156 カイレミネ島の雪
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トレイルは鷹の爪団 マドカに投票した。
ブローリンは鷹の爪団 マドカに投票した。
モニカは鷹の爪団 マドカに投票した。
ミナカタは鷹の爪団 マドカに投票した。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
― character …… player ―
抱擁されることなき鱗魚人
トレイル …… Teal
心優しい人犬with小猿
ブローリン …… megurou
雪に消えた首無騎士
マドカ …… jack
いつかはわたしも王子様☆
モニカ …… rucoco
NPCにもモテモテ(男限定)守護者
ミナカタ …… SUZU
(#0) 2013/12/26(Thu) 00時頃
邂逅は一度きり狂人
ジリヤ …… manami
少女を宿した癒し系黙狼
ヒュー …… souka
冷静と情熱の間に導師
マユミ …… rito
and ヨーランダ/ティモシー/ワンダ/ケヴィン他
カイレミネ島のみなさん
(#1) 2013/12/26(Thu) 00時頃
/*
まじめに注釈しようとしたのですが、
一部ギャグっぽくなったことに謝意を示したいと思います。
皆様、お疲れ様でした。
想定していたよりも長丁場になってしまいましたが、
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
体調など崩されていないことを祈りつつ。
(#2) 2013/12/26(Thu) 00時頃
>>-1>>-2
キャッキャッヾ(*´∀`*)ノ゛
(#3) 2013/12/26(Thu) 00時半頃
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[ねえ、いつでもあたしは願ってる、この男と同じように] [どうかこの瞬間のあなたが、凍えてつらくありませんようにと]
(0) souka 2013/12/26(Thu) 08時半頃
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[──あたしでも誰かを愛せるというなら] [届かない声で。囁けないことばで。冷えたこの腕で] [あなたを愛してみようと思うの、愛をくれたあの歌のように**]
(1) souka 2013/12/26(Thu) 08時半頃
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マユミは、別に大事なことではない(真顔)
rito 2013/12/27(Fri) 00時頃
楽器職人 モニカは、メモを貼った。
rucoco 2013/12/27(Fri) 00時半頃
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― マドカが眠った日 ―
ん、これで雪がやめば、 冬将軍はいなくなったってことになるのかな。 ジリヤ以降、誰も昏睡したって話は聞かないし……。 そうだと思いたいけど。
[今だ眠りの淵にあるマユミにヒュー、ジリヤを想う。 ヒューの呼吸が眠った当初より浅くなっている。 体温も低い、とミナカタの診断]
(もう、このまま目が覚めないなんてこと……) (嘘だよね? ヒューさん……)
(2) rucoco 2013/12/27(Fri) 01時頃
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― マドカが眠った日 ―
[いつの間にか、窓の外の雪は止んでいて。 それはつまり、冬将軍が眠りについたことを示していた。]
[――これで、よかったのだろうか。]
[ゆっくりと深い眠りに落ちていく少女の顔。 飲ませてしまった後にそんなことをまだ考えている自分は、ひどく滑稽だと思う。]
(3) SUZU 2013/12/27(Fri) 02時半頃
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『私は、寂しいの。 だから皆欲しいのよ。一緒にいてくれる人、みんな。』
……気づけなくて。 寂しいままで、ごめんな。
[ずっと気づけなかった、マドカの心の声。 呟いた懺悔は、もう届かないだろうことはわかっている。 謝るくらいなら一緒に行ってやれたらどんなにいいか。他の誰かを連れて行くくらいなら、という考えなんて過らなかったと言えば嘘になる。]
(4) SUZU 2013/12/27(Fri) 02時半頃
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『その子がいけないなら、あなたを先にしたって構わないのよ?』
[あの時の冬将軍と対峙して、背筋が凍るような心地の中。その声は、甘美な響きを帯びた気がした。 どこかで、いっそ眠ってしまえばと思っていたのだ。
寂しさが、 寂しさに呼応する。
けれど、自分はその声と思いを拒んだ。 寂しいものは、寂しいまま受け入れる。とっくの昔に、それを選んでしまっていたから。 きっとこんな面倒なのを連れて行くのは、冬将軍の方も願い下げだろう。
これまで通り。生きて、生きて。寂しいままずっと苦しめばいいと。 拒んだことを、後悔すればいいと。
一瞬。眠る少女の顔が、微かに笑った気がした。]
(5) SUZU 2013/12/27(Fri) 02時半頃
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[止んだ雪は、残された想いと寂しさを吸い込んで。 やがて、溶けて消えるのだろう。
――――寂しがりやの、冬将軍と共に。]*
(6) SUZU 2013/12/27(Fri) 02時半頃
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ーー マドカが眠った日 ーー [寂しがりやの冬将軍は少女と共に眠りに落ちて 全てが終わり、ーー俺はまた死に損なった]
……気付けなくて、ごめんね。
[マドカがこうなる前に何かしてあげられることは無かったのだろうか、今更だと分かりながらもその寝顔を眺めて考えてしまう。 冬将軍に取り込まれて誰かを求めた少女、それを受け入れようとした俺。きっと共通していたから「寂しい」そんな感情が マユミを挟み関係を築きながらも、俺も彼女も相手の心の奥にあるものに気付けはしなかった。もし、もっと互いが近くにあったなら…… そうやって答えの出ない後悔を抱えて生き長らえるのが人間なのだろうか。]
(7) Tael 2013/12/27(Fri) 03時頃
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[そう、同じ想いを持った者と共に>>4]
……ねえ
護ってくれて、ありがとう
[だとしたらそれも悪くはないのかもしれない。 いつかを思わせる泣きそうな笑顔で心から思えず言えなかった言葉を口にする。 代わりになどなれない、今でもそう思っている。けれどそれはきっとこの島に生きる人々の誰もが、そして自分も一緒なんだ。]
ーー“お兄ちゃん”
[生きたいと思えなくても、死にたいという想いが雪のように溶けていったならば 俺はまだ、生きていられる。大切な人達の傍で]
(8) Tael 2013/12/27(Fri) 03時頃
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[あの絵本はしまってしまおう。魔女に何も差し出せなかった俺は陸にあがることも泡になることも出来ないから そうしてお寝坊の幼馴染みが目覚めたら「おはよう」そう言って笑うんだ。信じている、その時が来ることを*]
(9) Tael 2013/12/27(Fri) 03時頃
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ーー いつかそう遠くない未来のこと ーー はぁいおばあちゃん今日はどうしましたか?おにいちゃ……ミナカタ先生はもうすぐ帰ってくると思うので中で待ってていいですよ
暇でしたら俺でも眺めてて下さいね 若返るでしょう?毎日来てもいいんですよ。いっつもいじめられてるんでー優しくしてくれるおばあちゃんが来てくれたら嬉しいなー
[足腰が悪いナタリアおばあちゃんの手を引いて椅子に座らせてあげる。 トレイルが診療所で手伝いを始めたなんて最初は誰も信じていなかった。自分でも信じがたいぐらいだから仕方ない けれどどうやらここは俺にあっているらしい]
俺に?ありがとうございます!いやーやっぱりおばあちゃん優しいなぁー先生とは大違いだわー あっ、噂をすれば
[いつもトレイルは先生の話ばかりだね、なんておばあちゃんが笑った時帰って来た音がした。貰った飴玉を口に放り込めば玄関へぱたぱたと走る]
お帰りなさい先生!ナタリアさんにする?俺にする?それともケ・ヴィ・ン?
[例え拳が飛んできても、晴れやかに笑う 「幸せ」どういう意味だったか忘れてしまったその言葉は、もしかしたらこういう何もない日常を指すのかもしれない*]
(10) Tael 2013/12/27(Fri) 03時半頃
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−意識の海− [そこは不思議な場所だった。 眠っているはずなのに、外の世界のことが、過去・現在を問わず、まるで目の前で起こっているかのように流れてきた。 トレイルの想い、マドカの想い。抱えていた辛い記憶が、まるで自分のことのように突き刺さる。]
私。本当に、何もわかっていなかったね。 ごめんなさい。…本当に、ごめんなさい。
[勉強ばかりして知識をためていたつもりが、一番大切なことに気付けなかった自分の愚かさを悔やむ。 そしてそこでは、外の世界のことばかりでなく、眠った島民の意識も微かに感じることができた。]
ヒュー…ジリヤ。そう、だったのね。
[優しい男女の、互いを想う暖かな心。なんとも情けないことだが、眠ってから初めてわかることが、多々あった。 そしてそれは、もう一つ。]
……トレイルと、ミナカタ先生、が?え。ええと。どういうこと?
[ヒューの記憶の残滓。 そこから読み取れたのは、……二人がツキアッテイル?]
(11) rito 2013/12/27(Fri) 14時半頃
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[今思えば、自分は本当に子どもだった。 あの日図書館でモニカに子ども扱いされても仕方ない。 雪の中眠る彼を見て、いなくなってしまうと怯えたことで初めて。
―――ずっと彼が好きだったのだと、自覚するなんて。]
……。
[ヒューの言葉を念頭に、二人を見ると。 確かに初々しい恋人同士に見えて。 むしろ今まで気づかなかった自分に、頭を抱えたくなる。]
ええと、これは…失恋でいいのよね?
[可愛い女の子に負けるのなら、自分の努力不足だと諦めもつくのに…!と、見えないと分かりつつもミナカタに恨みがましい念を送る。]
まあ、それでも。
[ミナカタと一緒にいるトレイルは幸せそうな顔をしていて。 それは間違いなく、自分が望んだ光景だ。]
(12) rito 2013/12/27(Fri) 14時半頃
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なら、いいわ。 よかったじゃない、トレイル。
家族……できたじゃない。
[今度こそ幸せになりなさいよ、と目を閉じる。 トレイルのことは、今後ミナカタに任せれば大丈夫だろう。 さて。そうなると自分のやることは無くなってしまった。]
…今までずっと勉強し通しで疲れたし、寝不足だし。 失恋もしたし。
ここでだったら、マドカとも話せるかもしれないし。 ……もう少しくらい、休んでもいいわよね。
[そう決めると、目覚めるのを一時放棄する。 俗に言う、ふて寝だった。*]
(13) rito 2013/12/27(Fri) 14時半頃
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ミナカタは、マユミが大事なことなので二回ry
SUZU 2013/12/27(Fri) 22時頃
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― マドカが眠った日・続 ―
……久しぶりに聞いたなぁ。
[>>8泣きそうな笑顔で、紡がれた言葉に。目を丸くした後、くしゃりと笑った。]
ずっと謝ってばっかだったろ。
[ごめんなさい、とか。すみません、とか。 何度も謝るトレイルの声が、実はずっと気がかりだった。謝らないと一度突っぱねた手前、今更言えるはずもないが。 あのまま眠った方が、幸せだったのかもしれない。 寂しさを抱えたまま、生きることの方が。きっと苦しい。]
(14) SUZU 2013/12/27(Fri) 22時半頃
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[わかっていて、引き止めた。だから感謝されるようなものではないけれど。 なぜだろう。 滲む視界を誤魔化す様に、掌で目元を覆ってしまうほど。嬉しいと思う。]
はは……俺からも、ありがとな。
[今更謝れない代わりに。まだここにいることを選んでくれたことに、こちらからも感謝の言葉を。]
(15) SUZU 2013/12/27(Fri) 22時半頃
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[その後、張りつめていた気持ちが緩んだのか。 徐々に気温が上がり眠った者達も目を覚ますまでの間。 島でたった一人の医者が、まさかの風邪でぶっ倒れたのはまた別の話である。]*
(16) SUZU 2013/12/27(Fri) 22時半頃
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[作業が一段落ついたところで、自宅に電話をかけると、出たのは母で、開口一番に遅いと言われてしまった。]
ごめん、今診療所にいて。 これから帰るから……。 シーはどうしてる? 寝てる?
[待たせてしまったことを申し訳なく思っていると、電話の向こうからシーの声が聞こえた。さっき夕ご飯を食べさせたばかりで、変わった様子はないと、母が教えてくれた。 眠り込んでないことにほっと胸を撫で下ろしていると、早く帰って来いと急かされる。 わかったと返事をして電話を切ると、急いで自宅へと向かう。]
(17) megurou 2013/12/27(Fri) 23時頃
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ー 自宅 ー
ただいま……!
[息を切らして扉を開けると、シーが真っ先に胸に飛び込んでくる。余程寂しかったのだろう、服にしがみついたまま離れない。 寂しかったのはこちらも同じで、シーを抱きしめると頭を撫でて]
待たせてごめんなぁ、シー。 いい子にしてたかい?
[こちらを見上げて目を瞬かせているシーは元気そうで、眠そうな様子はない。 たった一日しか離れていないのに、10年振りに会ったかのような気持ちになり目に涙が浮かぶ。]
(18) megurou 2013/12/27(Fri) 23時頃
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― 雪解け前 ―
[眠るマドカの隣、白い貌が並ぶ。 ふたりとも、幼い時分から見知っていた少女達。 冬将軍に囚われていた少女――マドカは、今何を夢見ているのだろう。 その規則正しい呼吸を聞きながら、ぼんやりと思う。 もうひとりの少女、マドカの仲の良い従姉妹――マユミ。 自ら冬の海で薬を呷って、まだ目を覚まさない]
ふたりとも、早く起きないと春になっちゃうよー。
[声をかけて、カーテンを少し開く。 明るい空。外はまだ白が残り、陽を受けた雪が反射して、 部屋の中にきらきらと光を射す。 手袋を嵌めた自分の指先が目に入り、 ジリヤの店で買ったこれも、暖かくなれば外すのだろう、 と、どこか寂しい気持ちで眺める。
冬将軍同様、本来、この南の島とは無縁のものなのだから]
(19) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時頃
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[不意に、近くで小さな音]
?
[くしゃみか何かを堪えているような――]
マユミ? マドカ? 起きてる……の?
[返答はない。 室内を包む静けさに、わずか首を傾げ、]
皆が目を覚ましたら、 ごちそう作るってワンダさんが言ってたよ。
だから、早く起きておいで。
[永久の眠りに就く者がいるであろうことを薄々感じながらも、 明るい声で少女達に呼びかける]
(20) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時頃
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[それから、悪戯を思いついたような顔をして、 ひとりの少女に近づいて――]
女の子を起こすにはこれが一番って師匠が言ってた。
[白い肌に柔らかいものが触れる感触。 ふて寝の少女が目覚めるまで、あとほんの少し*]
(21) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時頃
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― 春 ―
……。 スキーって山でやるものなんだね。
[未だ海が凍っていた頃、出来上がったスキー板とストックを持ち、 意気揚々と海に滑りに行くこと数回。 その事実に気付いた頃には海の氷は溶けはじめていて、 まともに滑ることは叶わないまま、季節は過ぎた]
暖かーい。 でも、カイレミネってホントはもっと暑かったもんね。 この季節も今だけかあ。
[ぽかぽかとした陽気が眠りを誘う。 騒動から暫く経ち、目を覚ました者と覚まさなかった者と、 ティモシーの体験した通りの結果に分かたれ、 一日中目を赤くしていた時期もあった]
寂しい、かあ。
(22) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時半頃
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[騒動の最中、何度かわかりかけていたような感覚は、 日々の中で薄れつつあった。 それでも、墓場で見せたトレイルの背中。 大事なもの。大切なひと。 その情景とフレーズだけは繰り返し、脳裏に明滅する]
…………さん。
[感情の赴くままに泣いて、 それっきり、呼ぶことを避けていた名前]
(23) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時半頃
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[結局、最後に間に合うことができなかったという事実だけ残る。 摘んだ花は薬となり、或いは枯れ、 ミルク入りのコーヒーも、お弁当も跡形なく、 思い出の品も何もない
ただ、頭に乗せられた感触とくすぐったい気分と、 思い出すたびじわりと滲むその感情を、 初めての恋とは知らないまま、
今となっては僅か数日間。 刹那の雪とともに、少女の胸の中に溶け込むのみ**]
(24) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時半頃
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−雪解け− [意識が浮上するのを感じる。 ああ、この時が来たのだと。 モラトリアムの終わりを実感する。元々このままここで眠り続けていることも、本意ではなかった。
「そこ」にいる人達に、ひと時の別れを告げる。]
ん…。
[次に感じたのは、頬に触れる柔らかい物。 くすぐったいような、どこか安心するようなそれは、童話で読んだおとぎ話に出てくるものを連想させた。]
(え。ちょっと、待って)
[眠り姫を目覚めさせるために、王子様は口づけを―――。
王子様、と想像して咄嗟に一人を思い浮かべる。]
(で、でもでもでも、あいつはミナカタ先生と!)
(25) rito 2013/12/28(Sat) 00時半頃
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[心臓が早鐘を打つように鼓動する。動悸が止まらない。 このままだと、心臓が過労死してまた眠ってしまうんじゃないだろうか。]
(よ、よし!)
[意を決して目を開けると、そこにいたのは――――。]
…おはよう、モニカ。
[少女の姿に、ホッとしたような、少し残念なような気持ちを抱く。 しかし。]
(ああ、そうね)
(どんな大変な時でも、元気で、明るくみんなを引っ張り、照らし続けた。その姿はどれだけの人の心に勇気を与えただろう?)
そうね。あなたは立派な王子様だったわ。
[起こしてくれて、ありがとう。 そう言って目の前の少女の頬に、お礼のキスを贈る。*]
(26) rito 2013/12/28(Sat) 00時半頃
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[自分の深層は命を摂られると知っていた。分かっていた。 それなのに、交わしてしまった未来の約束。少し困ったように目を細めて。 見上げる。凍れる海の彼方、眠りの中の世界、どこかへと繋がっていると信じて、そっと言葉を風に乗せる]
……約束、守れなくてごめんな
[モニカ*]
(27) souka 2013/12/28(Sat) 01時頃
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-旅立ち前日-
[生まれ育った島を離れる。いざその時が来ると感慨深いものがある。 だが足を止めている暇はない。自分にはまだまだやらなければならないことがある。 あの騒動は彼女に一つの目的を果たさせたが、別の目的も生み出した。
いざ長年目的を果たして気付いたことだが、自分は思ったよりも欲張りだったようだ。 トレイルが、彼さえ幸せになればいい、そう思っていた。 だけれど。]
それだけじゃ足りないわ。 マドカも、ジリヤも、ヒューも。 全員起きて幸せになってもらわないと…私、嫌よ。
(28) rito 2013/12/28(Sat) 01時頃
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[あれから祖母の本を何度も読み返したが、結局冬将軍に取り入られ、眠ってしまった人を起こす方法は書かれていなかった。]
でも、それは無いってことには、ならないわよね。
[ここではその方法は見つからないかもしれない。 でも、外になら、あるかもしれない。]
…だったら、今その方法が無いからって、諦める理由にはならないわ。
[もともと自分は諦めが悪いのだ。こんなことくらいで、諦めてなんてあげない。 一つの決意を胸に、少女は窓から海の向こうを睨みつけた。*]
(29) rito 2013/12/28(Sat) 01時頃
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― 診療所・そう遠くない未来 ―
ただいまー。 ふぃー。あっちぃなぁ。
[往診から戻り、診療所の扉を開ける。 たまに雪が恋しいと思うほど。再びやってきた常夏の陽気に汗ばんだ首元を仰ぎながら、中に入れば。>>10]
(30) SUZU 2013/12/28(Sat) 01時頃
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……ぶっ。 んなこと言ってる暇あんなら水の一つも用意しとけ。
[その第一声に、走ってきたトレイルの額をべしっとはたく。 ナタリアばーさんとトレイルはいいとして、ケヴィンはどこから現れた。ケヴィンは。 気味悪いほど晴れやかに笑って水を取りに行く背中を訝しげに見送ると、椅子に腰かけて待っていたばーさんがくすくす笑っていた。]
……すんませんね、騒がしくて。 へ。診療所が明るくなった? 冗談でしょ。んー退屈はしねぇっすけど。 聞いてくださいよ、この間なんてあいつ――。
[先生はトレイルの話ばかりだね、とナタリアばーさんが笑う。 まさか同じことを、帰ってくる直前にトレイルが言われていたなどとは知らずに。]
(31) SUZU 2013/12/28(Sat) 01時頃
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――そんでも、よく働いてくれてますよ。 あ、本人に言うとつけあがるんで。これは内緒で。
[ぱたぱたと戻ってくる足音を聞きながら、人差し指をそっと口元にあててばーさんと目配せし合う。
成り行きで手伝ってもらうようになったが。 たまに思う。 人との交流も多ければ。その分、別れも多い場所だ。ここは、一度失くしたものの後を追おうとしたトレイルには、酷かもしれないと。]
(32) SUZU 2013/12/28(Sat) 01時頃
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[冬将軍が眠りについた後。 目を覚ました者、そのまま消えてしまった者。 ぽつりぽつりと空いた穴。島の人々はそれでも生活を続けていて。すべてが元通り、とはいかなくとも。
今が、日常になる日も近いのだろうという予感を残して。 少しずつ少しずつ、変化しながら。
今日も、カイレミネ島の診療所の一日は過ぎていく。]*
(33) SUZU 2013/12/28(Sat) 01時頃
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マユミは、もう二重投稿はスルーするのよ…orz
rito 2013/12/28(Sat) 01時頃
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ーー ある日の夜:診療所 ーー [以前より体格がマシになった、ぼんやりとしているのを見なくなった、何より働いてる姿が生き生きとしている。 誰にも助けを求めない本人に何も言えずにいた島の大人達も、密かにそんなトレイルの変化に安堵していたが 彼らは知らない少し困った癖ー或いは習慣と呼ぶべきだろうかーを青年は持ってしまっていた]
……
[静まりかえった診療所、お兄ちゃんの胸元に頭をつけてじっと目を閉じ鼓動の音を聞く 毎日のように行われる儀式めいた行為を相手はどう思ってることかちょっと怖くもある、けれど身体を寄せ大切な存在が生きていることを確認するのが今の自分には必要なことで この音を聞き続けられる限り、俺は]
……生きてる
俺もお兄ちゃんも、生きてるんだね。
……結構悪くないものだね、誰かと生きるのもさ
[きっと生きていられる。もう死にたいと独りで膝を抱えたりなんかしない 顔を上げないまま呟いて、微笑んだ*]
(34) Tael 2013/12/28(Sat) 01時半頃
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トレイルは、おかえりなさいー
Tael 2013/12/28(Sat) 03時半頃
マユミは、ヒューニヨニヨ
rito 2013/12/28(Sat) 14時半頃
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― 夜の診療所 ―
[>>34そろそろ診療所も閉める時間になると、決まって抱きついてくる。その度にまだ記憶に新しい、いつかの深夜のことを思い出してしまう。 目を閉じ、じっと動かない頭に手を添えて。髪をそっと梳く。 一度何をしているのかと訊いた時には、確か心臓の音を聞いてると言っていた。
とくん、 とくん。
静かに血が巡るそれは。音にならない音となって体に響く。 気にしなければ聞き逃してしまうそれは少し、雪に溶けたいつかの声に似ている。]
……だろう? 悪くねぇよな、生きるのも。
[くつくつと喉を震わせる。以前より大人びて聞こえる声は、どんな顔で呟いているのか。知りたいような、知りたくないような。
日が落ちたとはいえ、くっついてれば暑いくらいなのに。もうしばらくこうしてたいと思うのは、傍に居るという確かな温もりを欲しがっていたのは自分の方かもしれない。 気づかれないようにそっと、甘えてくる子供の髪へ唇をおしあてた。]*
(35) SUZU 2013/12/28(Sat) 16時頃
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― マユミが旅立つ日 ―
[見送りに海辺へ向かう。トレイルも一緒だろうか。 あれから何度か、診療所を訪れたマユミから。島を出る理由を聞いた時、目を見張りすごいと感心した。 仕方がないことだと諦めてしまった自分と違い。 まだ、諦めないと願い続ける思いは叶うといい。いや、叶えて欲しい。]
………ん?
[砂に埋もれる、緋色を見つけて近寄る。見覚えのあるそれは、凍りついた海に舞い上がっていったブランケット。]
海も溶けたしな。 流れて戻ってきたのかね。
[拾い上げ、砂を払う。 あの店で。微笑むジリヤの顔を思い出し、寂しさと温かさが同時の蘇って目を細めた。]
(36) SUZU 2013/12/28(Sat) 16時半頃
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[これは、これから旅立つマユミに渡そうと思う。 島の外で寒くないように。
そしていつか、 こうしてここへ戻ってきてくれるように――。]*
(37) SUZU 2013/12/28(Sat) 16時半頃
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― マユミが旅立つ日 ―
[島を出ると聞いてから、その日が来るまでは早かった。 冬将軍の騒動の後、以前よりマユミと話す機会が増えて。 >>28>>29『 皆を起こして幸せになる 』彼女の決意を聞いた時は目を見張り、]
そっかあ。 うん、いってらっしゃい。
[言葉少なに返した。 島の誰もが諦めかけて、あるいは『 いつか覚ますといいね 』なんて、お決まりの台詞を口にするだけで、蓋をしていたこと。 たったひとりの少女の力で成せるとは到底思えない行為。 それでも、マユミの決意が本気だとわかったから、可能なことに思えたのだ]
すごいよなあ。
[考え事をしながら歩いているうちに船着場へと辿りつく]
(38) rucoco 2013/12/28(Sat) 22時頃
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|
[そこには赤いブランケットを纏ったマユミがいただろうか。 暖かくなった今の島では、身に着けるに不似合いな代物、 だが彼女は恐らく気にすることもなく]
(気が早いんだから)
[そんな彼女の姿態を見れば駆け出して、 名を呼びながら手を振った。 冗談まじりにお別れのキスでもしようかと思ったけど、 やめておいた]
(去るのがお姫様で、お見送りするのが王子様って) (なんか腑に落ちないっていうか) (だから)
[にこっと笑って、真由美の頬を突く]
続きは、今度、会ったときにね!**
(39) rucoco 2013/12/28(Sat) 22時頃
|
|
-船着き場- [見送りの人とあいさつを交わしていると、その中に一つの影を見つけ、走り寄る。]
ミナカタ先生。来てくれたのね、ありがとう。
[彼とは最後にもう一度話しておきたかった。ちょうどよかったと安堵していると、手渡されたのは一つのブランケット。]
…そう、ジリヤの。ありがとう、励みになるわ。
[ぎゅっと握りしめる。 これを絶対に彼女に返して見せると、決心を新たにする。]
そういえば、あなたには、前もセーターを貸してもらったわね。
[思い出すのはあの騒動。 少しずつ人々の記憶から過去のものにありつつあるが、当事者たちにとってはまだ風化するには…少し遠い。 同時に、彼に伝えておきたかったことを思いだす。少し躊躇うが、やがて思い切ったように顔をあげると、彼の耳を口元に寄せる。]
…最後に言っておくわ。私ね、トレイルのことがずっと好きだったのよ。
(40) rito 2013/12/28(Sat) 22時半頃
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|
[彼は一体どんな反応を返しただろう?気にはなったが、決心が鈍らないうちに言いたいことを言ってしまう。]
でも、あなたならいいわ。 …トレイルのこと、お願いするわね。
[それは目覚めてから、二人を見ていて嫌でも思い知らされた。彼と一緒にいることで、トレイルはどんどん笑顔が増えていた。 悔しいけれど、きっと自分では、無理だった。そう思う。
その言葉でミナカタに自覚があることが分かったなら苦笑し、まだのようだったら、「自分の気持ちもわからないなんて、先生もまだまだね」と相変わらず自分のことを棚に上げたことを想うだろう。 ただどちらにしろ、自分が彼に望むのは一つだ。 これは彼らの問題であって自分には関係ないことだとはわかっている。]
(でも、少しくらいいいわよね?…長年片思いしていたんだもの、これくらい)
私が帰って来た時、もしトレイルを泣かせていたら…一発、覚悟してもらうんだから。
[そう言っておどけたように殴る真似をすると、彼の顔の前で拳をピタリと止める。 さあ、これでおしまい。 彼女が幼い頃からずっと抱いていた想いに、静かに終止符を打つ。 心の中で涙を流すのはこれが最後。そう決めていた。]
(41) rito 2013/12/28(Sat) 22時半頃
|
|
[そのままミナカタと少し言葉を交わすと、そのまま彼と別れる。]
(…私は、本気なんだから)
[今までの私は、学ぶことが知識に偏りすぎていた。これからはもっとバランスよく学んでいこうと思う。 そう、たとえば――]
(島の外に出たら…勉強しながら、体を鍛えるのもいいわね。例えば…図書館の本で見た、ムエタイとか、ブラジリアン柔術とか!)
[思いが叶わなかったことは辛いが、自分にはまだまだやることがある。 挫けている暇はない。]
(もしものときは、覚悟してもらうんだからね。先生!)
[そうクスリと笑って顔をあげた彼女の心は、もう泣いていなかった。*]
(42) rito 2013/12/28(Sat) 23時頃
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モニカ。
[ミナカタと別れると、次は別の少女に向かって手を振る。 思えば目覚めてから、彼女にはずいぶん世話になった。 目覚めの時もそうだが、 マドカが、ずっとそばにいた少女が苦しんでいたことに気付かなかった。 その事実に自分を責め続けていたとき。それを救ってくれたのも、彼女の明るさだった。]
私がいない間、マドカのことお願いね。 あの子、寂しがり屋だから。
(43) rito 2013/12/28(Sat) 23時頃
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[彼女の両親はもとより。眠った当初はともかく、月日が経った今となっては、彼女たちの元を訪れる人も少なくなってしまった。 仕方ないことかもしれないが、もしも眠る彼女の周りが賑やかだったら…もしかしたら、そのまま起きてくれるかもしれないじゃないと、そんなことをつい思ってしまう。 そしてそれなら適任は、やはり彼女なのだ。
微笑みながら頬をつかれれば一瞬驚くが、すぐに微笑を浮かべる。]
よろしく頼むわね、王子様。
[これはお礼よ、とばかりに彼女に頬に軽く口付けをする。 いつも彼女には驚かされてばかりだから。 最後くらいは驚かせたらいいわね。そんな悪戯心を胸に秘めて。*]
(44) rito 2013/12/28(Sat) 23時頃
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老人は店先の窓から外を覗き空を見上げる。
それは、ここ数日の鬱憤を晴らすかのように、
どこまでも染みひとつなく――。
「いつものカイレミネだねぇ」
眩しげに目を眇めた。
(#4) 2013/12/28(Sat) 23時頃
何十年と見慣れた光景、おそらくこの先何十年も変わることなく、
「まあその頃には私はいないだろうがね」
小さく笑う。
――変わることなく?
いや、また今回のようなことが起こるかもしれないのだ。
それに、変化ならあったろう。
(#5) 2013/12/28(Sat) 23時頃
だが、そのひとつひとつを払うように頭を振って。
「何があっても、続いてくんだからねえ」
彼らに降りかかった出来事、
そのひとつひとつが。
雪のように溶けて、大地に身体に沁みこんでなお。
(#6) 2013/12/28(Sat) 23時頃
いつしか老人は目を瞑り、いつもどおり椅子を揺らしている。
それから、いつもの口癖をぽつり。
「やれやれ。今日も暑い日になりそうだよ」**
(#7) 2013/12/28(Sat) 23時頃
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[旅立つ少女を乗せた船が島を離れていくそのとき、船着き場へ走ってくる青年がいた]
マミ!
頑張れよ!俺はマミが帰って来るのをこの島でずっと先生と、皆と待ってるからさ!
[聞こえるように大声で叫び彼は晴天のような笑顔を浮かべて大切な幼馴染みに手を振る*]
(45) Tael 2013/12/29(Sun) 00時頃
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トレイルは、ミナカタぎゅー。お兄ちゃん愛してる
Tael 2013/12/29(Sun) 00時頃
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[拓ける世界、終わりのない冬を消せる何かを求めるのではなく] [ここにまた新しく築いてゆくの、与えらえた愛を礎にして]
(46) souka 2013/12/29(Sun) 00時頃
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[永劫の孤独に哭くあたしを融かして**]
(47) souka 2013/12/29(Sun) 00時頃
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