人狼議事


84 戀文村

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視点:


【人】 本屋 ベネット

―本屋―

[店を閉めて、奥の部屋に戻る。
酒が届けば晩酌も出来たのだけれども、さて

夜は更けて
やがて朝が来る。

何時もどおりの日常を過ごせるのだと
まだ、そう思っていた**]

(1) 2012/03/24(Sat) 00時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 00時頃


[ポケっとに手を入れる。手にした小型通信機で話しかける]

聞こえますか…――

[答えが返るかどうかわからないが、呼びかける]


  − 回想 分隊長宿舎 −

[その知らせが齎されたのは何時だったか。
いつも陽気な表情が冷たい無機質な軍人のものになる]

俺達じゃなく、村人に死ねと言うのか?

[赤紙を届けに来た伝令部隊の若者に冷たい視線を投げる。
戦場を駆け抜けて来た男の視線に若者はどもりながらも、
自分には判りません、とだけ何とか口にした]

あぁ、そうだな。お前さんに詰め寄っても仕方ない。
悪かった、お勤め御苦労さん。

[確かに彼に言ってもどうにもならない、と
苦虫を潰した表情のまま若者を労い、送り返した]

くそったれ。

[1人になった部屋に机を叩く音だけが響いた]


―回想―
[日々舞い込む赤紙、そして、死亡届。戦場から遺体が戻ることはまずない。遺族に届くのは遺髪、もしくはドッグタグのみ]

いい加減にしてよ。なんで…なんでっ!

[自宅に戻ってやるせなさを募らせるだけの日々。
せめて、この村で安らかに眠らせることができれば…
まだ、いいのにと思っていた]


―回想・数年前の夜―

 母さん、ごめんね。
 ううんアタシが弱いってだけ。
 もうこれ以上弱る母さんを見てられないから、サ。

[ベッドに伏せる母、父は生まれた頃から居なかった
 二人きりの家族だった、ずっと]

 先、行って待っててくれないかな。
 いるんでしょ、向こうに父さんが。
 いーよ、そんなだと思ってたよ。

 だから、ごめん。

[死んで、くれる?]


[――翌日、ヨーランダの所へ向かう女の姿
 そしてその夜は葬儀となった**]


  − 回想 戦火の中 −

[男は兵士として、指揮官としては優秀だった。
だが戦火の中、人間でありすぎた]

もう…あいつら死んじまってるんですよ? そこまでしなくても。

[思わず上官に立て付いたのは、敵兵達の遺体を見せしめとして
焼却しろと言う命令が下ったから。
先程まで交戦していた年若い少年兵達の顔は覚えている]

焼いてしまったら…遺族の元に戻してやれないじゃないですか。

[死の際に大事な人の名を呼び続けた仲間の声が耳に残っている。
彼らの遺体も形見も持って帰る事が許されない、出来ない
自分の不甲斐無さに何度悔し涙を流した事か。
それが敵兵であろうとなかろうと関係なかった。
彼らが帰りたいと願った地に、
帰りを待っているだろう人の所に、返してやる事も出来ず。
出来た事は焼け爛れた彼らに酒を掛けてやる事だけだった]


[そして敵兵の遺体を焼く事を拒んだ事を理由に降格処分となった。
さっさと一番苛烈な前線に送り込めばいいものを、なまじ
身分のある家柄の出身の為に生かされてしまったと言うべきか]

前線に立てば、もう何も残らない。
生きて帰ってくる事も、欠片となって帰って来る事も。

それならいっそ……嘆き悲しまれるかもしれないが…。
大好きな場所で、大好きな人達のいる場所で死んだ方が…。

[他の軍人たちの前では口にしなかったが、
同じ想いを抱えた者をこの村で見つけたのは偶然だったのか]


[一人殺してしまえば
 二人三人と手をかけてももう心は痛まなかった

 何より、招集されたらもう帰ってくる見込みは低い
 それよりは、と――時折常連客が減ったのはその所為]

 遠くの地で死ぬより、此処に居なさいよ。
 ……アタシを置いて行かないで。

[女の顔は変わること無く、いつでも店では笑顔のまま]


―自宅―

[誰もいない家にただ一人、もちろん家事はひと通りこなせるし、不自由をしているわけではない。時折来る父親からの手紙が唯一の慰めである。
しかし、父は、生きてここに戻れると思ってはいないようで。]

『せめて、この村で死ねたらと思う』

[手紙に、事あるごとに書いてあるのを見て、切なくなる。]

そうだよね…ここで、ここに骨を埋めたいよね…

[手紙の文字をなぞりつつ、溜息をつく]


[それを知らされたのは、上司のハワードが徴兵された時、村長のアルフレッドから直々に聞かされた]

『君を信頼して、君に託そうと思う』

[酒場の女主人が、徴兵されるくらいなら、この手でと言って人を殺めていること、そして、ハワードはそれを事故、病死として書類を改竄しているのだということを。]

『これからは、君はその役割を担ってくれないか』

[父からの手紙のこともあり、快諾したのである。さらに、自らも、もともと病弱だった母に手をかけたのだ、もちろん、病死として処理をした。]


[かなり無理をしているのは承知の上でこの酒場に足を運ぶ。
そのほうがいろいろと都合がいいからである。]

“仕事”は順調ですか?

[一人暮らしで咎められることもないのが幸いしているのかもしれない。それと、駐留している軍の人の顔を覚えるにも好都合である。]


[同じ思いを抱いていたからだろうか
 年齢差はあまり感じないまま打ち解けた
 というよりは、――知られていた]

 ええ、そこそこに。
 貴女も、大丈夫?

[頬を撫でようと手を伸ばし、そっと触れる
 ちら、とホレーショーにも視線を送り
 癖のように肩を竦めた]


[姿を見せたセレストと彼女を労わる様に伸ばしたダーラの手を見遣る。

あの細い手はどれだけの哀しみを散らしたのだろう。
どれだけ涙を拭ったのだろう。
どれだけの哀しみを見送ったのだろう、あの2人は。

だが口には出さず一瞬だけ目を瞬かせて合図を送った]


こちらは、大丈夫ですよ。

[頬に触れたぬくもりを感じ、笑顔で応えた。
ダーラの視線を追って、ホレーショーを見、笑顔のまま会釈する]


 そう、ならいいけれど。
 泊まっていってもいいのよ?

[笑顔のセレストに心配そうな顔は髪を揺らした]

 ……もちろん、ホレーショーも。


歩けなくなったら、お言葉に甘えちゃうかも

[ちょっと舌を出して、照れ笑い。
お酒は実は弱くないのだが、寂しさのあまり宿に泊めてもらうこともある。]


あ、でも、お邪魔ならちゃんと帰りますよ〜?

[チラリとホレーショーの方を見て、ニッコリ微笑んだ]


 やーだ、毎日でもいいわよ。ホント。
 ……ホレーショーは別料金ネ。

[黒髪を思い切りわしゃわしゃと撫でる]


俺は美女2人で両手に華なら何時でも歓迎だぜ。

別料金って金取るのかよ。

[差別だ差別だと小声でぶつぶつと。
だが宿を借りるつもりではいた。
新しく届いた赤紙の存在。
もうこれ以上見ていられないと。
この村に彼らを残す為に2人と話し合う事が必要だろうと
思っているのは確かだから]


わふっ

[頭を撫でられて咽そうになる]

もう、せっかくのカクテルこぼしちゃう…

[不満気な声を出しつつ、顔は満面の笑みである。嬉しくてたまらないのに、照れ隠しで文句を言っているのだ]


 あーったり前じゃない。
 二食付きなだけいいと思って頂戴。

[他に宿泊しているのはヤニクだけで
 全くの無償で貸し出すのは、少々痛手で]


 ……ヤニクには、気付かれないようにしたいわ。
 あの子本当にいい子だから。


 あーん!セレス可愛いッ。

[照れ隠しもいつもどおり、これだから甘やかしたくなる
 小皿に軽いつまみも出してまたぽふんと撫でた]


あーなんだか…やっぱりお言葉に甘えて泊まらせてもらおうかな。

もちろん宿代は払いますよ?

[役所勤めゆえに一応給料は入る身である。]


[勿論ブローリンまではいかないが、これ位で酔う筈も無い。
千鳥足でベッドに着けば直ぐに素面に戻って音を立てずに
抜け出す]

人殺しは俺の仕事だ。
あんたたちがこれ以上哀しみを増やす必要はない。
今迄辛い思いさせたな。
俺に召集令状が届かない限り、俺がやるから。

[女主人にそう告げた顔は真剣そのもので、けれど瞳は
労わりに満ちたものになっていただろう**]


女に生まれりゃ良かったな。

[じゃれあう様に見えるダーラとセレストを羨ましそうに見つめて
ぽつりと呟いた**]


 あら。セレスは本当にいいのよ?
 ホレーショーがたっぷり置いてってくれるみたいだから。

[くすくすと、しかしどうしてもというのなら
 負担にならない程度に]


やっぱ女怖いわ。男は弱い生き物だな。

[ダーラに男女差別だと口を尖らせるが、口で適う筈も無く
財布を抱きしめて泣き真似位はしただろう**]


[飲んでいた時とは違う真剣そのものの顔で戻ってくる姿に
 驚きは浮かべどこちらも真剣な顔になる]

 ……ありがたいけれど。
 アタシがやりたくて勝手してきたのよ。
 全部をアンタに背負わすなんて甘えたことだめよ。

 ――共犯者、それがいいわ。

[誰が召集されるかわからない今
 ホレーショーだけに頼る訳にもゆかない

 何より自分で決めて始めたことだ
 その決意は彼が思うもの以上だろう]


そうなんだ〜ホレーショーさんに甘えていいのかな?

[首をかしげる。それでも、少しは払う心算である。]


ホレーショーさん、泣かないで。
私もちゃんとお金だすから。ね?

[泣きまねするホレーショーの頭を撫でてみたりして。
ホレーショーがダーラに話す言葉を耳にすれば]

ダーラさんがやってることはバレませんよ。
まぁ、私たちのやってることを見ぬく人はいるかもしれないけど。
証拠は、残しませんから。

[上手く処理をするのが役場側にいるセレストの仕事だから]


[カウンター越しとは違う真剣なダーラの返答に表情を緩める]

やっぱ最終的には女の方が強いな。

[崩れない強い意志に口角だけでなく両手を挙げて降参とおどけ]

もうすぐ総力戦になる。
年齢も性別も関係なく国は無差別に招集する気だ。

宜しく。

[最後の宜しくは、共犯者と言う事にか、殺人に対してか、
セレストの言葉にか、それとも全てにか。
少しだけ悲しそうに目尻を下げてそう告げた**]


【人】 本屋 ベネット

―本屋―
[浅い眠りの中、今日を繰り返す夢
酒を届けに来たダーラと交わした他愛もない話で場面が止まる
>>8酒場に誘う彼女へ
晩酌のお供なら此処でと甘えて見せる
店を閉めてまで付き合ってくれる筈もないから
わかっていて交わす冗談のようなもの。

酒場に行くと、刺さる好奇の視線
何故お前は此処にいるのかと
戦地に向かわなかった青年を責める者も其処には集うから

人の集まる場所には出ない。
臆病だと言われれば、素直に認めよう
何時もの薄笑いで。

この村から離れたくない。
帰ってくるかもしれない父と親友を待ち
戻らない祖父の墓を守り続ける為に
それから――――]

(65) 2012/03/24(Sat) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

[朝早く
青年は起き出し、身支度整えながら窓の外を見る。

空模様は如何程か**]

(66) 2012/03/24(Sat) 10時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 10時半頃


 アタシも色々見たからね。
 今更戻れないのよ、強くないから余計に。

 伝言があればこの部屋か、カウンターにお願い。
 私は余り出歩かないし、お酒位なら提供するわ。

[料金は、半ば冗談としても宿屋が機能するのは
 純粋に喜ばしい事だ、独り身としても]


[サイモンが泣きわめきつつ]

『この村に、骨も埋められないなんて、嫌だ!!!』

[と言ったのを、聞き逃すことは…できなかった。]


―回想―
[母に手をかけたのは、母からの願いだった。すでに父は徴兵され、母一人娘一人で何とか暮らしていた時に、国が女子供も徴兵をすると決定した。
その決定を受けて、自分を殺してくれと、頼んできたのだ。

もちろん、はじめは泣いて拒否したが、
病気のために、起きることもできなくなっていた母は、

『もしあなたが徴兵された時、私が気がかりで動きが鈍くなってはいけない。
それになにより、これは親孝行なのだ』と強調してきた。
次第に、母の強い願いなのだということを理解して]

これが…母さんの、願いなんだね?

[何度も念を押した、そして、そのたびに母は頷いた。

母の顔は安らかだった。苦しみから解放された、そんな顔だった。
この顛末を知るのは、相談した村長と上司のハワードだけだった。]


―回想―
[その顛末を知った村長の計らいで、いまの職を得ているのである。
ダーラの事を教えられても、不思議はなく、ハワードの後任としても、もってこいの人材…だった]


[またやってきてしまった赤紙。
自分にはどうしようもない。やるせなさに唇を噛む]

ここで…ここでサイモンさんを殺すことはできないの?

[それは許されないのだろう。赤紙が来てしまってからでは。]


―回想―
[母に強く請われたとはいえ、手をかけた事実に変わりはない。

そして…]

自分が…楽になりたかった…のは…否定出来ない…のよね。

[自分が徴兵された時に思い残すことがないように、
未練を残さないために。
母がそう願ったと思いたかった。
でも、やはり、自分が願ってしまった――…弱さから。]


[だから、時折依頼される“改竄”に、なんの躊躇いもなく加担できたし、ダーラに共感してもいたのだ。]


[そして、目の前でうろたえる同僚を見て、いっそこの手で…
そう思ってしまうのである。

今は書類の改竄だけだろう。しかし、もし自分が実行役をすることになっても、躊躇いは…ない。]


【人】 本屋 ベネット

―本屋―
[白いものがちらつく空模様を確認すると
青年はいつものように店を開ける準備を始める]

 あ

[ふと、今日が集配の日だと気づく。
戦争前なら、毎週街から本が入荷する日。
けれどこの数年、娯楽の類は規制されるばかり]

 ……自粛していた方が良いんだろうけど

[青年は自嘲しながら扉の鍵を開ける。
本屋に向かっている人が居るなど、今は知らず]

(107) 2012/03/24(Sat) 22時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 22時頃


【人】 本屋 ベネット

[店を開けて、茶を淹れようと踵を返しかけた所で声がかかる]

 おや、おはようございますエアリスさん
 っと
 貴方もとは珍しいですね、ヤニクさん
 まさか本を買いに来たわけでもないでしょう
 どうしましたか

[振り返った先の二人
エアリスには穏やかな笑みを
ヤニクには少しからかい交じりの視線を夫々向ける]

 エアリスさんは……嗚呼、あの本の続きなら
 まだ入っておりませんが
 別の何かお探しですか?

(113) 2012/03/24(Sat) 22時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/24(Sat) 22時頃


【人】 本屋 ベネット

―本屋―

 本の規制はずっと厳しいままですからね。
 ……思想が反映しているらしいといわれれば即発禁処分ですし

[続きが入るのは何時になるやらと、其処までは言わず
お勧めを問われ、少し考え込む]

 そうですね、エリアスさんは随分読まれてらっしゃいますし
 ……こちらの手記など、如何でしょう
 あまり明るい話ではないのですが

[差し出したのはとある結社の手記。
御伽噺の怪物が現実に出で、疑心難儀の中で人々が明日を探していく話]

(121) 2012/03/24(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ええ。
 ですから、この店に監査が入れば
 半分以上の本が処分されてしまいます。

[恐ろしいことだと、身を震わせてみせる。
軍人である彼の出入りも、一番最初はついに処分が下るのかと
蒼白な顔で迎えたのを思い出す。
結局、客としてきたことを理解するまでに大分間があった]

 ……ですが、実際この村に人ならぬものがとなれば
 どうでしょう、エリアスさんは家族を疑えますか?

[面白そうだという感想があがり、青年は口元に笑みを含ませた]

(129) 2012/03/24(Sat) 23時頃

   ー 昨夜 −
いや、ダーラ。
あんたは、いや覚悟を決めた女がこの世で一番強いって
親父も言ってたぜ。

[同じ軍人でもある父の言葉。
息子も息子なら父も奇異な軍人であった。
人を殺した数より殺さずに攻め落とした数を誇る。
息子が軍に志願した時は喜びでは無く哀しみで頬を濡らした]

「ホレーショー、この時勢で軍に入ると言う事は、
誰かの命を奪う事だ。
誰かの希望を、願いを、想いを踏み躙る事だ。
どれだけ罪深い事か、拭う事の出来ない罪を背負う事になる。
その罪を真正面から受け止め、逃げない覚悟が無いなら止めろ」

[そう言って酒を寄越した父に、へらっと笑って盃を返した]

「でも俺が出れば、他の誰かは行かなくて済むだろ?」
[そう軽く返した言葉に父は馬鹿だと一言だけ告げた]


親父も強かったけど、その親父が強いって言ったんだから
女は強いよ。

[父の声が耳に蘇り、へらっと笑いながらもう一度口にした]

ま、力仕事が必要なら言ってくれ。
あ、そういやセレスト、通信機、あれ役場のか?
それともお前のか? 
俺も一応仕事柄通信機持ってて拾ったんだが。
周波数がちょっとずれててはっきり聞こえなかったんだ。
後でちゃんと合わせさせてくれ。

[何となくセレストの声ではあるとは思ったので、
通信機について確認を取ると、
ダーラとの連絡方法も了解する]

OK、ラブレターと一緒に届けるわ。

[そう言って笑う顔はいつもの顔]


【人】 本屋 ベネット

―本屋―


 ひとつ恐ろしいのは、
 その本が「手記」であるということでしょうか。
 事実と小説との境目はとても曖昧です。

[嘘か真か。
青年の周りには常に緩やかな時間が流れている。
現実は店の外、まだ知らず]

 たとえば何気ないこの日常も
 書に書き起こせばたちまち物語に変わります
 日記など、つけてみた事はありませんか?
 読み返せばそれだけでも、楽しいものですよ。

[新しい本の変わりになるものを、勧めてみたりもする。
客商売としては、あまり上手ではない。
静かな空気が流れる店内
少しして、小さな腹の虫が鳴く]

(133) 2012/03/24(Sat) 23時半頃

―昨夜―

[通信機について聞かれる]

父が技師でね。これは、父が残してくれたもの。
今日は、ダーラさんに渡したくて、もうひとつ持ってきたの。

[もう一つの通信機を取り出す。]

でも、いつ壊れるか分からないし、手紙のやりとりもありだと思う。

[渡すタイミングが見つからなかったので、酔ったフリして二人になるタイミングをはかった。
ダーラが断らなければそれを渡し、周波数を合わせた。
それは軍隊も使わない周波数]


―昨夜―
手紙…
私も、何かあったら、…間違えてはいけないことは、手紙にしていいからしら?

[通信機は聞き間違いも多いためである]


【人】 本屋 ベネット

 …………そうですね?

[仄かな笑みを流し見遣り、青年は視線を落として頷いた]

 日記は、ですが
 読み返す事で新しい発見もあるものですよ。
 何の変哲もない日常の中にも、世界は生まれるものですから。

[腹の虫が鳴くのには、ゴホンとひとつ咳払い。
ごまかせたかどうか、エリアスは気づかなかったようだとほっとして]

 おや、良いんですか?
 お買い上げありがとうございます。
 帰り道、お気をつけくださいね。
 お姉さまにもよろしくお伝えください。

[ほんの会計を済ませ、エリアスを見送る。
それから漸くヤニクへ向き直った]

 ……聞こえてしまいました?

(138) 2012/03/24(Sat) 23時半頃

  − 宿舎 −

[宿舎に戻ると早速不幸のメッセージの件を知る事になる]

なんで兵隊呼ばねえんだろうな。

[ぼそっと呟いた言葉に誰も答える者はいなかった。

部屋でセレストから預かった通信機を手にして回線を開く]

赤紙……村人に出ろだとよ。

[機械を通じても少し疲れた様な声は聞き取れただろうか]


[通信機の声は聞こえてきた。が、今まさに赤紙をもらって頭を抱えている人物を目の前にしている状態では]

サイモンさん…辛いわよね…赤紙がきて…

[呟くように状況を知らることしかできなかった]


サイモン……。

[通信機から届いた囁きに混じって慟哭が聞こえた…気がした]

サンクス。

[死にたくないっ!と叫んだ敵兵を思い出す。
お母さん、と泣きながら逝った部下の声が離れない。
返してやりたかった。
愛する者、大切な者の傍に残してやりたかった。
戦場で積もった慟哭が心を揺する。
絞り出す様に漸く通信機に一言だけ呟いた]


―昨夜―

 ええ、手紙で残っていた方が……
 残せないものは、この機械で。

 ……大丈夫だと思うわ。

[使い慣れない通信機なる機械をそっと撫でた]

 わからなかったら、うん、二人を呼ぶことにするわ。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/25(Sun) 01時半頃


前線に消える前に彼らをこの地に残して遣る事……。


[しかし、ダーラのほうがより大切な存在であることは、
紛れも無い真実なのだが
それは、…その真意は、村人には悟られてはいけないと思っていた。]


【人】 本屋 ベネット

―本屋―

[青年の手には渡された楽譜>>183
気をつけて持たないと、バラバラと散らばってしまいそうな]

 うちは修理屋ってわけじゃないんですが
 これは……直さなくてはなりませんね。

[形見だと聞いた。
彼女の童話同様らしいと一人思う。
赤褐色の染みを見ながら、怯えるでなく
其処より先を見るような視線
受け取って、エリアスを見送った後]

 ……そのようで。
 ブランチにしたいところですが、人前で食事は出来ませんからね
 怪物の食卓には、とんでもないものが並びますよ。

[ヤニクの返しに少し赤くなった頬を緩めて笑んだ]

(186) 2012/03/25(Sun) 08時頃

【人】 本屋 ベネット

 なんて、冗談です。

 でも――本当に怪物であれば、
 人のつまらない争いなんて、喰らい尽くしてしまえるのに

 ヤニクさん
 戦争が終わったら、旅を続けられますか?
 春はまだ見えませんから……今終わっても雪が消えるまでは
 是非、留まって欲しいものですけれど。

[机に並んだ栞が、またひとつ売れていく。
瞳を細め、金銭受け取り会計を済ませながら
独り言のように語り掛ける]

 年の近い男は皆、戦争に借り出されてしまいましたから
 貴方がいなくなると、私の友人は女性ばかりになってしまいます。
 ……寂しいじゃ、ありませんか。

(187) 2012/03/25(Sun) 08時頃

【人】 本屋 ベネット

 私はもっと、貴方とお話したいんですから。
 営業中の店とはいえ
 毎回用事を作ってこなくても、良いんですけどねぇ。

[栞を簡単に包んで、差し出す]

 楽譜、お預かりしますね。
 直す経過を見るのを口実にでも、またいらっしゃい。
 
[幾度の会話の後、青年は店の戸口まで出て彼を見送り
また小さくなった腹を押さえ、ゆるりと店内に戻る。
栞の売れた代金を、ミッシェルに渡さなくてはと思いつつ**]

(188) 2012/03/25(Sun) 08時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/25(Sun) 08時半頃


今夜教会の裏のモミの木の下に俺はいる。

[それだけを彼に伝えた。
来なければ明日彼を戦士として見送る。
来たのなら……この村で……]


[1人になって通信機の回線を開き、サイモンとのやり取りを話す]

……サイモンが望むなら…俺はあいつを眠らせてやりたい。
部外者の俺じゃダメだってならともかく、どうかな。

[許されない行為だと判っていても衝き動かされたのだ。
調子の良いいつもの声では無く
少し泣き出しそうな弱々しい声で、共犯者達に問うた**]


【人】 本屋 ベネット

―本屋―

[簡単なブランチを終える。
日に日に食事の質が落ちていくのは仕方の無い事。
金銭得る方法が塞がれていくのだから]

 ……こういう時、ドアを開けたら其の先が目的地だった
 なんて物語みたいなことが起きたら良いのにと思うよ、本当

[昨日今日で一度に売れた栞の代金を小袋に入れて
青年は店の扉を開く。
キョロキョロと辺りを見渡した。
少し先には役場が見えるが、何時もと少し様子が違う]

 穏やかじゃないね。

[村の空気が、違う気がした。
青年は未だ赤紙の件を知らない]

(215) 2012/03/25(Sun) 15時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/25(Sun) 15時半頃


[回線を開いたままの通信機から届くのは途切れ途切れの声]

…なぁ…サイモン…特攻だってよ。
あいつだけじゃなく…この村に届く赤紙の先。

皆…もう…生きて帰れないんだとよ…。

なんで俺達じゃねえんだろうな。


同じ死ぬなら……この村で死ぬ方が…幸せかな。

[サイモンを励ます言葉も慰めの言葉も判らない。
ただ彼が望むものが一番幸せの様な気がした。

答えを求めているのか、いないのか。
自答するように声は暫く続いていた**]


[軍にいるホレーショーとつながっているおかげで情報は早く得ることができる]

…特攻…戦地ではもっと前からあったみたいね。
父からの手紙にあったわ。

[そうした情報は通信士として招集された父から、いち早く伝えてくれていた。暗号を使って。
しかし、それを口外することはとてもできない。
父からの手紙は即焼却して証拠を隠していた。
表向き軍需工場への出向ということで招集された女性も特攻で散っていることも…。]


【人】 本屋 ベネット

―本屋―

[戸口から役所の方角を見ていると
>>229ウェーズリーの姿が見える。
青年は少しほっとした表情で頭を下げた]

 ご苦労さまです、ウェーズリーさん
 ……今日も、配達はありませんか。

[新しい本の入荷が止まって一体どれほど経つか
戦時中ともなれば、難しいことだとわかってはいるけれど]

 本は、いいんです。
 私宛に手紙はありますか?

[そう問いかけながら、あ、と小さな声]

(238) 2012/03/25(Sun) 20時半頃

【人】 本屋 ベネット

 丁度良い
 お願いしたいものがあって

[言いながら、ぱたぱたと店の奥へ。
走り書きで、封書にしたためる短い文章
「昨日本の修復を終えました」
クラリッサに向けての手紙と
「栞が売れました」
そう記したミッシェル宛の手紙]

 ご面倒でしょうが、配達をお願いできますか。
 私が直接出向けば良いだけなんですけれど……

[用意した売り上げ金の袋を軽く撫でる。
昼間人通りのある場所へ向かうのは、少し躊躇いがあったから
丁度良いとばかり、二つの手紙を頼み込んだ]

(239) 2012/03/25(Sun) 20時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/25(Sun) 20時半頃


[母に手をかけた自分に泣く資格なんてないはずなのに、
それすら許してもらっているような…不思議な気持ちで]


[自分は、とても幸せ者だ。心配してくれる姉が二人もいる。
…でも、だからこそ、……二人に不幸になってもらいたくない。

特に、赤紙での出征は……認めたく…ない。]


[ヨーランダを欺いていることに、良心の呵責がないといえば嘘になる。
生きている限り、自分はあちらこちらで欺き続けて生きてゆくのだろう。

それも、自業自得なのかもしれない]


[母親の墓前で、ヨーランダとミッシェルを見遣る]

……もし、………

[口にだすのは躊躇われた。

『この村で、愛する人の隣で眠ることができるならば…
その道を選びますか』

という問い]


ベネットは、ウェーズリーを見送ると、店に戻ろうと踵を返した。

2012/03/25(Sun) 22時頃


【人】 本屋 ベネット

―本屋―
[店に入ったと同時くらいに、扉がなった。
直ぐに開いた店内には、青年ただ一人]

 ようこそダーラ
 私の胃袋の救世主
 今日もさみしんボーイにお恵みを?

[おどけて笑い、彼女を招き入れる]

 ……お店の準備もあるでしょうが
 良かったらティータイムを一緒に如何です?

[何時からか、彼女相手にも敬語を使うようになったのは。
紙袋を受け取ろうと手を差し出しつつ、取りとめも無く思う]

(264) 2012/03/25(Sun) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

 おや

[続く姿に青年は二度瞬いた]

 こんにちは
 ……でしょうね、貴方が本を読む姿はあまり想像できません。

[軽口に、青年も含む笑みで返しながら]

 宜しければ、ヨーランダさんもご一緒に如何です?

[そう言って、店の奥から椅子を持ち出してきた]

 戦争が終わって皆が戻ってきてくれたなら
 私も外へ出る事が出来そうなんですが
 流石にこのご時勢、私へのやっかみも多いんですよ。

(273) 2012/03/25(Sun) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

―本屋―
 寛大な御慈悲に感謝を。

[ダーラの笑顔へ、青年は大仰な会釈をひとつ。
袋を手に、三人分のティーセットを用意しにかかる。
程なくして、少し味の薄い紅茶が人数分。
乾燥させた香草で香りくらいは良いものの、矢張り食材も不足が見える]

 お待たせしました、お嬢様方

[栞が乗っていた机に布一枚敷いて
皿に盛り付けたパンの横にはカッティングしたチーズ
瓶のままのジャムにスプーンひとつ。
簡単な準備を、まるで豪華なディナーでも用意したかのような口ぶりで
給仕に化けた青年は片手を前に、丁寧なお辞儀をしてみせる]

 お二人とも、最近のご様子は如何ですか。
 ……今日は少し村が落ち着かないようでしたが。

[自分も席について、気になっていたことを切り出した]

(278) 2012/03/25(Sun) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ああ。

[貰った絵本と言うヨーランダの声に、青年は瞳を細める]

 あの方が居心地悪そうに選んでいらっしゃったのを
 私も覚えていますよ。
 お売りしたのは、先代(父)でしたが

[選んだ本は、今は発禁処分もの。
せかいで一番つよい国、だなんて
他所の国の作家が書いたものは皆アウトだ]

(286) 2012/03/25(Sun) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

―本屋―

 ……ま、もともと私自体出不精でしたがね。

[くす、と笑って自身の話は仕舞いにする。
お茶だけでというヨーランダにはハーブティーのみを渡しつつ]

 センスをほめてくださるなんて
 今日は本当におかしな日ですね。

 お店は何時もどおり
 私の店も、何時もどおりですね

[パンをひとつ手にとり、チーズを一枚挟む
外の様子、ヨーランダから聴いた言葉>>289
開いた口はそのまま閉じた]

 ……二人が……え、サイモンが……?

(290) 2012/03/25(Sun) 23時頃

ベネットは、眼を見開いたまま、二の句がつげずに居る

2012/03/25(Sun) 23時頃


【人】 本屋 ベネット

 ……これ以上、私達に何をしろと言うんですか
 犠牲は増えていく一方だというのに

[複雑な表情で、カップを両手に持ったまま視線を落とす]

 また、徴兵が始まるなんて

(297) 2012/03/25(Sun) 23時頃

 ほんとうに、男女も年齢も関係なく召集されるのなら。


 される前に、……この手で。
 この村に、皆で残るのよ。

[小さい呟きは二人には届かない大きさ]


どうせ汚れるなら、…いや、私が汚れることで皆が少しでも、幸せになれば、安堵できれば…


…この手で……

[母を殺めえたこの手は、決して清められることはない。
ならばいっそ、皆を…と、思ってしまうのだ。

そんなつぶやきは、誰の耳にも届かないだろうが]


【人】 本屋 ベネット

[年が近い二人の傍では、然程取り繕わぬ姿で居られる。
いつも感じられる居心地の良さは
今は会話の内容の所為で、拠り所のようにすら思えた]

 ……あれ、じゃあ
 村に居る軍人さんたちには、召集がかかっていないんですか?

[>>303ダーラの言葉に、眉根をひそめる。
続いた>>304言葉で、青年は唇を噛んだ]

 女子供にまで
 追い詰められた最後の手段、でしょうね

 …………見苦しい

[静かに、怒りと憤り含んだ声音で呟く]

(308) 2012/03/25(Sun) 23時半頃

[通信機を開く、ホレーショーの言葉は聞こえていたが
簡単に答えられる状況でなかった]

…本人が望むなら、叶えてあげて欲しい。

[自分の言葉の後に付け加えたのは短い言葉。
それに、全く嘘偽りは…ない。]


 ほんとうに、それがほんとうなら。

 アタシはもう、誰も失いたくないわ。

 母さんと同じように、もう誰も。

 残されたくないのよ……!


【人】 本屋 ベネット

 でも、ダーラ
 黙っておいたとしても、いずれこの村にまで及んだら

[笑みの完全に消えた顔を、ダーラに向ける]

 ……いや、まだそうなるとは限りませんよね
 すみません

 私も勿論、他言なんて出来ませんよ。

(312) 2012/03/25(Sun) 23時半頃

 厭よ、厭だわ。

 これ以上この村から、誰も出てゆかせはしないわ。
 だから、ねえ。

 ……私の手で。また、母さんのときみたいに。
 そして、―――や――のように。


【人】 本屋 ベネット

[笑顔を失ってしまっていたことに気づき、口元を歪める。
>>317謝罪には首を振った]

 ……ヨーランダさんが謝る必要はありませんよ。
 悪いのはすべて、現実を認めようとしない国の上層部の面々でしょう
 愚かな行為だと、終わってから気づくのでは遅いのに。

[この二人ならば、国を否定する言葉でも他言は無いだろう
青年は内心を吐露し]

 覚悟を決める準備だなんて、やめて下さいダーラ
 貴女を失いたくないのは、私も同じですよ。

[二人手を握る光景を、視界に納めながら
弱弱しくはあるが、努めて微笑みかけた]

(327) 2012/03/26(Mon) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

 もしもくるなら、私が先でしょ
 健全な肉体を持つ成人男子、とやらに当てはまりますし
 ……あなた方より多少は頑丈に出来ていますから。

[>>325何でも、といわれて思わずそう返したが
青年は間を置いて]

 ……ヨーランダさん
 
[墓を頼むといわれると、青年は思わず口元を手で覆った。
首を振る]

 仮定の話です。
 仮定の話ですが、もしあなた方に赤紙が届くなら
 その名は私へ書き換えておしまいなさい
 
 本屋一つ潰れたところで、図書館に改造でもしてくれれば問題はありませんから。

(333) 2012/03/26(Mon) 00時頃

ベネットは、机の脇にある、修繕前の楽譜がふと目に留まった。

2012/03/26(Mon) 00時頃


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