84 戀文村
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人
狼
墓
少
霊
全
セレストに10人が投票した。
ベネットに1人が投票した。
セレストは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヨーランダが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ホレーショー、エリアス、ブローリン、ヤニク、ベネット、ミッシェル、クラリッサ、ダーラ、ウェーズリーの9名。
戦況は悪くなる一方なのだろう。
配られる赤い紙は、もしくは告げられる命令は、
とどまることをしない。
――……今朝、その命差し出せと言われるは、エリアス[[who]]*
(#0) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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[手を後ろに回す店主と、とっておけばいいというミッシェルと。 二人に挟まって、女は困った顔をする。 再び縋るように見るのは、ヤニクで。 だから、ミッシェルが残した言葉に、 店主が呆けた顔は見れなかった。]
……もう。
[ミッシェルの背を送り、女は諦めたようにため息を吐く。 受け取られなかった代金を握り、ふっと思い立ったように ヤニクに差し出す。]
ヤニクさん、よかったらこれ。 少ないけれど、外に出たときの足しにして?
[何気なさを装って、けれどしっかりと相手の眼を見て言う。]
逃げれるなら、逃げた方がいいと思うの、貴方は。
(0) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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[深夜抜け出して赴く場所は3人が最期を過ごしているだろう場所。
中に入る事はなく通信機に小声で問い掛ける]
……何か出来る事はあるか?
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・・・そうね、エリアス。あなたは帰った方がいいかも。 私は・・・ ごめん、少しだけ風に当たってからすぐ帰る。
[弟の声に、そう言って彼を見送るのだろう。何処へ行くあてもありはしないが。
・・・この後誰に次の礼状が届くか知っていたら、きっとすぐにでも一緒に帰ったのだろうが]
(1) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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―本屋― ああ……それは良い考えですね、クラリッサさん
[青年はクラリッサが代金になるはずだったお金を ヤニクに差し出す様子をみて、良い事だと頷く]
この村に長くいらっしゃるヤニクさんも 最悪の場合召集がかかるかもしれません そうなる前に。
[そう言って、彼女に同意してみせる青年は もうすっかり何時もの曖昧な笑みを浮かべている]
――…暗くなってきましたし 私は明かりでもつけて参りますね
[店内は気づけば薄暗い。 室内の明かりを増やさなくてはと、一度店を離れる。 その間、二人の間にどんなやり取りがあったのか 青年には知る由も無い]
(2) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 00時頃
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そっか……風に当たるのもいいけど、あまり遅くならないようにね。
[姉の言葉にこくりと頷き。 手を振って別れる。
家に帰れば心配した母親につかまって。 眠りにつくのはミッシェルが帰ってきたあとだった]
(3) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 00時頃
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[>>2:229クラリッサから問われ。]
ああ、クラリッサもか。
[ベネットとの受け渡しを見て察しがついた。]
(4) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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[ミッシェルとベネットの会話からセレストのことを聞き。]
……セレストさんもですか?
[理不尽な招集に、言葉も出ない。]
(5) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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[>>2:323>>2:328ミッシェルの言葉に目をパチクリさせるベネット。 珍しいものを見たなと思いつつ。
店を去るミッシェルに手を振った。]
(6) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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―酒場―
[三人だけの晩餐、ささやかな料理と「とっておきの酒」]
ずるいわー、ほんと。 ……ねぇ。
寝ちゃった?
[ヨーランダの持っていた「薬草」や、その他絶妙に配合されたそれは 村で戦地に向かわずに死んだ男たちにも使った まさにとっておきで]
おやすみなさい、ヨーランダ。
[先日セレストを抱きしめた時に似た表情を浮かべながら その髪を撫でていた]
ちょっと、眠っているだけ。だからネ。
(7) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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― 寝る前の自室 ―
[母親をなだめるのに時間がかかった。 それは仕方のないことで、結局ミッシェルが帰ってきてから漸く自室に引き上げることができた]
……明日は、あまり、出歩かないほうがいいかな……
[母親の心配振りを思い返して僅かに吐息をこぼし。 そして日記として使いはじめたノートを開く。 書きこんで行くのは今日あった出来事]
――女性にまで赤紙が来た、か……
[瞳を伏せて小さく吐息をこぼし。 日記を書き終えた後、眠りについた]
(8) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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長老 ナタリアは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 00時半頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 00時半頃
このまま、セレスにも眠って貰いたかったんだけど。
ダメ、なのよね。
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これで、良かったかしら。
ううん、良かったのよ。 だってもう、戻る気なんて無いんだから。
ねえセレス。
[その姿を見送ることはできたのか]
アタシも多分、直ぐに行くわ。 だから先に、待っていて頂戴。
(9) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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[結局、なんだかんだでさほど遅くならないうちに家に戻った。夕食の席で、親方の訃報については簡潔に告げるだけ]
・・・そうね。どこか余所に出て行って仕事をするのもいいけど・・・・私もやっぱりまだ未熟だし。 いっそ誰かに養ってもらおうかな。 ・・・・なんて嘘嘘。冗談よ。
[今ひとつ笑みの浮かばない様子で、夕食後は一人でテーブルに陣取って。ちびちびとブランデーをあおっていた。結局ダーラの店も、開いている様子はなかった]
(10) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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[縋るような目で金子を差し出すクラリッサを。 しばらくじっと見つめる。
逃げられるなら。
その言葉に、どんな思いがこもっているのか。 やさしさだけではなく、何かはちきれそうなものを感じ。]
(11) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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……ありがとう。でも、受け取れない。
[彼女のやさしさに甘える訳にはいかない。 彼女を傷つけてしまうだろうか。 けど、いわずにはいられなかった。]
これは君のものだから。 もし、受け取るならば……君と一緒に、この村を出る時だけだ。
俺は、この楽譜をある人に渡す約束をしてて。 そのために旅をしてるんだ。
それまでは、死ねない。 もし、よければ一緒に来て欲しい。
……無理ならば、ひとりでここを出る。
[クラリッサはどう答えただろうか。**]
(12) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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長老 ナタリアは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 00時半頃
……できる事?
アタシを抱きしめて今夜は眠るとか?
――冗談よ。
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―翌朝― ううっ、寒・・・ ・・・あれ? 寝ちゃってた?
[いつの間に眠っていたのか。早朝、冷える空気の中、震えながらソファで目を覚ました。ブランデーの瓶の中身は1/3ほどなくなっており、そう言えば少し頭が痛む。起きたのは、表玄関の扉を叩く音が聞こえたからだった]
・・はい。今開けます。 ・・・・・・・・・あ。・・・・・
[あまりにも自然で違和感を感じなかったが、それは軍人だった。あまりにも自然に、その紙は手渡された]
・・あの、これ。なんですか?
(13) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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[エリアスの名が書かれた赤紙を手にして尋ねた先からの答えは、あまりに簡潔なものだった]
あの、何かの間違いですよね? ・・だっておかしいじゃないですか。ねえ? だってここに書かれてる名前って・・・
あ、待って!!待ってください! どうしてなんですか、どうして・・ どうして!!
[答えは返らない。男の姿が遠ざかった後、あらためて手の中の通知を見て。ふらふらと倒れこむように椅子に座り込んだ]
(14) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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ミッシェルは、椅子に座り込んだまま、静かに肩を振るわせている**
2012/03/28(Wed) 01時頃
……一度だけだぞ。
[すぐに否定した言葉に苦笑しつつ、
そう呟いて裏の戸を開けて欲しいと。
扉が開かれればするりと忍び込んで、永遠の眠りについた
ヨーランダの髪を撫で、セレストとも会話を交わせただろうか]
|
― 翌朝 ―
[その日の朝は、雲が切れ切れに朝日を隠していた。 赤い手紙を携えた軍人が、エリアスとミッシェルと、その母親が暮らす家を訪ねたのは、朝早く>>13。 また、別の軍人の口から、役場へとエリアスへの召集令状が届いたことが告げられただろう。
姉の声>>14が聞こえて、ふと目を覚ました。 ぼんやりとした瞳を瞬かせて、窓の外を見れば去って行く軍人の姿が見えて]
――っ
[がばっと体を起こす。 急な動きに目眩いがおきるけれど、壁に手をついてダイニングへと向かう]
――、姉さん、何が、―― 赤紙、……だれに?
[椅子に座り込む姉の姿に声をかけようとして、その手に握られた赤い色の手紙に一度口を閉じる。 それから、ミッシェルの傍らに立ち止まって問いかけた]
(15) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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[女の考えを読むように、店主も語尾を拾ってくれる。 そして、彼が席を外した後の僅かな間、 ヤニクの口から零れる言の葉。]
私が、一緒に?
[果たして、彼の言葉を女は、どれだけ理解していただろう。 共にという言葉に、瞬く瞼。暫くの沈黙。 相手の心理、理解していても、そうでなくても、 緩く女は、首を横に振った。]
私は、行けないわ。 待っていると、約束したもの。
[セレストを、そして……。 言葉には言わなかった理由もある。 自分が出て行けば、残った両親は、どうなる、と。 姉のようには、自分はなれないのだ。]
(16) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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……だから、ヤニクさんのお手紙も、待ってるわ。
[そして、つい先日の約束を持ち出して、力なく笑んだ。 受け取って貰えなかった、金子を引いて、 代わりに差し出すのは、あの童話。]
私の代わりに、これを持って行ってというのは、迷惑かしら? いつか、この国が平和になったら、返しに来て。
[本は受け取って貰えただろうか……それとも。 どちらにしても、そう長い間をおかず、女は店を後にする。 店先に店主が居るのなら、礼を一つ残して*]
(17) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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[辿り着いたのは3人がそれぞれの想いを眠らせた宿。 ヤニクは寝ていただろうか。 気付かれない様に裏から入る]
ダーラ……あんた達は何一つ悪くない。
[ダーラの姿を見れば、許されるなら彼女をきつく抱きしめただろう]
(18) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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なによ、冗談……で、いいのよ。
[決して本気になっては、いけない願いなのだから
なるべく軽く、戯れで住むようにと口にした]
ミッシェルは、エリアスの声に、赤い目で後ろを向いた
2012/03/28(Wed) 01時頃
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[こつん、と合図で裏口を開けた]
いいえ。全部アタシが、悪いのよ。
[ほんの冗談で済ます筈だったのに 優しい男は、何もかも知った顔で現れて
女はこうやって甘やかされるのには、慣れていなかった]
もう、……バカ。
[痛いぐらいに抱きしめられて、見せまいと思っていた 弱い自分が顔を出しそうになった]
(19) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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―本屋― [ランタンを手に、店内へ戻る。 その間の二人の会話は青年には与り知らぬ事]
おや、もうお帰りですか……? それではクラリッサさん、これを。夜道お気をつけて。
[ミッシェルが出てから更に外は暗く 女性の一人歩きは危険だと、青年は手にした明かりをそのまま渡した]
ヤニクさん?
[ふと、彼の様子に青年は首を傾ぐ]
彼女と何か、ありましたか ……お互い、思うようにはいかないみたいですね
[まるで見ていたかのような会話を向けて 返答次第では慰めるか、其れとも見当違いを謝るか 彼もまた仮宿へ戻るなら見送り、本屋の中にはまた、青年ひとり**]
(20) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 01時頃
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エリアス…?
[かけられた声に後ろを向いた]
…あ。 駄目。エリアス。これは…違うの。これは間違い。そうよ、なにかの… [手の中の手紙を握り潰そうとしても、弟の目はすでにそれを見ていて。無駄だとわかると、ふらふらと近付いた]
…………昨日に、今日… エリアス…… わからないよ、どうして…
[彼を手放す事が怖いというように強く抱き締め、声を出さずに静かに肩を震わせ、泣かずにはいられなかった]
(21) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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…違うだろ。悪いのは戦争だ…。
[抱きしめた女の声はカウンター越しで聴くものとは違う、 溶け消えそうな雪の様に儚いものだった]
男は馬鹿って決まってんだよ。 女は甘える特権があるんだ。今だけ、甘えとけ。
[大切な者同士なのに…見送らなければいけなかった女の 想いはどれ程か。 残して逝くセレストの想いは如何ばかりか。 自分が口を開けば薄っぺらなものになりそうで、静かに 女の髪を撫でるしか出来なかった]
(22) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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朝…軍医を呼ぶ。
自殺で話は通るだろう。
[覚悟の上だからダーラが疑われる事などないだろう]
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― 早朝/自宅 ―
[振り向いた姉の目が赤い。 ――三つ年上の姉が泣いたところなど、年頃になってからは見たこともない。 その手に握られていた赤紙に姉の名前が書いてあるのかと恐怖して]
姉さん、それ、見せて。
[ミッシェル>>21の否定を聞きながら、その手に握られていた紙を見る。 赤い紙に記されているのは、己の名前と戦地へ行けという命令だった]
―――そっか……ようやく、僕なんだ……
[姉でなかったことに安堵した。 安堵した次の瞬間、それが己にとっては確実に死に繋がるものだとは理解したけれど]
姉さんじゃなくて、良かった。
[それだけを呟き。 抱きついて泣く姉の背を撫でる]
(23) 2012/03/28(Wed) 01時頃
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ブローリンは、どこで、彼が往くのだと聞いただろうか
2012/03/28(Wed) 01時頃
|
…良くないよ… 良くない!
だって…エリアス。エリアスがその体で戦争に行って何ができるの?
私はまだいい… だけど母さんが残されたらどうなるの?
お願いよ…良かったなんて言わないで… 変わってあげられるならどんな事でもするから、だから…
[そんな言葉に意味などないとわかっている。だが、親方に続き親しい者を亡くしたら、どうなってしまうかわからなかった]
(24) 2012/03/28(Wed) 01時半頃
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ミッシェルは、エリアスをただ固く抱き締めたまま、母にだけは知らせたくないと思いつつも、しばらく泣き続けていた
2012/03/28(Wed) 01時半頃
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ホレーショーは、優しすぎて軍人には向かないわね。
[そんな軽口しかかえせなくて 酷い顔は見られないように顔は上げずにいた
自分よりも大きい相手に抱きしめられるのは久しぶりで それだけでもう、いいと思える程]
今、だけよこんなの。 普段なら別料金だわ。
[震える肩や声を誤魔化すように言葉を続ける]
(25) 2012/03/28(Wed) 01時半頃
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本当は、母さんたちと同じようにしたいって思ったの。
でも、そうね。
ヨーランダは、とても。
泊めたことにして、そう、しよう……かしら。
|
優しい奴が人殺しのお仕事なんかしねえよ。
[互いに顔を見る事無く軽口を交わす。 自分より余程気丈で、繊細な彼女の心は何処まで持つのだろう。 彼女も同じ場所で眠らせてやるべきなのかと心は揺れる。 だが腕の温もりを喪うのは耐えがたく。 だからこそ女がどんな想いでセレストとヨーランダと 晩餐を過ごしたのかと顔を歪めた]
…じゃ今度あんたの驕りな。
[歪んだ顔のまま口を開くと出て来るのは軽口]
(26) 2012/03/28(Wed) 01時半頃
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……なにかは、できるから呼ばれるんだろう、ね…… 姉さん、姉さんこそ残ってないと……ね? 戦争、終らせるようがんばってくるから。
[肩が冷たいのは、姉の涙が染み込むから。 宥めるように背を撫でる]
僕が残ってても、母さんに孫も見せて上げられないし。 それなら、姉さんがいてくれるほうがいい。
[大きくなってから抱きつくことも抱きしめられることも少なくなった姉の身体は、思っていたよりも小さかった。 病弱ゆえの頼りない身体でもなんとか抱きしめられる]
――令状がきたのに、行かなかったら、母さんや姉さんに迷惑かけるし。 ……行くしか、ない、よね……
[いきたくはない。 それでも、拒否する権利すら、ないのだ]
(27) 2012/03/28(Wed) 01時半頃
|
あんたの家族だ。
あんたの望むままにすればいい。
[押し付けたいわけではない。
彼女の家族なら。
彼女が決めるのが一番良いと思った]
|
[どれだけ女を抱きしめ言葉を交わしたか。 セレストとヨーランダが眠る部屋>>2:344を覗く]
おやすみ。 よい夢を。
[恐らくそれが2人に掛けた最後の言葉]
(28) 2012/03/28(Wed) 01時半頃
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ふふ、そういう事にしておくわ。
[同じ経験があるからか、そうでないのか 居心地の良すぎる腕を突き放せる程の強さは今は無く いつも通りの応酬をしてくれる男がいて 「仲間」で良かった]
仕方ないわね、飲み過ぎたらアンタにも 「アレ」飲ますんだから。
[覚悟なさい、と言えば少しは笑顔を作れるだろうか]
(29) 2012/03/28(Wed) 01時半頃
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…孫だとか、そんなこときっと関係ない…
どうしても行かないといけないのもわかってる…だけど。
……どうしても行くの…?この村で最後までいるのじゃなく…
[自分も逆の立場なら同じように振る舞っただろうが。最後ぐらい望む人と過ごしてほしいという気持ちと、、母や自分のそばにいてほしいという気持はせめぎあっていて。ふと、サイモンに何か語っていたホレーショーの目を見たときの違和感が何かわかった気がして。しばらく、自分よりもいつの間にかよほど大きくなっていたエリアスの背を抱きながら、彼の考えが何か、ようやく理解した]
(30) 2012/03/28(Wed) 01時半頃
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ミッシェルは、しばらくそのままで、どこか放心したように**
2012/03/28(Wed) 01時半頃
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あんたの口移しならどんな毒だって媚薬に変わるぜ。
[だからキスで宜しく。 とやっと笑った女に無理に作った笑みを向けた]
(31) 2012/03/28(Wed) 02時頃
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行かないで……済むことじゃ、ないよね……
[引き止める姉の言葉に心は揺れるけれど。
それを選んだ後に何が起こるか考えると、それを選択する気にはなれない。 呆然とする姉を宥めて]
――それに、ほら、戦地についたその日に戦争が終るかもしれないじゃないか。
[そんな夢物語を口にした。 そのうち母親も起きてきたけれど。
――召集令状のことは、まだ、告げなかった。 村で、会いたい人がいるから。 今告げればきっと家から出してはもらえまい。 だから、母親が来る前に、姉にもそれだけは頼み込んだのだった]
(32) 2012/03/28(Wed) 02時頃
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食い扶持増えて大変だな。
[家族になるかと問われて笑いながら返す。
そうなれたら良いと、甘い醒めない眠りに惹かれるが]
そうだな。
[それ以上は口にせず、もう一度抱きしめる手に力を込めた]
|
男ってほんと……バカよね。 いつでも飲ませてあげるわ。
[眉を顰め、笑顔のまま一筋だけ涙が落ちる]
(33) 2012/03/28(Wed) 02時頃
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|
[その日も、変わらず見張りに立つ。 ヨーランダが逝ったらしい。自分には何も言う権利はないが、 もしも…… 例えそれが苦痛だとしても、止めたいと思ったろう。 その時は、きっと。]
……
[昨日の今日だが、エリアスとは、彼が、村の用事が終わったら、 会いたいと思う。彼の姉とも…できれば、彼と共に話したいと思う]
(34) 2012/03/28(Wed) 02時頃
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[母親は、ミッシェルの様子がおかしいのは親方の死のせいだとでも思ったのか、あまり追求はしてこなくて。
いつものように、不自然にならないように振舞って。
それでもいつもよりも早い時間に、家を出た。 ――家に閉じこもっていたら、行くと決めた気持ちが鈍る。 それもまた、恐いことだった]
(35) 2012/03/28(Wed) 02時頃
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そうよ。役所あたりで仕事募集してるから
しっかり稼いできてもらわないと。
セレスにこき使われて、ヨーランダと一緒に墓守して
此処へ帰ってきて、皆で夕食を食べるのよ。
[幸せで、良い夢でしょう?
腕の中でそっと抱き返し、甘えるように擦り寄った]
|
[それからあとの片付けはいつも通り、もう何度目かで手際も良く 幸いに母と同じぐらいのヨーランダは よほど男たちよりも運び易かった]
雪が残っていて、本当によかったわ。 本当にこれで、眠っているみたい。
[深く埋めてしまったら、春になるまでそのままの姿で居られる けれど、眠ったことも村に知らせたいから 通りかかれば見つけられるようにほんの少しだけ ここにヨーランダがいるよ、と痕跡を残した]
(36) 2012/03/28(Wed) 02時頃
|
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ああ、楽しみにしてる。
[笑いながら、零れた涙を指で拭い、身体を離そうとする。 けれど女が掴むなら暫くそのままで。 止めぬなら、眠る2人を見て、宿舎へと戻るだろう]
(37) 2012/03/28(Wed) 02時頃
|
|
− 朝 −
[ヨーランダの死はどうやって村に知れ渡っただろうか。 当然セレストも知っていただろうが、自分の目には彼女は 動じることなく真っ直ぐな目で、自分の末を見ている様に映った]
………。
[一言も発する事無く、セレストを敬礼で見送る。 彼女の最期を知らせる紙が届くのはそう遠く無い事を まだ知らない。
そして入れ替わる様に、エリアスに招集が掛かった事を 何処からか知る事になるだろう**]
(38) 2012/03/28(Wed) 02時頃
|
ああ、本当に良い夢だな。醒めたくなくなる。
[いつかここでは無い場所と時代で叶うといいな。
それは胸に秘めたままその黒髪に一度だけ唇を押し当てた]
|
[いつでも、いいわ。
拭われるまでその涙に気づかなかったから、少しだけ驚いて これからのこと、赤を深くする手で この男に触れているのは躊躇われて一歩下がった]
おやすみなさい。
[宿舎へ戻る姿を見送って、それからも夜は更ける]
(39) 2012/03/28(Wed) 02時頃
|
|
[朝の空気はまだひんやりしている。 白い息を小さく吐き出し。
道をあるけば村人とすれ違う。 セレストは早朝にひっそりと旅立ったようだという話はきいた。 ヨーランダが見つかるのは何時ごろのことか、少なくともいま言葉をかわした村人は知らぬようで]
おしえてくれて、ありがとう。
[そしてまた、己に召集令状が来たことも口にしないまま村人と別れる。 まっすぐに向かったのはナタリアの家]
――おはよう、ばあちゃん。
[珍しい時間に訪れた特に驚く老女に、悲しい知らせを告げる]
(40) 2012/03/28(Wed) 02時頃
|
|
―朝―
[何が起きようとも女がいつも通り生活をするのは ヤニクの存在もあるからかもしれない]
……また、赤紙は来るのかしら。
[これ以上奪わないで欲しい、その思いは強く強く 比例して紙が届かないようにしてしまえるならと 誰の首に指を絡めようか、思案した**]
(41) 2012/03/28(Wed) 02時半頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 02時半頃
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――約束、守れないかも。 ごめんね……
[悲しむナタリアに、瞳を伏せる]
――手紙、書いてもいいかな。
[家ではきっと落ち着いてかけない。 カフェや広場では、書く気にはなれない。 ナタリアの許可をとって、彼女の傍らで手紙を書く。
預かった手紙の内容を見ない彼女なら、傍でしたためても気にならない。 少しの時間の後――]
(42) 2012/03/28(Wed) 02時半頃
|
醒める前に逝くのも、手だわ。
[恐らくそうなるのであろう、口にはできないけれど
髪に触れる唇に、一瞬だけ表情を変えて
気づかれる前に直ぐに戻した]
|
ごめんね、ばあちゃん。 これ、お願い。
――うん、戻ってくるつもりは、あるから。 そのときは返してもらうから。 解ってる。無理はしないよ。
[そっと瞳を伏せて、できない約束を、重ねた。 そしてナタリアにまたね、と告げて歩き出す]
(43) 2012/03/28(Wed) 02時半頃
|
|
[ナタリアに託した手紙は、老女の悲しみをまたひとつ増やしてしまったかもしれない。 それを思えば手紙を残さないほうがよかったかもしれないと、考えながら道を歩く]
――ああ、やっぱり居た。
[ふと気づけば、集会所の近くまで来ていて。 そこで変らずに立つ彼>>34を見つけて小さく呟いた。
軍人であるブローリンやホレーショーにはもう伝わっているかもしれない]
(44) 2012/03/28(Wed) 02時半頃
|
|
[自分の口から伝えるのはナタリアだけのつもりで。
ほかの人には告げるつもりはない。 それでも知っている人は知っているし――役場から伝わってしまえば、同じことだった。
ただ、今日一日は、あたりまえの日を過ごしたいと思い。 そんなことを考えながら、気づかれるまで、目に映る風景を眺めていた**]
(45) 2012/03/28(Wed) 03時頃
|
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 03時頃
|
[エリアスに声をかけられ、いつものように頷いて会釈を返す。 忌避の目が強まったか、無視の目が増えたか、それとも彼自身が変わったか? 視界に映る村の模様は変わったが、自分が変わる事は無い、と思いたかった]
……
[時計を指さして、指を動かす。用があるなら、後で"話そう"と。 ―おそらくは最後の時間だ。立ち話では、済ませたくなかった]
(46) 2012/03/28(Wed) 04時頃
|
|
[話をしたいのは彼だけではないが…。 今日は、エリアスが望むだけ、話をしてやろうと思う。 あるいは彼の母や姉から、エリアスを連れて行くな、誑かすなと、 声がかかるかもしれないが。言葉無く、彼女らを見下ろすだけだった]
[ペンと紙を兵舎から持ってきて、"会話"を交わす。 その終わりに、薬莢に穴をあけ紐を通した物を渡した。 死に急いでいる自分を、今日まで意地悪く引っ張って来たお守りだ。 彼に持って行ってほしかった。例え、絶望的であっても。 残すものなどないと言った彼になら**]
(47) 2012/03/28(Wed) 04時半頃
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|
―広場―
…ああ、ここにいたんですね。
[見張りに立つブローリンに声をかけたのは、珍しくそう遅くない時間] あなたはきっと知っているかもしれませんから・・・ 今日が最後です。夜までは自由にさせてあげたいから。 会ったらよろしくお願いします。
[そう言って、少し赤い目で頭を下げた。何か伝えることがあれば聞くが、ふと思い出したように口を開く]
そうだ、上官さん・・ホレーショーさんを見ませんでしたか?
・・あの人がサイモンさんと話していた時の目、どうしてだかわかりました。 もし、もしあなたの方が先に会ったら伝えておいてください。
・・・相手が望んでの事である限り、私は何も言うつもりはありませんと。 だけど、理不尽に奪われる命を黙って見ていることはできないと・・・まるでこの戦争のように。
[そう言って、静かに立ち去った**]
(48) 2012/03/28(Wed) 09時半頃
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おはよう、ブローリン。
もう聞いたかな。
[ブローリン>>46の顔がこちらに向けばいつものように声をかける。 時計を示す仕草にちょっと首をかしげて]
そうだね、ゆっくり話したいし…… また後で来るよ。
[立ち話で済ますには名残が惜しい。 他にも挨拶を交わしたい人はいるから、そのときはいったん別れて歩き出す。 その後で、姉がブローリンに会いに行ったことは知らぬまま]
(49) 2012/03/28(Wed) 10時頃
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[カフェや雑貨屋にも別れの挨拶を告げに行く。 そうして道を歩いている途中、ヨーランダが死んでいるという話を聞いた]
――え?
[驚いたように瞬き。 雪に埋もれたような死体>>36は他殺なのか、事故死なのかわからぬ様子だという]
ヨーランダさんが、なんで……
[別れを告げに行こうと、墓地へと向かっている最中のことだった。 普段よりも騒がしい理由が、わかりたくもないのにわかってしまい。 死んだ彼女を見に行くこともできぬまま、その場に立ち尽くした*]
(50) 2012/03/28(Wed) 10時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 10時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 10時頃
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……そうか。
[クラリッサの返事は、半ば予想のついていたことで。 もしかしたら、という淡い期待は。 甘すぎる夢なのだと、思い知らされる。
金子の代わりに差し出された絵本に。 戸惑いは隠せなかったが。]
……わかった。必ず、返しに戻る。 お互いにそれまでは……生き延びよう。
[彼女はそこまで聞いてくれただろうか。 果たせるかわからない約束だが。
クラリッサの前に緩く小指を立てた手を。 ぎこちなく差し出した。
それに気づかず去られたなら。 何事もなかったのように、店を去るだろう。]
(51) 2012/03/28(Wed) 11時頃
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長居しすぎたようで……失礼します。
[クラリッサが去ったくらいか。 声をかけてきたベネットに挨拶をする。
慰めともつかない言葉に弱々しく微笑み。]
……そうですね。
[そのまま会釈をし、楽譜と絵本を手にして。 ひとり、店を去った。]
(52) 2012/03/28(Wed) 11時半頃
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[ヨーランダは自宅に寝かされているらしい。 見つけたのが誰だかは聞いていない。
話を伝えてくれた村人も悲しんではいた。
お礼を言って、ゆっくりとヨーランダの家に向かった]
――どうして。
[そして眠りに即いた彼女の側らで、死んでいるとは思えない安らかな顔を見下ろした**]
(53) 2012/03/28(Wed) 12時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 12時頃
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[エリアスの姉、ミッシェルに>>48会釈を返す。 よろしく、と言われ頷く。なまじ、責められないのが辛くもある。 自分には何もできないのだから]
……
[分隊長の事を聞く。首を横に振った。 彼女がホレーショーの決断を理解できたのは、 恐らく彼女も、似たような事を思ったのだろうと。 その上で、違う道を見ているのだと]
[確かに頷いて、彼女を指さし、自分の胸のあたりに手をやる。 自分も、同じ気持ちだと]
(54) 2012/03/28(Wed) 12時頃
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[それでいて、どうしようもないのだと。 発たねばならぬ村人の望みは十分にわかる。 ここで眠らせてやりたいと言う願いも同意できる。 だが、自分には出来ない。それが逃げだと言うのならそうなのだろう。 自分は確かに、今現在、多くの事から逃げているのだから]
[ミッシェルを見送って、灯の消えたような村を見る。 ダーラは、セレストを失って、後を追うような事をするだろうか。 気丈な彼女の事だ、それは薄かろうが、辛いに変わりはあるまい。
あの酒場の青年はもう旅立ったろうか。 彼の望みは、果たされただろうか。果たされるだろうか。
本屋の青年は、今まで以上に人から侮蔑と、羨望の目を浴びていないだろうか。 彼があまり村に出てこないのは、家族が往ってしまった村人の目を思っての事ではないかと思うのだ。
あの郵便屋は、今日も仕事をしているのだろうか。 自分とは違う、村を動かす仕事。
いろいろな人を思い浮かべる。]
(55) 2012/03/28(Wed) 12時半頃
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[村人について逐一記した報告書。 結局それが、この村に死を告げるあの紙が届く原因になってしまったのではなかろうか。 自分は愚かだ。愚かだが、"出来なかった"悔いは、遺したくない。 例えそれがただの自己満足であっても、主観的な罪滅ぼしであっても。
そして、エリアスも往ってしまう今日、 ブローリンにとって村の気がかりは、セレストの村を守ると言う事の他に、 言ってしまえば三つもありはしないのだった]
(56) 2012/03/28(Wed) 12時半頃
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[いつも薬を届けてくれた。 薬草以外でも、出歩けないときは草花を届けてくれたりもしていた。
健康な彼女はきっと己よりも長く生きるだろうと思っていたのに]
――人が死ぬのは、戦場だけで、十分だよ……
[瞳を閉じてポツリと呟く。 死んだ理由は知らないまま。 もう一度、ヨーランダの顔を見て]
――たぶん、またすぐ会えるかもしれないけれど。 あわないように、祈ってて。
[そんな呟きを残して、立ち去った]
(57) 2012/03/28(Wed) 13時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 13時頃
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[青年の目覚めは早かった。 窓ガラスの割れる音 寝室に投げ込まれた石に巻き付いた紙の切れ端には 殴り書きと思われる字で たった一言
お前が 死ね
とだけ。 皺だらけの紙を丁寧に伸ばし、読みかけの本に挟む。 歪な飾りのついた栞が音を立てて床に落ちる。 続いて、透明な雫が音も立てずに二つ落ちた**]
(58) 2012/03/28(Wed) 13時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 13時頃
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[ヨーランダの家から、酒場へと向かって歩く。 もしかしたらダーラもヤニクもいないかもしれないけれど。 それでも村の中を探すよりは尋ねて行くほうが早い。 酒場でか、道の途中でか、ダーラに会えれば声をかけて]
ああ、ダーラさん。 おはよう……こんにちは、かな。
[時間の経過がわからずに曖昧な笑みを浮かべ]
ダーラさんに料理習いに行くひま、なくなっちゃったよ。
……うん、赤紙が、来たんだ。 いまはこうやってみんなに挨拶してるところ…… ヨーランダさんが、死んだって、聞いた?
[ダーラはすでに知っていたようで、その様子を見て小さくため息をつく]
(59) 2012/03/28(Wed) 13時頃
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また、人が少なく、なるね。 ――帰ってこれたら、料理、習いに行くよ。
[叶うことのない望みを告げて、ダーラと別れる]
(60) 2012/03/28(Wed) 13時頃
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[交代が来て、一度兵舎に戻り、持物を改める。 エリアスとは待ち合わせた訳ではないが、村にいれば会えるだろう。 拳銃だけは懐に潜め、だが軍服のまま、村に出る。 不機嫌そうな上官を敬礼で送り、無感動にその背を見た]
[このままここで戦火を避け続ける気なのだろうか。 他の、しかも一般市民を盾に。 戦線復帰の具申も、これでは揉み消されているかもしれない…。
村を巡回するつもりで歩く。途中、パン屋で複数買って、その紙袋を手に。 割れた本屋のガラスには2。 偶:気づかなかった/目を見張って、本屋に向かった]
(61) 2012/03/28(Wed) 14時半頃
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[本屋には足を向けなかった。 普段はあまり気にしなくとも、この状況で彼を見て、督めずに居られるかどうか自信はない。 だから本屋のガラスが割れたことも知らぬまま。
ヤニクとは道のどこかで会えただろうか。 旅にまたでるという話を聞けば、気をつけてね、とだけ告げる。 赤紙が届いたことは自分から伝えぬままだった]
(62) 2012/03/28(Wed) 14時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 14時半頃
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[村一丸で、旅人に早く行くよう促すわけでもあるまい。 本屋の青年に向けられる感情と同じ色をしたものが、 あの旅人に向けられていないだろうか。
国境に近づけない以上、転々とするしかなかろうが、 彼にも目的があって放浪しているのだろうから、 誰に後ろ指を刺されようとも、それを果たして欲しい。 彼とも話したいと思うが…いつ、発つのだろう。 それに…独りで往くのだろうか。 彼女は、この村を出る事を良しとするだろうか]
……
[そうして欲しい思いと、相反する想いとを、空を仰いで、 ため息と共に吐き出した]
(63) 2012/03/28(Wed) 16時頃
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[ほかにもヤニクと言葉を支わして別れる。 クラリッサはナタリアの家で聞いただろうか。 幼馴染が二人とも赤い手紙に呼ばれてしまうことを、彼女が悲しまないはずがない。 ナタリアには伝えぬわけにはいかないのだから、クラリッサに伝わるのも仕方がないとはいえ、これ以上悲しませたくないとも思う]
――セレストが、村を出る時間を言わなかったのが、よくわかる、ね……
[見送られればきっと行くのが辛くなる。 あいさつ回りだけでも十分すぎるほどだ。
村の広場で一度立ち止まって、小さくため息をついた]
(64) 2012/03/28(Wed) 16時半頃
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エリアスは、しばらくその場にとどまっている**
2012/03/28(Wed) 17時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 17時頃
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[楽譜らしい本を、返す為に行く(生く)のだというヤニク。 差し出した本は、もしその目的がなくなっても、 次の生きる約束になれば……という、勝手な願いだった。]
ありがとう……。
[その願いを受け入れてくれた彼の言葉に、自然と零れる言葉。 いつかの逆、差し出される小指。 あの時、彼が躊躇ったと同じく、女も躊躇うが、 叶うと信じて小指を絡めた。]
(65) 2012/03/28(Wed) 17時半頃
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……ありがとう。
[ヤニクに向けたと同じ言葉を、ベネットにも向けた。 夜道気を付けてと、差し出された明かりを受け取って、 随分遅くなってしまったけれど老女の元へと行く。
そこで、今日、幾人がそうしたように、裡を老女に クラリッサは零した。 彼女は、いつもそうであるように、唯受け止めてくれた。 その時が、会ったから、セレストの最後の時を邪魔せずに済めた。 けれど……。]
(66) 2012/03/28(Wed) 17時半頃
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[次の朝、自宅から急いで向かったのは、 セレストの迎えが来るだろう場所。 もしかすれば、見送られるのは厭なのかもしれないと思えども、 そうせずにはいられなかった。]
えっ……そん、な……
[しかし、紙一重で迎えは行ってしまったのだと、 その場にいた軍人から聞かされる。 頽れそうになりながら、向かう先はナタリアの元。
それは、ちょうどエリアスと入れ違ってしまうタイミング。]
(67) 2012/03/28(Wed) 17時半頃
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[見送れなかった幼馴染を、約束通り待つのだと。 僅かな希望に縋り立て直した精神。
嗚呼、ヨーランダは、結局どんな答えをだしたのだろう と、そこまで思い至れるようになってから、 静かにかかる老女の声。]
……っ!!
[知らされるのは、もう一人の幼馴染にも赤紙がきたということ。
『絶句』という言葉がふさわしい有様で、 再び女は挙動が固まってしまう。]
(68) 2012/03/28(Wed) 17時半頃
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うん、ナタリアさん、判ってる……判って、いるわ。
[勝手に溢れてくる涙が止められない。 あの無口な軍人に返そうと思ったハンカチが、また濡れてしまう。
「きっとあの子は、いつも通りを旅立つ時まで望むと思うわ」
そんなナタリアの言葉に頷きながら、だからこそ、 彼に会った時、いつも通り微笑む為、 今、涙を枯らしてしまおうとするように。 暫くは、ナタリアの家に*女の嗚咽が響く*]
(69) 2012/03/28(Wed) 17時半頃
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ー前夜:酒場ー
[本屋から帰ると、いつものように。 ダーラを手伝いながらピアノに向かった。
サイモンのことは客のだれかから聞いたか。 自ら命を断った、という。
思い当たることはないこともないが。 あずかり知らぬところで起きたことである以上。 この村がそうかという確証はなく。]
(70) 2012/03/28(Wed) 17時半頃
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[自分のできることといえば。 白と黒の鍵盤で語ることくらい。
ショパンの「エチュードop10-3"Tristesse(別れの曲)"」
去りゆく者へ穏やかに別れを告げたいが。 悲しみで心の中はかき乱され。 しかし、別れの時は容赦なく訪れる。
村は死と悲しみに包まれている。]
(71) 2012/03/28(Wed) 17時半頃
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ー翌日:酒場→ナタリアの家ー
[寝起きの夢は、在りし日の親友。
陽気で快活で情に厚く、愛する者を護りたいと。 そのためならば、自らを汚すことも厭わない。 真っ直ぐなところがあり。 それ故に……理不尽さには折れない不器用な。 なのに、自らの汚れを一番憎んでいた。 最期まで、何かと全力で戦って散った。 そんな強さと脆さが眩しかった。
自分は彼のようになれるのか。 彼との約束を果たすことがその証のような気がしていた。 しかし、どこかでそれが揺らいでいる。
何故ならば……自分は彼ではないのだから。]
(72) 2012/03/28(Wed) 18時頃
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[ナタリアの家に行こうと思ったのは。 多くの悲しみを知る老女に。 この迷いを聞いて欲しかったからかも知れない。]
(73) 2012/03/28(Wed) 18時頃
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[道中、広場で会ったエリアスと簡単な言葉を交わし。 別れを告げたのだが……永遠の別れのような重苦しさが。
その理由を知ったのは。 ナタリアの家であっただろうか。 それとも、途中で会った知人からだろうか。
ひとり、老女の家に向かう。**]
(74) 2012/03/28(Wed) 18時半頃
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ブローリンは、ヤニクを見かけて、手を上げた。気づいてもらえただろうか。
2012/03/28(Wed) 19時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 19時半頃
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[ヤニクには、いつ旅立つのかは聞かなかった。 見送りに行くことはできないから。 彼が後どれほど村に居るつもりかは知らないけれど、旅立つまでに赤紙が彼の元に届かないよう祈った]
(75) 2012/03/28(Wed) 19時半頃
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[広場に居れば、ホレーショーとも会う。 さすがに分隊長ともなれば赤紙のことなどとっくに知っているようで]
うん……たしかに、届いたよ。 ――ホレーショーはさ、前に村で死にたいかって聞いたけど…… 僕が行かなかったら、姉さんや母さんの立場が辛くなるだろうし。 ――行くしか、ないよ。
[仕方がないことだというように肩をすくめ]
約束、守れないかもしれないから……ごめんね。
[さすがに、母や姉に、頼めない。 他の人たちとは違って、ホレーショーには、叶うことのない望みは口にしなかった。 それに答えるように髪をぐしゃぐしゃにされて]
わっ……、もう、だから、僕の頭はおもちゃじゃないって。
[空気を変えるように、いつもどおりに言葉を紡ぎ。 ホレーショーから伝えられることがあるのならそれを聞いてから、彼と別れた]
(76) 2012/03/28(Wed) 19時半頃
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[旅人と話が出来たかどうか]
[エリアスは挨拶を終えた頃だろうか。 広場の一角に腰掛けて、見張りに立っている同僚を眺めていた折、 >>64、顔色の悪さよりも、疲れが見える顔を見つけた。 気づかれるまで手を上げて、寄って来た彼に、隣をしめす]
[思い出したように、パンの袋を鳴らして、ひとつ、取り出す。 適当に割って、小さいほうを差し出した]
(77) 2012/03/28(Wed) 19時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 19時半頃
ブローリンは、エリアスに差し出したパン。首を傾けて、促した。
2012/03/28(Wed) 19時半頃
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[大体の人との挨拶は終えた。 郵便屋とはまだだけれど、家に帰る前にでも会えたら「手紙を書くからよろしく」とだけ伝えるつもりで。
広場の一角に居るブローリン>>77をみつけて、足を向けた]
ありがとう。
[示されるままに腰をおろして小さく息を吐き。 袋の音に視線を向ければ、差し出されるパン。 促すような仕草に、口元に笑みを浮かべて受け取った]
前にももらったのに、結局返せてないね。
[たまに、こうやってパンだったり、焼き菓子だったりのやり取りがある。 大体交互にやりとりしていたけれど、前回もブローリンからだったことを思い返した]
(78) 2012/03/28(Wed) 20時頃
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[気にしなくて良いと、首を振る。 このいつもどおりの、普遍すぎる空気こそ、痛々しいものかもしれなかったが。 ありがたいものではあった。もしも、エリアスと親しいものが通りかかれば、 手招きして、輪に加えようとするつもりで]
[ペンと紙を取り出しがてら、何度か折られた紙を差し出した。 今、この位置からも見える景色。中央だけは、楕円にあいているけれど 手帳に、穴の理由を書く]
"君が描きたい物を描きいれたい"
(79) 2012/03/28(Wed) 20時頃
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[首を振る仕草に、もう一度ありがとうと微笑んだ。
普段どおりののんびりとしたやりとりに、ほっと息を吐き。 受け取ったパンをひざの上において、差し出された紙を広げた。 視界に広がった景色に瞳を瞠目き]
広場の景色……? これは―― え? 僕の描きたいもの?
[不思議に中央だけが描かれていない絵に首をかしげれば、手帳に文字が綴られて。 その言葉にきょとんとブローリンをみつめた]
……何がいいかなあ…… ――…… んー……難しい、ね。
[暫し考えるように眉をよせ]
(80) 2012/03/28(Wed) 20時頃
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|
――……春の、花がいいかな……
[そうして考えた末に出たのは、そんな望みだった。 きっと見ることは出来ないだろう、広場の花壇に咲く花や、木からひらひらと落ちる花びらを想像するように、瞳を細めた]
(81) 2012/03/28(Wed) 20時頃
|
ブローリンは、エリアスに少し首を傾げて、頷いた。
2012/03/28(Wed) 20時半頃
エリアスは、ブローリンが、頷いてくれたことに嬉しげに笑みを返す。
2012/03/28(Wed) 20時半頃
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[きっと、エリアスはそれを見る事はないだろう。 だからこその願いだと思う。鉛筆を取り出して、描き出す前に、 ペンで伝える]
"少し時間が欲しい 今日は誰と どんな話をした 出来れば教えて欲しい"
[描いている間、その話題を得ようと。 もしも話すのが辛いのならば、無理強いはすまいが]
(82) 2012/03/28(Wed) 20時半頃
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[時間がほしいと綴られる言葉にはもちろんと頷き。 続く願いには、少し首をかしげながら]
いいよ。 たいしたことはなかったけれど――
[そして、今日会った人のことを伝えて行く。 ナタリアの家に行ったことや、カフェでソフィアに驚かれて心配されたことや、雑貨屋で子供のように頭を撫でられたこと。 ダーラとの料理の約束とか、村人たちとの他愛のない会話。 姉が泣いたことは言えない]
――ヨーランダさんが雪の中で眠りについてたのは哀しいけれど。 みんなと一緒に、春を見たかったな。
[ブローリンがペンを動かす間。 のんびりと思い返すように口を動かし。 穏やかな、けれど悲しみの滲む笑みを浮かべていた]
(83) 2012/03/28(Wed) 21時頃
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[エリアス話へ頷くのと平行して、絵を仕上げていく。くそれは奇妙な絵だったろう。 村の風景の中央が窓のようにくりぬかれ、花畑が描かれている。 ブローリンの故郷にも咲く、クロッカスの花を描いたが、彼は名を知っているわけではない。 そして、村に咲いていた、今年も変わらず花をつけるだろう、木蓮を描いた。 この村の情景ではない。平穏な、どこかの早春の日を、思うままに描いただけだ。 それは、彼の心の窓とも言えたろうか]
……
[スケッチブックの上、紙を置いてペンを走らせる]
"それらが、今日君がこの村に残していくものだ 彼らが彼女らが、今日君から少しずつもらっていくものだ 自分は君から十分に受け取った。 今日が最後である事が本当に惜しい。 だから、自分からはこれを君に託したい。"
[絵と、>>47少しひしゃげた薬莢を飾りにしたものを差し出した]
(84) 2012/03/28(Wed) 21時頃
|
ブローリンは、エリアスに問う。 "Are you scared?"
2012/03/28(Wed) 21時頃
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[村の風景が描き出された紙のうえ。 次々と花開くように花々が現れる。
それは村の景色でもあるし、どこででも見られるだろう春の日の一部。 描き出すペンの動きは迷いなく見える]
――そうかな、何か残せたのなら、いいな。 ブローリンこそ沢山くれたよ。 絵と……それは、たしか、前にお守りみたいなものだってきいたような……
[名残を惜しんでくれるだけで十分だというように首を振るけれど。 差し出された絵と、紐を通した薬莢が差し出され。 問いかけられる言葉に、僅かに苦笑した]
……そうだね。 そう思わないといえば嘘になるから…… 君を守ってきた物を借りていくよ。
[素直には頷けないし、もらうとは言えないけれど。 差し出してくれる気持ちが嬉しいから、大切に受け取った]
(85) 2012/03/28(Wed) 21時頃
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[エリアスの手のひらの上に、薬莢を落とす。 喉を撃ち抜かれた自分が、ずっと握っていたものらしい。 手に跡がくっきりと残るほど握り締めていた、自分自身の薬莢。 喋れたお前が死んだ記念に取っておけという戦友の言うとおり、 死ぬ日まで持っておくつもりだった。 その気持ちだけは伏せて、曰くを説明した。 追って書き足す]
"戦地は怖い所だ。自分もいつだって怖かった。 それでも、何かにすがって、何かを信じて戦ってきた。 君は逃げてもいい。それでも往くと言うのなら、 国の為だ等と考えなくてもいい。 君の大切なものの事だけ考えているといい"
[エリアスの肩に手を置く]
(86) 2012/03/28(Wed) 21時頃
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クラリッサは、エリアスと、話がしたいな……と、やっと顔を上げる。
2012/03/28(Wed) 21時半頃
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[渡された薬莢を大切に手のひらの中に握りこむ。 薬莢にまつわる曰くを綴るペン先を見つめ]
――そうなんだ…… これをもっていてブローリンが生き残れたのなら、ご利益あるかもね。
[小さく笑い。 続く言葉にこくりと頷き。 肩に置かれる手の重みに、ブローリンを見上げ]
……うん、ありがとう。 逃げることはしないけれど……大切なもののために、がんばるよ。
[薄水色の瞳が笑みを浮かべる。 心配してくれる気持ちがありがたくて、とてもたいせつなものだと、微笑んだ]
(87) 2012/03/28(Wed) 21時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 21時半頃
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[どれほど泣いていただろうか。 泣きはらした、けれどもう涙は見えない顔を上げる。]
ナタリアさん、キッチン借りてもいい?
[尋ねれば、老女は察してくれたのだろう。 とっておき(菫の砂糖漬け)を出してくれる。
いつも(戦前)と同じように、午後のお菓子を作ろう。 出来上がったなら、昔と同じように幼馴染に差し入れよう。 もう、その片割れ(セレスト)は、此処には居ないけれど。
やがて、甘い香りが漂う。仮初の平和の香り。 ラッピングが出来上がった頃に、 ヤニクが来るのならば来たのだろう。 会話交わすことがあれば、良かったらお茶請けにどうぞ、と クッキーを勧めてから、ナタリアの家を後にする。]
(88) 2012/03/28(Wed) 21時半頃
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"君が戦地へ向かう時、自分はそのお守りとして着いていこう その間は、自分がこの村のお守りになろう"
[自分もいつ呼ばれるかわからないが…、 目の前の彼よりも、時間があるのだから。 たとえ強がりだとしても、たとえ体が弱くとも、 まっすぐな目をしたこの青年。 独りで往かせるのは、本当に、本当に歯がゆいことだった。
いつもなら、もし誰か寄ってくれば席を立つだろうが。 今日は少し身を引いて、眺めるだけで]
(89) 2012/03/28(Wed) 21時半頃
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[女は思うより、外は時が進んでいた。 エリアスの姿を探して、女は駆ける。 行く先を尋ねる間に、ヨーランダの訃報を知っても、 今は泣かない、泣けない……。
やがて、広場で無口な軍人と傍にある幼馴染を 見つけることが叶う。 大きく息を吸って、顔(笑み)を作る。
特別な会話は、いらない。 唯、幼い日(平和な日)をなどって、離れよう。]
エリアスちゃん、こんなところで、何をしてるの? あのね、クッキー作ったから、お裾分け。
[幼い日の記憶にはない、人の姿はあれど、 それすらも記憶の一部に塗り替えるように、 ひょこりと顔を出して、差し出す包み。]
(90) 2012/03/28(Wed) 22時頃
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ブローリンは、クラリッサとエリアスを、少し座りなおしながら見やり、微笑ましげに、痛々しげに目を細めた。
2012/03/28(Wed) 22時頃
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――……ありがとう。 君が、一緒に居てくれるのなら、心強いよ。 ほんとに……ありがとう。
[気持ちを伝える言葉に、ほんの少し涙が滲む。 軍人である彼とて、いつまでもここに居られるわけはないだろう。 それでも、そういってくれることが嬉しくて。 ただただ、感謝の言葉しか出てこなかった。
涙が滲んだことが気恥ずかしくて、そっと目元を拭い]
(91) 2012/03/28(Wed) 22時頃
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[クラリッサがやってくるころには、涙は見えない。 甘い香りを携えてやってきたクラリッサの、普段どおりの態度に、変らぬ笑みを返す]
やあ、クラリッサ。 ブローリンにね、絵を描いてもらってたんだ。 クラリッサのクッキーは美味しいから、嬉しいよ。 ありがとう、後でいただくね。
[差し出された包みを受け取り中をのぞけば、ナタリアが良く作る砂糖漬けが練りこまれたクッキーが目に入る。 それで、きっと彼女は知ってしまっているのだろうと察したけれど。 常のような態度をとってくれる彼女に、もう一度ありがとう、と微笑んだ]
(92) 2012/03/28(Wed) 22時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 22時頃
|
[その言葉に、見えた涙の色に、目を少し伏せる。 ゆっくり息を吸って、それよりもゆっくり、息をつく。 肩から手を離して、何か書こうと思った折、>>90の声が聞こえて、 少しだけ、エリアスから距離をとった。 彼女が話があるのは、自分ではなく彼だろうから]
(93) 2012/03/28(Wed) 22時頃
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ブローリンは、ネックウォーマーの上から、首をなでる。
2012/03/28(Wed) 22時頃
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わぁ……、素敵な春の絵ね。
[エリアスの答えに、少し離れた場所にいたブローリンのスケッチブックの絵を覗いて感嘆の声を出す。 きっと文字が書かれた紙は、隠されていただろう。 見えていたとて、女は見ないふりをするけれど。]
うん、また、感想聞かせてね。 ブローリンさんには、なくてごめんなさい。 今度作ったときには、2人分包んでくるから。
[そして、『また』感想を聞かせてと。 そして、ブローリンを軍人さんとは呼ばず、 名で呼ぶことで、彼も村人の1人のようにして ……偽りの平和の日常を作る。 そうすることが、何よりの非日常であるけれど。 偽りこそが、真実であるようにと、願うように。]
(94) 2012/03/28(Wed) 22時頃
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お邪魔しちゃってごめんなさい。 じゃあ、またね。
[柔らかく微笑んで、ひらりとスカートの裾を翻す。 それが、クラリッサにできる精一杯の見送りの言葉だった。]
(95) 2012/03/28(Wed) 22時頃
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クラリッサは、パタパタとせわしなく*広場を後に*
2012/03/28(Wed) 22時頃
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―本屋― [落ちた栞を拾い上げ、本には変わりに罵倒を認めた紙を挟み 青年はいつもどおり身支度を済ませると店を開ける。 勿論、一歩も外に出ない青年には 来客でもない限り外の情報は伝わらない。
セレストが何時旅立ったのか 墓場傍に何が埋まっているのか 次に赤紙が誰に来たのか 全ては時の止まった本屋の外での出来事で]
……早く、戦争が終わればいい そうすれば、きっと帰って来るから そうしたら
[読みかけの本は、栞を並べていた机の上に。 歪な細工のついた栞は、青年の手の中に。 何時もの椅子に腰掛けて、思案にふける]
(96) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 22時半頃
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[クラリッサ>>94の感嘆の声に、だよね、と頷きを返す。 ごく当たり前の日常が続くかのような、当たり前のやり取りに瞳を細めて笑み]
うん、ちゃんと、伝えるよ。 また、どこかのお手伝い? あんまり、がんばりすぎないようにね。
[感想を聞かせて欲しいというのにはゆっくりと頷いた。 ほんとうなら、幼馴染の嘆きも受け止めるべきなのだろうけれど、日常を演出してくれる気持ちに甘えて。 いつものように立ち去る彼女を見送った。 どこかで泣くだろう彼女を、誰かが慰めてくれることを願い。 まだ微かに温かいクッキーの袋と、ひしゃげた薬莢を大切に持っている]
(97) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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[彼女に直接呼ばれたことは無いように思う。 その違和感が、彼女が意図している事を感づかせもして、 彼女の謝罪に小さく首をふるだけで、ただ見送る。 やはり、席を立って置けばよかったと思う。 自分は、所詮部外者なのだから。
それでもやはり、今日だけは、エリアスが、最後に家族と過ごすまでは、 ともに居ようと思ったのだ]
"健気で…優しくて。良い人だ"
[彼女の背を見る顔に、その言葉は乗るだろうか]
(98) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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ー路地ー
[セレストが戦場に赴くと男が知ったのは昨日の配達中のことだった。 そして、彼女がもう村にはいないと知ったのは 今日の午前の配達のころだった。
今度は赤い紙がエリアスに届いたと知ったのも 今日の午前の配達中だった。 郵便物を届け、同時に集荷を済ませながら その二つの事件について聞かれることもしばしば。
それでも男は、大したことは言わなかった]
(99) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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どっちもさ、しょうがないよね。 必死になるしかないんだよねえ。
[民間人を呼ばなくてはならないほど策に喘ぐ軍人も。 死にたくなくても、後ろ指の恐怖から逃れられぬ民間人も。
男はどうなのかといえば どちらなのかを明かさないまま、今日も配達と集荷を繰り返す。 そのうち、自分は旅立つ若者たちに関わる手紙を 村に残る家族たちに届けることになるだろうと それぐらいの覚悟はしているようだったが]
(100) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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―少し前― ・・・そうなんですね。知ってたんだ。 わかります・・・もしどことも知れぬ場所で命を散らすより、ここで眠る事を選べるとしたら、それは当の本人たち以外にはありえないと、私はそう思っています。
[ブローリンのしぐさに一礼して、手早く立ち去った。きっとエリアスが来たら自分はまた泣いてしまうかもしれないし、彼の行くという決意をとどめてしまいそうだったから。そのままでいられる自信がなかった]
・・・・手紙、書くのかな。書くんだろうね。 そう、書いてあげるといい。きっとね・・・
[村の広場から、どこかへ。何かをしなければならない。エリアスには今夜に母と過ごすまでは自由にさせるつもりだったが、それから次に去ってしまうかもしれない誰かのために、何かをせねばならないと、そんな気がしていた]
(101) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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[少し離れただけで、ずっと傍にいたブローリンに視線を戻す。 普段なら離れて行く彼が居てくれたのはきっと今日が最後だと、互いに思っているからだろう]
――クラリッサはほんとうに良い娘だよ。
[まるで同意するかのように呟き。 もらったものを、丁寧にポケットの中に仕舞いこんだ。 クラリッサのクッキーは、温かいうちに食べたほうが美味しいけれど。 戦地に向かう途中に食べようと、そう思ったのだった]
(102) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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・・・・そうなんだ。ヨーランダさんが。 ソフィア、本当なの・・・それ。
[ほとんど何も食べずに出てきた中、空腹と気を紛らわしに立ち寄ったカフェで、ソフィアから彼女の死を聞いた。セレストと共に、墓地で佇んでいた彼女の事が思い出される]
・・・・・セレストが行っちゃったから、かな・・ ねえ、ソフィア。どう思う? ・・・セレストも、それが望みだったのかな? いえ、そうだと信じたいな、私。そうでなければ、あんまりセレストが可哀そうだもの。
[墓地に行くと、誰かが埋めたのか。ほんの少しだけ、彼女の埋葬を示す目印があった。少しの間十字を切った。自分にできる事は、結局そのくらいしかない。
そして、またどこへ行くともなく]
(103) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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あら、おはようエリアス。
………………。
[酒場出た所で出会ったエリアスの思わぬ言葉に、顔が強張った
――また、来たという赤紙]
ヨーランダは、ええ。…………ええ。
[言葉少なに頷く、狭い村だ 情報が早くても怪しまれることは無いだろう 何よりエリアスは訝しむような子でもない]
(104) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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そうね。でも、アタシは最後まで皆が帰ってくるのを待つわ。 だから、エリアス。 貴方も春までには帰ってきなさい。
[叶わないことはわかっている、それでも待つというしか それしか掛ける言葉は持っていない 去る背中を見送って、その足は本屋へ]
(105) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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―本屋― こんにちは。今日もやっぱり、いるんだね。 ねえ、そこの窓ガラスが割れてた。風邪ひくよ?
[どこへ行くともなく、結局たどり着いたのはここ。エリアスが明日には死地へ向かうとは思えないほど、ここは静かだった。
・・・窓ガラスが割れていた事を除けば、だが]
(106) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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[弱くブレーキをかけると、きゅるきゅると音が響く。 それはまるで映写機のテープを巻き取る音のようだった。 雪は完全には解け切らず、相変わらず残ったままだった。
メッセンジャーバッグの形を歪ませるのは大きな郵便物。 角を曲がって、ゆらゆら揺れる木の看板を目指して]
…よっこい
[全部言うまえにブレーキの音が大きくて自分で眉を顰めた。 ぼろぼろの鞄を肩に引っ掛けたまま、たたくのは本屋の扉]
じゃまするよ。 お届けものだよ。
(107) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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―本屋―
ああ……こんにちは、ミッシェルさん [声をかけられ、はっと顔を上げる。 何時ものように微笑みかけようとして、表情が翳る]
少々不注意で、割ってしまって。 予備の窓なんてありませんから、どうしたものかと 思案していたところですよ。
[良く見れば窓は外側から割られていたのだけれど 青年は誤魔化し、手に栞を持ったまま立ち上がった]
寒いですか? 宜しければ、お茶でも淹れましょうか。
(108) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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あ、こんにちは。
[ウェーズリーがやってきて、青年の表情に僅か希望が灯る]
本の入荷ですか? それとも……戦地からの手紙でしょうか
(109) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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―本屋への道―
[いつもとどこか雰囲気が違う店の扉の前 郵便屋の背中が見える]
あら、ウェーズリーさん。 お届け物?
……ベネット、居る?
[よく見るとガラスが割れている、これは一体? 声をかけると、中から来客中の声が聞こえるか]
(110) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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ベネットは、あんなこと言わないと思うけれど。
そうでなければ、そうね。
やはり、ヤニクかしら。
赤紙が来る前に、旅立ったのが自然だわ。
[本屋に入る前、残す呟きは次に眠るひとのこと]
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・・・あ、そうなんだ。うっかりね、ベネット。
[ちらりと店主の様子を見るが、傍目には変わったところはないようだった]
・・・うん。ありがとう。 本当は、今日はちょっとお酒でも飲みたい気分なんだけど・・
まあ、でもいいか。
[持ってきたブランデーの瓶をテーブルに置いて、腰かけたが]
あれ?ダーラさん。 ちょうどよかった、昨日はお店が開いてなかったみたいで。心配したんですよ。
(111) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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− 隊舎 −
[そこで聞いたのはエリアスに届いた赤紙の事。 本当になんて残酷な采配だろうと顔を歪めた]
はっ……本当に……兵士に見えない奴から呼び付けやがって。
[ふざけやがって…とは口にはしなかったが。 握った拳の内側でまた血が滲んだ]
エリアス…お前は……。
[答えを聞きたくて村へと足を向ける。 自分の手で叶えられる事なら叶えてやりたい。 だが、彼はそれを望まないだろうと判っていても……。 エリアスの本音を聞きたかった]
(112) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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[目を閉じて頷いた。きっと、彼女は村に残るのだろう。 それならば、聞かねばならない事がある。 今日はまた会えるだろうか。エリアスと分かれた後、 少し、探してみようと思う]
……
[それからも、他愛ない話を続ける。 彼らに確実な死が決まっている事を知っている自分は、 気安く"また"という言葉はかけられない。 帰って来いとも言えない。だから]
"Farewell, Elias."
[最後の紙にはそう書いて差し出した]
(113) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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寝ぼけたまま本を取ろうとして、雪崩を起こしまして。
[シャツのポケットに仕舞いこみ、青年は机におかれた瓶を見る]
ブランデー持参ですか。 お酒の方が良いなら、お付き合いしますよ。 ……何かありましたか
[極力表情には出さず、穏やかな笑みで問う。 どうやら外にダーラが居るらしい 声でわかる]
(114) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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ミッシェル。ごめんなさいね、昨日は…… セレスとヨーランダと一緒に居たのよ。
だからお休みさせてもらったわ。 今日はあける、つもりよ?良かったらいかが。
[エリアスが往くことを知らないはずが無いだろうに だからこそ、いつも通りに今日は顔を作れた気がする ブランデーの瓶をちらりと見えるだろうか]
ベネットに、話があったんだけど。 忙しそうならいいわ。
(115) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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…おやぁ。 人気があるね、ベネットは。
[扉を開ければミッシェル、後ろからは酒場の女将。 メッセンジャーバッグから包みを取り出しながら]
さあ、どうかね。 だけどいつものとっても真面目な郵便物じゃなさそうだ。
[郵便物の大きさからして、書籍だろう。 封はあいているので勿論中身は知っているが それは本屋が大分昔に発注をかけただろうもの。 保存食に関する本は、恐らく村の女性の誰かが依頼したもの]
(116) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 23時頃
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[どれだけの時間広場にいたのか。 ゆっくりと傾いていた太陽が赤い色を帯びる頃に、ほんの僅かため息をこぼし]
――そろそろ、帰るよ。 楽しい時間をありがとう。
[何時までも続けようと思えば続く会話を漸く切り上げて。 立ち上がったときに差し出された紙に視線を落とす]
うん―― 元気でね……さようなら。
[きっと村人には知らされていない何かを知っているのだろう。 だから、彼の挨拶にあわせて、またね、とは言わなかった。 他の誰にも言えない別れの言葉をつげて、広場から立ち去った]
(117) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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― 自宅 ―
[ブローリンからもらったもの。 クラリッサからもらったもの。 みんなからもらった気持ち。
それらを大事に抱えて家に帰る。 そのころにはさすがに母親の耳にも入っていたようで。 朝に伝えなかったことなどを怒られ泣かれたけれど。 戦地に向かうことは決めているから、ただごめん、と返すだけで。
ミッシェルも帰ってきた後、家でとる最後の夕食の時間を過ごす]
――姉さん、ありがとう……
[一日、出歩いていたことをとがめなかった姉に感謝を告げて。 そして一度自室に戻り、簡単な手荷物程度の荷物をまとめた]
(118) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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[そして、その夜は。 母と姉と、三人でともに居間で過ごす。
逆らいきれない睡魔に襲われて、眠りに落ちるまで――]
(119) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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[そして翌朝早く。 母や姉の見送りは断り。 村の入り口に向かう。 出迎えの軍人のほかに誰か居ただろうか。 誰が居ても、ただ、いってきます、と、手を振って旅立つのだった**]
(120) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 23時頃
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・・・そうなんだ。意外とおっちょこちょいね。
[うまく笑みを作れているか、今ひとつ自信がないが。もう一人の来客の方にもできるだけの笑顔を向けた]
ああ、ダーラさん。 そうね・・・ベネットと、ヤニクさんと話はしてたんです。 どうしようかな・・・ああ、でも今日はだめなんです。ごめんなさい。明日なら・・・
ああ、いいんですよ。私は用事があって来てるわけじゃないんです。ベネットに話なら、私はお邪魔しませんから、どうぞ?
[努めて穏やかに、そう声をかけた]
(121) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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ブローリンは、翌朝、ただ静かに敬礼を送る。
2012/03/28(Wed) 23時頃
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千客万来ですね ……午前中は閑古鳥だったんですが
[>>116ウェーズリーに苦い笑みを浮かべてみせる。 取り出された包みの大きさで、今度こそ青年の表情は明るくなる]
嗚呼……もしや、久々の入荷ですか? 漸く届いたんですね……
[嬉しそうに吐息交じりにこぼし、両手で受け取る。 依頼されてからもう数ヶ月。 あきらめかけていただけに、嬉しくて]
素敵なお届けものを、ありがとうございます [ウェーズリーに深々と頭を下げた]
(122) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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[互いにぎこちない笑みを交わしながら 青年はミッシェルとダーラの会話で思わず口元を押さえる。 瞬間後には、いつもの微笑みに戻してはいたが]
……珍しいですね ダーラがお話だけにいらっしゃるなんて。
お酒は何人分カップをご用意すれば良いですかね?
[見渡し、首を傾ぐ]
(123) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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[>>117、頷いて、立ち上がる。 手を差し出して、握手を交わした]
……
[強く握って、離す。これから彼と自分の時間が交差する事はもうない。 その時間の尊さを理解できるからこそ、この時間が持てた事を感謝する。
エリアスが見えなくなるまでそこで見送って、 クラリッサを探そうと、ゆっくりと広場を見渡した。 もし彼女が一人ならば、脆く儚い弱さ…あるいは強さを慰めようと。 所詮軍人の自分に、そんな役目が出来るかはわからなかったが]
(124) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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ああ・・・ウェーズリーさん。久しぶりです。
[家や村の道ではよく会うが、本屋で会うのは珍しい。何か本を配達に来た彼に、普段と変わりなさそうに挨拶した]
ベネットがそんなに喜ぶ本なんて、ふふ。珍しいね。
[ボトルを出したまま、くすりと静かに笑った]
(125) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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ほんと、ベネットはモテるわねぇ。 羨ましい……
[拗ねるような色を滲ませながら、届け物が本のようでほっとした]
ええ、そう言うと思った。 目一杯料理を仕込んでおくわ、明日また。 お酒も仕入れられたら、新しいものを。
[エリアスと最後の夜を過ごすのだろう その気持ちは痛いほどわかるから 翌日酒場の店主として、顔を見せるだけにする]
……ごめんなさいね。
(126) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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ブローリンは、ふと滲んだ視界に、立ち止まって目頭を押さえる。
2012/03/28(Wed) 23時頃
ブローリンは、ミッシェル達の輪の中に彼女が居ない事を確認すると、そのまま立ち去る。
2012/03/28(Wed) 23時頃
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− 広場 −
[広場にいたエリアスを見つけたのか、見つかったのか。 至って普段通りに見える彼と話>>76を]
よう、届いたんだって?
[掛けた声はいつも通り陽気なもの。 だが表情は真剣そのもので、じっとエリアスの言葉を聞く]
それが…エリアス、お前の本音か? 誰かの心配をするとかそうじゃなくて、 俺はお前の本心が聞きたい。 それを聞いてどうする、と言われたらそれまでだけど。 吐き出して欲しい。
(127) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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エリアスは、ブローリンの見送りを受けて迎えの車に乗り込み
2012/03/28(Wed) 23時頃
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そうかね。 活気があるのはいいことさ。
[それから、いつものように幾つかのプロパガンダの封筒。 これを店に並べるかどうかはベネット次第だが。
これがただの料理本だったら、検閲を抜けられたのだろうか。 きっと、保存食だから許されたのだろう]
じゃあ、これで失礼するよ。 まだ届けなきゃいけないものがあるからねえ。
[頭を下げる店主にひらひらと痩せた手を振り そして男は本屋を後にする。 ダーラが中に用事があるようなら、 扉を開けたままでくたびれた自転車を再び走らせ始める]
(128) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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[どんな言葉を聞きたいのか自分でも判らなかった。 ただ溜めているなら吐き出して欲しかった。 だがエリアスは言わないだろうとも判っていた。 身体こそ病弱だが、 その心は誰よりしなやかな鋼の様だと思っていた。 だから彼は春のご馳走の約束の話をするのだろう]
はっ。 エリアスらしいな。そんな細かい心配して。 いいよ。どうも山菜尽くしになりそうなのは確定だから。 俺もそう遠くない先に逝くから。 その時は、そうだな。酒の呑み方でも教えてやるよ。
[やれやれと呆れたように笑って、いつもの様に髪を乱す。 一瞬だけ流れる偽りの日常が彼の望みならば。 皆が生きている事が望みなら。 それ以上は何も言わず暫く髪を掻き回して]
(129) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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運が良ければ、戦地で逢おうな。
[それすらも叶わないと知りつつ、彼を見送る]
(130) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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エリアスは、クラリッサのクッキーを移動の合間に食べた。**
2012/03/28(Wed) 23時半頃
ブローリンは、車が見えなくなるまで、その体制のまま微動だにしなかった。
2012/03/28(Wed) 23時半頃
ウェーズリーは、ミッシェルの挨拶に手を振って自転車に乗ったらハンドル操作を誤って少し転びかけたがそのまま走り続ける。
2012/03/28(Wed) 23時半頃
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ダーラさん・・・ええ。ありがとう。 楽しみにしてる。 ベネットとヤニクさんとは言ったけれど、どうなるかはわかりませんけれどね。一度ピアノが聞きたいんですよ、あの人の・・
やだな、謝る事じゃないですよ。 気にしないでください・・・ 本当。
[彼女も知っているのだろうか。エリアスの事だから、いろいろな知り合いに話をしていたのかもしれないけれど。努めていつもどおりにそう答え、ウェーズリーが去るなら見送った]
(131) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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って、え。アタシ昼間っから飲むつもりじゃ……
[ないわよ、という語尾は小さく消えた 飲んで、一時でも忘れてしまえたらどんなに良いかと 誘惑に負けそうな、負けていいと思ってしまった弱い心]
(132) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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頼まれていた本なんですよ、もう大分前のことですが。
[ミッシェルの笑みに、青年は恥ずかしそうに言い訳を向けて >>128何時もどおりの封筒が続くと、嗚呼と短く声を落とす]
活気……まあ、お二人ともお客様ではないようですけどね。 ええ、ありがとうございましたウェーズリーさん。 お仕事、お疲れの出ませんように。
[手を振る彼に労わる言葉を向けると 自転車に乗る背を目を細めて見送る。 危なっかしい様子には思わず小さな声を上げたりもしたけれど]
……さて、と じゃあ、先ずはダーラの用件とやらをお伺いしましょうか
[見送りを済ませ、室内へ向き直って青年は問うた]
(133) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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[精一杯の強がり。エリアスに涙を見せずにすんだ。
ナタリアの家で出し尽くしたと思った涙。 なのに、一人になれば、あとからあとから……。
自分のものと間違えて、使ってしまった かの軍人のハンカチを目尻に宛がう。 泣き顔を誰にも見せてはいけないと、 村はずれの木下で、膝を抱えた。]
(134) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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ミッシェルは、ダーラの話の内容によっては、外に出るつもりで
2012/03/28(Wed) 23時半頃
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[道中、広場でブローリンの手招きを見た。 珍しいこともあるものだと思い。彼のそばへいく。
そこで何かを話したかもしれない。
例えば、自分がじきに旅立つかも知れないこと。 クラリッサとのこととか。
エリアスのことも話しただろうか?
それは短いながらも。 何か自分にもたらしたかもしれない。]
(135) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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ヤニクね、不思議な子よ。 犬みたいだったり、猫みたいだったり。 ピアノ、毎晩引いてくれるわ。
[だから、明日はいらっしゃい きっとその心に、音楽は染み入るだろう 彼が旅立ってしまわなければ、の話]
用件という程のものでもないのだけれども。 昨日、今朝かしら。 セレスが召集されて行ったのは知っているわよね?
それとは別件で、ヨーランダが遺体で発見されたの。 雪の中で眠っているようだったわ、という話。
[其処まで一気に話をしてから 何度か深呼吸、そして、少しだけ意思を強めに]
ベネット、アンタは一緒に逝きたいなんて 言い出さないわよね?
(136) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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―>>135ヤニクと会った際 "君は村を出ないのか"
[紙に書いて、見せる。 返答に頷くと、一度"村に心残り"、と書いて、 単刀直入に書く]
"一人で行くのか クラリッサは連れていかないのか"
[返答を得る。ややあって]
"それでも行く君の旅の理由 完遂を心から祈っている"
[出来る限りの事を、と戦火のまだ浅い地域を伝え、別れた]
(137) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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|
……は?
[セレストの召集は聞いていた。 けれど、続いた内容に青年は理解が追いつかない]
ヨーランダさん それは……後追い自殺、ということ……でしょうか?
[理解するまでに大分間があった。 意思強めに問われたのは其の直後。 青年は考える間もなく返答を紡いだ]
言いませんよ。 何故そんな必要があるんです。
(138) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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ミッシェルは、ダーラの話に、ぎくりとしたようにその目を見た
2012/03/28(Wed) 23時半頃
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[クラリッサに会えたのはどこだっただろうか。
広場でブローリンといた時か。 それとも、ナタリアの家で会えたか。
どちらにしても、ブローリンとのやりとりの邪魔はせず。 静かにその場を去っただろう。]
(139) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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−路地→−
あぶないねえ…
[危く転びそうになった体制を立て直して自転車は行く。 悪路を走れば自転車はがしゃがしゃと音をたて かといって坂道は顔を真っ赤にしてはしらなくてはならない。 それでも、郵便屋になってから一度も休んだことがないのが 男の密かな自慢でもありとりえでもあった。
この日も、郵便物の配達と回収を終えたのは夕焼けが夜にさし変わるころ。 明日の分の仕分けはもう、すんでいる。 後はもう眠るだけで、きっと自分が午前の配達をするころには また誰かの元に手紙が届き、また誰かが行くのだろう]
(140) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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あの様子じゃ……いや、エリアスの姉なら…生きる事を選ぶよな。
[ほんの一瞬、ミッシェルの顔が浮かんだが、 その幻想を苦笑で掻き消す。 村の人間全てを愛しく想い、村の中で眠らせたいと願う者がいる。 その心も痛いほど判る。叶うなら手伝ってやりたいと思う。 けれど自らの意志で出ていく事決めた者もいる。 眠る事を良しとしないと言う者がいるのも判る。 ……誰の想いを汲みたいのか。自分は何をしているのか]
ただの自己満足の殺人者…か……。
[望むなら叶えたい。だが、自分の望みは……。 エリアスに本心を聞きたいと言いながら、 自分の本心の在処も判らなくなっていた]
(141) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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…それしか、選べなかったんだねえ。
[誰もいない、自宅。 目の前には細い湯気を立てるごく薄いコーヒー。
ぽつりと呟けば、薄く白い狼煙のような湯気が ふわ、と揺らめいてまたのぼる**]
(142) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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ブローリンは、暗くなった頃。前にも聞いた小さな音に、そっと近づく。
2012/03/28(Wed) 23時半頃
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>>137
[ブローリンから、クラリッサのことを問われ。]
……彼女はここに残るそうです。
[連れて行きたいのは自分のわがままにしかすぎない。 そして、村に残るのを決めた彼女にとって。 自分は同じ道を歩くべき相手ではないのだと。]
(143) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
|
|
広義の意味では多分そうなるわ。 セレスに対して、一番想いが強かったのがヨーランダだったから。
[先日交わした三人での会話。昨日の会話 どちらも頭には残っていて]
……良かった。 そんな迷い事言い出すならアタシがぶちのめそうと思っただけよ。
ベネット、……アンタは生きて。
(144) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
|
クラリッサは、物音が聞こえたなら、ぴくりと肩を動かし、顔を上げるだろう。
2012/03/28(Wed) 23時半頃
|
―ヤニクと話した、去り際に
"君の思いは、薄いものではない 旅の目的が、その思いを上回っただけの事"
[もしもそうでないのなら、残る道もあるだろうが]
"Be safe."
(145) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
|
|
[旅を続けることへの応援と。 戦火の戦火の浅い地域を教えてもらい。]
……ありがとうございます。
[ナタリアの家に向かった。]
(146) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
|
ブローリンは、木の幹を挟んで腰掛ける。一つだけ見える星を仰いで、ゆっくり呼吸を。
2012/03/28(Wed) 23時半頃
|
そう、ですか。 私はヨーランダさんの交友関係全てを存じているわけでもないので
[少し寂しげに笑い]
墓地の管理まで、仕事も増えてしまいましたし 当然生き延びますよ 万に一つ召集でもかからない限りは、ですが。
ダーラ、ハーブティーでも淹れましょうか ミッシェルさんも、ブランデーでなくその方が 心が落ち着くと思いますよ。
[表情と共に口調を切り替え、何時もの調子を装って茶を淹れにゆく。 まもなく湯気立ち昇る三つのカップと、空のグラス二つが机に並んだ]
(147) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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・・・・そうなんだ。 セレストは、ヨーランダさんときちんと話をしていたんですね。・・・・それなら、よかった。
[聞こえてきた声に、ぽつりと呟いた]
・・・ええ。ベネットは生きないといけない。 ・・・・・ここだけは、変わらない場所であってほしいって、私も思うもの。
[ダーラの瞳には何が映っているのだろう。その色が何であっても、自分の考えはあの生真面目な軍人に語ったものと変わらないだろうが。ひとり言のように、また呟いた]
(148) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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・・・・ありがとう。それじゃあ、ハーブティーで。
本当言うとね、これ一人で半分近く空けちゃって。 体に悪いよねって、思ってたとこなんだ。
・・・・これなら、格好悪いところ見せないで済みそう、かな・・・
[少しだけ手が震えたが、後はいつも通り]
(149) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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[幹を挟んで人の気配がする。 そっと抱えた膝と腕の間から、誰かを確かめる。]
やだなぁ……。 また、泣いてるところ見られちゃった。
[ぽつりと、自分自身に苦笑するように呟く。 それ以上は、今は言葉にできなくて。]
(150) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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[泣き声にハンカチを差し出そうと思ったが、 渡すものが増えてしまう。少しとまどって、 暗くて言葉も投げられない事を内心、嘆く]
(151) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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……早く死ねと、言わないんですね
[二人から、生きろといわれ 青年は困った顔をして笑う]
この場所が、変わらないことは 悪い事ではないんですか
(152) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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ベネットは、ミッシェルが一人でブランデー半分開けた事に驚いて、後半聞き取れずに首を傾いだ。
2012/03/29(Thu) 00時頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/29(Thu) 00時頃
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[ナタリアの家に着いた後。
すでにクラリッサの姿はなく。 その名残であるクッキーを老女から振舞われた。
かすかに温かく。やさしさ味だった。]
……ナタリアさん、今度ピアノ聴きに来てください。 リクエストあったら弾きますよ。
[老女は穏やかに見つめる。 迷っていることは話せず終いのまま。]
(153) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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[顔を伏せる。邪魔だったろうか。 一人で誰かの為に泣く事は辛いと思う。 黙っているだけの自分でも良いなら、 そばに居るだけでも、とおもったのだが]
……
[一つ、鼻を鳴らす。鼻下に指を置いて、ため息をついた]
(154) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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昨日ね、ウチで三人で。 だからヨーランダについては驚かないんだ。 一緒に逝くことも、止めることも出来なかった。
[それだけが、心残り]
……って、相当飲んだの?
[酒豪でもないのに、飲みたくなる気持ちはわかるから 驚いてみせるだけにしておく]
死ねなんて、アタシが言えると思う? バカねえ。 アタシが招集されたら酒場も墓場も見るのよ?
(155) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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[そこで、墓守の女性ヨーランダのことと。
エリアスに赤い手紙が来たことを聞かされた。]
(156) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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ブローリンさん 溜め息をつくと、幸せ逃げちゃうわ。
[無口な人の内心を読むことできず。 この人も、泣きたかったのだろうか……と。 思って零した言の葉は、いつかと同じ言葉。 違うのは、先ほどの延長のように、名を呼んだこと。]
……でも、泣きたかったら、泣いてもいいの。 貴方も、エリアスちゃんと仲良かったから。
[膝に耳をあてて顔を横にして、鼻に指をあてる様を見つめた。]
泣いても、いいよね。
[相手に泣いてもいいといいながら、 自分がそうすることの許しを請う。]
(157) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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[考え倦ねていた
この村に留めておきたいのは 誰なのかを]
…………。
[引き金になったのは、クラリッサの言葉だった 並んで眠っていたらきっと、幸せだろうと
そう思う女の心は既に壊れきっていた]
[だから]
(158) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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ダーラが止められないなら 他の誰が止められるでしょう ……そうでした。 酒場に本屋に墓場ですか、多角経営は一人じゃ難しそうですね。
[暖かなハーブティーを二人へ勧め、カップを手に 青年は微笑む。 彼女等の内心に巣食うモノも知らぬままに]
(159) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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[手袋をしているのに、赤く染まった掌が浮かんで見えて]
………迷ってる暇なんてないんだよな。
[迷う間にも人は死ぬ。 遠い苛烈な地で形も残さず消えるより、知った地で眠る方が 幸せだと……それは勝手な思い込みだとも理解している]
それでも、俺は……あんな惨い場所で あんた達には死んで欲しくない。
[それが身勝手な本心。 故郷で無くとも。 愛着の生まれた地で眠れるなら……戦地より余程マシだと 思わず漏らす]
(160) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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ああ・・・・ダーラさんのところで。 それでだったんですね。
[納得した、というように先程の墓地での埋葬の様子を思い出した]
・・・・・本人達が納得ずくなら、私には何も言う事はないけれど。
・・・せめて大事な人にだけは、やっぱり生きていてほしいとも、思います・・
[最後の一言は、本当に微かに、呟いただけ]
・・・・ええ。思ったよりも結構飲んじゃいました。 親方にも付き合ったりしてたから、飲めないってわけじゃないですけど。やっぱり少しだけ、頭が痛い。
(161) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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これは俺の我儘だ。
[決して交わらない願いが重なった時は どちらを優先させればいいのだろう。 自分1人なら許されない事だとブレーキが働くだろう。
けれど、ずっと前から……逝かないで欲しいと心で 叫び続けた声を知っているから]
…俺は悪魔でいい。
[赤いその手を強く握りしめて顔をあげた]
(162) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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ダーラ……哀しむなよ、嘆くなよ。皆あんたの傍にいるから。
[白い雪道を罪に染まった身体で歩きながら呟いた)
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ベネットはさっさとお嫁さんを貰えばいいわ。 そうすれば人手も増えて経営も楽でしょう? ついでにどんどん子供も増やしなさい。
[ハーブティのカップを有りがたく受け取る 優しい香りで、壊れた心にも染み入る 彼だけは、否彼と同志だけは手にはかけられない]
(163) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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[改めて言われて、何度か、瞬きする。 掬った水を飲むように手を顔の前にかざすと、 ことさらに口でため息をついた。 ひひゅ、と口笛をしそこなったような音がなる]
……
[その手を、何かを包むように、祈るようにも見える仕草で眼前にとどめる。 そして、手を伸ばして、彼女の片頬に触れた。 すでに濡れた目尻を、そっとぬぐう。もしも、そうしてまた堤防が決壊してしまったら、 その顔を引き寄せて抱きしめるつもりで]
(164) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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そうね。 生きていて、……欲しいわ。
[それが叶わないともう諦めているからこそ 手は伸びるのだけれども]
意外と飲めるのねぇ。 二日酔いには、……ああ。ヨーランダに薬草を。 どこにあるか、わからないわ。
(165) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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……頭が痛くなるまで飲んでらしたなんて それでは、こちらは没収ですね。
[ブランデーの瓶と、二つのグラスを机から片付けてしまう]
今度は素面で飲みにいらっしゃい。 そのときまでお預かりしておきましょう。
[ミッシェルを諭すような口調でそう言って 生産的なダーラの言葉に、青年は苦笑いを浮かべる]
生きて戦争を潜り抜けられれば、そうします。
(166) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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ー酒場ー
[戻った時には誰かいただろうか。 まだ、店が開いてないない時分だが。
他に客がいないのならば。 練習がてら弾いていいとダーラからはいわれている。
奏でるのは。 ショパンの「エチュードop10-12"革命"」
左手の激しいアルペジオで歌い。 右手のユニゾンでは叫び声のごとき激情を。 自分の中のふたつの思いは迷わせ、ひしめき合う。
「これは私に多くの痛みを残した。それを分かっていたのかもしれない!」
怒りは何に対してだろうか。]
(167) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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[この村から招集出来る人間がいなくなれば 自分達を前線に出さないわけにはいかないだろう]
悪い…。
[罪無き村人には安らぎの眠りをこの地で。 血に染まった自分は…戻らぬ戦地を]
春になる前に還って来いよ。
[エリアスを見送る事はしなかった。 すぐに…彼の魂はこの村に還って来ると信じていたから。 叶うならそれまでに戦争が終わっていれば…良いのにと]
(168) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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・・・・そうね。ベネットはきっといい父親になると思うな。
・・ああ。没収されちゃった・・・ 仕方ないね。取りに来るから預かっておいて。 その時には、きちんと素面で飲めるようになってるから。
[少し俯いて残念そうに、しかし落ち着く香りのハーブティーを受け取り、そう呟いた]
・・・少し二日酔いみたい。やっぱり止められちゃった。 そう言えばヨーランダさん、薬草にも詳しかったんでしたっけ。ああ・・・私、本当に村の人達の事、何も知らなかったんだ。
[カップにちびりちびりと温かさを惜しむように口をつけながら、呟く]
(169) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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[過呼吸の人が、息を求めるような音は、哀しく響いて。 祈りのような仕草に、多分きっと自分が放った言葉は、 間違ってはいないのだろうと、クラリッサは思う。]
……っ
[そして、許しを伸ばされた手に感じた。 ゆっくりと伏せた瞼。震える睫毛から雫が零れていく。
抱きしめられたなら、声を殺さずに泣くだろう。 声の出せない彼の分も……とは、きっと傲慢だけれど。]
(170) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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……ドナルド。
[亡き親友の名をつぶやく。]
(171) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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私を真似て育つとろくな大人になりませんよ。
[ミッシェルの声に苦い笑み浮かべ ハーブティーを受け取る姿にほっと息を吐く]
ええ。 大事にお預かりしておきましょう 次にいらっしゃるときは、ヤニクさんも交えて ご一緒に酒盛りでもしましょうか
[鎮静作用のある香りが、ひしめく本のにおいと交じり合う。 何も知らなかった、という言葉には青年も静かに頷いた。 村の中で 本屋の中だけが、静かな時を刻んでいるような錯覚 不意に訪れる現実は、青年の心に棘を残す事もある]
(172) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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―その後・夜― [どのくらい話をしたか。自宅に戻れば、エリアスがいて。母には気づかれないように、しかしできる限り腕をふるって、せめてものごちそうをこしらえて、それから・・・
色々な話をして、3人だけで過ごした。
それはきっと、エリアスもセレストと同じように、見送られず一人で出て行ってしまうのだろうという確信があったからなのかもしれないけれど]
・・・待ってるよ。いってらっしゃい。
[眠る前に、一言そう言い残した]
(173) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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