267 【突発誰歓】蔵書点検の狭間に【5発言RP】
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墓
少
霊
全
ティモシーに1人が投票した。
ロビンに9人が投票した。
ロビンを処刑するには畏れ多かったので、取りやめた。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ティモシー、ロビン、モンド、朝顔、ホレーショー、ヤニク、トレイル、ディーン、アシモフ、デメテルの10名。
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[ティモシーは、何ということのないただの人間である。 人より少し本が好きで、昔からの話し相手が書籍で、 図書館の勤務の傍ら、物書きの真似事の様な事をしているだけの。]
…何だい? 私は何も大したことは出来ないし、している訳でもないよ。 魔術が使えるでもない。はは、誰だい、そんな事を言い出したのは。
[ある意味現代における魔術の様な物なのだろうか、これは。 自分にはわからないし、わかる事もない。]
(0) 2017/07/18(Tue) 23時頃
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感受性が人より豊かなだけだよ。それだけだ。 ところで、コーヒーは如何かな。紅茶もあるよ。 君がどっち派なのかは聞いてなかったね。
[私は美味しければどちらでも。 そう言って、2人ぶんの飲み物を淹れる。 友人に接するように、ごく当たり前のように。 そこが変わり者の最たるところだという事は おそらくこの場の誰も気づくことは無い。
仄かな明かりの照らす図書館の夜は、静かだ。]
(1) 2017/07/18(Tue) 23時頃
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[少し考えた事がある。 私の様な、彼らが見える者がまったく居なくなってしまった場合。 彼らの存在は、いないものと同じになってしまうのだろうか、と。
有りもしないものになってしまったならば、本当は存在していたとしても 最初から居なかったのと全く変わらない。
おそらくは、私以外の見えない人間全てにとって、彼らはそういう存在なのではないかと。]
昔の私はね、君達を感じられなくなることをとても恐れたんだ。 全くの杞憂だったけれどね。 この歳になるまで君達が毎日騒がしくしてくれたから。
(2) 2017/07/18(Tue) 23時頃
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[手元の本を捲る。 あり得ない落丁の仕方をしているそれは、夜中に抜け出した住人が うっかりそこに帰りそびれた証。]
…今度から余裕を持って帰るんだよ。 季節によって夜の長さは変わるからね。
[注意はすれど、口調は穏やかで。
その様な痕跡を見つける度に、彼らが確かに存在すると思えるものだから。]
(3) 2017/07/18(Tue) 23時半頃
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[目次を越え、第1章へ。 ここから何が始まるのか、胸を躍らせて、項をまた捲る。]*
(4) 2017/07/18(Tue) 23時半頃
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・本日はの指定相手へ5発言以内で縁故を振ってください。
縁故に対するレスが書きたい場合は、
白ログではなく独り言へ「/**/」を付けずに落してください。
・4dの縁故相手は以下の通りです。
また、独り言でランダムを振って縁故を考えてください。
・本日も全員投票をティモシーに委任してください。
・冷蔵庫にはチョコレートがいっぱい。
(#0) 2017/07/18(Tue) 23時半頃
4d縁故先(振る→振られる)
モンド→ヤニク
トレイル→朝顔
デメテル→アシモフ
ヤニク→ロビン
朝顔→ディーン
アシモフ→ホレーショー
ロビン→モンド
ディーン→トレイル
ホレーショー→デメテル
(#1) 2017/07/18(Tue) 23時半頃
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─ 図書館:第二夜 ─
ここでの生活に慣れてくると、疑問に思う事が出て来た。 何故、“おつきさま”の俺はこんな姿…青年の「さすらい人」として具象化してしまったのだろう。
館長のイメージだろうか?それとも、何か別の理由があって?
ある夜、ぼんやりと本から抜け出し。考えていると
[ とたたたたんっ。 ]
ねずみの走る音が聞こえた。いつもだったら、ぞくりとする(なんせ、連中ときたら。本を綴じている糊の部分を囓るからな)ものだが。
この度の「ねずみ」は俺と同じく、本の世界に生きる存在
(5) 2017/07/18(Tue) 23時半頃
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知れば彼(?)──その名は【アシモフ】というらしいが──の物語もオムニバス形式だとの事。
(いつも登場するのに、主役で無いという辺り。俺と似たような存在なのかな)
だが、そうでは無かった。何とアシモフときたら色んな主人公の「相棒」として存在していたのだ!
それを知った時、正直俺は「嫉妬」に似た感情を覚えた。
“おつきさま”は、いつも見守る事しか出来ない。例え、見守っているもの達がどんなに喜ぼうと悲しもうと、消えていこうと。
いつでも安全な場所で「傍観者」でいられる様を羨ましがる者もいるだろうが、「見ている事しか出来ない」というのは時に辛いもので。
(6) 2017/07/18(Tue) 23時半頃
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人間に嫌われる事があっても、ものがたりに関われるねずみと。
人間に好かれながらも、見守ることしか出来ないおつきさまと。
(大昔は、見守るだけの務めに満足していたのに)
(何故、関わりたいと思うようになってしまったのだろう)
(きっとそれは、知りすぎてしまったからなのかもしれないが)
(“おつきさま”には決して無い、生きる美しさを持てる彼等を)
[だから、見守るだけの役割を逸脱して…人に話し掛けた時から、俺は彼等にとって身近な存在…まるで時折訪れて話をする「さすらい人」の様になってしまって。
その結果、この姿に具象化してしまったのかもしれない]
(7) 2017/07/18(Tue) 23時半頃
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「ああ。ヤニクさん。 きょうも、おしえてください。 あなたが見てきた世界を。どうか。」
[アシモフへの密かな嫉妬に駆られる中、>>2:46響いた声に振り向けば。そこには「青い鳥」の本の少女がいて
俺はきょうも、話し始めるのだった。「見てきた世界」を …「見ることしか出来なかった世界」を
それでも、話に耳を傾ける少女の瞳は輝いて。その煌めきは、絵のない絵本に話を綴った、画家のそれにも似て]
(8) 2017/07/18(Tue) 23時半頃
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(この輝きを見られるのなら、幾らでも語ろうか。
もちろん、「絵のない絵本」の読み手達にも。これからも、ずっと)
「ちゅう」
[そんな俺の姿を見た、人間の「相棒」アシモフは何と言ったのだろう。からかいの言葉だろうか、それとも…?]**
(9) 2017/07/18(Tue) 23時半頃
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双子 朝顔は、メモを貼った。
2017/07/18(Tue) 23時半頃
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「…ぢゅう」
[ 図書館に来たばっかりの頃。 朝顔とあちこち駆け回る、その前に。 ボクというねずみは本棚に挟まっていた。 好奇心とやらはねずみをも挟むらしく、 思うままに駆けだした先で、 ちぃさな脚をじったんばったん。 声を館長さんが聞いてくれれば良かったけれど、 生憎ボクはすみっこにいたもので、 その時はなかなか、気付いて貰えなかった。
最初に気付いたのはディーンだ。 ]
(10) 2017/07/19(Wed) 00時頃
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[ ねずみのボクとはまた違う意味で、 表情の動かない印象のディーン。
先生の描いた"物語"とは遠いところにあって、 ( …奇書、ってなんだろう? 今度ロビンに聞いてみよう。 ) それ故に、なかなか見ることも無かった その顰めっ面の目の前には、 ゆらゆら揺れるボクの尻尾があったことだろう。 彼が挟まるねずみに何を思ったのかは、 彼のみぞ知るお話だけれど。
── ひとつ確かなことは、 そのはじめましての第一発見者によって、 ボクは本棚からの脱出を遂げたということだ。 ]
(11) 2017/07/19(Wed) 00時頃
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[ ちゅう、と。 お礼の鳴き声と一緒に見上げたディーンは、 やっぱり何を思っていたんだろう。
表情からはなかなか読み取れなくて、 結局"はじめまして"の邂逅はそれで終わったんだ。 ………でもね、それで終わらなかったのが、 なんともボクの学ばないところだと思う。 何が、って。 それから何度も何度もボクってやつは またもや本棚に挟まったり、 チョコレートという魅惑の響きにつられたままに 冷蔵庫の端からぶら下がってしまったり、 図書館の電灯の上から降りられなくなったり、 …してしまったんだよね。 ]
(12) 2017/07/19(Wed) 00時頃
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[ でも、不思議なことに、いっつも。 一番はじめに見つけてくれたのはディーンで。 助けてくれたのも、決まってディーンだった。 ボクとは遠い本である彼の、 顰めっ面、意地悪そうな顔のその向こう。 …必ずしも不機嫌なだけじゃ無いのかも、って そう感じていたけど、どうだったのかな。 少なくともボクは あの時から続く、 この不思議なご縁に感謝していたよ。 その証拠に、ディーンが見つけてくれるだろうから、 ボクも無茶できそうとか、思うときがある。 ( 本人には内緒だよ、ちゅう。 ) ボクはホレーショーのように、 アニマルセラピーなんて大それたことは、 残念なことに、きっと出来なかったけどね。 ]
(13) 2017/07/19(Wed) 00時頃
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[ なんにしたって、あれから。 物語で活躍する"アシモフ"とは違う姿は、 ディーンにたくさん見られていたわけで。 ボクも助けられているうちに、知らず知らず。 ディーンの意外なところを見ていたかもしれない。 やっぱりそれも、本人のみぞ知るおはなし。
でも…ああもう、思い出す度恥ずかしいなあ。 ちゅう!じゃあない、ぢゅう…って、 物語にも滅多に描かれていない、 あんなボクの情けない鳴き声は、どうか忘れてね。 *不思議なご縁のひと* ]
(14) 2017/07/19(Wed) 00時頃
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[おれにとって、図書館は未知の世界の宝庫だった。 だから毎日そうやって、閉館時間が来るたびに 大きな白毛は図書館の探検へでかけたのさ。
その日もいつものように探検に出て ぱたぱたと尻尾を振って、あっちへ、こっちへ。 おきにいりの"チョコレート"を一つ、ぬすみ食い。
今日は誰かとおはなしはしなかったけれど、 満足な心地で、書棚に戻ろうとしたときのこと。]
……あっ。
[おれと同じでよくチョコレートを狙っている アシモフにもバレないよう行ったっていうのに!
書棚で食べる用に背中にチョコを数個のっけて、 口におおきめのかけらをくわえたままのすがたで。 あろうことか―――おれが"かっこいい"と思っている おうじさまに見つかってしまったのだ。]
(15) 2017/07/19(Wed) 01時半頃
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[びっくりした拍子に口から落ちるチョコレート。 数秒の沈黙ののち。やっと我に返ったおれは、 慌てて、落ちたチョコレートを咥えて飲み込み。 ……チョコなんてありませんよ。って顔をして トレイルから目を逸らしてはみたけどな。
おれの背中におかわりぶんは乗ったままだったし どーみても、見てましたって顔で見てくるから。 おれは往生際悪くも、言い訳をはじめたのさ。]
わ、ぅう…………ち、違うんだ、これはその。
[おれがチョコレートが好きなのを知っているのは その時はまだ、館長とディーンぐらいなもんだった。
犬はチョコレートを食べないことぐらい知っていた。 ……おれは、普段は犬のすがたをしていたからな。 だから、本であるおれがチョコレートを好きでも、 誇り高き犬であろうとしたおれは、 なるべく、チョコが好きなことを隠してたんだ。]
(16) 2017/07/19(Wed) 01時半頃
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[言い訳をしようと思ったものの、 何ていえばいいかなんてとっさにはでてこなくてさ。 ……おれは白い耳を垂らして、何ていったと思う?]
つい……デキゴコロ、で?
[…………ひどいもんだろう。 言葉の選択の誤りに言う前に気づいていればなぁ。 覚えたばっかの言葉をなんとなく使うからこうなる。
結局すぐに観念したおれは、 しょぼくれて、その場にぺたんとお腹をつけた。
伏せた状態で、下から見上げたおうじさまは、 軍服っていうのか?上から下まで隙が無くてさ。 主人公じゃあないって聞いたことはあったけど それでもやっぱり、いつもトレイルを見るたびに かっこいいなあって感想が出てくるもんだった。]
(17) 2017/07/19(Wed) 01時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2017/07/19(Wed) 01時半頃
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[本を読むこどもたちで、おれを見てくれる子は少ない。 頁ごとに歩いたり走ったり、吠えてみたり。 表情豊かに描かれている白犬よりも 子どもの目当ては、他の動物の方であるし、 おれも、そんなことはわかりきっていた。 それでもおれ自身、この白犬の姿が一番大好きでさ。 一応、別の動物にもなれるにはなれるのだが、 おれは普段、説明役の犬の姿を好んでとっていたんだ。
主人公じゃないって点では……おれと同じだと思った。 ―――俺はトレイルには、親近感を感じていたんだ。 でも、主人公でもないのに、トレイルの姿やふるまい、 話す言葉一つ一つは、きらきらと輝いてるようでさ。]
おんなじわきやくなのに、 おうじさま……トレイルは、かっこいいよなあ。
[彼を見上げながら、つい、ぽつりと漏らして。 ……そのときだったかね。 おれが、あることを思いついたのは。]
(18) 2017/07/19(Wed) 02時頃
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[いいことを思いついたと、尻尾をピンとたてて。 器用に背中を震わせ、高低差を作って、 チョコレートを背中から頭の上まで移動させる。 頭のかけらををトレイルが取れる高さになるように、 おれはうんしょと背伸びをして、首を伸ばした。]
―――おーじさま。これ、おれからやるからさ。 おれがチョコレート好きだってのと、 たまに盗み食いしてること……黙っててほしいんだ。
[そうして向けるのは、期待のまなざしと。 悪戯を企むように、大きくゆれるしっぽ。]
で……またこうして会ったら、トレイルの話が聞きたい。 心配するなって。お茶菓子はおれが用意するからよ。
[トレイルが渋っても、頼むからと食い下がり。 それからは、つまみ食いに入るときは 取ってくるチョコレートは必ずふたりぶん。 それが、秘密の"お茶会仲間"のはじまりだった。]**
(19) 2017/07/19(Wed) 02時頃
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――ことだまの さきはふくにぞ――
[図書館に来たばかりの頃は、蝉のごとく喧しく お騒がせいたしましたが、朝顔も幾らか経った頃には ちゃんと大人しくなったのですよ。ええ。 ――おとなしい、を辞書で引かないでくださいませ!
辞書、といえば。 国語辞典のロビンさまが殊更に思い出されます。
同郷の俳句集に季語を教わり、ヤニクさんとの有明の語らいで幾らか自信を取り戻せた頃のことでしたか。 分厚い本や事典の類いが集まる棚を訪れましたのは。
もちろんご挨拶はしておりましたが、何故だか 朝顔はロビンさまに近寄りがたさを感じていたのです。 本棚の位置やロビンさまの歯に衣着せぬ潔い物言いのせいではなく、眼鏡の奥の瞳になにやら畏れを抱いていた覚えがございます]
(20) 2017/07/19(Wed) 02時頃
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[辞書の編纂は、頁に積み重ねられた言葉の重みと 同等以上の時間を要すると聞きます。
朝顔は、真実自分の思うところでさえあれば、 極論カラスを白としても馬を鹿としても構わないとすら思います。ほんのひとときの風景や心情、素敵さを伝えるには言葉の正しさを其処まで重視しないのが、先生と『わたし』のスタンスでした。
……けれど、知っているのと知らないのとは違います。
『わたし』は朝顔のこと然程知らなかったのがショックだったし、秋の朝顔の在り方を知れたのがとても嬉しかったのです。
人間が長いこと積み重ねて出来た今の言葉が、夏や朝顔を どのように定義しているのか、聞いてみたいではありませんか。 自分から近寄るのに躊躇する気持ちはついぞ消えませんでしたが、やると決めたらやるのです]
(21) 2017/07/19(Wed) 02時半頃
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こんばんは、ロビンさま。 お勉強に参りましたの。お時間、頂けますか? 今日は走りません。いい子です。ほんとうよ。
[手土産はよく冷えた麦茶としょっぱいお煎餅です。 先生がお勉強の時お好みだったので。朝顔は チョコレートの時はコーヒーが趣味でしたが ロビンさまは何かお好みがあったでしょうか]
――…と、こういうわけでして。 朝顔は、素敵だなぁと思う言葉や情景は 存じておりますが、きっかりした言葉の 定義をよく知らないのです。
[朝顔は、辞書の上ではどのようなものでしょう。 教えて下さい、と話を切り出して驚いたのは 想像していた『ヒルガオ科の一年草』の一言で終わらない くまなく説明しようという編纂者の熱意でございました。
同じ現代の書でありながら成り立ちも大きく異なっていたロビンさま。とっちらかった話をするのを憚る緊張感が、普段より朝顔の口数を2割減していたのは、気付かれていたかどうか]
(22) 2017/07/19(Wed) 02時半頃
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ふわぁ……。 朝顔だけでも別名や意味するものがたくさんありますね。
[よく見る花の姿や比喩は知っていても 言葉がどのように使われてきて、今何を意味しているか 恥ずかしながら意識してなかったと正直に申し上げます]
言霊、という言葉は万葉集のお歌が初出だそうですけれど 何年も遥か離れていようと、確かに力をもって 言葉は受け継がれているのですね……。
朝顔は、何をどんな風に想っているのか ちゃんと学んで言えるようになりたいです…!
[ほう、と息をついて悠久に思いを馳せた遠き日。 それから、時折ロビンさまの元を訪れては 夏や皆さまの本で見かけた言葉の講釈を乞いましたね。
ロビンさまの先生や、編まれるまでの時間のお話。 それらも含めて、言葉の重みと奥深さは朝顔の中に確かに根付いております]
(23) 2017/07/19(Wed) 02時半頃
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しきしまの やまとのくには ことだまの さきはふくにぞ まさきくありこそ
――…なにやら、魔法が使えそうな気がしてきます。 言葉って不思議ですね。ぱわーです。ぱわー。
[伝授に感謝して口ずさんだのは、言葉の力の称賛と 旅立つひとの前途を祈る言挙げの歌でした。
この頃は、まだ図書館から離れる日が来ようとは思っておりませんでした故、抱いたのは純粋に神様を畏れ祈るような想い。朝顔は、ロビンさまを言葉の番人、学校の先生のように感じていました。 『ロビンさま』の『図書館』の説明文に思い出が一行書き加えられていないか確かめてみたかった、と思うようになったのは、外国で和英辞書と話すようになってから。
友のようになれていたら『朝顔』に『大人しく愛らしい女の子』って書いてね、なんて戯れられたでしょうか?
ロビンさまに編まれた言葉が活かされる時代を、朝顔たちも瑞々しく生きてゆけますように。この言霊の力が届くといいなと今は*祈るばかりです*]
(24) 2017/07/19(Wed) 02時半頃
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[比較的朗らかなこの図書館の中で、 何処と無く浮いた存在に見える、一冊の本。
彼は、伝記なのだという。 生憎と男は、その人物を知りはしないが その伝記の主人公である"彼"の事なら、 僅かなりとも知っている。
だが、共感出来るかと言えば別の話。 自由が無いというのも、 優しい本の多い中、それにそぐわない所も。 似ている様にも思えるが、 心の有り様は、きっと 全く違うもの。 なにせ男には、抗う心など無いのだから。 出来るのは、絶望を受け流すだけ。
……こんな事を言ったら、 また あの坊やに怒られてしまうだろうか。 憎悪されるのもそれはそれで、悪くはないと思うが]
(25) 2017/07/19(Wed) 09時頃
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やあ、お兄さん。今日は良い夜ですね? ま もう少しで夜が明けてしまいますけれど。
[昼間は外に出てはいけないというルール。 裏を返せば、夜明け前には 本の中へと戻らなければならないという事。
それを破った結果を、男は詳しくは知らない。 館長のする忠言を、聞いた事が無かったから。 落丁が出るのだとは知っているが、 その後ちゃんと、戻る事は出来るのか。
もしかしたら、もう戻る事は許されないのやも。 いいや、流石にそれは無いか。 そうだとしたら、もっと厳しく言い付けられるだろう。
……そんな発想の元、ふ と考える。 主人公が居なくなった物語は、どうなるのだろう?]
(26) 2017/07/19(Wed) 09時頃
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[それは例えば、自分と彼の様な。 居なければ話が進まない存在が、 余さず抜け落ちてしまったのなら。
その物語は、 ……どうやって紡がれていくのだろう?]
────……ふむ。
[気になってしまえば、もう駄目だ。 実行しなくてはいられない……だから、]
お暇なら、ちょっと暇潰しでもどうですか? 一緒に夜明けを見ましょうよ。
[言うなればこれは、共犯の誘い。 定められたルールを、共に破ってみないか と]
(27) 2017/07/19(Wed) 09時頃
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[叱責なぞ、最初から恐れてはいないが。 一人で破るよりも、二人で破る方が愉しいだろう? そんな、餓鬼の様な思考の元。
ソファの上、組んでいた足を下ろせば立ち上がり、 傍に居るだろう彼へと手を差し出す。 その手には、彼が扇動しただろう同志達の様な 信頼も、思慕も込められてはおらず]
きみは抗うのがお好きな様ですし。 一つ、此処でのルールにも抗ってみましょうよ。
[笑みも浮かべず、愉しげな口調。 それはまるで、甘言を並べる悪魔の様に。
ゆらり、催促するみたいに、掌を揺らして]
(28) 2017/07/19(Wed) 09時半頃
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[────その掌は、取ってもらえただろうか。 取られなかったのなら、此方から取ってしまおう。 そうして、近くのソファへ導いて。 日が昇るまで、他愛の無い話でもしてみせよう。
穏やかな、朝の光。 それが一冊一冊を照らし出す情景を 飽くまで眺めたのなら、男もそれで満足した筈。
だから そこで、月下の共犯者の話はお終い。 けれど、その日から 男の記された本が、真っ白に落丁する事が増えたろう。 どうせ読む者も居なかろうと、 幾らお小言を貰ったとて、それは変わらずに。
その時に、隣に誰かが居たかは、解らないけれど*]
(29) 2017/07/19(Wed) 09時半頃
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ふと、青い鳥、という本の略歴を調べてみる。
なぜ調べたくなったか、単純な話だが・・・ 彼女を一目見た時、とても《美しい》と感じたから。
一目惚れした相手を深く知ろうとするなんて、思春期の小僧みたいだと、呆れるものだが・・・
彼女の生誕は、俺の元(ベース)がいた時代より、少し後。 それから何十年もの間、幾万の人に《幸せ》を教えてきた、幸福の本。 きっとこれから先の世でも、この物語は語られ続ける。
元々気にならないはずもなかった。
彼女は常に、幸せな笑顔を振りまく。
俺にはあまりにも眩しすぎた。 自分の本の中で、俺の元(ベース)が誰かと結ばれた、という話は一度も出てこない。 だから、初めてだった。
俺の《初恋》は、何百年後の図書館でのことだったんだ。
(30) 2017/07/19(Wed) 11時頃
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──── ひとり思う・月光と ────
“おつきさまの化身“、か。
[ その呼称を舌先で転がし片眉を上げる。 腕を組み見据える先にはひとりの姿 こうしていればまるで逆さまの鏡を見ているよう 髪も、肌も。言うならばその衣装の色合いも。 生きる領域もそうだ。まるで反転している。 ]
いや、そうだな。……なんと説明しようか。 僕の世界ではそれは人間を喰らう獣のことなんだ。
君にはふさふさの尻尾も鋭い爪も無いと知っているが だからこそ奇妙な気分でね。
[ 怪訝そうな彼に素直に打ち明ける 月が輝ける夜に生きる四つ足 狼の吼え声をヤニクが聞いたことがあるかどうか。 それすら知らず今こうして彼の目の前にいた。 ]
(31) 2017/07/19(Wed) 12時頃
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[ それまでしっかりと話すことが無かったのは 嫌われていたのでなければ多分、巡り合わせの問題だ。 何しろ図書館とは沢山の本がいなければ成り立たず 特に絵本の児童書の棚ときたら賑やかなものだから。 ヤニクとトレイル、接点も薄く逆さまなふたり しかし一つだけ共通するものがある。 互いの話し相手となりうる絵本の少女の存在だ。 ]
ヤニク。僕達は随分と違うね。 それはきっと見た目のことだけじゃない筈だ。
だから僕は知りたいと思う。 君のお話ではなく、君自身のことを 牙を持たないおつきさまの化身の心を教えておくれ。
[ 始まりは彼女であれど、 青鳥の君が通い詰める彼のことを知りたかったからでも その夜、本に戻る前に告げた内容 この語らいを一度きりで終わらせたくないということ そこには決して偽りは無かった。 ]
(32) 2017/07/19(Wed) 12時頃
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最近は考えが変わってきたよ。 僕と君は何もかもが反対なわけでもないんだとね。
モンド曰く「抗う必要のない」僕 対する「見ている事しか出来ない」ヤニク
きっと他者に思われることも、 自分自身の思いの違いも似ているんじゃないかな。
[ 語らうのは 僕が散歩に小さな淑女を誘わない夜に 彼女が月光の元へ駆けていかない時に それと、互い隣に誰かがいない頃合い
決して互いを一番とはしない関係だった。 適度な距離感は軋むことなく、深まりもせず。 僕が勝手に名前を付けるのなら 友人の友人、それがしっくりとくる。 ふたりがどう考えているかは知らないけどね。 ]
(33) 2017/07/19(Wed) 12時頃
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ところで、だ。今日は一つ聞きたいことがある。 ヤニクには相手役はいるのかな? 分かるかい、傍に寄り添うレディーのことだよ。 別にジェントルでもいいけどね。 ううん?理由なんて些細なことさ。 君はどうなのかと思ったから。
僕に未来の王妃は用意されていないんだ 何しろ誰と契ろうが物語には関係ないからね。
ふむ、……そうかいそうかい。
[ ヤニクがどう返しても、それ以上何かを言いはせず 神妙な表情で一人頷くに留まった。 気にかかる顔は三つ程あり、縁は複雑に絡まる。 手を伸ばし解こうとしたとして、 部外者の僕には綺麗にすることは叶わない。 きっと君はその反応が気になっただろう。 もし口に出さなくても様子で分かったよ。 ]
(34) 2017/07/19(Wed) 12時頃
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まあまあ、……そうだ。 僕の分のチョコレートをあげよう。 月光よ。今夜だけ特別さ。
[ この図書館の住民ならば慣れ親しんだ菓子 差し出したのは紛れもない話題逸らしだった。 なに、これを食べる以外で利用するものはいる 例えば口封じに使った真っ白のふわふわとかね。 それに、そうしなければならなかった。 夜に羽ばたく小鳥の友として 静かな月光と遠いようで近い距離で 出番の割にお喋りな男は珍しく口を慎み その関係を静かに見守ることを選んだからだ。 ]
その代わりに、だ。 デメテルとはこれからも仲良くしてやっておくれよ。
[ でも、生みの親に鬱陶しがられるような僕だ。 一方的に交換条件を突きつけるくらいはいいだろう? ]*
(35) 2017/07/19(Wed) 12時頃
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[僕は、言葉だけはたくさん知っていた。 "だけは"というのは、実物を、そのものを知らないという事が此処に来てわかったから。 辞書たる僕が最初に教えて貰ったのは、「ねずみ」のアシモフ。 哺乳類ネズミ目という文書による定義は知っていた。けれど、どういうものだという事は分かっていなかった。まさに百聞は一見にしかずということだろう。
そこからだ。色々な物を僕が正しく知ることができるよう、小さな相棒と図書館内を巡る様になったのは。]
[知識欲の化身と言っても過言ではないであろうぼくは、様々なことを吸収するのが楽しくて仕方がなかった。 だから、知らなかった。怖れを。 身も竦むような畏怖を。]
(36) 2017/07/19(Wed) 13時半頃
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…おおきい、
[自分より大きなものは幾らでもあったし知っていた。 けれど。真正面から目の当たりにするのは。 子供の姿の僕には、とても強大なものの様に見えていた。]
図書館にこんな本あった、っけ いや、そうじゃない、
[――早く逃げないと。 ライオンの姿をしたホレーショーを前に、ぺたんと尻もちをついて思う。 食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類。人間だって食べちゃえるやつ。 これほどの命の危機を感じたのは、後にも先にもこれっきりだ。
ひどく怯えた様子の僕を見て、ホレーショーはどうしたんだっけか。 僕の記憶はそこで一旦ブラックアウトしたので、わからない。]
(37) 2017/07/19(Wed) 13時半頃
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[目がさめると、僕は白いふわふわの中に埋もれていた。 暖かくも柔らかい微睡みから、ゆっくりと身体を起こし――犬の顔がこちらを覗き込んでいる事がわかった。]
わ、…ホレーショー、?
[犬の姿であるならば幾度か見かけた事があった故に、そこまで驚くことは無かった。 と、同時に、どこか心配そうな彼の瞳に、ぴこんと閃いた。]
さっきのライオンも、君…ですか?
[こくりと頷く様子が見られたならば、僕は思いっきり脱力するだろう。]
(38) 2017/07/19(Wed) 17時半頃
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もう…… 食べられるかと思いましたよぉ… よかったぁぁぁぁ…
[体重をかけている彼の身体が、ゆっさゆっさと心配そうに揺れているのが伝わる。そんな彼の毛並みを優しく撫でて、大丈夫だということを伝えよう。 驚き、畏怖、安堵、心配…不本意だが、気絶も。 触れた感情が、なんだか愛おしく感じて。
ホレーショーの上で、大きな声で笑った。 ついでに驚かされたお返しとばかりに、彼をくすぐってやろう。]
(39) 2017/07/19(Wed) 17時半頃
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[散々2人で笑いあって、いつの間にか外は白んでいた。]
[この事をきっかけに、僕とホレーショーは悪友の様な存在になった。 辞典と図鑑。それなりに共通点があったこともあるのだろう。 彼の背に乗せて貰って図書館を歩き回ったり、僕の持つ言葉と図鑑を結びつけたり。
…あの時。 百獣の王たる威厳を感じて、そんな優しい彼を畏れて。 怖くて気を失ったのは、本当に、内緒だ。]*
(40) 2017/07/19(Wed) 18時頃
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本に書かれたベースの記憶しかないがために、 何百年後の世界で初恋をした男。
誰かが言った。 「知ってるかい?初恋ってね、成就しないもんなんだ。」
別に成就なんかしなくていい、この身は既に、人と呼べはしない。 そもそも、本が恋をするなんて、馬鹿みたいな話だ。
だから、俺は遠くから見てるだけ。
それだけで俺は今《幸せ》だ。
(41) 2017/07/19(Wed) 18時半頃
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少年少女の、《幸せ》を掴むための物語。
その結末は《幸せは誰のそばにでも》。
俺の元(ベース)は、幸せだっただろうか。 抗うことしかしなかった者に、幸せな時はあっただろうか。
・・・それは本人しか分かり得ない。 いわば彼の《劣化コピー》である俺なんかに分かるわけがない。
《意思を継ぐ者》を育てる時が幸せか、 《戦いそのもの》に幸せを感じたか、
彼も俺も狂っている。故にその真偽はやはりわからない。
ただ、今の俺は《幸せ》だ。 これだけの本に出会えた。これだけの声に出会えた。 《青い鳥》に出会えた。
それだけで・・・十分すぎる。
(42) 2017/07/19(Wed) 19時頃
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ふと、彼女の名前を耳にした。
デメテル。彼女の名前。 作者に付けられたのか、どんな意図で付けられたのか。 だがそれよりも思ったのが・・・
女神・・・ギリシャ神話の豊穣の女神。 それは、まさしく、彼女にピッタリの名だと思った。
ただ、それこそ、俺のような《狂気にまみれた》存在が近付いていいはずもなかろう。
「・・・恋とは、難しいな」 ふと、独り言が漏れてしまう。
日が暮れるたびに、あの笑顔は・・・
(43) 2017/07/19(Wed) 19時頃
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いつもに増して、一段と月明かりが館内を照らす夜。
ソファーに座る彼女をの後ろ姿。
それを横目に、図書館で出来た友と話す。
日常。この図書館での些細な日常。
・・・これでいいのだろうか? 抗え。抗え。抗え。
本質を思い出せ。俺の本質は、抗うこと。
・・・初恋は実らないと、誰かから聞いた。
抗え、モンド。道を開け。 お前は、俺だ。俺の生き様を思い出せ。
「・・・お嬢さん、隣、空いてますか?」
(44) 2017/07/19(Wed) 21時半頃
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[王子様と月夜に散歩へ出掛けた後 夏夜のこと。]
あら…。朝顔さん。 毛布もかけずにねむっては、肌寒いのでは。
[本を読んでいるうちに眠ってしまったのか。 開いたページに視線を移すと そこには花火の種類 ねずみ花火について記載されていて。 以前披露してくださった花火だけでは足りないと 意気込んでいた朝顔さんの様子を思い出す。]
勉強熱心、すてきです。
わたしも朝顔さんに お見せしたいものがあるのですが。 壁によりかかったままねむると、体を痛めそう。
(45) 2017/07/19(Wed) 22時頃
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[指が、紺色に近い黒き髪を梳く。 膝上に頭を乗せた少女の暖となるように。 人の体温が夜闇に心地いいことを トレイルさんと手を繋いだ際に学んだから。]
おやすみなさい。朝顔さん。 どうか いいゆめを。
[囁くわたしが、朝顔さんの世話を焼きたがるのは 今始まったことではない。 例えば、ある朝に朝顔さんが目を覚ませば おはようと抱きしめ頭を撫で。 例えば、ある夕方に、彼女に似合いそうだから、と 服を交換することをねだれば 着替えた彼女の姿を、画家気取り絵に残すこともした。
だから、いま周りに誰か わたしと朝顔さんの姿を見て居る人がいれば。 ああ、またお節介を。と言われかねない光景だろう。]
(46) 2017/07/19(Wed) 22時頃
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[本の略歴や内容を知る人はご存知。 わたしの本には、ふたりの兄妹が登場する。 わたしはそのふたりの仲良い様子に憧れがあった。 いくら幸せを祈り探しても 兄弟姉妹愛は 一人っきりでは作り出せない尊いもの。
膝の上で朝顔さんが見る夢はなんだろう。 わたしが朝顔さんを通して見ている夢は まるで姉妹みたいに触れあえる温もりと 当たり前の如く、おはようおやすみと返る声だった。]
(47) 2017/07/19(Wed) 22時半頃
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[早朝。先に目を覚ましたわたしは ニコニコ9分、寝顔を見る至福の時間を過ごし。 やがてポケットから青い羽根を取り出す。 柔らかそうな朝顔さんの頬や形良い耳を 羽根先でくすぐっていく悪戯で。]
おはよう。朝顔さん。
昨夜窓辺で、朝顔そっくりの花を見つけたの。 朝顔さんにお見せしたいと思いました。 いま お時間ありますか?
[否、と言われても、せがんで その手を緩慢な動作で引っ張り、窓辺へと案内。 窓の奥に見えるだろうか。 バルーンフラワー、つまり咲いた桔梗の花が。]
(48) 2017/07/19(Wed) 22時半頃
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あちらの花も、綺麗です。 朝顔ににているから、朝顔の次に好き。 花言葉は、なんでしょうね。
[桔梗の凛とした控えめな美しさ。 けれど夏と秋に咲く朝顔はもっと美しいと思う。]
もう少ししたら、朝顔も咲くでしょうか。 それもまた、ともに見たいとねがいます。 夏も、花火も、和服も、西瓜も。 朝顔さんを通して魅力を知り、好きになりましたから。 [朝顔さんにはあの桔梗はどう映るだろう。 そっと朝顔さんの可愛らしい顔を覗いた。
図書館を出た後も、小学校の図書室で窓辺を眺め。 桔梗が咲いたら、おなじく朝顔の開花を待ち望む日々。 慈しみと愛情を水の代わりに注いだ、朝顔さんを恋しんで。*]
(49) 2017/07/19(Wed) 22時半頃
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