124 Acta est fabula.
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少
霊
全
ブローリンに3人が投票した。
シメオンに1人が投票した。
ブローリンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
黍炉は、>>86その返答を、確かに聞いた。
sakanoka 2013/06/08(Sat) 00時頃
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[伸ばした手はシメオンのナイフの柄を握る。 鉈より遥かに軽いそれを手に、シメオンを見据えて。 振り被る腕は、傷付けると言うよりは、殺す意思をもったもの]
─────!!
[狙うは、襟から覗く彼の、首。 振り被ることで揺れた前髪の合間から、収縮したシ《紫》の瞳が現れた]
(0) rokoa 2013/06/08(Sat) 00時頃
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[あと一人殺せば。 あと一人、喰らえば。
その思いが先行して、帽子の下にあるブロンドの髪が、獣毛と同じダークブロンドへと変化する]
(1) rokoa 2013/06/08(Sat) 00時頃
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[ブローリンの手が、ナイフの柄を握る。 短いナイフでも、首を切られれば致命傷になる。だから、腕でも足でもなく、ブローリンの握ったナイフが首を狙うのが見えた]
だめ!!
[止める力はない。なら、シメオンを突き飛ばすだけだ。 庇うように、両手を出してシメオンへと体当たりをしようと]
(2) waterfall 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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―――――… よかった。
[ミッシェル>>3:86に返した声は、昨日彼女から告げられた 「よかった」の言葉と似ていて、けれどおそらく違う響き。 ふっと浮かべたのは、この場に不釣り合いな微かな笑み。 それもぎこちないもので――安堵を示すためのもの。]
(3) sakanoka 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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[ナイフの重みがなくなる。 しっかりと相手を見ていたから、その目の色を、見た。 紫。
首を狙う攻撃に、思わず手が首を庇うように動く。 避ける、という動きは出来なった。 が、ミッシェルの動きにも勿論気付くわけはなく。 体当たりを受けて、つんのめる。]
うわっ…!
(4) hishou 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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シメオンは、手を前に出す格好で。
hishou 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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[表情の変化は一瞬。 シメオンのナイフがブローリンの手に渡り、 その切っ先が少年の首許に向けられるのが――、
何よりも、ブローリンの前髪の隙間から覗く色彩への違和と。 そして何より、この手の内にある手掛かりと同じ色が、 はっきりと、彼の髪色の変化という形で、この目に映った。]
――まさかとは思っていたが。
[血染めの短剣を収めた懐に手を掛ける。]
(5) sakanoka 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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[右上から斜めに振り下ろしたナイフの刃は空を切った。 シメオンの身体が目の前から消え、視界に在る対象が入れ替わる]
っ !
[振り下ろす動きのままナイフを投げ捨て、左腰に提げてあった鉈の柄を掴み。 ホルダーから引き抜いて狙いをミッシェルへと定めた。
殺すのは誰だって良い。 数さえ、減らせば]
(6) rokoa 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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[ぞわりと総毛立つように髪が膨らむが、変化するにはまだ陽が高い。 ただ、髪質は猫毛のものから狼のような剛毛に近いものとなっていた]
(7) rokoa 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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[シメオンを突き飛ばすと、勢いを殺してその場に留まった]
今、殺す気で……!
[揺れた前髪の間に見える色は紫。そしてその髪の色はダークブロンドへと変わっていた]
ブローリンさんが、狼……?
[手に持った武器はない。ポケットの中に工具の小さなピックが1本入ってるだけだ。人を殺す力などないけれど。 その手に持った鉈を見て、震えた。対抗出来るものなどなくて。ただポケットの中からピックをとりだした。 右手に馴染む手触りは本来なら人を殺すものではない]
(8) waterfall 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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[予想外の攻撃に、頭から転ぶ。 押したのはミッシェルだとは、声からわかった。 というより、体格からとも言う。 転んだ後、投げ捨てられたナイフの音に視線はそちらへと向いた。
ミッシェルの事をかばうかといわれれば、否。 ただ確認の為に振り向いた時、 ブローリンの様子がいつもと違う――そう、それは人狼と同じだと気付いて。 はは、と笑った。]
なーんだ。あんたが狼なんじゃん。
(9) hishou 2013/06/08(Sat) 01時頃
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殺していいっしょ。 いや違うな。
殺さなきゃな。
(10) hishou 2013/06/08(Sat) 01時頃
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[鉈の重さは以前から手に馴染んだもの。 斬るよりは叩き折るに近い用途をするそれを握り、ミッシェル目掛けて振り上げた。 ナイフより小回りの利かない鉈で狙うのは、彼女の頭部]
─────…………
[構えられた小さなピックがシ《紫》の瞳に映ると、嘲うように口端が持ち上がる。 乱れた前髪から覗く収縮した瞳と相まって、それは狂気を織り成した]
(11) rokoa 2013/06/08(Sat) 01時頃
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[今は目の前に意識が向いていて、周囲にまで気が回らない。 誰かを殺すことだけが頭を支配して、それを為すためだけに男は動いていた]
(12) rokoa 2013/06/08(Sat) 01時頃
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[ミッシェルがシメオンに体当たりしたことで、 転んだ彼とブローリンとの間は開いたが、ミッシェルは――。 床を鳴らすナイフの音に、灯りに照らされた鉈。 膨らんだダークブロンドの形は、もう人のものに見えはしない。 ――誰の目にも人狼と知れていると、ふたりの声からも判る。]
やらせはしない。
[未だ鈍く続く頭痛で、足は常より僅かに遅い。 それでも、鉈が振り下ろされぬうちに、間に合え――と。 此方の姿に気付かれるかどうかは、己には判らないまま、 それでも抜いた短剣を腰だめに構え、ブローリンへと駆け出した。]
(13) sakanoka 2013/06/08(Sat) 01時頃
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[その手に持った鉈が、振り上げられる。 そのまま黙って殴られるほど、恐怖に怯えたり、しない]
あなたが最後の狼なの!?
[問うても返事が返ってくるとは思わなかったが。 身を低くして横に転がった。狙うのは、ブローリンの足下。 足の腱、そこにピックを突き立てようとする]
(14) waterfall 2013/06/08(Sat) 01時頃
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[先にシメオンのナイフが、ブローリンの許に届けばと。 或いは先に、ミッシェルの抵抗が功を奏せばと。 けれどそのどちらも間に合わない可能性も 過っていたから――。 人狼たるものの背に狙い定めた男は、足を止めなかった。]
(15) sakanoka 2013/06/08(Sat) 01時頃
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[投げられたナイフを、手を伸ばして拾う。 柄を、なんて考えなかったから、手に傷が走る。 気にしない。 痛みなんて。
そのまま、ナイフを、投げた。 ブローリンに向かって。多少でも気を引ければ、と。]
(16) hishou 2013/06/08(Sat) 01時半頃
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[鉈を振り下ろすと同時、ミッシェルの身体が床へと落ちる。 横へと転がられたために鉈の先は床へと突き刺さり。 それを引き抜くために発生する、僅かな隙]
─────── ッァア!!
[問いの答えの代わりに口から零れたのは、足に走る痛みに対するもの。 刺された足の膝から力が抜けるが、もう片方の足で床を踏み締めて]
フーッ フーッ ────!!
[息を荒げて痛みに耐えながら、男は再び鉈を振り上げた]
(17) rokoa 2013/06/08(Sat) 01時半頃
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[その後背に近付く気配に気付いたのは、 もう間近に迫ってからのこと]
(18) rokoa 2013/06/08(Sat) 01時半頃
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[足にずぷりとピックを突き立てて、その縁に赤が滲む。 足を踏みしめる音と、鉈を再び持ち上げる音に上を見上げた。
今振り下ろされれば、頭は守れたとしても大怪我は避けられない。逃げる暇は、なかった。 低い視界に、近付く足が見える]
(19) waterfall 2013/06/08(Sat) 01時半頃
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[痛みを示す叫び声も。シメオンが放ったナイフの煌めきも。 薄らと意識しながらも、ただひたすらに駆けた。
鉈を再び振り上げ、ミッシェルに狙い定めるブローリンにも、 此処まで迫れば、流石に気づかれてしまうだろう。 振り向いたその人狼に、この剣が払いのけられてしまう前に。 その背を穿つ為に、力を籠めて切っ先を突き出した。]
(20) sakanoka 2013/06/08(Sat) 01時半頃
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っ、 は…… やった、 か ……
[手には何かの手ごたえがあった、筈――。 目前の姿を、その様相を確かめるように、じ、と前を見詰めた。]
(21) sakanoka 2013/06/08(Sat) 01時半頃
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[チールーの出した短剣の煌めきが目に映った。 ブローリンが逃げられないように、その足を掴む。
衝撃はあったか。
見上げて、その様子を見た]
(22) waterfall 2013/06/08(Sat) 02時頃
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[鉈を振り下ろす刹那、飛来するナイフが目に入り、その防御行動のために攻撃は止められ、更に大きな隙が生まれる。 新しい紅を乗せたナイフを傷付くのも厭わず左腕で払い除けたその時]
─────ッ!!
[背に迫る気配を感じたが、振り返るには少し、遅かった]
(23) rokoa 2013/06/08(Sat) 02時頃
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[直前の身動ぎが男にとっての最悪を齎す。 体当たりにも似た勢いで背に突きつけられた短剣は男の左背───心臓の位置を貫き]
ッ あ ぁあ
お あ ぉおぉおお オォオオオアアァアアア!!
[痛みと、破かれた心臓から零れ落ちる命の雫に断末魔の声を上げた。 一二歩、ふらつくように足が前へと動いて、血の気が引いていく手から鉈が床へと零れ落ちる]
(24) rokoa 2013/06/08(Sat) 02時頃
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[それを追うように膝から崩れ落ち、男の身体は前のめりに床へと斃れた]
ォ ォ …………
………… mein …… gott ─────
[「何という事だ」。 うつ伏せになった男の口からか細い声が零れ落ちる。
シ《死》を忌避し続けた呪われた血を持つ男。 そのシ《紫》の瞳から光が、消えた**]
(25) rokoa 2013/06/08(Sat) 02時頃
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[突きつけられた短剣は確かにそこを貫いていた。 上がる断末魔に抱え込んだ足から手が離れる。 と、その足がふらふらと動いて]
――……ブローリン、さん……。
[やがて倒れた。 ゆっくりと身をおこし、呆然と見つめて]
終わった、の……?
[本当に、今度こそ? 疑念は消えない。
シメオンの方を見て、それからブローリンを刺したチールーを*見上げた*]
(26) waterfall 2013/06/08(Sat) 02時頃
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飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。
waterfall 2013/06/08(Sat) 02時頃
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[ミッシェルが止め、シメオンが気を逸らさせた為に、 短剣は確りと、ブローリンの心臓を貫いていた。 痛みを和らげようともせずに突き出した刃。 握る手に伝わるのは血の温もりと、 断末魔の叫びが震わせた、冷たい空気。]
―――――…
[彼が前のめりに倒れ始めた時、短剣を握る手を離した。 さいごに小さく耳に届いたか細い声。 その死を見届けた後、チールーは目を伏せ、閉じた。]
(27) sakanoka 2013/06/08(Sat) 02時頃
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[ブローリンが命を失うところを、見ていた。 はは、と乾いた笑いが落ちる。]
フィル、どーなんだよ。 なぁ もう、終わりなんだろ?
[死んだ友人は、答えない。 死体にも、殺したチールーにも、自分をうかがうミッシェルにも、視線は向けられなかった。 はは、と乾いた笑みが落ちた。
血の匂いは、消えない。**]
(28) hishou 2013/06/08(Sat) 02時半頃
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[ミッシェルの視線を受けた時も、目は閉じていた。 此方を見ないシメオンの方にも、やはり顔を向けぬまま。]
終わったか如何かは、未だ、判らない、が ――――…
[一先ずの安堵は、確かにあった――筈だ。 けれど人狼とはいえ、同じ村民だとも意識していたし、 共に厨房に立つだなんてこともした男。 その死に、喜びなんて抱ける訳がない。 哀しい筈、―――そうである筈、なのに。]
………先ずは、彼を弔いに行く。
[笑うことも、泣くことも、できないまま。 無表情を崩せないままの男は、血だまりの中に身を屈めて。 瞳にもう光宿さぬ男の背から短剣を抜いてしまい、 決して小さくも軽くも無いその身体を、担ぎ上げた。**]
(29) sakanoka 2013/06/08(Sat) 02時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
sakanoka 2013/06/08(Sat) 02時半頃
翌朝の犠牲者は、なかった。
降り続いていた雨も、すべてが終わったことを示すように、足を弱めていた。
森を抜けることも出来るだろう。
村の未来は、誰も、知らない。
――END
(#0) 2013/06/08(Sat) 02時半頃
|
[目を伏せたチールーを、その目が開くまで見ていた。 死んだ友の名を呼ぶシメオンの声が聞こえる。
乾いた笑いも、笑っているようには聞こえなくて]
――……うん。
[弔いに、と言うチールーの言葉に頷いて、身を起こし立ちあがる。 ブローリンの身体を抱き上げるのを見て、それから食われたままのシビルを見下ろした]
シビルさんも、埋めなきゃ。 彼女は、私が運ぶわ。
(30) waterfall 2013/06/09(Sun) 21時半頃
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[赤い身体を持ち上げる。食われてしまった身体は、意外なほど軽くなっていた。
雨がまだ続く中、穴を掘り、二人の身体を埋めて。 それから生き残った二人を見た。
もう終わりなのか、それとも終わりでは無いのか。 どちらにしても――――]
二人とも、今日は暖かくしてゆっくりねむって。風邪、引いてるんでしょ? なにか、温まりそうなもの作るわ。
[努めて笑顔を作った]
(31) waterfall 2013/06/09(Sun) 21時半頃
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あぁ、 …―――頼む。悪い。
ベネットのことも、シビルのことも、 君に負わせてしまう、な。
[ひどく喰らわれた身体は軽くなっているだろうとは言え、 ミッシェルに負担を掛けてしまうのは、とも思い 一度は首を横に振りかけた。 それでも、遅れて運ぶことになるよりは――と、 弔いに出る彼女の気持ちを思い、頷いていた。]
(32) sakanoka 2013/06/09(Sun) 23時頃
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[死者ふたりを埋めたそれぞれの場所に、木枝で墓標を建てた後。 雨で身体を濡らしたまま、ミッシェル>>31に振り向いた。]
ばれてしまったか。 シメオンもまさか、とは思っていたが、 ……実に困ったものだな。
[そう、己が風邪引きであることを認めながら、 こんな時に浮かべるべきだろうという苦笑いの一つも、 上手く作れないまま、彼女の笑顔を暫し見詰めた。]
……俺がやるさ、などと言っても 風邪引きに任せられるか、と言われてしまうか。
あぁ、今日は大人しくして、君の手料理を頂くとするさ。
(33) sakanoka 2013/06/09(Sun) 23時頃
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別に、背負うのくらい気にしないで。 全部、チールーに任せるのもおかしいでしょ?
生きてる私達が弔わないと、もう、ここには三人しかいないんだもの。
[そう言って運んで、やはり雨に濡れてしまったけど]
風邪引きさんに作られると、まだ健康な私まで風邪に罹っちゃうじゃない。 任せてよ、別に料理は苦手じゃないし。 母さんにだってお墨付きは貰ってたんだから。
[そう言うと、集会場の中に追い立てるように手を振った]
ほら、中に入って。その代わり私が一日遅れで風邪引いたら、看病して貰うんだから。
(34) waterfall 2013/06/09(Sun) 23時半頃
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[何で全部背負おうとするのか、と。 それは以前にもミルフィに言われてしまっていた。 ふと思い出されて、小さく目を伏せた。]
おかしい、か――あぁ、そうなんだろう、な。 莫迦なんだろうとは、判っていた、が。
[三人しかもう居ないのだ、と小さく頷いて。 けれど三人は未だ生きているのだ、と――。 その後、ミッシェルの手を振る仕草に、 慌てるでもなく、けれどぐずぐずするでもなく、 集会所へと足を運んでいった。]
あぁ、三人しか居ないっていうのに、 まだ健康な君にまでうつしてしまってはいけないからな。
それでももし君が倒れたら、必ず。
[看病する、と。また頷いて、屋根の下へと。]
(35) sakanoka 2013/06/10(Mon) 00時頃
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[微かにぎこちなく動いた口許は、確かに笑みの形をしていた。 それでも、きちんと笑えているか、笑い方を思い出せているか 自信は未だに持てなかった。
そんな男は、笑うしかできなかった少年のことを思う。 それは風邪のことも確かにあったが、 ――殺されてもいい、なんて言っていたこともある。]
彼女の母御さんも認めた手料理を振る舞って貰えるんだ。 シメオンにも、確り味わって貰いたいものだが。
[彼がフィル以外の名を呼ぶ様は、あれから未だ見ていない。 それでも己に向けぬ傘を、ミッシェルにはちゃんと 向けていた姿は、昨日も確かに見ていた。 そのことを思いながら、零していた。
一度客室で髪を拭い、濡れた服も着替えてから広間へと。 彼女の振る舞う料理の温もりを得てから、 やがて少しだけ早く眠りに就くまでの時間は 何処か、ゆっくりとしたものに感じられた。**]
(36) sakanoka 2013/06/10(Mon) 00時頃
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……さすがに、村を再興するって言うのは無理そうだけどね。
[少し寂しそうに言ってから、集会場に入れば厨房に向かう]
暖炉に火をいれよっか。 雨も降ってるし冷えるから。 二人はそこで温まってて。
[そう言うと厨房に一人向かう。
チールーの見せた笑みはまだ硬かったけれど、表情がないよりは全然良い。 そう思えば、料理を作る腕にも自然とやる気が出る。
鍋に水を張り火をいれる。食材といえばもう余り残ってもいない。根菜のスープに干し肉も入れて、ジンジャーで風味付けたパンケーキの上には蜂蜜を垂らした。 塩漬けの腸詰めを見つけて、塩抜きをしてから軽く焼くと香草を散らす。
温かなお茶と一緒に、広間へと運んだ]
(37) waterfall 2013/06/10(Mon) 00時半頃
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村の再興はもはや出来んとしても。 生き延びてくれたやつらが、何処に行ったって 確りと生きてくれれば、俺は――。
[寂しげにミッシェルが言ったことに、 この時、それだけをぽつりと零していた。 本当なら、こういう時こそ屈託の無い笑みが欲しいのに。 それは未だ出来ぬまま。 そして途切れた言葉の先も、此処では言わぬままだった。]
(38) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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[それから厨房に向かっていった彼女を、 その言葉にまた頷いてから、見送った。 薪をくべ火の入れた暖炉の手前で、 シメオンがきちんと温まっているか確かめながら――、 自分もまた、冷えた身体を火の傍に置いた。
部屋の暖かさの中に、微かに伝う香ばしさや甘い匂い。 やがてお茶と共に運ばれてきた、パンケーキとスープに 腸詰も添えられているのを見て、小さく瞬いた。]
あぁ、随分と材料も尽きてきていたが――。 その中でこれだけ美味しそうなものを 沢山作って貰えるなんてな。
ありがとう、ミッシェル。 君は良い飾り職だけでなく、良い嫁さんにも、 ――…というのは余計な一言か。
[未だ上手くは作れない笑みと共に。 温かな食事に、手を付け始めた。**]
(39) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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せめてパンが焼ければ良いんだけど……。 ここには焼けるようなオーブンもないから。
[テーブルの上に料理をそれぞれ配して]
やだチールー、どっちも自信ないってば 飾り職の方は良い師匠見つけないといけないし。
良い奥さんとか、なれるのかなぁ。 新しい土地に行ったら、しばらくはそんなこと考えてられないし、ね。
[椅子に座ると食事に手をつける。笑みの増えてきたチールーを見れば、にこりと微笑む]
(40) waterfall 2013/06/10(Mon) 01時半頃
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[自分がこの後どうなるかは、実のところそれほど心配はしていなかった。 生きたいという気持ちがあるのだから。 心配なのは、二つ。チールーとシメオンのことだ。 自分に生きたいかと問うてきたチールーと、死を選んでしまいそうなシメオンと]
……二人は、どうするの。
[だから、そう聞いた]
(41) waterfall 2013/06/10(Mon) 01時半頃
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ミッシェルは、ねむねむ
waterfall 2013/06/10(Mon) 14時半頃
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[今回の犠牲者も、処刑者も、やっぱり運ぶつもりにはならなかった。 ミッシェルとチールーの様子をしばらく見て、それから追いかける。 傘を二人に差し出すのは無理だったから、今度はまったく手に取ろうとはしなかった]
――生きてるだけ良いんじゃねーの?
[風邪、と聞いて小さく笑う。否定も肯定もしない。 チールーは肯定しているから、口もと歪めて、笑った。]
人のこと言ってばっかりだからだろ。
[二人の会話を聞くともなしに聞く。 追われれば先に集会所の部屋に入り、水を含んだ体を、タオルで乱暴に拭った。]
つかれた。
[ぽつり、と一言が、落ちた。]
(42) hishou 2013/06/10(Mon) 16時半頃
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[それから戻って、暖炉の前にしっかりと。 火にあたりながらも、ぼう、とチールーを見た。 ゆるく向けた視線は合えば、ふいとそらすもの。
ミッシェルが作った食事は、遠慮なくいただく事になる。]
へぇ、まともに作れるもんだなぁ。 意外。
[食べる量はもとより変わらない。 さすがに騒動の最中多少は落ちたが、それ以上減ることはなく。 ミッシェルの問いかけに、不思議そうにして。]
雨が止んだら、何もなけりゃ出てくけど。 海の方に行くかな。
(43) hishou 2013/06/10(Mon) 17時頃
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[答えは軽い。当てなどない。 それでも、もう決まった事のように、告げて、二人を見た。**]
(44) hishou 2013/06/10(Mon) 17時頃
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[男が斃れたその場所に、一匹の仔狼が佇む。 ダークブロンドの毛並みを持つ仔狼は、男の骸が運ばれて行くのをシ《紫》の瞳で見詰めていた]
………………
[しばらくの間、生き残った者達の背をじっと見詰めて居たが、鼻先を別へと動かすと仔狼は壁を擦り抜けて外へと躍り出る。 雨足の弱まったそら。 未だ昏い色をしたそれを見上げて]
オォーーーーーン ────………
[誰かに呼びかけるように遠吠えをした。 生きている時は誰からも返らなかったそれ。 死した後ならば返ってくるだろうか。 それは仔狼にも分からない]
(45) rokoa 2013/06/10(Mon) 18時頃
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[曇天を見上げていたシ《紫》の瞳を前方へと向けると、徐に仔狼は地を蹴った。 駆け行くのは森の中。 本能が告げる、仔狼が生まれたその場所へ還るべく。 仔狼は音も立てずに地を駆ける**]
(46) rokoa 2013/06/10(Mon) 18時頃
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意外って、何よ。 これでも、ちゃんと食事は作ってたんだから。
[シメオンの言葉にやや口を尖らせて、シメオンの答えを聞けばそっか、と肩を竦める]
だって、二人とも一年経ったらもういない様な気しかしないんだもの。 それで、シメオンは生きてやることは見つかったの?
[そう言って首を傾げた]
(47) waterfall 2013/06/10(Mon) 18時半頃
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[今日は誰の許にも傘は差されなかった。 故にミッシェルの身も冷えてないかと気に掛かったが、 それでも大きな心配に繋がらなかったのはきっと、 彼女の生きる意志を、ちゃんとこの耳で聞いたから。
緩く首を振ったのは、パンなんて無くても 大丈夫、というような気持ちからと――。]
いいや。 途中で諦めなければ、良い師匠だって見つかるし 良い嫁さんにだってなれるだろうさ。
まぁ……道は一つに限られた訳じゃあないし、 先ずは新しい生活に慣れてから、だろうな。
[ミッシェルの微笑みを映す男の瞳は、 その後の彼女の問いに、ぱちりと瞬いていた。]
(48) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時頃
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はは、悪い悪い。
[まったく悪びれもしない様子で、ミッシェルに言い返す。 いないような、なんていうのには肩をすくめて。]
やる事なんてねーよ。 生きてるから生きてるんだろ。
(49) hishou 2013/06/10(Mon) 21時頃
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[チールーは直ぐには何も答えなかった。 ただ、ちらとシメオンの方に目を遣った。
さっき視線が合った時、そして逸らされた時は 肩こそ竦めなかったが、軽く息を吐いて見せてはいた。 つかれた、と言っていた彼が確りと火にあたっていた姿に 幾らかの安堵はあったのだけれど――。]
――そうかい。
[そんな彼の、海の方に行く、というだけ答えと。 そんな答えに対し、首を傾げるミッシェルと。 両方に対し、今は何も感情の滲まない目を向けていた。
一年経ったらもう居ないような――なんて。 そんな言葉を聞いても、なお。]
(50) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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やることを無理に定める必要は無いが――。 それでも、何時まで経ってもやることがない、になったら 死んでいるのと変わらんと思うさ。 若いうちからそうなってしまうなら、それは惜しいな。
[こんな年寄りならともかく、と。 ぽつりとシメオンに零してから、 ここで漸く、チールーは問いに答えた。]
そうだな、俺は。 全てが終わって雨も止んで。 生きていくやつらをちゃんと見送ったら――…
[初めに出そうとしていた言葉は、至って普通のもの。 何時も通りに広い世界を巡って商売を続ける、というような。 けれどそんな「嘘」を吐き掛けた口は一度閉ざされる。 言葉の先を続けたのは、幾らか間を置いてから。]
(51) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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[何の表情も浮かべることなく。 何の色も声に載せることなく。 ――ただ、目だけを閉じながら。]
リッサに逢いに行く。
俺もいく、と。 あいつに、さいごに約束したからな。
(52) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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[閉ざした目にはミッシェルやシメオンの顔を映さぬまま 口許だけを、微かに歪ませた。 それは傍目には苦笑いの形には見えただろうし、 自分でも、冗談っぽい苦笑いにできていれば良いと思う。
それでも、逢いに行く、という想いは本当。 騒動が「一度」終わっても短剣を持ち続けたのは 自らを害するために。 そんな感傷を表に出すわけにはいかない、と これまで男は涙の一つも零さずにきたのだけれど――]
(53) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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別に、誰かの分まで生きて、なんて言わないけど。
[表情のないチールーと、それからシメオンを見て]
生きたかった人がいるのは、忘れないで。
――――……。 シメオン、やる事がないなら、やる事が見つかるまで、私と一緒に行かない? そりゃあ、私の腕じゃまだまだ大変だろうけど。
一人野放しにしたら真っ当な道に進みそうにないんだもの。
[考えていた事を口にする]
(54) waterfall 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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[と、チールーの言葉に、目を瞠った]
……そんな約束されて、クラリッサはどう思ったんだろう、ね。 今となっては、その気持ちを知る事なんて出来ないよ。 でも、……じゃあどうして、あの時生きたいか聞いたの。
どうしてブローリンさんを刺したの。 ……死にたい気持ちは、わかるわよ。 でも、今から自分で死を選ぶ人に、生きろって言われても説得力ないんだから。
[どうすれば止めてくれるのだろう、と思うけれども、なんの言葉も浮かばなかった]
(55) waterfall 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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……笑ってくれたよ、あいつは。
[クラリッサの思いを、そう推し量って呟く。 約束を聞いた彼女が、笑いながらもさいごに紡いだ言葉は、 結局聞き取れはしなかったというのに――。]
君にあんな風に聞いたのは、 生きたい、と言って欲しかったから。
それに、君たちを、死なせたくなかったから――。 だから俺はブローリンを刺したし、 疑われていただけだった他の皆も殺した。
――――…
[ふたりだけ、違う理由で自ら手に掛けた。 自分が生き残る為でさえない私情からのそれが 未だ胸の内に伸し掛かる、けれど。]
(56) sakanoka 2013/06/10(Mon) 22時半頃
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――あぁ。 それこそ、人の事を言うなって話だな。
[ミッシェルに嗜められてしまったような気がして、 作り笑いというより、本心からの苦笑いが洩れる。]
死んだやつらの上に生きていることだって、 生きたかったやつらが居たことだって解ってる。 解っちゃいるが――…、
[解っているからこそ、己を殺めるな、と。 何処かでそう思う自分が居たからこそ、死の意思を正直に述べた。 それでも未だはっきりと、生きよう、と言えないままで]
リッサが欲しくて、自分で手に掛けた。 ミルフィのやつだって、俺の勝手で――、 請われるままに、殺した。 そんな男にも、生きる価値はあると思うかい。
(57) sakanoka 2013/06/10(Mon) 22時半頃
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忘れるつもりもねーよ。 俺は。
[チールーへと視線を投げる。 彼は死ぬ気なのだろう。"リッサ"というのが誰を示すのか、知っている。 そのあたりはミッシェルに任せる事にして、続けられた提案に、不思議そうに表情を変えた。]
まあ良いけど。 お前それどんな印象だ。
[苦笑気味な表情になる。]
安心しろよ、死ぬつもりもない。 生きる理由はなくても、死に急ぐ理由は、俺にはないからな。
[しっかり自分を強調し、チールーを見た]
(58) hishou 2013/06/10(Mon) 23時頃
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笑ってくれたって、その笑いに籠められたものは、わかんないんでしょ? 好きな男に、後を追って欲しいなんて。
私はクラリッサじゃないから、わからないよ。わからないけど、そんな風に思う子じゃ、なかったと思う。
……好きな人には生きてて欲しいって、普通は思わないの。死んだ後なんて、どうなるかもわからないのに。
生きる価値なんて、誰が決めるものでもないでしょ。 私は、チールーに死んで欲しくない。 価値だ何だって言う前に、そういう気持ちの方が、大事じゃないの。
それに、殺めた事を勝手に殺したんだって言うなら、それが罪だと思うなら、尚更生きなきゃ。
[死ぬつもりはない、と言うシメオンの言葉が耳に届く。それには、ほっとしたけれど]
(59) waterfall 2013/06/10(Mon) 23時頃
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……………、
[クラリッサのことについては押し黙る。 ミッシェルの言葉を受け入れれば、心の内の何かが 崩れてしまいそうだったのと。 けれど同じ女性である彼女が告げたことの方が、 自分よりも、解っているのでは――と思ったことと。]
……死んで欲しくない、か。
[瞳閉じたまま、彼女の言葉を繰り返し]
生きて償うことが出来るか、なんて 俺には解らないが――…
(60) sakanoka 2013/06/10(Mon) 23時半頃
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けれど、そうするさ。
[閉じていた目を開き、ミッシェルの方を見詰めた。]
そこまで、君の気持ちを知ったからには――。 生き続けない訳にはいかない。
シメオンも、死んだりはしない、と 言ってくれていることだし――。 俺が一番、心配の種になってしまっちゃあどうしようもない。
[ちらりと視線を遣れば、苦笑気味にも見える姿が。 丁度そんな彼と目があった気がして、 今度はチールーの方から僅かに目を逸らす。 ばつの悪い笑みが、微かに顔に滲み出た。]
(61) sakanoka 2013/06/10(Mon) 23時半頃
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死んだ後の世界って、こっちよりも流れが遅いんでしょ? チールーが生きてる時間くらい、向こうにとったらほんの少しよ。
生きて償うんじゃなくて、償うために生きるの。 生きて、ちゃんと死ぬまでが、償いになると、思うけど?
[チールーから生きるいしが見えれば、今度はシメオンを向いて]
シメオンの印象って、ナイフを振り回してる感じ? シメオンが一人でどこかの村に居着くより、私とシメオンなら姉弟にだって見えるだろうし、人当たりだって違うわよ。
[そう言うとにこりと笑った]
(62) waterfall 2013/06/10(Mon) 23時半頃
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そうらしい、とは聞いたが――… あいつに長い時間待たせなくていい、と 信じることにするさ。
[償うために生きる、とは考えていなかったから その言葉には瞬いたが、納得して、頷いた。]
あぁ。ちゃんと生き切ってみせる。 世界中の何処に行くことになったって――
[それからふと考えたのは己の行く先。]
(63) sakanoka 2013/06/11(Tue) 00時頃
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シメオンのやつがミッシェルと共に行くなら、 まぁ、俺まで一緒に行く必要は無いか――…
[過保護の自覚ある男は、そんなことをごちながら、 空になった食器を纏めて、厨房へと持っていく。 去り際に、僅かに顔を綻ばせながら。**]
ごちそうさん。 それに――ありがとう、ミッシェル。
(64) sakanoka 2013/06/11(Tue) 00時頃
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どこに行ったとしても、ここには戻ってきてよ。 だって、みんなここに眠ってるんだから。
それに、別についてきたって良いのよ? 知ってる人がいればこっちも安心だし。チールー頼りになるし。
……好きにすれば良いと思うけど。
さてと。雨も弱くなってきたし……明日には出られそうね。
[そう窓の外を見て、笑みを*浮かべた*]
(65) waterfall 2013/06/11(Tue) 00時頃
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ミッシェルは、お疲れ様ーー
waterfall 2013/06/11(Tue) 00時頃
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