73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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人
狼
墓
少
霊
全
ヴェスパタインに4人が投票した。
カルヴィンに3人が投票した。
セシルに3人が投票した。
ヴェスパタインは村人の手により処刑された。教会の鐘が厳かに鳴り響き、法の執行を宣告した。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
モリスが無残な姿で発見された。
亡霊
今夜、人狼に殺された人は人狼になる。また、襲撃を実行した人狼は命を落としてしまうだろう。人狼となった者は報復行動を行わない。ただし、命拾いをしたならば人狼にはならない。
一匹狼は亡霊を作らない。
現在の生存者は、セレスト、カルヴィン、セシル、サイラス、フィリップ、レオナルド、エリアス、ロビンの8名。
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[眼鏡越しに向けられた眼差しから目を逸らし、 胸の中を満たすのは、からりと乾いた絶望。]
…いいんだ、もう。 もう何もかも、どうでも良くなりました。
兄貴に気にかけてもらえるような価値なんて、…俺にはもう。
[淡く笑って目を伏せ、出ていく背中を見ずに送った。]
(0) 2011/12/31(Sat) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/31(Sat) 00時半頃
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[一陣の冷たい風が、離れるように吹き抜けていった。 純潔を失くしたからなのか、ずっと傍にあった祝福は、見捨てるように消えさって…]
…モリ、ス?
[腕の中、満ち足りた顔で眠りに落ちた友は、 揺さぶってももう、目覚めない。]
(1) 2011/12/31(Sat) 00時半頃
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[手を振る姿に、フィリップはゆるく首を振った。 もともと吹っかけたのは自分、だろうと。 ただ、途切れた言葉にゆるく首は傾げたが 止めたのなら、彼が言いたくないことなのだろう。 つい先ほど思えば、追求はしない。]
………言ってみて、駄目なら……そのとき考える。 還ってきた人、かぁ……現役生にいたら、いろいろ話をふりまいてそうだけれど……
[フィリップが知らないだけなら、関わりがないのだから 特に疑問も思わないが、 カルヴィンもロバートも知らない様子に いたとしても、現役生ではない気はして。]
……俺は…調べるにも、難しいし、中庭に、いってみる。あの薔薇自体を見てくるよ。
[十字を切った後こちらに背を向けた彼の視線の先 そこにあるはずの薔薇を思って。 カルヴィンが首を横に振らなければ、 ロバートにお辞儀ひとつして中庭に向かう。]
(2) 2011/12/31(Sat) 00時半頃
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僕は、……何を望んでいるのか、今はもう分からないんです。
[目の前の相手がいらいらする>>4:235のが、他人の気配に敏感過ぎるがゆえに、俯いていても分かってしまう]
自分のことなのに、自分で分からないのが、ひどく嫌です。 自分が遠ざかってしまった気すら感じて。
[ぽつりぽつりそう零して、小さく息を吐く]
望んで、手に入らなかったら……どうするんですか? その時に失望するくらいなら、最初から望まない方がいいと思うのは、愚かですか?
[問いかけるも、理解してもらえるとは思っていない。 諦めたように肩を落とした]
(3) 2011/12/31(Sat) 00時半頃
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……ッ、……ぁぁ……!!
[胸の中に穿たれる、鋭い鋭い棘。
それと共に一気に魂に流れ込んでくるのは、冬の精の加護によって遮断されていた沢山の思いや情欲。
守られてきた弱い心は、その濁流に押し流されて…]
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…なんだ、そっか。
[うなだれたままポツリと零して、肩を震わせる。]
なんにも知らなかったのは、俺だけだったんだね。 …ほんっと、ばっかみたい。
[愚かな自分を嘲笑うかのように、口元は三日月のように歪んだ。]
(4) 2011/12/31(Sat) 00時半頃
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[身体は酷く怠かったけれど、動けない程ではなかった。
モリスがもう目覚めないことも理解している。 だって、開花して散ってしまったのだから。 汗で額に張り付いた黒い前髪を、そっと整えてやって口付けて。]
流石に、このままにしとくわけには行かないよね。 医務室なら、大丈夫かな…。
[とりあえず自分の下着とスラックスだけは整えて、モリスの裸体を毛布に包んで抱き上げる。 肌蹴たままの胸元には、まだ花弁のような鬱血が鮮やかに残ったままだった。 眠る彼を横抱きにして、医務室へと運んでいく。]
(5) 2011/12/31(Sat) 01時頃
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― 自室→廊下 ―
ううん
[フィリップの問いには首を振るにとどめた。>>4:185 結局何を伝えたくて、どう言って欲しかったのか、答えが出ないまま廊下でロバートに出会い 繋いだ手を離すべきか迷ったけれど、交わされる会話、フィリップの言葉を聞けば、今は離す時じゃないと強く思った。
手を繋いでいれば、鳥のフィリップに襲われるロバートを助けない言い訳にもなるかな、という打算も少しあったけれど]
(6) 2011/12/31(Sat) 01時頃
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[ロバートの意見も戸惑いも、理解できるような気がしたけれど、]
俺、は正気だよ。
この空間はさ、本当の気持ちを強くしているだけなんだと思う。 いつもより感情的になってぶつかって
[セシルの言葉もフィリップの言葉も、まともに話すようになったのはきっと世界がおかしくなってからだけれど、嘘はないと、信じたいから。ジェフだって、きっとそうなのだ]
だから、此処から出られて変わったら きっとそっちのが嘘なんだよ
[答えになっているだろうか。>>4:216 怖くないんだと、理解してもらえただろうか]
(7) 2011/12/31(Sat) 01時頃
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俺の願いだって 言えないけどさ
叶うといいな、ロバートの願い事
[背を向けられればそれ以上は口を開かずに、ロバートに一礼するフィリップを見て、一緒に中庭へ向かう。 叶えたい願い事。 まだ、叶えたいのだろうかと自問して]
(8) 2011/12/31(Sat) 01時頃
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フィリップは、カルヴィンが、首を横に振らなかったし、二人で中庭へと
2011/12/31(Sat) 01時頃
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最初から望みもしないくせに諦める… ふ、ふふ…本当に…弱い君達らしいことだよね…
笑って、怒って…期待して失望して。 それが、生きてるってことじゃないのかな。 それを否定する君は、何か、足りないように僕には見える。
君は一度も手を伸ばしたことは…ないんだろうね。
[さっき彼は言った。「いらない」と]
(9) 2011/12/31(Sat) 01時頃
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……───!?
[流石に、彼らが交わり棘が感染した瞬間は
薔薇にわからないわけがなく]
……何があったんだい?
[庭の薔薇に、それでも多くの精気が振りまかれたのは確か]
誰。君は。
[明らかにモリスではない気配に、少し鋭い声が乗る]
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……───!
[一瞬、脳裏にしびれるような感覚が走る。 それは棘が感染した瞬間]
……。あぁ、そう……
[こちらからの呼びかけにも応えなかったモリスへは 興味が薄くなっていたのもあったけれど]
……。君達は本当に…勝手…。好きにすれば。 どうせ、何も終わらないし変わらない。
[はき捨てるように、セシルから身を離した]
(10) 2011/12/31(Sat) 01時半頃
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― 廊下→ ― [ロバートと話していたときもずっと握っていた手を そのまま引いて進む。 反対にはブランケットと手袋も抱えて。
手が離れなかったことも、 正気だと言い切ってくれたことも ここから出た後のことについても嬉しかった。
ただ、同時に廊下に出る前の言葉と 言えない願い事に…… フィリップはゆるく首を振る。 鮮やかなほうは肩で大人しく見ていた。]
(11) 2011/12/31(Sat) 01時半頃
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[呟き>>0はハッキリとは聞き取れなかったが。 言わんとしている内容は分かり、眼鏡を押し上げた。 部屋を出た後で、呟く]
価値を決めるのは、ジェフくん自身だと思いますけれど、ね。
[さて。ヴェスパタインは何処に居るだろうか。 中庭で薔薇の枝を握り締めていた彼は。
行きそうな場所など、検討つかなかった]
(12) 2011/12/31(Sat) 01時半頃
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…あぁ、君が薔薇の精?
冬の精が眠らせなきゃって言ってたのは君のこと…なのかな。
[胸の奥がチクチクと痛むけれど、傍で守ってくれていたものが居なくなった感覚は心細かったけれど、
それ以上に、流れこんできた薔薇の香は、今の自分には心地が良くて。]
そんなの、どうでも良くなっちゃったよ。
むしろ、君には感謝してるのかも。…こんなイイこと教えてくれるなんてさ。
ねぇ、みんなも俺に隠れてイイことしてたの?
兄貴…とかも。
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― →中庭 ― [中庭に出れば相変わらず薔薇の匂い濃く。 今までなら意識しないようにしていたそれ。 けれど、今は探すために…… いや、周囲を見渡せば、白に紅は闇の中でも目立つ。 すぐに冬に咲く薔薇は見つかったが……]
……星に願う要領でいい、のかな……?
[きたはいいけどノープラン過ぎて フィリップは困ったように笑いつつカルヴィンを見た]
(13) 2011/12/31(Sat) 01時半頃
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…あぁ、サイラスだよ。 よろしくね?'センパイ'。
[覚醒した欲望は、そう名乗って笑みを深めた。]
そうだよ。僕が薔薇の精。
冬の精?アレが僕に何の用。
僕は君達が影で何をしていようが知らないし…
興味もそんなにないんだよ。
だから、もし君の知り合いが隠れて何かをしていても、
僕は知らないよ。
新しいことを知れたんだ?それはオメデトウ?
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セレストさん…モリスが起きないんです。 なんか、こんな格好で眠っちゃってて……。
[悲痛そうな表情を作って医務室係の先輩に告げ、開いている寝台に、毛布に包んだ友人の身体を横たえる。
医務室の中は、幾人もが深い眠りに落ちていた。
ベッドに横たわったまま目を開けぬ兄。 ソファーに身を丸めて動かないヴェスパタイン。
その姿に気づいて、充血したままの目をスッと細める。]
そっか…俺、羨ましかったんだ。 何でも出来る兄貴のことも、俺より兄貴に近いトコにいるヴェスさんのことも。
[ポツリと零した、漸く気づいた感情は、涙にはなりきらず。 ただ虚ろな笑いに変わるだけ。]
(14) 2011/12/31(Sat) 01時半頃
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僕の香りはあくまで後押し。
君が何かを得られたのなら、それは君が望んでいたことだろうね。
僕の香りが君達に欲を持たせるんじゃ、ないんだよ。
僕はただ、君達に不幸をもってきたいわけじゃないんだけど。
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― 中庭 ―
[最後に中庭に来た時、見た光景を思い出して、怖くなって身体を震わせた。フィリップと繋いでいる手だけが暖かくて、当たり前のようだけど、他は一気に温度をなくした気がして]
でも、俺星に願ったこと…ないかも どうやるの?
[薔薇は本当に自らを誇るように咲いていて、手折ることはもちろん、触れることも躊躇われて]
(15) 2011/12/31(Sat) 01時半頃
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どうせ兄貴だって、俺に隠れてヤってたんだろ。 だったら、こうすれば…ちょっとは追いつけるかな?
[眠るヴェスパタインの髪を一房摘んで軽く唇を寄せ、 意識のない顎に手を添えると、魅せつけるように唇を奪った。
もう、何も怖くなんかなかった。 自分はすっかり穢れてしまったのだから。]
(16) 2011/12/31(Sat) 01時半頃
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そうだね、きっと望んでたんだ。
ずっと見張られて、窮屈だったから。
こんな事知らなかったなんて、今までの人生損してたのかな。
今ならもう、なんだって好きなように出来る気がする。
…ねぇ、君は何が必要なの?
事と次第によっては、手伝ってあげたって構わないよ。
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― 中庭 ― [カルヴィンが中庭で見た光景は知らない。 だから震えるのは寒いのかと、 手持ちのブランケットをかけようと。 フィリップ自身はつないだ手が 暖かいだけで、十分な気がして]
えーと……本なんかじゃ、 星が流れきる前に、 3回叶えて欲しいことを願うって…… ……薔薇の場合枯れる前に?
[星に願い……と、口にすれば、 思い出すのは黒手袋の持ち主による演奏。 思い出すだけで、気持ちが暖かくなる。]
……この会話も薔薇は聞こえてるのかな……
[フィリップは躊躇なく咲いている赤を ちょん、ちょんと、指でつつく。]
(17) 2011/12/31(Sat) 01時半頃
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僕が必要なもの?咲きたいだけだよ。
[赤い薔薇の中、たった一つの白い薔薇]
咲きたいから、君達から精気を貰ってる。
君達が情を交わしてくれれば僕はそれで満たされる。
花が咲けば…それが僕の満足。
エリアスは、つつかれてる感触に、少し身震い。「…?」
2011/12/31(Sat) 01時半頃
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……………あなたは、誰ですか?
[顔を上げて、その瞳を見つめ、問いかける。 エリアスのことをそこまで知っているとは言い難いけれど。 それでも、目の前の存在が紡ぐ言葉に感じる違和感がようやく言葉にできそうな気がした]
弱い君達って言葉は、僕以外に誰を指しているかは分かりませんけど。 まるであなたは僕達とは存在を別にしているようですね。
[自分の手に一度視線を落とした後、自嘲気味に笑う]
………でも、一度も手を伸ばしたことがない僕にとっては。 あなたが誰でも関係ないのかもしれません。
(18) 2011/12/31(Sat) 01時半頃
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僕?僕は…エリアスだよ? 君が知らない、僕。 それ以上でも、以下でもない。
[実際、自分が「エリアス」を形作るものの一つに変わりはないから、この表現は間違っていない。けれど正確でもないけれど]
セレストも似たようなことを言っていた。 モリスも、ね。君と同じことを。 望めないと決め込んで、最初から望みすらしない。
弱い、ね。
(19) 2011/12/31(Sat) 02時頃
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[ブランケットをかけられようとすれば、また二人一緒ならいいけれど一人ならば断って]
枯れる前に? …枯れるのかな
[花弁をつつく様子に、棘に触れやしないかとはらはらしながら]
3回、唱えてみる?口に出さなきゃだめ、かな…
(20) 2011/12/31(Sat) 02時頃
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情交を…
そっか、じゃぁ…モリスの分、少し満たされたって事かな?
彼の花が咲いて実って、その種が俺の中に巣食ったみたいに。
[感覚的にそう言うけれど、合ってるかどうかはわからない。
幼い頃から精霊の祝福の名の下に抑圧されてきた感情は、
解き放たれたことで少しづつ暴走し始めていた。]
|
[応えの返らない一方的な口づけは、ただただ虚しいだけ。 セレストは見ていたかどうか。 何か言われても、もう良いんだと自嘲めいた言葉を零すだけで、 ふらりと背を向けて、医務室を出ていった。]
(21) 2011/12/31(Sat) 02時頃
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…………1つだけ。
[一人呟く相手の言葉には事情も分からないから、首を傾げるのみ。 何があったか問うほど、興味が持てないのも事実。 何故か自棄になっているようにすら感じる言葉を聞いた後、離される身体]
もしも、終わらせたいと……そう思った時は。 僕も、手段を選ばないかもしれません。
[身体が離されれば、少しだけ余裕が持てた。 それに弱い弱いと言われ続けるのもあまり良い気はしない。 図星だからこそ、なおさらだ]
乱暴なことは好みませんけれども。 知らないものを暴こうと、することくらい……僕にだってできます。
[自分が知らないエリアス。その本質は何か。触れてみれば、答えが出る気もする。その結果がどうなるのかは分からない。 ただ、変えることには繋がりそうな気がする。それは希望的観測か、あるいは真実か。やってみないとわからない。
ただ、今はまだ行動を起こすに足るだけの理由がないから、動かない]
(22) 2011/12/31(Sat) 02時頃
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― 中庭 ― [カルヴィンだけにかけようとすれば断られ フィリップは、「……強情」などと、ぼやきつつも 結局また二人で包まることになる。]
……花って、咲いたら 後は枯れるしかない、けど……
[この空間自体、 もしかして枯れる迄、のものだろうか?]
……出さなくていいなら、 ここまで来なくても、いいかなって
[そう、口にしたのは、 知りたい、と思ったから。 ずるいやり方かな、と、翠をカルヴィンに向けられず 赤に落とした。]
(23) 2011/12/31(Sat) 02時頃
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じゃあ、さ
[言葉にするほど明確なものはつかまらなくて考えながら薔薇を見つめる]
一緒に、唱えよう
[乾いた唇を舐めて、唾を飲み込んだ。フィリップに聞かれる分には、構わない。薔薇には…どうだろう。一人にだけ聞かれなければいいと、思えた]
(24) 2011/12/31(Sat) 02時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/31(Sat) 02時頃
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[ふと何かを思い出したのか、食堂の奥からくすねるのは卵を幾つか。
自室に戻って誰も居なかったことに眉を下げるも、自分も人のことは言えないわけで。
カッティングボードとナイフを取り出すと、オニオンの皮を剥いて刻み始めた。**]
(25) 2011/12/31(Sat) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/31(Sat) 02時頃
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―礼拝堂―
[雲に隠れた月。薄闇の中手を伸ばし。 聖卓に届いたときに、雲は晴れ。]
…ああ、本当に時間が止まったみたいに。
いえ、ここはいつでも、そうでしたね。
(26) 2011/12/31(Sat) 02時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/31(Sat) 02時半頃
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― 中庭 ―
…………うん
[ここで口にすれば届く……保証なんてないし、 先ほどロバートの暴かれる苦しさを聞いたばかりなのに 言えないでいる願いを暴こうとする。 カルヴィンに視線を向けられず フィリップは提案にうなづいた。]
……じゃあ、いっせいの、せ、かな?
[動機があがる。 無意識にカルヴィンの手を強く握って。]
(27) 2011/12/31(Sat) 02時半頃
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わかった
[無意識に握った手の力を強くして、すぅ、と息を吸い込んだ]
いくよ?
いっせーの、せ!
(28) 2011/12/31(Sat) 02時半頃
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[左手に視線を落とす]
私が本気で、誰かの為にするなど……
ありましたっけ?
[首を傾げた。 清浄な場所で思い出すのは、自室の光景]
私に縋るようでしたのに。 本当に甘えたかったのはサイラスくんだったのですね。
[唇にそっと指先を伸ばした]
金稼ぎの為に抱かれた身を、サイラスくんに捧げて。 モリスくん。本当にあなたって子は…
(29) 2011/12/31(Sat) 02時半頃
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サイラス以外の人を、好きになれますように
[3回、星に願うように唱えた。 口にして初めて、気づいたことは
叶いますように、そう祈ったこと。本当に、叶って欲しかった。自分勝手だけれど、理由なんてわからないこの…想いが、なくなればいい。友達として、純粋に笑いあう関係に戻りたいと]
(30) 2011/12/31(Sat) 02時半頃
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― 中庭 ― [カルヴィンの声にうなづく。 フィリップ自身の願いは 手を握ったときから定まっていて]
……ずっと、カルヴィンと一緒にいられますように…… 繋いだこの手を離さないでいられますように。
[息を吸い込んで、そう願う言葉をしっかりと紡ぐ。 それと同時に、カルヴィンはなんと言うのか、耳を済ませ]
(31) 2011/12/31(Sat) 02時半頃
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とても、汚くて――… 綺麗ですよ―……
あなたが望む限り、味方ですよ。
望む、限りね…
[嗤った]
…・・・ああ。でも、薔薇の為にわたしの身を捧げるのは如何なものでしょうね。 抗うと、決めたのですから。
[ははは。 声はキャロルのように響いた**]
(32) 2011/12/31(Sat) 02時半頃
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カルヴィンは、フィリップの願いに瞬いて
2011/12/31(Sat) 02時半頃
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…………
[不思議な願い、だと思った。 逆に、どうにもならないほど、好きなんだな、とも。 その願いが叶えばいいのか、叶わないほうがいいのか フィリップにもよくわからなくて。
隣で同じブランケットにつつまる姿。 そっとその頭を撫でる。 叶うにせよ、叶わないにせよ 泣いたり痛んだりしなければいいな、と]
(33) 2011/12/31(Sat) 02時半頃
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― 回想・廊下 ―
[俺が鳥に辟易してたっていうのに、クライトンは気が利かない。ここは命令するまでもなく追い払う場面だろう。不満で口を少し尖らせて、フィリップの後ろに隠れたように見える姿を睨みつけた。 だけど、こんな世界にあって正気だときっぱり正気だと答えられるクライトンの回答の方は俺の気に入った]
――そうか。お前が件の「薔薇」だとかの 支配を受けていないっていうなら、歓迎だよ。 感情的にぶつかるのも元々あったお前の 資質ってことなんだから。 きっとお前は、そいつのことが前から好きだったんだろう。 道は厳しいだろうけど。幸せにな。 [問題は薔薇、もといこの閉鎖空間で齎される環境や精神状態で無理に引き出された「正気」ではないのかということだ。男の精気を吸うために、他の男を好きにさせるという薔薇の噂が引っかかるけど。 ケチをつけて嫉妬していると思われるのも困る。祝福しておいた。自分を自ら公平に観測することはできない。どこまで正気かなんか尋ねること自体、俺も正気の沙汰じゃあないな]
(34) 2011/12/31(Sat) 02時半頃
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ここから出られても、俺も変わるつもりはない。 自分の意思と関係ないもののために捨てられるほど、 俺の守るものは小さくない。
[自分の意思や欲など、取るに足らないのだ。ホプキンス家の名誉、矜持、家名の前では。俺はクライトンの回答を聞き、少し安心して彼らに背を向けた。
彼らの自信がクライトンが言うように本当に正気の元に行われていること。薔薇の影響に彼らが、俺が負けないように、俺は神に祈った]
そうだよ。調べてみる価値はある。 図書館か……生徒会室なら、何かあるかもしれない
[幸か不幸か偶然にもこの時の俺は、このホリデイに元会長と元副会長の両方が揃っていたことを知らなかった。俺はあてもない記録を探すため、あてもなく*歩き始めた*]
(35) 2011/12/31(Sat) 03時頃
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あ、りがと
[本当はごめん、と言いたかった。理由はわからないけれど。でもありがとう、も沢山あったからなんとか口にして、収まりきれなかったごめん、とか諸々が涙となって少しだけ溢れた。
痛かった。けれどそれは悪くない痛みで 一人ではないことの証拠みたいだから、大事にしたいと願った]
(36) 2011/12/31(Sat) 03時頃
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カルヴィンは、撫でるその手にすがるようにして
2011/12/31(Sat) 03時頃
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[泣いたり、痛んだりしなければいいと思ったそばから カルヴィンの深い色の瞳から雫が毀れて。
感謝の言葉にゆるく首を振りながら抱きしめた。 肩で鮮やかなほうも心配そうにいていたが、 フィリップはカルヴィンが苦しげな表情はしていない そのことを頼りにただ無言で抱きしめた。]
……もどろっか……さむい…し。
[薔薇に届くといいね、と言うべきなのか、そうじゃないのか。 自分の願いは叶って欲しいけれど カルヴィンの願いには結論が出せなくて ただ、寒い場所から離れようと]
(37) 2011/12/31(Sat) 03時頃
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[抱きしめられれば涙は余計とまらなくなって 戻ろう、という声にはただうなずいて必死に落ち着こうと呼吸を整える。元々そんなに涙もろいつもりはないのだけれど]
なんでか、フィリップの前だと 泣いちゃうな、恥ずかしいんだけど、な
[またひとつ、雫をこぼしながら笑ってみせた]
ん、また冷えちゃうもんね 何処、いこっか
(38) 2011/12/31(Sat) 03時頃
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|
そっか……カルヴィンが泣き虫、 ってわけではないんだね
[願い事が叶えばいいのかどうかもわからないし 自分の前では泣いてしまう、ということが いいかどうか……ただ、 泣きながらも笑ってくれたことを信じて 握った手を離すことは、したくはない。できない。 そんな心の惑いを隠すように 自分を棚に上げて笑って口にする。]
風邪引いたら、校医もいないしね。 止まったままなら、体調、気をつけなくちゃ、だ。
[そう言って、薔薇に背を向けて廊下に戻る。 ……部屋には当然誰もいないものと思い込んだまま]
(39) 2011/12/31(Sat) 03時半頃
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|
違う、し。泣き虫なんかじゃ、ないし
[そんなに子供じゃない、と主張して フィリップの笑顔にほっとして、ぐいっと袖で涙をぬぐった。目元が擦れて泣いたことがあからさまだったけれど、鏡でも見なければ気づくことはなく]
また、部屋もどろっか
[結局何もわからなかったけれど、紙媒体はロバートが調べると言っていたし、それ以外にするべきことは思い浮かばなかった。サイラスが戻っていたら、どうしよう、と今は思っていたけれど]
(40) 2011/12/31(Sat) 03時半頃
|
|
[”うん、うん”と、カルヴィンの主張は笑ったまま聞く。 ここで、また可愛いといったらいろいろ主張するのかな、と 心はだいぶ落ち着いて、ブランケットの下で カルヴィンの手を引いて屋内に戻った。]
あのさ……カルヴィン…………いいや、なんでも、ない
[ひとつ、心に引っかかることがあって 廊下でたずね様か迷うけど こすった目元が見えれば、言いかけてやめる。
それに、たどり着いたカルヴィンの部屋、 戸をなんのけなしに開けたとき、 物音が聞こえて*人見知り全開に硬直した*]
(41) 2011/12/31(Sat) 04時頃
|
|
ん、何?
[問いかけても続きは紡がれず、あとで問い詰めてやろうと考えながら開けた扉の先には気配があって]
――…あ、サイラス帰ってるのか?
[平静を装って声をかける。フィリップとは違う意味で*固まって*]
(42) 2011/12/31(Sat) 04時頃
|
|
……
[セシルの声を聞きながら、脳裏にフィリップやカルヴィンの声が僅かに風とともに響く]
…僕は…君達を不幸にしたい訳じゃ、ない… 願わくば……
[小さく呟く。 そっと眼を閉じると、セシルに向かい]
終わらせたいなら、やってみな。 それが君の望みなら 君がその胸裏を叶えたいと願うなら。
それを望む君と、もし望まない誰かがいたら。 君はどうする?
(43) 2011/12/31(Sat) 09時頃
|
|
君は…僕の望みは叶えてくれそうにないね。 なら、僕も君に用はないし、何も教えることもないかな。
でも薔薇を傷付けることだけは許さないよ そんなことをしても何も終わらないし。
ただその綺麗な音だけ、くれていたら、それで。
[にこりと微笑むけれど気配はひやりと冷たい。 もどかしいやりとりはそこで切り上げ。 一瞬強まった香りとともに静かに部屋から辞して*]
(44) 2011/12/31(Sat) 09時頃
|
うん、それで合ってるよ。
…一輪だけ、咲かせたい薔薇があるんだ。
それが叶えば、それで。
そういえば誰かが赤薔薇の枝を折ったんだよね。
君、知らない?お仕置きしないと。
もし君が手伝ってくれるなら、後でキスの一つでも貰えたら、僕も少し満足なんだけど?
[くすり。周りにあてられそうな薔薇は悪戯気味に笑う*]
|
──回想・医務室──
折っちゃったの?
[ノートを取りにきたときのエリアスの反応を思い出して、あれはそういうことだったのかと一人納得した。]
……それくらいならだいじょうぶじゃないかな?
[特にそれで体調崩したということはなさそうだったし、と思い出して。]
……ヴェス?
[話す最中、くらり、と。黙り込んだヴェスに気がつく。揺すってみるけれど起きる様子はなくて。]
……こんなふうに、眠るんだね。
[その髪を撫でた。連れて行く人は薔薇が選んでいるわけではないのかな、とも。]
(45) 2011/12/31(Sat) 09時半頃
|
僕は…最後はあの子から貰いたいな
だから、あの子は……
[眠らさないで、と薔薇は珍しく願いを乗せる]
大好きなんだって。
だから、駄目*
病人 エリアスは、メモを貼った。
2011/12/31(Sat) 10時半頃
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モリスが!?
[しばらくの後、サイラスが訪れて、その腕に抱えられた相手に動揺した。]
じゃあ、エリーは……
[運ぶのを手伝って、結局傷つけっぱなしだったその顔を見る。モリスが眠ったということは、この歪んだ空間もとけるのだろうか。けれどまったくそんな気がしなくて。思わず呟いた。不安で胸が苦しい。]
……それは、モリスと?
[モリスをベッドに横たえたとき、はだけたサイラスのシャツと、そこに記された赤に気づく。特に驚きはしなかったのは、この空気に自らもまた影響されているゆえか。 そして、その唇がヴェスパタインに落ちるのを黙って見ていた。]
……サイラスは誰が好きなのか知らないし、俺が言えた義理でもないけど。 ……好きじゃない人との過去は辛くなるよ。
[それだけ言い残して、医務室を出る。今何が起こっているのか知りたいと思って。**]
(46) 2011/12/31(Sat) 10時半頃
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― 自室 ―
サイラ、ス
[部屋に響く何かを刻む音は大抵幸せを意味していたけれど、何かが違くてそっと声をかけた。此方を向いてくれただろうか、その顔には、どんな表情が浮かんでいただろう]
え…っと
[もしまだ肌蹴たままだったとしても、繋いだままの手が気になってそちらを見てしまったから、すぐには気づけなかっただろう、その紅に]
(47) 2011/12/31(Sat) 15時半頃
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― カルヴィンとサイラスの部屋 ― [部屋に入れば薔薇ではなく玉葱の匂い。 日常がかえってきたような。 鮮やかな方は 食事の気配に首を上げた。
が、フィリップはカルヴィンの声で その物音が部屋の主の片方……サイラスであることを知る。
手を離すべきか、離さないべきか・ そも、このまま部屋に入っていいのかどうか。 願い事を聞いていなければ離していただろう。 逃げ出したい気持ちを抑えつつ 結局フィリップ自身がそうしたいこと、 握りっぱなしを選んで、カルヴィンの後ろから部屋をのぞいた。 そこには、医務室であった手を怪我していた金糸の姿があった]
(48) 2011/12/31(Sat) 16時頃
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フィリップは、場違いな気がして、まごまごしている。
2011/12/31(Sat) 16時頃
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[手が離されないのならば、困ったようにフィリップの顔を見上げるけれど、フィリップのもの、そう言ったのは自分だから手を離そうとはせずに。けれど少しだけサイラスから見えないように動かしてしまったのは、まだやっぱり どうしようもない気持ちがあったからだろう]
卵、買ってきたの? 俺も食べたいな。フィリップも一緒に、いい?
[この部屋で最後に会った時、サイラスが眠っていた時のことは知らないものとして、何事もなかったように*話しかける*]
(49) 2011/12/31(Sat) 16時半頃
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カルヴィンは、フィリップのまごついた様には気づかずに*
2011/12/31(Sat) 16時半頃
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おかえり、カルヴィン。
うん、さっき卵足りないって言ってたなぁ、って。
[いつもとさして変わらぬ日常の光景は、この状況下では一種異様かもしれず。]
フィリップさんも、一緒にどう? あんまし、上手じゃ無いけどさ。
[だらしなく着崩したシャツから、紅い痕が覗く。 兄に刻まれ、幾人にも愛でられたその痕は、芽吹いた蔦の新芽のように細い蔓を広げ始めていた。]
(50) 2011/12/31(Sat) 18時半頃
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薔薇を折った…?
[思い至るのは、ヴェスパタインに貰った薔薇の蕾。
ポケットの中からつまみ出したそれが、無残に潰れてしまっていたのに気づき、
少しかなしそうな顔をした。]
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[つないだ手が離れることはなかったが、 カルヴィンが動かす先が死角になることに気づくと なお更フィリップはどうすればいいのか混乱する。]
……お、おじゃま、します……
[何の異質もない筈の会話が二人の間で取り交わされる。 部屋の主達に受けいえれられれば、否と言う理由もなく。 ただ、前に見たときと違い着崩れた服。 その間に咲いた赤。実物を見たのは初めてで すぐにそれが何かわからなかったが ゆっくり理解すれば、慌てて目を逸らした。]
……怪我……大丈夫なの?
[包帯を巻いていた手はどうだったか 確認しようにも、また見てしまいそうで 視線を向けられず尋ねた。]
(51) 2011/12/31(Sat) 18時半頃
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フィリップは、顔が赤くなりそうで手の甲で冷やしながら。
2011/12/31(Sat) 18時半頃
フィリップは、カルヴィンの様子も伺いつつ。
2011/12/31(Sat) 18時半頃
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うん、もう平気。痛く無いし。
[包帯外した手を振って見せる。 鮮やかな赤覗かせていた傷口は、暗く淀んだ暗紅色の瘡蓋に変わっていた。]
卵はカルヴィンがやってよ。 俺がやると何度やってもうまくトロトロにならないからさ。
[色味の薄いフライパンの中身をかき混ぜて、目にも鮮やかなケチャップを加える。 赤く赤く染まって行くフライパンの内は、まるで薔薇の呪いに染まり行く寮内のよう。]
(52) 2011/12/31(Sat) 18時半頃
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[視界の端、動くものに気づきそちらを見る。 包帯を巻く程の傷が、既にああなっている。 一晩……以上の時間経過を見せている。]
そう……なら、いいんだけど、さ。
[サイラスの言葉にカルヴィンが頷き立ち上がる。 そうして離れた手をフィリップは開いたり、握ったり。]
……えっと、サイラス、だっけ 服……なおしたら?
[既にカルヴィンは気づいてしまっただろうか? わからないけれど、気づいていないなら わざわざ見る必要もないだろう。 傷を見るときまた見えたそれ。 傷に変わって鮮やかな赤見せるそれを 遠まわしに指摘するように口にする。]
(53) 2011/12/31(Sat) 18時半頃
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―べネット達の部屋―
knock knock.
あの、べネットくん?お話があるのですが……
[何度扉を叩いても。返事がなかった。 失礼しますと断りを入れ、中に入った。 広い三人部屋はがらんどう]
まさか、まさか!
[乱暴に扉を閉めた。向かう先は医務室]
(54) 2011/12/31(Sat) 19時頃
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―廊下―
ああ、セレストくん。今、医務室から出てきました……?
[誰が、居るのかと尋ね、眠りについた人達の名を知る]
ヴェスパタインくんも……ですか。
彼と…図書室に調べものをしていたはずのべネットくんに、話を聞こうと思っていたのですが…
[眉間を抑え、首を振った。 訝しい点はある。モリスは溺れたからだろう。ではサイラスは? 他は? あの質問をしたオスカーまでもが、同じ理由とは思えず]
セレストくん。あなたは………まだ、平気なのですね。 この薔薇の香りを、どう………思っていますか?
[眼鏡を押し上げ、問いた]
(55) 2011/12/31(Sat) 19時頃
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……?
[サイラスが悲しそうな顔をする気配はこちらに伝わる]
あぁ……君が。
手折ったんだね、その薔薇。お仕置き、かな
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[セシルの元から消えた薔薇、 至るもとは中庭で。
咲き乱れる赤薔薇の中、暫しまどろむようにそこにある]
…僕の薔薇…… 傷付けるのは許さない。 でも、咲くことができたら……
(56) 2011/12/31(Sat) 20時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2011/12/31(Sat) 20時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/31(Sat) 22時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/31(Sat) 23時頃
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…ぇ?
[服の乱れを指摘されて、きょとん?と意外そうな顔。 胸元に視線を落として、赤く残る鬱血に気づく。]
ぁ、あぁ…うん。 [そそくさと釦を留める仕草は、何処か恥じらうようにも見えるか。
コンロの前をカルヴィンに譲った所で、彼を見る青い目はパチリと意外そうに瞬いた。]
(57) 2011/12/31(Sat) 23時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/31(Sat) 23時頃
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……薔薇の影響わかってるのかな……?
[薔薇の影響なのか、それとも元からなのか。 没交渉故にわかることは出来ないけれど。 恥らう余地があるならば、後者だろうか? いや、そもそもサイラスが薔薇を認識しているかわからない。 ……彼が動くたびに玉葱と薔薇の匂いが混ざって 些か落ち着かないままそうこぼす。 鮮やかなほうも混乱気味。]
………何?
[その仕草を観察していたから、 蒼がこちらを見、瞬くのに気づいた。 先ほどのぼやきも聞こえたのなら、 なおさら気まずいなと思う]
(58) 2011/12/31(Sat) 23時頃
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[薔薇の香りは密やかに、部屋を満たしていく。
卵を溶くカルヴィンの細い金糸の髪をそっと撫でて…]
…ねぇ、カルヴィン。 好きとか嫌いとか…そういうのって、色々と難しいね。
君も…寂しがり屋だから。 一人じゃ何も決められなくて、誰かの言いなりになってたりとか…してない?
[充血したまま戻らない左目。 今まで何かを見透かしてきたのは、精霊の祝福受けた魔性の瞳。 その力も、もう純潔を失った時に見捨てられてしまったから。 カルヴィンを映したのを最後に何も見えなくなってしまった。]
(59) 2011/12/31(Sat) 23時半頃
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俺さ…。好きなのかもしれないって、思ってた人…居たんだ。 でも、勘違いしてたのかな、って。
君のことも、こうやって一緒に暮らしてて居心地がいいけど、 それが好きなのか、都合のいいだけなのか…わかんないんだ。
好きになるって、どういう事なんだろうね。
[ズキリと胸の奥が痛むのは、医務室で見た誰の寝顔を思ってだっただろう。]
(60) 2011/12/31(Sat) 23時半頃
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フィリップは、ゆるく腕を組んで眺めている。
2012/01/01(Sun) 00時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 00時頃
…おしお、き……?
[不穏な気配に、ざわりと胸の内が波立った。]
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え、と うん
[サイラスの胸に散る赤は触れた時よりずいぶんと増えていて、けれど何も、言えなかった。ただ頷いて、それをきっかけにフィリップの手を離して、卵を手に取ろうとするけれど 急に強くなった薔薇の香りに目の前が眩んで、ぼう、と立ち止まる。紙を撫でるサイラスの細い指、その、言葉]
俺、は…
(61) 2012/01/01(Sun) 00時頃
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あれ。
なんか期待でもしたのかな。
なら何かしてあげようか?
[くつくつ]
でも悪い子には何かしないとダメだよね
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 00時頃
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[誰かの言いなりに、なっていただろうか。否定はできなかった。否を唱えるよりも唯々諾々と聞いていた方が楽だから。都合が言いだけの存在でもいいと思っていた]
好きになる、ってさ たくさんあるのかなって思う、んだ
俺は、なんで好きなのか理由なんかなくて 会えない時に全然関係ないことでその人のこと思い出しちゃって
[目はそらさなかった。赤くなった左目が痛そうで、痛くて、たまらなかった]
考えてることと口に出すことがその人の前だと違ったりして
そんなの、そんなの きっと、好きなんだよ
(62) 2012/01/01(Sun) 00時半頃
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[何を伝えたかったのか、わからなくなっていた。けれどもこれは嘘じゃなかった。今だけは強がったりとかせずに素直でいられた]
それが俺の「好き」だけど サイラスの「好き」も勘違いじゃないと、いいな
好きな人いるって 楽しい ……と思うよ
[最後だけは、半分くらい嘘だったけれど]
(63) 2012/01/01(Sun) 00時半頃
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…………
[じっと、二人のやり取りを聞いていた。 聞いている間、玉葱の匂いを打ち消すように 薔薇の匂いが濃くなっている気がして。 1〜2度ゆるく首を振る。 サイラスの細い指が カルヴィンの髪に触れるとき短く息も吐いた。]
[ただ、好きな人がいると楽しい…… その言葉が本当なら、なぜああ願うのか。
フライパンの中で トマトケチャップ(>>52)の焦げるにおいがする。]
(64) 2012/01/01(Sun) 00時半頃
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どうなんだろうね… なんかさ、色々わかんなくなっちゃったんだ。
好きなのって、嬉しくて楽しいけど、 それ以上に、痛いのかもしれなくて、さ。
触れてみたりしたら、わかるのかな。 …一つになったら、わかるのかな。
[指先についたケチャップを、舌を伸ばして舐めとりながら。]
フィリップさんは、どう…だったんです? 誰かを好きになったこと、とか。
[背後に居る客人に、ふと目を向けて問いかけた。]
(65) 2012/01/01(Sun) 01時頃
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―廊下―
[暫く後。二階の廊下の窓から中庭を見下ろすと人影。 ケープを肩にかけているのは。]
…………エリアスくん?
外に出て、何を、してるんでしょう。 …薔薇、に?
(66) 2012/01/01(Sun) 01時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 01時頃
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[鮮やかなほうが焦げは食べたくないという風に ケチャップの焦げるにおいが 強くなるほどにそわそわ動いて。 ただ、肩に乗せてるフィリップは 話題がこちらに向けられ、翠を瞬かせる。]
………俺……?おれ、は…… その……好きな、人って、いたことない。
[そういった事から遠くを歩いていた。 だから当然今まで、そういう感情を ろくに知らずにきた。 今だってよくわからない。ただ。]
けど、今は、離れたくない人は、いるよ。 離れたくない、痛くなって欲しくない。
……それを、好きな人って呼ぶのか まだ、よくわかんないけど……
(67) 2012/01/01(Sun) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 01時頃
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[こういうことを、口にしたことも当然ない。 ただ、目を逸らしたくなるのをこらえて 翠は蒼を見て、大きな声ではなかったけど口にする。
ただ、サイラスが舐め取る赤がいやに赤くて。 めまいに軽く机に手をついた]
(68) 2012/01/01(Sun) 01時頃
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痛い、よ
……痛い
[赤を舐めとる舌に見惚れて、未だその手は卵を手に取ることすらせず]
ひとつに、なれたら
[むしろ手はサイラスへと伸びかけて、フィリップにかけられた声に、手を握り締めてようやく卵を手に取る]
(69) 2012/01/01(Sun) 01時頃
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[離れたくない人、痛くなって欲しくない人。 むしろ痛くなればいいのに、とおもってしまう人もいる。
どっちが本当の好きなんだろう。いろんな形があってもいいと口にしたって、結局よくわからず。
カツン、と音を立てて卵が割れた。容器に中身を入れて、ゆるくかき混ぜる]
(70) 2012/01/01(Sun) 01時頃
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…っと。
[焦げかけていることに気づいて、火にかけたままだったフライパンを持ち上げる。]
痛くなって欲しくないってのは…ちょっとわかるかも。 …でもさ、それもなんか、合ってるようで合ってないみたいでさ。 その人が誰かに痛くされちゃうのが嫌過ぎて、それならいっそ自分が…なんて…そういうのは酷いよね、やっぱり。 ただの我侭だったんだろうなって…今はちょっと思ってる。
大切って…気持ちと、欲しいって気持ちは…やっぱ相容れないものなのかな。 欲しくてたまらない気持ちが、大事にしたいって気持ちを裏切っちゃうみたいな、
…そんなの、ただのエゴかな、やっぱり。
[カルヴィンの華奢なうなじの白さをしみじみと見つめる。 いっそ力尽くで壊してしまえば、誰にも取られずに済むのだろうけど。 それだときっと、もう元の仲には永遠に戻れない。
肉体には、モリスの感触がまだ染み込んでいるみたいに思えて、 たとえ彼が目覚める日が来ても、前のように馬鹿やって笑い合える自信はなかった。]
(71) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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――音楽室―― [エリアスの言葉>>43に、驚いたように息を飲む。 小さく呟いたその言葉は卑怯だと思うけれど、言えるわけもなく。 また悩みが1つ増えるだけ。
未だ、自分のすべきことが見えない。何が正しいか、決めるのは誰なんだろう。今までの自分なら、自分だけが正しいと思っていたのに、それも難しい]
………僕が、もし動くとしたら。 それが、きっと僕の望みだと思います。
その時、望まない誰かがいるとしても、………僕は――――
[誰かの望みを聞き続け、それでも動けないのは、そこに未だ自分の望みを見出せないから。 他者の望みだけでは弱い。 他者の望みが叶うことを願うことくらいはできるけれど、自分が傷付く可能性があるのであれば、動けるわけも無い。
悩み、惑うことが多いけれど、自分の本質なんて知れている。 誰よりも優先すべきは自分。その考えは覆らない、―――はずなのに。
何故か、後の言葉は続けられず、視線を伏せた]
(72) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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………すみません。 あなたの望みが何か、僕には分かりませんから。
[続く言葉>>44に、反射的に謝罪の言葉を口にするも、その望みを問おうとは思わない。 どうせ聞いたところで、自分に他者の望みが叶えられるわけがない。知って、叶えられないことに悩むくらいなら、知らないままがいい]
どの音を好んでいるかは分かりませんけど。 一度だけ。もしも、機会があれば、薔薇のために。
―――音を奏でようと思っています。
[微笑みを受け止めた上で、返す言葉は少しだけ苦味を含み。 誰かや何かのために音を奏でれば、奏でるほど、欠けていくものに気付いている。 それでも、止められないのは何故だろうと、考える前に、薔薇の香りが強まる。 考えを中断させ、部屋から出て行く姿からそっと視線を外した**]
(73) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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|
[痛い、と痛みを訴えるカルヴィンに 翠は蒼からそちらに心配そうに視線をうつす。 痛いだけなら部屋から連れ出した方がいいのか? それでも、痛いかもしれないと思えば動けず。
ただ、卵の硬い音と、 フライパンが動く音と…………]
あって、ないかな……正解とか、わかんないけど……正解とか、ある。のかな…… 俺は、ただ、暖かかったから、うれしくて…… それも、二人が言うように痛くなる、のかな……?
…………わかんない。 ただ、俺が……手にしていて嬉しいのは暖かくって、 可愛いんだ。笑って、泣いて、一緒にいてくれて…… もっと、欲しくてたまらなくても、 冷たくなっちゃったら、きっと俺、後悔すると思う……
サイラスは、どう?サイラスが欲しいのは、 その人の、何?
(74) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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……その人になら、何されてもいいって人、
[口を噤む。もう手遅れかもしれないけれど、もしかしたら誰かを傷つけてしまう言葉だと気づいて]
なんでも、ない
[溶き終えた卵をフライパンに入れる前に、サイラスの、彼の胸元に目をやった。隠されて今はもうあまり見えないけれど彼は誰かに痛く、されたのだろうかと。緩く首を振ってフライパンに溶き卵を流しいれる。 結局、貪欲なのだ。もっと、一緒にいたい。もっと、欲しい、欲しがられたい、って。 加減を知らない子供のように、欲しがって。けれど与えられれば怯えて後ずさる]
(75) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
|
|
[そう口にしながら、上着をぎゅっと手で握る。 ……カルヴィンが、やっぱりサイラスと一緒にいたいから と、手を離されたらどうしようと。 結局、いつもどおり手を離されるだけだと ひどく痛みながらも、その手を離せるだろうか。
……そこまで考えるといやに胸が苦しくて 苦しくて、苦しくて……強く翠をつぶる]
(76) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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[>>66外から視線を感じる。 ゆっくりとこうべを巡らせて、気配を探る先は]
あぁ。レオナルド先輩。
[唇だけで名を呼ぶ。 ケープを羽織ったまま、薄い笑みをむけて。 それはまるで誘うよう。
薔薇の葉に積もっていた僅かな雪を掬い、口にしながら]
(77) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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…わかんない、や。
けど…。取られちゃうのは嫌だって思ったんだ。 嫉妬、してたのかもしれない。
気になってる人が、俺の知らないところで、誰かになにかされてたりとか… そう言うの、悔しい…って思っちゃったんだ。
痛いのを心配する以上に、悔しくて、羨ましくて…さ。 それならいっそ、もっと酷くなりたかったけど…
[出来なかった。 意気地なしだった。
今となっては、何を恐れていたんだろうと思う。 世界は綺麗なことばかりじゃないと、穢れてみて漸く判ったから。]
…あ、たまご美味しそう。 どうやったら、こんなに美味しそうに出来るんだろうなぁ…
(78) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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[エリアスの唇が動いていたから。窓を開き、身を乗り出した]
その薔薇の傍に居ると、ケープにも服にも髪にも 香りが移ってしまいますよ
[やや声を張り上げた]
(79) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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バチでも何でも当てればいいよ。
…俺も、汚らしく穢らわしい生き物だったって、気づいたから。
そんなの、酷い目にあって当然だよ。
罰を受ければさ、なんか許してもらえたみたいな気分になれるじゃん。
サイラスは、食卓は三人で囲めただろうか?**
2012/01/01(Sun) 02時頃
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これだけ香っていれば今更ですよ それに僕はこの香が好きなんです。 大丈夫、ありがとう先輩。
[通る声で謝意を。 眼は僅かに薔薇色を湛えながら彼を見つめ]
先輩はもうご覧になりましたか、薔薇は。
(80) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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|
俺も、悔しいし 羨ましいよ
[わざとらしく一瞥して、かき回していたフォークを抜いて火を止めた。少し焦げたケチャップライスを皿に盛り、その上にふわふわの卵をのせる。くるんではいないけれど、口の中でとろけるやわらかいオムライスの完成だ]
…とりあえず、さ。食べよ? フィリップも
[共有スペースのテーブルへと促す。ベッドの上からぬいぐるみが此方を見ていた]
(81) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 02時頃
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……やめ……っ
[サイラスが口にする言葉は、 それまで、特に考えていなかった 「実際に、カルヴィンが サイラスと上手くいったら」を想像させる。 あんなに、あんなに痛くて泣いて、 あんな願い事までしたそれが叶うなら それは凄く良いことじゃないか、と思おうとするのに 胸の苦しさが、酷くて。凄く酷くて。 閉じた翠から雫が落ちた。]
笑って、欲しい、のに……
[まるで、サイラスの声が自分の声のようにも聞こえて。 逃れたくて、自分は誰かを 抱いたのだろうか?抱かれたのだろうか。 その口を封じたくて手を伸ばす]
(82) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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フィリップは、二人の声に、はっと現実に引き戻される。
2012/01/01(Sun) 02時頃
そう。僕が怒ってるのは薔薇を折ったこと。
君が綺麗だろうが汚かろうが、
モリスと何かしようがどうでもいいんだよ?
自分の背徳へは自分で受ける罰を見つけるんだね。
僕は君の行為を蔑みもしないし美化もしないよ
|
その香りの噂は――…強ち嘘ではないと、思っているのですけどね
[眼鏡をかけ直した。好きと言うなら、彼もまた囚われた側の物か]
えぇ、見ましたよ。 あまり近くで見るものではありませんよ。少なくとも、私は…
(83) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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|
[3人分お皿をテーブルにおいて振り返る。我に返れば、今自分が口にしたこと、その相手がサイラスだとフィリップは知っているのだ。どう思われただろうか、伺うように見ればその瞳に光が見えて]
……どした?
[小さな声は聞こえなかったけれど、安心させるように笑みは作られていて。それはフィリップの目にどううつったろうか]
(84) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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…………うん……
[鮮やかなほうが、一足お先に、 と、言うようにテーブルに軽く飛び降りた。 フィリップは甲で涙をぬぐった後数度頭を振って。 今、話したのはサイラス。と、言う実際の人だと 視認して、懸命に自分に刷り込ませる。
卵がどうの、話している二人はいたって日常で。 カルヴィンに促されてフィリップも卓につく。 普段、人を避け、冷めたころ 食堂に向かうフィリップにとって 暖かい食事なんていつぶりだろうか?]
……俺……――
[何か言いかけて口を紡ぐ。 オムライスは美味しそうな筈なのに酷く場違いに見えたけど 場違いなのは自分なのだろうかと、思った。]
(85) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
|
|
……………えっと――
[向けられる笑みは、フィリップに向けてだろうか? それともサイラスと一緒にいるから? フィリップはふと、手を伸ばす。 ちょうど、先ほどサイラスがしたように カルヴィンの髪に触れようと]
(86) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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|
[伸ばされた手を目で追って、なんとなく、本当になんとなく、同じように伸ばした手で受け止めて握り締めた]
…オムライス、食べよ?
[作り笑いは消され、案じるように繭を顰めて顔を覗き込む。鳥のフィリップにも何か用意しなきゃ、と頭の隅っこで考えながら]
(87) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 02時半頃
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[柔らかなかにに触れる前に握り締められる。 暖かな手に触れて嬉しい。はずなのに。 どうしてだろう、酷く痛い。指先が、胸が。 けれど、痛いからと振りほどくこともできなかった。
ただ、案じる様子は、自分に向けられたものだとわかって。 それは、とても嬉しかった。]
うん……そうだね。……ありがとう。
[一緒にいるだけでいいと思ったはずなのに。 ずっと手をつないでいられればいいと思ったはずなのに。] [なのに、さっきサイラスが言っていたことが 頭から離れなかった。]
……俺のもの、でいいんだよね……
[そういって空いている手でスプーンを手にする。 サイラスが聞けば、目の前のオムライスに 言っているように見えるだろうか。]
(88) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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うん、座って?
[ぽんぽん、ともう片方の手でやっぱり冷たく思えた手を叩いて、ケチャップライスを小皿に乗せて紅い姿の前に置いた。
「俺のもの」 その言葉に、今、サイラスの前でどんな反応をしていいのか迷って]
そうだよ。 好きに、していいんたよ
[我慢させたくない、飲み込んで欲しくない。応えられるかどうかは、自分でもわからなかったけれど]
(89) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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[鮮やかな姿は出された皿に素直に嘴をつける。 フィリップもカルヴィンに促されるまま素直に座る。 触れる手はとても暖かくて、そう、とても。]
うん…………
[サイラスの前でも、そう言ってくれた事が嬉しかったし 言葉がそう返れば、満足しようと思っていた。 いたのだけれど、酷く薔薇の匂いが強くて。 フィリップの手は今度は逆に カルヴィンの手をつかんで、引く。 あんな風にサイラスに言ったばかりなのに、 やろうとしていることは……]
……俺とも、キス、して?
[強く引き寄せながら、そうささやく。 サイラス以外とだってしてるんだと、自分自身に言い訳しながら カルヴィンが避けなければそのまま口付けようと。]
(90) 2012/01/01(Sun) 03時頃
|
|
…え?
[反応が、遅れた。サイラスがいて、一緒にご飯を食べられて。フィリップがいて、なんだか辛そうで。自分の気持ちにも整理がつかないうえに 薔薇の、香りが]
あ、
[嫌だ、と言いたかったけれど、フィリップのものだ、と言ったその口ですぐに否定するようなことが、できなくて。そして サイラスがどんな顔するだろう、って これも矛盾する気持ち。相反するものがあれば、身体は自由に動かなかった]
(91) 2012/01/01(Sun) 03時半頃
|
|
[小さく毀れた声、その先が何か言う前に 噛み付くように口付ける。 サイラスに見せ付けてやりたい、と、 頭のどこかで、確かに思った。]
[やわらかくて暖かくて……けれどどうしてだろうか、 嬉しい、と思うよりも先に、 離れた時の外気の冷たさが罪悪感を呼ぶ。 同時に、もっと欲しいと、身体の奥、燻ぶる。]
――――……あ、その……
[カルヴィンに一度翠を向けた、どんな表情をしていたか。 確認するよりも早く席を立つ。]
ご、ごめん!!俺……俺、 頭冷やしてくる!!
[そういって、鮮やかなほうを連れて行くのも忘れ、 フィリップはオムライスに手をつけず駆け出して。]
(92) 2012/01/01(Sun) 03時半頃
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[触れる唇はやけに熱く感じて、いつかの冷たいだけのものとは全く違っていた]
フィリ、
[離されたそれが物足りなくて、その考えに自分がわからなくなる]
ちょ、待っ
[想いのないキスと、あるもの。その違いが重くのしかかり、駆け出すフィリップを追う手は届かずに。その先では置いてかれた紅いフィリップが首を傾げていて。
サイラスは何か言っただろうか。反応が見たいと思ったはずなのに顔が見れなくて]
先食べてて!
[一瞬の迷いのあと皿をつついていた鳥のフィリップを抱き上げて去っていった彼を追いかけた]
(93) 2012/01/01(Sun) 04時頃
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[声を振り切るように駆け出した。 きっと、呆然とするか、サイラスの前でと怒るか どちらにしても駆けてくる音はないと思っていた。が。]
…………っ!!
[それこそ、どんな顔をすればいいかなんてわからない。 フィリップは元生徒会長と、 オスカーを撒いた実績を生かそうと。 しかし、*どこへ?*]
(94) 2012/01/01(Sun) 04時頃
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香は嘘じゃない… そうでしょうね、多分僕も捕まったのかも。
…貴方は? 先輩は、薔薇が嫌いですか?
薔薇へあんな…優しいキスをしていたのに。 薔薇に「望みは?」と聞いていたでしょう?
薔薇の望み、わかりましたか?
(95) 2012/01/01(Sun) 09時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 09時半頃
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……待て馬鹿っ
[スタートは出遅れたけれど、鮮やかな紅い姿を連れていなくてもその姿を見失うことはない]
逃げるってことは、しなきゃ良かった、って 思ってんだろ!
[口に出したらそれが本当にしか思えなくて、悔しくて…フィリップ(鳥)を
行けー!とばかりに
投げた。
それは何処まで走った時だったか。中庭へと通じる玄関の所だったかもしれない*]
(96) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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…どうして?
[フィリップの様子に、不思議そうに目を向ける。 薔薇の牢獄と化したこの寮内で、彼らが急速に惹かれあったことなど知らない。 それが本心なのか、香りに誑かされてのことなのかすらも。
ただ、彼の意識がカルヴィンに向けられれば、胸の奥がピリリとした。 同じ部屋で寝起きを共にして、食事を分けあったり、朝までくだらないことを話したり。 一緒なのが当然だと思っていたから、そうじゃなくなることは酷く腹立たしく思えてしまう。
二人の唇が重なることに、思った以上に動揺した。 スプーンを取り落として立ち上がりかけたけれど、それ以上動けなくて…]
(97) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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カル…
[判ってる。自分の所有物じゃない。 ペットでも、もちろん恋人でもない。
なのに、大事にしてきた花園を、踏み荒らされたようなそんな気がした。
自分が他の者達にそんな思いを抱かせてしまっていたのかもしれないとは知らぬ間に。]
(98) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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[迷うも結局後を追ったのは、何故だったのだろう。
一口しか手を付けられていない皿と、手付かずのままの皿は、 そのまま静かに冷めていく。]
(99) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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…判ってるよ。
そんな安易な救いなんて、もらえないって。
薔薇のせいなんじゃ無く、自分の心がしたことだって。
[責任転嫁してしまえば、楽になると知っているから。]
キス…しようか。
届くかどうかは、わからないけど。
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[胸の奥が痛くて、痛くて。
何かに縋るようにポケットに手をやれば、潰れた薔薇の蕾が指先を染める。
何かに似た紅い花芽に、そっと唇で触れた。]
(100) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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んン…
[サイラスのキスをうけたローズヒップ。
甘い感覚に心地よさ気に声を漏らし]
やめときなよ
僕も君にキスしたくなる
多分今の君達はそれ以上も求めたくなるでしょ?
君の懺悔を聞くのは構わないけど
僕に答えは求めないでね
大事な君達の願いを、僕に否定させないでほしいよ
君は苦しいんだね。
キモチが伝わってくる。
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― 玄関 ―
だって、カルヴィ……ぎゃーー!!
[ロバートの気持ちが今わかった。よくわかった。 聞きなれた音に思わず振り返れば 視界を追う赤、遅れて鈍い頭痛 ……鮮やかなほうのヘッドアタックを 見事に食らって。]
うわっ、わっわわわ!!
[それは丁度屋内と中庭をつなぐ段差。 フィリップの突撃を食らったフィリップは 見事に段差を踏み外し、 雪の上にしりもつをつく羽目になり。 置いていかれた鮮やかなほうに、 短い髪を引っ張られた。]
(101) 2012/01/01(Sun) 10時半頃
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う、わー…
[考えていた以上の効果に思わず額に手を当ててため息をついた。怪我をさせたいわけじゃなかったけれど、大丈夫だろうか。そのまま歩いてフィリップへと近づき、手を差し出した]
オムライス、食べて欲しかったのにさ
[サイラスは食べてくれただろうか。咄嗟とはいえ「先に」と言ったからには戻らなきゃいけないけど、気まずすぎる。けれどまずは、目の前のフィリップにやや据わった目を向けた]
(102) 2012/01/01(Sun) 11時頃
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[サイラスが名前を呼びかけてくれたこと、それに応えられなかったこと、顔を見れなかったけれど、スプーンを落とした彼が動揺していただろうことはわかって
けれど、サイラスが痛みを感じただなんて、想像もできなくて。
目の前でキス、されるなんて。嫌われたかもしれない、と怖かったけれど、そんなことをした、という怒りよりもフィリップに逃げ出されたことへのほうが、やっぱり憤りは大きかった]
(103) 2012/01/01(Sun) 11時頃
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― 内と外の境目 ―
――〜〜〜……………
[勢いよく飛び出て、すぐに追いつかれて。 どんな顔をすればいいかわからないけれど カルヴィンに手をさしだされれば 条件反射のように手を伸ばしてしまう。 ……視線が今までにない視線で……怒ってる。]
………だって、さ、その………怒ってる、よね……
[握ってしまえばやはり手は暖かくて。 サイラスの気持ちも知らないまま まさかカルヴィンが逃げ出したことに 憤るほうが強いとも気づかぬまま。]
(104) 2012/01/01(Sun) 11時半頃
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怒ってるよ
[当然だろ、とばかりに言いながらも、手はしっかりと握って立たせようと引っ張って]
なんで逃げたの?
[言いたいことは沢山あったけれど、ひとつずつゆっくり聞くことにした。頭は冷えただろうけれど、中庭に近いせいか、それとも薔薇の精が近くにいるからか、香りはより強くなっていて]
(105) 2012/01/01(Sun) 12時頃
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[で、す、よ、ね。] [鮮やかなほうは肩に降りつつも、 此方も置いていかれて怒っているらしく 短い髪を抜く勢いで引っ張る。 フィリップは痛みに流石にそれを抑えながら 引かれるままに立ち上がる。 少し、足をくじいたのか足首が痛む、けど。]
サイラスの前で、その、えっと……キス、して 怒らせた……と思ったし……
[怒らせたという事実に、怒る空気に 皮膚がぴりぴりと痛い。 ……歯止めがきくか、も怪しかった。 と、言う言葉は薔薇の匂いが強い中、 言ってしまうのが怖く、飲み込んだ
翠は真っ直ぐにカルヴィンを見れず またつながった手に落として。]
(106) 2012/01/01(Sun) 12時頃
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うん、他にもある?
[鳥の真似をして髪を引っ張ろうと手を伸ばす。足を痛ませたことにはまだ気づかず]
じゃあ、さ
なんでキスしたの
[また可愛いから、とか言い出したらどうしてくれようか]
(107) 2012/01/01(Sun) 12時半頃
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[カルヴィンの手も伸びてきた、と、思ったら こちらも髪を引っ張り始める。 如何せん非がこちらにありすぎて 払いのけることは出来ずされるがまま。]
他……には……
[寒い中走って、さめかけたキスした直後の感覚が またぶり返しそうで、 慌てて顔を赤くしながら首を左右に振りつつ 次いで、の質問があったからそれに逃げた。]
そ、れは……カルヴィンが、サイラスと…… その、すごく、仲が良くなったら、って思ったら、 胸が痛くて…………でも、 カルヴィンは頭撫でさせてくれないし……
[論理も何も、あったものじゃない。 フィリップの中では辻褄あっているようだけど、 はたからきけば、つながらないそれ。]
(108) 2012/01/01(Sun) 12時半頃
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だ、って フィリップの手好きだし
[よく、わからなかった。ただ痛くさせたくないのに、という気持ちだけはあって。これ以上聞いてもよくわからないだろうと最初の質問に戻ることにする。髪をひっぱりながら相変わらず据わった目で、逃げる瞳をとらえて]
で? 顔赤くするような理由だったわけ?
(109) 2012/01/01(Sun) 13時頃
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…………
[それが例え”手”、だとしても、 フィリップの口から好きだといわれれば、 別に胸に触れられているわけでもないのに、胸が温かい。 髪が引っ張られる痛みも吹き飛ぶほど。 いや、視線はやはり痛くて。 好きだといってくれた手を握る手に視線は落ちてるが。 ただ、逸らしたと思ったことにまた戻ってきてうろたえる。]
そ……れはっ さ、察して、よ…… こ、これ以上、ここにいるのも、 その、あの……
[追及されれば意識がいやで向く。 薔薇の匂いが強い中庭で言われれば なお更 頬も、身体も熱くなった。 握られた手を理性では離すべきと思い始め けれど、離すどころか強く引きたい自分がいて。]
(110) 2012/01/01(Sun) 13時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 13時半頃
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……………え、と
[更に赤くなった顔に、なんとなく察してしまった。そして物足りないと思ってしまったあの時を思い出して熱は伝染する。髪を引っ張っていた手を、熱さを確かめるように頬に伸ばして]
中、はいる?
[怒りは一瞬で忘れられ、促すように繋いだ手を軽く引く]
(111) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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──廊下・少し前──
……レオせンぱい。
[眠りに落ちた人々と、モリスを運んできたサイラスと……歪みだらけの医務室を、なんとなく背で隠すようにした。]
……ヴェスと。オスカーと。ジェフ先輩と……。
[ベネット。ノックス。ヨーランダ。埋まったベッドを指折り数え。]
……モリスも。
[あの時見られていたから。最後の一人は言いづらそうに。]
(112) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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あァ、平気じゃないですよ? 今だって貴方に抱かれたいくらいだ。
[倶楽部で何度か顔を見かけた、この元会長と直接遊んだことはあったかどうか。ちらり見えた青い痕に抱いた秘かな憧れは、口にしたことはないはずだけれど。]
……でも、ねェ。もう痛いのは、俺は嫌です。
[知らぬうちに傷つくのも、知らぬうちに傷つけるのも、その傷に気がついてしまえば、どうしてあんなことができたのか分からぬほど。]
この香りは嫌いにはなれないですよ。俺はどうしたって。 いっそ全員眠ればきっと覚めるんでしょうね。 ……あの薔薇が咲けたら。
(113) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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[眠りの中で繋がった想いを、意識だけの身から眠る身体に落とされた口付けを、知覚することは叶わない。 けれど無意識の部分がその空気を感じ取ったのか、無性に切なさを感じた。エリアスに会いたい。自覚してしまった想いは、どんどん自分を弱くする。]
……失礼します。
[二人の部屋に、エリアスはまだ寝ているか。向う身体は足早に。]
(114) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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[レオナルドとロミジュリのように窓の上下で語りあっていたけれど、 なんか騒がしい音>>101にふと我に返り]
また無粋だなぁ……
先輩、またね。 もし貴方が薔薇の願いを知りたいなら… 逢い引きでもしましょうか?
[悪戯気味の笑みを投げかけて、静かに足を別にむけた]
(115) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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[察してもらい言わなくてすんだと安堵したが それは同時にばれたという事に今更気づく。 頬に触れるカルヴィンの指先が温かいどころか……熱い このまま口に含めば溶けてしまうんじゃ?と思う程に。]
[咽るような薔薇の匂い。 引かれた先に抗って抱きしめたい。 けど……]
うん…………あとね、 俺、カルヴィンが好きだ。
(116) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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[まるで、呼吸をするように、すんなりと言ってしまう。 言ってしまえば、ああそうか、 そうなのか、と自分に納得した。
先に段差を上がり、なお小柄なカルヴィンを見下ろす。 酷く小さくて、フィリップが本気で抱えあげれば 抵抗もろくに出来なさそうな姿。 今手を引いてそうしてしまいたいと思う反面 実行したら手をつなげないのかな? と思えば出来なくて。]
カルヴィンが誰が好きかわかってるのに、好きだ。 困らせたいわけじゃないんだけど……好きだ。
[手を見つめていた翠をあげる。 苦笑したような表情だったけど、 カルヴィンを見ることが出来た]
(117) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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[そろそろセレストが部屋に戻る頃か。 エリアスであった時に彼に触れた手に 無意識に口づけを落として苦笑して]
僕もあてられてるのかな。 周りがあぁなら当然かな?
でも…
[花咲く最後、貰う精気は君だといいな。 そんな呟きは空気にとける]
(118) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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エリアスは、セレストが戻る前にはまだ部屋には至らないが。
2012/01/01(Sun) 14時半頃
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[フィリップの頬は熱があるんじゃないかと思うくらい熱くて
告げられた言葉も、燃えるようで]
……
[声が、出なかった。耳から身体の中に入った言葉が全身を駆け巡り、胸の中心にたどり着いて太陽みたいにぽかぽかとあったかい光になった。頬に触れていた手はフィリップが段をのぼれば届かなくなり、そのまま胸元へ落ちて縋るように服を軽く掴んだ]
俺…
[サイラスが、好き。それは確か。けれど、言葉にはできない。する気もない。言って、拒絶されるのが怖い。それなのに フィリップの瞳が今まで見たどんな時よりも真っ直ぐで]
俺……ずっと、一緒にいたいよ
[好きとかそうじゃないとか、何を言えばいいのかわからなかったから。確実なことだけ、口にした]
(119) 2012/01/01(Sun) 14時半頃
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──廊下→自室──
……ちょっと疲れた、かな。
[それよりは空腹なのだろうか、それとも薔薇の香りのせいか。不意に立ちくらみのようなものを感じた。 だいぶ動き回った覚えがあるのに、眠気や空腹は強くはならない。外の明るさも変わる様子なく思えて。なんだか不安になる。]
[トトトン、と軽くノックをして、ドアを開ける。]
エリー?
[開けた部屋は、がらんとう。悲しげに眉を下げた。今はどちらなのか。無理に動き回っていなければいいが。]
っ、……!!
[何気なく触れた毛布から、エリアスの匂いがして、それでもう駄目になってしまった。おいていかれた子供のように、目頭がじんと熱くなって。]
なに、なのかな、もぅ、これ……!!
[怖い。薔薇が言っていた通りモリスが眠ったのに、このおかしな時間は終わらない。あの薔薇は本当のことを言っているのか。エリアスは本当に戻るのか。]
(120) 2012/01/01(Sun) 14時半頃
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[部屋のドアを開けたエリアスが目にするのはきっと、ベッド傍でくしゃくしゃの顔を抑え、声を殺している姿。]
(121) 2012/01/01(Sun) 14時半頃
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[カルヴィンの手で服に皺が刻まれる。 そっと、その自分より。小さな手を片手で包む。 薔薇の匂いは相変わらず強くて。]
うん…………。
[少なくても、そこはカルヴィンもフィリップも同じ気持ち。 それだけで嬉しいという気持ちと、 それだけじゃ足りない、という気持ちと。 遊んでいたもう片手を離すことは当然出来ず、 引くこともけれど出来ず、カルヴィンの肩に置き。]
………俺は、好きだからさ。あんまり、他の人といたり、無防備だったりしたら食べちゃうから。
[最後のほうは、あんまり深刻にしたくなくて 出来るだけ笑って……けれど、本気だよ、 と言うように、肩に置いた手でその頬を撫でようと] [鮮やかなほうはおしおきから 遊びに移行して髪を引っ張っていたが 二人の空気に気づいて、やっと首を傾げた。]
(122) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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[部屋の中の香から何か悲しげな空気が伝わる。 薔薇の胸中に彼への罪悪感はないが、 眠るエリアスが酷く悲しんでいるのは、わかる]
ああ、待って、エリアス。 君はもうそこまで気力はないでしょ。 無理したら駄目だよ、少し待っててね
[宥めるように胸元に手をあて、落ち着かせる。 部屋に足をむけ、ドアを開けると……]
セレス。
[彼の姿に僅か痛々しい顔をしながら、静かに声をかける]
(123) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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セレス
[そろりと彼に手を伸ばし]
どうしたの。何か、辛い? 泣いているのは嫌だよ
セレス?
(124) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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た、食べ…
[また爆発した。包まれた手も触れられた肩も熱くて熱くて声にはならない叫び声が喉の奥で暴れていて]
…この、馬鹿っ
[顔を見られたくなくて、それに触れられるだけでも熱くなっているのがばれてしまうと、咄嗟にしたのは…抱きついて、顔を隠すということだった]
馬鹿、そんな沢山一気に言われても わかんない、し!
[まあ勿論意味がわかるからこそ、爆発しているのだが。どう反応すればいいのかわからないのは、確かだった]
(125) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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エリー……。
[人と深く関わらないことで平穏を保っていた報いか。ひどく脆い心は、縋るような手を伸ばす。]
怖い、よ。 薔薇は、モリスが眠ればこれは終わるって言っていたのに。 なんで終わらないの。なにをすればいいの。
……エリーと、一緒にいたいよ。薔薇に取られてしまったりしないよね?
[ぽろり、流れた涙。本音を覆う力はもう剥がれ落ちて。]
(126) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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[抱きしめる衝撃に驚いたのか鮮やかなほうが 避難するようにフィリップの頭に飛び移る。 足のつめが頭皮に刺さり痛い、はずだけれど フィリップは今、それどころではなかった。]
え、ええーーー!?
[二回も馬鹿といわれ、わからないといわれ けれど反応はわかっているようにも それなのに抱きついてくるのは 本当にわかっていないのか? 自分の気持ちもまだ自覚したばかりのフィリップは 上がる体温と鼓動を制御できるわけもなく。 熱いのは自分の身体かカルヴィンの身体か? 抱きついて見えない顔、けれど覗く耳は赤く。]
え、えっと……食べるって言うのは その……さっきみたいにキスしたり、 抱きしめたくなったり、身体に触れたくなったり………その、あ……と、ひとつになりたく……なったり
(127) 2012/01/01(Sun) 15時半頃
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[フィリップ自身もわけがわからないまま ぎゅっとカルヴィンを抱きしめて、 わかってもらおうと、ひとつずつ説明を試みて さっき、サイラスがそんな表現をしてたような?]
(128) 2012/01/01(Sun) 15時半頃
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[ドキドキがとまらなくて、フィリップが本気であわてているのも顔を押し付けた胸から伝わる鼓動が激しいのにも気づけなかった。 そんな、まっすぐに言われたのは初めてで、言葉を重ねられるごとに熱もあがる]
ひとつに、なりたいって、う…わ
[それは、そこまで思えるのって凄いことなんじゃないかって。思いはしても、やっぱりどうしようもなく恥ずかしかった]
も、もういいよ!わかってるし! 中、はいろ!
[そうは言っても顔をあげる勇気が出ずに耳まで赤くなったまま小さく震えていた]
(129) 2012/01/01(Sun) 15時半頃
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モリスのは…誰かに移っちゃったみたいなんだよね 感染したのかな。
僕は咲ければいいんだ。 棘は…どうすればいいんだろう。 でも……
[伸ばされた手、やんわりとって。 もう片方の手を、彼の頬にやり]
約束するよ。僕はエリアスは傷つけない。 必ず返すから、安心していいよ。
どこにもいかない。 いかせないよ。
(130) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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[聞こえたカルヴィンの声は引いているようにも取れて 言い過ぎた?怖がられる?いなくなる? と、軽くパニックに陥りながらも。 ……軽度のパニックゆえに、薔薇の匂いに 気が回せなかったのは、幸か、不幸か。]
ま、またわかって、たの……!?
[ちょっと悲鳴に近い声が毀れた。 ただ、促されれば、かくかく、と、頷きながら 段差を上がろうと、抱きしめた腕を緩めようと]
[したところで、小さな肩が震えているのに気づく。 怖がらせてしまったかと、 まだ混乱したまま、そっと頭を撫でた。]
……オムライス、食べなきゃね。
[と、自分が年上なんだからおちつかなきゃ、と深呼吸ひとつ]
(131) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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[棘は感染する。 誰かの欲が誰かに伝っていくのなら
薔薇が棘の情を受ければいい。 けれど……]
…君が…棘を受け入れてくれるなら…
[ぽつり。 その棘は、僕が受け入れるのに、と]
(132) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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や、だから…もう!
[わかってるけどそうじゃなくて、違う!と叫ぼうとしても結局混乱が増長するだけなので口を閉ざし、頭を撫でる柔らかな手の動きに少しずつ、深呼吸して自分を取り戻す]
オムライ、ス…うん
[こんな顔のまま部屋に戻るのは少し怖かったけど、そっとフィリップから離れて俯いたまま手を突き出した。いつの間にか離れてしまったその手を掴んで欲しい、とねだるように]
(133) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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|
棘は、うつるものなの。
[声の抑揚や、手の触れる柔らかさや、そんなもので彼がエリアスでないことを知る。微かな不信はまだ残り、それでも、温度はエリアスそのもので。]
……エリーに、会いたいよ。 俺の精気なんて、いくらでもあげるから。
棘だって、いいよ、そんなの、怖くないから……!!
(134) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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[カルヴィンが何かを言いかけて言い切れず。 その様子を混乱を落ち着けながら 指で髪を梳きつつ翠が見つめ。 そうすれば、どうしても自然に笑みがこぼれる。] [子供じみた仕草で出された手をとった。 そこに、辛いことや、悲しいことはなくて。]
………本当、俺、カルヴィン好きだ。 オムライス、楽しみ。
[戻ればきっとサイラスがいて、今みたいに、 満面に笑えたりはしないだろうけど、 それでもカルヴィンも作るのを手伝った オムライスを食べに戻ろうと、 強く握り締めて廊下を歩いた。]
(135) 2012/01/01(Sun) 16時半頃
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[薔薇は初めて少し困惑した顔を零す]
今、棘は…どこにいるのかな。 棘は、情を交わせば移るんだ、けど。
ごめんね。今はエリアスに会わせてあげられないんだ。 随分深く眠ってしまって。
[彼の涙を唇でぬぐいながら]
少し羨ましい、君達が。
(136) 2012/01/01(Sun) 16時半頃
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あんまり、言うなよな!
[繋がれた手を振りながら怒ったように言った。嬉しいけど、言われるたびにドキドキがうるさくてこのままだと心臓が止まってしまうんじゃないかって]
サイラス、まだいてくれるかな…
[廊下を進むほどにドキドキは違う理由に変わっていったけれど]
(137) 2012/01/01(Sun) 16時半頃
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もしもその、言葉が嘘だったら。 俺は中庭を燃やすだけじゃぁ足りないよ。
[エリアスを返すという言葉にはそう返して。けれども眠っているというのは本当なんだろうと思う。]
あいつは本当に、暑くても寒くてもはしゃぎすぎても落ち込んでも熱を出すもの。 妖を宿したら寝てしまうのは、わかるよ。
……でも、エリーじゃなくて、俺の身体は使えないの。俺なら貸すよ、いくらでも。
[涙は枯れることなく。情けないと思うのに、涙を拭ってくれる元凶のあやかしに甘えている。 ほろり、ほろり。しばらくそのまま温もりを感じ。]
……わかった。いいよ。 情を交わせば、いいんだね?
[欲望のままに穢れたこの身を、 恋した相手を取り戻すため捨てることに、なんの躊躇いがあるだろう。薔薇にはわからぬ気持ちなのだろうか。笑みさえ浮かべ、受け入れた。]
(138) 2012/01/01(Sun) 17時頃
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あの子に会いたい? 今会ったら、暫く会えない。 それでもよければ代わるけど。
僕は…君達を苦しませたかったわけじゃないんだけどね。
[苦笑には呆れも含まれよう]
いいの?棘を受け入れて。 この子が悲しむんじゃないの?
体は代われないんだ。 仮に代われても、そんなことしたら多分エリアスは眠ったままになってしまうよ。
(139) 2012/01/01(Sun) 17時頃
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|
それにしても僕は信用がないのかなぁ…
[セレストの言い草には苦笑ももれよう]
本当にお互い大事なんだね。 香りが消えてもそのままでいてね。
(140) 2012/01/01(Sun) 17時頃
|
|
えー……
[顔も赤いし、怒っている気配を感じれば頷きはした。 が 理由がわからない、という風に声は毀れて。
ただ、その口が、サイラスの名を零すのには 軽く唇をかんだ。]
…………どう、だろう……
[いないといいな、と瞬間思ってしまって ゆるく首を振る。 フィリップはそれ以上口を開くと 何か言ってはいけないことをいてしまいそうで 口をしっかり閉じたまま、 それでも、繋いだ手は離さず*またあの部屋へと*]
(141) 2012/01/01(Sun) 17時頃
|
|
えーって何さ。…もう
[繋いだ手のひらに汗をかくような感覚に首を一回強く振って]
オムライス全部食べてたりしたらびっくりだよね
[笑い話にするように話しかけるけれど、あんまり言うなと言ったせいかフィリップは静かで、部屋が近づくたびに不安は*募っていった*]
(142) 2012/01/01(Sun) 17時半頃
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カルヴィンは、フィリップも、もっと沢山話せばいいのに、と不満に*思った*
2012/01/01(Sun) 17時半頃
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……会いたい。
[>>139本心は小さくこぼれる、けれど。]
……でも、いいよ。 俺も、エリーに負担かけたいわけじゃないんだ。
[その代わりというように、頬に当てられた手に顔をすり寄せる。]
……俺はもうよごれているもの。あと数度、何をしたって変わらないよ。
[自分の思いとしてはそうで。自嘲ぎみにくすりと笑う。]
あァ、でも……エリーが戻るまで待ちきれないっていうのなら、浮気と同じになるのかな。 ……エリーには知らせないでね。
[自分を軽く考える癖は、一朝一夕で消えるものでもなく。人差し指を口にあて、小さく笑みを作った。]
(143) 2012/01/01(Sun) 20時半頃
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…どこまでが情といえるのかはわからないんだけどね。 [擦り寄せられた頬を何度かゆっくりなぜ下ろし]
ね。…君にキスしても、いい? 言わない約束、守るから。
(144) 2012/01/01(Sun) 20時半頃
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そりゃァ咲きたいからっていきなり人を乗っ取って、無差別にこんなのに巻き込んで、信用しろってのが難しいさ。
[少しずつ落ち着いてきて、減らず口も叩けるようになった。 始まりは何だっただろう。同じ温度の『好き』を振りまくだけのつもりが、この同室者は事あるごとに体調を崩すから。 心配し、看病していればどうしたって関わりは深くなる。形だけの浅い付き合いを保つのは、難しすぎて。 いつの間にか心の、一番深い位置まで染み込んでいた。]
君に言われなくても、大事にするよ。
(145) 2012/01/01(Sun) 20時半頃
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……キスを。
[身体は同じだから、却って躊躇った。 二人で交わす最初のキスが、すでに済まされていたとしれたら、拗ねられるだけじゃきっと済まないだろう。]
……人工呼吸みたいなもんかな。 いいよ、精気ならいくらでも持っていって。
[けれど思い直し、くすりと笑って、エリアスに顔を近づけた。]
(146) 2012/01/01(Sun) 20時半頃
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別にいきなり寄生したわけじゃないし。 んー……
[自分のせいでエリアスは体調不良続きだというと 燃やされた上に根っこをヤギに食わされそうなのでやめといた]
やっぱり僕には君達の心情なんてわかんない。 でも君にキスしたらわかるかな 君に…
[抱かれたらわかるかな、とまではいわない]
(147) 2012/01/01(Sun) 20時半頃
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案外あっさりOKなんだね。
[きょとんとしてセレストを見つめるけれど、 寄せられる顔に目を閉じて迎え入れる]
ん…
[柔らかく触れるそれは甘くて甘くて
先すら求めそうな]
(148) 2012/01/01(Sun) 20時半頃
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前から憑いてたの?
[まさかこいつのせいでエリアスが体調不良とはさすがに思わないが、負担になっているんじゃないかと眉を潜める。]
さァ。俺だってわからないもの。
[目を閉じて柔らかな唇をあわせ、軽く遊ばせる舌は少し慣れたもの。 薔薇の香りの影響はもちろん、触れているのがエリアスの身体だとおもえば、もっと先を求めたくなるけれど。精気だけ与えるつもりだから、と名残惜しげに唇を離す。]
……おしまい。 どう?
(149) 2012/01/01(Sun) 21時頃
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[触れあうくちびるは麻薬のようで。 薔薇の香りは艶やかさを増す。 庭の白薔薇も、僅かにその花弁を綻ばせ。
僅かに触れる舌を追いかけようとして… おしまい、と離された]
…ケチ。もう少し、くれてもいいのに。
[些か不本意そうに呟いて。 目元にうっすら紅薔薇を浮かべながら、 それでも「ごちそうさま」、とちろり、自分の舌を舐めて]
(150) 2012/01/01(Sun) 21時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 21時頃
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……これ以上はだぁめ。エリーにあげたいの。
[わざと後輩に使うような柔らかな言い方で。流されてしまいそうで怖かった。]
……っ、欲しくなっても俺以外に頼んだりしたらダメだからね?
[身体を離して、少し距離を。整った顔が赤く染まっていて。こちらもうっかり赤くなる。]
……ほんとさ。決意が鈍りそう。
[小さく小さく呟いた。]
(151) 2012/01/01(Sun) 21時半頃
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えー…駄目なの?ケチ。 なら早く僕に咲かせてよ
それにそんな可愛い顔みせないでくれる? 襲いたくなるじゃないか
じゃ、次君から貰うのを期待してる。 楽しみだよ、可愛いセレスト。
(152) 2012/01/01(Sun) 22時頃
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― 廊下 ― [静かな廊下に、常のトーンに戻った ……むしろ少し賑やかなトーンだったか カルヴィンの声が響く。 フィリップはそれを翠を細めて頷き見ていたが 部屋を出る前に聞こえた乾いた金属の音が(>>98) そういう、穏やかな状況ではないんだろうな、と思わせる。]
…………
[部屋に着くまでに、 一番最後に部屋を出たサイラスとは 会えただろうか?会えなかっただろうか? 会えたなら、その金糸が見えたとき フィリップはぎゅっとカルヴィンの手を握った。]
(153) 2012/01/01(Sun) 22時頃
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―回想:廊下の窓より、あのひとの名前を聞いておいで…―
[開け放った窓から風に乗って香が届く。>>95]
この、薔薇の香りは苦手、ですね。
[窓枠にかかる手に力が入った。 薔薇へのキスも、望みの問いも、何故知っている?]
…黙って見ていたんですか? 結局のところ、望みなど、分かりません。 ……噂は噂でしょう?
[騒動>>115。首を巡らせても、窓からは何も見えなかった]
エリアス、くん!?
[『逢い引き』ということは、つまり、1対1でと。 笑みに固唾を飲み、返事が出来なかった**]
(154) 2012/01/01(Sun) 22時頃
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―回想:廊下、もしわたしの賤しい手が…―
[セレストが7人の名を上げる>>112]
何を言うのです…。
[抱かれたい>>113という望みは仮初のように聞こえ。首をゆるりと振った。 彼も『痛い』という。それは心の痛みだろうか。 賤しい手を伸ばし、引き寄せ、自らの身を抱いた。 彼と重ねた肌の温度を、この身はもう覚えてはいない。
『どうしたって』と、何か深い事情があるように聞こえ]
あなたは、何故眠っているのかご存知なのでしょうか。 薔薇が咲くまで…。それが、ゴール、と?
[問いかけ。立ち去る背中を見送った>>114**]
(155) 2012/01/01(Sun) 22時半頃
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ー 図書室 ー
[ここにも誰もいない。埃っぽい知識の堆積が開かれるのをひたすら待っているだけだ。後ろ手に扉を閉めて、一息ついた。薔薇の匂いはここでも存在していた]
これは…?
[閲覧用の卓に一冊のアルバムが置かれてる。なんとなくページをめくってみると、木の葉みたいに何かが落ちた。紫色の紙の栞だ。拾って机の上に置いて、そこでアルバムの内容に気づいた]
冬の薔薇?
(156) 2012/01/01(Sun) 22時半頃
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[追いかけるべきかどうか、迷って迷って…]
…でも、取られちゃうのは嫌なんだ。
[醜い嫉妬と分かっているけど、カルヴィンが他の奴のところに行くのは嫌だなって思ったのは本心で。
探しに出た所で、目立つ赤と2つの金色を丁度見つける。]
…もう、オムライス冷めちゃうじゃないか。
[声をかけて…、二人の手が繋がれていることに気づいて…
一瞬目を伏せた後、二人に向かって自分の手も差し出した。]
(157) 2012/01/01(Sun) 22時半頃
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[そこには特に何か目覚ましヒントがあったわけじゃなかった。一片の詩だ。少年を誘う冬の薔薇、同性の友人に愛を求める少年、咲き誇る薔薇、目覚めを待つ蕾。眠ったまま戻らない友達。噂の域を出ない。取るに足る情報はない。だけど]
ずいぶん愛されてたんだな、この薔薇は。
[それが薔薇の魔力なのかはわからない。でも、何かを希い待つ薔薇と蕾を文字に起こしたこの詩人の気持ちは、随分崇高で、親愛の情を感じた]
だからこいつは戻って来られたのか? それとも……
[顎をいじって考えに浸る。ずり落ちる眼鏡を直した]
薔薇の願いってなんだ?何でも願いを叶えてくれるなら俺は…
[何かに集中すると、薔薇の匂いを忘れていられた]
(158) 2012/01/01(Sun) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 22時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 22時半頃
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―現在:図書室、私たちがバラと呼ぶものは…―
[薔薇の香から逃げるように。図書室の扉を開けた。 元々、寮に残る生徒の数は少ないと聞いていた。
だから、人の姿に安堵した]
(159) 2012/01/01(Sun) 22時半頃
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― 廊下 ― [フィリップはサイラスの心情を知らない。 肌蹴たシャツから見えた情報と先ほど話したことから 誰か、好きな人がいて苦しんでいる、のかな? (そして、ずっとカルヴィンと一緒だった フィリップはサイラスの情事の相手が カルヴィンではないことはわかっている。) と、しかまだ認識できていなくて。 フィリップからサイラスに嫉妬しても サイラスからもまた嫉妬されているとはわからなかった。]
………ごめん。3人で食べよう?
[気が抜けるほど日常的な言葉だった。 ただ、友人が口付けられているのに 驚いただけなのだろうかと
……出されたても友情、なのだろうけど。 醜い嫉妬心から、フィリップがその手を取ろうと。]
(160) 2012/01/01(Sun) 22時半頃
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[薔薇の香は、近くに有るほどに色濃く、 出された手を握るのは期待したのとは違う方の手。
いっそ彼ごと手に入れてしまえば、取られたことにはならないんじゃないか。 そんな事すら、考えたりもする。]
うん、三人で…一緒に。
[両手がふさがって行き場のない鳥は、肩から何処へと移るものやら。]
(161) 2012/01/01(Sun) 22時半頃
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― 廊下 ―
…………っ
[つないだ手の先。知らない感触。 むせ返るような薔薇の匂い……に 鮮やかなほうは避難するように、 跳ねてカルヴィンの頭上へ動く。]
あ……ごめん、こいつにおいとか……敏感で。 でも、サイラス、薔薇の匂い、凄い……中庭にいた?
[カルヴィンの手を握りなおす。 好きなのは当然カルヴィンで、 もう片方を握るのはむしろ嫉妬の対象。 なのに、薔薇のように赤い目が気になる。 その上、一瞬中庭、薔薇の匂い、赤い跡で 想像しかけて慌てて目を逸らした。 既に冷め切ったオムライスが3つ並ぶ部屋へと]
(162) 2012/01/01(Sun) 23時頃
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[知らない人が入ってきた。俺は何となくアルバム畳むと、背もたれに腕をかけてその顔を確認した]
ああ、キャロルの。 君も閉ざされてたんだね。 どうなの。薔薇の相手は見つかった?
[ニヤリと手を降って見せた]
(163) 2012/01/01(Sun) 23時頃
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フィリップは、顔が熱くなりそうだが冷やすべき手が空いていない。
2012/01/01(Sun) 23時頃
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[ロバートの触れていた本は、レオナルドが置いたアルバムで。視線を彼に向け、恭しく礼をした。 年齢よりも、家格の上を優先するのは当たり前のこと。]
ええ、とんだ冬季休暇ですよ。 相手…いえ。
私は置いていかれてばかりです。
ロバート殿は、そのアルバムの……見られたのですか?
(164) 2012/01/01(Sun) 23時頃
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…そう、かな? 薔薇の香りは、嫌い?
[横目でちらりと見た相手が、気まずそうに目をそらす。 何処か疚しいことがあるのだろうかと、首をかしげてじっと見つめた。]
せっかく、あったかいご飯だったのになぁ。
[そんなぼやきだけはいつもどおりで。
けれど、服の下で茨の棘はじわじわと内側を蝕む。 つないだ手の甲にまで、するりと蔦のような痕が広がる。
このまま誰かに移さずに居たら、きっと奪われるのは精気だけじゃ済まないかもしれない。 だってもう一つの棘は、誰かの秘めた思いと共に夢の中へ消えてしまったから。]
(165) 2012/01/01(Sun) 23時頃
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またね、セレス。
[彼とどんな会話をしたか。 ただそれがなんであれ、一度その胸に頬寄せて微笑みむけると、 耳元にこう囁いてから身を離す]
まだまだ薔薇の香りを楽しむ時間は終わらないみたいだからね
(166) 2012/01/01(Sun) 23時半頃
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― カルヴィンとサイラスの部屋 ―
き、嫌い、ってわけじゃないんだ、ただ…… ここの薔薇の匂いは、扇情的、だから ……覚え、あるだろ? [ことに及んだ彼ならば、この匂いと感情の因果関係 身に憶えの一つや二つ以上あるだろうと。 じっと見る視界から逃れたかったけれど、 翳す手はまだ繋がれたまま。 だから、話題が日常的範疇に入ればほっとした。]
だから……ごめん、てば…… 驚かせたのも、悪かった。
[卓上に並んだオムライスを新ためて食べようと。 席に着くためサイラスの手を離そうとした、が。]
……………え?
(167) 2012/01/01(Sun) 23時半頃
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[サイラスの袖、服の奥から彼の手に、何か絡んで それは蔦のような……刺青かと一瞬思って その文様に目が釘付けられた。 それがどのようなものかまったく知らないまま]
(168) 2012/01/01(Sun) 23時半頃
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[鷹揚にゆっくり頷いた。そうだ。それなりの品格を持ち合わせた相手はやり易い。俺は机に肘をつくと、顎の裏を見せた]
はは、やっぱりな。俺も似たようなもんさ。 薔薇の呪いはどうやら生贄を選び間違えたらしい。 俺たちのような人間が手放しで人に溺れるなどと。 耄碌した爺さんどもでもあるまいし。
[パラパラと件のアルバムを弄んだ]
ああ、見たよ。 ジェフェリー・ミルウォーキやノックスとやら以外にも斃れたものがいるんだろう。 それが真実である限り、噂話が残る限りは帰ってきた者がいると踏んでな。 調べに来たわけだが……こいつも相当薔薇に入れ込んでいたらしい。 薔薇の望みを叶えるか、叶えてもらえばどうにかなるんじゃないか、 楽天的な望みを得て見たところさ
(169) 2012/01/01(Sun) 23時半頃
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[先程問いかけたレオナルドの反応は面白かった。 それにもう一人の棘へも、したいことがある
持て余し気味のこの熱は、セレストとの約束よりも 解放を望んでいて]
あの先輩さんともう一人の棘はどうしているかしらん…
(170) 2012/01/01(Sun) 23時半頃
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…どうか、した?
[何かに驚いたようなフィリップの様子に、きょとんと首をかしげて、
それでも、席に付けば無邪気にオムライスへとスプーンを入れ…
頭がぼうっとするのは香りにやられてか、それとも中から蝕まれているせいなのか。 火照る身体は、はじめての情事の甘さを思いだして疼く。 けれど、なんだか間に入ってくるコイツが邪魔で、手出しできそうになくて。
…いや、自分は一体何を考えているんだ……。]
(171) 2012/01/01(Sun) 23時半頃
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[天井を見上げるロバートは、あまりにも無防備に尊大に座って居る。 距離を置いた場所で立っているのは礼儀ゆえ。
許しがあるまで、座るつもりはなかった]
試しているのでしょうよ。私たちのような…いえ、あなたのような人間を。
[ジェフとノックスの名が上がり。目を伏せた]
薔薇の望み…。ロバート殿は心当たりでも…?
[エリアスの言葉を今は伏せ]
(172) 2012/01/01(Sun) 23時半頃
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[サイラスの手が離れれば少しほっと息をついた。 それぞれの席について、 鮮やかなほうも食べかけの皿に戻り フィリップも席に着きスプーン手にとり]
手、それどうした、の?
[だから、世間話のノリで聞けた。 そんなにサイラスをしっかり 観察していたわけじゃない。 元々この跡があったのかもしれない。それのことを。]
[サイラスの内心知るすべなく、 それぞれの内心置き去りに日常的風景は展開される。] ]
(173) 2012/01/02(Mon) 00時頃
|
|
フィリップさんは、そうなの? 薔薇の香りが強いと、シたくなっちゃって、困る…とか?
[煽情的だと怯えていた様子を揶揄るように、冗談めかして問いかけた。]
…カルヴィンも、そうだったりするのかな。
[以前はこんな事を言い出すようなことはなかった。 変わってしまったんじゃない、きっと今までが子供過ぎたんだ。 人間は醜く穢れた生き物だと知って、少し大人になれたのだと、 そう思わなければきっと、受け入れられなかったから。]
(174) 2012/01/02(Mon) 00時頃
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[直接的表現に赤くなって軽くむせる。]
う……ん、そ、う言うこと。 こ……まるよね、いろいろ、とさ。
[あれ?サイラスは影響にないのかな?と まるでサイラス自身は違うかのような軽い調子。 尋ねられたカルヴィンの 様子はどうだったろうか? ただ、ひどく薔薇の香りが強くなった気がして その空気をかき混ぜようと、 なれない冗句風な口調で流そうと]
(175) 2012/01/02(Mon) 00時頃
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…これ?
[指摘されて、其れを漸く認識してハッとした。
袖をめくり、胸元を引いて覗き込んで、それの出所を認識する。
いつも傍で守ってくれていた目に見えない気配はもう感じられず、 代わりに身体に刻まれた、棘の毒が広げる文様。 モリスは、こんな風にはなっていなかったのに。
禁忌が刻んだ罪の証を、秘めた思いと、散り急ぎたい渇望と、抑えきれなかった劣情が次々に重ねられて育ててしまって、 薔薇の棘の毒をすっかり変質させてしまっていた。]
…嘘だろ? なんでこんな…… [犯した罪の重さと思い込んでしまったからか、急速に広がりゆく茨模様。 ガタガタと震えが止まらないのに、身体の芯は狂おしいほどに熱く火照ってたまらない。]
(176) 2012/01/02(Mon) 00時頃
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…ねぇ、どうしよう。どうすればいい…?
モリスに貰った薔薇の棘が、なんだかおかしくなってきちゃってる…
[怯えて切羽詰まったような声が、縋るように訴える。
きっとこの変質は、薔薇の精本人にも予定外の事だっただろう。]
[薔薇の意識は酔いを含む。
セレストとキスを交わした後、更に艶ました感覚が意識に乗る]
熱い……
|
……サイラス……?
[空気のトーンが深刻なものに変わる。 どうやら本人も気づいていなかった様子で 自身の身体の検分のあと、 何か怯えるように震え始めて フィリップは面食らった。]
……ど、どうしたの……? 体調……悪いなら医務室にいく?
[カルヴィンもその様子に心配そうにしただろう。 フィリップも嫉妬云々言っている場合ではなく、 震え始める様子に医務室にいくならば手を貸そうと 彼の腕に手を伸ばした。]
(177) 2012/01/02(Mon) 00時頃
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……?
何かあったの?
[正直薔薇の棘が人に欲を浮かびあがらせる以外、
自分とて知るところではなく]
さあ…僕にもわかんないなぁ…
気になるなら誰かに移してしまったら? 棘は君達を殺しはしないだろうから。
ごめんね、本当にわかんなくて。
[薔薇の精の艷めいた声だけで、こちらまでも煽られて酔い痴れるよう。]
駄目だ、…欲しいよ。
どうすれば収まるの?
[咲きかけの花は、咲く場所を見つけられず、
身体の中で出口を探して暴れ続けていた。]
…移す?
[モリスから自分に移ったように、思いを受け入れてもらわなければ。
同室の華奢な相方は、この思いを受け入れてくれるのだろうか。]
モリスは君にどう棘を移したかな?
同じことをすればいいんじゃない?
[棘を受け入れると言ったセレストへと言えばよかったのだろうけれど、
薔薇は何故かそこは口をつぐむ]
|
[立ち尽くしたままのキャロルを見ているのは気持ちいい。勿論着席を赦すべくもなく、俺は足を組み、頬から耳の後ろまでを撫でてキャロルの処遇など知らないふりをしてやった]
ほう。俺様のような人間を試して得られるものが欲しいのか 季節知らずの草風情が随分大上段に構えるじゃないか。 そして薔薇はまだ満足してないって。それがお前の考え方なんだな?
[ふん。キャロルに問われ俺は考え込んだ。
薔薇の望みか。 クライトンは、感情のままにぶつかり合って本当の気持ちを強くする、 と言ってたな。冗談じゃないけどね。 それで得られるのは精々破滅か、軽蔑か、自己崩壊か。 ……そうだな。友達になりたいっていうのはあるもしれないな。 クライトンは 仲良し が出来ていたみたいだし。 クリスマスに帰る家もない子供たちと仲良くなって、あっちの世界で幸せになりたいとか…… どうだ?子供染みたお伽噺みたいでロマンチックってやつだろ
薔薇も冬になど咲かず、春に仲間と咲けばいいんだ。わざわざ辛い世界を選んで、わかりあえもしない人間を陥れてまで咲き誇らなくともいい。仲間といられた方がいいだろうに。
(178) 2012/01/02(Mon) 00時半頃
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[胸の奥が痛くて、苦しくて。 吐息は酷く熱かった。]
なんか…このままじゃ、もう…… ねぇ、助けて…カルヴィン。
誰かに移してしまえって、そういうんだ。
(179) 2012/01/02(Mon) 00時半頃
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[足は図書室に向けられる ベネットと未遂とはいえ一度は熱を触れあった所。
確かあそこでは薔薇の記載をしたアルバムもあった筈。
処分か何か、したほうがよいだろうか。 間違った対処…薔薇を抜くだの燃やすだのされては堪らないから
けれど、話し声が聞こえれば暫しその近くで彼らの見解を聞く]
……
(180) 2012/01/02(Mon) 00時半頃
|
フィリップは、さすがに体調が悪そうな相手に嫉妬する余裕なく
2012/01/02(Mon) 00時半頃
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………
[馴染みの顔の方が体調が悪いときは良いだろうと、 サイラスを支えるのは、カルヴィンに任せる (身長的に辛そうならば助けに入るつもりではあったが)
もちろん、サイラスがうわごとの様に言う意味はわからず]
(181) 2012/01/02(Mon) 00時半頃
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…君の精気を、薔薇に……
[もう、交わり合うだけの余裕も余力もなくて、 抱き寄せたカルヴィンの唇を貪るように奪う。
こんな形じゃなく、傍に居たかったのに。 なんて思いを抱いたまま、ふわりと意識は遠のいて。
奪った精気はきっとそれだけでは足りず、深い眠りに堕ちていった。]
(182) 2012/01/02(Mon) 00時半頃
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[何をとぼけた振りを…。頬を撫でる様に、腕を後ろに回した]
そうですよ。でなければ、どうして…。 あなたのように偉大な方が、この場に残されましょう。
私たち全員が眠るか…。薔薇が満足するか…。 どちらが先になるか、と。
(183) 2012/01/02(Mon) 00時半頃
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