204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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この気持ち なんて言えばいいのだろう?
でも なんだとしても
ラルフと会えてよかった
一緒にいられてよかった
まだ これから一緒にいられるか
全然わかんないし
俺は君のそばに
いない方がいいと思ってる
でも 一緒にいてくれてありがとう
一緒に笑ってくれてありがとう
心配してくれてありがとう
触れてくれてありがとう
触れさせてくれてありがとう
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[プリシラの微妙な変化に気付いて、小さく苦笑する。 様子がおかしいのは、男とて同じだった。
あやすように頭や頬を撫で――指がプリシラの唇に触れた。
ふ、と。]
(触りてえな)
[触れさせたいのは指ではなく。]
(10) 2014/11/21(Fri) 11時半頃
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[やめとけ、と脳内でため息をつく男と。 養い子を抱きしめる腕に力のこもる男。
どちらも男であり、――獣の欲と人の欲が混ざりあう。**]
(11) 2014/11/21(Fri) 11時半頃
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[1階にて。
ノックスは否定が欲しかった。
けれど、望む言葉をバーナバスはくれない。
相変わらず厳しいと、困ったようにただ、笑って返した。]
そうだね……。
あの辛さを、僕はニコラに味合わせてしまった。
その償いはちゃんと果たす。
[どんなに薄汚い欲塗れでも。いや、だからこそ、‘保護者’として。]
これ以上獣にも愚か者にもさせない。
……トレイルも、ね。
[修業不足だな、と悩む声。]
あぁ、バーニィ。
プリシラは君の自慢の「弟子」だね。
捨てられていた指輪が可哀想だって、拾っていった。
[例え話に返ってきたのは短い言葉。どうして、と声に含む色にノックスは当りだと、思った。]
必要としてくれるなら、代わりでも良いって。
『プリシラ』のままで良いって。
[けなげだよねと、言葉を続け。
冷たさを感じさせないフロスティブルーはバーナバスを見詰める。]
……バーニィは大丈夫だよね?
プリシラを『弟子』以外の目で、見ていないよね?
[愛し子すら性欲の対象にしているからこそ。
仔狼を獣にさせない為にとバーナバスが思うからこそ。
罰された少年の話を知っているからこそ。
口に出して、じっと見詰めた。*]
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[視線を合わせない>>20プリシラの様子に、暴くようにその表情を覗き込もうとする。 逃げられては追い、逸らされては囲い込む。
狩のように逃げ道を塞いで、覗き込んだ瞳の色はどうだったか。
いつもと変わらなければ、ただそれだけのことだと抱きしめるつもりで。
揺れていれば、きっとそれ以上踏み込んでしまうことを知っていた。 知っていて、暴こうとする。
知らないうちに同族のもたらす匂いに酔ったのだと、言い訳するつもりもなかった。*]
(40) 2014/11/21(Fri) 17時半頃
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