人狼議事


84 戀文村

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視点:


[ポケっとに手を入れる。手にした小型通信機で話しかける]

聞こえますか…――

[答えが返るかどうかわからないが、呼びかける]


  − 回想 分隊長宿舎 −

[その知らせが齎されたのは何時だったか。
いつも陽気な表情が冷たい無機質な軍人のものになる]

俺達じゃなく、村人に死ねと言うのか?

[赤紙を届けに来た伝令部隊の若者に冷たい視線を投げる。
戦場を駆け抜けて来た男の視線に若者はどもりながらも、
自分には判りません、とだけ何とか口にした]

あぁ、そうだな。お前さんに詰め寄っても仕方ない。
悪かった、お勤め御苦労さん。

[確かに彼に言ってもどうにもならない、と
苦虫を潰した表情のまま若者を労い、送り返した]

くそったれ。

[1人になった部屋に机を叩く音だけが響いた]


―回想―
[日々舞い込む赤紙、そして、死亡届。戦場から遺体が戻ることはまずない。遺族に届くのは遺髪、もしくはドッグタグのみ]

いい加減にしてよ。なんで…なんでっ!

[自宅に戻ってやるせなさを募らせるだけの日々。
せめて、この村で安らかに眠らせることができれば…
まだ、いいのにと思っていた]


―回想・数年前の夜―

 母さん、ごめんね。
 ううんアタシが弱いってだけ。
 もうこれ以上弱る母さんを見てられないから、サ。

[ベッドに伏せる母、父は生まれた頃から居なかった
 二人きりの家族だった、ずっと]

 先、行って待っててくれないかな。
 いるんでしょ、向こうに父さんが。
 いーよ、そんなだと思ってたよ。

 だから、ごめん。

[死んで、くれる?]


[――翌日、ヨーランダの所へ向かう女の姿
 そしてその夜は葬儀となった**]


【人】 手伝い クラリッサ

[香り袋は、気分を落ち着ける効果もあるというから。
少しでも気分が晴れるといいと差し出した、それ。
思ったよりも、喜んでもらえて、ゆるく笑む。]

 香りだけでも、春を先取り……なんて。

[枕元に置いて寝ると、髪に香りが絡むの、と。
こんなご時世だけれど、こんなご時世だからこそ、
女同士の話を楽しもうとする。]

 ミッシェルさん
 陽気な軍人さんのこと気になるの?

[そんな会話の中で、尋ねた問いかけは、
特に他意はないものだったのだけれど。]

(5) 2012/03/24(Sat) 00時半頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 00時半頃


  − 回想 戦火の中 −

[男は兵士として、指揮官としては優秀だった。
だが戦火の中、人間でありすぎた]

もう…あいつら死んじまってるんですよ? そこまでしなくても。

[思わず上官に立て付いたのは、敵兵達の遺体を見せしめとして
焼却しろと言う命令が下ったから。
先程まで交戦していた年若い少年兵達の顔は覚えている]

焼いてしまったら…遺族の元に戻してやれないじゃないですか。

[死の際に大事な人の名を呼び続けた仲間の声が耳に残っている。
彼らの遺体も形見も持って帰る事が許されない、出来ない
自分の不甲斐無さに何度悔し涙を流した事か。
それが敵兵であろうとなかろうと関係なかった。
彼らが帰りたいと願った地に、
帰りを待っているだろう人の所に、返してやる事も出来ず。
出来た事は焼け爛れた彼らに酒を掛けてやる事だけだった]


[そして敵兵の遺体を焼く事を拒んだ事を理由に降格処分となった。
さっさと一番苛烈な前線に送り込めばいいものを、なまじ
身分のある家柄の出身の為に生かされてしまったと言うべきか]

前線に立てば、もう何も残らない。
生きて帰ってくる事も、欠片となって帰って来る事も。

それならいっそ……嘆き悲しまれるかもしれないが…。
大好きな場所で、大好きな人達のいる場所で死んだ方が…。

[他の軍人たちの前では口にしなかったが、
同じ想いを抱えた者をこの村で見つけたのは偶然だったのか]


[一人殺してしまえば
 二人三人と手をかけてももう心は痛まなかった

 何より、招集されたらもう帰ってくる見込みは低い
 それよりは、と――時折常連客が減ったのはその所為]

 遠くの地で死ぬより、此処に居なさいよ。
 ……アタシを置いて行かないで。

[女の顔は変わること無く、いつでも店では笑顔のまま]


―自宅―

[誰もいない家にただ一人、もちろん家事はひと通りこなせるし、不自由をしているわけではない。時折来る父親からの手紙が唯一の慰めである。
しかし、父は、生きてここに戻れると思ってはいないようで。]

『せめて、この村で死ねたらと思う』

[手紙に、事あるごとに書いてあるのを見て、切なくなる。]

そうだよね…ここで、ここに骨を埋めたいよね…

[手紙の文字をなぞりつつ、溜息をつく]


[それを知らされたのは、上司のハワードが徴兵された時、村長のアルフレッドから直々に聞かされた]

『君を信頼して、君に託そうと思う』

[酒場の女主人が、徴兵されるくらいなら、この手でと言って人を殺めていること、そして、ハワードはそれを事故、病死として書類を改竄しているのだということを。]

『これからは、君はその役割を担ってくれないか』

[父からの手紙のこともあり、快諾したのである。さらに、自らも、もともと病弱だった母に手をかけたのだ、もちろん、病死として処理をした。]


【人】 手伝い クラリッサ

 ジャスミンの花を乾燥させたものを入れてるの。

[花の香りの答えを紡いだ後。
誤魔化すようなミッシェルに、きょとんとした表情を見せる。]

 あ、うん……。

[元々、彼女の親方に似ているという意味合いで
気になるの?と尋ねたつもりだったのだけれど……とは、口に出ない。
それは、彼女が誤魔化した、こんなご時世という理由もあったのだけど。]

 え、私……?

[なのに、話題を自分に振られて、あわわっと慌てた。]

(18) 2012/03/24(Sat) 01時頃

[かなり無理をしているのは承知の上でこの酒場に足を運ぶ。
そのほうがいろいろと都合がいいからである。]

“仕事”は順調ですか?

[一人暮らしで咎められることもないのが幸いしているのかもしれない。それと、駐留している軍の人の顔を覚えるにも好都合である。]


[同じ思いを抱いていたからだろうか
 年齢差はあまり感じないまま打ち解けた
 というよりは、――知られていた]

 ええ、そこそこに。
 貴女も、大丈夫?

[頬を撫でようと手を伸ばし、そっと触れる
 ちら、とホレーショーにも視線を送り
 癖のように肩を竦めた]


【人】 手伝い クラリッサ

[フォローの言葉をくれるミッシェルとの間に、
淡いジャスミンの香りが漂う。]

 ん、私……は、

[その香りが少し気持ちを落ち着かせてくれたのだろう。
クラリッサは、微かに困ったように口を開く。]

 こんなご時世ってこともあるけど
 姉さんのことがあるから。
 思えば、もうすぐ姉さんの歳を追い越しちゃうわ。

[姉が亡くなったのは、姉が20の時。生きていれば25。
春に21になる自分は、彼女の享年をもうすぐ追い越してしまう。
このまま、自分に赤い手紙が届かなければ……だけれど。
遠回しに、今は考えられないのだと、告げるのは、
けれど心の底に種はあるのかもしれず。
今度は、クラリッサが、誤魔化すように微笑む番だった。]

(32) 2012/03/24(Sat) 01時半頃

[姿を見せたセレストと彼女を労わる様に伸ばしたダーラの手を見遣る。

あの細い手はどれだけの哀しみを散らしたのだろう。
どれだけ涙を拭ったのだろう。
どれだけの哀しみを見送ったのだろう、あの2人は。

だが口には出さず一瞬だけ目を瞬かせて合図を送った]


こちらは、大丈夫ですよ。

[頬に触れたぬくもりを感じ、笑顔で応えた。
ダーラの視線を追って、ホレーショーを見、笑顔のまま会釈する]


【人】 手伝い クラリッサ

[忘れられる訳がないと、言われてコクンと頷く。
5つ歳の離れた姉と、更に歳の離れた姉の婚約者。
戦争が起こる前、愛し合う2人の姿は、
まるで物語の中のように記憶されている。
それは、優しくて、残酷な記憶。]

 凍らせた思いも、きっと春が来れば芽吹くわ。
 それまでは、きっと耐えるべきなの。

[時期を間違えて芽吹いてしまえば、凍えて枯れ死んでしまう。
姉を亡くした娘は、己では現実を見ていると
ミッシェルに相槌を打つけれど。
結局は、夢見る女の幼い言葉に変わりはなく]

 ミッシェルさんに、その時が来たら
 私、ドレスを縫うの手伝いたいわ。

[幸せな先を望んで、紡ぐ願い。]

(40) 2012/03/24(Sat) 01時半頃

 そう、ならいいけれど。
 泊まっていってもいいのよ?

[笑顔のセレストに心配そうな顔は髪を揺らした]

 ……もちろん、ホレーショーも。


歩けなくなったら、お言葉に甘えちゃうかも

[ちょっと舌を出して、照れ笑い。
お酒は実は弱くないのだが、寂しさのあまり宿に泊めてもらうこともある。]


あ、でも、お邪魔ならちゃんと帰りますよ〜?

[チラリとホレーショーの方を見て、ニッコリ微笑んだ]


【人】 手伝い クラリッサ

 ええ、きっと、そうよ。

[そう思い込むことで、今を生きている。
相手の裡を知らず、再びコクリと頷いて。]

 わぁ、ミッシェルさんの指輪……。
 楽しみ。

[ミッシェルの笑みにつられて微笑む。
そうこうしているうちに、店の主も戻ってくるだろうか。
そうであれば、ミッシェルの要件は、彼女自身が伝えたかもしれず。

店番を終えたクラリッサは、家路へと*着くのだろう*]

(47) 2012/03/24(Sat) 02時頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 02時頃


 やーだ、毎日でもいいわよ。ホント。
 ……ホレーショーは別料金ネ。

[黒髪を思い切りわしゃわしゃと撫でる]


俺は美女2人で両手に華なら何時でも歓迎だぜ。

別料金って金取るのかよ。

[差別だ差別だと小声でぶつぶつと。
だが宿を借りるつもりではいた。
新しく届いた赤紙の存在。
もうこれ以上見ていられないと。
この村に彼らを残す為に2人と話し合う事が必要だろうと
思っているのは確かだから]


わふっ

[頭を撫でられて咽そうになる]

もう、せっかくのカクテルこぼしちゃう…

[不満気な声を出しつつ、顔は満面の笑みである。嬉しくてたまらないのに、照れ隠しで文句を言っているのだ]


 あーったり前じゃない。
 二食付きなだけいいと思って頂戴。

[他に宿泊しているのはヤニクだけで
 全くの無償で貸し出すのは、少々痛手で]


 ……ヤニクには、気付かれないようにしたいわ。
 あの子本当にいい子だから。


 あーん!セレス可愛いッ。

[照れ隠しもいつもどおり、これだから甘やかしたくなる
 小皿に軽いつまみも出してまたぽふんと撫でた]


あーなんだか…やっぱりお言葉に甘えて泊まらせてもらおうかな。

もちろん宿代は払いますよ?

[役所勤めゆえに一応給料は入る身である。]


[勿論ブローリンまではいかないが、これ位で酔う筈も無い。
千鳥足でベッドに着けば直ぐに素面に戻って音を立てずに
抜け出す]

人殺しは俺の仕事だ。
あんたたちがこれ以上哀しみを増やす必要はない。
今迄辛い思いさせたな。
俺に召集令状が届かない限り、俺がやるから。

[女主人にそう告げた顔は真剣そのもので、けれど瞳は
労わりに満ちたものになっていただろう**]


女に生まれりゃ良かったな。

[じゃれあう様に見えるダーラとセレストを羨ましそうに見つめて
ぽつりと呟いた**]


 あら。セレスは本当にいいのよ?
 ホレーショーがたっぷり置いてってくれるみたいだから。

[くすくすと、しかしどうしてもというのなら
 負担にならない程度に]


やっぱ女怖いわ。男は弱い生き物だな。

[ダーラに男女差別だと口を尖らせるが、口で適う筈も無く
財布を抱きしめて泣き真似位はしただろう**]


[飲んでいた時とは違う真剣そのものの顔で戻ってくる姿に
 驚きは浮かべどこちらも真剣な顔になる]

 ……ありがたいけれど。
 アタシがやりたくて勝手してきたのよ。
 全部をアンタに背負わすなんて甘えたことだめよ。

 ――共犯者、それがいいわ。

[誰が召集されるかわからない今
 ホレーショーだけに頼る訳にもゆかない

 何より自分で決めて始めたことだ
 その決意は彼が思うもの以上だろう]


そうなんだ〜ホレーショーさんに甘えていいのかな?

[首をかしげる。それでも、少しは払う心算である。]


ホレーショーさん、泣かないで。
私もちゃんとお金だすから。ね?

[泣きまねするホレーショーの頭を撫でてみたりして。
ホレーショーがダーラに話す言葉を耳にすれば]

ダーラさんがやってることはバレませんよ。
まぁ、私たちのやってることを見ぬく人はいるかもしれないけど。
証拠は、残しませんから。

[上手く処理をするのが役場側にいるセレストの仕事だから]


[カウンター越しとは違う真剣なダーラの返答に表情を緩める]

やっぱ最終的には女の方が強いな。

[崩れない強い意志に口角だけでなく両手を挙げて降参とおどけ]

もうすぐ総力戦になる。
年齢も性別も関係なく国は無差別に招集する気だ。

宜しく。

[最後の宜しくは、共犯者と言う事にか、殺人に対してか、
セレストの言葉にか、それとも全てにか。
少しだけ悲しそうに目尻を下げてそう告げた**]


 アタシも色々見たからね。
 今更戻れないのよ、強くないから余計に。

 伝言があればこの部屋か、カウンターにお願い。
 私は余り出歩かないし、お酒位なら提供するわ。

[料金は、半ば冗談としても宿屋が機能するのは
 純粋に喜ばしい事だ、独り身としても]


【人】 手伝い クラリッサ

[クラリッサの家は、夜はできるだけ燃料を節約しようと早い。
だから、その反動のように朝は早く。]

 ……お礼にしては、可愛すぎるかしら。

[朝の一仕事を終えた女は、窓辺に座り裁縫をしていた。
仕立て屋の女将が、招集されてから、針仕事を請け負うことが増えた。
元々、パッチワークが趣味で。
仕立て屋の女将にも仕事が欲しければおいでと、
声かけられていたこともあったから、苦でもなく。
繕いものを終えた後、余り布で作ったブックカバーを見つめて溜め息を吐く。

できるだけ地味な色合いを選んだけれど、
物資が少ない中、選べる範囲は限られているから。
男性に贈るには、クラリッサの趣味もあって、酷く可愛らしい。]

(73) 2012/03/24(Sat) 13時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[縫い付けた犬の形を指でなどって、
ひとまず籠の中へとブックカバーをしまって。
窓の外の様子を伺う。

昨夜、時折月は見えていたけれど、雲自体はあったからか、
ハラリと吹雪くほどではなく白が舞っている。]

 また、冬に逆戻りかしら……。

[呟いて立ち上がり、いつも通り出かける準備を。
家を出て広場の方へ向かえば、郵便屋と鉢合わせて、
挨拶を交わした。]

(74) 2012/03/24(Sat) 14時頃

【人】 手伝い クラリッサ

 郵便屋さんの、鞄……大丈夫ですか?

[ふと視線を落とした先、随分と草臥れた鞄を見て首を傾ぐ。
新調は難しいだろうし、仕事用の鞄を作る腕は
女将に適うわけはないけれど。

暗にもう少しの修繕なら、私にもできると告げる眼。
皆まで言わないのは、性格で。
郵便屋は、その言葉をどう取っただろう。
その後、きっと少しの会話を交わして別れた。]

(75) 2012/03/24(Sat) 14時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[そして向かった先に見えたのは、無口な軍人が立つ姿。
クラリッサは、あっと声を上げかけて、片手でそれを留める。

泳ぐ視線。
任務中ならば、声をかけてもいいものだろうか、と。
暫く逡巡して、そっと近寄った。]

 あの、任務中に、ごめんなさい。
 でも、どうしても、昨日のこと、謝りたくて。

[視線あげられぬまま、ごにょごにょと謝罪を紡ぐ。]

(76) 2012/03/24(Sat) 14時頃

【人】 手伝い クラリッサ

 それで、あの、えっと……。

[言葉考えぬまま話しかけたことと、
無口な相手に、それ以上何を言っていいのか判らなくなって、
気が付けば今朝作ったブックカバーを
お詫びとばかりに差し出していた。]

 これ、きっと、貴方に似合うと思うんです。

[昨日、犬の栞を買っていたことを思い出して。
元より贈ろうとした人より、贈るに適しているかも?
なんて、裡を喋らなければ、乙女趣味のそれが似合うと
言わんばかりの言葉を不躾に*投げた*]

(77) 2012/03/24(Sat) 14時頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 14時頃


[サイモンが泣きわめきつつ]

『この村に、骨も埋められないなんて、嫌だ!!!』

[と言ったのを、聞き逃すことは…できなかった。]


―回想―
[母に手をかけたのは、母からの願いだった。すでに父は徴兵され、母一人娘一人で何とか暮らしていた時に、国が女子供も徴兵をすると決定した。
その決定を受けて、自分を殺してくれと、頼んできたのだ。

もちろん、はじめは泣いて拒否したが、
病気のために、起きることもできなくなっていた母は、

『もしあなたが徴兵された時、私が気がかりで動きが鈍くなってはいけない。
それになにより、これは親孝行なのだ』と強調してきた。
次第に、母の強い願いなのだということを理解して]

これが…母さんの、願いなんだね?

[何度も念を押した、そして、そのたびに母は頷いた。

母の顔は安らかだった。苦しみから解放された、そんな顔だった。
この顛末を知るのは、相談した村長と上司のハワードだけだった。]


―回想―
[その顛末を知った村長の計らいで、いまの職を得ているのである。
ダーラの事を教えられても、不思議はなく、ハワードの後任としても、もってこいの人材…だった]


【人】 手伝い クラリッサ

[振られた首は、女の遥か上。
だから、相手が自分が思うより気にしてはいないのだと、
クラリッサは気が付かぬまま。
けれど、目の前で手を振られて、
そして、差し出したものを受け取って貰えて、やっと顔を上げた。
身長差、約30p……ほぼ垂直に首を曲げて。]

 あっ……。

[居た堪れなさに逃げ出そうとした矢先、見える仕草。
無口な軍人の言いたいことが判って、こくこくと頷き微笑む。
そう、犬がお揃いで、きっと合うと思ったのだ。
大きさは少し、ブックカバーの方が大きかったようだけれど。]

(84) 2012/03/24(Sat) 15時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[頭巾にかかる感覚は、遠い日を思い出させる。
姉の婚約者も、生きていれば目の前の軍人くらいの年齢だったか。
恋人の妹として、優しく接してくれた人。
少しの遠慮と、けれど甘えが混ざった表情を、今は軍人に晒す。

と、幼馴染の声が聞こえて、はっとしたように、赤くなって俯いた。
その上で、とんとんっとしまわれた本を軽く叩く音がした。
再び顔を上げると、役所に向かうのだろう幼馴染と、
優しく接してくれた軍人に挨拶を向けて、足早に*その場を後に*]

(85) 2012/03/24(Sat) 15時半頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 15時半頃


[またやってきてしまった赤紙。
自分にはどうしようもない。やるせなさに唇を噛む]

ここで…ここでサイモンさんを殺すことはできないの?

[それは許されないのだろう。赤紙が来てしまってからでは。]


―回想―
[母に強く請われたとはいえ、手をかけた事実に変わりはない。

そして…]

自分が…楽になりたかった…のは…否定出来ない…のよね。

[自分が徴兵された時に思い残すことがないように、
未練を残さないために。
母がそう願ったと思いたかった。
でも、やはり、自分が願ってしまった――…弱さから。]


[だから、時折依頼される“改竄”に、なんの躊躇いもなく加担できたし、ダーラに共感してもいたのだ。]


[そして、目の前でうろたえる同僚を見て、いっそこの手で…
そう思ってしまうのである。

今は書類の改竄だけだろう。しかし、もし自分が実行役をすることになっても、躊躇いは…ない。]


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 21時頃


【人】 手伝い クラリッサ

― ナタリア宅 ―

 男の人にお礼って、何渡せばいいのかしら?

[集会場の前を後にした女は、ナタリアの家へと。
いつものように家事の手伝いをした後は、
今日は暖炉の前で、ナタリアと2人並んで裁縫を。
眼が遠くなっている彼女の為に針に糸を通してあげたりしつつ、
クラリッサの手元では、ブックカバーが出来上がりかけている。]

 ……ええ、これはそのつもりなんですけど。

[最後の仕上げに縫い付けるのは、何故かタヌキの形。
縫い付け終えて、ちょんっと糸を切れば、ため息を吐く。]

(100) 2012/03/24(Sat) 21時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

 男の人に聞いてみたらって、それができないから
 ナタリアさんに聞いたのに……。

[ぷくっと頬を膨らませて見せるのは、拗ねている訳でなくて。
本当の孫娘のように受け入れてくれる彼女の傍が、心地よいから。

赤い手紙が悲しみを運んでいるとは、露知らず。
今はまだ、戦火中といえど、穏やかな時が流れていた。]

(101) 2012/03/24(Sat) 21時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

 さてと……、そろそろ行きますね。
 また、来ます。

[裁縫の後片付けを済ませると、いつもの挨拶を置いて。
開けた扉の向こう、少し遠くに2つと1匹かの影。
そのうちの1つ。大柄な影に、あっと息を呑む。
先ほどの件を思い出せば、また顔を合わすのは気恥ずかしく。
よそに気が向いているうちにと、
そそっと駆け出す方向は役所の方面。]

(109) 2012/03/24(Sat) 22時頃

【人】 手伝い クラリッサ

― 役場 ―

 こんにちは。
 今日は何かお手伝いすることありますか?

[ひょこっと顔だして、御用聞きをするのは、
戦争に男手を取られるようになって時折。
とはいっても、クラリッサが手伝えることといえば、
役場内の掃除くらいなものだけれど。]

 ……なにか、あったの?

[どのタイミングで飛び込んだか。
けれど、どのタイミングであっても、
沈鬱な空気はきっとそこに合って。
思わず縋るように、幼馴染に視線と問いを向けた。]

(118) 2012/03/24(Sat) 22時半頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 22時半頃


クラリッサは、ブローリンとミッシェルはどんな話をしているのだろうと思ったのは、役場にたどり着く前の話。

2012/03/24(Sat) 22時半頃


クラリッサは、ミッシェル作の栞は、籠の中に。

2012/03/24(Sat) 22時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

― 役場 ―

 そう……なの……。

[尋ねに返って来た言葉に、息を詰める。
流した視線は、一度サイモンに止まって、すぐに逸らされる。

こんな時、どんな言葉を紡げばいいのか判らない。

伏せた瞼。睫毛が頬に深い影を落とす。]

(127) 2012/03/24(Sat) 23時頃

   ー 昨夜 −
いや、ダーラ。
あんたは、いや覚悟を決めた女がこの世で一番強いって
親父も言ってたぜ。

[同じ軍人でもある父の言葉。
息子も息子なら父も奇異な軍人であった。
人を殺した数より殺さずに攻め落とした数を誇る。
息子が軍に志願した時は喜びでは無く哀しみで頬を濡らした]

「ホレーショー、この時勢で軍に入ると言う事は、
誰かの命を奪う事だ。
誰かの希望を、願いを、想いを踏み躙る事だ。
どれだけ罪深い事か、拭う事の出来ない罪を背負う事になる。
その罪を真正面から受け止め、逃げない覚悟が無いなら止めろ」

[そう言って酒を寄越した父に、へらっと笑って盃を返した]

「でも俺が出れば、他の誰かは行かなくて済むだろ?」
[そう軽く返した言葉に父は馬鹿だと一言だけ告げた]


親父も強かったけど、その親父が強いって言ったんだから
女は強いよ。

[父の声が耳に蘇り、へらっと笑いながらもう一度口にした]

ま、力仕事が必要なら言ってくれ。
あ、そういやセレスト、通信機、あれ役場のか?
それともお前のか? 
俺も一応仕事柄通信機持ってて拾ったんだが。
周波数がちょっとずれててはっきり聞こえなかったんだ。
後でちゃんと合わせさせてくれ。

[何となくセレストの声ではあるとは思ったので、
通信機について確認を取ると、
ダーラとの連絡方法も了解する]

OK、ラブレターと一緒に届けるわ。

[そう言って笑う顔はいつもの顔]


―昨夜―

[通信機について聞かれる]

父が技師でね。これは、父が残してくれたもの。
今日は、ダーラさんに渡したくて、もうひとつ持ってきたの。

[もう一つの通信機を取り出す。]

でも、いつ壊れるか分からないし、手紙のやりとりもありだと思う。

[渡すタイミングが見つからなかったので、酔ったフリして二人になるタイミングをはかった。
ダーラが断らなければそれを渡し、周波数を合わせた。
それは軍隊も使わない周波数]


―昨夜―
手紙…
私も、何かあったら、…間違えてはいけないことは、手紙にしていいからしら?

[通信機は聞き間違いも多いためである]


  − 宿舎 −

[宿舎に戻ると早速不幸のメッセージの件を知る事になる]

なんで兵隊呼ばねえんだろうな。

[ぼそっと呟いた言葉に誰も答える者はいなかった。

部屋でセレストから預かった通信機を手にして回線を開く]

赤紙……村人に出ろだとよ。

[機械を通じても少し疲れた様な声は聞き取れただろうか]


【人】 手伝い クラリッサ

[ふっと思い出すこと。
ナタリアの所に行くときに、すれ違った軍人のこと。
「ナタリアさんは、貴方のこともきっと好きよ?」
そう返して別れたけれど、訪れた時、
僅かに感じたナタリアの違和感。

思えば、男性にお礼は何がいいと尋ねて、
あんな風に返す人ではいつもはない。]

 ……知ってたのかな、ナタリアさん。

[ぽつっと呟いて顔を上げれば、窓の外に幼馴染の姉の姿。
視線合えば、仄暗くそれでも微笑んで、僅かに首を傾げて見せた。]

(143) 2012/03/25(Sun) 00時頃

[通信機の声は聞こえてきた。が、今まさに赤紙をもらって頭を抱えている人物を目の前にしている状態では]

サイモンさん…辛いわよね…赤紙がきて…

[呟くように状況を知らることしかできなかった]


【人】 手伝い クラリッサ

[ミッシェルと視線が合えば、そのあと幼馴染に視線を向ける。
窓を開けても良いか?と尋ねてから、そっと窓を開けた。]

 あのね……。

[死亡届があったのが同僚で、更に赤紙が届いた同僚も傍にいれば、
セレストは説明し難いだろう。
窓から身を乗り出し、ミッシェルの耳に手を当てて声を潜め囁く。

説明をし終えれば、眉を八の字に下げて溜め息を一つ。]

(148) 2012/03/25(Sun) 00時半頃

サイモン……。

[通信機から届いた囁きに混じって慟哭が聞こえた…気がした]

サンクス。

[死にたくないっ!と叫んだ敵兵を思い出す。
お母さん、と泣きながら逝った部下の声が離れない。
返してやりたかった。
愛する者、大切な者の傍に残してやりたかった。
戦場で積もった慟哭が心を揺する。
絞り出す様に漸く通信機に一言だけ呟いた]


―昨夜―

 ええ、手紙で残っていた方が……
 残せないものは、この機械で。

 ……大丈夫だと思うわ。

[使い慣れない通信機なる機械をそっと撫でた]

 わからなかったら、うん、二人を呼ぶことにするわ。


【人】 手伝い クラリッサ

 ミッシェルさん……。

[不安は伝播し、そして増幅する。
きゅっと、スカートの裾を握りしめ、唇を噛む。]

 外で、話した方がいいかな。

[それでも、サイモンがいるこの場で、話を続けるのは憚られて。
外に行くねと、ミッシェルに言い置いて、一度窓を閉める。
幼馴染と、赤紙がきたというサイモンに、視線を流してから外へ。]

(159) 2012/03/25(Sun) 01時頃

【人】 手伝い クラリッサ

 ……そうよね、お世辞にもサイモンさん
 腕力で強いって人ではないもの。

[今までも近しい人が戦場へ向かっていったけれど。
とても戦いには向かぬ人まで招集され、
そしてエリアスの名が出ればクラリッサは、
ふるっと身を震わせる。]

 これから、どうなっちゃうんだろう……。

[寒さではなく身を震わせる不安。
今までよりも強く感じて、どうしようもないと判っていて、
縋るようにミッシェルを見るけれど。
きっと彼女も同じような表情をしているのだろう。]

(163) 2012/03/25(Sun) 01時頃

クラリッサは、セレストに、出ていく間際、ふるふるっと頭を横に振って見せた。

2012/03/25(Sun) 01時半頃


前線に消える前に彼らをこの地に残して遣る事……。


【人】 手伝い クラリッサ

[見詰めた相手の眼は、あの日の姉の眼にも似ていた。
だから、またきゅっと服の裾を握りしめるも]

 うん……?

[急にナタリアの名が出てきて瞬く眼。
首を傾げて、その問いかけの意図を促した。

その後、自分に語れることがあれば*語ることになるだろう*]

(174) 2012/03/25(Sun) 01時半頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/03/25(Sun) 01時半頃


[しかし、ダーラのほうがより大切な存在であることは、
紛れも無い真実なのだが
それは、…その真意は、村人には悟られてはいけないと思っていた。]


今夜教会の裏のモミの木の下に俺はいる。

[それだけを彼に伝えた。
来なければ明日彼を戦士として見送る。
来たのなら……この村で……]


[1人になって通信機の回線を開き、サイモンとのやり取りを話す]

……サイモンが望むなら…俺はあいつを眠らせてやりたい。
部外者の俺じゃダメだってならともかく、どうかな。

[許されない行為だと判っていても衝き動かされたのだ。
調子の良いいつもの声では無く
少し泣き出しそうな弱々しい声で、共犯者達に問うた**]


[回線を開いたままの通信機から届くのは途切れ途切れの声]

…なぁ…サイモン…特攻だってよ。
あいつだけじゃなく…この村に届く赤紙の先。

皆…もう…生きて帰れないんだとよ…。

なんで俺達じゃねえんだろうな。


同じ死ぬなら……この村で死ぬ方が…幸せかな。

[サイモンを励ます言葉も慰めの言葉も判らない。
ただ彼が望むものが一番幸せの様な気がした。

答えを求めているのか、いないのか。
自答するように声は暫く続いていた**]


[軍にいるホレーショーとつながっているおかげで情報は早く得ることができる]

…特攻…戦地ではもっと前からあったみたいね。
父からの手紙にあったわ。

[そうした情報は通信士として招集された父から、いち早く伝えてくれていた。暗号を使って。
しかし、それを口外することはとてもできない。
父からの手紙は即焼却して証拠を隠していた。
表向き軍需工場への出向ということで招集された女性も特攻で散っていることも…。]


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/03/25(Sun) 20時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

― 回想 ―

 それは、本当のことよ。

[ミッシェルの言葉にコクリと頷く。
声を潜めて短く告げるのは、軍人の姿を恐れて。
話の分かる軍人でない人に知れたなら、
危険だということはクラリッサも判っていたから。]

 一人一通だけ、渡すのは戦争が終わってから。
 初めにナタリアさんに、手紙を預けたのは、
 姉さんの婚約者……ナタリアさんの孫息子さんなのだけど。

[戦争が終わってからと条件つけられた手紙。
その内容は、出したものの死が前提で書かれている。
もし、姉が、ちゃんと戦争が終わった時に、その手紙を受けれていたなら……また違った未来があったのかもしれない。]

(241) 2012/03/25(Sun) 21時頃

【人】 手伝い クラリッサ

 だから……

[おそらく過去の自責から、他者の想いを守っているナタリアが気になって、顔を出しているのだと、続けようとして口を紡いだのは、軍人の姿が見えたから。
あの陽気な軍人で有れば、その必要はなかったかもしれないけれど。

やがて、そこで交わされる軍人とサイモンのやり取りに、
クラリッサの顔は白く白くなる。
軍人の声は、ところどころ聞こえずとも、
サイモンの上げる悲痛な声は、耳にも心にも響く。]

(242) 2012/03/25(Sun) 21時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[軍人も、幼馴染も、幼馴染の姉も場を去ってから。
クラリッサは、そっとサイモンに近づく。]

 あの、サイモンさん……

[打ちひしがれる彼に、自分の言葉など届くだろうか?
そう思いながらも、女は意を決してサイモンに囁く。]

 手紙を……手紙を書きませんか?
 ナンシーちゃんに……。

 そうすれば、何も残せないってことは無いと思うんです。

(245) 2012/03/25(Sun) 21時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[サイモンの暗い眼が、じっと女の眼を射抜く。
何か言いたげにする男は、しかし顔を横に振った。
妹と同じような年齢の女に憤りをぶつけても
仕方ないと言うように。

そして、彼も耳には挟んでいたのだろう。
同僚に暇をもらい、机で頭を抱えながらペンを走らせる姿が答え。
きっと、しばらく後に、ナタリアの書棚の隠しに、手紙が1通増える。]

(246) 2012/03/25(Sun) 21時頃

[母に手をかけた自分に泣く資格なんてないはずなのに、
それすら許してもらっているような…不思議な気持ちで]


[自分は、とても幸せ者だ。心配してくれる姉が二人もいる。
…でも、だからこそ、……二人に不幸になってもらいたくない。

特に、赤紙での出征は……認めたく…ない。]


[ヨーランダを欺いていることに、良心の呵責がないといえば嘘になる。
生きている限り、自分はあちらこちらで欺き続けて生きてゆくのだろう。

それも、自業自得なのかもしれない]


【人】 手伝い クラリッサ

[その背に重ねて見てしまうのは、姉の婚約者の姿。
あの人も、こうして手紙を書いたのだろうか。

書かれる手紙が、届かなければいいと女は思う。
届かないこと……それは、サイモンが生きて帰ってくること。
本当は、それが一番いい。

サイモンの背を見る視界が滲む。
じわっと熱くなった目頭。
女は両手で顔を覆った。
自分が泣いたってどうしようもないのに。]

 あの、私、失礼します……っ。

[それ以上、その場に入れなくて。
女はぺこりと頭を下げると、顔を覆ったまま走り出した。]

(254) 2012/03/25(Sun) 21時半頃

[母親の墓前で、ヨーランダとミッシェルを見遣る]

……もし、………

[口にだすのは躊躇われた。

『この村で、愛する人の隣で眠ることができるならば…
その道を選びますか』

という問い]


クラリッサは、ぐすぐすと鼻をすすりながら、村の中央を避けるように歩く。

2012/03/25(Sun) 22時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

[泣き顔を人にさらしたくは、なく。
村の中央を外して、女は歩く。
すんっと鳴らした鼻の先。
見えるのは、あの無口な軍人で……。

くしっと袖で顔を噴いた後、物陰からそっと様子を伺う。]

(283) 2012/03/25(Sun) 22時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

 えっ……?

[物陰から、じっと様子を見ていた相手が近づいてくる。
相手は軍人だ。
気配の消し方を知らない女の存在など、
あっけなく見つけれるものなのかもしれないが。
そうとは思わない女は、ただ慌てる。

そして、蛇に睨まれたカエルのように動けなくなった。]

(288) 2012/03/25(Sun) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[見知った、それも暴力を振るうでない軍人を
恐れることはないのだけれど。
泣きはらした眼で硬直する様子は、
そう、相手に印象付けするには十分だろう。]

 え……?

[けれど、その硬直は、差し出されるものに解ける。
疑問符と共に、小首を傾げる。
やっと思考回路が繋がれば、おずおずと手を差し出し、
ハンカチを受け取った。]

 ありがとう。

[小さくはにかんで、ハンカチを目尻に沿わせれば、
布に僅かに染みが滲んだ。]

(299) 2012/03/25(Sun) 23時頃

 ほんとうに、男女も年齢も関係なく召集されるのなら。


 される前に、……この手で。
 この村に、皆で残るのよ。

[小さい呟きは二人には届かない大きさ]


どうせ汚れるなら、…いや、私が汚れることで皆が少しでも、幸せになれば、安堵できれば…


…この手で……

[母を殺めえたこの手は、決して清められることはない。
ならばいっそ、皆を…と、思ってしまうのだ。

そんなつぶやきは、誰の耳にも届かないだろうが]


[通信機を開く、ホレーショーの言葉は聞こえていたが
簡単に答えられる状況でなかった]

…本人が望むなら、叶えてあげて欲しい。

[自分の言葉の後に付け加えたのは短い言葉。
それに、全く嘘偽りは…ない。]


 ほんとうに、それがほんとうなら。

 アタシはもう、誰も失いたくないわ。

 母さんと同じように、もう誰も。

 残されたくないのよ……!


【人】 手伝い クラリッサ

 洗って返しますね。

[すんっと鼻を啜って、言葉を紡げば、吐き出す息が白く煙る。
ハンカチを目尻にあてる視界には、逸らされた眼は見えず。]

 サイモンさんが、徴兵されるって聞いて。
 ナンシーちゃんのこと、心配してるの見てると辛くて。

[ポツリポツリと、言い訳のように独り言を零し始める。]

 ……ナンシーちゃんに手紙を残したらって
 勧めてみたけれど。

[そして、うっかりと手紙の件を零してしまう。
けれど、零したことが、彼に対する信頼の証でもあった。]

(310) 2012/03/25(Sun) 23時半頃

 厭よ、厭だわ。

 これ以上この村から、誰も出てゆかせはしないわ。
 だから、ねえ。

 ……私の手で。また、母さんのときみたいに。
 そして、―――や――のように。


【人】 手伝い クラリッサ

[頭の上で、長い長い息が吐かれる音がした。
女は、はっと視線を上げる。
相変わらず30pの身長さに首が曲がった。]

 ご、ごめんなさい。
 こんな話しちゃって……。

[話したところで、どうなる訳でもないのに。
唇を噛んで、少し落とした視線。
赤いフードが、暗くなる視界の端を過ぎて行ったのが見えた。]

(322) 2012/03/25(Sun) 23時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

 ヤニクさん、こんな時間に何処にいくんだろう?

[見えた人影は、ヤニクのもので。
いつもなら、そろそろダーラの手伝いを
始める頃合いではないだろうか。
小首を傾げて、けれど追いかけることはない。]

 あの人も、赤紙の対象になっちゃうのかしら。

[旅人の彼も対象となるのならば……。
無知な女でも、思い考えることはある。
だから、ほろりと口から言葉が零れて行くのだけれど]

 やだ、私ったら、また……。

[先ほど、そっと咎められかねない話題を出したことを
目の前の人が制してくれた仕草を思い出して、口に手を当てた。]

(335) 2012/03/26(Mon) 00時頃

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