渡した時も、そこが口なんだ...!!と思いながら、呑まれていく様を見守ったものです。>>4:30]
おやぁ、ビールの爽やかな苦みと甘み、僅かな酸味、 麦の香りと炭酸の喉越しの妙がわからないなんて! ...かくてる?
[そうしてコアさんが取り出してくだすった液体! ブルーハワイとやらとブラッデイマリイとやら!]
まあ綺麗..!ええ。海のようでもあって カフェーのステンドグラスみたい! うわっ...そっちは...血...!?
[うろたえているとコアさんのなにやら不思議な動き!>>4:30 えっ!?なになに!?なんの動き!?]
で、これらがお酒ですって? ええ。ええ。ぜひとも作ってみますとも!素敵!
(63) 亜鉛猫 2020/09/01(Tue) 02時半頃
|
|
[手???を叩く音にはビクッとしました。>>4:31 でも服装を褒めてくれているようで。]
ふふ、エプロン、いいでしょう! 晴れ着なんかの方がすごく..羨ましいけど... うふ、ありがとうございます! えっ、死に装束...!?
[わっ、片方の目...!?が閉じた...!? ウインク...なのだろうか...!?]
え、縁起がわるいですねえ! 死んだときにこの服だっただけで... 一張羅って呼んでくださいよぉ!
(64) 亜鉛猫 2020/09/01(Tue) 02時半頃
|
|
[得体の知れないコア・トリク=エさん。 それでも教えてもらったカクテルには随分心が躍って、 次の日には、鍋木師匠と作った様々な色のカクテルをお盆にのせて、 るんるんとコアさんの元にむかったのでした。**]
(65) 亜鉛猫 2020/09/01(Tue) 02時半頃
|
|
─ 風呂裏 ハナ ─
かくれんぼは残念でしたわね。
[隠れさせて欲しいと>>5:24来てくれたものの。 女も参加者だったものだから。 大人二人、揃って見つかってしまった。]
失せ物、探し人。 見つけることは得意なのですけれどね。
[例えば、棒占いとか、と。 拾った棒を倒して見せたりしたのがきっかけだろうか。]
(66) simotuki 2020/09/01(Tue) 09時半頃
|
|
あら、未来を知りたいと思います?
[占いへと興味を持った様子で。 尋ねてくる彼女に、女はどこか愉快げ笑いました。]
少し、まだまだ、と言うからには。 興味があるとそういう事でしょう。
ふふふ。 欲張りだなんてそんな。 捨てたくないとは、当然の望みでしょう?
[この世に捨てられる、いつか成仏。 人ではないと言っているような言葉にも女は曖昧に笑う。 或いはホラー映画の話の延長であるととらえているように。]
(67) simotuki 2020/09/01(Tue) 09時半頃
|
|
楽しい暮らし。おかしく楽しく、飲み明かすのでしょうか。
[錬成された未知なる液体。 女はその濁った表面を見てから、首を傾ける。]
……。 未来などね、触れるものではないのですよ。 手に入れようと触れれば。 望むだけ。 永遠に。 それとも本望なのかしら。
[彼女の語った怪談話。 死しても尚、宴会を続ける者たち。 それはそれで、幸せなのでしょうか、と。]
(68) simotuki 2020/09/01(Tue) 09時半頃
|
|
鏡に映る未来に触れた女には。 例えなにが変わろうともその未来という芯がある。
幸せだけは決まっている事なのですよ。
[まるで秘密を打ち明けるかのように。 弧を描く口元を隠すように人差し指を立てた。]
(69) simotuki 2020/09/01(Tue) 09時半頃
|
|
ふふ、折角だから頂きましょうね。
[錬成された謎のカクテルを口付けて暫し。 女は無言でいたけれど。]
……。 そういえば、興味があるのでしたら占いましょうか。 未来を見ると言っても。 ほんの些細なお遊びとして。
[そう言って、カクテルの隣りに水晶玉を並べた。 その次は、トランプ、次はタロット。 占う方法は変われど、味見役としての反応はいつも同じく。 まるで初めて、すごいものを飲まされたという顔をして。
新しい常連を迎え入れていた。]**
(70) simotuki 2020/09/01(Tue) 09時半頃
|
|
[賑やかさというものには縁がなかった。 刀のそれは鎬を削り火花を散らすような場面だろうが、 懐刀ではそのような機会にも恵まれない。
迷い込んだ宿には人や、人であったものなどが集まった。 語られていく怪談に様々なことを思いはすれども、 山津波に呑まれ、見捨てられた集落の話には>>0:81 覚えのある古疵にも似た感傷が疼く心地とは別に、 人を恨むこととは別の道があるらしいとの感想を懐いた。
─────────それは人だったものと、 そうではないものとの違いかもしれないが。]
(71) nemumi 2020/09/01(Tue) 18時半頃
|
|
………ああ。此処は月が綺麗に見える。
[似たようなものを負っていたとしても、 傷を舐めあうつもりはない。漆の盆に乗った徳利二つ。 地酒の湖月を舐めるように飲むことはしても。
月の客になりに来たかと酒精を注ぎ返してみれば>>2:40 彼女が取り出した花札に、はたと視線に丸みが帯びる。
月愛でるその言葉が " 殺し文句 " となったのは、 いつの頃からだろうか。刃折れない限り死なない男は、 譬え知っていても、適切に返す刀を持ってはいなかったが まるで性質が逆である彼女に不快感は懐かなかった。]
(72) nemumi 2020/09/01(Tue) 18時半頃
|
|
桜 御身が月を狙うなら、己は花を狙おうか 札の上では、盃が一つしかない事が惜しいな
(73) nemumi 2020/09/01(Tue) 18時半頃
|
|
[元々、桜には思うところがあるものの、 札遊戯の上である為か、明朗な彼女にアテられたように 暗いものを振り返らずに済んでいた。 然し乍ら、刀であるが故に男は負けず嫌いで、>>2:41 こいこい勝負は盃が乾くまで興ずることになっただろう。]
お陰様で美味い酒が呑めた だが、" それ " はやめておこう。
……己が触れては、御身の指を 切り落としてしまうのではないかな
[差し出された小指。彼女が人ではなくなったとは雖も、 文字通りの " 指切り " とならないかと気に掛かる。 嘗て人であった存在と過ごすひと時に次を望むからこそ、 触れることは止めておく、と頭を振った。とは雖も、]
(74) nemumi 2020/09/01(Tue) 18時半頃
|
|
こうして同じ宿にいるのだから わざわざ指を切ってまで約束をせずとも また、呑み交わす夜もあるだろう
[触れれば斬ってしまうのではないかという懸念が、 まるで杞憂であったと知ったのは後のことだ。>>3:45
男と対極の彼女の在り方は、どれほど暗い夜であろうと、 それを感じさせない程であった。満ちた月が隠れるよりも 別れが訪れる方が早かったが、惜しむ思いがある程に。
それを漸く明かしたのは、各々の出立前だっただろう。]
(75) nemumi 2020/09/01(Tue) 18時半頃
|
|
─────己も、御身が好きであったよ
己が主が御身であったなら… 恨みなど懐かず、刀折れる迄添い遂げられたろうか そんなことを、つい考えてしまう程には。
必要ないかもしれないが、……どうか息災で
[人に懐く思い。嘗て人であったものに懐く思い。 そして人ではないものに懐く思いはすべて異なっていた。
遠き昔の未練めいたものは、" 人であったもの " にしか 向けられない。樹海には懐刀の出る幕などあるまいが、 水無しの八百八沢に雪解け流れる一筋のあるように、 互いに時を持て余し、今生の別れの方が縁遠い身の上。]**
(76) nemumi 2020/09/01(Tue) 18時半頃
|
|
[格好いい人だと、思った。 語られた逸話もまた、呪われた刀の末という、 少しばかりの非日常めいたものを滲ませて。
……こんな大人も居るものなんだ、と ぼんやり思いながらも、その仕草の一つ一つに あこがれ混じりの視線を向けていたものだった。
その実、彼の正体が人を恨まんとする、 恐ろしい存在であったことには 僕は終ぞ気付くことは無かった。 だからこそ憑かれやすいのかは……さて。]
(77) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃
|
|
身体を、悪く…… 温泉、気持ちがいいものですものね。 様々な効能があるとも聞きますし。
[湯治。湯巡り。>>2:34 彼の人が何を辿って、偶々此処へ至った事かを聞きつつ 箸の先で魚の身を摘まむ。 白ご飯と一緒だと塩気が丁度良い。]
僕は逆に、語る事を目的として来たので、 ……山奥とは聞いてはいましたが、 こんな場所だとは。
後で、僕も入ってみます。 せっかくこんな所に来ましたし、 ゆっくりしたいと思っていたのも、本当ですし。
(78) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃
|
|
[そんな会話を交わしたのが夕餉時。 そう言われたから、という理由もあったが、 元来温泉自体は好きなほうだ。
すこし冷えた空気を感じつつ、湯船へ向かえば そこには既に先人の姿が。>>2:35] どうも。 はは、ひょろひょろでお恥ずかしい限り…… 体力も、そもそもないもので。
……鍛えれば、あなたのように なれますかね。
[ぽそりとそう零したのは、憧れから来たものか。 兎角、彼からどのように適度な運動をすればよいかを この時に幾つか、尋ねたことだろう。]
(79) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃
|
|
[彼が僕を避けないでいてくれた理由が、 左腕に憑いた彼女であるとは、知ることは無かったが。 ここでも僕はまた彼女に恩義が生まれてしまっていたか、 等と気が付くことはおそらくは、無い。
初めはあっという間に息を切らしていたものも、 少しこなれてくれば、話をするくらいの余裕は 持てるようになってきた。]
……思いを。君の思い遣りは、 ちゃんと僕に伝わったよ、と。 語ることで、それが残ればいいと考えて。
あなたがそう言ってくれるなら、 僕もなんだか、救われた心地です。
[目線が僕の左腕に向いていた理由はよくわからないが、 その言祝ぎは、僕の背筋を伸ばさせるに足りたもの。]
(80) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃
|
|
[憧れる人からの激励は、僕に力を与える物、――]
は、はい。温泉、入りましょう。 あの、……ありがとうございます、師匠。
[彼の背に向けて、深々とお辞儀をして。
奇縁から始まったものではあったけれども、 きっとこの日々が終わっても、 せめて運動は続けていこう、と 心に決めて。
僕にもあのように在れる未来は来るのか。 それは、まあ、――僕次第というところだろうが]*
(81) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃
|
|
[わたしはススム。 生前の名前はわからないけど、そんな響きだった。
……うん。彼、明の左腕に取り憑いている、亡霊。 別に居たくてこんな場所に憑いてる訳じゃ…… 無くもないのだけれど。 妙に居心地が良いのだもの、ここ。
病院の地縛霊だったわたしが、もののはずみで 彼の腕にくっついてしまったってだけで。 そりゃあ、明は危なっかしいし、ひょろいし、 すぐ折れてしまいそうなくらいに弱いし。
だから守ってあげなきゃって。それだけ。 うっかり悪い霊に拐かされてしまっては、困る。
刀のおじさまは、私を認めてはくださったのかな。 こちらに向けられた視線は、柔らかだった。>>2:36]
(82) uiro 2020/09/02(Wed) 03時頃
|
|
[うん。だから、だからね。 明を無理させるような何かがあっては困るの、と じっと、ジョッキを持った彼女>>3:32を 左腕より睨みつける。]
( 飲み勝負なんて身体に負担が掛かる事! あなたみたいな幽霊ならともかく 元病人の!未成年に!なんてことを!! )
[思い(という名の殺気)は通じたのか。 表情を一変させ、ゴクゴクと豪快に勢いよく ジョッキを傾けて空けていく女給の姿を、 明は呆気に取られたように見上げていた。 急にどうしたんだろう、と思わせたことだろう。
けれどね、明も明だとは思う。 いつだって辛気臭い顔をしているもの。]
(83) uiro 2020/09/02(Wed) 03時頃
|
|
[彼女が明を元気付けようと、 あれやこれやと声を掛けて連れ回していることは、 傍目からでもよくわかったから。
その心意気は、ありがたかったの。 私はただ気付かれず、憑いているだけだから。]
( でも!!!でもね!!! 限度というものがあると思うの!
山道を猛ダッシュして行こうだとか! 船はないけど川下りに挑戦しようとか! 滝壺に思いっきり飛びこんでみようとか! )
[後輩は健康体でも危なくはないかしら。 彼の心臓が止まったら困るもの、必死でその度に 殺気を向けて誘いを辞めさせたものよ。]
(84) uiro 2020/09/02(Wed) 03時頃
|
|
[……滝に飛び込んで行った姿>>3:33を、 明が小さく「楽しそうだなあ」なんて言ってたから ぎゅうぎゅう左腕を引っ張って止めさせたりも、ね。
頭ごなしに否定するつもりは無いけど、 命に関わりかねないものだけは、全力で 止めさせていただいたの。
そのうち向こうも塩梅がわかってきたのか、 畑仕事とか、普通のお茶とか。>>3:34 そうそう、そういうので良いの。 「お誘い、いつも有難うございます。フローラさん」 って言ってる明の横からニコニコしたものなのよ。
南瓜頭の料理は、どれもこれも美味しそうだった。]
(85) uiro 2020/09/02(Wed) 03時頃
|
|
[けれどねフローラさん。 何に対抗してか、メイを小脇に抱えてきた時は 私もびっくりしたんだから。
明はもっとぽかんとしてるの。当然ね、 私の存在なんて気付きもしないのだから。 ……でも、そうやって 大事にねって>>3:35 言ってくれたの、嬉しかったのよ。 私みたいな幽霊に気付く存在は、希少だから。
間抜け面の明と対照的に、 私は精一杯、見えないだろうけども あなたににこっと微笑んだのよ。
一番近くて一番遠い、そんな私達の関係に あなたは憧れてくれたのかしら。 私もね、ぐいぐい明を引っ張っていけるあなたが 密かに羨ましくあったのよ]*
(86) uiro 2020/09/02(Wed) 03時半頃
|
|
[メイちゃんは、参加者の中で比較的 僕に歳が近い女の子だった。 その事に幾らかの親近感を覚えながら、色々と話を したことが記憶に残っている。 名前の話>>4:21なんかは、特に印象にあって]
……そうなんだ。 それじゃあ、もしかすると 同じ名前になっていた可能性も、 あったのかも知れないね。 惜しかったなあ。
[もう少しでお揃いだったのかも、と そんなことを微笑みつつ告げて。]
(87) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃
|
|
[……それで。なんだかよく僕の左腕のほうに 得意げな視線を向けていたのは、 結局、……何故だったのだろう。]
(88) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃
|
|
[言っておくわ。明は鈍いの。 他人からの好意とか、そういうものに。
だから、本を読んでたり運動をしていた折に たまたま目が合ったとしても、よく合うなあ程しか 彼は思いやしないし、 流しそうめんをせっせと掬おうとして 箸の間をくぐり抜けていったところを見られても 恥ずかしいところを見られちゃった、位にしか きっと考えないというお話よ。
だから! あなたが抱いてる好意なんてすこしも彼には 伝わってやしないし! そんなお話をしてるのを羨ましく思ったりなんて 私はちっともしないんだからね!>>4:21]
(89) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃
|
|
[……こほん。
彼女の正体は、私にはわかっていた。 人の身体をのっとった亡霊。 そう、私が明の左腕に憑いたように、 彼女もまた、女の子の身体を間借りしている。
私は全てを乗っ取っている訳では無いし、 出来ることと言えば左腕をちょこっと動かしたり ぐいぐい引っ張ったり。精々その程度だ。
当然の話。 私は明になりたいわけでは無いのだから。]
(90) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃
|
|
[気付いて貰えなくても、傍に、──なんて、 慎ましい思いだけで憑いてる訳じゃ無いのだ。
だから普通に羨ましいし。 いつしかフローラの左腕にがっしり掴まった 彼女を見た時は、>>4:22 負けじと明にしがみついたものだけど、 ……どうであれ、私の存在が気付かれる道理は どこにも無い。
私の居場所はここにしか無い。 生前の記憶も薄れ、身体も失い、それでもなお 居ても良い場所を必死に守ってるだけ。]
(91) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃
|
|
[万が一メイが彼の右腕にしがみつこうなんて もしも実行しようとしたなら? 私は必死に追い出した筈よ。
何てったってシェアするにはこの身体は 弱すぎるものだし、……あとは単純に。 私が嫌だ って。 それだけ。ぷーんだ。
一緒に居られるけれど気が付かれないのと、 話したり笑ったり出来るけれど 一緒にはいられないの。
果たしてどっちが、幸せなのか。 そんなの、私にもわからないけどね。]*
(92) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃
|
|
[ 花は枯れるものですけれど>>53 成したものまで失われるかというと 必ずしも──そうではないのです。
栄養のある土に私たちは咲き、 天から降り注ぐ水を受け、風にそよぐ。 沢山の栄養を糧に蕾を作り、実を成す。
そして散った後には 次の花を咲かせる準備を始めるもの。
それは確かに元の花ではないのでしょう。 けれど…、形に。模様に。立ち姿に。 引き継がれていくものは必ずあるのですから、
私たちが咲くことは無意味ではないのです、と。 ]
(93) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃
|
|
[ 花の儚い生き様以外に貴方に 伝えられる術は、ありませんでしたから。
>>55私の代わりに花の一部を、貴方に。
私自身が枯れても、瓣一枚。 貴方が離す気が無い限り貴方の傍で咲くのでしょう。 ]
(94) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃
|
|
折り紙。…ああ。 それなら私も存じていますとも。
ひこうき…は良くわかりませんが…
[ その日。 紙を折って「ひこうき」なるものを作り>>56 一緒に飛ばして遊んだりなどした貴方。
( 彼女の「ひこうき」ときたら あまりにも飛ばないものですから、代わりに そのうち私が折る係をする事になりました。 … でも、それで良かったの。 ) ]
(95) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃
|
|
[ 彼女との思い出は確かに私の中に。 それは栄養の代わりに花の全身へ漲り 軈て再び巡り合うまで廻るのでしょう。
いつか、過ぎ去った晩夏のあとに 何度となく春夏秋冬を繰り返したとして─── ]
(96) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃
|
|
[ 花の名前を貴方が記憶し続ける限り 土壌に語り草が芽吹く日も遠くはないのでしょう。
冬来たりなば春遠からじと申します。 出会いの季節は何れ程長い冬を経てもやって来る
…… そういうものですから。 ]*
(97) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃
|
|
[さて、あの日々で結んだ縁も、 時を経て繋がるものもあり、泡沫に消ゆるものもあり。 俺の中には確かな経験として残り、今日も慌ただしく過ごしている。]
……できた。 俺史上最高の自信作……。 クリームたっぷり南瓜のパイだ!
[厨房から甘い匂いを漂わせ、 顰めっ面をしている親父を無視し、 出来上がった料理を部屋に持って行く。
丁寧に切り分けてから、 少し息を呑んで、“児哭き皿”に南瓜のパイを乗せた。]
……どうだ! 美味いか!
[皿は哭かない。少し興味を示したように笑っている。 どうやら気に入ってくれたらしい。]
(98) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[——あれからも皿との共同生活を続け、 未だに成仏させる方法は見つけられていないが、 発想の転換。このワガママ娘の好き嫌いを失くしてしまえばいい、と至る。
相変わらず独り身だが、独学で料理の腕を磨き、 南瓜で絶品のスイーツを作り上げるに至った。 これなら婚活でもちょっとした武器にできるだろう。 ……努力の方向音痴? 言ってくれるなや。
南瓜を使ったメニューを研究したのは、 あのコテージでの日々、そして南瓜頭のじるを思い出したのが切っ掛け。 これも俺の中に残る縁の一つ。 まるで腐れ縁のように、南瓜と付き合い続ける毎日になった。]
(99) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
……これを美味そうに食って、 花のような笑顔を向けてくれる嫁さんが……。 早く欲しい…………。
[こびり付いた愚痴と化したそれをひとりごちると、 皿のワガママ娘が不満そうに鼻を鳴らす。 こいつもだんだんマセてきやがったな……。]
(100) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[今日も俺は修行を続け、親父と戦いながら婚活も続け、 子供の霊と遊んでやるための体力作りに励み、 寺に尋ねてくる異形を迎え撃って話に付き合い、 樹海に篭もっては亡者の宴の夢を見て、 鉢植えの黒種草が咲く時をじっと見守り、 刀に宿る神とやらに祈る日課を欠かさず、 並行世界の俺が勝てなかった怪異と相見える時を待ち、 霊に憑かれた少年が尋ねてくれば歓迎して相談に乗り、 婚姻の契りがあった女の子が尋ねてくれば背筋を伸ばして秘蔵の茶を淹れ、
怪異により危険が及ぶ者がいれば駆け付けて力になってやり、 困り果てた霊や妖がいればその話を聞いてやる。]
(101) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[これまでも、これからも怪談とは隣り合わせ。 寺生まれの日常はなんだかんだ楽しい。**]
(102) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[最初の日 ぱたぱたと駆けるたびスニーカー特有の足音が鳴る とにかく早く語る会をやるところに辿り着きたかったメイは 入口にいた着物の女の人に挨拶するのをすっかり忘れていた>>5:10]
こんにちはー! ……またあとで!
[挨拶を返してぱたぱた、建物の中へ。 ここにいるってことはメイと同じ目的で だからまた会えるだろうとあっさり考えていた やがてその通りになった
彼女は占い師だそうだが かくれんぼにもめっぽう強かった]
(103) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
わわっ! ……見つかっちゃった。
[その腕前は語る会の後>>5:11 なぜか始まったかくれんぼ大会でいかんなく発揮された まるで魔法のようだとまで思い興味深げに「どうして?」を繰り返した つまりは質問責めにした]
これでわかるの? すごーい! ……わたしにもできるかなあ。
[握られていたのは魔法の杖ではなく変わった形の枝 これだけ見るとメイにもできそうな気がした 三葉先生のレクチャーを受けながら 手の中の枝を見つめて考える]
(104) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
今は…… 思いつかないかなあ。 だってこんなに広いところで好きに遊べて、 かくれんぼしてくれる人たちもいて…… わたし今、おっきな宝箱の中にいるみたいだから!
[見つけたいもの――メイにとっての宝物>>5:12 今はそれがだいぶ揃っていることをふしぎな例えで示す だが、それはそれとして ダウジングをかくれんぼに使ってみたい欲もあった ことあるごとに試してみたものの 握った枝はうんともすんとも言わなかった
なんてことはない、 メイが無意識のうちに気付かぬようにしていた できれば長く遊んでいたいという心に反応したというだけの話]
(105) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
あっみつばのおねえさんこんにちはー! 今日も元気だよ!
[ふとした出会いも何度も、何日も積み重なれば日課となる>>5:13 生前、よく道端で声をかけてくれた近所のおばさんと 築いていた距離感に近いものが かの占い師との間にあったとメイは思っている ちなみに彼女のことは「おばさん」とは呼ばなかった、ほんとだよ
お話のネタならたいていその辺に転がっていた かき氷の味、本の中身 ハナおねえちゃんが滝にどぼーんととびこんだこと>>3:33 忘れてはいけない占いの話]
(106) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[彼女にかかれば神秘的な絵が描かれたカードも 綺麗な石も占いの道具になる だけどメイはメイ自身を占ってもらったことはなかった 自らおっきな宝箱にたとえた場所から出るまで、ずっと
一度、南瓜頭のお世話係な小動物が 黒い悪魔のことで愚痴っていたのを聞いたので 勝手に相談に乗った気になって どうすればアレをなんとかできるのか占いにいったことはあったけどね]
(107) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[最後の夜のこと>>5:14 デザートとして振舞われたあんみつがこれまたおいしくてうれしくて お行儀悪くお皿とスプーンを持って駆け回った末 たまたま落ち着いたのは彼女の傍]
縁? ……ああー、運命の赤い糸みたいなやつ。
[スプーンを持った手を振る メイと彼女の間に繋がる糸など見えないが 見えなくてもそこにあるものをとっくに知っている メイも、きっと彼女も]
わたしもみつばのおねえさんと会えて楽しかった!
[黒い瞳を見つめてにっこり笑う 瞳の奥にミナおねえちゃんの顔が映る そこに一瞬本来のメイ――髪を二つ結びにしたワンピース姿の女の子が ダブって見えたのは気のせいだったのか今となってはわからないことだ 彼女の瞳には何が映っていたのだろうね?**]
(108) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[いつになく神妙な面持ちの多布さんから、 ひやりとしたサイダーを受け取って>>5:5、 促されるように、僕もひと口、こくり。
告げられた、議題は── ]
……えっ。 あれ。僕そのために呼ばれたんですか。
[一体何をするのか知らずにいたため、 そんな素っ頓狂な返事をしていた。]
(109) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
まあ、確かに…… あの南瓜頭の下がどうなっているかは、 気にはなりますけれど。 それって、……
[覗いちゃあだめですよ、って ジル自身が言ってた気もするのだけれど。 それでも彼は既に、何度か挑戦をした様で]
……よく、やろうと……。 確かにそれだけ色々やっていれば、 多布さんは警戒されていると思いますけれど、 僕が協力したところで……
[ううん、と少し困ったように言葉を濁す。 お世話になっているものだし、いいのかなあ、と。
なお左腕は、別に止める素振りは無かったが、 じっと、じいっと多布さんの方を窺っていた。]
(110) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[ よくないことをしようとしているのは、 左腕も、よくわかっていた。 でも、それ以上に。 この目論見はきっと失敗するでしょう、とも 思っていた。
あの南瓜頭の霊がどんなものかを、 わかっていたがゆえのお話。
だから別に止めはしないけれど、 明に何かがあったら護るつもりだったし、 万が一のことがあれば、多布さんの方に 毛髪がどっかに行く呪いをかける気でもいた。]
(111) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[ともかく。 頼んだぞの言葉とともに渡されたチラシ>>5:9に 呆気にとられて、反応がおくれた。]
えっ、あの。 僕、やるなんて一言も……
あー……
[快活に行ってしまった、その背を見送り。 どうしたものかなあ、と困った様に呟いた。]
(112) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[それから、どうなったかと言うと。]
ええと、ジルさん。 少しお話、良いですか……
[厨にやってきたジルにそう、しゃがみこんで 声を掛けて、隙を作る。 何でしょうか。そう言ったジルの動きが止まり。]
実は、──
[こちらに注意を寄せている間に、背後から 多布さんの影が躍り出て、……
何もかもが、スローモーションに見えた。]
(113) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
ぽとり。
(114) ui6 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[ 南瓜頭の下には、 ―― ひと回り小さい南瓜頭が、あった。 ]
(115) ui6 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[ ジルの様子はいつもと変わらず、おっとりと。 ちょっとだけ、拗ねたような声音を滲ませて ]
もう。 多布様、少しばかり悪戯が過ぎます。 言いましたでしょう。 頭を外そうとしてはいけませんよ、って。
そんなに何度も狙われては、 警戒の一つや二つもしてしまいますよ。
罰として、そうですね。 一緒に餡蜜でも、作ってくださいませんか。 落合様も。あなたも、共犯でございましょ?
[ ね。と。 そう言いながら、強制的に二人を巻き込んで 楽しいお料理教室が始められることとなった。]
(116) ui6 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[ そんなこんなで。 皆さんが召し上がった餡蜜の白玉は やけに形が不格好であったかもしれませんが。
それはそれとして、楽しい思い出になっていればと ジルは思っております。]*
(117) ui6 2020/09/02(Wed) 22時頃
|
|
―沙羅さんと餡蜜の席で―
[沙羅さんの小さな口から そんな恐れ多い言葉がでるなんて!>>5:15]
ええ!? いえいえいえ、あたしこそ沙羅さんみたいな... 美しくておしとやかで可憐でお優しい.. そんな人になりたかったですよ!?!? あたしなんか ついはしゃいじゃって...
[この間なんか滝に飛び込んじゃって大変だったし!>>3:33 船がないので丸太で川下りしたときは...>>84 いやあたしは何をやっているんだ...?]
(118) 亜鉛猫 2020/09/02(Wed) 22時半頃
|
|
[これほどまでに綺麗なかたが隣にいると緊張するものです。 嗚呼、あたしも、沙羅さんの隣に並んでも映えるような死装束ならよかったのに! 一層餡蜜の美味しさが増す気がします。 もっちりした白玉にかかる甘いシラップと黒蜜、小豆の食感の残る餡!桃や蜜柑の瑞々しさ! おいしい! 白玉がちょっと不格好なのは>>117ジルさんの手がちいさくてかわいいからでしょうか? これちょっと日本酒かけても美味しいんじゃない? などと思っていたら語られる真剣な話。>>5:16]
ええ。こうしていられるのがとっても不思議...
[沙羅双樹の花の色、盛者必衰のなんとやら! いつか、あたしも滅びる時があるのだろうか..]
(119) 亜鉛猫 2020/09/02(Wed) 22時半頃
|
|
[差し出された勿忘草。>>5:17 大切に受け取りますとも!]
綺麗...!
[添えられた言葉には少ししょんぼりしつつ。 でもそれに続く言葉には満面の笑みで!>>5:18]
(120) 亜鉛猫 2020/09/02(Wed) 22時半頃
|
|
[暖かい食後のお茶を頂きながら。>>5:19 ジルさんが近くを通ろうものなら、 ジルさんのふわふわのせなかをもふりと撫でます。]
ほんとに...!?また会える...!?
心を焦がすだなんて... 沙羅さんの方がずっと眩ゆいですよ! あたしの方が惹き寄せられますよ!
[美しい花に惹かれる蝶蛾のように! 頂いた勿忘草は 小さく透明な硝子の小瓶に入れて、大切に持って帰ります。
たとえ枯れようともあたしの傍に。 そして再会をいつまでも願うのです。*]
(121) 亜鉛猫 2020/09/02(Wed) 22時半頃
|
|
-樹海の奥で- [そう、コテージの日々を語り終えました! 樹海の亡者たちは聞いているんだか、聞いていないんだか 盛り上がっていることはたしかです。
この一週間は一体なんだったのでしょう。 この地を出られなかったあたしへの 神様からの贈り物だったのでしょうか? 辺りの空気はすっかり秋めいて。 手に残るもの、残らなかったもの、どちらも胸に抱きしめて 樹々に遮られた彼方空を仰ぎます。
願わくば、どうか皆お元気で いつか、再び会えますように―――**]
(122) 亜鉛猫 2020/09/02(Wed) 22時半頃
|
|
[いつかの話。
婚活パーティーのチラシを片手に、 とある寺に、片腕に霊を憑けた少年が 尋ねて来たとか。 ここから霊能編が始まるかは、──さあ、 未来を見る力でも無ければきっと、 わかりませんことで。
ただひとつわかるのは。 あの時語られた様々な話は、ひとつも忘れずに 少年ずっと覚えて、語り継いでゆくであろう事。
親しい友人たちの様に。 思い出のひとつひとつの様に。
忘れえぬ、もう来ない日々を、胸に抱いて。]*
(123) uiro 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
[この公園でかくれんぼをする時は気を付けようね 奥の奥まで踏み込まないよう 日が暮れるまでにお家へ帰ろう
そうでないと かくれんぼが好きな少女が いつのまに混ざり込んでいて 遊び相手を求めてだれかを引きずり込んでしまうかもしれない]
(124) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
えーーー! わたしったらそんなことしないよう!
[少女はぶんぶんと首を横に振る ふたつ結びの黒髪にシンプルな一色のワンピース ヘアピンでもさせそうな位置に 淡い色の花弁がぴとっとくっついている>>94]
「わたし、って……ええ……」
[ドン引いてる気配のするこの人によると 40年前くらい前にもメイみたいなことになった子が出て その頃からユーレイの存在が噂されてるいわくつきの場所らしい そんな昔のことメイにはわからないのに]
(125) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
つまり昔のユーレイのお話を聞きたくて。
「ええ」
わたしに出会った。
「ええ」
でも昔のユーレイなんてわたし、知らないよ。
「ええええええ」
がっかりしないで! 代わりにわたしのおはなしを聞かせてあげるから! ほら!
[慰めるように肩を叩こうとしたができなかった お話はできるのに。実に惜しい]
(126) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
[まあいい―― あの時のように語り部となる許可は出た ならば始めるだけだ
観客はひとり、語るべき話はひとつ]
あれはまだ夏の暑さが残る頃だったんだけど、 フシギなチラシを見つけて、 山奥まで怪談を語りにいったんだ―――**
(127) Akatsuki-sm 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
―― 不思議なお話は、これにて おしまい。
[ 最後にひとつ燈っていた蝋燭は、 ふい、と 掻き消えて。それっきり。 ]*
(128) ui6 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る