8 DOREI品評会
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人
狼
墓
少
霊
全
良家の娘 グロリア は 記者 イアン に投票した。
良家の息子 ルーカス は 本屋 ベネット に投票した。
修道女 ツェツィーリヤ は 本屋 ベネット に投票した。
道化師 ネイサン は 本屋 ベネット に投票した。
小僧 カルヴィン は 本屋 ベネット に投票した。
紐 ジェレミー は 本屋 ベネット に投票した。
本屋 ベネット は 子守り パティ に投票した。(ランダム投票)
若者 テッド は 本屋 ベネット に投票した。
子守り パティ は 本屋 ベネット に投票した。
琴弾き 志乃 は 本屋 ベネット に投票した。
ランタン職人 ヴェスパタイン は 本屋 ベネット に投票した。
長老の孫 マーゴ は 本屋 ベネット に投票した。
記者 イアン は 本屋 ベネット に投票した。
本屋 ベネット は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
紐 ジェレミー が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、良家の娘 グロリア、良家の息子 ルーカス、修道女 ツェツィーリヤ、道化師 ネイサン、小僧 カルヴィン、若者 テッド、子守り パティ、琴弾き 志乃、ランタン職人 ヴェスパタイン、長老の孫 マーゴ、記者 イアンの11名。
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 01時半頃
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[躾の良い犬は散歩の後の毛並みを整えられるかのように、使用人たちの持ってきたタオルで身体をぬぐわれて。]
…ぁ……ンっ。 [排泄孔で咥えこんでいた尾を引き抜かれると、名残惜しそうにピクンと身体を跳ねさせ、ふるふると身を震わせてへたりこんだ。 暫くとろんと陶酔感に沈む間もなく、引き立てられる。 足取りは細いヒールの靴と、体から力が抜けたせいで、危なっかしく不安定。]
(0) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 01時半頃
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― 客席→客室 ―
おやおや、そうなのか……。
[彼女は知らないだろうが、奴隷売買という危ない橋を渡る面々が、各国の裏事情を知らない訳がない。確かに道楽に生きてはいるが、だからこそ、自己防衛には余念がないのだ。 特に主催ともなれば云わずもがな。
――自信ありげな、ヨアヒムの様子と、自身の情報網より危険は無いと判断する。この世界で、奴隷の末路は主人次第なのだから。]
そう、一先ずは話を。 待っているよ?
[金の目の青年に云い置いて、ルーカスも席を立つ。 断られたにしても、紅茶と菓子を用意するのが出迎える側のマナーだ。 異国の女が所望したものも、過不足なく与えられることだろう。
貴族の長男は、ゆったりと豪奢な椅子に足を汲んで、来客を待つ態。]
(1) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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女王様? あら、私はそんな恐れ多い方じゃないわ。 女王だって、弱いのよ。
[伸ばされた手は、避けない。 抱き寄せられても、その腕の中、見上げて]
拘束がなくなったからかしら? ずいぶんと強引ですのね?
[止めが入ろうとすれば手で制して。検分するかのように扇子を持たない手を胸へと伸ばす]
(2) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 01時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 01時半頃
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―控え室― [清めるのにと渡されたのはまずは冷や水で絞ったタオル。 自分の露とローションでべたべたになった肌がぴりりと引き締まって、 身体の火照りを冷やすのにはちょうど良かった。 出来れば、風呂にも入りたかったが仕方がないこと]
…あっ。
[身体が冷えて、漸く醒めた身体に自分が舞台上でなにをしたかと思い当たって、 その場で肘を抱えぺたんと床に*座り込む*]
(3) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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― 控室1→ルーカスの部屋 ―
[隅で膝を抱えるように休息するも それは本当に僅かな間だった。 足枷の先の鉄の玉 ――― 鉄の心地。 両腕の手首にも、それはあって。 薄らと枷の痕はあっても赤くなってはいなかった。
連行されるなら睨んだ瞳は常のまま、無言で立ち上がる。 志乃が共にいるのなら、少しだけ眉を下げた顔を見せた。
枷は外さないのは、毎度の事で足の裏で鉄球を転がして 地下から階段を登れば、茶を振舞われた部屋が近付いた。
連行してきた男が、彼の部屋をノックした。]
(4) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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[奴隷からの苦言は何も受け付けないスタッフたちに71回しつこく纏わり、漸く入浴の許可を取り付けた。そうでなくては、あの妙に古びた控え室では、蟻にでも集られてしまいそう。 舞台での痕跡を洗い流し、それでも周囲に女だとバレていることは間違いない。 生来の憧憬に負けて、つい着替えにはドレスを選んでしまった。 黒とボルドーの天鵞絨生地も美しいワンピース。 詰まった首元に大きなリボン、パフスリーブに腰は縊れAラインのスカートの裾はひらひらと蝶の羽のような幾重ものフリルとレェスで飾られている、古典的なドレスデザイン。 どうにも短い髪が不自然なので、共布のカチューシャを飾ることで、幾分か女の子らしさをアピールしている。 そして、帰り着いた控え室で、少女は置かれた少し曇った鏡の前から離れないのだった。]
(5) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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ふうん。こんな悪趣味な服があるのねぇ。
[黒い布の塊を引き抜き、身につける。 身体を清めたり、手枷足枷が邪魔をする時は、下男に手伝わせながら。]
だァめよ。膣の中を覗き込もうとしても。 アンタ女に飢えてるの?馬鹿ねぇ。 誘うならもっと上手くやりなさいな。
[と、服を完全に着込んで、ひらりとターンした。]
ふふ。こう見えて「本職」なのよ。メイド兼子守。
[獰猛な目をした彼女が着込んだのは、漆黒色に白いエプロンを掛けた、ハウスメイドの制服。それを「似合う」と評するのは、おそらく100人中1、2人くらいのものだろう**]
(6) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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[強引に伸ばした手は、手が届いてしまった事に驚いて止まる。上質な黒いドレスに身を包んだ身体を、腕の中に捕える事が出来たものの。 拒まれない事で逆に、自分は無力なのだと思い知らされる。]
今の方が、枷の重みを感じてるさ。 そう、単純な力なら、あんたの方が弱いだろうけども。
[背に回した手にそれ以上力を籠める事は出来ずに、伸ばされた手に濃茶色の視線を落とす。口惜しそうに唇の隙間から息を漏らした。]
もっと、触ってよ。 もっと下でも良いんだ。
(7) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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[少女の姿を確認しようと先ほどの場所を見れば、もうそこにおらず。 ワンピースを握っていたことまでは確認できたけれど]
あの子、女性の格好をする気になったのかしら?
[小さく笑う声]
(8) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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[小さな頃、メイドが使っていた化粧道具を持ち出して怒られて、酷く叱られた記憶がある。それから、女性らしい小道具や装飾品は、少女の中ではタブーになっていた。]
こんなところで叶うなんて……皮肉なものだな。
[鏡の奥から不安げに見返してくる少女は、本当に自分なのだろうか? 髪を伸ばして巻いて、結い上げて。頬や唇に紅差し化粧を施したならば。 自分が憧れていたもう一人の自分が、そこに居た。 ひくり、と一つ嗚咽を呑み込む。 この小さくか弱い手を取る、夢の中の王子様は、もう望めないというのに。]
……………………おうじ、さま、か。
[偉そうなNo.3をつけられたあの男は、それに近い身分だったのだろうか。彼等の言葉はさっぱり分からない。 そういえば、他の奴隷たちの名もほとんど聞いていなかった。 一番想像していた理想の相手に風貌や雰囲気が近いのは例の紳士だが、いつもつまらなさそうな不可思議な威容を纏う男も、得体が知れないながら身分は高いのだろうと憶測する。 最後に思い出したのは、叫ぶ黄金の眼をした彼と、つい縋りかけた残酷ながらも背格好の逞しい男。]
(9) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 02時頃
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― ルーカスの客室 ―
やあ、ようこそ。 まぁ、座りたまえ。茶も菓子も用意してもらったよ。 嗚呼、薬などは入っていないから、安心すると良い。
[彼らは2人で連れてこられた筈だ。 此処の使用人たちが、客に二度手間をさせるようなことはしまい。]
さて、どこから話せば良いかな?
[ルーカスは優雅に紅茶を啜りながら、思案顔を作る。]
君たちが、先に何か云いたいことがあれば、云ってくれて構わない。
[彼らの拘束具がなければ、親しい友人に声をかけるように言葉を紡いだ。]
(10) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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[腕が止まると不思議そうに首を傾けた]
どうしたの? 先ほどまでの貴方らしくないわ。 枷の重みは、心持次第よ。 奴隷でも、客でも、心だけは誰にも侵される事はないもの。
[零した言葉は目を伏せて]
あら、触って欲しいの? 私が奉仕するのは違うのではないかしら?
[触って、という声に胸に当てていた手をそのまま下へと辿っていく。臍の下まで来たところで、それは離れた]
(11) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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小僧 カルヴィンは、現実を知らしめる冷たい鎖が、足元で鳴った。
2010/04/06(Tue) 02時頃
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― ルーカスの客室 ―
―――…。
[部屋に入れば灰青を睨みながら、志乃の半歩前の位置を取って僅かに護る姿勢を取る。]
何の茶番だよ。 奴隷と会話を楽しむ気なんてねぇくせに…
用があんならさっさと済ませろ!
(12) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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― 控室→ルーカスの部屋 ―
[控室に着いて頼んだものを手渡されると、こっそりと物陰で下着を身につける。 じゃらりと鳴る手元の枷は嵌められたまま。 黒髪を纏めて肩の向こうやれば、タオルで胸元の粘液を拭った。 奥の方まで入ってしまったものは、帯が邪魔でそれ以上は拭けない。 まさか着直す訳にも行かず、しょうがないと我慢する。 舞台での後処理をしているとまた身体が熱を帯び始めたが、 必死にそれらを頭から振り払って考えないようにした。
それから、襟元を整えて程無くして。 金目の青年と共に灰青の男の部屋へ連れて行かれた。 彼の顔を今はあまりまともに見れなくて。 ぱっと目線を逸らす。 視界の端に捉えた眉を下げた顔には、複雑な想いを抱いた。
彼は最初に檻を出た時と同じく、此方の鉄球も器用に転がしてくれて。 灰青の男の部屋に着くのに、そう時間はかからなかった。]
(13) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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― ルーカスの客室 ―
おやおや、酷い言い草だな。 私は、ある意味君たちを守ってあげていたのだけれどね? 気が付かなかったかい。
[真意は別にあったが、それもあって客席のゴタゴタに加担してしまったといっても良い。故に、先延ばしにしていた愉しみを今此処でしようとしていた。]
『さて、君は、初めてを彼に奪ってもらうのと 他の誰かに奪ってもらうのと、どちらが良い?』
[視線は異国の女に、問いかけは日本語で。 君とは異国の女を、彼とは金目の彼を指す。]
『――…選ばせてあげるよ』
[優しい声音、微笑で紡いだ。]
(14) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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― ルーカスの部屋 ―
[部屋に入るなり、灰青の男はいかにも紳士的な態度で私達を出迎えた。 優雅に紅茶をすする彼。]
……、…っ。
[その優雅さの裏には、どんな思惑があるのか。 漆黒がじ、と灰青を見詰めていると、金目の青年は私の半歩前に位置取って。]
――――…!
[部屋の主へと大きく吼えた。 突然のその声に少しだけ驚いて、びくと肩が揺れる。]
(15) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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舞台を見ていたと言うのに、残酷な、残酷な事をおっしゃる。 心だけは 等。
[ほっそりとした婦人の手が滑り行く先を、小さく息を詰めるようにして見る。 指先が止まった所で、せつなげに視線を上げた。 少女達の嬌声、よく出来た雌犬に触れていたイアンのペニスは汗で湿ったズボンの下、緩く勃ちあがったままだった。ぴくりと腰を揺らし、僅かに視線を背けて息を吐く。
グロリアの背に回した腕はそのまま。 即物的に股間の熱を押し付けかけて、──何とか、留めた。 首を横に振る。身長差では見下ろしているのに、揺らがない女王を見上げる様な表情。]
──違うッ 奉仕、とか そんなつもりは……。
あ、嗚呼。後で部屋を訪ねさせてください。
[そっと手を離し、懇願した。]
(16) 2010/04/06(Tue) 02時頃
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―― 控え室 ――
僕は男じゃない……。 背も高くないし、身体だって大きくない、 力も強くないし、結婚しないと爵位も継げない……。
[その家も、もうないも同然だけど。 それにいつまでも縛り続けられる自分が急に莫迦らしくなった。]
このまま、最期に女の格好をして、 舌を噛み切ってしまおうか。 どうせ売れ残れば、それより酷い死に方をする……。
[シルバーバーグ子爵はもうどこにも居ない。 鏡に問いかけながら、ふと控え室の他の奴隷を気にしてみる。]
(17) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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やり方が温いと、いわれたけど。 貴方たちからすれば、あれでも大変だったのでしょう。
女の子は、何も知らない子が多かったみたいだし。
[ふう、と息を付いた。 腰が動いた気がするけれど、見なかったように顔を上げて]
あら、違うの。 別に何を言っても構わないのよ? 最初にそう言ったでしょう? そんな小さなことで腹は立てないと。
いつの間にそんなに丁寧な口調になったのかしら?
[微笑んで。手が離れると扇子で少し男を扇ぐ]
ええ、いらっしゃいな。デザートが用意されてるはずだから、ご馳走するわ。
(18) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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長老の孫 マーゴは、良家の娘 グロリアとイアンの重なり合う姿に何かを*覚えた*
2010/04/06(Tue) 02時半頃
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― ルーカスの客室 ―
…
[言葉は止まる。
守る、どこが? と言いかけたけれど 舞台上でした事と言えば相互の自慰行為。 あの少女や他の面々を思えば、まだ ましな方だ。]
…で、これからも守ってくれるって 約束でもしてくれんのかよ。
[続く言葉は、異国の言葉。 指をさされれば、ぱちりと金を瞬かせた。]
…何て 言ったんだ?
(19) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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[部屋の主は吼える彼に怯む事無く、淡々と言葉を続ける。 そしてその灰青が此方に向けられて、母国の言葉で問いかけられれば。]
――――…、は…?
[間抜けな声が唇から零れた。 漆黒はまるくなって、ぱちぱちと瞬きをする。
その問いかけはあまりにも唐突で、直ぐに意味を汲み取れなかったが、続いた言葉には漸く理解した。]
な…っ、…何を言い出すかと思えば!!
[キッと微笑みを浮かべる顔を睨み上げる。 初めての相手を選べと、むちゃくちゃな問いかけだ。 漆黒はちらりと一度、瞬く金の瞳を見る。]
(彼を、初めての相手に…?)
[ふと思ったその瞬間、顔に熱が集まっていくのがわかって。 じゃら、と鎖を鳴らし、見られたくないと顔を両手で覆った。]
(20) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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[淡く色づいた白皙の肌へと飾られていく緋色の縄。 柔らかな胸の下を渡し、両乳の根元を八の字に締めてそのやわらかさを強調する。 淡く透ける黒いレースのガウンを羽織らされて、高いヒールで静々と歩む。
暑苦しいフリルの豚に囁かれた通りに、静々と階段を登る。 両手には恭しく酒の盆。 幽玄な香の焚かれた部屋の、幾重ものヴェールの下へと…*]
(21) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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― ルーカスの客室 ―
さて、例えば、これからも君たちを守ったとして 君は私に何を返してくれるのかな?
[女の答えを待つ間に、ルーカスは金の眼に灰青の眼を向けた。小さく肩を竦める様子は、タダでこれ以上は無理と謂いたげでもあった。]
――…此処はオークションの場だ。 私の一存ではどうにもならないこともある。 ただ、君に言っておくとするならば、ヒントは先程の落札だ。
[暗に全賭けをすれば、どちらか一人は確実に落とせると。実際それをする気かどうかはともかく。
――…まるでどちらを落として欲しい?と尋ねたのだと言いたげに。]
一応、私は私の手で殺すような真似はしない。 それは、約束しよう。
[嘘ではない言葉。作品として出来あがった後、自分の手を離れた後のことは知らない。視線は再度異国の女へと戻る。]
(22) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 02時半頃
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[大変だった、何を言うのだろう彼女は。 小娘でもないイアンが頷けるはずも無く、口端を持ち上げ白い歯をみせて笑い返そうとする。グロリアの手のひらで踊っている気しかしない。]
立場と状況が頭に入って来るから、さ。 アレは萎縮しないけどね。
熱くて──。
[乱れた濃茶色の髪が掛かるイアンの額には薄く汗が光っている。熱は身体だけではなく、瞳にも。あおがれる扇子の風が僅かに心地良かった。]
デザートなら、女の子を連れて行きましょう。 あなたが二人きりを望んでくれるとは思えない、から。
[イアンの足にも鉄球を付けなくてはならない、下男達に押されるようにして、グロリアから少し離れた。此処では扇子の風が届かない距離は、容易に作られてしまう。]
(23) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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― ルーカスの客室 ―
『一応、君を思っての提案なんだけれどね……。』
[顔を赤らめ、それを覆う女の裡は知れようというもの。]
『この先、他者とのまぐあいを避けられる保証はない。 それで、一悶着あったからね。 女は初めては好いた相手が良いのだろう?』
[好いた相手の体温を知らぬのと 誰かと混じり合う度に、好いた相手を思い出すのは、 果たしてどちらが残酷なのか。
――ルーカスは後者だと思っている。 だからこそ、それをさせようとしていた。 その裡を見せぬ、常と変らぬ微笑を湛えて。]
(24) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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[つと立ち上がる。 足枷の先の鉄球は変わらず、よく考えればこれをつけて水槽などに入れられたら溺死していたのではと思い当たる。 片方だけヒールの高い靴を履くわけにもいかず、ドレスに似合わない素足は慎ましさを塗り替えて淫乱に魅せるのだと、あの舞台で覚えた。]
……ひらひら、すーすーする……。
[全裸ほどではないけれど、落ち着かない。 そして身についた所作もまた、男のそれであるため、ドレスとはチグハグで正に馬子にも衣装といった状態。 ただ、風を孕んで広がるスカートが嬉しくて、裾を摘んで一回転してみる。]
……っふふ……はは、ははは。
[自分が可笑しくて涙が出てきた。]
(25) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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[男がどう受け取るかまでは知らず。笑みを湛えたまま]
熱い? 身体がかしら、汗が出ているもの。
[首を傾けて、額に光る汗を見た。手を伸ばし触れようとしたところで下男たちに引き離される]
あら、邪魔をするのね? まあよろしいけど。
女の子を? 誰を連れていらっしゃるのか、楽しみだわ。 では私のまで含めて三人分、用意しておくわ。
[にっこりと笑って、その場を後にする。与えられた客間へと足を向けた]
(26) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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― ルーカスの客室 ―
かえ…す? そもそも、俺達の立場で返せるもんがあるかが不思議だけどな。
[あるのは身体だけ。それだけだから。 そんな視線で灰青を見つめ返して、落札の言葉には 持ち点の全てで人を買った先刻の事が思い出させた。]
――― 殺さなくても… あんな酷いこと耐え続けられるわけねぇ。
[じゃら、と両腕の枷の鎖の鳴らして、吠えかかる獣。 けれど言った後に、すぐ唇を引いて負い目のある顔。]
――― ……?
[鎖の音と共に顔を覆う異国の女の様子が気にかかった。]
(27) 2010/04/06(Tue) 02時半頃
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[イアンは自分の胸に手を当てる。祈りを捧げる前や、国家を詠唱する前に取るポーズに似ている。グロリアの笑みに僅かに口端に力が籠る。]
──…… 熱い。 嗚呼、身体も さ。
[彼女から伸ばされかけた手に、何度か大きく瞬きをする。 足枷に加えられる鉄球の重みは、拘束が外されていた時よりもいっそ自然に思われた。この短時間の間に。おそるべき事に!]
三人──分かった。
[少し低く掠れたような声で、答える。 にっこりと笑って立ち去るグロリアの背を、暫く見詰めていた。それから、追い立てられるように、他の奴隷達が居る控え室へ。]
(28) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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小僧 カルヴィンは、記者 イアンに一連の行動を見られたかと、鏡の前でびくりと跳ねた。
2010/04/06(Tue) 03時頃
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― ルーカスの客室 ―
殺されるのが良いなら 買い残されるのも有かもしれないね? そのように、振る舞うと良い。
[青年の枷が鳴る音に合わせて、喉を鳴らす。 負い目のある表情に、灰青を細めた。]
まぁ、残れば残るだけ、舞台上で辱められることになるだろうけどね。 彼女も、何人もの肉棒に突かれても、文句は言えないのだよ。
[そして、異国の女を気にする、青年を煽る様にそそのかす。]
……その前に、君が抱いてあげるのも、優しさかもしれないね。私に初めてを捧げるよりは、彼女も良いだろう。
[青年がしないなら、青年の目の前で抱いてやるのも良い。 そんな裡は、やはり表には出なかった。
ルーカスは優雅に紅茶を啜る。]
(29) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンに、よう──お嬢ちゃん。
2010/04/06(Tue) 03時頃
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身体も? ……そう。
[それ以上言及することはせず、掠れた声が耳に届く。 部屋に向かう足取りは、ここに来た時と同じ。
貴族の娘として育てられたことも、父から受けた「教育」も、今の彼女を作る全て。 絶やされない笑みは弟の前でも崩れることはない。 夫の前でも、母親の前でも。
ここで何を見ても、それは同じ――]
(30) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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…、戯言を。 本心がそこに無いのは、わかっています。
それに、私は、彼の事を好いてなど…っ
[俯いて、顔を覆っていた手は再度鎖を鳴らしながら、 紅い羽織の裾を握る。 ふるふるとかぶりを振れば、艶やかな髪がさらりと揺れた。]
……っ、…。
[否定するように頭を振ったものの。 他の男に抱かれる事もふと考えてみた。 くらくらと、眩暈がする。
彼の言っている事は正しいのだろうか。 他の男に抱かれるよりは、金目の青年に抱かれた方が良いだろう。 だがそれは、彼にも迷惑がかかる事になる。 ぐるぐると回る思考は、判断を鈍らせていく。]
(31) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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良家の娘 グロリアは、部屋にたどり着くと、湯とデザートを三人分用意を頼んだ
2010/04/06(Tue) 03時頃
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─ 控え室 ─
[控え室に辿り着くと、ドレスの裾を掴んでくるりと回る少女の姿が最初に目に入った。]
始めてドレス着たみたいな様子だな。 蟲とバター塗れの後なら、服ってだけで嬉しい? それとも、ドレスは買えない生まれの娘なのかい。
[金の瞳の青年がしていたように、鉄球を転がしながら、壁に肘を付いた。]
(32) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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な、ななな、なんでも、あっ
[お嬢ちゃん呼びに反論したくても、服装までもドレスなのだから余地もない。 上擦った声で一歩後方に引くと、ちゃらりと鳴る鎖に足を取られてまた転びそうになった。いつまで経っても足枷に慣れはしない。]
ええと、先ほどは見苦しいところを……。
[ぎゅ、と右手拳を握って、首が痛くなるほど高い位置にある男の顔を見上げた。]
尻尾振る相手は見つかった? 随分と死ぬことが恐いような様子だった。
(33) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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― ルーカスの客室 ―
自殺願望はねぇよ。
[ただ死んだ方がマシだと思ったことはある。 けれどそれではだめだと、―――解っている。思っている。 苦いような顔が、戻らないまま灰青を見遣りつつ 斜め後ろにいる異国の女の様子も気にしていた。]
別に、…痛ぇのとか俺は慣れてるし。 女子供にされてんのを見てる方が、よっぽど―――
ッ…何でそうなんだよ。 話が飛躍しすぎじゃねぇのかよ。
つーかそもそも、女抱いたことなん………
[そこまで言って言葉を止めた。 今言う事では、なかったと。]
(34) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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お…おい、どうしたんだよ。
[ジャラ、と足の鎖の音を鳴らし振り返れば被りを振る彼女が見え 揺れる黒髪がやっぱり近くで見れば綺麗だと思った。]
――― 何、吹きこんだんだよ。
[き、と灰青の男を睨んだ。]
(35) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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[いっぱいいっぱいの頭の中。 金色と灰青の会話は耳に入ってこない。
考えても、どうしていいのかわからなくて。
じゃら、と自分のものでない鎖の音がすれば微かに顔を上げて。]
あ…、……。
[金の瞳を見る漆黒は、困ったような。 微かに何処か縋るような瞳の色を宿していた。]
(36) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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……最初から見ていただろう。 僕は男として育てられていた、から……。
[尊大にない胸を張って腰に両手をあてる。]
ドレスなんて百枚でも二百枚でも買えたさ。 ただ、着ることが許されなかったのと、
……経営に失敗して没落したんだ。だから、金がいる。
(37) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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― ルーカスの客室 ―
『嘘は、いけないな……。君たちは判りやす過ぎる。』
[だから、ルーカスに執着されたのだ。 それが、彼らにとって良いか悪いかは別として。]
『出来ればね。私は君と彼を一緒に引き取りたいと思っている。 けれど、難しいことは君も判るだろう? この機会を逃せば、後は私も保障しかねる。』
[迷う女も、またそそのかす。]
(38) 2010/04/06(Tue) 03時頃
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[シャワーを浴びて服を着替える。 本来ならば湯船に浸かりたかったが、いつものようにのんびりと入る時間もないだろうと思い。
ドレスは濃紺から深緑に。殆ど黒に近いそれはやはりシルクで織られている。 髪の毛は半分ほど乾かしてから結い上げて]
あら、あの子から連絡があったの? どうせ又何処にいるかの詮索でしょう? 実家にいるといったから、出向いてなければいいのだけど。
出向いてたら鷹狩にでも出たといえばよろしいわ。
[運転手兼付き人にそう言って、用意されたワインを口に運ぶ。微炭酸の効いたスパークリングワイン]
(39) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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おやおや、でしたら、傷つけないように 優しく抱く方法を傍でレクチャーしますよ。
どの道、立場上、君たちから眼は離せないのでね?
[青年の言葉に、微笑ましいといった表情を作り 漆黒が金を縋るように見るのを確かめてから、言う。]
彼女も、君に抱かれたいようですよ? 合意の上だ。据膳を喰わないのは男の恥。 ――…良い想い出を作ってあげなさい。
[立ち上がり、二人の傍に歩を進める。 青年と女の肩に手を宛て、ベッドへと誘った。
そして、言葉でどうすれば良いか伝え また、行為が止まるようなら青年の手をとり行為を促す*]
(40) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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大丈夫か?
[ゆっくりと漆黒の瞳へ視線を戻して尋ねる。 縋る瞳、その意味は解らなくて]
辛いのか? 無理は するな。
(41) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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若者 テッドは、良家の息子 ルーカスの言葉に、身体が一寸硬直するのが解った。
2010/04/06(Tue) 03時半頃
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僕が、男に生まれていれば……。 こんな目に合わずに済んだんだろうか。
それとも、やっぱり男でも ああいう見世物や玩具みたいな扱いは、 恥ずかしかったり辛かったりする?
[ふるふると、力なく身体の横に沿わせた腕が小さく震えた。 No.8をつけられていた男を見上げる目線は、どこか迷子のように途方に暮れたようでもあり。]
(42) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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[イアンは燻ったままの熱が、おのれの身体を重くしている事を感じる。 AV男優の要領で、あの場では体力の消耗を避けた。男が射精するのは簡単だが、女の身体と違って限界が分かりやすい。薬物を使われる可能性は多いにあるだろうが、もう出ないのに勃つと言う状況も避けたいものの一つだった。 上客(それがどんな客かは分からないが)に買われるか、万が一、この厳重な警備体制の中逃げ出せるチャンスを掴めるなら──、どんなに恐怖を感じようと、理性を手放しては成らないと思われる。]
(43) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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お嬢ちゃんなら、見苦しい方が可愛いんじゃね?
[まともに立って見下ろすと、つむじの形と表情が分かりやすい少女の頬だけが視界に入る。少しぞんざいに本音を言いかけ、]
──…ッつ、
[イアンは大きく目を見開いてから、壁を拳で強く叩いた。 五月蝿い、そんなんじゃない。とは言わない。イアンは欧米人らしい陽気さではなく、東洋人は不気味だと言われる様な薄笑いを浮かべ、それから華奢な少女の襟元を掴むように、手を伸ばした。]
あれだけ乱れたのに口は元気そうだ。 と、キミは死にたいのかい?
[それから思い出したように、白い歯をみせる。 襟元を締め上げた、手はすぐに離した。瞬間的にカッとなった理由は自分でも良く分からない。命乞い、媚びる、それはどちらかと言うと合理的な選択であるとイアンには考えられるはずだから。]
男装は出品者の趣味かと思ったよ。 確かに、こうやって繋がれないでみると動作が── 借金のカタ ってヤツかい。
(44) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンが震える様子に小さく舌打ちをした。
2010/04/06(Tue) 03時半頃
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嬉しく、ねェ。
[そもそも見られて、というのがまず嫌だ。 けれどお互いの自慰行為を見せ合って部屋に呼んで ―――よく、考えれば 気付けれた事。
舞台の上ではないのが、救いなのかもしれない。]
―― ッ んなわけあるか。
[俺に抱かれたい。 出会って数時間の相手にそんな事思うわけない。 そう思っていた。
眉を下げた顔で漆黒を見たけれど 肩に落ちた手が、全ての拒否権を奪ったのが解った。]
(45) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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あんな辱めを受けるくらいなら、 死んだ方がマシだと思うのは、
……可愛くないのか。
[女の見苦しい欲を喩えに出されれば、こちらもカチンとくる。 胸倉を掴んでくる手には本能的な恐怖を感じたが、澄んだ葡萄酒色の瞳は至極冷たい。]
何なら、そのまま縊り殺してくれても。 競争相手が減るんじゃないのか。
[彼がそうはしないだろうと高をくくっているからこその、憎まれ口。どうにもNo.3の男といい、男性相手には虚勢を張って口論になることが多いようだ。それは、自分が持ち得ない性への劣等感もある。 突き放されると、矢張りけほりと小さく咽せた。]
カタどころではない。 自分で選んだ、ら、騙されてこの有様さ。 ……けれど、融資者を見つけるのと 矜持の傷つけられ方は大差がない気がする。
(46) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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こんな状況でッ…良い思い出もあるかよ!
[相変わらず口だけは悪いけれど 目の前に柔らかなベッドが見えれば
――― ごくん と唾を呑んだ。
これからする事を想像するだけで 簡単に熱を取り戻す自身が少し いや…結構情けなかった。]
(47) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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小僧 カルヴィンは、記者 イアンに、そちらは、と身の上話でもねだるように小さく顎をしゃくった。
2010/04/06(Tue) 03時半頃
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[椅子に座り、運ばれてきたデザートをまだ手で制して]
あの子たちが来たら、用意して? 私が先に食べるわけにも行かないでしょう?
なら、私が食べる時間にちょうどいい状態で出すのよ。
[足を組み、扇子で扇ぐ。黒金に緑のアクセントが入った又別の扇子は、少しだけ小さい。
顔は全て隠れず、鼻筋までを映した。 掌を見て、先ほど触れたことを思い出す。 久しぶりの、男の腕の中。体内の疼きは、まだ、ない]
(48) 2010/04/06(Tue) 03時半頃
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僕は子供だから……色々なことを、知らなさ過ぎた。
[イアンの鋭い舌打ちに、こてりと首を傾げる。 さらりと頬を掠めていく銀糸の流れ。 首は痛いけれども、まだ彼から目線は逸らさない。]
(49) 2010/04/06(Tue) 04時頃
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良家の娘 グロリアは、グラスを空にすると、少しだけ目を*伏せた*
2010/04/06(Tue) 04時頃
小僧 カルヴィンは、記者 イアンを見上げながら、色々と思案を繰返している。
2010/04/06(Tue) 04時頃
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[そそのかす言葉も、今はもう嘘か本心か区別がつかない。 確かに舞台上で酷い仕打ちを受けずに済んだのは彼のおかげで。 もしかしたら、本当に一緒に引き取ろうと思っていてくれたのかもしれない。 そんな思考まで巡り出す始末。 その思考が浅はか以外のなにものでもない事を知れる程、胸の内は穏やかではない。
金の瞳が此方へと向けられて。 声をかけられても、巧く返す事が出来ない。
灰青の男が立ち上がり、コツ、と私達の方へと歩み寄る。 肩に手をあてられると、身体がびくりとはねた。 男が誘う先は――――]
―――〜〜…っ。
[更に顔が熱くなって頬が紅潮していく。 眉を下げた顔で此方を見る青年に返せたのは。 潤んだ瞳と、は、とひとつ零れた吐息。 青年が熱を取り戻していた事は知らないが、此方もまた同じく。 鼓動が速くなって、身体が熱を帯び始めていた。]
(50) 2010/04/06(Tue) 04時頃
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[女なら見苦しい様が可愛いだろう、と言う理由は細かく説明する気はなかった。弱さを簡単に曝け出してしまう者に対して、ある種の羨望と嗜虐心がある事も。]
きみの細首をへし折るは、無いね。 死ぬ気が無い俺に取って、 まったくもって合理的な選択じゃない。
[壁にもたれるようにして、立ったまま足を投げ出す。鉄球は邪魔だったが。片手だけ伸ばして、喉仏のない少女の喉の輪郭をなぞった。イアンの顔から笑みが隠れて怪訝そうになるのは、]
融資者に頭を下げるのが 売れ残ったらバラして犬の餌になる奴隷と 大差ないって、お嬢ちゃんどんなセレブだったんだ。 お貴族様ってヤツかな。
[だが、身の上話は悪く無い。]
俺は記者だったよ。 編集部とそりが合わなくて、 人身売買組織の単独取材で飛んで火にいるナントやら。 ホラ、そこに潰されたカメラの残骸と、レンズが残ってる。 唯一の相棒だったんだけどなあ。随分と遠い話に思えるぜ。
(51) 2010/04/06(Tue) 04時頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンに濃茶色の視線を返す。
2010/04/06(Tue) 04時頃
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…っ!
[黒く潤んだ瞳と、白い肌に浮かぶ桃色の唇から 吐かれる吐息が艶めかしくて理性を削った。]
できるだけ 優しく するから
[いい言葉なんて出て来なかった。 せめて安心させるようなありきたりの言葉を言う。
赤い羽織りを羽織る細い肩、白い首筋も、 そして俺の精液を舐めた左の手も――― 近くて
触れてみたいと、思った。 その白磁のような 肌に―――。]
なぁ、その 服の仕組み… わからないんだけど どうしたらいいんだ?
(52) 2010/04/06(Tue) 04時頃
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[両手の枷は行為には邪魔だった。 初めてで不慣れな部分もそれに拍車を掛けてそれをルーカスに優しく指導される度に悔しさが募っていく。 相手の衣服を脱ぎ去るのも、自身の衣服を脱ぐにも手間取るのが目に見えている。
出来るだけ、優しくしてあげたくて そして同時に触れてみたいという感情も生んだ。
彼女の長い黒髪に左手を伸ばし鎖の音と共にその綺麗な黒髪を軽く撫ぜて、彼女の心を少しでも落ち付かせようと。**]
(53) 2010/04/06(Tue) 04時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 04時頃
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[首を辿られると、芋虫のそれを思い出して身震いする。眉が僅かに蹙められた。 けれど、何とかその恐怖心も押し殺すようにして、彼の身の上話に耳を傾ける。 普段なら、興味も抱かなかっただろう他人の事情。ただ、あの舞台を共有したことで、奴隷への妙な親近感が湧いてしまったのだろうか。競売、と言われたからにはお互いに魅力的であることを他よりアピールせねばならないはずなのに。]
けれど、買って貰えればその相手は 出資者になってくれるかも知れない。 ……そう思うのは、滑稽かな。希望的観測過ぎる? まぁあの状況だと、そうだろうな。
[くふん、と小さく鼻を鳴らす。]
君はここが、人身売買の巣窟と知って乗り込んで来たのか。 ならそれなりに、度胸も腕に自信もあったのだろうね。 ……こんなではなくて、カメラの腕でスカウトされればよかったのに。
[イアンの視線を追って、壁際に押しやられた棺桶と、レンズも割られてしまったカメラに双眸を細めた。]
(54) 2010/04/06(Tue) 04時頃
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記者なんて、周辺を嗅ぎ回っては ありもしないゴシップ記事ばかり書き散らしている 最低の下衆だと思っていたけれど。
[未だ抜けない男の仕草で、飄々と肩を竦めて見せる。 燦めく葡萄酒色の瞳の下で、唇の端を少しつり上げて。]
……キミは嫌いじゃない。 少なくとも、あそこに集った貴族連中よりはマシだ。 僕も本来なら、あちら側に居たと思うけれどね。
何て厄介で妙な奇遇だろう。
[ふるり、もう一度かぶりを振る。]
お嬢ちゃんはやめてくれないか。 僕にはカルヴィン……いや、カルヴィナという名前がある。 君は、No.8?
[わざと挑発するように、彼が下げた札を手を伸ばしてぐいと引っ張った。]
(55) 2010/04/06(Tue) 04時頃
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[こんな事、おかしい。いけない。 そう思ってるのに、心音がうるさくてよくわからなくなる。
こんな状況下に。 数時間前に会ったばかりの青年と。 灰青の男の前で。
―――信じられない。
だが、あの狂乱の宴を見た後で、中途半端に放り出された熱は燻り続けていて。 更に「出来るだけ優しくする」と青年の言葉が耳に届けば、ぞくと身を震わせた。 再び火がついてしまった身体。 歯止めはもう、きかない。]
(56) 2010/04/06(Tue) 04時半頃
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『腰の帯… 解いてください。 そ…の下 紐も 同じように…。』
[吐息混じりに、青年の問いかけに答える。 その返答をしている間も、恥ずかしくて視線は外したまま。 巧く伝わらなかったなら、男が青年に助言をして。
やがて彼の左手が私の髪へと伸びる。 じゃら、と鎖の音が耳元で鳴った。 彼の手は、優しく髪を撫でるけれど。]
―――ふ、……ぁ…!
[その感触ですら、甘く痺れて。 舞台上で白い粘液を垂らした女に指を入れられた時のように、艶やかな声が微かに漏れる。 青年が抱く想いとは裏腹、髪に触られるだけで、壊れそうになる位胸は煩い。 彼の指が直接肌に触れたならおかしくなってしまうのではと思ったが、身体は触れられる事を欲していたか。**]
(57) 2010/04/06(Tue) 04時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 04時半頃
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人身売買の巣窟──イヤ、 正直、ヤクでちょこちょこ人死にが出る程度の 陽気な乱交パーティーだと思ってたよ。 一部金持ちと政治腐敗の記事と結びつけて書いてやろうと思ってた。 欧米、欧州でこういう前時代的な……奴隷オークションがまさか。
[軍隊の上下関係ともまた異なる、人種差別ですらない。生命剥奪権を持つ相手との圧倒的な立ち位置の差を感じて居る事を、希望を持とうとする相手伝える事はイアンには出来なかった。イアンの嫌いな日本人がするようなアルカイックスマイルを返した。 番号札をぐいと下から引っ張られ、肩を竦める動作はアメリカ人がよくやるそれ。]
俺の目だったカメラは無い。 生き延びられたら、自伝でも書いて出版するさ。 NO.8 イアン・グッドマン著『奴隷品評会』ってね。
(58) 2010/04/06(Tue) 04時半頃
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──しかし、きみ。 カルヴィナ嬢? 服は選べるのに、一人称は僕で 男みたいな話し方だ。
[唐突に感想。言いながら、相手が随分まっすぐな目をしており。思案しながら、怯えながら、視線を外さない事に気付く。]
淑女にデザートをいただきながら レディの振る舞いを教えて貰うのはどうだい? と、こっちはイアンでいい。
[グロリアの部屋を尋ねるのに一緒にどうかと、誘う**。]
(59) 2010/04/06(Tue) 04時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 04時半頃
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これが、ミイラとりがミイラってやつなのかな。 そういえば舞台ではNo.5の人に変な名前で呼ばれていたね。
[経緯を聞いて半分は気の毒さ、半分は失敗を嘲う気分。 結局自分も、易々と騙されてこうしているのだから、気休めにもなりはしないが。]
こういう……その、ショウみたいなの、 他でもよくあることなのか? 信じられない! でも何となく、君とか数人は、慣れて見えたな。ツィーって人も。
[単純に、大人だからだろうか、なんて考える。 思案の内容はまた別で、とてもイアンに面と向かって話せるような案件ではない。]
言葉……おかしい? だろうけれど、慣れなくて……。 グロリア婦人には僕も話がしたいと思っていたけれど、 招かれてないのに一緒に行ってもいいのだろうか。
……いいのかしら?
[言い換えてから、矢張り慣れないと唇を歪めてむず痒そうな顔になる。]
(60) 2010/04/06(Tue) 04時半頃
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よろしく、イアン。
[その後は、頬をぺちぺち叩きながら、]
わ、わた……わたし。わ、たし。
[何度も女言葉の練習をしているが、まだ照れが残ってどうにも不自然*だった。*]
(61) 2010/04/06(Tue) 04時半頃
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ああ、俺はまさにミイラになった! きみは随分若そうなのに、ローズ(タトゥーの)NO.5より ジョークのセンスがイイみたいだね。
全身包帯の男を、ペニスに例えるセンスの悪さは悪さで 俺はださくてイカしてると思うけど。
[メイド服が最高に似合わない筋肉質なパトリシアを斜めに見て、目を細めた。 自分の拳が痛まないように、軽く壁を叩く。 「どうやったら君みたいに堂々としてられるんだい、ハニー。」 自分よりもマッチョな女を目の前にそんな泣き言は、今は言葉にならない。「デザートを」と言ったグロリアの言葉があれほど優雅で無ければ、まだまだショーを続ける為に、パトリシアに一緒に来てくれるよう頼んだだろう。]
嗚呼、ショーだけなら、 何処にでも転がってるさ、カルヴィナ嬢。 3Pだって4Pだって、SMだってね。
[ただ人命は失われるにせよ、もう少し自己責任に任せた形でソフトに進む。だが、今はこの世界しか与えられていない。]
(62) 2010/04/06(Tue) 09時頃
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女王様を入れて、3つまでなら席が有るらしい。 きみがノーなら、あっちの子に頼むけれど。
[と言ってチラリと床に座って脱力しているマーゴを見た。 カルヴィナの葛藤は気にした風はなく、水に濡れたタオルを配りに来た下男に、イアンは素早くシェービングクリームとひげ剃りを要求する。淑女の部屋へ行くのに無精髭は有り得ないと。]
ううん? ドレスの所為で目立つんだろうね。 短い、その髪も。しゃべり方、歩き方。
[見た目で言うなら少女に胸が無い事もそうだったが、それは幼い所為だろうと単純に考えた。 テッドが居ない控え室には、男はイアン一人。誰に遠慮するでもなく、汗で張り付いたシャツを脱ぎ捨て、ズボンのファスナーに手をかける。話をしていて多少紛れた所為か、ファスナーを降ろすに苦労する程は勃起していない。それこそ複数人で交わるなら、簡単に見る事の出来る男の裸。スラックスを脱ぐならその先も。 半ばストリップのような格好で、カルヴィナに握手の手を差し出した。]
よろしく、「わたし」。 カルヴィナ嬢。
(63) 2010/04/06(Tue) 09時頃
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記者 イアンは、派手なスパンコールの星条旗柄の下着を選んで手に取る**。
2010/04/06(Tue) 09時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 09時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 09時頃
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― 客室 ―
[相変わらず、蜘蛛の巣のようと言われた男の部屋の扉は大きく両側に開け放たれて居る。 幾重にも重ねられた薄布の中、奥に並ぶ屈強そうな男達の更に奥、香とはまた別の少し「外」の匂いも混じる。]
おや…No,1。 君は本当に良く出来た子だね?
[足音に寝そべったまま貌だけを向けると、陶器を乗せた盆を持って来た女が恭しく立って居て、男は鬱陶しく伸ばした髪の隙間から瞳を眇める。 足元の炉から上がる、細く青い煙。]
――おいで?
(64) 2010/04/06(Tue) 09時半頃
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[男は辺りを見渡す。
客室同士、音は駄々漏れなのかそれともそうでないのか。
どれほど干渉され干渉できるのか――確認がしたかったから。
とはいえ、男の部屋の扉は開け放たれ、
男が他からの干渉を拒否する事は無いのだけれど。]
他の客の様子はどれくらい知れるの?
[No,1を手招きしつつ、声を掛ける。
どうせ声の届く範囲に使用人達はいるのだろうと。]
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こんなに良く出来た君が居るのに、 No,4とNo,6はルーカス氏に呼ばれたみたいだね。 君より魅力的だと思われた、って事だろうね?
[傍まで来させ盆の上の陶器に手を伸ばし乍、言葉を掛ける。 白く濁る酒は、男が好むクミス(馬乳酒)。 長く伸ばしたままの髪が貌を縦に割る隙間からの暗い色の瞳が、彼女の体に柔らかく食い込む縄をじっとりと上から下まで眺めた後、細く眇め睫毛の下へと隠された。
毛足の長い絨毯の上、肌触りのよい布が幾重にも敷き詰められた中、肘を付き仰向けに寝そべったまま。 男は酒の入った陶器を手にとると、そのまま腕を伸ばし陶器を斜めに傾がせた。 つい、と、白い酒がひとしずく、ふたしずく。 男の青白い足の甲へと垂れ、筋を残す。
口端を上げその足をもう一方の足の膝にかけて組み、ぴんと足先を伸ばしてそっと首を傾げると、さらさらと髪が肩から落ちた。]
(65) 2010/04/06(Tue) 10時半頃
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―― 控え室 ――
気の利いたジョークは 英国紳士の嗜みだ。……わ
[元から、ここに残った女奴隷の誰かに女性らしさでも学ぼうかと思っていた矢先。常に優雅で淑女の見本のようなグロリアに聞けるなら願ったり叶ったりだった。]
さん、ぴー? えすえむ?
[聞きなれない単語に、どうせ碌なものではなかろうと眉間に皺を寄せる。]
行く。着いて行く。けれど……、
(66) 2010/04/06(Tue) 10時半頃
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こんなところで堂々と着替えるな! 不埒者! 恥知らず!
[舞台上では自分のことで手一杯だった少女は、甲高い悲鳴を張り上げる。 そのくせ、目は逸らすでもなく、逆にまじまじ特に股間を凝視してしまうのだから、自分も随分とここの空気に毒されたものだ。 一度パシリと出された手を払ってから、改めて握りなおした。]
……こんなに、手の大きさも違うのに。 どうして、男の振りが貫き通せるなんて思っていたのだろう。 莫迦みたいだ、っはは。
[自嘲めいた独白を零し、最後にもう一度、何も纏っていないイアンの顔を、赤面したままで見上げる。 かと言って、この貧弱な身体は女性らしいかと問われれば、No.5のやNo.1のそれには遠く及ばない。将来ああなれるか、それも怪しいものだ。 逞しい筋肉の稜線の連なる、明らかに異なる男の身体を目にすると、何故か腰の辺りが甘く疼いた。その理由を少女はまだ理解はできず、矢張り不快そうにこっそり余った手で腰を摩った。]
(67) 2010/04/06(Tue) 10時半頃
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…電話、だけかな…?
[何も聞こえ無い様子を見ると、筒抜けではないのだろうと思う。
電話も外とは繋がって居まい。
くすくすと笑みを零す奥で、音の無い気配が、動いた。]
―― ??? ――
中継が見たければ、実は全ての部屋に
カメラは設置してあるのですがね。
[どこかで道化は呟く。]
果たして、そういった趣向が好みの
お客様が他にいらっしゃいますやら。
[館の各所にあるそれとは違い、客室のカメラだけは管理室にも見ることはできない。こちらもお客様専用、なのだ。
似たことを、使用人も口にする。]
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―― 道化の部屋 ――
[引っ切り無しに電話をかけ、舞台の準備に指示を出し、道化は道化なりに大忙しだった。]
次はどういった趣向にしましょうかねぇ……。
(68) 2010/04/06(Tue) 11時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 11時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 11時半頃
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―― 廊下 ――
[イアンの準備を見ていると動悸が激しかったので、控え室をまろぶように飛び出した。 鉄球を抱えて廊下を歩く。これと堂々とした外股歩きさえなければ(胸はともかく)、見た目は少女のそれ。]
彼女の、部屋は……、
[どこだろう。けれどこの姿で案内を頼むのは何か嫌だ。 並んだ扉を順にノックするわけにもいかない。 そうこう迷っている内に、扉の僅かな隙間から、例のツンと甘い香を嗅ぎ付けて、そうっと誘われるように中を覗き見る。 チャラリ、と想像以上に大きく足元で鎖が主張した。]
(69) 2010/04/06(Tue) 12時頃
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[少女がこの部屋の主に抱く感情は複雑だった。 抗い難い気品と威圧感。出自の誇りを以てしても決して敵わないような。丸裸で放置されたような気分になる。それでいて、彼の瞳に陰鬱とした色なしに映れない自分が、悔しく情けなくもなるのだった。 細い隙間から垣間見えたのは、まるでツィーがそのままカソックを纏っていたなら、聖者の前に額づく信徒の絵画のように神々しく見えたことだろう。]
…………ッ
[けれど、反対に纏わせる空気はどこか淫靡なもの。 コクリ、と細い喉が鳴った。]
(70) 2010/04/06(Tue) 12時頃
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[幾重もの薄衣が蜘蛛の巣ならば、女はそこに迷い込んだ哀れな虫であろうか? 幽玄な薫りに淡く吐息を零し、招かれるままにお傍へと。]
…失礼いたします。お酌を。 [恭しく捧げ持つ盆を差し出し、彼の白い指が器を手にとるのをうっとりと眺めた。]
(71) 2010/04/06(Tue) 12時頃
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[少女が部屋を覗けば、開け放たれた扉の中。 幾重にも垂らされる薄布の向こう、寝そべる男と近く座る女のシルエットが見えるだろう。 細い青煙が漂い苦味ある香りの中そこに暴力的な空気は無く、薫るのはゆったりとした時間と空気と薔薇の其れ。]
[しゃらり、衣擦れの音。 くすくす笑う、甘い声。
男は鎖の音に気づいたけれど、声を掛けることはせず。 肘を着き半身を起こした形で寝そべった侭、 ふ、と炉を吹いて、酒精と青煙を其方へと漂わせた。]
(72) 2010/04/06(Tue) 12時頃
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― ルーカスの客室 ―
帯? …
[聞き慣れない単語、手が彷徨えば紳士が助言する。 それが彼女の異国の衣服を脱がすたびに繰り返されるのかと思えば、羞恥心と業腹で心が支配される。 それなのに髪に触れて色のある声を聞いてしまえば 身体は、熱くて―――]
…
[さらさらと長い黒髪が金の瞳に映る。 この白い肌も全部、本当は、彼女が心から好きになった人に捧げるべきものだろうに。
―――なんで、今。こんな事に。
思考が巡れば手が止まって、止まれば紳士が何か囁いて]
(73) 2010/04/06(Tue) 12時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 12時頃
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[紗が重なり外から窺えるのは、その柔らかな光の中浮かび上がるシルエットだけ。 ハレムの王が寛ぐ姿は、このような感じだろうか。 鼻腔を擽る煙と、それに混ざる更に甘ったるいアルコール。 催淫効果などないはずなのに、どこか魅惑的で抗い難い引力がある。 うっとり瞳まで濁り、僅かの影の動きも逃すまいと、目が離せなくて。無意識に覗き見に夢中になってしまう。]
(74) 2010/04/06(Tue) 12時頃
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…いえ、好みはお客様それぞれでございますから。 あのお二人なら…つがいで添わせてみたいと思うのも無理はないかと。
[君よりも。その言葉にほんの僅か顰められる眉。 それ以上の表情は押し殺し、傍らへと跪いて。
白い肌へと垂らされる、馬乳酒。 促されるままに、その足の甲へと口づけてそっと舐めとる。 焚き染めた香の薫り、よく醗酵した乳の香り。 その奥に仄かに香る男の体臭に、ほぅ…とうっとりした吐息を漏らし、その足をゆっくりと舌で清めていく。 筋の浮いた甲、切りそろえられた爪の先、指の股まで念入りに。 時折触れる甘い息が唾液に湿った肌を擽った。]
(75) 2010/04/06(Tue) 12時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 12時頃
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っふ…
[指の股を這う舌に彼女の央に寄る眉に、肌を掠める息に、男の薄く濡れた口唇の間からも微かな吐息が漏れる。]
そう、良く出来たね。
[きれいに舐め取られた足の親指を手前へと動かして彼女の顔を自身の方へと向けると、肘を着いたと逆の手を伸ばしてたっぷりとしたブルネットをくいと引くのは、寄れと言う指示。 女の頬に手を当て親指で顎の黒子撫で、ほっそりとした長い人差し指と中指を咥内へと滑りこませる。 歯列の裏をなぞり舌を挟み、蠢く指は頬裏を背でそっと押し]
君は何処の出? 血統書はあるのかい?
[尋ねる言葉と共に指を長い髪がかかる自身の貌へと引き戻すと、ゆったりとした動作でペロと舐めた。酒精と薔薇の香りが混じり、酷く甘い其れが広がる。 入り口に、気配が、ひとつ。 気づかない振りをして囁く声は甘く掠れ、女の耳に息の温度ごと忍び込ませた。]
(76) 2010/04/06(Tue) 12時半頃
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―客間― [目を伏せて、ふと意識が遠ざかるのは一瞬。 扇子は右手に閉じて。無口な付き人が、上にブランケットを掛ける。部屋を出ていくのは主人への配慮だろう。 奴隷が来れば、すぐ準備できるように部屋の外に。
指先が震えて、肩が震え、目を覚ます。 まだ来ていないと、「顔」を確かめる。 少し崩れた化粧を戻し、佇む様子は常に戻る]
お父様の夢を見るなんて。 実家に戻ってるなんて言い訳に使ったからかしら?
[腕を抱くようにして俯いた]
(77) 2010/04/06(Tue) 12時半頃
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小僧 カルヴィンは、誘惑を振り切って、また廊下を進む。グロリアの姿が見えた。
2010/04/06(Tue) 12時半頃
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― ルーカスの客室 ―
っ、…
[売られる身で女を初めて抱くなんて、皮肉で残酷だ。 だからこそそれを全て解って優雅に笑う男が嫌いだ。 部屋に漂う紅茶の匂いが、男の笑みを思い出させる。]
―――…
[荒い息づかいを極力避けて、時折熱い息を吐く。 不自由な両手で、彼女を寝具に横たえるように肩を優しく掴んで体重を少し掛ける。 背が低い自分でも並べは視線は下げる位置の彼女。
横たえたのなら羽織っている着物の帯を解いていく。 こんな光景も、視られていれば尚効率が悪くなる。 もたつく手に気付かれれば、紳士の手も伸びてくるだろう。]
(78) 2010/04/06(Tue) 12時半頃
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若者 テッドは、小僧 カルヴィンに話の続きを促した。
2010/04/06(Tue) 12時半頃
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―― グロリアの部屋前 ――
ごきげんよう、ミセス・グロリア。
[ドレス姿だというのに、うっかり普段の調子で男性側の礼をしてしまう。 それから、気不味そうに長身の彼も居たなら見上げた。]
……この調子なので、作法を教えて貰えと言われて。 お邪魔なら退散する……わ。
[たおやかにスカートの前で両手を揃えるけれど、どうにも落ち着かなかった。]
(79) 2010/04/06(Tue) 12時半頃
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小僧 カルヴィンは、若者 テッドに話の続きを促した。
2010/04/06(Tue) 12時半頃
若者 テッドは、小僧 カルヴィンに話の続きを促した。
2010/04/06(Tue) 12時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 12時半頃
琴弾き 志乃は、若者 テッドに話の続きを促した。
2010/04/06(Tue) 12時半頃
琴弾き 志乃は、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。
2010/04/06(Tue) 12時半頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 12時半頃
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[部屋の外に出ると、やってきた二人の姿。一緒に来たわけではないのか、並んではおらず。 カルヴィンの言葉にはくすりと笑って]
ごきげんよう? その格好でしたらなんとお呼びすればいいかしら? 子爵様と呼ぶには、少し状況がそうさせてもらえないけれど。
作法は、難しいわね。今まで男性として育てられたのなら、染みついているでしょうから。 貴女は貴女のままでよいのではないかしら?
[そう言って二人を中へ招き入れる。デザートは既に用意されていて、テーブルの上に空のグラスと共に置かれている]
(80) 2010/04/06(Tue) 13時頃
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…ちゅ……、ン…ふ… [口腔に含んだ親指を軽く吸って、導かれるようにその顔を見上げた。 お褒めの言葉が耳に届くと、ふわりと初々しい笑みへと変わる。]
……あぁ…。 [長い髪を搦め取る白い指。 傍へと引き寄せられ、緋色の縄で強調された柔らかな乳房が、男の纏う絹ごしに、躰へと押し付けられる。 指が擽る顎のほくろは、彼女が一点物の工芸品である証。 吐息とともに淡く開いた唇は、ほっそりと長い指をそっと受け入れる。 戯れに弄ばれる口腔は、胎内を思わせるがごとく、湿った熱を湛えている。]
(81) 2010/04/06(Tue) 13時頃
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チャールズ・ブロンソン様のお屋敷より参りました。 血統書ならば…ネイサン様のもとに。
[唾液に濡れた指は、仄かな薔薇の香を放つ。 唾液以外の体液も、そうであろうことは容易に想像出来るだろう。 告げる名は、ブリーダーと渾名される好事家の貴族の名。 奴隷たちをまるで犬猫のように交配し、躾けて世に出すことを趣味とするもの。 幾人もの女たちに切れ目なく子を産ませ、気に入らぬところがあればすぐに方々に売り飛ばす。 自ら躾を施すのは、選ばれた一握りにのみ。 この歳まで手をかけて育てられた女は、一流の芸術作品と言えよう。]
(82) 2010/04/06(Tue) 13時頃
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―― グロリアの客室 ――
[とても食事が喉を通るような状況ではなかったが、何とか引き攣った笑顔を返して。]
……カルヴィナ、で。No.2でも構わないけれど。
[新任よりは敵意の強い眼差しを、つと逸らす。]
このままで買い手がつくと、思いますか? 僕は、 ……っその、ああいった コト には 耐性があまりないし……巧くできない。
[検分の意味があの舞台上でのことなら、求められるのは性の技巧なのだろうと、ゆっくりと首を振った。仕草は男のものでも、ひらひらと首元のリボンと優雅なドレープが揺れる様は、可愛らしく見えるものだろうか。 勧められるまま椅子に座り、一拍置いて開きかけた脚を揃えた。 パティシエの手の込んだケーキと、フルーツの盛り合わせ。 その甘さはまた、あの部屋から漂っていたものとは質が異なる。純粋に食欲だけをそそるもの。ただ、バターとジャムまみれだった身には、別のものを想像させるけれど。]
貴女は、どのような奴隷がお好みなのですか。
[社交的な語らいもなく、問いは直裁だった。]
(83) 2010/04/06(Tue) 13時頃
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[一見すれば奴隷に対する態度には見えないだろう。 口調も、威圧的なものは含まない。 ソファに腰を下ろし、グラスを持てばワインが注がれる]
貴方は同じ飲み物でいいかしら? 貴女は、お酒は駄目ならジュースを用意させるわ。 酔わせてみるのも楽しそうだけど。
[二人が頼めばそれぞれに飲み物を用意させて。 そうした後は付き人を部屋の外へと出した]
呼ぶまでこなくていいわ。 車にでも行ってなさいな。散歩をしててもいいのよ?
[声をかけて、付き人が出ていくと二人を見た]
(84) 2010/04/06(Tue) 13時頃
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……ッお酒は、飲めます。
[弱いけれど、とは白状せずに。 そして、イアンと並んで婦人の眼線にまた、こちらもひたと見詰め返す。 女性である彼女がこの場に何を求めて来たのか、男の奴隷を買いに来たのなら、自分に用はなかろうと考えながら。けれどもし、望みの一致するところがあるならば――。 酒杯を煽る。少々荒っぽい飲み方。すぐに、乳白色だった頬にぽぅと赤みがさした。]
美味しい……。
[単なる強がりだ。辛うじて呂律は回っている。けれど、自分の味覚はもう信用ならない。]
(85) 2010/04/06(Tue) 13時頃
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そう、カルヴィナね。ではそう呼ぶわ。 そちらの貴方も名を伺っていいかしら? 番号で呼ぶのは苦手なの。
[ワインの香りを楽しんで、口に含む。一口。 ゆっくりと嚥下して二人を交互に見た]
別に出来なくてもよろしいのよ? 誰だって最初はあるわ。 今できないからと、いつまでも出来ないわけではないし。 貴女を買うのは、そうね。ルカはもう誰を買うのか目星を付けてしまったようだし。 もう一人の彼はどうかしら? あまり読めない人だから。
[自分の好みを問う言葉には、ゆっくりと微笑んだ]
貴女が苦手とすることだけど。 貴女を買うなら別のことを考えているわ
(86) 2010/04/06(Tue) 13時頃
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良家の娘 グロリアは、そう言って、また口へワインを*運ぶ*
2010/04/06(Tue) 13時頃
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― ルーカスの客室 ―
[帯を解いた所で彼女の衣服が上下繋がっていると気付いた。 帯の下の腰紐も、相変わらず慣れない手付きで解く。
ちゃら、と小さく鎖を鳴らしながら首元の黒い気長に手を伸ばせばおのずと冷たい鎖が白い肌に触れる。]
ぁ、…悪い
[彼女の反応に、どくんと高鳴る心音と中心が熱くなる。 ゆっくりと鎖骨が露わになって、そこに白い液が先ほどまで垂れていた事を思い出し、こくんと息を呑む。]
―――… っ
[それから、ゆっくりと気長をずらしていけば女性らしく形の整った胸元が服の影から見えて、思わず手を止めた。]
(87) 2010/04/06(Tue) 13時頃
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嗚呼、聞いたことはあるなァ。 一番最初に買われなかった事は、やっぱり、屈辱?
[くすくすと笑いながら顔を寄せると至近距離、髪の隙間から鬱な暗い色に彼女の瞳を写し込み、薫る薔薇を楽しむ風に暫しの瞑目。それから不意に体重を預けていた肘を倒して横に、彼女の膝へと頭を乗せた。
見上げると、黒いレースのガウンの中、柔らかな乳房の下緋色の縄がすぐ近く。指を伸ばし、緋色と肌の隙間にねじ込んで、くいと引くと丁度その時、部屋の入り口付近から小さな鎖の音と共に気配が去るのを感じて、そのまま眼だけを薄布の向こうへ]
おや… 其処にも別の気配があったのに、行っちゃった。 ボク嫌われ者だからなァ。
[くすくす笑いながら、手遊びはそのまま続く。緋色の下から指を抜き腹へと這わせ、乳房の外側を指の腹でなぞる。濡れた指の触れた痕が伸び、手指吸い付く女の肌質を愉しむ様子。]
(88) 2010/04/06(Tue) 13時頃
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[売れ残らなければ、誰に買われてもいい。なるべくなら、少女にとって不都合の少ない相手が望ましいけれど、相手の都合が絶対的に優先されるのは、この場では分かりきったこと。 ワインの度数が高めだったのか、それとも気を利かせた使用人が一服盛ったのか。気怠い火照りは全身を襲い、瞬きに合わせて双眸が潤みを増した。]
(89) 2010/04/06(Tue) 13時半頃
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…いえ、お客様のお好み次第ですから…
[そう言葉を返すも、伏せた長い睫毛は憂いに揺れるか。 膝へとさらり流れる長い髪を、手ぐしでそっと撫でつける。]
………ぅ…。 [引かれた縄が白い肌を締め、突き出した乳房の根元を絞る。 思わず愁眉を歪めて抑えた声を漏らした。]
…子ネズミは、猫の足音すらも恐れるのでございましょう。 [立ち去る気配に目を細めて、肌の上を這い回る悪戯な指に、微かに身を震わせた。]
(90) 2010/04/06(Tue) 13時半頃
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そういう表情も、教えられたモノ? どこからが、君の意思なの?
[高価で美しい美術品が思う侭の反応を返してくれる事に、男は満足でもあり不満でもあり。 指はそのまま乳房の周りをねっとりと這い、脇下のくびれたラインを降りては上がり もう片方の手は陶器を脇に避け、流れるブルネットをくるりと指に巻きつけては離しを繰り返していた。]
(91) 2010/04/06(Tue) 13時半頃
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小僧 カルヴィンは、小さくくしゃみをした。誰かが噂でもしているのだろうか。きっと碌でもないものだ。
2010/04/06(Tue) 13時半頃
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[―――リン。 肌蹴た着物、その懐から鈴の音が鳴るのが聞こえた。
その音に、はたりと我に返る。
瞬きをゆっくり一度してから 寝具に横になる女を見下ろした。
眉を少し下げた表情のまま、 恐怖心だけは煽らないよう気をつけて ゆっくりとまた手を動かし胸元を露わにした。
肌蹴た着物は、見慣れないせいか妙に――― 官能的に映る。 足元の隙間からのぞく白い足はすらりと伸びて綺麗だった。]
(92) 2010/04/06(Tue) 13時半頃
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…ワタクシ……ぁッ…
[言葉は甘い喘ぎに変わって途切れる。 触れた指が躰をなぞるたび、なまめかしく身をくねらせて。 ほんのりと上気した頬。寄せられ下がる眉。憂い帯びた睫毛が震える。]
…お望みのままに、在りたく…… [ワタクシ「で」悦楽しんで頂けるならば、それほど嬉しいことはない。 女の望みはただそれだけで。その為ならばどんなことでも…と。]
(93) 2010/04/06(Tue) 14時頃
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[ぎこちなく動く両手を繋ぐ冷たい鎖が白い肌に触れて 異国の女が身を捩るなり甘い声を上げるたび すまなそうな顔、裏腹に芯は熱くて 申し訳なくなる。]
―――…
[程よい二つの膨らみから目を逸らすように視線を上げて 漆黒の瞳を、じっと見つめ 桃色の唇へ顔を近付ける。
彼女もまた売られる立場。 愛のない行為は優しさなんて無意味かもしれないし こんな事をしても、尚も彼女の心を苦しめるかもしれずと 思ってはいても、時折上がる荒い息と見せられた自慰行為が がりがりと理性を削っていくのが、 解った。]
…
[右膝をベッドの淵に預けてギシリと音を立て、寝具に寝る女の上に影を作る。近付けるのは、顔と唇。 止められないのならそのまま、桃色の唇を優しく奪う。]
(94) 2010/04/06(Tue) 14時半頃
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でも、仕込まれたモノ…なんでしょう? 本能の底が見られるのは…買ってから、なのかな?
[呟きながらゆっくりと這わせる手指は未だ女の尖りに触れる事は無く、ただその周りや脇の肌を指腹でなぞり背を滑らせる。 しっとりと湿り気を帯びてくる肌から薫る薔薇は好ましいらしく、うすらと笑みを浮かべた。
寝そべった侭の柔らかい布に包まれた男の体は薄く、片膝を立てた侭の足の付け根に変調も、今は一切見当たらない。 ついと髪を手で掬い、その指で脇に置いた陶器を差し]
飲ませて?
[笑みを添えるお強請り。]
(95) 2010/04/06(Tue) 14時半頃
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[おそらくは、気も狂えるほどの苦痛や刺激を与えねば、魂の底から乱れることはあるまい。 与えられる戯れのような愛撫には、身体は素直に応じるけれども。]
…かしこまりました。 [陶器の器を手にとり、その視線に促されるままに口へと含む。 先程玩ばれた唾液と白濁の酒に濡れて、色淡い唇は艶を増す。 髪を絡めた指に導かれるように、そっと膝の上の男に唇を重ねた。 体温に近づくほどに、甘みと香りを際立たせる酒。 女の薔薇の香の体液と混ざって、極上のカクテルに変わっていく。]
(96) 2010/04/06(Tue) 14時半頃
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[少し長い茶の前髪が異国の女の額にはらりと落ちて軽く擽る。 漆黒には金の瞳が暗さを増しても色を失わずにあるのが捉えられ、瞬きの音が聞こえるほど、近い距離。]
…ぁ、
[小さな声と共に、上体を起こす。 顔が熱くて、火照ってきてるのが解った。]
――――…
[身体の動きが止まれば、それを許さない指示が飛ぶ。 優しくて、残酷な男の灰青を 金の瞳は一度、睨んだ。]
(97) 2010/04/06(Tue) 15時頃
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[こくり] [喉が鳴る音。 丁度良い冷たさと温もりの酒精が口に広がる。 ブルネットを巻いた指を引き、くるくると更に絡めながら根元へと手を伸ばし、辿り着いた首筋をつと撫でる。 舌を伸ばし彼女の舌に絡めると、口唇の端から自分の頬を薄まった白がついと流れた。]
…、ん、
[もう一度、喉を鳴らす。 絡めた舌を自身の咥内へと招き、吸い、なぞり、柔らかく噛み、そのまま
――歯を、ゆっくりと彼女の舌中央へと、埋めて行く。]
(98) 2010/04/06(Tue) 15時頃
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[ワインを口にして次第に酔いでも回ったようなカルヴィナを面白そうに眺め]
アルコールには弱いのかしら?
[小さなくしゃみにはブランケットを差し出した]
風邪を引かないようにね。後で困るもの。
(99) 2010/04/06(Tue) 15時半頃
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[引き寄せられ、長い髪に隠れた首筋に指が触れると、ことさらひくりと身を震わせる。 触れた唇の間から滑り込み、引き寄せる舌に導かれて。 部屋を満たす香の薫り、酒精に紛れた男の薫り。 吸われ、甘く噛まれるたびに、時折間からくぐもった声が漏れる。]
……っ!? …んン……ッ。
[敏感な舌へとじわりと食い込んでいく象牙のような白く艷やかな歯牙。 痛みに思わず僅かに舌を引けば、更に深く食い込んだ。 苦痛に歪む眉。けれども必死でそれを耐えるように。 薔薇の香に混じっていく鉄色の血臭。]
(100) 2010/04/06(Tue) 15時半頃
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良家の娘 グロリアは、ワインに何か入っていたらしいとグラスを見て。笑み*
2010/04/06(Tue) 15時半頃
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[こくり、また喉が鳴った。 口の中の酒精に混じる、 鼻をつく鉄錆のような香り。 こくり、また喉を鳴らすと口の中は紅が濃くなり、 男の暗い色の瞳に、愉楽の影がゆらり浮いた。
僅かに身を引く様子に、這っていた手が細い首を掴む。 こくり、飲む――みちり、音がして上下の歯がふれる感触。]
…――ん、ん…
[僅かに顎を引けば孔は広がり赤は更にどくり、沸く。 何度も何度も喉を鳴らして吸ったあと、ようやく顎を開けて歯を抜いた。どくり、また、赤が、沸く。
その後も存分に自身の舌で彼女の舌を舐ぶり弄り、漸く口唇を開放した男は少し熔けた表情を浮かべ、近い彼女の顔をじっと見詰めた。]
(101) 2010/04/06(Tue) 15時半頃
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だ、大丈夫……。
暑いくらい、だ。
[ほぅと落ちる吐息が濡れている。]
僕が苦手……あの舞台のような?
[飾られ磨かれ、人形のように扱われることにも辟易していたけれど、苦手と言うほどでもない。例えば結局名前の聞けなかった金眼の彼などに比べれば、口は達者だが血気盛んではない大人しい性分と言えるだろう。 舞台でのグロリアは嗤っていただろうか。玩具で遊ぶ童女のような側面はあったと思うが、より酷い仕打ちは回避していた気がする。 何とか虚勢だけで空にした杯を置いて、もじもじと身を捩る。着慣れぬドレスのせいだと映れば良い。]
愉しいですか、ああいうこと……が。
[今はあくまで準備中。ということは、またあの悪夢が再来するのだと。しかし逃げ出そうにもあまりに無力で、結局は誰かに買われる道しか選べないのなら。 不安を誤魔化すように、ちらちらと何度も隣のイアンの顔を窺った。]
(102) 2010/04/06(Tue) 16時頃
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……暑い。
[会話の端々に、訴える回数と熱の篭った溜息が増えていく。 もどかしくてどうにもならない、この熱の逃し方は――考えるだけで血潮が滾った。 手の内にぎりぎりと爪を立てながら、何とか痛覚で理性を残そうと苦心するも、芳しい酩酊感が小柄な身体の全身を侵すに時間はかからず。]
っ……ぁぁ……、……。
[慎ましやかなお嬢様風のドレスの内側で、もじもじと腿と腰があでやかにくねる。]
(103) 2010/04/06(Tue) 16時頃
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小僧 カルヴィンは、修道女 ツェツィーリヤとヴェスパタインの重なる影が一瞬脳裏に過ぎる。
2010/04/06(Tue) 16時頃
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[髪を撫でていた手が震え、縋るようにぎゅ、と握りしめた。 それでも、相手に痛みを与えぬよう、強く引くような粗相はしない。 細い首は微かな抵抗と共に引き寄せられ、痛みに身じろぐ動きは伝わるか。 貫かれた舌から溢れる赤は熱く、吸われるたびに痛みに痺れていく脳髄。]
……ぅぅ……、ん……ふぅぅ……ぅっ…
[赤く染まった唾液は、お互いの唇を鮮やかに彩る。 その様はまことに、ゴシックホラアの吸血鬼を思わせた。 苦悶の表情すらも、艶めかしくみえるか。 男の首へと手を伸ばして縋りつき、身を震わせてただ貪られる赤。 ひくり、ヒールを履いた細い足首が突っ張って震えた。]
…ハ……ぁ。 [息も詰まるほど蹂躙され、ようやくの解放に零す溜息。 暫く呆然としていたが、視線に気づきゆっくりと憂いを帯びた笑みを作る。 血に濡れた唇は今まで以上に艶めかしく、ぺろりと出して見せる舌には男の歯型の刻印がくっきりと。]
(104) 2010/04/06(Tue) 16時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 16時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 16時頃
修道女 ツェツィーリヤは、小僧 カルヴィンがどうしているだろうかと心配する余裕はなかった。
2010/04/06(Tue) 16時頃
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うふふ…ふふふふふ。
[わらう。 陰鬱を絵に描いたような瞳元は弧に曲がり、 舌舐めずりをしかねない程の、仄暗さ。]
嗚呼…傷はルール違反だった、かな…?
[上体を起こし、半眼の上目女の鼻先から見上げる。 竦めた肩からさらさらと零れる髪が、薄布越しの光を浴びてきらきらと白銀へ墨色へと忙しない。]
見えない所だから大丈夫…かなァ。 君が言わなければ、ね。
[言うなんて、思っても居ない事を口にしつつ、 赤に濡れた口唇から歯型のついた舌がチロと見せられれば体を伸ばして貌を寄せ、薄く開いた口唇でそっと食む。また、味と臭いがあたりに広がり、ぽたり、顎を伝って女の腿に落ちた赤は、花弁のよう。]
(105) 2010/04/06(Tue) 16時頃
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― ルーカスの客室 ―
[傷をつけないように白磁の肌へ指を触れていく。 腰ひもを全て解いて下着だけの姿へ変えれば 懐にしまった鈴が、リンと音立てて床に落ちて転がった。
女の肌にこうして触れた事などなくて、思っていてよりも柔らかくて吸いつくような手触りにどきりとするたび手が止まって、動かすように言われる。 女の声があがるたびにも戸惑ってしまうけれど、徐々に慣れを覚えた指先は鎖の冷たさを時折伝えながらも女の素肌の上を首筋から鎖骨へなぞり、胸の輪郭をなぞり、脇腹から臍まで触れていく。]
―――… は
[思わず熱い息が吐かれる。辛抱しているのは、紳士には見抜かれたような灰青を感じた。下腹部はスラックスの下で窮屈そうに主張してきている。]
(106) 2010/04/06(Tue) 16時半頃
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…っ、…おい。
てめぇの…目的はなん だよ。 部屋でこんなことさせ、て…
[肩で荒く息をするのをまだ堪えながら、高炉の傍に寄ったくらい熱くなっている身体の熱を吐きだしたい 衝動。 両手を一度、彼女の上で強く握り堪える顔をしながら視線を横に――灰青へ。]
っ …はぁ、…
[まだ言葉を話す余裕はあるんだと、自分で思う。 同時に相手にも知らせることとなる。 熱い息が、 止まらない。肩が揺れた。]
(107) 2010/04/06(Tue) 16時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 16時半頃
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[行為が止まれば、男の手が添えられて促される。 教えられていくことに嫌悪感しか抱けない。]
―――そこはっ…
[促された場所は、まだ誰も触れてない白い布地の上。 促されても、腕に力を込めて手を寸でのところで止める。 程よく筋肉のついた腕だと触れれば解るだろう。]
っ… く ――― ごめん。
[それはおそらく初めて男からの謝罪の言葉。 そろそろと手を下ろして、布地の上に降りる。
ぞくりと背筋から這い上がる、心地。 それに全てを委ねてしまいそうになる背徳感。 奥歯を噛んで、耐えた。]
(108) 2010/04/06(Tue) 17時頃
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嗚呼――「イイ」ね。
[血まで、薔薇の香りがする。 男は満足げに彼女の顎を垂れる血液を指で掬い口に含み、 口唇を彩る赤から頬に舌這わせ眼球をチロと先で味わった。 ほっそりとした手を伸ばして引き寄せると、 黒いガウンの上から括れた腰を這わせ尻たぶを撫で、 緋色の紐を辿る様にして乳房へと向かい、 一度だけその先端に触れ撫でた。]
(109) 2010/04/06(Tue) 17時頃
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[女が甘い喘ぎを漏らし注意が逸れた隙、 何時何処からか手にしていたのは一本の小さな瓶。 彼女の背で片手で蓋を捻り口に含み、 髪を梳き酷く優しげな仕草で、女へと口移す。
それは、飲用に適さない程酷く度数の高いアルコール。 今出来たばかりの傷口には、きっと火がついたかのよう。]
良いというまで、飲み込んじゃ駄目だよ?
[どんな動きも踊りも邪魔せぬよう彼女から離れ立ち上がり、 笑みを漏らしながら もう半歩、下がる。 天井から吊るした薄布が肩にふれ、ふわり、揺れた。
開け放たれたままの扉からは、香と酒と薔薇と、 ――微かに鉄錆の臭いも、控え室まで届いて居た――*]
(110) 2010/04/06(Tue) 17時頃
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[手が止まれば、男の手が重なるように添えられ動くように促される。触れた事のない女の箇所をなぞり上げるように指を動かす。女が声をあげればとっさに手を離しそうになる癖を見抜かれているのなら、添えた手はそのまま。]
……!
[その動きが繰り返されて、下着から指先に湿っぽい心地が伝わってくれば、びく、と指先の動きが強張る。 そろりと視線を彼女の顔へと向けて表情を確認してしまう。 すぐに視線は外すけれど、どくん、と脈打つ鼓動は大きく]
い… 嫌 だよ な。 こんなこと されて、… っ
[ごめん、と今度は心の中だけで謝った。]
(111) 2010/04/06(Tue) 17時半頃
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…っ
[手の動きは休まる事を許さないように優しい素振りの紳士は促してくる。指先から伝わる柔らかな感触と湿り気。 時折、太股の上に鉄の鎖が冷たさを伝える。火照る身体にはその冷たさは際立って伝わってしまう。]
――――。
[それでもこれからする行為は、彼女にとってもっと嫌で辛くて、痛みを伴うものだろうと思えて 心が痛い。 ずっと、 ずっと奥が痛い。
俺は 何のために ここにいるのだと 思い出させるには それは、十分すぎるほど。
――――。 囁く誰かの名前は、心の中だけで響く。]
(112) 2010/04/06(Tue) 18時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 18時頃
若者 テッドは、琴弾き 志乃の太股へ湿った指先を這わせていった**
2010/04/06(Tue) 18時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 18時半頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 20時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 21時頃
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― ルーカス客室/回想から現在に至るまで ―
[ルーカスに宛がわれた客室の扉は、閉められてはいるものの、鍵はかかってはいない。誰かが迷い込んできたなら、それが奴隷ならば、共に見ることを、いつもの柔らかな口調で強いることもあろうか。]
腰の帯を解いてくれと、彼女が言っている。 嗚呼、それだね。その下の紐も、同じように……。
[異国の女の言葉を、金の眼の青年に通訳する男の唇は、相変わらず穏やかな弧が描かれている。笑みがデフォルトであるのは、姉弟良く似ている。血が成せる業か、はたまた…―――。]
ふふ、ほら、自ら解いてなどと、厭なら言わないだろう?
[チャラリ――時折響く鎖の音。 手が止まった青年の耳朶に甘く囁く。 まるで青年に対する愛撫のように、吐息が耳元の髪を揺らした。]
(113) 2010/04/06(Tue) 21時半頃
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[確かに、行為を強いてはいるが……。 暴力に訴えている訳でも、薬を盛ったわけでもない。 それでも共鳴し合うように、熱くなる男女の身体は、彼ら自身の人としての業だ。
もたついたとて、女の肌を男が暴こうとするのは本能。 本能を後押しするように、白絹が嵌められた手が、青年の手を導く。]
『――嗚呼、良い音だね。』
[肌蹴た着物の胸元から、鈴が泣くように啼くように転げた。 それは女のあげる声音にも重なって。 褒め言葉は、異国の女の母国語で。 黒髪と白い肌と着物の紅と……幾多の要因が重なれば、酷く扇情的だ。 脳裏に、その白い肌をカンバスに図案がスケッチされる。 しかし、それは彼らには判らぬこと。]
(114) 2010/04/06(Tue) 21時半頃
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[唇と唇が重なろうとしていた。 まるで愛のある睦言の序章のように。 それを見守る灰青は、彼らの上がる体温と対比するように、冷えた水底のようにそれを映す。 ルーカスは、部屋に備え付けの電話で、何事か誰かに告げる。
そう、それは、覗き見が出来る設備があれば可とするもの。 控室にはむしろ音声だけを流すのも良いかもしれないという提案でもあった。しかしながら、それは彼と彼女には聴こえないもの。]
ほら、手が止まっているよ。 私が全て手ほどきをしなくてはいけないのかな?
[受話器を置くと、ベッドサイドのチェストから何かを取り、絡み合う二人の元に戻る。青年の懐から落ちた鈴を拾い上げるルーカスの髪は、2人とは対照的に一筋も乱れていない。]
(115) 2010/04/06(Tue) 21時半頃
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――さて、ね。 しかし、そろそろ君も限界なのではないかな? 今は余計なことを考えずに、彼女を気持ち良くさせてあげなさい。
[何をしたいのか?その問いに関する答えは今はない。 青年の股間がはち切れんばかりなのは、火を見るより明らか。 私(ルーカス)のことよりも、彼女を優先しなさいと、諭す。
リィン――泣く啼く鈴を拾い上げたルーカスの手の裡には、避妊具があった。]
まずは、女性器を潤さないと、ね。 痛い思いはさせたくないのだろう?
[逆の手で、下肢を覆う白布の上に、青年の指先を促した。 手が止まれば、手を重ねて、動き方を教え込む。 今までの流れから、添える手は暫く退かない。 背徳感に責め苛まれながらも、青年の手が自ら動くのを確かめれば、男の手は青年の手から離れた。]
(116) 2010/04/06(Tue) 21時半頃
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君の準備は、私がしてあげよう。 避妊具をつけるのに手間取ると、女性の身体は冷めてしまうからね。
これから先、機会があるなら、手早いつけ方をマスターすると良い。
[離れた手は、青年の背を走り、尻をなで上げ、下肢を覆う布地にかかり、それを取りはらう。いつの間にかルーカスの片手から白絹の手袋は取られており、綺麗に整えられた爪のある指先が、金の眼の青年の男性器を柔らかく掴んだ。]
(117) 2010/04/06(Tue) 21時半頃
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[電話は多角会話が可能であろう。
道化と姉とヴェスパタインに同時に繋げ、ルーカスは言の葉を織る。
姉とヴェスパタインが出ないようならば、彼らの部屋付きの使用人に伝言が行く。]
No.6の処女を散らさせてもらうよ。
事後承諾っぽくなってしまったが、彼女の処女にこだわっていたのは私だけだろうから、構わないかな?
まぁ、もし、問題があるようなら、責任は取るつもりだけれどね。
一先ず、舞台がまた開けたなら、彼女も別の男と絡ませてもらっても構わない。あと、処女関係でタブーがあるのは、No.2だけで良かったかな?
[先にそのようなことを告げ、次に言うは]
嗚呼、今No.4にNo.6を襲わせているんだ。
隠しカメラがあるなら、その映像で他の奴隷を煽ってもらうのは構わないよ。
―――そのこと、音声は控室に流してみようか?
[そんな提案だった。
音声は控室に流れるよう、道化が手配してくれることだろう。]
/*
そのこと× いっそのこと○
もう、本当に、色々申し訳ございませんorz
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 22時頃
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[不意に部屋内に電話の硬質な音が響く。 男はNo,1から視線を外し、ゆっくりした動作で近づくと手に取り、耳へと当てた。 聞こえて来る声は、客の其れ。]
ボクは構わないよ。 拘りは、彼女の答えを待った方が良いと思うけど。 映像を流すのは、ちょっと面白いね…――?
[くすくすと笑い声。 視線はNo,1から離さない。]
(118) 2010/04/06(Tue) 22時頃
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はいはい、了解しました。
控え室には音声だけにしますか?
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― ルーカスの部屋・現在に至るまで ―
[部屋に漂うのは、紅茶の匂いとおかしな空気。 今、私はベッドに横たわっていて。 金目の青年の手によって、着長の帯が解かれようとしていた。 それを見守る、灰青の瞳。 英国紳士を気取った男は、青年の手がもたつけば 優しく教えるように手解きをして。 二人の男の手によって露にされていく白い肌。
それはまるで、二人の男に抱かれようとしているみたいな錯覚を覚える。]
ん、っ…!
[急に触れた冷たい感触に、微かに身じろぐ。 青年から謝罪の声が聞こえればふるふると頭を振ったが、 言葉は出て来ず、代わりに熱い吐息だけが漏れる。]
(119) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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――― ちりん。
[胸元で鈴の音が聞こえて、熱で浮かされた思考が少しだけ戻る。 大事な、鈴の首飾り。 その首飾りをくれた人物の事を思い出して。]
(…あぁ、この人……少し辰兄に似ているんだわ…)
[申し訳なさそうに見下ろす金の瞳。 見詰めれば、自然と記憶の中のイトコを重ね合わせる。 それは、今は遠い異国へと渡ってしまった、初恋の人。 真っ直ぐなところも。優しいところも。瞳の力強さも。 何処か似ている気がして。 何となく、彼に惹かれた理由がわかった気がした。]
(120) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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[ベッドは青年の重みに小さく声を上げた。
ゆっくりと近づけられる青年の顔。 至近距離では、お互いの吐息を感じられて。 それがまた胸を高鳴らせる。]
―――ん…。
[近づく青年の唇を、拒む事はせず。 漆黒の瞳を閉じて、口付けを受け入れる。 優しく重なる、二つの唇。 僅かに唇が離れ、閉じた瞳をゆっくりと開けば、彼の身体も火照り始めている事を知った。」
(121) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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…っ、はぁ……んんっ!
[私の肌に触れる青年の指はとても優しくて。 けれど、触られた箇所から熱を帯びていくようにじりじりと甘い刺激を残す。 触れられる度に身体は反応して、いくら声を抑えようとしても、吐息と一緒に唇から零れ落ちた。
そしてそれと同時にもう一度、鈴の音が。 りん!と今度はさっきよりも高く啼いて。
白いシーツの上には、赤と黒の蝶が羽を広げた。
外気に晒された身体はふるりと震えて。 荒い呼吸と共に、綺麗なふくらみが上下する。
いい音、と呟いた男の声が、遠くの音のように聞こえていた。]
(122) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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嗚呼、声だけの方が良いかな。
例の子みたいに、視覚に訴えない方が、刺激されるものもあるだろうしね?
[道化の質問には、ゆったりとした口調でそのように。]
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[青年の指は、熱い軌跡を残して徐々に下へと降りて。 鈴の首飾りを拾う男の姿は目に映れど、そちらに意識を回してる暇は無い。 身体の上を滑る度に、まるで楽器のように艶を帯びた声が上がった。 恥ずかしいと思う気持ちはあれど、それもぞくぞくする刺激へと変わっていく。 金の瞳を見やる漆黒は、いつしかとろんとしてきていた。
やがて、白絹の手に導かれて青年の手は白い布地の上へと辿り着く。 耳にする謝罪の言葉。 それに反応する暇もなく。]
―――ん…ぁ、……ッ!
[彼の指が布の上に降りれば、びくりと身体を揺らした。]
(123) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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―― 控え室 ――
ちょっと失礼しますよ……。
[従えた男一人が、薄暗い控え室の隅に、壊れたラヂオを置いた。 チューナーが壊れたそれは、特定の電波しか拾うことのできない無線のようなものだ。]
……これでお楽しみ下さいとの、心遣いのようですよ。
[音量をあげれば、ノイズ交じりに聞こえてくるのは、ルーカスの客室での一幕。戸惑う青年と娘の声、促し指導する絶対的な命令。 道化は最後に唇の前に人差し指をあてて、では準備が済むまでごゆっくり、と控え室を後にする。]
(124) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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[覗き見趣味の客用の盗聴器は、ちょうど甲高い娘の嬌声>>123を拾っていた。]
……異国の方も、高まると大体同じような声をあげるのですねぇ。 興味深いです、ふふ。
(125) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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あ、ところでですね。
舞台に用意して欲しいもののリクエストはありますか。
[各部屋のお愉しみを邪魔しない程度に、間をあけてからかけられる電話。]
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…や、… あ 動かさな…!
ッ、あ ぁあ!…やだ…っ!
[指の感触が伝わる度に布越しに擦れて、声が漏れる。 奔る感覚に顔は歪んで、自分は今とてもみっともない顔をしているのだろうと思った。 金の瞳と一瞬だけ目が合えば、下着が湿り気を帯びている事も解っていて、恥ずかしさで死んでしまいそうだった。
視線を外したままかけられる、青年の言葉。>>111 それにはふるふると否定するように首を振って。
出来る限り優しく微笑んだ。
身に奔る感覚は思考を浸食していって怖かったけれど、青年の優しい指は、嫌ではなかった。]
(126) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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準―――…備 って
[相変わらず優しい口調を続ける男に、余裕のない言葉が返る。 枷で繋がれた両腕では避妊具を――そもそも使ったことがないので現物を見るのも初めてだったのだけれど]
ば、ば…ッ 馬鹿野郎。 男にんなことされるとか冗談じゃねェ!!
[扉が開いてるとか、音声がダダ漏れだとか当然知らない。
ただ、鼻を一度すんとならした時に酒と薔薇と、鉄錆の匂いがどこからかした気がした。けれど、目の前の光景に目が眩めばその匂いもどこか遠くに感じたまま]
っ…や やめ
[すっかり熱くなって準備が整い過ぎている自身の芯を露わにされて、冷たい外気に曝される。灰青の男の素手でそこに触れられれば、激しく脈打つのが伝わるだろう。]
(127) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 22時半頃
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―控え室― [下着を頼んだら付いてきたのは、色とりどりのドレスやら、 ふりふりのレースでごてごてしたベビードールやら、 それこそN0.1が着ていたようなボンテージのようなコルセットまで。]
…これはセットで。ということなのかしら。
[暫くの逡巡の後に、白い、ドレスに近いような レースで飾り付けられたベビードールを選んだのは 中途半端な、自身の気持ちを表しているようだった。]
…どうしよう……。
[逃れられないのならば少しでも可能性のありそうなところをと、 何処へ行くかと考える。 灰青の貴族は4と6をご指名で連れて行ったのは確認していた。 墨色の髪の男性は得体が知れなくて、正直、怖い。
となると…。やはり……思いつく場所はひとつしかなかった]
(128) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 22時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 22時半頃
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―― 廊下 ――
[それからグロリアの部屋でどんなやりとりがあったかは、さておき。 どうにも静まらない熱を抱えながら、千鳥足の少女は控え室に戻る途中、またも扉が開け放たれた香りの漂う部屋の前で足を留める。 ノックの仕方が分からず、とりあえず外側を叩扉した。]
(129) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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[ルーカスの素肌の手に触れた、青年の男根は熱く波打っている。 人差し指と親指で輪を作り、根元から亀頭に向けて、何かを確かめるように緩やかに動かす。]
おやおや、準備は不要のようですね。 彼女の方はいかがですか?
濡れが足りないようなら、舐めて差し上げると良い。
[青年が達しないように、根本をきゅっと締めつけて、女の下着を剥いで具合を確かめるように告げた。
チリリ――ルーカスの青年を虐めていない方の手の裡で、鈴がなる。 ラジオにその音は乗り、鈴の持ち主を知っていれば、誰と誰が睦み合っているのか、より判り易くした。]
(130) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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[異国の女が優しく、笑う顔が心を締め付けた。
身体に触れて声を出してくれて 男はなんて単純な生き物なんだと思い知らさせた。
こんな状態でも勃起してしまうなんて――― 唇を引いて、奥歯を噛んだ。
指先に触れた湿り気は、もう乾いていた。 胸元で上下する綺麗な膨らみが見えて そこに触れてみたいと 金の眼は つい、動いて]
―――…っ
[思考を途中で止めて、首を振った。
芯が、熱くて くらりと眩暈を覚え始めた。]
(131) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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ば…ッ だから、さわ ンな…
[緩やかな指の動きに、つい声が上ずる。 根を締め付けられれば、小さく息を呑む声も上がった。
確かめろと言われれば、灰青を弱く睨んでから]
――――…
[ゆっくりと寝具に横たわる女の下着に手をかける。 ちゃら、と鎖が垂れて脇腹にひたりと触れては離れを繰り返す。 鈴の音を耳で捉えながら、女の最後の布を取り払ってから 右手の指先をそろりと女の繁みの奥へと触れようと伸ばす。]
(132) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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小僧 カルヴィンは、長老の孫 マーゴと途中ですれ違うだろうか。彼女の名前も、そういえば知らない。
2010/04/06(Tue) 23時頃
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うん? 見ての通り、開いてるからどうぞ?
[果たしてNo,1の様子は彼女から異変を感じ取れるだろうか。 男はひらり、吊られた薄布を捲って入り口の様子を伺った。 薔薇と酒と香の臭いが、更に濃く広がる。]
(133) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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…、……?
[ふと、愛撫する手が休まって。 とろりと潤んだ漆黒を青年の方へと向ける。 けれど、その視線はすぐに別の方向へと背けた。]
―――…ッ!
[灰青の男の手には、硬さも大きさも十分な青年のものが握られていて。 それを見れば、檻の前で見た光景を思い出してしまった。 今度は今から、アレが私の中へと―――。 未知の事に不安は募るが、此方の準備もまた整っていた。]
(134) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 23時頃
長老の孫 マーゴは、琴弾き 志乃とテッドの睦み合うらしき声が耳についてはなれない
2010/04/06(Tue) 23時頃
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あ…、…っ
[金色と灰青が何か会話を交わした後。 青年は私の下着へと手をかけた。 肌に触れる鎖はひんやりとしているが、熱を持っていってはくれない。 それどころか、身体を震わせて熱を上げるばかり。
ちりん、と鈴の音が聞こえる。 返して貰わなくては、そう思う思考は表面上まで出てくる事が出来ない。
意識は取り払われる下着に集中されて。 纏うものが無くなった下半身は微かに震えていた。 青年の指を拒みはしなかったが、輪郭をなぞるように這えば、大きく身体を揺らして、咄嗟にぎゅっと脚が閉じられる。
彼の指先には、蜜が絡まっているだろう。]
(135) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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指を裡に入れて、少し慣らしてあげた方が 彼女は痛くないですよ?
[睨む金は、常よりよわよわしい。 1本まずは入れてみなさいと促しながら、ルーカスは避妊具の袋を唇に咥える。チリン――また、鈴の音を鳴らしながら、鈴を握った手で避妊具の袋を破り、ゴムを取りだす。]
1本大丈夫なら、2本……そう、大丈夫そうですか?
[根元を締めつけているそれに、ゆっくりと皮膜を被せた。]
『これが欲しいですか? だったら、彼に上手に強請ってみなさい。』
[そして、日本語で女にそう優しく語りかけた。]
(136) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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ごきげんよう、お邪魔します。
[幾重にも巡らされた薄布に隔たれて、こちらの格好も、会釈が男性側だったことも気づかれないだろう。 そっと足を踏み入れる。一歩毎に香のきつさが増す気がする。 思わず鼻頭に皺を寄せたが、なるべく不快そうな顔はすまいと努力した。]
うわ、……っ
[それでも、完全に広がる光景には息を呑む。 この部屋は、空間は、完全に主人たる彼の支配下にあった。 近寄り難い品格は、少女すらも傅いてしまいそうなほど。 言葉を探そうとするのに、棒立ちのまま、ぽぅっと思考が働かない。]
(137) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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道化師 ネイサンは、メモをはがした。
2010/04/06(Tue) 23時半頃
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―控え室― [出ようとしたところで入ってきた男が持ってきたラヂオ。其処から流れる音声に。 そして言われた言葉。音量が上げられて、聞こえてくるのは間違いなく……]
(…んっ)
[耳をふさぐべきかと思っても容赦なく襲い来るその音は、 先ほどまでの舞台上の出来事を思い出させるようなもの。 少しだけ、顔を赤くして足に付けられた枷を引きずりながら部屋を出た。 そういえばうるさそうな長身の青年と、少年のような少女にどうやら、 行きたかったところを先に越されたらしいことも思い出した。]
(138) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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[当然のように震えが伝わって、奥を探る右の指先は脅えさせないようにゆっくりと忍びこむ。すぐに、水あめみたいな感触に触れることができた。]
――――… 準備は、もう…
[濡れてるのに、更に指を入れろと言われて戸惑う目。 けれど、拒否をすれば どうなるか解らない。 それに痛くなければいいと、素直に思う心もあって く、と中指を男を知らない女の膣へと沈め込ませた。 くちゅりと水音を鳴らし、内壁を優しく刺激していけば指先に蜜が更に絡んできたので薬指も増やして入れた。
嬌声が控室に聞こえているとも知らず、声が上がる箇所を指先は何度も責めて蜜を増やそうとした。
そんな事をしている間に、結局、ルーカスに被せられてしまえば――― 手負いの獣のような金の眼を鋭さを備えたまま向ける。 ゴム特有の匂いが、すぐに鼻まで届けば緩く眉を顰めた。]
(139) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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[彼の笑みは底知れなくて、ぞくりと竦み上がる程の恐怖はそれでも体の芯に昏い火を燈すかのように魅了されて。 ささやかな秘密の共有に頷くと、御褒美のように与えられる口づけ。 痛み混じりの甘美さに、顎伝い滴るはまるで薔薇の花弁。
血塗られた指を舐める仕種すらあまりに優雅で、 やわらかな舌が動くたびにうっとりと零す甘い嘆息。 敏感な眼球への戯れに、閉じかけた瞼は堪えて震えた。
いまひとときは、この方のもの。 玩具でいられる事に、身も心も満たされて。 薄布越しの愛撫に身を委ね、はしたなく尖った先に触れられては、思わずピクンと大きくみじろぐ。
声塞ぐように重ねられた唇から注ぎ込まれる灼熱。 思わず身を折りもがくも、命じられては吐き出す事も飲み下す事も出来ぬ。]
(140) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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匂いがきらい? それとも布がきらい?
[くすくす笑いながら、電話を置いて。 たっぷりと布が敷かれた床に、また、ゆったりと座る。 No,1が問題なさげなら、手元に引き寄せようと手を伸ばしつつ]
可愛らしい格好だね? 自分で選んだの?
(141) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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でも…多分、あそこしか…
[迷いつつも、こちらが向かう先から出てきたらしい、 今は慣れぬドレスを纏っている少女とすれ違う。 次に彼女の向かった先からは薔薇と香と酒の匂いが 微かに漂っているのも伝わってきた]
(…あの人の香り。まとわり付く感じがどうにも…だったのだけど)
[もう、デザートは残っていないかな、と思いながらも 漸くグロリアの部屋の扉を叩いた]
(142) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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―客間― [暑い、というカルヴィナを見やり、ワインを口に運ぶ]
あら、舞台の上はそんなに酷いものだったかしら。 いいえ、酷いのはそれほど望むのでもないけど。
でも、愉しいかと言われると、――そうね、愉しくはないわ。 私の体は、ああいったことを愉しめる様に出来ていないの。 私が、という意味でよ? 男性は、とても愉しいようだけど。
貴女は、男性が怖い?
[No.8の方をちらちらと見るカルヴィナへ首を傾けて]
それとも別のものが怖いのかしら。
[もじもじとする様子を愉しそうに見る]
(143) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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貴女を買うかどうかはわからないわ。 でも、貴女を買うなら、貴女がそれを「愉しい」と思うように、したいの。 一から仕込んで、吐息だけで濡れてしまうような。 他の女の子なら、いつもと同じことを考えていたのだけど。
だから、貴女の処女は、痛いだけの思い出にはさせたくないのだけど……。 貴方なら、ここでそれが出来るのかしら?
[そう言ってNo.8を見た]
カルヴィナが幼いから勃たないというなら、強くは言わないわ。
すぐに返事なんて出来ないでしょうから、熱でも冷やしていらっしゃる?
[カルヴィナへとそう声をかけて。 廊下へとふらふら出て行く様子をソファから見送った]
(144) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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…ん、んんーっ!!
[黒い瞳は涙に潤み、苦悶の表情に寄せられる眉。 この様子で、客は恐らく気づくだろう。 太い眉に調えてあるのは、苦しむ姿を際立たせる為だと。
伸ばした手に触れた薄絹に思わず縋る姿は、まるで蜘蛛の巣に囚われた羽虫。 飲み下さずとも口内粘膜から徐々に回る酒精に朦朧としながら、それでも懸命に言いつけを守る為、舌の傷口に染みる痛みに耐えている。]
(145) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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……ッ、これは、仕方無く……。
一応、それは褒められているの、か……?
[言っても、この男には全て見透かされるだろう、それも悔しかった。 二人の間の濃密な雰囲気から逃れられないまま、絡め取られるように一歩、彼の座する方に踏み出した。]
慣れないから、余計にアナタの匂いだと感じるようだ。 趣味は悪くはないと思う。
お愉しみの邪魔だったらすぐに去るけれど。 僕はそんな奉仕の仕方はできないから。
(146) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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[お許しがいつ頂けたかはわからない。 少女がそっと部屋を訪れた時には、酒精に火照ってぐったりした体を、敷かれた布の上に横たえて居た。]
(147) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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―― 回想・グロリアの部屋 ――
恐くはない、僕も一応男として育てられたから、 嫌いより憧れというか……羨ましいというか、複雑だな。 それでも、こういったドレスも、着てみたいと思ったことがある。
どっちつかずなんだ、僕は。だから、
[ふるふると頭を振ってから、熱の冷めないまま、蕩けた表情でイアンを見上げる。憧れたものを、幾らか有している彼。男なら、それが当然であるもの。]
初めてのことなんて、考えたことはなかった。 痛い、とは聞いていたけれど、一生無縁だろうと……。 だから、そう拘りはない。嫌だとごねたところで、 ここにいる以上避けては通れないだろうし。
……イアンは、悪くない。僕相手じゃ、不服だろうけれど。
(148) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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[電話から聞こえてくる弟の提案に]
別にその子を散らすのは構わないわ。
No.2の子は……今提案をしてみたけど、どうかしら?
プライドが高いから、無理矢理にでもしなければ受け入れてくれなさそうだけど。
ああ。どなたか着たみたい。
修道女 ツェツィーリヤは、ランタン職人 ヴェスパタインの手に引き寄せられ、その胸に身を寄せた。
2010/04/06(Tue) 23時半頃
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そんな? ふふ、何を想像したのかな?
[No,1の肌に緋色の縄は綺麗に巻かれているが、 男のほうは服装も髪も乱れて居ない。 けだるげに前髪を掻きあげ斜めに顔を傾ぐと、墨色はさらさらと、流れる。]
用事があってきたんだね?
(149) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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[青年の指はそこから進む事無く止まった。
―――ように思えた。 灰青の男が彼へ何かを告げる。 浮ついた頭では、彼の滑らかな言葉を理解できない。 必死で呼吸を整えようとしていれば]
…っ?! あッ―――〜〜…!!
[止まった指がゆっくりと侵入してくれば、一際大きな喘ぎ声が漏れて。 咄嗟にじゃらと鎖の音を鳴らしながら、手の甲で口元を覆った。 異物感に眉を顰めながらも、淫らな音を立てながら 弄られれば、次第に変な気持ちになってくる。 自分で触った事が無く、舞台上で女に指を入れられたのが 初めてだったというのに。 あまり時間を要する事無く、増えた彼の指を呑みこんだ。]
(150) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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[ドアが叩かれる。出て行ったカルヴィナではないだろう]
開いているわ。どちら様かしら?
[声をかける。やがてドアが開けばNo.7の姿]
あら、貴女の髪色に、とても似合ってるわ。そのドレス。 どうかなさったの? 甘い匂いにつられてきたのかしら?
(151) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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… んっ…、んんっ!
[口元に押し当てた手で必死に声を殺すが、ある所を刺激されれば、殺しきれない声が上がって。 そうすれば、彼はそこを何度も攻め立てる。 次第に押し当てるだけでは堪えられなくなってきた頃。 また鈴の音が聞こえた。
その音は、今度はわかる言葉と共に。]
そん、な……何て 言ったらい、か わからな…
[身体を震わせながら、灰青を見上げる。 紅潮し、乱れた表情は、今にも泣き出しそうなそれに似ていた。]
(152) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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−回想:>>62− あら。貴方の御召し物のセンスも、最高にダサくてイカしててよ。
[人差し指を唇に当て、くすくすと笑う。 「自称・男性」であるNo.2のみならず、下手な男よりもマッチョな女は、じっとりとした目でイアンを見つめた。]
あまりこういう場所で名前を名乗るのはよろしくないわ、ベイビー。 それから、お嬢さん達も同じく。あなた達の栄えある人生に汚点を残したくないのならばね。
[ぱちりとウインク。 なお、「ベイビー」と「ファッカー」はほぼ同義であるのだが、ここにおいては余談にすぎない。]
(153) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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―回想―
覚悟は出来ているのね? できていなくても、そのつもりはあったのだけど。 貴女は幼く見えても、身体は正直のようだったから。
私に男性と同じものがあれば、よかったのだけど。 道具も気が乗らないわ。
[くすくすと笑って]
イアンでいいというなら、お願いしたいわ。
(154) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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―― ヴェスパタインの部屋 ――
今は、……その、全部あの蟲みたいに思えて。 あんまりべたべたできないんだ。
説得力ないかも知れないけれど。
[それから、一つ頷いた。 彼の髪の流れを追っていると、毛先は布に隠されて見えなくなっている。 何だか、髪が蛇だという魔物の話を思い出してしまった。]
アナタはさっき、とても退屈そうだった。 今はそうでもないけれど……。 どういうことが楽しいのか、興味あるのか。 リサーチも必要だと、あの道化が言っていたから、来てみた。 掴み所がない人の……ようで。
(155) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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−回想:>>62−
私はただのメイドだから、別にいいのよ? 名も無く朽ち果てるだけの存在だもの。
[そう告げる女の表情には、自信と矜持が満ちているように見えただろう。目の前に居る男に、泣き言の類の一切を告げることを許さぬ程に。
事実、女は命がここで果てることはさほど惜しくも無かった。本来ならば、捕縛された時点で死んでいてもおかしくはなかったのだから。しかしどういうわけか、この場所で自分は生き延びている。それが愉快でたまらない、とは考えているのだが。]
ただシャクなのは、たとえアタシが買われても、アタシ自身には1セントの支払いも無いことかしらね。だってアタシ、ただ働きなんかしたことないもの。
ああ、どこかへお出かけね?いってらっしゃいな。神のご加護があらんことを。
[似合わないメイド服を着込んだ女は、似合わない投げキッスをした。]
(156) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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―― 回想>>153 控え室 ――
[No.5の軽口には、小さく肩を竦めるだけ。]
どうせ、伯爵家は没落して、子爵の位も投売り状態だ。 それに、僕を女性だと知る者は少ないし。
……これから先があるような言い方だな。 逃げ遂せる自信か、それとも良い飼い主に巡り合えそうなのか? 羨ましいことだ。
[とにかくイアンの方を見ないようにとするばかりに、メイド姿のNo.5を視界に入れる。こんなメイドも家に居たっけ、と思い出すと少しだけ郷愁に眉を曇らせた。]
(157) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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[女の裡に呑みこまれる指先を、灰青は細まり見る。 絡まる蜜と、閉じられる脚。
――やがて黒が灰青を見上げてくれば、薄く笑む。]
『言葉が判らないなら、君から脚を広げて。 私が掴んでいるものに手を添えなさい。
どこに宛がえばよいか、判るね?』
[宛がえさえすれば、準備が整ったと云う彼が、衝動に勝てる筈がない。 ルーカスは女の細い手を取り、青年の男根近くまで導くも、それから先は、あくまで女に任せようという態を崩さなかった。]
(158) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 00時頃
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[開かれた扉にほっと、息を吐く]
ええ、と…
[名を名乗るか迷い、そのままに。ドレスというか、服装を褒められて 少しだけ頬に本来の赤みが戻る。 甘い匂いにというのも釣られてと言うのも全くうそではない]
…はい…
[少しだけ戸惑い、照れで頬の桃色が増して、小さな声で答える]
(159) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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―― 回想>>154 グロリアの部屋 ――
それは、今ここで? それともこれからの舞台で?
[身体の様子がおかしい。 もしも薬を盛ったのだとすれば、前者だろうか。 ごし、と赤い頬を乱暴に擦るけれど、悲鳴を上げたり拒絶したりはしない。 ただ、緊張に肩ががちがちに固まってしまっていたけれど。]
イアン"が"首を縦に振るなら、だ。 僕から願い出たりは、しないからな。
[それでも、矜持の高さは相変わらず。 男を乞うような惨めな真似は、強制されぬ限り取ろうとしない。]
(160) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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─ グロリアの部屋 ─
[星条旗柄の下着はそのまま選ばれたのか選ばれなかったのか、身体の線をみせる様なシンプルで光沢のある白シャツと黒のボトムスでイアンはグロリアの部屋に現れる。カルヴィナから少し遅れて>>80。 部屋に入る時、イアンは僅かに眉根を寄せて、柱に手を付いた。 その仕草は一瞬の事、デザートとワインの用意されたテーブルに着く。]
──…… お邪魔しますよ、女王様。 嗚呼、デザートが似合いそうな女の子を連れて来た。 甘い物が好きかは聞き忘れた。
俺は、イアン・グッドマン。 女王様のお名前は伺っても?
[カルヴィナとはまた違う、緊張がイアンにもある。 アルコール度数の高い酒の消費量が多い国の出身のイアンには、多少のワインは酔うようなものではなかった。ケーキやフルーツが無くとも十分デザートの様な味に感じられた。含めて香りも。 直球の質問をカルヴィナがする間は、イアンは暫し沈黙していた。扇子の向こう側、さっきよりも視界に入るようになった気がするグロリアの端正な鼻梁に濃茶色の視線を向けながら。]
(161) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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─ グロリアの部屋 ─
[首をゆっくりと横に振ったのは、表情からグロリアの真意が汲み取り難くて。 カルヴィナを買うとしたら、IFの話。ワインを口元に運ぶ時の彼女は当然、言葉を発するためには口唇を開いてはいない。イアンの視線はグロリアのくちびるから白い喉元へ滑った。 ブランケットを差し出した所で、あっけなく酔ってしまったカルヴィナに気付き、熱い──ではなく暑いと口にする少女に目を見開いた。]
驚いた、おそろしく弱いんだな。 震えているのは、アルコールで?
[控え室で話した分気安く、カルヴィナの首筋に手を当て脈を見た。 くねらせる少女の内腿に気付いてから、嗚呼、と白い歯をみせるものの何処か酷薄な笑みを浮かべた。]
(162) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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[頬を染める異国の女が、声を堪えられなくて 泣きそうな顔を見せても彼女の内壁への刺激は続けた。 与える痛みが、これで和らぐならと言い聞かせていて]
…?
[異国の会話は相変わらず解らない。 けれど]
―――… な に 、…
[細い手が、避妊具を被せられた自身の傍までくれば 眉を顰めた。]
(163) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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―客間―
[部屋に設置された電話は、常に通話状態にある。こちらの声がどれほど聞こえているのか。 渡されたマイクへ喋れば届くのだろう。 聞こえてきた弟の声に、返す言葉は是の返事。
ややあって扉の向こうに姿を見せた少女。口ごもり赤くなる様子に笑みを見せる]
ならご馳走しましょう? 薬が使われていたみたいだけど、今は大丈夫なのかしら? [カルヴィナが座っていた場所を示す。 手を叩いて付き人を戻すと、新しいデザートを追加で頼んだ]
(164) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 00時頃
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べたべた? …ふふ。
[言い回しが面白かったのか、くすくすと鼻先で笑う。 メデューサを思いだされたとは知らぬ男の手先はNo,1のブルネットを弄び、くるくると巻いては引っ張りを繰り返す。]
ん、退屈なわけでもないよ? 此処に居る間は、ふふ、ずっと愉しい。
んー…――逆に聞こうかな。 君は、買われたら何が出来るの? ボクに何が得かなァ?
[チロと出した舌は紅く、鼻奥には未だ鉄錆の香りが仄かに漂う。 ついと手をNo,1に向けて差し出すのは、脇にどけた陶器の酒を所望する視線と共に。]
(165) 2010/04/07(Wed) 00時頃
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―グロリアの客間ー
あ、有難うございます。 え、えっと、今は、大丈夫です……醒めましたから。
[先ほどの男女の絡み合う声で少しだけ熱は上がっていなくも無かったけど とりあえず、大丈夫なことを伝える。もしかしたら、と思うことも無かったが。 促された場所にゆっくり腰をおとすと、先ほどまでいた彼女の温もりなのか まだ、其処は暖かった。]
(166) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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−控室−
[ほどなくして、控室に何やら音声が流れはじめる。]
アーハァ。なんというセンスの悪さ。 初めてのセックスを一般公開、かァ。
[耳に入るのは、先程檻の中とその眼前で嬌態を曝しあった男女の声。これを流している悪趣味な輩は誰だろうという思いに至り、]
いいセンスしてるじゃないの、ファッカー。
[歪んだ笑みを浮かべて、控室を出た。]
(167) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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―回想>>161―
いらっしゃいな。 女の子は、甘いものが好きだとは思うけど、彼女はどうなのかしらね? [くすりと笑い、中へ促す。 イアン・グッドマンと名を聞けば、自分の名を名乗る。
――グロリアと。 姓は名乗らない。奴隷へ名乗るべきではないと思っているのかいないのか。どちらにしても、嫁いだ後の姓を名乗るつもりはなく。
その後も彼の視線を感じながら、カルヴィナと話し、時折そちらへは視線を向けた]
(168) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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…、ッ……!
[返って来る母国の言葉。 その内容に、また顔が歪む。 言葉がわからなければ行動で示せと、男は言った。 ハードルが一気にあがった気がした。
綺麗に爪が整えられた手に導かれて、右手の鎖がじゃらりと鳴る。]
は、… ……―――
[手が避妊具を被せられた青年のもののすぐ近くまで寄れば、熱い吐息が漏れて。 男の手が離れると手はその場で暫く漂って。 それから、何度か吐息を漏らした後、そっと手を伸ばした。 初めて触る、異性のもの。 それは皮膜で覆われていて、表面の質感はわからなかったが とても熱くて、硬い事だけはよくわかった。]
(169) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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―― ヴェスパタインの部屋 ――
……できることなんて、何も。 僕でどうやって、アナタを楽しませればいいのか分からないから。
僕が喚いていると大喜びしていた手合い(ヨアヒムのことだ) もいたけれど、アナタはああいう下衆な趣味はないの?
[本来ならば奴隷は品定めされるだけ。 なのに少女は今は残った三名の客を天秤にかけている。 どこに取り入るのが自分に一番得なのか――我慢できるのか。]
そこの雌犬とは、生まれも育ちも違ってね。 自分でも参っているんだ……ここでのあれこれは、 僕の作法があまりに通用しなくて。
[いつもの低い作り声。ただ、程よく酩酊した躰に、この香と二人の睦み合いは毒だった。 ぎゅっと握ったところからドレスのドレープが翻る。 紅潮した頬を反けることで隠し、逃げ出したいのに足元に髪が絡みつく幻想。]
(170) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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―回想>>160―
今ここでといったら、どうなさるの? そうね、貴女が願い出なくとも、本当は余り関係ないの。 他の客には甘いといわれるかもしれないけど。
私がそれをしたくないというだけだから。 無理矢理押し倒すこともできるわ。 それをしないのは、あなたに価値を見ているからよ? あなたが気持ちよく喪失できるのなら、場所は問わないわ。 彼にお願いしたけど、別の人でも構わないの。
相手は問題ではないのだもの。
(171) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 00時半頃
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─ グロリアの部屋 ─
[カルヴィナのヴァージンをイアンにと言うグロリアの提案。提案は初物の少女達が集まっている現状、グロリアが傷付ける事を望まないと言っていた以上想像の範囲内で。 それよりもサラリと彼女の口から話された「私の体は、ああいったことを愉しめる様に出来ていないの。」と言う言葉に、イアンの手は無意識に片手のグラスを握りしめた。それから自分自身に肩を軽く竦める。姿勢を正して、短い前髪をかき揚げ、グロリアとカルヴィナを交互に見た。 座っていてもイアンとカルヴィナでは体格差が随分とある。]
痛く無いように なんてアイデアを聞くのははじめてだね。 男なら逆は言っても、それは言わない。 幼いから勃たないは、無いよ。
(172) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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―― 回想>>161>>162>>168 グロリアの部屋 ――
[食い意地は張っている方だったけれど、イアンの言い草に少し不満そうに唇を尖らせるも一瞬。 良い男。巫山戯た性だ、と鼻白む。]
弱くなん、て……! この、ワイン……嗚呼でも、暑い。暑いんだ。
[イアンは平気なのかと顔色を窺う。 首筋にあてられた手は、ひやっとして気持ちが良く、思わず喉を鳴らす猫のような表情でワインと同じ色をした瞳を眇める。]
甘いもの、は。好き。……だけど、
(173) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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示される事柄に対して、YES──以外の選択肢は考えて無い。
[「幼いから勃たないは、無い」それはカルヴィナが性的に魅力的だからと言う意味では無いのだが、東洋的な笑いで流し、男の生理事情等の説明はしない。カルヴィナに、]
(目的達成への可能性を重視するなら) どうして、願い出れば良いのに。
[気安くカルヴィナの髪を撫でた。熱が燻っている様子の少女が先にフラフラと部屋を出る時には、舞台に備えて、きみの下着の色でも想像して置くよと軽口を言った。]
(174) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンをじっと見て、それから僅かにだけ目を伏せた。テーブルの上に残ったワインに視線を向けるようにして。
2010/04/07(Wed) 00時半頃
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[廊下を歩く女の鼻孔に、奇妙な香が侵入する。]
………?
[扉を開けているのか、中の様子は容易に見える。 そこには、先程までひたすら静観を決め込んでいた男が、従順な雌犬の何かを施している姿があった。]
(175) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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[そして握ったそれを、導こうとしたけれど。 脚が震えて、開く事が出来ない。 それは恐れからというよりは、羞恥心からくるものだっただろう。 自ら脚を開いて強請るという事に、酷く抵抗があった。 しかし、いつまでも握ったままでいる訳にもいかず。
視線を彷徨わせた後、漆黒は金の瞳を見る。]
『―――…おね、がい』
[か細い声で言えたのはそれだけ。 いっぱいいっぱいの表情で告げるその言葉の意味は、彼に伝わったか。]
(176) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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―客間・現在― そう? 大丈夫なら、よいわ。 薬が残ったままは、きついもの。
特にああいったお薬はね。 [椅子に座った少女へと、温かな紅茶を用意させた。それと、同じデザート。
何か言いたげな少女を見る。隣のイアンを並ぶ姿、その二人を交互に見た]
(177) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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[彼の視線に頷いて、気怠げな手つきで酒の器を手にとり、そっと差し出す。
疲労の残る伏し目がちな眼差しは酒精が淡く染めていて、長いブルネットの髪は弄ばれるがままに。]
(178) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 00時半頃
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―― 回想 >>171>>172 グロリアの部屋 ――
ここで、なら……最初からそのつもりで、 ワインに何か仕込んだんだろう、と
思うところだ。
[一度は知ってしまった、熱の解放と虚脱感。 もの狂おしくそれを欲している、そんな顔をすまいと平静を装っているが、声が鼻にかかるのを気づかれてしまいそう。]
初者(バージン)を散らすのを見るのが、趣味? だとすれば、僕の価値はその時点でなくなる?
[せめて、危害が少なそうな相手なら、買うところまでは漕ぎ着けなければ。 そう考えるのに、動悸は早い。イアンが、「勃たないは無い」なんて言うから! つい、彼の酷く大雑把な着替え風景と、舞台で見た金眼の彼の自慰行為を思い出して、思考に靄がかかる。巨大過ぎる恐怖と快楽に屈服したくなる。]
(179) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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――― っ !
[軽く触れられただけで、震えそうになった。握られれば、くらりとした けど、堪えて 小さく息を呑むだけ。 お互い準備も整っているのは確認できていた。
がり、と 男の理性を削るのに 彼女の行動は十分で 行為を促す男の思惑通りになっているとも知らずのまま
ギシ―――寝具に膝を委ねて、自分から開かない彼女の両足の間に自分の足を割り入れて開かせた。]
……ん
[懇願するような言葉が聞こえた。と、思った。 こんな時、何か言葉を掛けるべきかと、思い悩む。 だけど偽善にしか 思えなくて ――― 何も言えない変わりに横になる女の顔をのぞくように自分の顔を近付けて もう一度、優しく唇を交わした。
それからゆっくりと彼女へと自身の熱いものを宛がって、つぷりと一番太い先端を蜜壺の中へと沈めた。]
(180) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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―客間・現在―
……かなり、辛かったです。
[それだけ小さく口にしてから 隣にいた青年をみて、ああ、やはり、ここにいたのかと思うと同時に 温かい紅茶とデザートが運ばれてきて、微かに口端が綻んだ]
頂いてよろしいですか?
[礼儀よく、一度は確認して、デザートと紅茶をそろりそろり口に運ぶ。 と同時に、金髪の女性がこちらと隣の青年を交互に見る様子に 少しだけ、不安を抱いた]
(181) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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[恭しく一礼し、ヴェスパタインの部屋へと入る。 そして、何やら幻想に足を搦め捕られているNo.2の薄い尻肉を、無遠慮に掌でぎゅっと掴んだ。]
(182) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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―― 回想 グロリアの部屋 ――
必要最低限、といったところか。茶番だな。 けれど僕も同じ気持ちだから、何とも言いようがない。
[恋も知らず。秘かに待ち望んでいた王子様も現れず。 現実に大した未練のなくなった少女は、初めてが誰であろうと男ならいい、と自棄になっていた。見知らぬ使用人よりは、たった一言だけでも身の上話を語り合った相手の方がマシ。]
選択肢が与えられるなら、 少しは他の男でも見てくる。 アナタの目の前でヤれば、それでいいか? 舞台でなくここでと言うなら、すぐに戻って来るけれど。
[暗にそれは、他の客――彼の弟――も含まれていて。 心に酷く空虚なものを感じながら、すっかりソファを温めてしまった少女はグロリアの部屋を後にする。]
―― 現在へ ――
(183) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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君からみたら、此処に今こうしてる事すら、 「下衆」になるのじゃないかい?
嗚呼、雌犬なんて言うもんじゃないよ? それを言っていい立場じゃないのだから。
[くすくすと笑う声は鼻から抜けて。 伸ばした裸足が床に敷いた薄布に皺を寄せる。]
知らない世界は幾らでもあるものだもの。 それは恥ずかしい事じゃないさ。 出来る事、本当に、ないのかな…?
[胸元に引きよせた女の腰のラインを指で撫で上げ 髪に口元を寄せて匂いを嗅ぐように顔を伏せ、上目でNo,2の少女に視線をじっとりと、絡める。]
(184) 2010/04/07(Wed) 00時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 00時半頃
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―回想・客間>>173>>174>>179―
[ワイン、と聞けばそちらを見る。空になったグラス。
イアンの答えには満足そうに頷いた]
なら、よかった。 断られていたら、色々考え直さなくてはならなかったもの。
ワインに?
[カルヴィナの言葉に目を瞬かせた]
ああ。いえ、私と同じワインだものね。 少しだけ、薬を入れているのよ。 それが回ってしまったのかしら? 別のあけてないワインを用意させるべきだったわ。
[悪びれず口にして]
(185) 2010/04/07(Wed) 01時頃
|
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……お気になさらず、「御主人様候補」の貴方。
私めは、ただの名も無きメイドですわ。
高貴な身分のお方なら、メイドなど見慣れていらっしゃるでしょう。
[スカートをたくしあげ、一礼。 その目には、猛禽類のそれと同じ光を宿していた。]
(186) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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>>173カルヴィナ嬢。 俺が本当に酔ったら、自制心が低くなるよ。 けだものになる。 そうなったら、スクラムに押しつぶされるみたいになって、 きみが痛い目にあうのかもね。
[酒に弱い少女の返答には喉で笑って、アメフトでタックルする様な動作を作ってみせた。それは女の腰や背に両腕を回す動作にも似ている。]
今、俺が酔ってないのが悔しいと思わない事だ。 そこまで弱いなら、先にケーキを食べれば良かったね。
[そう答えた。けだものになると言った時、グロリアを見た。 カルヴィナが出て行ってから、]
カルヴィナ嬢がどう思ったか知らない。 でも、変わった提案だと思った。 と、言ったら──怒りますか?
[触れても何も感じないのか?と問うようにテーブル越しに手を伸ばしかけた所で、マーゴが現れた。]
(187) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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…っ、 やん。 [悪戯な手が、敏感な背中から腰へと辿れば、ことさら甘い声で啼いた。 男の胸元にしなだれかかったまま、とろりとした目で少女を見上げる。 舌に刻まれた秘密は、そっと隠したまま。]
(188) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 01時頃
記者 イアンは、良家の娘 グロリアが、何でも無い事のように薬を入れたと言う事実を反芻し、こくりと唾液を嚥下する。
2010/04/07(Wed) 01時頃
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―― ヴェスパタインの部屋 ――
嗚呼、彼女が犬なら、 さしずめ僕は餌だな。あの様子だと。
そう、下衆の真似事をしないと生き残れない、 それが分かったから、こうして来たんだ。
[彼の下で行儀よく控えているツィーを一瞥して。]
僕が無知で世間知らずなのは認める。事実だから。
[そして狂ったこの世界を熟知しようとは微塵も思わないから。]
では、できることがあるなら教えて貰える?
[彼の足元へと、また一歩近づく。三歩目で、触れられそうな距離まで届いた。 香炉ではなく、彼自身から漂う匂いには、少し鉄錆と酒精がして、忘れかけた酔いと薬の残滓が再び熾き火を燻ぶらせる。]
(189) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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別に見るのが趣味ではなくてよ? だってそれなら、買わずに散らしていくのを見るだけでいいのだもの。 貴女の価値は、そんなものではないの。 ――そうね。 貴女には、私が出来なかったことをしてもらいたいのかもしれないわ。
[そう口にして]
(190) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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[ベッドがまた小さく、音を立てる。 青年が足を割りいれれば、閉ざされていたそこは何とか開いて。 それと同時に、いよいよだと思えば不安か期待かわからない 胸の高鳴りを感じる。
見上げる金の瞳は何かを考えたようだったが、 それも一瞬の事で、顔を近づけられれば自然と瞳を閉じる。 重ねられた唇はやっぱり優しくて、甘い。]
ん……っ、…
[唇が離れると、熱いものを宛がわれるのがわかった。 小さく声を漏らして、息を呑む。 そして―――]
(191) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 01時頃
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―――ひ、っ……ぁ!!
[彼が、ゆっくりと侵入してくると同時に、短い悲鳴を上げる。 彼自身が入り込むその感覚は、指の異物感とは比べ物にならない。 押し広げられるような痛みに、ぎゅっと目を瞑る。 口元に置かれていた両手は、握るものを探して。 枕元のシーツを握り締めた。]
(192) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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修道女 ツェツィーリヤは、子守り パティの姿を見て、不思議そうに首をかしげた。
2010/04/07(Wed) 01時頃
子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 01時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 01時頃
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[こちらを見る長い髪の男と雌犬を見て、]
香に興味を持って入ってきただけですの。 お気になさらず。 闖入者がお邪魔でしたら、私めは下がりますわ。
(193) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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小僧 カルヴィンは、子守り パティに尻を掴まれ「きゃあぁ!」と絹を裂くような悲鳴をあげた。
2010/04/07(Wed) 01時頃
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な゛、なななななないきなりなにするんだ!
[がくがく、と顎を震わせながら、遠慮なく自宅のメイドに似た彼女を指差した。腰を抜かさなかっただけ誉めて欲しい。 涙目な上、そこは必死に逃そうとする全身の熱が集まりつつある箇所に非常に近い。]
(194) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 01時頃
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―回想・舞台傍>>2:42―
[たずねて来た声に振り向いた先、No.7をつけた少女の姿。 満足できているかと問われると首を傾げた]
どうかしら? 私の事ではなくて、貴女の事が大事ではなくて? 本音をいえば、私は女性同士の睦み事は満足できるかなんて話ではないの。 本当に私を満足させたいのなら、男性を相手にして御覧なさい? ……でも貴女は初めてのようだから。
無理は言わないけど、可能性を感じさせてくれたら、かしら?
[くすり、笑みを見せて少女から離れる]
(195) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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…っ、 ―― ク
[短い悲鳴が聞こえれば、自分を責めた。 それでも中途半端にいれたままになんて出来なくて 蜜を絡めながらゆっくりと奥へ沈めていけば自身を締め付けてくる感覚に、小さく声を漏らしてしまう。
僅かな抵抗があって]
――― …
[それが処女膜だと、思った。 初めての相手は売られた男。なんて、笑えもしない。 自分だって初めてだけど男と女じゃ違いすぎる。 痛みを堪えているのが目に見えて解っていて]
…ごめん。
[途中で止められない衝動は、理性ではどうしようもなくて ―――ぐ 、と腰を更に奥へと押し込んだ。]
(196) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 01時頃
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>>164 ぼぅっとしているアナタがいけないのよ?「お嬢さん」。 いつ何時誰にヤられるか分からない環境で、油断しているのがそもそもの間違いですわ。
この場で不本意な結果を得たくないのならば、気を研ぎ澄ましておくことね。
[壁際に控えるメイドのように、両手を身体の前で重ね、しれっと微笑んだ。]
(197) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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メイド、にしては…
[猛禽類の瞳に、眼を眇める。 背筋に走る冷たい何かはきっと本能的な何かなのだろう。 男はNo,1を手遊びを止めず、少女と女を見上げる。]
何か持ってきてくれたわけでも無さそだけど。 その娘を連れにきたのかい?
[お気になさらず、と言われても、と、首を傾ける。 メイドは見慣れて居るけれど、こんなメイドは居ないなぁ、と思ったけれど言葉にするのは流石に止めておいた。]
(198) 2010/04/07(Wed) 01時頃
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隙の無い女など…、手を出したいと思う殿方などいらっしゃいませんよ?
[ちらりと偉そうな女中姿の女を見上げて、のんびりとそう言った。]
(199) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
|
|
―客間― [座った少女の様子は不安そうに映る]
どうかなさった? こちらにいらしたということは、何か言いたいことがあったのではなくて? さっきのことかしら?
[舞台で声をかけられたことを思い起こす。 誘拐同然で連れてこられた少女。その様子から、市井の娘であることは予想がついた。 本来なら、こんなところにいるのもおかしな話だろう]
(200) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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[何かを破るような感覚だけしたけど、避妊具をつけていたし こちらも初めてで緊張もしていたので感覚は遠かった。]
痛 い ?
[ゆっくりと確かめるように囁くけれど、そんなのは見てとれる。眉を下げて申し訳ない顔をするけど、ちょっと余裕もないって顔でもあった。]
――― っ、ぁ
[彼女の最奥まで辿りつければ、熱くて甘い声が毀れる。 身体全体が熱くて、熱を逃がそうと口で息をする。 堪えていたはずなのにいつの間にか、荒い息づかいで ゆっくりと腰を動かしていった。 指の時と同じように、感じる場所を探せばそこを責めて痛みが快楽へと変わるように―――。
彼女の中は自分が想像していた以上の締め心地ですぐに果てるのではないかと思ったけれど、先ほどの自慰行為と緊張のせいで―――ある程度満足させられる位の時間は保てただろう。**]
(201) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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>>198 これはこれは失礼致しました。
[スカートをたくしあげ、一礼。両手に架けられた鎖が、ジャラリと派手な音を鳴らした。事実、女はこうして鎖に繋がれており、しかも足首には鉄球まで付けられているのだから、物理的な危険は無いはずなのだ。]
なにぶんこちらに来てから日が浅く、「御主人様候補」たる貴方様のお好みがわかりませぬもので、ひとまず挨拶に伺った次第にございますわ。
……素敵なご趣味ですのね。 たとえば、こちらの部屋に焚かれた香など。
(202) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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―回想>>187―
では、酔わせてみたらいいのかしら? 貴方は、ここにきてもどこか抑えた様子だもの。
[カルヴィナを見送り、二人になる部屋。 変わった提案だという彼へ微笑む]
変わってるかしら? 貴方にお願いをしたのは、貴方のことも見てみたかったからなのだけど。 [伸びた手は、触れる前に止まる。扉を叩く音がした]
(203) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 01時半頃
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[前方と背後から、隙があるの、あった方がいいの、正反対の忠告が聞こえてくて。]
ふ、ふふふふ。
[ツボにきてしまったらしく、涙目のまま腹を押さえた。]
本当に、ここには色んな人がいるね。 みんな魅力的過ぎて、きっと僕は霞んでしまうんだ。
[しばらくくつくつと肩を震わせて、一頻り笑い転げると、少し和らいだ表情でもう一度ヴェスパタインを見詰めた。]
(204) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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>>199 [のんびりと告げる女を見て、微笑む。]
ふふ。 世の中には、美しい毛並みの室内犬を愛でることに幸せを感じる方もいらっしゃれば、ドーベルマンを飼い馴らすことに達成感を見出だす方もいらっしゃいますのよ。
ひとえに、「育ちと好みの違い」ですかしら。
まあ、そんなことはどうでもよろしい話ですわね。 どうぞ、お続けになってくださいまし。 私はこちらで拝見させていただきますわ。
(205) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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─ 現在 グロリアの部屋 ─
[カルヴィナに替わり、マーゴが席に付く。彼女もヴァージンらしい。ゆるくウェーブのかかった長い髪が印象に残る。清純そうな生娘が好きな好色漢には好まれそうな外見だと思った。NO.7に、]
きみ「も」彼女に買われたくて? ──そりゃあ、そうか。 平凡な女の子なら、まだ女性の方が親しみやすい。 傷付けられる可能性が低い、優しそうな客に買われたい。
俺を此処に出品した男みたいなのに買われたら 今度こそ、内臓を抜かれて、本物のミイラにされるかもしれないし。
(206) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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小僧 カルヴィンは、ランタン職人 ヴェスパタインとしばし時間を過ごした後、最後にルーカスの部屋へと足を向ける。
2010/04/07(Wed) 01時半頃
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[舞台傍で掛けられた言葉を思わず、心の中で反芻する。 あの時はすぐに行ってしまったから返事も出来なかったか]
(男性を相手に、可能性を感じさせてくれたら……。 できるのかしら…。)
[と同時に、忘れちゃ駄目といった女性の言葉を思い出して考え事を振り払おうと 思わず、ふわふわな髪ごと首を振っていた。 そんなときに声を掛けられてはっとする、 ちょうど考えていたのもそのことだったから]
……貴女だったら…あなたを満足させることが出来るなら、 少なくともここからは連れ出してくれますか?
[多分、今比較的頼りに出来そうなのは彼女だけ、と思ったから、 素直に口にしてみることにした]
(207) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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修道女 ツェツィーリヤは、ランタン職人 ヴェスパタインを膝枕して、長い髪をそっと梳いている。*
2010/04/07(Wed) 01時半頃
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―― 廊下 ――
[控え室のラヂオは聞いてはいなかった。 ただ、こちらもまた少しではあったが扉が開いていて、その隙間から濡れた声が漏れてくる。ちりん、と可愛らしい鈴の音も混ざり。]
…………ッ!
[マッサージの趣味でもなければ、情交の真っ最中ということだろう。 自身に纏わり着いた香もまた、なかなか身体を冷ましてはくれなくて。 髪の毛先にまで真っ赤になりそうに茹であがる。]
でも、これから僕も、そういう……こと……。
[壁についた手が、がくがくと今更震えてきた。 彼なら、優しくしてくれるだろうか。グロリアの機嫌を損なわないために。そんなことを考えるが、意識すればするほど、身体は鳥肌がたつほどのじんわりした陶酔に奪われていくのだった。]
(208) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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下衆のまねごと? 虫の動きに喜んじゃう事? 人前で高い声を上げてあられもない姿を晒す事? 嗚呼――べたべた、する事、だっけ?
[くすくすと少女の言葉に笑う男は、相変わらず自分から動こうとせず、布の上に身体を投げだした侭。 気だるげに手で遊び、少女にかける言葉は戯れに、彼女が声を荒げるのを楽しんで居る。
香や酒、薔薇に紛れて布重なり見えぬ部屋の奥に音無き気配が「居る」事に、この男の細い首など簡単に折ってしまえそうなメイドのような女なら気づくのかもしれない。]
ん…――、教えては、あげない。 「出来る事」は、自分で考えて? それとは別に、「したい事」を考えるのは、ボクだけど、ね。
[ほっそりとした指でNo,1の口唇を一度ついとなぞったのは、内緒の秘密が在るからで**]
(209) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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小僧 カルヴィンは、良家の息子 ルーカスの部屋の前で、何かを堪えるように暫く静かに蹲っていた。
2010/04/07(Wed) 01時半頃
子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 01時半頃
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[イアンの言葉と、そしてマーゴからの問いかけにグラスをあおる手が止まる]
私が満足…することはないかもしれないわ。 言ったでしょう? 可能性、と。 でもね。ここから連れ出すことは出来るでしょうけど、その先の保証は出来かねるわよ? 忘れてはいけないのは、貴女の立場。
ここから出られたからといって、その先に何があるのかわからないのだもの。 私が貴女を買った後どうするのか、ひょっとしたらここより酷いことをしてしまうかもしれないわ。 それでもよくて?
(210) 2010/04/07(Wed) 01時半頃
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[イアンの額にうっすらと汗が滲むのは、薬物の入ったワインをカルヴィナよりも多く飲んだ所為だろうか。それとも今まで言われた言葉で、何か暗示の罠の様なものに嵌ってしまった所為なのか。]
>>203 抑えてる さ。 酔ったら、まずあんたを襲う。 あの娘(カルヴィナ)に、優しくなんて出来ない。
[口元は笑ったまま、早口で言った。 手が触れるかわり、ダンッと強くテーブルに叩き付けられる拳。マーゴが席に付く間、イアンの周囲の空気は苛立ちに熱くなる。ギラギラとした目をしていた。]
あの娘も、あんたも 良い所の良い娘──だろう。そもそもは。 希望を乗せるのに相応しい相手じゃない事を露呈しないように、必死なんだぜ。
[見るのならばカラダだけにしてくれれば楽だ。控え室でカルヴィナに破廉恥だと言われても、平気で着替えが出来たように。イアンは一度、沈黙して、シャツの襟元を大きくはだける。──熱い。じんわりとした熱は、意図的に解放していなかったのもあって、簡単に燻るようになって来ている事が分かる。]
(211) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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―現在・グロリアの客間― [隣の青年の言葉には、どうしようかと、返事を迷う。 それは紛れも無く当たっているからには、言葉でなく、 結局は、こくりと首を振って肯定の意を示しただけだった]
…ミイラ??
[首を傾げた。少女は確か、ミイラ姿の彼を見た覚えはなかったから 目を見開いて、ぱちくりとさせた]
(212) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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―― グロリアの部屋の前 ――
[結局出て行った時よりも覚束無い足取りで、振り出しに戻って来た。 ら、来客が増えていた。 耳の奥でいつまでも、あのあられもない嬌声が響いていて。自分もあんな声をあげさせられるのだろうか。期待は少なく、ただ羞恥だけがあって、それが余計に体温をあげてしまう。 最後にドレスで唯一寸法の合わなかった胸元の空き具合を確かめてから、そりゃあイアンだって自分よりグロリアの、或いは新たな来訪者の方が抱きたかろうと納得してしまった。惨めだ。]
あの、ただいま……?
[何と声をかけていいか分からず、非常に間抜けな挨拶を一つしてから、部屋に滑り込み礼をする。練習だと思って、見様見真似でスカートの裾を摘み足を交差させて、女性側の会釈を。]
(213) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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小僧 カルヴィンは、なんだか初めてのピアノの発表会、みたいな動きになってしまった。慣れぬ仕草は難しい。
2010/04/07(Wed) 02時頃
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>>209 [長い髪の男と雌犬の「行為」を観察する最中も、部屋の中の気配を一通り探る。
部屋に焚かれた香は、貴族のただの気まぐれか、或いは何かをカモフラージュするためのものか。薄布で仕切られた向こうの景色は見えない。
複雑に創られたものの中には、必ず何か罠や陰謀の類が潜んでいる。ドレスの中に隠されたナイフ、性器の中に仕込まれた毒。中世ヨーロッパの貴族の世界では、ごく当たり前のものとして存在していた「闇」の部分だ。]
(……厭な予感が、する。)
[銃を手にしており、かつ身体が拘束されていない状況でなら、無理矢理にでも部屋の奥まで突入することができただろう。だが、今はそうではない。]
……では、ただ今は挨拶のみにて失礼致します。
[スカートをたくしあげ一礼し、部屋を出た。 この男は、他の誰よりも危険かもしれないということが分かっただけでも、彼女にとっては収穫だっただろう。たとえ恐ろしい状況に巻き込まれたとしても、何の予兆も無いよりははるかにマシだ**]
(214) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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[グロリアの顔を真剣な眼差しで見つめた]
…ええ、可能性、ですよね。 分かっています。もう、覚悟は決めましたから。 貴女ならどんなに酷いことでも。構いません。
[紅茶をゆっくりと啜って。そう口にする]
(215) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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[>>211イアンの言葉に見る目は少し細くなる。扇子の向こうで笑んでいるのかはわからない]
私を? あなたの腕の中は、どんな心地がするのかしら? あんな短い時間では、わからないもの。
でも。
今までどなたも、私を満足させてはくれなかったわ。 だからね。 いつも見ているだけなのよ。
良い所の、良い娘。そうあれと教えられたけど、家柄は窮屈なだけ。 でも、それを破ることが出来ないのは何の呪縛かしら。
[扇子の向こうから、小さく笑う声がした]
(216) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 02時頃
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[>>215少女の真剣そうな眼差しに、小さく頷いた]
そうなの? そこまで言うのなら、私にそれだけのものを見せて。
こちらもただで買うわけではないのだから、何もない娘を買うわけにはいかないの。 ――そうね。 本当は男女のつがいで欲しいと思ってきたのだけど。
つがいと、別にもう一人でもいいのかしら。 点数が足りればよいわ。
(217) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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[家柄に、縛られている。 その言葉は、何よりこの少女にも重く重く感じられた。 男として育てられる、実家が没落すると特殊な環境さえなければ、或いは自身は彼女のようになっていたのかも知れない。 そして、自分の身に彼女が願うことの一端が、理解できるような気がした。]
もしかしなくても、ミセス・グロリアには、 娘がいないのか。
[母が娘に自分を重ねる。そう何かの心理学の書物で読んだ気がする。 そして皮肉なことに、少女には"母"という存在の記憶がほぼない。 神妙な顔をして、少しは火照りがおさまっていくのを感じた。]
で、彼女は――さしずめ、僕のライバル?
(218) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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…、ぅう…ッ!
はぁ…は…ぁ…
[最初の痛みを歯を食いしばって耐えて、 あるところで動きが止まれば、荒い吐息を零す。 しかし休憩の時間はそう長く続かない。 再び押し広げられるような痛みが襲ってきて。 ぐっと、青年が腰を押し込めば]
―――イっ…?! あ!あぁ、っ!!!
[今度は大きな悲鳴が口を吐いて出る。 その声はラジオを通さなくても、この部屋の近辺にいる者の耳には届いたか。
シーツを握り締めて身体を仰け反らせた後、縋るように青年の首へと腕を回した。 じゃらじゃらと鎖が鳴るが、そんな事気にしている余裕は無い。 漆黒の瞳には、今にも零れそうな位、涙が溜まっていた。]
(219) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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…っ、……ふ…ぁ
[ゆっくりと囁かれる声にすら、今は身体が震えて。 けれど、申し訳なさそうな顔を認めれば、無理矢理にでも微笑んだ。 その顔がちゃんと笑えていたかは自分ではわからないが。
灰青の瞳は、この光景をどんな風に見ているのだろう。 聞こえるのは、偶に鳴る鈴の音。]
―――…
[首に回した腕に軽く力を込めて、青年を抱きしめる。 彼の体勢が低くなって、耳が口元に寄ると]
『…だいじょ ぶ へいき だから うごいて あなた なら …いやじゃないから』
[吐息に混ぜて、彼だけに伝わるように耳元で囁いた。 それは途切れ途切れの単語を並べたもので、彼にちゃんと伝わったかどうか。]
(220) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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三千点って道化は言っていたっけ。 香の男はツィーがお気に入りのようだった。 グロリア様の弟君は、No.4とNo.6を部屋に所望した。
なる程、こっちの方が競争率は高いのかな。 媚を売るなら、僕より圧倒的に有利だと思うよ。よかったね。
[客には客の、奴隷には奴隷の思惑と都合がある。 だからこそ、先ほど自分がいた席に座る、泣き顔しか印象にない彼女には、辛辣な言葉を浴びせた。]
(221) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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[マーゴにもへらりとした気安い笑顔をみせる。]
俺はミイラみたいにぐるぐる巻きにされて此処に来たのさ。 多分、このオークションの常連だ。 買って出品してを繰り返してるんじゃないのかな。 記憶の断片を繋ぎ合わせるに。
[少女とグロリアのやり取りを邪魔するつもりは無かった。 自分がする──事は決まっている。椅子に深く身を沈め、開いていた足を行儀悪く組む。意識をつい先刻のグロリアの言葉からそらさせるために、部屋の中を見回す。見回して、イアンが想像するのは「ベットの上で、満足しないグロリア」の姿。妄想するのは、扇子越しに籠る小さな笑い声が、甘い悲鳴に変わる瞬間。]
(222) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンに気付き、おかえり──片手をあげる。
2010/04/07(Wed) 02時頃
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[戻ってきたカルヴィナに顔を上げて、座る場所がない、ともうひとつ椅子を用意させた]
ごめんなさい? 少し硬いかもしれないけど。
[ソファより少し高めの椅子は、柔らかなクッションが使われている。 カルヴィナから掛けられた言葉に、少し目を丸くした]
ええ、それは、娘はいないけど。 でも、子どもを作るつもりはなかったもの。
……?
[その途絶えた言葉の先で何を思っているのかはわからず]
(223) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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ただいま。 ……今度はそっちこそ、顔が赤い。何かあった? 僕よりお酒に強いくせに、そんなに沢山飲んだの?
[とてとてと彼の傍まで寄ると、先ほど自分がされたように、イアンの首筋に手をあててみた。脈が速いか遅いかなんて分からない。どちらの体温がより高いかも、きっと。]
(224) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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小僧 カルヴィンは、良家の娘 グロリアに椅子は不要だと言って、イアンの膝を叩いた。
2010/04/07(Wed) 02時半頃
子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 02時半頃
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つがいか。 ハハハ、俺も犬だ。 まあ、男なんてそんなものかもしれん。
[イアン自身、グロリアに買われたい身──奴隷な訳だが。両手で大きく頭を抱え、大型犬のように左右に首を大きく振った。]
(225) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンに、馬鹿──今俺に触るな。[首筋に当てられた手を握り、軽く突き放すように。]
2010/04/07(Wed) 02時半頃
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話は纏まったの? それとも、彼女も一緒に?
[顎の先にはNo.7の娘。 思わぬ相手の登場に、しおらしさのカケラもなく気丈に振舞ってはいるが、鼓動は張り裂けそうに緊張していた。 声を手足を、震わせないだけで精一杯。]
僕はお役御免になったのかな。
(226) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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小僧 カルヴィンは、記者 イアンに、何故? と無垢な瞳を瞬く。本当にきょとんと分かっていない。
2010/04/07(Wed) 02時半頃
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あら、いらないのね。 座りたくなったらお座りなさい。
ここの、常連? どなたかしら。 私は何度も来ている訳ではないけど。良くお名前を聞くのは、チャールズ様ね?
[組まれた足元を見やる。その内で流れる妄想には気づくはずもない。
犬を見立てた彼の様子に、扇子を自分へ向けて扇がせた]
(227) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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…わかりました。
[こくりと頷く。でも、本当は不安だった。 言い切って見せたのは、はったりで。 どうすれば、良いなんて分かりそうに無かった。 ただ、心さえ失わなければ、と自分に言い聞かせる。 そんな時に入れ違いになった少女が戻ってきた。 少女が口にした言葉に、少しだけきっかけを掴めた気がした。 と同時にグロリアが口にした言葉、 『つがいと、別にもう一人』
彼女には聞こえなかったのだろうか、と。 自分にライバルといって辛らつな言葉を投げかけて来た相手には物怖じせずに 微笑みを返す]
そう、かしら?共闘もできると思うわよ?やり方次第でね。
[へらりとした言葉を返したイアンにはそうなんだと、相槌を返した]
(228) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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良家の娘 グロリアは、記者 イアンへ向けて。だいぶ、辛そうね? と微笑みと共に声をかけた
2010/04/07(Wed) 02時半頃
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食べ物も飲み物も、十分貰ったから。
[イアンの膝を椅子にしてやろうという目論みは外れてしまった。 ソファの背凭れに頬杖をついて立ったまま。 スカートで座る姿勢が、どうにも慣れないのと、身体の中心を蝕む官能の種を知られぬため。 イアンに自分を煽がせるグロリアの姿は、どこかツィーの奉仕を受けるヴェスパタインと重なって見えた。]
(229) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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ぁ…、あ!あっ、…ッ!
[青年は奥まで腰を沈めると、ゆっくりと腰を動かし始める。 ずる、と抜かれて、またゆっくりと沈められる。 その度に喘ぎ声と卑猥な音が部屋に響いて。 しがみついた彼の背中に爪を立てた。
まさかこの一部始終が何処かに中継されているなんて、この時は夢にも思っていなかった。]
んっ――――…ふ、ぁッ
[そして、ゆっくりと動き始めてから暫くした頃。 時折、違う色の声が出て。 その度に、きゅうと彼自身を締め付けた。 それでもまだ痛みが遥かに勝っていて、気持ちいいという感覚にはなかなか辿り着けない。
灰青の男は青年にアドバイスをしたか、手を貸したか。 それとも、じっと此方を傍観していただろうか。
その灰青の奥の思惑には、未だ気付けないまま。**]
(230) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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一人買っただけで帰ってしまう客も居たのに? 共闘なんて、キミも随分甘いこと考えているんだね。
席取りゲームするなら、別のところの方が見込みがありそうだよ。 まぁ、僕も好きにするけれど。奴隷に可能な範囲で。
[イアンも水面下で売り込みに必死な様子は、何かと透けている。 元貴族の少女は、そういった根回しには敏感だったから。 変に矜持が高い分、自分の方が分が悪いことは熟知していて。]
イアンと……つがい、ねぇ。
[その横顔を、じぃっと見詰めている。]
(231) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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長老の孫 マーゴは、小僧 カルヴィンの様子に、どこか落ち着きの無いものを感じた。それは先ほどまでの自分と*重なる*
2010/04/07(Wed) 02時半頃
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…俺の膝がどうした。 こっちは何も無い。 お嬢さん方の知らない男の生理事情の問題だぜ。
[噛み付きそうになった事を隠すようにしながら、怪訝そうにカルヴィナを見る。舌打ちを隠さない。]
いや、これから知ってもらう事になるのか。 嗚呼。子どもを二人も──キモチヨク なんてのはキツいな。
勃つたたないから、どうにでもなるが。 俺は全人類の女が幸せになりますように なんて願って生きられる様な人間じゃない。 どっちの娘(こ)を、殴り倒しちまうよ──。
[扇であおがれる。風が閉塞の中で、僅かなわずかな清涼さをもたらす。 顎を掴まれたわけでないのに、苦しげに喉を反らす。だが、扇子がグロリアの口元を離れると彼女の貌がよく見えるとも思う。]
く。
(232) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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記者 イアンは、良家の娘 グロリアに首を横に振り、白い歯をくいしばった。
2010/04/07(Wed) 02時半頃
小僧 カルヴィンは、良家の娘 グロリアに話の続きを促した。
2010/04/07(Wed) 02時半頃
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お役御免なんて、そんなことはないわ。 何人でも、点数が足りればいいの。
足りなくなる場合もあるけど。 そうならないように、気をつけなきゃだわ。
[そも、使用目的が違うのだから。 もしもイアンが自分を満足させることが出来たら?
毎夜求める事になるのだろうか、とも思う。
この身体は不感ではなくむしろその逆で。 教え込まれた全てが、男へ容易に身体を開かせるけれど。
自分が満足することは、ただ一人以外なく。 けれども嫌悪するその相手に抱かれてしまうのはいやだった]
(233) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 02時半頃
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グロリア様が僕を望まれるわけでないなら、 遠慮しておきますよ。痛いのは嫌だし、 ……イアンもああ言っているし。
[多分殴られるのは、十中八九自分の方だという自覚くらいある。 生意気な小娘だと思われているのだろう。]
それに、イアンは多分、
[銀の睫毛がぱちり、ぱちりとシャッターのように瞬いて順にイアンの濃茶の眼と、グロリアの扇で隠されていない顔をフレームにおさめた。 女の勘だ。イアンはグロリアを抱きたいに違いない。 それで彼女を陥落させれば、間違いなくお買い上げして貰えるから。]
どうであれ、僕は従わないといけない立場ですけど。
[グロリアへと視線を戻して、どうしましょう、と首を傾げた。]
(234) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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[頷いた少女。名を聞いていたかと思いなおす]
それで、名前を聞いてもよろしい? 名前、だけで言いのよ。
[姓まで名乗るなというわけでもなかったが、結局呼ばないのであればいらない部分だと。 聞いて。
カルヴィナの様子に笑う]
そうね、彼には悪いことをしてしまったわ。 一人しか買えなかったのは、不満だったのかも。
奴隷は8人、ルカが4と6を部屋に招待していたけど、、結局どうしたのかしら。
(235) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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ご主人様の願いを読み取れたら、いいだけの話だわ。 寧ろ、ご主人様次第の話よ。
[彼女は聞こえていないのだなと感じ、 暗に、彼女なら多分三人買取も可能かもしれないと 示唆したが、つたわっただろうか。
覚悟を決めた以上グロリアが命じたなら、何でも受け入れるつもりで それは、イアンと交わることでもそれに少女が加わっても拒否する気は もう何処にも*無かった*]
(236) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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長老の孫 マーゴは、良家の娘 グロリアと他二人にマーゴ、ですと名乗りを*上げた*
2010/04/07(Wed) 03時頃
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[イアンの言葉に思案する様子を見せる]
そう、ね。 二人は荷が重いかしら?
貴方なら出来そうだけど。 それとも、一人はあの5番の彼女みたいに慣れた方が良かった? でも、なれない子を二人、は難しそうね。
カルヴィナも、買われない事への不安かしら? 痛いのがいやなら、痛くなくなる方が良いと思うのだけど。 いつでも構わないの。 [そこまで言って。カルヴィナの言葉に又イアンを見た]
たぶん?
(237) 2010/04/07(Wed) 03時頃
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もし僕が彼に買われたとして、それが倖せだったかは 分からないけれどね。
[気が早く、もうグロリアを「ご主人様」なんて呼んでいるマーゴと名告った娘に飽きれてしまう。]
読み取れても、僕が死んだ方がマシだと思うことなら、 擦れ違いのままさ。僕は舌を噛む。 キミはプライドがないんだな。 その方が、ここでは適応できるかも知れない。
きっと僕は諦めも悪いし潔くないから。
[真に分からないのは、女という生き物の方かも知れないと。 イアンの単純さに比べればマーゴの理解不能具合は溝のように感じられた。]
……グロリアを抱いた方がてっとり早いのだろうけれど、 それはルールとやらで禁止されている?
[イアンは多分。グロリアの問うような言葉の続きは、そう補った。]
(238) 2010/04/07(Wed) 03時頃
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小僧 カルヴィンは、良家の娘 グロリアの「痛くない方がいい」には素直に肯定した。ついでに、イアンに「貴族の前で自分を飾っても無駄だよ」とも。
2010/04/07(Wed) 03時頃
良家の娘 グロリアは、告げられたマーゴの名に頷いた
2010/04/07(Wed) 03時頃
|
[グロリアが何を目的としてオークションに参加しているのか、当然イアンは知らない。誰をどう使うつもりなのかも。 何か大きな勘違いをしているのかもしれない。 ただ、奴隷とまでは行かないにせよ、身売りをして暮らさざるを得ない境遇の娘なら、東洋西洋を問わずはいて捨てる程居た。中には死んだ娘も。女に限らない男娼だって居た。]
王子様じゃないんだ。 お綺麗な心なんぞ、作れないッ!
[楽しめると言うのは、哀れな少女達を救う慈善事業ではなく、いっそ心を壊してしまえ、ツィーの様な女を作れという意味なのか。わからない。ただ、グロリアの口調はイアンにまでも優しくて、慈善事業を求めているように思えてしまう。 荒くなる息を隠す事も出来ず、グロリアを凝視した。 何かを断ち切るようにして、ソファの後ろにたっているカルヴィナを振り返る。]
──おまえが、 遠慮してどうするんだ。
[唸るように低い声。この期に及んで妙な自尊心を持ち出した風に見えたカルヴィナの顎を掴んだ。指に力は籠るが殴りはしない。まだ、加減が出来ている方だ。]
(239) 2010/04/07(Wed) 03時頃
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……よかったね。 どうやら僕は、イアンに抱かれるのは、 死ぬよりはマシだと思っているみたい。
[今更自分で気づいたように、くすくすと笑った。 顎を掴まれても抵抗せず、鼻が擦れるほどの至近距離でねぇ、と媚を含ませて囁いてみる。]
綺麗じゃなくていい。王子様じゃなくていい。 イアンのやりたいようにしていいよ。 そりゃあ、目の前にご馳走(グロリア)ぶらさげられてたら、 気が気じゃないだろうけど。
……僕を抱くのは、嫌?
[ゆっくりと、銀の帳が瞳を隠した。]
(240) 2010/04/07(Wed) 03時頃
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そうね。 こんな場所で、奴隷としてつれてこられて。
綺麗なままいられるのかしら。 もし買われなかったら、どうなるかわからない。 でも、買われたとしてもそれは同じ。だって、扱いは奴隷なのですもの。 勘違いなさらないで? 私はあなた方を「奴隷」として買う女よ。 優しそうに見えるから、買われた先もそうだとは思わないで欲しいの。 [それは忠告の一つ。 出来るのは命の保証だけ。それすらも、息子に見つかればどうなるのかわからないけれど。 ただ、それでも、受け入れてしまえば楽になるのかもしれない]
(241) 2010/04/07(Wed) 03時半頃
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良家の娘 グロリアは、記者 イアンの目線には怯まず優雅に目を細めた
2010/04/07(Wed) 03時半頃
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[カルヴィナの華奢な首を抱えるようにしながら、グロリアと彼女に買われたいかと言う問いに頷いたマーゴを見る。イアンのすぐ側で少年の様なしゃべり方で、カルヴィナがイアンの核心に近い様な事を口にする。]
グロリア──女王様。 あなたは、綺麗だ。俺はただ焦れる。
抱えた富を手放さないまま、 あんたが自由を感じたいなら、片方はNO.5だ。 あのビッチが何者が俺は知らないが、多分。 奴隷の女のなかで、一番俺の好みなのも彼女だよ。
[首を横に振る。]
だが、命令なら逆らわない。 あくまでヴァージンを──が、あんたの望みなら。 あんたが何も知らない娘だった時を妄想する誘惑と戦いながら、する事になるさ。
[顎を掴んだ手を離し、口が減らないカルヴィナの腰に絡めた。少女が抉るような事を言う所為で、口を滑らせる。こう言った類いの事は言ってしまってはいけないはずだ。伏せられた銀色の睫毛が葡萄色の瞳を煙らせ、隠すのが至近距離で見える。息を飲み込んだ理由は……。]
死ぬより俺の×××の方がマシか。 そいつはどうも。
(242) 2010/04/07(Wed) 03時半頃
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[息を吐いた。イアンもグロリアから視線を逸らす事も兼ねて目を伏せる。 溜め息のように囁く。]
別に、カルヴィナが嫌いなわけじゃない。 さっきのステージのきみで可愛いって言ったろ。 きみに嘘を付いてサービスする義理は無いさ。
(243) 2010/04/07(Wed) 03時半頃
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[イアンがカルヴィナの顎を掴み、それに対して囁くようなカルヴィナの声。 艶のある女の表情。 それを見る視線はどこか嬉しそうで]
私がご馳走かはわからないわよ? 少なくとも、夫は2年で抱くのをやめたから。 [笑みのままさらりと口にした。 イアンから告げられた言葉に、僅か困ったように目を伏せて]
その、言葉は褒め言葉として受け取っておくわ。 でも、片方を指定されるのは、ダメね、口が過ぎるわ。 貴方と彼女の絡みも見てみたいけど。それは舞台でお願いしようかしら?
――でも、そんなに抱きたいの? なら、貴方を買ったら、私を抱きなさいな。 一度目は、許してあげる。二度目は、満足させてくれたらよ。
(244) 2010/04/07(Wed) 03時半頃
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[イアンに触れられるのは、どこか男同士が戯れあっているようで、嫌いではない。首根っこを引っ掴まれていると、どうにも仔猫になったような気分が否めなかったが。]
No.5の女(ひと)は格好よかったね。 僕も彼女は結構好きだよ。 似たメイドを前に家で雇っていたせいかも知れないけれど。
[少し声を弾ませて。]
イアンもきっと、彼女の前だと飾らずに居られるんだね。 …………胸も巨きいし? 悔しいけど、僕も体型はどうにもできないしな。
[華奢な腰は簡単に抱き寄せられ、色気も何もなくすとんとイアンの膝の上を椅子にした。 一度グロリアの顔色をそうっと窺ってからまた瞳を閉じて、イアンの少し肌蹴た胸板に頬摺りをする。汗と体臭と、ほんの僅か発散される酒気。コロンを必ずつけていた父とは全然違う匂いだ。]
(245) 2010/04/07(Wed) 04時頃
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[買ったら。条件はつけたけれど、今のままならイアンを買うのは彼女の優先順位の一になっている。 男性を一人、は必ず。 体躯の優れた彼ならば、体としても問題はない。
ただ、使い物になるのかは別で、それを試す目論見もあり少女を餌にはしたのだけど。
同じ処女でもカルヴィナの方に構ってしまうのは、つがいにしたいからではなく。 自分が施されたことを、彼女にもと思うからだった。 同じ、貴族の娘。 彼女の体は、何処まで男に反応するのだろう、と二人を興味深そうに見て]
(246) 2010/04/07(Wed) 04時頃
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社交辞令は要らない。 ずっと男のつもりで居たんだし、莫迦にされているように聞こえて……。 可愛いや綺麗は興醒めだ。そんな言葉じゃ蕩けないから、僕は。 何も言わなくていいよ。
[そう宣言して、イアンの鼻を摘む。拗ねた子供の仕草で尖らせた口唇は、口接けをねだっているように映るだろうか。]
好き嫌いと、抱く抱かないは別次元だと思うけど、男の人は違うの? せめて蟲よりは、マシな気分にさせてくれるかな。
[お願い、と。背筋をぴんと伸ばして、耳朶に吐息ごと吹き込むようにして懇願した。多分笑えていたと思う。 どうしようもない含羞と緊張は、きっと肌を触れ合わせたらイアンにはすぐばれてしまうだろう。 そして、手術台に張り付けずとも、少女はこと性技には疏いため、随分なマグロっぷりでイアンを辟易させることになる。ただ、感度が良いだけが救いだ。]
(247) 2010/04/07(Wed) 04時頃
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小僧 カルヴィンは、記者 イアンに、よかったね、とこっそり囁いた。勿論、一度はグロリアが抱いていいと許可したことは、買う気だと踏んだから。
2010/04/07(Wed) 04時頃
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[グロリアの言葉に驚いて目を開く。]
あんた自身は、誰ともしない気かと思ってた。 抱きたいのかと言われたら、YESだ。 おおいに頷く。 理由は──あんたに買われたくてたまらないから、で良いさ。 その真実にも変わりはない。
[理解される事よりも結果が全て。グロリアが何に嬉しそうになったのかは分からず、焦れるようなイアンの眼差しは変わらない。] 夫は魂を吸い取られて 昇天──かな。 与えられるチャンスの数が少ないのは理解する。 今更、甘いゲームなわけが無い。 [視線を逸らす。先刻、カルヴィナが別部屋の様子を伝えてくれたが、別の者達はどうしているのだろう。焦ってロクでも無い事をしでかすよりは、と意識を外にそらす。]
(248) 2010/04/07(Wed) 04時半頃
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─ 回想 控え室>>153>>156 ─
[最終的に星条旗柄の下着が選ばれる事が無かったのは、パトリシアのコメントが有った所為だろう。選ぶ側は自分だと言う意思も感じさせるじっとりとした視線には、ゆっくりと濡らしたタオルで、引き締まった尻とマグナムの手入れをみせる事でお返しした。]
……名前? 嗚呼、別に良いんだ。 ハニーに付けてもらったら、Mr.ディックか何かになっちまう。
生まれた国の親戚縁者とは完全に切れている。両親も居ない。 遥か遠くなってしまった新大陸の腹違いの兄妹達も、 祖国の親類同じく俺とは関わりたく無いだろう。 元々、自由に孤独なご身分だったのさ。 よく考えたら売り飛ばすのに、うってつけだな。
[似合わないメイド服姿でありながら、泣き言を言わさない口調と強い眼差し。グッドラックと言う言葉はこの女には不要だろうと、その時イアンは思った。]
スウィートなスウィートな、ハニーはあれだ。 メイドより自由の女神のコスチュームが似合いそうだぜ。勿論、露出有りの。
─ 回想 終わり ─
(249) 2010/04/07(Wed) 04時半頃
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─ 現在 グロリアの部屋 ─
胸のでかい女なら幾らでも居る。 NO.5を褒めるなら──ヤッた後に男の首でもへし折りそうなイイ脚だろ。 太腿が重要だ。
[あんなメイドが果たして世に二人居るのかと訝しく思ったが、適当に流した所で、鼻を摘まれた。]
鼻を摘むな。子どもっぽい。 蟲は蟲で良かったん── 嗚呼、しゃべりだすと五月蝿いんだな。
[起立したモノの上に居るにも関わらず、背筋をのばして耳朶に口唇を付けて囁こうとする少年の様な少女に呆れたように、小さく息を吐いた。 良かったね、と言う言葉にグロリアをじっと見て、そのまま頷いた。 目を開いたままでカルヴィナの小さく五月蝿いくちびるを塞いだ。キスの最中の息継ぎから分かるか、やや不安に思いながら。]
(250) 2010/04/07(Wed) 04時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 04時半頃
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…………そう思うなら、 今度舞台で倍の芋虫に たかられてみるとい……ンぅ。
[唇が塞がれる。生暖かなそれから想起するのは、話題にしたせいかやっぱりあの蟲の這う感触で。ぞわぞわと悪寒が背中を走り抜け、余計に肩肘が張ってしまう。 しかも、パニックになった思考は鼻での呼吸など忘れて酸欠寸前。 どんどんとイアンの胸倉を容赦なく叩いて、息が苦しいと訴えた。]
ぶはっ……苦しいだろう、肺活量考えろ。 大体、キスなんてしなくても、ヤることはできっ……、
[そういえば、男が童貞を捨てたがるように、むしろバージンに拘りはない少女だったが、このキスは異性とする初めてのものだ。ちなみにファーストはツィーに奪われている。何ともここに来てから初体験が多いのだった。]
(251) 2010/04/07(Wed) 04時半頃
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小僧 カルヴィンは、ごしごしと色気なく唇を袖で拭いた。
2010/04/07(Wed) 04時半頃
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[「良かったね」と言う囁きに向けて頷いたと、カルヴィナが勘違いした可能性がふと浮かんだ。此処でするのか、今なのか、相手はカルヴィナで良いのか。マーゴをグロリアが望むか。そんな事を視線で問いたかった。
──色気が無い。自分が乗ってる場所にあるモノが、凶器になり得る事をまだ知らない相手に、薄く口唇を開いて笑う。]
息継ぎ知らなかったか。 嗚呼、口内の粘膜は性感帯だよ。
(252) 2010/04/07(Wed) 05時頃
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記者 イアンは、良家の娘 グロリアの言葉を待ちながら**。
2010/04/07(Wed) 05時頃
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[Yesと答えるイアンへ向けて、首を傾げ]
その理由は、目的と手段が逆だわ。 でも、それが貴方の理由なら、それ以上は問わないけど。
どうして、抱かれないと思ったのかしら? ……当たっているけど、正解ではないわ。 夫は、ただの事故死よ。
[仕掛けたのは息子ではないのだろうかと少し思うところもあり、それ以上は言わず。 カルヴィナの口を塞いでこちらを見る視線にどうしようかと思案する]
二人がよいのなら、舞台で、というのでもいいわ。 ここでもよいけど。マーゴは、大丈夫? 熱くなったら、いらっしゃいな。沈めてあげるわ。
[マーゴにもそう声をかけて*微笑んだ*]
(253) 2010/04/07(Wed) 08時頃
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せーかん、たい……。
[酸欠の頭が上手く働かない。イアンを詰る台詞はそれ以上出てこなかった。 痛いことはさっさと終わらせたい。舞台で変に長引かされても嫌だし、現状盛られた薬のせいで身体が疼いて仕方が無い。けれど、時刻がそれを許さなかった。]
……痛がらせるのが本意でないなら、 なるべく痛く感じないような薬でも、 用意しておいて欲しいな。
喚き声が聞きたい人がいるなら別だけど。
[グロリアにそう自ら提案してから、はぁと濡れた溜息を一つ。 しばらくはこの疼きとまた戦わなければいけない。 夫のこと、「あの子」のこと、グロリアの話を聞きながら、あれこれと邪推する。何を望んでいるか知ることが、買って貰うための一歩だから。]
(254) 2010/04/07(Wed) 09時頃
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まだなら、なんで煽るようなことしたんだ、莫迦。
[鋭くイアンに耳打ちしながら、鼻を摘んだ応酬だろうかなどと思いながら、もう一度唇を擦る。 先ほどから内腿に当たる、はちきれそうな猛りは感じているからこそ。 お互いさっさと楽になった方が良かったのだろうが、タイムリミットだ。 やり場の無い理不尽な怒りは、身を離す際にイアンの股間を膝で擦り上げることで解消する。]
せいぜい、頑張って。 相手を選べるだけマシだと思っておくよ。
[極めて平静を装って――声は上擦っていたけど――足元の鉄球を抱え上げた。]
(255) 2010/04/07(Wed) 09時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 09時半頃
[各客の部屋への電話が鳴る。]
お気に入りの方ができてしまいましたか。
ちょっと舞台の準備が手間取りそうなので、
定刻23:30までに一人競り落としていただこうかと
思っていますよ。
あ、誰に誰が何点入れているかは
こちらでは全部中継させていただきますし、
奴隷の方々にも点だけは聞けるよう手配しておきますネ。
よろしかったら、現状のお気持ちから聞かせてください。
さぁ、オークションスタート!
小僧 カルヴィンは、記者 イアンに、「で、結局どうするんだ」と睨むような目線で問うた。
2010/04/07(Wed) 10時頃
ひとり、かァ。
ボクは別に急がないんだけど、サ。
[購入する迄は、全ての品物は客にとって平等。
牽制があったとて、ルールにさえ従っていれば何をしても咎められる事など無い筈だから]
さっさと囲っちゃいたいモノを買うのが良いんじゃない?
その点ボクが一番きっと緩いから、後でよいのだけれど。
[他のふたりの客へと、言葉を放った。]
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夫の立場にある男が、あんたみたいな人を 二年で抱くのを止める理由が想像出来ない。 事故死。でも、あんたは今も──自由じゃないんだ。
[何に対してでもなく、イアンは緩く首を横に振った。 息を吐くカルヴィナの背を、大きな手のひらであやすように撫でる。]
選択肢が有るなら、広いマットレスが有って、 ライトが熱すぎない部屋が良いかな。 目映いステージに立つストリッパーを育てたい等じゃなければ。
(256) 2010/04/07(Wed) 11時頃
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ところで。 薬でラリッってデロデロになってロストヴァージン ってのは、違うんじゃないかね? 痛かろうか、良かろうが、 啼きわめく声を聴きたい者が居る居ないに関わらず、 おまえの記憶に残らなきゃ意味が無い。
怖いからはやく終わらせたいだけかい?
[ん、と軽く鼻に掛かった声を出して、イアンは喉奥で笑う。 膝上で何やら動き始めたカルヴィナの腰に深く腕を回して、椅子から立ち上がる。片手で抱いて、身体を密着させたまま、寝台のある部屋まで連れて行くつもりらしい。]
五月蝿い口を塞ぎたくなったからだよ。 それからコレは、後で嫌でも触ることになるんだぜ。
[欲情が血液とともに全身を巡る。目尻をゆるませカルヴィナを覗き込んだ。睨むなと言って、抱えあげた小さな尻を手のひらでさすりながら。]
(257) 2010/04/07(Wed) 11時頃
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記者 イアンは、長老の孫 マーゴにも視線を落とす──白いヒラヒラのドレスにも見えなくはない白のベビードール姿の。
2010/04/07(Wed) 11時頃
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処女喪失が大事だって発想があまりないんだ。 僕自身が大切だと思っていないから。 イアンは童貞喪失した時のこと、覚えてる? ……ヨかった? 男と女って、不公平だよねこういう時。
[せいぜい楽しませてよ、なんて笑って見せるのも全部強がり。]
記憶に残った方がいいと、 グロリア様が望むならそれでいいけど……ひゃっ。
[急に抱え上げられて、バランスを崩しそうになりながら、何とかイアンの太く逞しい首に両腕を投げかけた。ぎゅう、としがみつく手が震える。]
ソレ、もう少し小さくならないの? ……入りそうにない、よ。
[No.5の女性が、ツィーが、孔に咥えこんでいた張り型やら何やらの模型を思い出して、顔を顰める。鉄球を抱えた自身を軽々持ち上げる男の腕力には、感嘆を覚え、気付けば寝室へと運ばれていた。]
うるさくて、悪かったな……ぁ、 ……やらしー、触り方。
[身を捩ると、腹の上で鎖がちゃりちゃりと耳障りな音をたてる。]
(258) 2010/04/07(Wed) 11時頃
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小僧 カルヴィンは、「だって王子様が邀えに来てくれるのは、お姫様だけだもの」と寂しそうに零す。
2010/04/07(Wed) 11時頃
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[マーゴに、]
きみもおそらく一緒に来るんだろうね。 決意してる、そんな顔してる。 そもそも、ちゃんと選んでエロい格好してるしさ。
[いっそ、二人同時に抱えて行っても構わないと言う風に、空いている片手をマーゴに伸ばした。地元では一番の美少女だった、或いは生娘好きの男が来ていれば率先して買われただろう少女。 マーゴがイアンの手を取っても取らなくても、それは彼女の問題だ。 寝台のある場所へ移動する間、イアンが想う事は──。]
(259) 2010/04/07(Wed) 11時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 11時頃
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二人いっぺんに作業的に、で 思い出にしろって方が無理難題だろう。
[グロリアの申し出は、マーゴをどうするということなのだろう。自分よりも随分女らしい彼女に若い嫉妬を覚えながら、イアンの首筋に鼻を擦りつける。]
そう言うならせめて、今だけは僕と向き合ってくれる? グロリアの想像しなくても、どうせ後で抱けるんでしょう。 僕は重ねる相手が他に居ない――知らないんだもの。
[それからまた癖の悪い足先で、イアンのスラックスの膨れた箇所を往復して撫でてやった。 チェシャのように歯を見せて笑っても、すぐに唇がへの字に曲がりそうになる。 脈拍は際限なく早くなっていって、甘えるように漏らす声はしっとりかすれて、作り声とは違う低さになっていた。 寝台に下ろされた時、レェスのスカートが広がる様は、一輪の花が咲いたよう。控えめな灯りの下でドレスから浮かび上がる乳白色の膚、ただ一人のために一度だけ、月下美人のように。]
(260) 2010/04/07(Wed) 11時半頃
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小僧 カルヴィンは、子供のような独占欲に、自分でも笑ってしまう。
2010/04/07(Wed) 11時半頃
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[歩きながら、海水に濡れた土嚢を運んだ訓練の日々を思い出す。凍える寒さが身に沁みる海。兵士達はオモニの歌を歌う。イアンには何よりもその歌が苦痛だった。ハタチ前後の荒れた記憶。 今、抱えている少女の身体は、無機物ではなく熱を帯びたひとのもの。]
童貞なんて、何時だったか忘れたな。 ハーフだったから、男には殴られて女にはモテたよ。 男にもモテなくも無かったが。 ──アジア人の欧米コンプレックスってヤツだ。
[こういった場で、処女喪失そのものが重視されるのではなく、もっと暗い所に意味があるのではないかとも思ったが、口にしない。そう、アヒルの雛に肉食獣を親だと思い込ませ、喰われるのを愉しむような。或いは、その者の有り様を強制によって、本来の姿から別の生き物に作り替えてしまう愉悦と言ったような。 グロリアがそう──だと思うわけではなく。]
それから、ジョイスティックは小さくなると 形状維持の問題から入らなくなる。
(261) 2010/04/07(Wed) 11時半頃
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じゃあ僕も、処女喪失なんて忘れちゃうかもね。 死んだら処女だろうがそうでなかろうが、関係ない。 別に子供を産むためじゃないんだから。
[それでも、内面の話を聞かせて貰えるのは気が紛れる。]
欧米、じゃあ僕にも劣等感なんて感じてるの? ……僕は多分、男にも、女にもコンプレックスはあるな。 どっちつかずだから。そんなものだよ、多分、みんな。
[ささやかな支配欲に後押しされて、イアンの顎先に唇を押し付ける。 自分でもどうしてそんな気分になるのか不思議だった。]
……ジョイスティックっていうの、ソレ。 そのままだと苦しいんだっけ?
[隠語に疎い少女は、神妙な顔つきでイアンの股間で主張しているものを見下している。]
(262) 2010/04/07(Wed) 11時半頃
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嗚呼、ドーベルマン、は判り易いね。 まさにその通りだね。 さしずめ、No,2は自分が犬だとやっと気づいたポメラニアン、ってトコ?
[メイド服の女の言葉>>205に、姿勢は崩さず鬱陶しい髪で縦に隠れた顔は、笑みを深めて声をたてる。 No,1から受け取った陶器を揺らすと、とぷん、と波が立つ。]
(263) 2010/04/07(Wed) 12時頃
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あれ、もう行っちゃうの? 何かサービスでもしてくれると思ったのに。 ふふ…また、ね?
[冗談めいた声をあげながら、ひらひらと手を振る。 スカートをたくし上げる様子は一介のメイドに見えなくも無いのに、猛禽類のように何も見逃さない瞳を持つ彼女は、まさに「隙」が無いドーベルマン、と例えるに相応しいと、思う。 自分が買ったら飼い慣らせるか、無理なら壊すか、それとも寧ろ――妄想は頭の中。 舞台で行われていた派手なショーに手を出さなかったのも、隅々まで見て想像し、可能性を逃さない為。
頭の中だけでまず愉しむ、それは何不自由無く安穏と生きてきた男の暗さでもあり陰湿さでもあり浅墓さでもありまた、公には出来ぬ趣味を持つ事の自覚の表れでも、ある。
競りが始まってからでも触れて試すには十分時間があることはわかっていたし、沢山の兄弟が居ても何時でも優遇されてきた末弟である男は、おいしいものは最後に食べる事が出来たから。]
(264) 2010/04/07(Wed) 12時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 12時頃
小僧 カルヴィンは、ちなみにポメラニアンという犬種は知らなかったが、莫迦にされているようだとは気付いていた。
2010/04/07(Wed) 12時頃
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─ 大きな寝台のある部屋へ ─
五月蝿いよ、本当に。 可愛く無いな。 俺は母親がアジア、父親が欧米人だ。 アジアでハーフは目立つ。どうでもいい。
[歩きながら話す言葉は王子様とは程遠い。カルヴィナの何でも言い返さずにはいられない、何かしなくては居られないと言った様子に、少女の身体を抱えたまま器用に肩を竦めてみせた。ごちゃごちゃとした問いには面倒なので答えない。 天井と足元からの間接照明が照らす暗い部屋。部屋全体が円形の寝台のようなもので埋められて居り、一部が観客席のようになっている。]
(265) 2010/04/07(Wed) 12時頃
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[彼女が去ってからもごろごろと布の波に遊んでいたけれど、 ふと貌を上げてNo,1を見上げ]
君は、他の場所に行かなくても良いのかい?
[買ったわけではない品物だから拘束はしないよ、と言う上っ面の言葉を囁く。 彼女が他の「客」の所へ行く事を止められる立場では未だないし、そも止める事をする気は、無い。 その時丁度、電話が鳴った。]
(266) 2010/04/07(Wed) 12時頃
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[寝台の上にカルヴィナを降ろしながら、]
勘違いしてる。 夢の王子様や恋人を重ねて、想い出作りをする為の時間じゃないんだぜ。 恋人との素敵な想い出もどきがあって、 楽しく性奴隷の暮らしが送れるか? ──想像してみろ。 マーゴの方がそれはよく分かってる。
観客がいる。二人きりじゃない。 俺は役割を果たす必要がある。 以上の三点の現実は変えようがない。 ただ、おまえに集中せずに出来るほど、上手くは無いから安心してくれ。
[衣擦れの音、花弁のようにひろがるスカート。横たえた少女を上から見下ろし、白い歯をみせる笑いは獣の咆哮のように。傷口でもあるかのように片目を瞑る。]
それから、俺の事はおまえに分かりはしない。
(267) 2010/04/07(Wed) 12時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 12時頃
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……黙っていれば可愛いの?
じゃあ黙ってなんてやらない。
[憎まれ口を叩いても、そこは生娘。いよいよ寝台の上では、言葉数は減ってしまう。]
そうだね、じゃあ思い出は要らないや。 楽しい奴隷生活なんて考えてもないけれど、 痛くない方がいい、から。
[役割、観客の前で演じること。思い出して、こくりと首肯。]
じゃあ、せいぜい見てて貰おうじゃない。 お気に召すかは分からないけど、そのへんはイアンに任せる。
[グロリアの座する方へと一度顔を向けてから、無垢ながら薬に蕩けかけた瞳でイアンを待った。 燻ぶり続けた熱は体温を上昇させて、自ら脱ぎだし兼ねないくらいには部屋の室温も暑く感じられ、そのくせ素肌に外気が触れればひやっと鳥肌がたつ。 どうせ、身体がどうなったって、内実は、心は、自由にできない。まだそう思っていたから、イアンにも反論はしなかった。]
(268) 2010/04/07(Wed) 12時頃
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|
[寝台に仰向けになると、肩甲骨のあたりがむずむずとして、自然背が緩い孤を描いた。 退路を塞がれ、上から覆い被さるイアンの体躯でできた影に、本能的な恐怖が鎌首を擡げる。 早く時間が過ぎてしまえと祈るように、目頭と眦に皺が寄るほどぎゅうと強く双眸を閉ざした。その上から乱れた前髪が、額と目蓋を隠す 会話が途切れると衣擦れの音が、脳髄を犯すようにやけに大きく響くのだった。]
(269) 2010/04/07(Wed) 12時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 12時半頃
|
入札? ボクはまだしないよ。
[電話越し、相手に告げる言葉はNo,1を横目で見て。 彼女の太い眉が少しでも寄れば目的は達成。
ギリギリまで検分でもする心算なのか、 他の二人の出方を見る心算なのか、 ボソボソと取った受話器に告げる続きの言葉は 小さく、聞こえない。]
(270) 2010/04/07(Wed) 12時半頃
|
勿論、「まだ」ってだけだけどね。
[くすくす笑いは、電話の向こうへ。
自分以外の客の部屋、痴態が繰り広げられている事を知っても知らずとも、気にする事は、ない。]
|
やめたのは、私に飽きたからだと思うけど。 婚姻は父との約束だったから、離婚しなかっただけ。 今の私は、それなりには自由だわ。 [満足しているわけではないけれど。 イアンの言葉に笑みは消えなかったが、それは少し陰を落とす]
部屋なら、一つとなりにあるはずよ。客間と繋がっているの。お買い上げした奴隷を試せるように配慮されてるのだったと思うけど。
[扉を示す。その向こうへカルヴィナを抱え歩いていくのを、ゆるりと追って。風の当たる場所から眺めようと椅子を用意させ腰を下ろす]
(271) 2010/04/07(Wed) 13時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 13時頃
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>>263>>264 そうですわね。もし我々が犬であるのならば。
[部屋を去る際、そんなことを言い放った。 おそらくこの男は、己を犬とも見ていないだろう。犬よりももっと下等なものかもしれないとは考えつつも、投げかける視線は相変わらず鋭いものだ。]
今はご挨拶のみ、と申し上げた通りでございますわ。 サービスはまた、いずれ。
[それはおおよそ奴隷らしからぬ言葉だろう。 だが、そう簡単に屈服することはない生物(或いは"creature")は、主人になるやもしれぬ者にすぐ傅くという手段は取らぬのだ。
目の前の者が、己を飼い馴らせる者か否か。 飼い馴らされるのに値する者にならば、買われても構わない。寝首をかいて「主人」を蹂躙する立場になれるのならば、それはまことに僥倖だ。 ただ、そのどちらにもなれぬ者に買われることだけは御免なのだ。主人につられて己まで無価値になる筋合いは無い。]
貴方様とは、またいずれお話しとうございますわ。 ……「もし貴方様がお望みになるならば」。
[交える言葉こそ少ないものの、この男は危険な臭いがする。買われるか(或いは買われたいか)どうかは別として、女はそれがひどく愉快だと感じていた。]
(272) 2010/04/07(Wed) 13時頃
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[椅子に座ったところで電話に気づく。出ると用件だけを短く話した。
マーゴがイアンの手をとるなら邪魔はしないつもりで]
カルヴィナ、私は処女喪失について美しい思い出を持たせたいわけではないのよ? 痛みは次の手を遅らせるだけ。それを危惧しているだけなの。貴女の場合はね?
[だから、三人でするというのならば止めない。 扇子で自身を扇ぐと、寝台の上の様子を笑みを見せて*眺める*]
(273) 2010/04/07(Wed) 13時頃
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[受話器を手に考え込むのは少し]
お一人なら、今日落とせない場合その点数はなくなるのでしょう? なら、様子を見させてもらうわ。
まだね。
同点なら、それぞれ一人ずつ持ち帰ることは出来ないのかしら?
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[それからメイドは、獰猛な光を宿したまま、もうひとりの主人候補の元へと歩みを進める。扇子を持った貴婦人の元へと。
彼女が己を買うのに値するか否か。 それを見極めるのも楽しかろう。]
[部屋の扉をノックする。 女に名を尋ねられれば、ただ一言「パトリシア」と名乗る算段で。 もののついでに、その部屋で行われている、ロスト・ヴァージン・ショーに目を向けた**]
(274) 2010/04/07(Wed) 13時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 13時頃
/*
中身でごめんなさい。
二人落ちがデフォではないと思うのだけど、一人ずつだと最大あと7日かかるのよね。
二人落ちを増やすのと(客落ち以外で)それを奴隷の方も分かるようにメモかネイサンあたりに周知させたらいかがかしら。
奴隷の方も動き方が違ってくると思うので。
[それだけ問うて返事を待つ。
受話器は椅子の肘掛にかけた*]
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[グロリアの言い分にふぅん、と首を傾げた。 勿論、彼女に苦情や拒否を申し立てるつもりはもう微塵もない。]
美しい思い出を壊すのが趣味な人も居るかと思っただけ。 いいよ、僕も未練はないから。
[多分、できれば忘れたいことの部類に入る気がする。 緊張でおかしくなりそうだったが、そう何とかポーカーフェイスで返した。 女王然と君臨するグロリアに隠れて、ただ一つだけイアンに乞うた。]
(お願いがある。片手でいいから、「その時」は繋いでいて。 それだけで、多分何でも堪えられる)
(275) 2010/04/07(Wed) 13時頃
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そうですね、あまり時間をかけるのもアレですし。
定刻を24時間刻みに(コミット)するか、
48時間なら同時落ちは検討しています。
あ、別に全員買う必要はないんですヨ。
それと、今回全員見合わせでしたら、
奴隷は全員売れ残りですからね。
その点はよろしくお願いします。
例えばお一方が、二人に千点ずつ入札して、
他が見合わせでしたら、二人同時に
お買い上げということになりますネ。
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 13時半頃
嗚呼、二人が見合わせるというならボクが買うよ。
その場合は、No,1の心算。
[全員見合わせにする心算は無い、という意志は明確。
ただ男が気にしているのは「購入前」の品物の扱いに対して、自身が一番注文が少ないだろうと言うことだけ。]
どこまで試食で遊ぶか、も醍醐味のひとつだからねェ。
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…ご命令がありませんでしたから。 下がった方が宜しいのでしょうか?
[男の長い髪を梳きながら、おずおずと問い返す。 それが命令であれば、おとなしく下がるつもりでいた。
電話の向こうの話は聞き取れず。 ただ、まだしないと言う言葉にほんのわずか不安げに瞳は揺れるか。
誰でも良いと思えなくなっていたのは、惚れたからではなく、 共有した傷の秘密を守る命令を果たせなくなるから。 そうなのだと、今は思い込んでいた。]
(276) 2010/04/07(Wed) 13時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 13時半頃
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― ルーカス客室 ―
[矢張り、初めて同士の性交というのは、もどかしい。 それでいて、作りかえる者としては、倒錯的な関心がそこにある。
――女が痛がるようならば、青年に優しくアドヴァイスと導きを。
確かに、彼らは、じわりと既にルーカスに作り変えられていっている。]
―――…おや、電話のようですね?
[彼らが交わってどれ程の時が経ったか。 青年が果てたのは、そう時間はかからなかっただろう。 後戯を、または後処理を指導しているルーカスの耳に、呼び出し音が届く。それは、まるで彼らのSEXが終わるのを待ったかのようなタイミングだった。
受話器を取ると、内容を確かめ、一言二言何かを紡ぐ。 電話は切らぬまま、視線をベッドの上の二人に注いだ。]
(277) 2010/04/07(Wed) 13時半頃
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うぅん、下がった方が良いなんて事はないよ。 ボクは君の意志を尊重したい、だけ。
[電話を置くと女を振り返り、やはり相変わらず笑み貼り付けた口で、先ほど犬に準えたものの意志を等と、平気で言う。 女が出て行く素振りも見せないならそれはそれで満足げ、出て行ったとしても文句ひとつ言わず布の海に寝そべった侭見送る事は、容易に想像出来るだろう。]
他の二人は、ロストヴァージンを愉しんでるようだよ。 嗚呼血統書を見ればわかるのかもしれないけど、君も生娘なのかなァ?
[仕込まれ育て上げられた美術品のような彼女ならば、態とそのようにされている事もあるのだろうと。 ふと、興味を覚えて聞いてみた。]
(278) 2010/04/07(Wed) 13時半頃
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舞台の準備が遅れているようだよ。 舞台の準備が出来あがるまでに、オークションがもう一度あるそうだ。
[英語と日本語とで、電話の内容を彼らに伝える。]
さて……――― 実を云うとね、彼女の処女が消えてしまったことは、 他の客人には筒抜けなんだ。 今まで彼らに私が牽制として使っていたことは、もう使えない。
君には、この意味が分かるかな? 嗚呼、なら何故抱かせたのだという野暮な質問はやめてくれよ? その牽制がどこまで続けれたかは、判らないというのも本当なのだから。
[電話の内容の後に続いた言葉は、滑らかな英語。 金の眼の青年のみに聴こえるように、ルーカスは言の葉を織る。]
(279) 2010/04/07(Wed) 14時頃
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さぁ、君はどうする? 何度も云っているけれど、面白いと思えば 君の提案を叶える『努力』は、してあげられないことはないんだよ?
[優しく穏やかな声音で、暗に導くのは、彼女を助けて欲しいと願ってみろと云うこと。選択肢を与えているようで、男は外堀を埋めて行く。]
嗚呼、もちろん、タダでは出来ないけれど、ね。
[唇が優雅な弧を描いた。]
(280) 2010/04/07(Wed) 14時頃
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そう、ですか。 [似合いの方々だと思う。それだけになんだか抱く思いは複雑で。 つがいで買取るケースもあり得るが、意地の悪い主人であれば態と二人の心を結び、それを無慈悲に引き離すのを楽しむ事もありうるかと。 特別な思いを抱くことは、人質をとられるのと同じこと。
続く問いには、気まずそうに視線をそらして俯いて。]
…はい。 誰かのお古では嫌だと仰るお客様も居ますので。 後ろの方でしたら、すぐにお使い頂けるよう訓練を受けておりますけれど…。
(281) 2010/04/07(Wed) 14時頃
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……私は、かける気があるよ。
だから、この回で終了ということにはならないさ。
かける先はNo.6。
[電話を取り、各々の会話を聴くと、小さな苦笑を乗せる。]
ただ、奴隷との駆け引きも愉しみたいのでね。
かけた点数がカンバス候補達にも判るなら、尚更だな。
点数を示すのは、もう少し待ってもらおうか。
[彼ら2人を一気に落とす心算は、ルーカスには無いようだ。
この回で落としたい先があるなら、最高点で重ねて貰っても構わないという意志表示でもある。]
嗚呼、点数吊りあげは構わなかったのだよな?
[再度確認を取り、電話は置かぬまま、No.4とNo.6の反応を待つ。]
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嗚呼、やっぱりそうなんだ。 ま、ボクはそこに拘りはあんまり無いんだけどさ。
[生娘のまま後ろを訓練する等、きっと余程の事をしてるのだろうなぁ、その工程が楽しそうなんて思いながら、去る様子を見せない女の脇でうつ伏せに横になり後ろ足を組む様子は、蛇が絡むかのよう。 顎枕を細い両手で抱え、長い睫毛を伏せて寛ぐ様子の男が、]
でも君の匂いは、すき。
[拘り進む道は、やはり酷く歪んだ先。 薄布の上波打つ上に置かれた炉の中、香があげていた青煙が細く細く消え、終わりを静かに告げていた。]
(282) 2010/04/07(Wed) 14時頃
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はい、途中で同じ先に再入札で
値を吊り上げて貰っても構いませんよ。
定刻まででしたら、累積されます。
[電話にはそう答えた。]
No,6かァ。
声がきれいだったよね。
ああ――、No,6が落とされる前に、No,4と少し話してみたかったけれど…
[あれだけ笑わせてくれた金色の目の青年。
彼はまだまだ味見段階でも遊べそうだったから、
僅かに残念そうな声を返す。]
ねェ、ダレが入札してるか、は、品物にはわからないんだよねェ?
[ふと思いつき。
くすくす笑いと共に投げる問い。]
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― ルーカスの客室 ―
[鎖のひやりとした感触と共に首に彼女の手が回る。 上着も肌蹴て、程よい肉付きの胸板が覗く。
耳に届く彼女の痛みから来る悲鳴に、心が痛い。 やらされているとはいえ強姦している錯覚を覚える。
必死で護持している心が揺れる。 それでも、まだ 大丈夫だと――― 言い聞かせる。]
―――― …!!
[けれど、囁かれた言葉に>>220理性が剥がれそうになる。 同時に、胸の奥から湧き上がる不思議な感情があった。
そしてそれは、灰青の優しい笑みへと繋がって 緩く、唇を引いて ――― 淡く食んだ。 それでも、男性器に訪れる快楽は 確実に、本能を刺激し]
(283) 2010/04/07(Wed) 14時半頃
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…ぁ、 っ ―― 、ハ
[熱い吐息を彼女の胸元へと落とす。
背にしがみ付かれれば彼女の素肌も近くて その透き通るような白い肌に酔わされ 形の良い胸元に自然と唇を宛がい胸の頂きを口の中に閉じ込める。
ぺろりと舌で先を舐めながら硬さを増せば 赤子のように吸い始めてしまう。]
(284) 2010/04/07(Wed) 14時半頃
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…ン
[紅茶の香りよりも蜜とゴムの匂いが鼻にはよく届いて 女の声の調子が変われば、そっと唇を胸元から離して 上目づかいで潤む漆黒を金色はせつなそうな顔で見た。
――― やがて、被膜の内に精を吐き出せば身体から 一気に力が抜けて、荒い息も隠すことは出来ない。
優しくできたかなんて結局のところ自分も初めてだから 解らないけれど、そっと身を屈めて優しく頬に口付けを落とした。 その時に、小声で囁く。]
俺は 君を無理やり抱いた 酷い 男だ。 俺に 特別な 感情を抱いては いけない。
[それから、反対の頬にもう一度口付けをして 後処理をし始めた時に、部屋の中の電話が鳴り響いた。]
(285) 2010/04/07(Wed) 14時半頃
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――― !!
[びくりと金の瞳を開いて、灰青の続く言葉を聞く。 聞いて、徐々に変わる表情は苦悶から 怒りも滲む。
ぎらりと 鋭く睨んで、奥歯を噛んだ。]
っ …最低だ…てめぇッ…。
[息を整えながら、悪態を吐いて灰青を見る。 与えられる選択肢も提案も、いつも こいつの手の内だ。]
俺に… そう、言わせるために こんな事したっていうのかよ―――!
[後処理を終えた物をベッドの上に置いたまま立ち上がって 紳士の男へとずかずかと詰め寄れば、足枷も鳴り響く。]
(286) 2010/04/07(Wed) 14時半頃
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…おれ、は
―――― おれはッ…
[ぎりり、と奥歯を噛みながら 声が震えるのを隠さず]
――――― …俺には 関係 ねぇ 話だ。 俺は、あの子を何とも思っちゃいねぇ。
(287) 2010/04/07(Wed) 14時半頃
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はい、分かりませんねぇ。
そう、二人に入って引き裂かれそう、というのも、
誰が入れてるかは分からないですよ。
[にんまり。道化の声は普段通りだが、何かを促すようににんまりと化粧は笑み崩れていた。]
そう。
――うん、それは良いね。
[くすくすとわらう。
暫しの思案――そして、また、くすくすと笑い。]
じゃあボクがNo,4を買う、ってのも、アリ?
まるでルーカス氏がどっちも買うみたいな顔して、サ。
[一応他の客にも問う形。
己が買えば、きっともうカンバスにはなり得ない事はうすうすと気づかれているだろうから。]
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 14時半頃
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…ありがとうございます。
[それでもやはり、褒められるのは嬉しいのか長い睫毛を伏せてはにかんだ表情を見せる。 たおやかな指は、男の長い髪と背中を、するりとあやすように撫でて。 燃え尽きる香は、誰かが換えを持ってくるのか、それとも…]
(288) 2010/04/07(Wed) 14時半頃
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ええ、今のところ、どこにも誰も入札していませんから。
同点で二人、は割と異例ですので、奴隷も知らないでしょうけれどね。
さて、同点が三名の場合はどうしましょう。
別にNo.4をヴェスパタイン殿が買いあげるのを、
止めることは私はしませんよ?
まぁ、2人買いあげて、
その後引き離した方が私は面白いと思いましたが……。
それこそ、愉しみというのは人それぞれでしょう。
[くすくすと聴こえる笑みに、常と変わらない優雅な声音が返る。]
……男奴隷を買えれたなら、姉さんにと思いましたが。
それは、また別の機会にでも出来ることですし、ね。
んー……
――どうしようかな。
[耳元に置いた電話から聞こえてきた言葉に、
僅かに甘い声音が低くなり、悩んでいる様子。]
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― ルーカス客室 ―
君の答えは、それでファイナルアンサーか?
[青年に詰め寄られても、灰青はただ細まるばかりで、微笑も絶えない。むしろ、青年の震える声に唇の弧は角度をあげる。]
では、一先ず、君はそこで、彼女が私に手ひどく抱かれるのを見てみるかい?客と奴隷の交わりも解禁されたのだよ。知らなかったかい?
[耳に宛てたままの受話器から聴こえる内容に、声音の調子は変えず、整えられた眉を器用に片方あげた。しかし、それは一瞬のこと。]
――なんとも思っていないなら 彼女がどうなっても構いませんよね?
それが、私の手であっても、他の誰かの手であっても……。
[直ぐに常の微笑に戻り、確認するように問いかけた。]
(289) 2010/04/07(Wed) 14時半頃
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いかようにでも、
お客様のお気に召すままに。
それが、この品評会のルールですから。
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[イアンが覆い被さると細い娘の身体はすっぽりと影に隠れてしまった。 徐々に口数が減るカルヴィナの閉じられている目蓋を手で覆う。表情を隠す銀糸のような前髪ごと。 少女の視界を隠すのは、この部屋の支配者であるグロリアを少しの間じっと見詰める為。彼女が望んでいるのは、慈善事業では無いらしい事が分かった。その事実を噛み締めるような、瞬き。ゆらりと扇子を動かす仕草に、部屋が揺れているような錯覚に陥る。
イアン自身が捨てなくてはならない物の事を想う。目を開いたまま、カルヴィナの耳元に口唇を近付けた。]
(手を? ──嗚呼。)
[少女の片手を取り、手首に口唇を寄せる。 返事を返す、吐息は熱を帯びている。シャツとドレス越しに触れ合う身体も。身体が熱いと言う事は抱きかかえていた時から知っている。 凹凸の少ない少女の身体を抱きすくめるよう、強く背に腕を回した。]
(290) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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カルヴィナ。
[イアンは張りつめてみえる葡萄色の瞳を正面から見詰める。 こわばる、弛緩するを繰り返して見えるカルヴィナの背や尾てい骨の周囲を、衣服越しにゆっくりと手を這わせて行きながら、口元には薄笑みを浮かべ直す。 少女の身体に体重をかけるわけではないが、覆い被さったまま、大きな手のひらで薄い身体の輪郭を確かめる動作は、じりじりと獲物を囲いこんで食まんとする獣のように。]
(291) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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― ルーカスの客室 ―
っ、…
[唇の端が上がれば、悔しそうに息を呑んだ。 受話器越しの内容は知らない、けれど 知らせられるたび――― 聞かなければよかったと、思う。]
…… ろ、
――― …やめろッ!
[手酷く抱くと、他の誰かに――という声を止めるように叫ぶ。]
その子、 助けて やってくれ…
(292) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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若者 テッドは、良家の息子 ルーカスに悔しさで消え入るような声で、懇願した。
2010/04/07(Wed) 15時頃
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[手のひらは、少しずつドレスの釦をはずしながら、ささやかな乳房に近い脇腹を何度も通り過ぎる。スカートの裾をたくしあげ、内側に差し込む手は、熱を帯びた太腿を何度もなぞる。脚を少しずつ開かせるように、腰を押し上げながら、イアン自身の昂りに少女の手を触れさせた。]
でかいのは否定しない。 が、蟲みたいに脚も無い。 ──俺の身体の一部だ。 言うほどは、怖くないだろ。
[衣擦れの音と、息遣いだけが響く静かな部屋。カルヴィナの細い指にイアンの手指を絡ませながら、ジッパーを降ろす音。 途中、部屋に人が増える気配がした時、イアンは態とカルヴィナの顎を取り、息継ぎの方法も教えぬまま、深く唇を重ねた。]
(293) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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私自身は、気にいったカンバスを一つ手に入れられるなら
基本的には別にどうだって良いのですよ。
カンバスを2つ求めるというのも、私には珍しいことでしたから。
――…手に入ったなら、直ぐに帰ってしまっても構わない。
No.6を落として、No.4が舞台上に残るなら、No.4が他の女とまぐわっているのを、No.6に見せるのも有かと思っていましたが、ね?
[甘い低い声音に誘われるように、ルーカスの唇から落ちる、嘘と本音が複雑に入り混じった言の葉。]
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― 少し前 ―
そうだね。 リサーチが必要なのは、お互いだしねェ?
[くすと笑って軽口を言い、メイドもどき(?)>272の言葉に頷き、彼女を頭から足の先まで、じっくりと何度も視線を這わせた。 胸元だけは、その手仕様のメイドっぽくなくもないな、等、感想を頭の中でひとつ、付け足す。
あの類の膝を折るのはきっと、簡単だと思う。状況を作って適切な言葉を投げれば、きっとそれだけで折りはするのだ、けれど。 だがそれは表面だけの事、心からの其れは酷く難しいだろうと思う、――否、本能が告げる。 彼女が姿を消すまで、視界から彼女を外す事は無かった。]
(294) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 15時頃
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― 現在 ―
さァて。 準備が遅れてるそうだよ? 舞台があがったら、人数が足りない、なんて事、ありそう。
[いいながら手を伸ばし、電話を肩と耳の間に挟む。 No,1の手は好きにさせつつ、ぼそぼそと話す隙間には、 ――どっちも、 とか。 …――じゃあ、とか。 細かい接続言葉だけが、漏れてくる。
受話器を挟んだ侭、手はNo,1のハイヒールを脱がせ、足指の先、血が出ない程度に爪と身の間に自身の爪を入れる、手遊び。]
(295) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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― ルーカスの客室 ―
――…よくできました。
[ゆるり、微笑の種類が変わる。 金の眼を持つ青年は自ら認めてしまったようなものだ。
――彼女が特別であると。
もしくは、それに似た疑似感情をルーカスに植えつけられたか。
背は低くとも、実は年上の青年の頭に、鈴を持った方の手が伸びる。チリリ――音が鳴る。ルーカスの指先は青年の髪を柔らかく撫でた。]
願いごとを聴いてあげる『努力』をする代償を貰えるかな? 君の名前を、フルネームで教えなさい。
[ルーカスと青年の会話は、受話器を通して客人に漏れている。 ラジオは、道化に云って、今はもう止めてあった。 この会話が、奴隷たちに漏れることはない。]
(296) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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―― 寝台 ――
ん、嗚呼、目隠しが……、あった方がいい?
[表情が隠れる分、好悪も分かれるだろう。伏せた長い睫毛がイアンの指の腹を擽る。 優しく撫でられ、逃れようとする気が半分、委ねたくなる気が半分。 鬩ぎ合いながら身体を捻ると、その都度ドレスの黒紅とシーツの白が異なる模様を描き出す。 ぎしり、男の体重がかかるのが分かるスプリングの轢みに、身体は緊張と弛緩を幾度も繰返した。]
……イアン。
[背に回る手に、腰を浮かせる。尻まで滑り落ちるなら、やり易いようにと重心をかえて。余裕がある内はまだ、彼にだけ主導権を取られまいとするけれど。 賛辞を禁じてはいたけれど、名前を呼ばれるのは嬉しかった。カルヴィナと呼ばれるのは、ここに来てから。子爵でもなく跡取り息子でもない、素の自分を曝け出される感覚。 それは、あまりの無防備さ故の恐怖もあったが、同時に呪縛からの解放でもあった。 まるでそこだけは恋人のフリをするように、相手の名を甘く呼び返せば、次第に身体も気分も高揚してくる。]
(297) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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嗚呼、私とN0.4の会話が奴隷に漏れると、愉しみが減ってしまう可能性もあるだろうから、中継は切ってくれるかな?
[道化の声が聴こえれば、一つ命令を。
客人達には受話器を通して、会話は聴こえているだろう。
No.4のフルネームが聴けたなら、先程ヴェスパタインに向けた言葉を真実たらしめる為の点数をNo.6にかけるつもりである。]
んん…
…――つまり今回は買わないけど、それによってやりたい事は沢山ある、って事、かな?
[嘘と本音の混じる言葉は、No,4を今回買わない事すら計画の一部である事を示唆しているように思えたから、少しばかり幼じみた声を、ルーカスの言葉には返す。
肩を竦める様子は電話越しには見えないけれど、容易に想像出来る声音は]
んじゃぁ、いいや。
ボクは今回は見送り、でいいかなァ。
[それ程強く望む心算も無いし、と、告げる。]
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舞台が整う前に…お買い上げになるのかしら。
[思うのは、あの紳士に召されたふたりのこと。 おそらくどちらかになるのだろう、そう思った。
僅かな動揺は、剥がされかける爪の痛みに紛れる。 撫でる手は、時折小さなうめき声と共に止まって。 まるで、猫にいたぶられる獲物のよう。]
(298) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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― ルーカスの客室 ―
ッ…
[歯痒い思いが身を包む。この男の笑顔が嫌いだ。反吐が出る。 鈴の音が近付いて、茶の髪を撫でる手―――噛みつきたい衝動。]
――――… !
[問われるのは名。 フルネームで、答えれば 自ずと知られる事がある。 斜陽した家の、末路が―――。]
必要、ないだろ 名前…なんて。 NO,4 そう…呼べばいい 。
―――― どうして …俺の名に拘る。
(299) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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[幼い声に、ルーカスは苦笑を返す。]
全てが私の意のままにとは思ってません。
貴方と私、姉さんは平等な筈です。駆け引きはあれど、ね。
貴方がNo.4を欲しいのなら、どうぞ遠慮なく検分してください。
部屋に呼ぶのでしたら、向かわせましょうか?
[キャンバスは1つでも構わないというのは本音。
No.4とNo.6を単品で考えるなら、No.6の方が作品に仕上げやすいという、それだけのこと。両方落とせるなら、No.4を作品に仕上げたいという欲求の方が高くなるが、そこまで我儘を通す気も強い訳ではない。]
|
[素肌を撫でるイアンの手に、また蟲のトラウマが疼いた。 胸というより浮いた肋骨に沿う手の動き、脇腹も肉付きは薄く神経に直接触れられてるようでこそばゆい。]
きゃ、…………。
[脱がされるでなく捲くられたスカートは、人生で初めて着用したもので、こんなに無防備なものだとは思いもしなかった。ひらひらと頼りなく脚を守れないレェスの波。 素足を外気が撫でると、ぞわぞわと中心に向かって這い上がってくる感覚がある。 戸惑いに揺れる瞳をこわごわ開いて、漸く少女はイアンの身体と、その酷く熱い一部を視界に入れた。]
蟲と、確かに違う。そんなに大きくなかったし、 色も ……熱さや、匂いも。
[男性への憧れか、金眼の彼のものもちらりと見てはいたからか、蟲に比べれば質量は圧倒的な男根にも恐怖は薄かった。手で包むと不思議な感じがする。表面は弾力があって脈打っているのに、芯は酷く堅い。女性の身体にはどこにもない力強さ。]
(300) 2010/04/07(Wed) 15時半頃
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……だ れ?
[足音と共に観客が増えたようだった。顔を上げようとしたらすぐ、唇を奪われて叶わなくなる。 ひちゃりと、暫く二人の唇の間で奏でられる水音が、周囲を支配していた。空気まで、濃厚にとろりと凝っていくよう。咥内が性感帯だとイアンの教えた通りに、ダイレクトな刺激が脊髄に伝わって、身体の中心をより燃えたたせる。]
ぁ、ふぅ……っくる、し
[矢張り息継ぎはできなくて、ピンと足先は強張り、手はイアンの肉塊を遠慮なく思い切り握ってしまった。]
(301) 2010/04/07(Wed) 15時半頃
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ふふふ、さぁねェ? もしかしたら3人共が一人を競って持ち点をなくして、 もう終わっちゃう、なんて事もあるかもしれないね。
[耳と肩の間に挟んだ受話器から漏れる声の、内容は聞き取れない。 従順な品物の足指の爪の薄皮の柔らかい所に、痕はつくけれどすぐ消える程度爪を押し当ててで遊びながら、ふらふらと膝を曲げ足を揺らす様子は、本当に只の暗愚な貴族。]
ボク、売れ残りと遊ぶのも好きなんだよね 前回来た時は、お優しいひとが居てさ、最後に持ち点で残り全部を買ってっちゃったんだよね。
[あの時は失敗したなァ、なんて言いながら。 手の中で小さな電話の受話器をくるりと回し弄ぶ。]
(302) 2010/04/07(Wed) 15時半頃
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― ルーカスの客室 ―
……君は本当に分かってないですね。 拘っているのは、君の方でしょう。
だから、何かあるのか?と思われ、知りたいと思わせる。 彼女に対しても同じ、何もないのなら、ああ云う態度にはなりえない。
[まるで、青年が悪いのだと謂わんばかりに憐れみの灰青を向ける。青年の髪を撫でていた指先は、耳朶を愛撫するように撫で、引かれる。
チリリ、チリリ、まるで彼女が人質だと謂わんばかりに、鈴を青年の金目の前で揺らして見せた。]
さあ、謂いなさい。 そうしたら、彼女に私の持ち点をかけてあげよう。
[そして、手の裡に、その鈴を握りしめた。]
(303) 2010/04/07(Wed) 15時半頃
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― ルーカスの客室 ―
[何もかも固執しているのは、俺。 家のために、―――あの少女も言っていた。
俺も同じ。 あいつの変わりに―――俺は、ここに。]
っ…
[指先が耳朶に触れれば、擽ったそうに片目を細めた。
寝具に横になる彼女に背を向けたまま上着だけしか羽織っていない姿で 悔しそうな面持ちを向ける。
鈴の音が 消されるように手に握られるのを見てから]
俺の名で、…彼女の命が救われるというなら名乗ろう。
[ゆっくりと金の瞳を、灰青へ合わせて 口を開く。]
(304) 2010/04/07(Wed) 15時半頃
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――――…ダヴィド。
[それは、聖人の名でもあり]
テオドリヒ=ダヴィドだ。
[独逸屈指の製鉄所を仕切っていた家の名。]
(305) 2010/04/07(Wed) 15時半頃
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[ルーカスの言う「駆け引き」は、案が魅力的なら置いて置いて欲しい、という事だと受け取ったけれど。
そも、「カンバス」として奴隷を見ている彼と、自身では見ている軸がきっと、違うのだと、想う。
――XY軸でなくZ軸なのだ。
それもまた、この場に居る楽しみのひとつだと思う。
人それぞれ、とは彼の言葉だけれど。]
じゃあせっかくだから、No,4に来て貰おうかなァ。
[彼の言葉には、ひとつ、甘えた。
彼とNo,4との会話が聞こえていたから、
舞台が整うまでの短い時間だけれど。]
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[売れ残りの末路は聞かされている。 ここからは出せない。かと言って行き先が決まるまで買う余裕もない。 ならば知れた事。戯れにいたぶって飽きたら殺すだけ。 慰み者になるのは、どちらにしろ買取られても同じなのだろうし… それならば短くて済む分、屈服したがらない方には幸せなのだろうか?
ひくり、ひくりと…痛みに引き攣る脹脛。]
…く……… [時折縋るように、墨色の長い髪をつかむ指。]
売れ残ってしまった方が、喜んで頂けますか? [ポツリと小さく、そう聞いた。]
(306) 2010/04/07(Wed) 15時半頃
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ん?
[No,1の質問に、振り返る表情は陰鬱さをやや明るくする。 思わず指に力が入り、柔らかい薄皮にぷつり、赤が小さく小さく浮いてしまった。]
んん… やっぱり気に入ったモノは持って帰りたいよ。 ひとの屋敷じゃ、出来る事の幅も狭いし。 たまに嬲るの下手な人が居たりもするし。
[本当に良く仕込まれていると、男は僅かに感心の息。 多分天秤に載せるモノに、今現在「自分の命」なんてものすらないのだろう、と、思う。 浮いた赤をチロと舐めると思い出す鉄の味は、自身の咥内で象牙色の犬歯の裏を舌で撫でさせた。]
(307) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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[名前を呼ばれても特にイアンに感慨がありそうなそぶりはない。何かしらの、夢をみせる気は無かった。体格や力の差を感じさせながら、ペニスや男を怖がらせないようには努める。じりじりと進める内に、イアンがプツリと言ってしまう心配は無くはなかったが。 増えた観客はNO.5。言葉では言わない。行動で今は欲望と俺だけを感じていれば良いと示す。舌根をキツく吸い上げては口腔を犯す舌。苦しいと言う声に漸く、呻きながら笑って口唇をずらし、酸素を求める事を許した。]
痛い ぜ。 カルヴィナ、折らないでくれ。 やるなら、下から上にしごき上げるみたいに。
[目元にくちづけながら、幾分甘やかすような調子で掠れた声を出す。 押し倒したままだったカルヴィナの身体を抱き起こしながら。くちびるだけを柔らかく含むキスをする。胸元に差し込んだ手で小さな尖りを指の腹でくるくると撫でた。脱ごう、と誘うように大分はだけていたドレスの袖を、カルヴィナの腕から抜いた。]
(308) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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― ルーカスの客室 ―
嗚呼、ダヴィド…なるほど、ね。
[独逸屈指の製鉄所、それを『仕切っていた』家の名を、舌の上で転がす。]
『君が隠したがっていた理由は、判ったよ。 さて、約束だ、一先ず彼女に、私の持ち点をかけよう。』
[ルーカスは独語でテオドリヒに話しかける。 名で全て判ったと示す意味合いを込めて。
そして電話口で何やら呟く。一つ頷いて、灰青を金に向けた。]
(309) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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『このあと、ヴェスパタイン殿の所に向かってくれるかな? 黒い長い髪の麗人の客だ。』
[上手くやりなさい、まるでそう謂いたそうに微笑む。 自身の髪を撫でつけようと、指先を持ち上げればチリリと音が鳴った。 ベッドに横たわる女に、今度は日本語で問いかける。]
『この鈴はどうしようか? 君に返す?それとも、彼に渡そうか?』
[言葉が返れば、そのように。 返らないなら、鈴はまるで慈悲のように、青年に差し出されるのだった。]
(310) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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[イアンも肌にまとわりついていた服を脱ぎすてる。寝台に膝を付いてする、その動作はやや観客席を意識している。 ふるり。一度、カルヴィナの手を離れた大きなペニスが弾力をみせて反り返る。東洋人の血が流れるイアンのそれは、キャベツ入りのソーセージのように、大きいだけでやわらかい、多くの白人のそれらとは異なり、芯が固かった。]
(311) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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――…【No.6に1,000pt】かけよう。
遅くなってしまったが、一回目の約束通りに。
[青年の名を知ると、彼との約束通りNo.6に持ち点をかける。]
今、彼に向かうように云いつけた。
嗚呼、商品達に誰にどこにいれたか判らないなら、
そのことを種に遊んでくれても構わないよ?
[ヴェスパタインの言葉に、そう返す。
彼の愉しみ方と、自身の愉しみ方が違うのは、なんとなく知れる。
それを否定することはない。
そしてある種の許可にも似た提案を、彼がどう扱うかも強制することもない。
ただ、出来ることの範囲を狭めない為の言葉と取ってもらえれば僥倖。]
|
― ルーカスの客室→ ―
!
[聞きなれた母国語が飛び込んで、それで全て理解されたのだと思った。だからこそ、歯痒くて――― 痛い。 奥歯を噛んで、名を偽れなかった自身の誇りの欠片を悔やむ。]
『―――― …わかった。』
[点を掛けると言っても、感謝の言葉なんて出てこなかった。 向かう先を指示されれば、無言で下着と黒のスラックスを履いて深く息を吐いた。視線の意味、解らなくもないけれど―――どう考えても、馬が合うとは思えない。
鈴が手渡されそうになれば、それは断固として断る姿勢。 彼女の大切なものを これ以上、奪えないと―――。]
『彼女を、殺すんじゃねぇぞ。この悪趣味野郎。』
[扉まで歩けば、鍵が開いていて僅かに隙間もあったことに気付く。く、と小さく息を吐いてから灰青へ言葉を言い放ってから廊下へと向かった。]
(312) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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……窒息死するかと思った。
[大袈裟に薄い胸を上下させながら、涙ぐんで酸素を貪る。ぱくぱくと魚のように開閉する唇の合間に、二人の唾液がねっとり糸を引いていた。 皮膚は汗ばんで桜色に上気し、未だ残る理性が情欲で押し流されるまで後幾許か。]
折れたら、困るな。 しごく……こう?
[甘やかされている。そうと分かる口接けを顔に浴びながら、恐る恐る言われた通りに下方から上へ向かって何往復かさせた。力加減は誤っているかも知れない、何せ記憶は男の自慰の見様見真似。上手くできなければ、イアンにやり方を聞いた。 割と無邪気に、「熱くて火傷しそう」なんて感想と共に。]
ん……普通に、脱いでいい? 多分破いても怒られないと思うけれど。
[舞台でのことが過ぎって、もぞもぞドレスの内で華奢な身体を抱きしめるようにする。]
(313) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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…っぅ……ぁ!
[痛みに思わず声を上げ、ブルネットの髪はふるりと振り乱される。 その声も仕草も、達した時にあまりに酷似した様子。
気に入れば持って帰りたい。そんな言葉に小さく頷き、 いたぶられるに任せて艶めかしい声を漏らした。]
(314) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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嗚呼、有難う。
――【No,6に関して彼に張り合うことはしない】よ。
ところで、それを種に遊ぶなら。
結果君だったから良かった、と思われては面白くない、かい?
[彼の言葉に、礼をひとつ。
自身の点に対して宣言をしながら、
続いた彼の言葉に対しての遊び方を考えながら、問いを置く。]
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[薬で増幅された快感は、胸の先端を転がされる度、小さく上半身を跳ねさせて。次第にそこが凝ってゆく、それも初めての感覚。必死に蟲のことは思い出さないようにした。]
あんまり、優しすぎても……困る。
[手首から二の腕のラインは、いくらか女性みを帯びてまろやか。 肩の張った衣装で少年と誤魔化していた肢体は、痩せぎすなことを除いても、あちこちに女性特有の丸みが散見される。 イアンの欲望を、時にはその下に垂れ下がった房までも手の内で弄り回しながら、素直に服を肌蹴ていく。抵抗は、まだない。 性器の人種による違いなど、経験の浅い少女には与り知らぬこと。最初は好奇心からだったのが、イアンの吐息が切なげに溢れる動きを見つけると、執拗にそれを繰返す。その反応を観察していると、次第に自分の内も、期待するかのように熱く蕩けて潤み出すのが分かった。]
(315) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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― 廊下 →ヴェスパタインの客室 ―
[じゃら、と両手を繋ぐ枷は動きに制限をかける。 ごろごろと鉄球を靴の裏で転がしながら、歩くがヴェスパタインという名のあの男の部屋は知らない。
ただ、鉄錆と酒、薔薇と――香の混じった匂いがして 本能的に避けたくなった。
廊下の歩く先―――開いた扉が金の視界に入る。 この部屋から匂っていると、嫌でも解る。
違えばいい。 そう思いながら、ゆっくりとその扉の前に差し掛かる。]
…、―――
[そして鉄球を転がす足は、そこで止まる。 金色の瞳は部屋の中の、長髪の男を 静かに睨んだ。]
(316) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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No.6に1000点入りました!
[それは、館内に響く実況放送。 客の間でやりとりされる電話から、今宵の舞台の前に既に一人競り落とそうというもの。 三人以上買う気ならなかなか出せない点に、大袈裟にワァオとおどけてみせて。]
(317) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 16時頃
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奴隷のみなさんには、どなたが入れたかは内緒ですよ。 ふふふ、意外に話したこともない人が 気に留めているかも知れませんねぇ。
[悪びれない笑い声。 焦った奴隷たちが残りの枠を奪いあうように、自ら淫れていく光景も、今迄は多くあった。 それ故の、匿名の値の吊り上げ合い。 道化は休憩時間をも劇的に演出しながら、次なる入札を待っている。]
(318) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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―――…!
[部屋の中には、もう1人―――修道女風だった女の姿。 今は、そんな姿には見えないけれど、と思った矢先
聞こえてくる放送。]
―――…、…
[これで いいはずだ、と 言い聞かせる。 けれど背徳感が 襲う。
俺が、彼に買わせた。彼女を売った。 どうして、――― と、心の奥が ぎしりと痛んだ。]
(319) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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[天井から壁から床へ交差し落ちる布紐の蜘蛛の巣は 相も変わらず部屋の主を抱き静かに其処に在る。 はらり、落ちる天井に留められた孔雀の羽が一枚。]
やァ、いらっしゃい。 ルーカス氏はボクのお願い聞いてくれたんだ。 ふふ…面白い事になったみたいだから、話しを聞きたくてね? まぁ、座ってよ?
[布の波にうつ伏せ女の足指を弄りながら頬杖を付く態。 彼なりに迎える形にしようとしたか、半身を起こして彼を見上げ、首を傾ける。 肩からさらさらと零れる墨色の髪は、異国の少女のものとは質も色も違う其れ。]
(320) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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― ルーカスの部屋 ―
おやおや…―――
[鈴はどの道、断固として青年に断られた。]
『私は、『殺し』はしないよ。約束だ。』
[去る青年の背に、独語で約束を放つ。]
『さて、君はどうするかい? 少し休んでいっても、構わないよ。』
[電話口に何事か言葉を向けた後、ベッドにしどけなく横たわる女に近寄る。シーツに染みた破瓜の紅に指先を落とし、日本語で尋ねる。 そして、その濡れた手で、優しく労わる様に黒い髪を梳くのだった*]
(321) 2010/04/07(Wed) 16時半頃
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さて、それは、流れ次第でどうとでも。
なので、愉しいと思われることがあるのなら、好きになさると良い。それが、私も愉しめるものなら、尚良いけれど。
[礼に否と返し。張り合わないという言葉に礼を返し。
その後の問いかけには、流れ次第と穏やかな声音で返した*]
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― ヴェスパタインの客室 ―
[金の眼には蜘蛛の巣の中に、落ちる孔雀の羽根が映る。 ごろりと足で鉄球を転がして室内へ足を運ぶ。
漂う香りに、思いっきり眉を顰めた。]
…話? ―― 俺は、てめぇと話す事なんて なんもねぇよ。
[座る気がないように2人が見える位置で足を止めて 僅かに身を起こす彼を、見下ろした。 男のくせに長い髪が肩から生糸のように流れるのが見えた。]
(322) 2010/04/07(Wed) 16時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 16時半頃
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…そう? 話し、聞いたほうがいいと思うけど?
だって君、本当にルーカス氏が入札したと 思っているんでしょう?
[くすくす笑いながら、指をちょいと下ろしてみせるのは、 座ったら?と、2度目の指示。 横に控える女の足指を遊ぶ手はそのままに、 艶っぽい声を上げる様子すら、そのままに。]
(323) 2010/04/07(Wed) 16時半頃
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…… 何、 ――――。
[笑う声が一瞬、遠のいた。 女の足の指なんか触って何が楽しいんだと思っていた思考も吹っ飛んで、耳鳴りがキィンと したのが解った。]
まさか、…
[お前が? と 金の視線は ゆるりと向けられる。 確かに彼は、誰かと電話で話をしていたけれど―――。
力なく崩れるように、蜘蛛の巣の床に座った。]
(324) 2010/04/07(Wed) 16時半頃
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[男は、甘い声で言葉を続ける。]
彼女、あの衣装が作れるんだってね。 ボクがお針子さんとして、買おうと思ったんだ。 イイ話しじゃない?
[性奴でも家畜でもなく、針子として。 彼にとっては朗報なのでは無いだろうかと。 さて、陰鬱さを出来るだけ消した笑顔は、 少しでも爽やかさを演出できていると、幸いだ。]
(325) 2010/04/07(Wed) 16時半頃
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…本当に、
――― それだけの理由なら な。
[確かにあの衣装は珍しい、と思った。
甘い声、優しい声。 騙そうとしているのか、本心からか―――解らない。
この笑みの意味も、解らない。 舞台の上からではまともに見る事ができなかった男の顔。 じっと、心の内を確かめるように座ったまま見詰める。]
(326) 2010/04/07(Wed) 16時半頃
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[先程の放送。彼の語る言葉。 嘘か真かはわからないけれど、心のうちを不安にさせる。
けれど、選ぶ事も懇願も許されぬ商品は、ただ長い睫毛を伏せるだけ。*]
(327) 2010/04/07(Wed) 16時半頃
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やだなァ、あんまり疑り深いと、 今度は君が売れ残ってしまうよ?
[此処に来てから続く饗宴に先程までの痴態と状況、話すのも嫌だと思っていたであろう相手からの話しとその内容。 精神的な揺すられはきっと相当なものなのに、それをまた揺らすかのように、男は目を眇めて、出来るだけ爽やかに、わらう。]
それでね、君、 ――…嗚呼、においが酷いね。
[拭っていても薫るゴムと生臭い性の匂い。 ゆっくり立ち上がると、座り込んだ彼の足の間に片方の裸足の足裏を押し付けた。] こんな匂いのまま、居るなんて。 行為を忘れたくない、のかな…――?
[甘く掠れた声。 貌を近づけると、彼の耳元で暖かい息と共に耳に囁く。 同時、ぎゅうと足指は彼の股間を摘み上げた。]
(328) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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[腕を絡めながら、丁寧にしごき方を教える。指で輪を作り下から上へ。力加減はややキツめで良い。先走りの液体がじわりと滲んだ所でそれを教え、カルヴィナに聴こえるように心地良さげな呻き声を漏らした。密着したままのイアンの広い胸が上下する。 背中から抱き寄せ、囁きなら胸元で遊ぶ手のひらを下腹部に滑らせて行く。イアンの素足の太腿に少女を乗せ、下着の上から恥骨の上をやわやわと撫でた。]
…ん。 優しすぎる? それは意外だ。
[イアンは後ろから、カルヴィナの肩に頬を寄せ、鎖骨や肩にキスを落としながら、はだけた少女の胸元の飾りをくすぐる爪の先でピンと弾く。 華奢な身体の輪郭のわずかな丸みを見つけては、おろしていく口唇は甘噛みするようになる。素肌をさぐる手のひらの動きは、少しずつ無遠慮にまさぐるものに変化し、荒っぽいものに変化して行く。]
(329) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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[ドレスを脱いでも残っている下着には染みが出来ている。カーブに合わせて爪の先で布越しにこする度、濡れたレースが少女の性器の輪郭を浮き彫りにしていく。腰を強く引寄せてから、下着の内側に指を挿しいれた。指の動きはもうスローでもなく、優しくもない。 手術台の上に居たカルヴィナにそっと息を吹き掛けた箇所を、指の腹で小刻みに振動させ膨らませようとする。クレヴァスに沿う指は熱い液体を掬い、まだ男を迎え入れたことのないその場所の入り口の周囲を何度も往復する。 小さなレースの下着の中では、動き難い大きな男の手。下着を取り去る。]
脚を開いて、×××を見せてよ。 カルヴィナ。
(330) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンの耳朶にキリと歯を立てる。
2010/04/07(Wed) 17時頃
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―――…うるせぇよ。
[売れ残る。その先にあるものへと自然と思考が向く。 自分の事よりも先に、家の事が――― 気にかかる。]
は…?
[わらう顔から告げられた言葉は、先刻までの情事を思い出させるには十分すぎるもので足枷があれば、一度座った状態で身を反らすこともできないまま]
―――― ッッ…!
[男が立ち上がれば、背の高さを見上げる。伸ばされた足の裏。 狙う箇所は、先ほど女を知ったばかりの場所で、与えられた痛みに歯を食い縛り]
…〜〜っ、そ、そんなんじゃねぇよッ!!
[精一杯、吠えるように叫んだ。]
(331) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 17時頃
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[寝台の上で散らされるのを待つばかりの少女。 ドレスの花弁の内には、未成熟なまま成長を止めてしまった、危うい儚さを残す蕾がある。 それも、薬という栄養と男の手によって、無理矢理開花させられるために、仄白い皮膚は内に朱を燈らせ、色づき綻んでいった。蜜から香るおんなも、獣じみた男の体臭に消されてしまいそうなほど、薄い。 グロリアがこの後何をさせる気なのか、少女は知りもしないまま。 男の身体を知り、また自身が女であることも身体に知らされ、刻まれてゆく。]
薬で気をおかしくした女をレイプするのに、 そんな っ…… 風には、しない
[血流にのって運ばれる媚薬と内から湧き出る情動に突き動かされて、素直な身体は悦い場所で素直に鳴く。 その内にも、イアンが零す精を薄めたような透明の液体に指を汚され、無頓着に口に運んでみたりしながら、]
これ、も …… へんなあじ。
[身体じゅうをまさぐられ、ふわふわと浮いたような心地になりながら、蕩然と呟いた。]
(332) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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だって、ほら…湿ってるのは、君のもの? それとも、彼女のもの?
[細い足指は摘んでいた力を抜き、やわり、形を確かめるように何度もその箇所を撫で上げる。 まだ熱を持つ其処に薄く笑い、その足を彼の目の前に差し出せば、行為の後の熱の篭った匂いが僅かに移った事が彼の嗅覚にも知れるのは、きっとすぐ。 そのまま足を座ったままのNo,1のほうへと出すと、ピンと伸ばした足指の先まで舌で綺麗に清めようとするだろうけれど、ふと思い当たって手で制し]
No,1、彼のほうを綺麗にしてあげてくれる? 君の腕の限りで、ね。
[緋色の縄に黒いガウンといったいでたちの女に、声を掛ける。 墨色の髪の隙間、漆黒の眇めた瞳は陰鬱で愉しげで、 ほそい指先を彼へと向け、揺らして見せた。 きっと女は従順に彼の元へと向かい、その生傷癒えぬ口唇で奉仕を始める事だろう。]
(333) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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[だいたい後処理なんてしたのも初めてだし、すぐに電話が鳴っていたしと頭の中でだけ言い訳をした。]
知るかッ。…知ってても、てめぇに言うかよ!
[足で撫でられて、果てた後のものは休む間も与えられないのかと熱を消すことなく僅かに硬さも取り戻した。]
〜ッ…
[足の裏から、精液の匂いと愛液の混じった匂いがした。 思わず顔を背けて匂いから少しでも遠ざかろうとする。
NO,1に――― 綺麗に?と言われ、瞬きを一度して彼女の姿を確認するけど、彼女の恰好は舞台の上にいた時から直視するには刺激が強い。]
っ、ば…馬っ鹿じゃねぇの。 んなことしなくていーよ!!
[慌てて立ち上がって控室にでも逃亡しようとするが、うまく身体に力は入るわけなくて立ち上がるにも枷があっては上手くできない。もたもたとしているうちに、女につかまってしまう。]
(334) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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[シーツもドレスも皺だらけ。 生まれて初めて着用した女性ものの下着は、薬のせいもあって、内側の肉の色を薄い生地が透かせて、最早穿いている意味もない。]
――ぁ、そこ、が、……ゃ、っ
[敏感な部分を無骨な男の指が辿る。あがる声は、色と艶を帯びて、次第になまめかしい響きを含ませる。]
…… ば、 まじまじ、見ない で!
[初めての拒否の言葉は、彼の眼線に関するもの。既に他にも見物人がいるが、どうやら少女は視線に滅法弱い。触れられる前から、小さな真珠ごと視線を浴びてひくりと震えて、淫らな汁でそこを濡れ光らせている。 逆に足を閉じようとして、男の手に阻まれた。直接的な刺激を受けると、力は入らずゆるゆるとその角度は開いてゆく。]
見な……見ないで あ、あぁ、
[汚い、と尚も両手で隠そうとしても、それも容易く絡め取られるだけ。結局塞ぐことができたのは、自分の視界のみ。堪えるように目を閉じていれば、研ぎ澄まされた感覚が男の指の動きと、弾ける水音をやたらリアルに感じてしまう。 やがては、穢れを知らぬ少女の奥の蕾の綻びが、衆目にも曝された。 襲いくる刺激を、少女は下唇でなくシーツを噛むことでやり過ごす。]
(335) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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や、やめッ…! どうして―――あいつの言いなりになんて…
[おかしいだろ、と金の瞳をブルネットの髪の女へと向けるけれど 慣れた手付きで履きなおしたスラックスと下着を取り払われれば、性交後、熱の冷めやらぬものがあって]
!!! っっあ、
[従順な女の唇がそれを咥えこめば、また知らない感覚に思わず大きく声があがって、上体が反れた。]
(336) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
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若者 テッドは、小僧 カルヴィンに話の続きを促した。
2010/04/07(Wed) 17時半頃
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反抗も過ぎると、色々為にならないよ? 君だけじゃなくて――、ね?
[女がNo,4の前を寛げると、更に匂いは濃厚に。 彼女はきちんと指示通り、「腕」を魅せようと動くに違いない。 それはきっと、処理ではなくまた彼に熱を持たせる動き。 幾年もかけて仕込まれた彼女の腕は、女を知ったばかりの彼に薔薇の香りを染込ませ。]
そう、上手だね。 時間を掛けてゆっくりとね。
[男はゆったりと寛ぐ態で、肘をついて眺めて居る。]
(337) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
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―――― … てめぇ、 汚ェぞ。
[彼女が、あの異国の女を買ったのが本当なら 彼の言葉に含まれる意味、察して 鋭く睨みかえすも
咥えこまれる感触に、すぐに目を閉じて堪える。]
っ、ふ… ぁ
[舌が舐めり上げてくる心地が、どこか不思議だった。 まさか彼女の口の中に彼のと秘密があるとは知らない。
手が塞がれてしまった今、力が抜けて熱が一点に集中してくる事に対して上体をそのまま床にしな垂れるように倒すしかなくなる。 じゃらりと鎖を鳴らし、横になったままでは駄目だと必死で両肘をつき上体を斜めにして起きる。]
っく、 ―――…ハ 、…ぅ
[快楽と、苦悶の声が混じり上がって 辛そうな声が出る。]
(338) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
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[女からする華の香り―――くらりとする。 仕込まれた腕で果てたばかりの男根がどくりどくりと再び脈打つように熱を灯し始める。それに一番、驚いたのは自分自身。
金の瞳の目尻に薄ら浮かぶ涙。]
… やめ、ろ ――― よ、…ッ
[荒い息を吐きながら、下腹部から絶え間なく与えられる刺激にびくんと、身が震え始めた。]
(339) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
|
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やめろ? ――そんなに、反応しているのに? 薬でも盛られた? それとも…――嗚呼、もしかして口は初めてかな?
[墨色の男は、女が咥内の秘密に苦悶するのも、それでもきちんと言われた事をこなそうとするのも、嫌がっている男がそれでも鳥肌を立てている事も、全てを愉しんでいた。 只、男の下半身に熱が集まる事は、まだ、無いけれど。
何時の間にか、再び香は焚かれ青煙が細くなびく。]
(340) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
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[青年の息が荒くなり、声が甘くなってきて。 嫌悪感や思考力に快楽が被さって来たな、と思える頃。 眼の奥に愉楽の光がとろりと滲みだしてきた頃。 それこそ後少しでイクかな、とすら思える頃。
手は止めないで、と女に告げてから、 不意に、男は、話し出す。]
ねぇ。 ――ボク、思ったことがあるのだけれど、聞いて?
(341) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
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|
お針子さんだったら、「足」は要らないよねェ。
[くすくすと笑みは鼻から抜ける。 愉しげに――歌うように**]
(342) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 18時頃
子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 18時頃
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うるせェ よ …薬じゃ――― ッッ…
[口は初めて ―――図星故に、口を閉じる。 声が少しずつ上ずりを覚えてくる。
荒くて熱い息を何度も吐いて、肩を揺らす。 全身が熱くなるけれど、足の付け根が一番 もう、熱い。
言われるまま、じっくりと時間を掛けて勃起させられても果てたばかりでは射精欲は程遠い。ただ、不思議な舌の感触とその動きと、女の口の中から吸い上げられるような感覚に―――意識が、ふ、と飛びかけもした。
下半身から力が抜けていけば、ふるふると二の腕を震わせながら肘を床について身体を必死で支える。]
っ、は……ぁ… く、… ――― っあ
[声に甘さが混じり、思考に鈍さが混じる。 イくはずないのに、女の腕にかかれば3度目の射精も間近。
そんな時だ―――― 男が、俺に話しかけたのは。]
(343) 2010/04/07(Wed) 18時頃
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な…ン だ、 ――…よ
[半眼のまま睨み上げて、たどたどしい口調]
――――――――― …、 …
[一瞬 声が 思考が、全て消えた。]
な、… !!
(344) 2010/04/07(Wed) 18時頃
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[そして、感覚が戻れば 怒りの感情を剥き出しにぎらりと男を睨むのは束の間のこと。女が射精を導くように舌と口で奉仕を繰り返されていた刺激が一気に身を襲った。ぞくりと全身に鳥肌が走りぬけて]
う、ぁぁ ァ…
――――…ッ、… !!!!!
[量はたいしたことはないが、精液がツィーの口へと注がれていった。味わったことのない快楽の波と、悔しさと、疲労感が襲ってその場からすぐに逃げる事も男を睨む事も出来ず、床に視線を落としたまま激しく肩を上下させ、息を整える事で必死だった。**]
(345) 2010/04/07(Wed) 18時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 18時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 19時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 19時半頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 19時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 20時頃
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見られるの、好きになった方が良いんじゃね? 嗚呼、目隠しの方が好きだったか。
[引寄せると骨ばった箇所がコツリとあたる薄いカルヴィナの身体。 少年の様な太腿を押し広げて、色付いた未熟な花弁をくつろげて観客にもみせる。何時の間にか運ばれて来ていたオイルを濡らしすぎる程にたっぷり加え、くつろげながら抜き差しする指の数を増やして行く。 運び込まれた小さな台の上には、潤滑油の他に目隠しや羽根箒、それからコンドームが並んでいた。両手で目を覆っていても、目隠しをしてやるつもりはイアンには無い。]
──でも、駄目。 目を開けて、あっちの観客席を見て。 それから、俺を見なよ。
[脚を大きく開いた態勢で押し倒し、軽く体重を掛けるようにして、カルヴィナの両手をも広げてしまう。片手をこれから少女の身体を貫くモノに触れさせる。 コンドームでラッピングされたペニス。固く反り返っているだけでなく、先端はゴムの中ではちきれそうに膨らんでいるそれ。]
(346) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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今から、これが入るんだぜ。
[入り口をこすり上げるようにして場所を確かめながら、耳元をねぶるような囁き。ゆっくりとしゃべるイアンの息は抑えているものの、随分と荒くなっている。汗が額から滴り落ちた。 カルヴィナの脚を担ぎ上げる。体格差のある二人の事、少女の身体は折り畳まれ、腰は空に浮く形になってしまう。]
首に腕を回して? 目を閉じて、逃げるのは許さない。
[狭い肉壁を押し広げるようにして埋められるそれ。 ずぷり。粘膜が擦れる感触がペニスにも伝わる。 一定の所まで進み、止まり、何処までそれが進んでいるのか、カルヴィナが考え始める前に、イアンは少女の口唇を唇で塞いだ。ペニスの挿入を止めて、舌と唾液を絡めるキス。悲鳴をあげられないというのは残酷か否か。 片目を閉じて、イアンは笑う。]
(347) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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ふふふ…みっともないね。
[くすくす笑みを零した侭、ゆっくりと立ち上がる。 息を整える彼の脇腹の下に足を差し込み、ぐいと蹴ればごろりと身体はひっくり返った。]
酷い話聞きながら、イっちゃったんだ? 今日何回目? ――猿だね。
[女はきちんと口で受け止めただろうけれど、露出した肉色の棒からはしたなく未だ半白濁の液体がちろりと出るのは、もう3度目の其れが薄いから。 くすくす笑みを止める事無く、男はNo,4とナンバーを振られた男を冷たい瞳で見下ろしていた。]
(348) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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──…ッ
[酸欠になりそうなキスにカルヴィナが呼吸を整え直した瞬間、抵抗のある膜を貫いた。イアンの片腕は少女の腰を押さえ付ける。もう片方の手は床を支え。 片手を繋いで貫く瞬間を乗り切る──ロマンスはそこには無い。
濡れた舌で少女の顎を食み、滴る汗を交わらせながら、ずるりとまた舌と舌を絡めて口孔も埋めてしまう。もし舌を噛まれても止めない。
ぷつり。 処女膜を完全に押破ったと思われた地点で腰を止め、両腕で少女の背を押しつぶすように抱きしめた。]
(349) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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そん、な変態的な嗜好は、――ないッ!
[それは、見ている方も悪趣味極まりないと断罪するに等しい主張。 それでも、機嫌を損ねてはいけないと、必死に目蓋を抉じ開ける。 潤滑油にも何か含まれていたのだろう、身体はとっくに快楽の虜でイアンの指を三本までぎりぎり飲み込んだ挙句、ぐちゃりじゅぷりと恥毛から尻の窄みまで泡立った粘液を纏わせて、シーツにも染みを広げている。 背凭れにしていたイアンの顔は見えず、ただグロリアの瞳を捕えた。彼女がこの光景をどんな心境で傍観しているのか、残念ながらその心の奥底までは見通せないけれど。 向かい合わせになれば、漸くイアンの濃茶と目が合って、その色に大人の余裕を感じると、ほっと身体の力を抜いた。 その瞬間を見逃すイアンではないだろう。こくりと覚悟を決めたように頷いて、信じ難いほどに熱く巨きな剛直を、招き入れようと一撫でした。]
(350) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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ずっと、見てる、から。 お客じゃなくて、イアンを、だけど……。 それは、許して。
[目を閉じない代わりに、と一つ懺悔して、素直にイアンの首を両腕で引き寄せる。 密着する身体。融けそうに熱いお互いの体温。汗が混ざって流れていく。]
――――ッた!!
[腰骨にがつりと響く振動。狭い肉の裡を掘削されている。 ぶちり、と内部で肉が引き千切られる激痛が伝わると、声にならない悲鳴が迸り、イアンの口へと吸い込まれていった。 引いてはまた押し寄せる荒波のテンポに、身体を合わせることなど到底できなくて。 途中までは、性交でなく寝台上の取っ組み合いのような様相。]
(351) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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―― 痛いッ て 言ってる…… やめ、 抜いてぇ!
[呼吸まで全て奪い尽くすかのようなキスに、くぐもった抗議はイアンの舌を傷つけ鉄錆の味を交ぜる。破瓜の紅と、口接けの紅。ずきずきと裡を嘖む新しい裂傷に、下半身は最早どこが痛いのかぼんやりとして分からなかった。 胸に上下と同時にひくつく内部、けれど閉じていた蕾を抉じ開けてきた異物に、最後まで息を吐くことができず、自然呼吸は浅くなる。強い力で抱き竦められて、重いと訴えようにも、酷く気怠くて何より股の間が痛む。]
……終わ、った?
(352) 2010/04/07(Wed) 21時頃
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[快感など吹き飛んで、ただ純粋な痛みしかないロストバージン。 その先に、グロリアが求めるのは何なのだろうと。]
(353) 2010/04/07(Wed) 21時頃
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小僧 カルヴィンは、記者 イアンを押し返したいのに、腕に力をこめると彼をますます引き寄せてしまう矛盾。
2010/04/07(Wed) 21時頃
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ウソウソ。冗談。 ――たぶん、ね?
[何処からか、寧ろ其れこそウソなのか。 煙に巻いたままくすくす笑いながら、一度大きく舌舐めずり。 女が身を起こした後、上手に出来たね、とそのブルネットを一度撫で付けて褒めてやる様子は、其れこそフリスビーを咥えて戻ってきた犬にする仕草と大差ないものかもしれない。]
(354) 2010/04/07(Wed) 21時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 21時頃
長老の孫 マーゴは、記者 イアンとカルヴィナの交わる様子をじっと見ていた
2010/04/07(Wed) 21時半頃
長老の孫 マーゴは、小僧 カルヴィンの様子をじっと伺う。自分にもこれから起こることを想像して、微かに息を漏らした
2010/04/07(Wed) 21時半頃
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「そん、な変態的な嗜好は、――ないッ!」
[まるで断罪の様なカルヴィナの主張にイアンはその時、何も言わず。何故かイアンに許してと言う言葉にも、特には否定は返さなかった。 暴れない方がカルヴィナの痛みは少なくて済んだだろう。逃れようとする事で裂傷は増える。中に挿入しているイアンの苦痛も。口の中に血の味が広がっても、軽く眉を顰めただけでイアンは苦痛の声は上げなかった。
粘液に混じる血の匂い。 終わったのか?と言う問いに、そろりと少しだけ腰を浮かせた。押し広げられた粘膜と性感帯であるペニスが擦れる感触。ぞわりと背筋を走る波に、今からなら、そこはキツ過ぎる事はなく、多少の快楽をイアンが味わう事が出来るだろうなと思いはするが。]
嗚呼、終わったぜ。
[片目を瞑ってイアンは頷く。 腕に力をこめているらしき、カルヴィナの髪を撫でた。 破瓜の血を付着させたペニスをゆっくりとカルヴィナの中から引き抜こうとする。]
(355) 2010/04/07(Wed) 21時半頃
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記者 イアンは、良家の娘 グロリアに顔を向けじっと見詰める。それから、マーゴの表情に気付いて薄笑みをみせた。
2010/04/07(Wed) 21時半頃
記者 イアンは、長老の孫 マーゴこっちへ来るかい──?**
2010/04/07(Wed) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 22時頃
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[随分と呆気ない。知識の薄い少女は何も気付かずに、イアンの首と言わず背から肩まで知らず爪をたてていた指を、一本一本引き剥がした。]
……この 下手糞……すご、く 痛かった、ぞ。 ちょ、待っ……動かれると
擦れて痛い……。
[すぅはぁと呼吸を整え、髪を撫でる手に噛み付く真似をする。 無残に散らされた花から絞られた紅い紅い雫は、シーツに点を滲ませた。 グロリアがそこで続きを促さなければ、少女は痛みで現実に引き戻されたまま、しばし燻ぶる熱を持て余すことになるだろう。]
(356) 2010/04/07(Wed) 22時頃
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定刻までもうすぐですけど、No.6に1000点、だけですかね。
競りになりませんね。
みなさん慎重な出だしです。
ああ、一人景気いい方がいらっしゃいましたから、
それで丁度いいでしょうか。
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― ルーカスの部屋 ―
…、……。
[青年が去って、どれ位経ったか。 灰青の男は電話口で何かを話した後、此方へと近寄った。 じゃら、と鎖を鳴らして、素肌に羽織っただけの着長をぎゅっと掴む。]
―――っ、触らないで!
[髪に男の手が触れると、それを払いのけようと。 そして、涙を浮かべた漆黒は、キッと灰青を睨み上げる。]
……貴方は、また。 私を使って、彼を傷つけた。
(357) 2010/04/07(Wed) 22時半頃
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[青年が部屋を去る前に目の前で繰り広げられた光景を思い出す。 滑らかな異国の言葉はわからなかったけれど、青年の様子と、僅かに聞き取れた単語からそう推測した。
「その子、助けてやってくれ」
青年の声が耳から離れない。 恐らく、目の前の男はまた彼に酷い選択を迫ったのだろう。 奥歯を噛んで耐える表情も、鮮明に思い出せる。 だから、わからない振りをした。 二人の会話が理解できていない振りを。 でないと、優しい彼はきっとまた傷つくから。
青年は自分の事を酷い男だと言って、その時は困ったように笑う事しかできなかったけれど、本当に酷い人はきっとそんな事は言わない。 何度も謝って、此方を気遣ってくれた彼を、酷い人と誰が思えるだろう。]
こんな事をさせて、目的は一体何…?
[漆黒は怪訝そうに細められ、灰青を見た。 道化師のアナウンスが部屋に届いたのは、その頃だったか。]
(358) 2010/04/07(Wed) 22時半頃
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―寝室―
[カルヴィナの未練はない、と言う言葉にそう? とだけ声をだして。 何事かイアンへ囁いたのは、聞こえなかったが、気にするところではなかった。 やがて扉がノックされた。 どうぞ、といって扉が開けられると、奴隷の一人がそこに立っていて]
どうなさったの? 見学かしら? それとも売り込み? 貴女は、そんな様な人ではなさそうだと思っていたけど。
名前を聞いてもよろしいかしら?
[聞くと、「パトリシア」という返事が返る。見学をするようなら、反対はせずに。又寝台へと目を向けた。
寝台の上で行われている事に、見る視線はやはり微笑んでいる。 口付けも、愛撫も、衣服を脱ぐ動作も。そそり立つそれも。
(359) 2010/04/07(Wed) 22時半頃
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下手糞。冷血漢。愚図。無礼者。色魔。助平。下衆。無頼漢。下手糞。下手糞……、
[恨みがましく、思いつく限りの悪口雑言並べ立てるが、もとより罵る言葉は語彙が少ないのですぐにループする。イアンのようにXXXなことは口にすることもできない。 身を捩れば引き裂く痛みが稲妻の如く背筋を貫いて、じっとしていてもじんじんと膣口が酷くひりつく。シーツに耳まで真っ赤な顔を埋めて、]
こんなのが、いつか気持ちよくなるのか……?
[半信半疑で訝しみながらも、グロリアの了承が得られるまでは、服も着られないし湯も使えない。]
順番待ちが増えたな。せいぜい、頑張って。
[身を横たえたまま、No.5のメイドにひら、と軽く手をあげて。いつかと同じ言葉を投げかけると、最後にイアンの手の甲をぎゅっと抓った。お願いを聞いてくれなかったささやかな報復として。]
(360) 2010/04/07(Wed) 22時半頃
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[舞台で見ていたよりも悦びは大きい。 あれを受け入れたら、満足することが出来るのか。 愛が欲しいわけでもなく、求めるのは「女の身体の悦び」。
自分の体のことはよくわかっていて、何故満たされることがないのかも理解している。
そのように施されたのだから]
(361) 2010/04/07(Wed) 22時半頃
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[イアンの手の動きを、視線の先を、カルヴィナの息遣いを、火照る肌を。その瞳に収めながら、彼女自身が火照る様子はない。 それでも、微笑みは常よりも艶を帯びてそこに在る。
カルヴィナの蜜壷へと宛がわれ、少しずつ埋まっていく昂ぶりを、彼女は一度だけ見て、視線は二人の上半身へと移る。 少女の悲鳴に、形の良い眉が僅かに動いて、けれども笑みのまま。
終わったかと尋ねる声と返す返事に、又眉を寄せて]
痛いのは、当たり前よ。 貴女のように、箱入りで育ったのならなおさらね。 彼が下手なわけでもないとは思うけど……ああ、大きさの問題もあるかしら。 ジェレミー様が買い上げて言った彼のなら、そこまで痛くはなかったのかもしれないわ。
(362) 2010/04/07(Wed) 22時半頃
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イアンのは大きくて硬そうですもの。
[引き抜かれるそれに又視線を戻す。赤が絡みついたまだ大きいそれを見て、そしてマーゴを見た]
マーゴ、あなたも、入れてもらったらいいのよ。まだ、イアンは満足していないもの。 ねぇ。
[こちらを見る視線を返すように、イアンを見詰めた]
(363) 2010/04/07(Wed) 22時半頃
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[え、とグロリアの言葉に、イアンの方を、股間を凝視する。 未だ熱を持ったそれは、確かに自分の身を押し伏せている間に解放された様子はなくて、]
……卑怯者! こんな、こんな屈辱……っ ああそうだな、でもそういう約束だった。
[少女は、男の生理的な事情には疎すぎたので、単に子ども扱いされたのだと、矜持をいたく傷つけられた。]
…………それで、 これ以上僕が何かここですることがある? これで『買って』貰えるのか?
[涙やら何やらでぐずぐずになった顔を気丈にもグロリアに向けて冷ややかに問うた。]
(364) 2010/04/07(Wed) 22時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 22時半頃
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[突き刺さった肉の剣がいつまでも抜けない残留感が、重く下腹に溜まっている。震える身体ごと収縮を繰返す裡は、くっきりその形状が分かろうかというほどに、きつくきつく押し広げられ、血を吐きながらももと通り閉じるまで時間を有した。焼き鏝でも押し付けられたかのように、熱くて痛くて熱くて怠い。]
(365) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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貴女を買うかどうかは、私の懐次第よ。 でも、そうね。 それくらいの悪態ですむのなら、貴女の成長を見てみたい気はするわ。
[カルヴィナの言葉に微笑んで告げる]
彼でなかったら、もっと痛かったかもしれないし、痛いと声をあげることすらできなかったのかもしれないわ。
ここが、どんな場所なのかもう理解しているのでしょう?
あとは、そうね。 貴女が、貴女の身体で、男性を悦ばす事が出来たら、かしら。……いいえ、そこまで求めるのは酷かしら。 それは買ってから教え込めばいいことだもの。
今すぐには、買うといえないわ。 もう少し待って頂戴な。
(366) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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ぅ…ぐ、――――。
[肩を激しく上下させて必死で呼吸をしている中、脇腹を蹴られれば淫らな姿のまま天井を、周囲の壁を見上げる。 蜘蛛の巣の中に閉じ込められた虫の気分を味わったまま男の冷たい視線を見上げる形になった。]
うる… せェ。 そうさせたのは てめぇら だろうが。
好きで、こんなこと してんじゃ ……ねぇ よ!
[言葉は途切れ途切れ。息も荒い。 犬をかわいがるような仕草も、この笑いも―――全て、嫌いだ。]
『…ぶっ殺してやりてぇ。』
[母国語で呟く。]
(367) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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でも、痛かった。っていうか痛い。現在進行形で。
[半眼には、次に破瓜を迎えるマーゴへの脅しも含めて。 未だに両脚が閉じられないし、鉄球を差し引いても多分すぐには歩くこともできないだろう。]
無用な気遣いだ。堪えられないと侮られるのも腹が立つ。
成長すれば、あんな風に 突っ込まれるだけでよくなれるの? あれなら、舐められていた時の方が、余程、
[気持ちは良かった、とうっかり零しかけて口を封じた。]
男性を、悦ばせる? 手でやったように?
[右手で宙を掴んで上下させてから、酷く淫らな仕草に我ながら吐き気がした。]
待っている間に勉強しておくべきか。 他のところに行っても?
(368) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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勿論、知ってるよ? ボクだって莫迦じゃないのだから、見て判るよ?
[解放した後の、男の熱散って行く器官を、また、裸足の足でちょいと突つく。 3度も吐精したそれは、随分と疲労もしているだろうけれど、男が気にすることは無い。]
でも気持ちよかったんでしょう?
[彼の母国語は判らない。 No,1が判りそうなら、通訳して?と尋ねてみる。]
(369) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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侮っているわけではないのだけど。少なくとも、手順は踏んでいたようだけどね? 身体が覚えれば、最初のうちは痛いかもしれないけど、そのうち痛くなくなるわ。 でも、それを快感と感じるかどうかは人によるけど。 舐められた方がまだ、といううちは、まだまだよ?
男性を悦ばせるのは手だけではないわ。 貴女の肌や声もその手段になるのよ。 その、口もね。
[にっこりと。他のところへと聞かれると頷いたが]
行ってもよろしいけど、まだ立てないのではないかしら? 勉強は、いいことね。経験を積むのも必要だわ。
(370) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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―回想― [>>238ご主人様と、言ったのは、実はグロリアだけでも無く、 寧ろ誰がご主人様になるか、まさに、ご主人様次第だと。]
プライドね。無いというわけではないけど、 少なくとも、「今」は必要がない。 だけだわ。
[心のうちでは捨てたわけではない。今は隠し持っていればいい、 そう、あの女(ヒト)が教えてくれたように]
[カルヴィナが隣のイアンの膝の上で性技とまでは至らないような愛撫を されているのをじっと見つめていた。 薬を盛られているわけではないからそれを見ただけで、ということは無い。 ただ、酷く乾いた気持ちすら覚えることに寧ろ我ながら感心する]
(少しだけ、苦い痛みを覚えないわけではないけど…)
[熱くなったら、というグロリアの言葉には気丈にも、大丈夫です、 と首を振って返した。]
(371) 2010/04/07(Wed) 23時頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 23時頃
[電話を取る。
先ほどの入札点数は知っている。
もし失敗すればその点数を失うのは痛いだろうと]
もう少し、待ってくださる?
定刻までには決めるわ。
[もし点数が上乗せされた時に、自身も上乗せで切るなら誰なのか。
少なくとも、二人は欲しい。否、一人だけでも]
|
―回想― [カルヴィナを抱きかかえたイアンの視線がこちらを振り返った。 手が伸ばされる。確かに決意はしている。だから―――。 じっと、熱い視線を返し、その手を取ると同時に]
彼女が先でも、私は構わない、けど。ちゃんと、…してよね?
[そっと、一瞬だけ耳元に囁き、腕はそのまま、身体だけ離して寝台の ある部屋まで着いて行きカルヴィナとイアンが抱き合う様子を見守る。 途中、NO.5を付けていたあのヒトがパトリシアと名乗って、 同じく見守る仲間?に加わった
男女が(表面上は)睦みあう状態は自分にわずかに内側に刺激を与えたけど、 でも、それは燃え上がるまでは至らない、くすぶりのようなもの。 火をつける起爆剤とまではならなくて。 このままだと、彼女以上に痛いかもしれない。 そう思うと、両腕で身体を抱え込み、震えて。息を小さく漏らした。]
(372) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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悪趣味だ。
[何もかも、悪趣味だ。 仰向けのまま、床に背をべたりとつけてまだ動けないでいる。 素足でつつかれれば、ぴくりと弱く身体が震えた。]
っ、… さわんな!
〜〜〜… う、うるせぇッ!!
[むきになって叫んだ。
呼ばれて来てみればこの仕打ちだ。 檻の中の方が、よっぽどましだった。]
(373) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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―回想→現在ー [とりあえず事を終えたらしいイアンの視線がこちらを向く。 多分こちらの様子を見たと思う薄笑みが少し怖かった。 そして、それを促すようにかグロリアから声を掛けられる]
…イアン、満足したい?
[脅すように、痛いと口にするカルヴィナを傍目に、言葉を零し、 ゆっくりと自分から寝台へ近づき、その手を取った]
(374) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 23時半頃
小僧 カルヴィンは、良家の娘 グロリアに、暫く居ると答えて、シーツを頭から被ると、熾き火を抱えながらイアンとマーゴを「観察」することにした。
2010/04/07(Wed) 23時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 23時半頃
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悪趣味? 今更…
[くすくすと笑う声は、鼻から抜ける。 ついついと足でつつくのは、まだ続けて居て]
本当に君は面白い事を言うね。 退屈しないよ。
[脇にしゃがみ、ほっそりとした手を伸ばして耳の上、髪を撫でる手は、いっそ優しげ。]
(375) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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―回想?・>>371―
[誘いは断られたようで、けれどそれにも何も思うところはないようで。ふわりと笑みを見せて彼女の様子も見ていた。 寝台の上の様子に少しは反応したらしいと、くすり笑った。
行為の後、マーゴへと手を出すイアンと、それを受ける様子のマーゴへ声をかける]
満足、できるといいのだけど。 イアンが最初にマーゴを呼んだのだから、二人続けては嫌だと、言わないでね? 貴方が疲れるかもしれないけど。
終わったら、何か飲み物でも用意させるわ。 リクエストがあったら言ってね。御褒美よ。
(376) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 23時半頃
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かしこまりました。 [御命令に従って、女は青年の足の間へ体を進める。 後退ろうとも、鎖を押さえてしまえば動きを封じるのは容易。 下着をずらして取り出す箇所に、まぁ。と小さく声を漏らして。
そっと這わせる舌。汗の塩気に傷口が染みた。]
判ってらっしゃらないの? 引き取り先が決まるまでは、御客様全員が御主人様ですもの。 [なぜ従うかと問われれば、そのように答える。 敏感なところをねっとりと舐め、柔らかく熱い口腔へと。 まだ酒精に火照ったままの口内は巧みに緩急をつけて肉棒を導く。 裂かれたばかりの慣れぬ生娘の中と、どちらが悦いかは彼が一番判るだろう。 しみる傷口に眉を震わせながら、次第に硬度を増すよう吸い上げる。 堅さを更に増せば、喉の奥まで受け容れて。 時折けふりと噎せながら、煽り解放へと導く。]
(377) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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…んっ! [動揺と絶叫と共に喉奥で爆ぜる白濁は、いささか薄い。 こくりとそれを飲み干したけど、いくらかは唇を艶めかしく濡らすか。 内側に残った汁を、先っちょに口づけてチュウと吸い出す。 おつかれさまでしたと言わんばかりにひと撫ですると、服の中に納めぬままに青年を解放した。
褒められに行く様はやはりしつけの良い犬のよう。]
(378) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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……時間かしら。
まだ様子を見たいから、今日はいいわ。
明日は、そうね。
一人買いたいけれど。
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[薄闇の中で艶を増したように見えるグロリアの微笑みに見蕩れる。 紅と粘液が付着したままのペニスがぴくりと揺れる。欲望がみせる錯覚なのか、何か分からない。酸素が足りなくなる様な事はないはずなのに、息苦しい。 イアンは、ペリと手慣れた様子で、使用したゴムを外した。]
ふうん。 ──カルヴィナ嬢は、 悪態をつく元気はあるようだ。 そりゃ、結構。
[泣いてぐしゃぐしゃになったカルヴィナをそれ以上構う事は無く。 軽く肩を竦めて、近付いて来て手を取るマーゴに視線を移す。 ちゃんとってのを、具体的に言語化するとどうなるの? 視線で問い返す。ぞんざいに扱わないと言う意味なら、YESだが。]
怖いか。 俺が満足したいか、か。 どうかな?
[掠れた声で低く笑って首を傾ける。声色に欲情は滲んでいただろうが、満足する事は想定していなかった。カルヴィナに手でこすり上げるやり方を教えた時、キツめで良いと言ったように、イアンはイクまでに時間が掛かる方──否、イクまでの時間をかなりコントロール出来る方だったから。 脈打つそれを、マーゴの前で動かしてみせる。]
(379) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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定刻ですね! 入札を締め切ります。
結構様子見が相次いだみたいなので、 No.6のお嬢さんお買い上げ決定です。 買い主が誰かは、お客様同士のみぞ知る、 暗い客席で見える時があるかも知れませんがね。
(380) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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ッ、…最低だ。
[今更だと自覚しきって笑う顔を睨み上げる。 足でつつかれても、力なく揺れるだけだが刺激が身体に伝わらないわけではない。その証拠に時折、目が細くなる。]
―――… そいつは、どぉも。
[嬉しくなさそうに言い放った。 伸びてくる手、いらないと首を背けるけれど逃げきれず 耳の上に伸びてくる細い指先が触れてくれば、すぐに振り払おうと首を振る。]
(381) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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チェンバレン氏には、No.6の鍵をお渡ししますので、
後ほど引き取りに来てくださいネ。
/*
奴隷との幽界ログは、帰った未来の話でも、客席や客室での地続きでも構いませんが、後者の場合は表に見えないことを念頭に置いてくださいね。
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― 回想/ルーカス客室 ―
[>>357 払いのけようとする女の華奢な手首を、男は掴む。 表情はいつもの柔らかい微笑を湛えたまま。 チリリ――掴んだ逆の男の手には鈴があった。]
『あれくらいで済むなら、まだマシだと思って欲しいですね。』
[滲む漆黒を見て、灰青は細まる。]
『しかし、彼も人が良いというかなんというか。 だから、此処に居るのかもしれませんね……。
約束をするならちゃんと誓約書などを求めるべきだ。』
[そのようであるから家も没落したのでは? とは、彼女には聴かせぬ言葉。 そして、その言葉裏にある真の意味も……。]
(382) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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『さて、ね…―――』
[目的を問われても、答えの言葉はない。 道化のアナウンスを聴きながら掴んだ手首を引いて、その手の裡に鈴を落とした。まるで優しい人のように。]
『身体を清めなくていいのかい?』
[そして、また柔らかく問うのだった。]
― 回想/了 ―
(383) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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おめでとうルカ。
仕上がったら、見せて頂戴な。
あの子がどんな風になるのか、楽しみだわ。
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決まったようですのね。
[聞こえたアナウンスにポツリと答えて。]
お別れに行っては? もう二度と会えないかもしれませんもの。 [青年へと囁く言葉は、優しさの皮をかぶった残酷なもの。]
(384) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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No.6のお嬢さんは、自分の足でワタクシのところ―― ああ失礼、控え室の向かいの部屋です、に来て下さいネ。 ご主人様がアナタの枷の鍵を持ってお待ちです。
……来ないと、売れ残りと同じ末路ですよ。
[最後に脅しを残して、プツンと放送は切れた。]
(385) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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…
[聞こえてきたアナウンス。 じ、と金の瞳は目の前の男を睨み 心の内で、あの紳士風の男を思い出さずにはいられない。]
―――…そんな事する必要 ねぇだろ。
[別れの挨拶を、と言われれば断る。 会った方が、別れを告げた方が 逆に酷だと思った。]
(386) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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[視線で問われて、少し息を零す。 出来れば少しは気持ち良くして欲しいけど、それよりは…と。 間近にある脈打つそれをじっと見つめて]
少しだけ……でも……(どうしよう、大きいかも)
[撫でようかと、思ったけど、ちょっと悪戯心がむくりと浮かび上がって 先端を、ぱくりと唇で包み込んだ]
(387) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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― 回想・青年の腕の中で ―>>283
―――ん、…ッ ?!
[青年の熱い吐息にぞく、と身が震えて、しがみつく手に力がこもる。 彼の唇が胸元に落ちて。 その唇は白に咲いた紅を閉じ込めて、吸い上げる。]
ヤ ぁ…、だめっ! ……吸っちゃ、や…!
[ふるふると首を振れど、刺激は与えられ続ける。 吸われ、舌先で転がされる度、じりと腰の辺りが熱くなった。 その時ばかりは、貫かれる痛みも緩和されたけれど、 それでも迫る痛みに顔を顰めずにはいられない。
唇が離れれば、同じように離れていく金の瞳を見上げて。 切なそうなその顔には、先程のように、笑みを返そうとした。]
(388) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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[突かれて、揺すられる度に、身体が壊れそうになる。 やはりまだ痛みの方が大きくて、気持ちがいいとは思えなかったけれど、肌と肌で感じる熱い体温は胸を高鳴らせていった。]
あ、ァっ、 ああ…―――ッ!!
[そのうち、段々と突かれる速度が速くなって、荒くなる青年の吐息。 見上げた彼の表情に余裕は無く。 その顔は以前檻の前で見たものに似ていた。 そろそろ達しようとしているのだろう。]
っふ…、ん、 んっ
[なるべく痛みの声を上げないようにと、唇を噛み締める。 耐えるようにしがみついた彼の背には、がりと紅い爪の痕。 そうして耐える折に、力が篭って無意識に彼自身を締め付けると、びくりと青年の身体が震えて動きが止まった。 彼は荒い息のままぶる、と何度か身を震わせて。 達した事を私の身に伝えた。]
(389) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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「二人続けては嫌だ」は言わないな。 もう、引き返せない。
[グロリアに>>376そう答えるイアンの頭の芯はじんと痺れているようだった。 薬物の作用で増幅され持続する欲望ではなく、中途で抜いた所為でもなく、それは精神的に酷くもどかしくてマゾヒスティックな快楽だった。己の立場がハッキリと分かるイアンの頭の中は、クリアだった。 首を横に振る。それから、思い出し付け加えるように、]
奥まで入らなかったのは、 まだ、彼女の身体が成長途上な所為もあるんじゃないかな。 まあ──此処で年齢を聞く気は無いし、 医者にみせるほどとは思わないけど。 食事バランスとか、悪くなかった?
[細すぎると、暗に言う。 別の客の所へ行きたいなら、車椅子を借りれば如何ともカルヴィナに言った。]
(390) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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[やがて青年が身を屈めて、私の頬に落とされるのは優しい口付け。 囁かれた言葉には、どう答えていいかわからなくて。 ただ、困ったように眉を下げて彼の瞳を見上げた。
それから、もう一度頬に口付けられて。 ぼんやりと彼を見ていた。
電話の音が部屋に―――鳴り響くまで。]
― 回想・了 ―
(391) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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[イアンから向けられた視線は、見つめ返し首を傾げるような動き。 口元は扇子で見えない。 緩やかに扇いで、金の前髪を揺らす]
本当、大きさだけなら、同じくらいかしら。
[誰のとは言わず、扇子を持つ手とは逆で唇を押さえた。 指先をちろりと舐める。
少しだけ、身体が熱い。その熱さが、「薬」を常用する彼女にとっては丁度よい熱さだった]
(392) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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ふふふ。 何時何処にいくのかなァ?
[アナウンスに、顔を上げると灯りに墨色が白銀へと融けた。 眼を細め、伸ばした手を引っ込めると、そっと腰のあたりで腕を組む。]
(393) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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……素敵ね、ディッキー。
[口許を歪め、くすりと笑う。 贋物臭を漂わせた「メイド」の目は、イアンの(ペニスに、ではなく)茶色の瞳にピタリと照準を合わせていた。「小鳥ちゃん」とも、別のあだ名とも取れるその呼び方に対して、イアンはどう反応することだろう。]
お嬢様……或いは奥様と呼ぶべきかしら。 何故このようなショーを? まさか、あそこにいる彼(ディッキー)が「勝手に」始めたとは思えませんの。
あの娘の矜持を奪うため? 或いは、彼が「有能」か否かを見極める為?
……貴女が無策でこの「ショー」を開催したとは、とても思えませんわ。
嗚呼。「奴隷」ごときがそれを聞いても応えたくないというのなら、それはそれで構いませんわ。
(394) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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…っ、く
[手が離れれば、ゆっくりと今度こそ上体を起こす。 床に背中がついたとき、僅かに背に痛みが走った。
それはきっと、あの時のものなのだろう――>>389]
―――あの子を… 買ったのは…、…
[お前なんだろ、と腕を組む男へゆっくり視線を向ける。 確かめるように。窺うように。]
(395) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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[文句でも口にしていないと、他に痛みを紛らわす手段がない。 そして、その疼痛の奥に燈った炎も。 シーツに隠れて、いつか教わったようにゆっくり下肢に手を伸ばそうとするけれど、とても触れられる状況ではなかった。]
〜〜〜〜〜〜っ
[葡萄酒色に涙を浮かべて、蹲る。]
入らなかったなんて言うな、人を欠陥品みたいに! イアンのがでかすぎるんだ!! 身長だって数年前から伸びてないさ、悪かったな!
これしきで車椅子なんか 絶 対 に ご め ん だ ! !
[動けるようになるまで、シーツの上を陣取って、毛を逆立てていた。 少年に見せるために、虐待間近の食事制限を受けてまで、守りたかったものは何なのか。 家名の威力のないこの場で、ふとやるせない気持ちにさらわれた。]
(396) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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奥様でいいわ。夫はなくなったけど、まだ籍は入れたままだもの。 世間的にもね。
勝手には、始めないわね。 私がお願いしたのよ。
矜持を奪うたいわけではないけど、似たようなものね。 後者は、その通りだわ。 それ以外に何かあって?
[パトリシアに問われればそう返す]
奴隷ごとき、などとは思わないけど、ずいぶんと卑屈な物言いをするのね? まるで貴女がそう思っているようだわ。
(397) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/08(Thu) 00時頃
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― 廊下 ―
[呼び出しのアナウンスがあってから、どれ位経った頃か。]
―― ジャラ… ――
[廊下に響くのは、鎖の音と衣擦れの音。 手が鎖に繋がれて不自由な今、帯を巻きなおすのは難しくて。 身体を濡れたタオルで拭いて、下着を身につけ、襦袢を羽織直して腰紐をしめる。 着長と紅い羽織は脱ぐ事も出来ず、諦めて袖を通したまま羽織っただけの状態だった。
そしてやっぱり鉄球は巧く転がせなくて、片足を引き摺ったまま歩いていた。]
(398) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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(…どうして、こんな事に……)
[ふらふらと歩きながら、頭の中でそんな事を呟く。 身体はまだ重くて、下腹部には鈍い痛みが残る。
色々な事が頭の中を巡って。 その全部が全部、唐突すぎてくらくらする。
鉄球の重さに足をとられてよろめいた際に、りん、と懐にしまった鈴が啼けば。
思い出すのは手首を掴まれた感触。
顔を顰めると、ぐ、と唇を噛み締めた。]
(399) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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― 控室の向かいの部屋の前 ―
[何とか目的地の扉の前まで来ると、大きく息を吐いた。 それまでに誰かと会う事はあっただろうか。]
……、…。
[扉をノックをしようとして、やめて。
もう一度大きく息を吸って吐く。
そして震える手で、部屋の扉を―――ノックした。]
(400) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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>>397 まるで私めがそのように思っているよう……ですか。 この屋敷で、「買う側」の方から初めてそのような言葉を聞いた気が致しますわ。それ故に、このお部屋には人が集まっているのかしら。
[壁際に立ったまま、メイドは貴婦人を見下ろす。 それは解釈の仕方によっては、メイドが恭しく控えているようにも、見下ろして観察なり監視しているようにも映る光景だろう。]
ふふ……その通りですわね、奥様。 「尊厳が無くなる」瞬間とは、他人によって「奪われる」のではありません。自分が「尊厳」を「手放した」時点で、自分の「尊厳」が無くなるのですわ。
……その意味では、奥様の見方はまことに正しゅうございます。
ただ、この場所は、ヒトに尊厳を放棄させる為の「装置」で溢れていることを忘れてはならぬような気は致しますけれど。
(401) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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きみは、可愛いね。
[カルヴィナに言った時とは、同じ語彙でありながら、また違うニュアンスの言葉を口の中にペニスの先端を含んだマーゴに向けて呟いた。口内でわざとぴくりと動かしてみせるのは、パペット使いが人形を使って怖がる子どもに話し掛けるのに似た目的の行動だった。 濡れた粘膜に包まれ、吐息があたる時の感触は、技術が無くとも心地良くはある。]
ガリガリとは歯をたてないでくれると有り難いよ。 小鳥ちゃんは繊細だからね。
[ディッキー、その単語が聴こえてるよと、NO.5に間接的に伝える。 カルヴィナのロストヴァージンの仕事をやり遂げた事で、イアンがグロリアのモノになった心地がする。その所為で、イアンの脳みそはクリアな癖にハイで、今まで感じた事も無い精神的な快楽を感じている事を、不敵なメイド姿のビッチは見抜いているのだろうか。 イアンは自分自身に向けたシニカルな笑みを浮かべている。腹の底から沸き上がる笑いにくつくつと身体が揺れて、腰が甘く痺れ、ペニスは固くなり、無意識に粘膜を求めて、マーゴの頬の内側にそれをこすりつけた。可憐な輪郭がぷくりとペニスの形に膨れた。]
(402) 2010/04/08(Thu) 00時半頃
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嗚呼、ありがとう。
[道化と姉の言葉に合わせて、礼を述べるのは、
買いあげた女が部屋を退いた後のこと。]
一応迎えに行くのは、商品が舞台に帰った後。
客人が向かう前にするよ。
ヴェスパタイン殿に、何かお考えがあれば乗っても良いのだけれど。
何か愉しめそうな事はありますか?
[手に一つピアッサーを用意して、それを手の内で転がしながら、先程話を向けた人に尋ねた。]
|
[男に少女の処女を奪うよう仕向けた貴婦人を見て、笑みを浮かべる。 相変わらず、瞳には猛禽類の目に走るような光を宿したまま。]
(403) 2010/04/08(Thu) 00時半頃
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ふふふ、もう十分遊んだよ。
大丈夫、種明かしはオッケーだよ。
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―― 道化の部屋 ――
おや、いらっしゃい。 ではそこに座って暫くお待ちを。 もうすぐアナタをお買い上げになった ご主人様がいらっしゃいますよ。
よぉくよぉく、可愛がって貰って下さいネ。 ……と、言葉が通じないんでしたっけ。
[ふむ、と顎に手をあててから、道化は彼女の面差しを見て、中国語と韓国語、そして日本語で同じことを述べた。職業柄、色々な国の奴隷を見てきている。何なら最終手段はボディランゲージだ。 派手な化粧の奥の素顔は得体の知れない男は、仮面のように頬笑みを貼り付けている。]
(404) 2010/04/08(Thu) 00時半頃
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[メイド姿の彼女は、舞台上とは又違ったように見える。猛禽類を思わせる眼差しは今は穏やかにも見えるほど。
控えて立つ彼女を見上げて]
心持次第だと、言うには言ったけど。それすら辛い時があるのは確かよ。こんな場所ではね。 客である私がそれを言うのは可笑しいのだけど。 手放せば楽になる。 でも、手放さなくても、楽になる方法は、ある。 見方を変えるの。
奴隷を買ってしまえるような、ね。 [まるで自身がそうだとでも言うような口調]
貴女は、どうしたいの? 尊厳を捨てず、ここに残りたい? それとも、くだらない矜持など捨てて買われたい? ああ、貴女なら、ここから逃げてしまえそうにも思えるわ。
(405) 2010/04/08(Thu) 00時半頃
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No,6はボクが買うって嘘ついただけさ。
十分に愉しい反応が貰えたよ。
嗚呼、傷をつけたりはしてないから、大丈夫。
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恐い、ですか? まぁ色々な趣味の方がいらっしゃいますからね。 ここで売れ残って死んだ方がマシだった、 ということもままありますが……。
きっとね、これも何かの縁、そして運命なんですヨ。
[娘の横顔を見ているのかいないのか、糸のように細めた目。 それから道化は彼女からは興味を失ったように、舞台の指示の最終確認を始める。モニタには、新たな機具の設置された舞台や、周囲から覗ける個室など、また趣向を凝らせたものが映りこんでいた。]
(406) 2010/04/08(Thu) 00時半頃
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おや、宜しいのですか?
よろしければ、彼女に貴方を奉仕させても良いのだけれど。
[わざと舞台からNo.4にそれを見せるのも……と、暗に。
けれど、傷つけぬこと前提ならば、彼の趣味には合わぬか。]
まぁ、私が客席で踊らせて見せれば良いだけですけれどね。
そうですか、彼は良い反応したでしょう。
人が良すぎますから。
[くすっと笑む音を乗せた。]
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ディッキーって何?
[もそもそと白いシーツを花嫁のヴェールのように引き摺りながら、痛みを堪えて大きな寝台の上を膝立ちで移動する。 メイドの服を着たNo.5に、無邪気な声で首を傾げた。 ごしごし、未だ時折浮腫んだ顔を、シーツで擦りながら。]
(407) 2010/04/08(Thu) 00時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/08(Thu) 00時半頃
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