126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
―回想・森にて白狼と出会う―
[急に姿を現した幌馬車に驚き、何が起きたのかと周囲を見渡す>>0:196。 と、馬車が来た方向に、何者かの白い影を認めた。]
魔物…?!
[薄暗い森の中で白は目立つ。この雨の中、野生の動物とも考えにくかった。 思わず半歩身を引き、腰のレイピアに手をかける。]
(24) 2013/06/13(Thu) 01時半頃
|
|
[しかし、どうやら様子がおかしい。 後ろ足を引き、ゆらりと近付くそれは、魔物と異なり無害に思えて。]
……? ワンちゃん…?
[馬車から振り落とされたのだろうかと、暫し思案する。 それにしても、こんな所に犬を連れてくる人がいるのだろうか…?
疑問に思いながらも、その獣が傷ついていることに気付き駆け寄る。]
(25) 2013/06/13(Thu) 01時半頃
|
|
[ぱたり。 傍に寄ると、白い獣は力尽きたようにその場に倒れ込み>>0:202――
――人間に、変わった。]
わっ!わゎ! ひ、人?! 何?どういうこと…?!
…えぇっと、ひとまず! 大丈夫、ですか?!
[困惑しながらも思うことは一つ。手当てをしなければ。 どこか、落ち着いて…少しでも雨露を凌げる場所に…。 見た所そんなに身長差があるとも感じない。担げさえすれば、]
んしょっと…
[周囲に適当な樹木を探して、ブーツの力で一足飛びにそこを目指した。]
(27) 2013/06/13(Thu) 01時半頃
|
|
―木陰にて・ヴェラの治療―
[木々を覆う葉が、いくらか雨を遮ってくれる。 担いでいた怪我人をそっと降ろし、幹に背をもたせかけるようにして。]
待ってて。すぐに、治すから…
[そっと顔に手を添え、覗き込む。 その人の睫毛は微かに震えて、わずかながら意識があることが伺えた。]
…綺麗な人。
[こんな時だと言うのに、そんなことが頭を過る。
怪我をしているのは足だけだろうか。 他に痛むところはないかと、腕や背に触れてヴェラの反応を確かめる。 …きっと女性だろうと思ってのこと。]
(31) 2013/06/13(Thu) 02時半頃
|
|
[痛みに対していくらか反応があっただろうか。 ローブの下から一冊の書物を取りだし、治療を開始した。
厚めの表紙を開き、中身が濡れないように羊皮紙を手早く1ページ分ちぎり取ると。 それはフワリと広がり、書き連ねられた文字が青く輝き始めた。
魔法で作り出されたヴェールは柔らかくヴェラの傷を覆い、それを固定するかのように文字列がスルスルと移動する。 青き光の紐は固定を終えると輝きを失い、ヴェールもまた、肌と一体化して消えた。]
これで、よし、っと。
[満足げに頷いて、微笑む。 とても、小さなことだけど。自分の魔法が人の役に立ったのが嬉しくて。
…私が魔法を使う理由。 それは人を救う為に、と。]
(32) 2013/06/13(Thu) 02時半頃
|
|
[そういえば、と思いだしたのはヴェラが落としたもの>>0:202。 ブーツを使えば、その場を離れるのも一瞬のこと。 出会った所まで引き返し、毛皮を手にし、雨で泥を洗い落とす。
戻ってくると、かの人は意識を手放そうとしているではないか。]
(33) 2013/06/13(Thu) 02時半頃
|
|
お願い!目を開けて!
[さきほど自身が治療したばかりだというのに、 そのまま目覚めないのではと怖くなり、思わずそう叫んでしまった。 あの時のように。この人もそのまま、永遠の眠りにつくのでなないかと。]
[ヴェラが意識を取り戻し、会話が可能になれば、事情を訊ねただろう。 幌馬車の御者について、何か聞くことができたかもしれない。
彼の体力の回復を待って、立ち上がることが可能なら手を貸し、ブーツの魔法で幌馬車を追いかけ村へと向かった。]**
(34) 2013/06/13(Thu) 02時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/13(Thu) 02時半頃
あーあ、そんなんじゃやられちまうぜ?
[人の耳には遠くに聞こえても、魔性の道に足を踏み入れた男の耳にはかつて御者だった魔物の声がはきと聞こえていた。
村への魔物の接近は三人があちらに向かう前に感じ取っており、その上で休憩を取っていた。
―声から感じ取れたのは魔物の劣勢。
息をつきながら口にしたのは、人には聞こえぬ声。
呆れたようなその声には、村に向かう際に容赦なく屠った魔物に対するように、感情は籠められていなかった。
三人の魔法使いと対峙する魔物に、その声は届いたかどうか。
―聞こえたとしても、解する余裕はなかったかもしれないが。*]
|
―ヴェラの体力が回復するのを待ちながら―
[白い毛皮の水気を絞って、なるべく体が冷えないようにとヴェラの肩に掛ける。 意識を失いそうだった彼に驚き思わず大声を上げてしまったが>>34、 無事を確認できれば、休息のために暫しの眠りに就くのをそっと見守ったかもしれない。]
[どれほど時が経過しただろうか。 降り止まない雨の中で。太陽の姿も見えなければ時間の感覚も麻痺してくる。]
雨、止まないね…。
[自分たち以外に動くものもない、変わらぬ景色を見つめながら、ぼんやりと。 ヴェラの意識の有無に関わらず、そう呟く。 思考はぐるぐると取りとめもなく巡り、]
(37) 2013/06/13(Thu) 22時頃
|
|
…どうして、魔物化しちゃうんだろう。 欲望が…願いが、姿形を変える原因になるって。 何かを強く願うことは、いけないことなのかな…。
[ぽつりと、独りごちて。]
人だけじゃなくて…動物や植物も、何かを欲して、 それが叶わなくて魔物になっちゃうんだよね、きっと。 彼らは何を考えてるのかな。 何を願って、あんな姿になっちゃうのかな…。
(38) 2013/06/13(Thu) 22時頃
|
|
[周囲の木々より一回り大きな樹木の下で。 体を預けている幹に手を当て、ふと上を仰いで、]
あなたも、何かを想っているのかしら。 私には、動植物の声を聞く力はないけれど。 …場所、貸してくれてありがとう。 雨ばかりで動物もいない、こんな寂しい所だけど、 あなたが魔物化しないでいてくれたらいいな。
[ヴェラがこの言葉を聞いていたか、また聞いていたとして何を思ったかは定かでないけれど。 休息の場に選んだ大木に礼を告げ、そろそろ移動しようと同行者に微笑んだ。]
(39) 2013/06/13(Thu) 22時頃
|
|
あまり無理、なさらないでくださいね。 私の移動魔法があれば、村までそうかからないと思いますので。 飛ぶタイミングさえ合わせていただければ、一緒に移動もできますから…
[そう説明して、ヴェラの手を取って。 幌馬車の消えた方角へ一歩、踏み出す。]
(40) 2013/06/13(Thu) 22時頃
|
|
[数歩のうちに村の入り口に着く。 ぬかるんだ地面は、どうやら荒れているようだった。
そこに御者の魔物が現れ、戦闘が行われたことを知るのはもう少し後のこと。
その場に魔法使いが留まっていれば話しかけ、 そうでなければ雨を凌げる廃屋を見つけてそこへ向かうだろう。]
(41) 2013/06/13(Thu) 22時半頃
|
ソフィアは、二人が去った後。ざわり、と巨木が動いた。かもしれない…**
2013/06/13(Thu) 22時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/14(Fri) 00時半頃
|
―ノア・入口にて―
[ぬかるみに足を取られないよう注意しながら、村の奥へと向かう。 暫く進むと、そこには馬車だったと思しき物の残骸が見えた>>43。]
……! あれは…っ
[魔法使いとして生きることを決意した以上、覚悟はしていたけれども、 実際に人型の魔物を見るのは初めてで。 遠目にしか確認はできなかったが、怖くて近付くことができず、足が止まってしまう。]
(64) 2013/06/14(Fri) 00時半頃
|
|
[と、そこに声をかけて来る人影が>>42 どうやら同行者の知り合いと見えて。 ヴェラへの問いかけに、彼は何か返事をしただろうか。]
[自分より背の高い青年に任せた方がいいだろうとヴェラを預け、案内される方へと歩きだす。 …先導するイアンに続きながらも、一瞬足を止め後ろを振り返り、]
人、だったんだ…アレ。
[ふと足元を見れば、車輪だった物の一部が落ちていて。 拾い上げて、ローブの裾で泥を擦り落とす。]
…帰りたかった、よね。 一緒に、帰ろう?
[せめてこれだけでも。 …救いにもならないかもしれないけれども。]
(65) 2013/06/14(Fri) 00時半頃
|
|
[人型の魔物を見た動揺を抱えたまま、 しかし遅れた分、早足でイアンを追うと。>>44]
あのっ…はい!魔法使い、です! ソフィアです、よろしくお願いします!
[勢いよく頭を下げる。 歳は近そうだが場慣れした雰囲気を感じる…恐らく、先輩。 敬語を使っておけば間違いないだろう]
その、私、遅刻しちゃって… それで走ってたら馬車が来て、轢かれそうになって、 で、白いワンちゃんを見かけたんです…
[何があったのか、という問いに、 慌てて答えようとして、支離滅裂な言葉を並べ立てる。 人型魔物を見た動揺は想像以上で。頭の中は混乱したままで。 …困り果てて、イアンを見上げてしまった。]
(69) 2013/06/14(Fri) 01時頃
|
|
[そうこうしている内に廃屋に着き、 中を見れば、静かな空気を纏う女性が一人、火に当たっていた。
困惑し続ける少女に、青年は焚き火を勧めてくれる。 遅刻して移動魔法を使った分、街を出てそう時間は経ってないはずだけれども、]
あったかい…。
[光源があるということにほっとして。 座って一息ついたところで、先に火に当たっていた女性が名乗りながら乾いた布を手渡してくれた。>>56]
(70) 2013/06/14(Fri) 01時頃
|
|
あ、ありがとうございます…!
[ローブを脱ぎ火の傍に腰をおろして、濡れていた顔と髪の水気をそっと押さえ、]
……っ
[布を顔に押し当てたまま下を向き、暫し。]
(あれが、人型の魔物。…魔物になっちゃった、人。 人。人なんだ。それを、私たち魔法使いは…)
[緊張が解けたら、どっと感情の渦に飲み込まれて。 気持ちの整理が、付かない。
…話に聞くのと実際目にする現実が異なるのは、よくあることではあるけれど。]
(71) 2013/06/14(Fri) 01時頃
|
あーあ。
折角魔物になったのになぁ。
[コリーン達の一部となった御者の魂。
生贄にされた事が伝われば、少し残念そうな声を。
倒された上に、魔法使いの糧となるとは。
魔物となって間もない上、魔法使い三人を相手にしたのであれば仕方がないか。]
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/14(Fri) 01時頃
ソフィアは、炎がはぜる音を聞きながら、大きく深呼吸。落ち着け…落ち着くのよ私…**
2013/06/14(Fri) 01時頃
へぇ…、どっから分かったんだろ。
上手くやってたつもりだったんだけどな。
[ヴェスパタインからの伝令。
―つまり、今回の対象は自分、という事になる。
多少派手に動いた記憶はあるけれど、それが見つかる切っ掛けになってしまったか。
敵対する意思はなかったのだが…、自分はまだ死ぬつもりはない。]
…ヴェスさんは厄介だよなぁ…。
[一人、何処かに潜伏する事を選んだ今回の隊長。
戸惑ったふりをしつつ、どうしようか、と思考を巡らせる。]
―ヴェスさん。
出来たら、あんたが今回の隊長じゃなければ良かったな。
[最悪、彼を手に掛けなければならないという結論に行きつく。
―それは、焚き火に当たるもう一人の片腕のヴェラもだけれど。]
/*
中身発言にて失礼致します。
赤ログは見えていらっしゃいますか?
出来ればそろそろヴェスさんをキリングしに行こうと思うのですが。
自分はこうしたいと言う要望などありましたら、意思表示して頂けると嬉しいです。
こちらとしては、23時くらいまでなら何とか…。
遅くなってしまい、申し訳ありません。
俺が縋るモノなんてもう何も無い。
[黒く染まった右手をじっと見つめる。
この手を優しい手だと握ってくれた人がいる。
只人でありながら俺を愛してくれた女性。
とても大切な女性だったのに。
顔ももう思い出せない。
助けたかった。
それなのに。
一撃で消えた命は救済も贄にも出来なかった]
『タスケタカッタ タスケラレナカッタ』
[嘆きが呼び寄せた『聖杯』
魔力を、命を喰らい続ければ。
いつか]
『タスケラレル?』
[誰を助けたいのか。
定かではない記憶の中。
それでも俺は求め続ける]
さっきから煩い。
[幌馬車の時も今もぶつぶつ聞こえる声に一言だけ]
死にたくないなら殺せ。
[俺はそうすると、意志表示にも見える冷徹な言葉を投げる]
/*
遅くなり申し訳ありません。
ヴェスパタインに付いてはお任せします。
こちらも今日中には表に出ますので。
[アヴァロンの情報網は伊達では無かったようだ。
こうやって二体の魔物を集められたのだから。
魔物に堕ちる事は恥ずべき事。
狩られるのは当然の事。
知ってはいるが。
受け入れるつもりなどない]
俺を止めてくれる奴はもういない。
[右腕の中にさえも]
…?
何、これ。
[聞こえてきたのは、自分のものとは違う男の声。
その声は…殺せと言った。]
…そうだな。殺さなきゃ。
[この村から逃げられないのならば、仲間に追われるくらいなら、いっそ一思いに。]
/*
すみません、もう少し待っておけば…!
了解致しました。
同じ穴の狢の声も判らねえのか。
[戸惑う声に呆れたように返す。
堕ちた時から誰かと群れるのは避けて来たのに。
まさか魔物側にもまだ誰かいたとは思わなかった、
と言うのが本音だ]
[雨の中、自分を追う者はいただろうか。
水飛沫が上がるのも気にせずに駆ける。
ヴェスパタインの居場所は聞いていない。
けれど魔物の嗅覚をもってすれば、‘標的’の居場所は特定出来るだろう。
―雨の中ゆえ、少し時間はかかるかもしれないが。**]
癒す力…あの時それがあれば。
[ソフィアの能力を聞いて羨んだ。
その力を持ってしても叶わぬ願いなのに。
黒く染まった右手を見つめる。
喰らった中に癒しの力を持つ者はいなかった]
あの女を喰えば…叶うだろうか。
同じ穴の狢…。
[呆れたように返された言葉をおうむ返しに繰り返し、暫く沈黙する。
理解出来なかったわけではない。
魔物の声は時折自分の耳に届いていたから。
けれど、こんな風に意味を成す言葉を交わす事が出来たのは初めてだった。
自分も、まさかもう一人魔物が紛れていたとは思っていなかった為に。]
…じゃあ、あんたも追いかけられる側か。
ホレーショーさんで合ってる?
[この声はヴェラではない。
ヴェスパタインでも、ヤニクでもなければ。
残るのはまだ言葉をあまり交わしていないホレーショーだけ。]
―ソフィア?
癒す力を持ってるのは厄介だから、早めに潰しておいた方が良いと思うけど。
[耳に入ってきた言葉に何の気なしに割り込ませたのは、ヴェラの事で彼女に向けた感謝の感情を忘れたかのようなもの。
味方に回る分にはいいが、敵に回るのならば厄介だと。]
追い掛けられてる覚えは無い。
[聞こえる声に返すのは、他の魔法使いに掛けるものと同じ声色。
『聖杯』に導かれ魔物と化した連中は大体言葉は通じなかった。
確かにこうやって言葉を交わせるのは珍しい事だろうが]
間違っては無い。
[同じ狢でも、突き放す様に答えるのは近付けないため。
もう喪うものは無い筈だから。
わざわざ喪いそうなものを作る必要は無い]
― 回想・弟を糧にした日 ―
[2年前。
仲のよさそうな家族が何組も殺されるという猟奇事件があった。
それはどう見ても人の仕業ではなく、人型の魔物の仕業だという。
対処の為に、俺とヴェスパタインは派遣された。
初めて見たその時にはそれが弟だとは分からなかった。
分かりたくなかったのかもしれない。
弟が、魔物になってしまったなんて―…。]
[弟は、孤児院にいた時によく読んでやった童話の動物が融合したキメラの姿をしていた。
とうさん
かあさん
どこにいるの?
…どこにもいない。
僕の家族を返して!!
暴走して襲い掛かって来た‘魔物’をヴェスパタインと二人で対処した。
けれど戦っている内に分かった。
―これは俺の弟だと。
瀕死の状態となって人間に戻った弟を、ヴェスパタインは俺の糧にしろと言った。
普段から、率先して人型の魔物を生贄にしようとしない俺に譲ったのだと思う。
けれど。
生贄にするには、あまりに残酷な相手だった。]
[弟に向かって右手をかざす。
躊躇している俺に、ヴェスパタインが声を掛けてきた。
「―イアン。分かっているとは思うが、魔物の救済は重罪だぞ。」
びくり、と肩が揺れる。
頭をよぎった事を見透かされたような気がした。
「早くしろ。息絶えてしまう前に、お前の糧に。」
俺は目を固く閉じて、弟を生贄にした。
目を閉じる寸前、あいつは微かに笑っていた。
にいさん、と唇が動いた気が、した。
―その顔は、今も目に焼き付いて離れない。]
[頭では理解している。
魔物は死ななければ、絶える事のない渇きに襲われ続ける。
自分達に狩られる事が、彼にとっての‘救済’だったのだと。
それでも、弟を自分の糧にした事を正当化する事は出来なかった。
何故、弟を生贄にしなければならなかった。
何故、魔物だった人間を救済してはならない。
アヴァロンの掟を憎んだ。*]
― そして、魔性に ―
[アヴァロンの為に働く事に迷いを抱えたまま、一人で臨んだ任務に苦戦し。
普段は後れを取らない魔物に覆い被さられ。
無茶な戦い方をした所為で魔力の尽きた俺の前に‘それ’は現れた。
宙に浮かぶ白く輝く杯。
―頭に直接届く言葉。
『代償を捧げよ。さらば汝の望みを叶えてやろう。』
俺が望み、捧げたものは。]
[望んだものは、あんな不条理な掟をねじ伏せる事の出来る強い力。
捧げたものは、この身の成長。]
[気が付いた時には、狩る対象の魔物を自分の中に取り込んでいた。
生贄にするのとはまた違う、自分の身体と融合させるような感覚。
俺は、針のような毛と固い甲羅のような装甲を纏った魔物になっていた。*]
でも、今回の任務は俺達を殺す事なんだろ。
[それなら一緒ではないか、と告げる声は、廃屋で聞いたのと変わらぬ響きだっただろう。]
ふーん。そう。
何かあったら言ってよ。
取り敢えず俺、ヴェスさんのところに行ってくるんで。
[彼の事をまだよく知らない故、突き放した口調は彼の地なのだろうと。
返す言葉は仲間に対するものと変わらない。]
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/14(Fri) 23時半頃
まったく…うるせえな。
[何処からか胸を締め付ける様な憎悪が届く。
堕ちた理由なんて聞く必要は無い。
聞いたところで何も出来ない事位よく判っている。
魔物が集う中、雨に掻き消されるほどの小さな声で呟いた]
何かあったら…さっさと逃げろ。
[俺もお前も仲間でないから。
互いに見捨てて生き延びろと。
憎悪に満ちた彼には届かないだろうからこそ呟いたのだ]
|
―火に当たりながら>>71―
[ぐるぐると回る思考を落ちつけようと、深呼吸を繰り返す。 考えは纏まらず、思い返されるのはここに至るまでの会話。]
(139) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
―回想・巨木の元でヴェラと―
[魔法での治癒を終え、ヴェラの顔を再び覗き込む。 痛みが和らいだのか彼の口の端がいくらか上がって見え>>61、ほっとする。]
[白い毛皮を回収した後、意識をなくしそうな怪我人相手に思わず叫んでしまう>>34。 と、再び意識を取り戻した彼は、しっかりと目を開け、真っ直ぐソフィアを見つめてきた>>62。]
わっ…叫んじゃってごめんなさい…! あ、はい!私も魔法使いです!…一応。 初めまして、ソフィアです。 こんな感じで見ての通り、弱い、です…
[受けた自己紹介に思わず呼応して。 自身を『強い』と表現するヴェラが、なんだか眩しい。]
(141) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
[一体何が?と尋ねれば、淡々と語られる御者の物語>>62。
自身も決して強いわけではないけれども、 魔力を持たない一介の人間が――身を守る術を持たない者がここに足を踏み入れるのは、さぞ勇気のいることだったろうと語られる男に思いを馳せる。]
[逃げろ、というヴェスパタインからの思念を受けてはいたが、 …それはつまり、この先に助けを求める人がいるかもしれないということで。 今は魔物化してしまった男を心に浮かべて、]
(あなたのその勇気を、今。少しだけ、分けてください…)
[少女は村へと向かう決意を新たにしたのだった。]
(142) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
―回想・巨木を離れる際―
[十分に回復した、との言葉に笑みがこぼれる。 が、続く言葉>>73を聞くと、その笑顔はいくらか困ったようになり、] 大丈夫…えぇ、大丈夫ではあるんです、一応。 ブーツの方は、見える範囲なら一回でどこまでも飛べるし… 補助魔法だし、そこまで消耗しない、はず、です。
[最後の方は、もごもごと口の中で誤魔化した。 さほど消費しないと言っても、ここに来るまでにそこそこ使ってしまったから。 …今後のことを思えば、供物の回復を図っておくべきだが、しかし。]
(143) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
[そこまで考えて。 『後で適当な獲物を…』との言葉に、曖昧な微笑みを浮かべたまま頷く。
こんな風に甘えて…と申し訳なく思う。 断るべきなのかもしれなかったが、現実を考えればそうも言ってはいられない。 ソフィアにとってその申し出は、喉から手が出るほどありがたかったのだから。]
(144) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
[ヴェラは移動の準備を終えただろうか。 振り返って右手を差し出すと、村に着く前に>>75と訊ねられる。]
『お前の右手は、これまでどれくらい『喰って』きた?』
[顔が強張るのを感じる。思わず、ついと視線を逸らして]
(見透かされた…?) まぁ…少しくらいは。 まだ魔法使いに、なったばかりで… 攻撃魔法も持ってないから、苦手なんです、魔物の討伐…えへへ。
[気まずそうに横目でヴェラを捉えながら、そう苦笑してみせる。]
(145) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
[それは小さいけれど、 でも魔法使いとしては致命的な内容の、
『嘘』 ]
(146) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
[いや、決して嘘ではない。魔物討伐が苦手なのは本当だ。
…しかし。魔物とはいえ、傷つけることに抵抗を覚える。 襲われれば身を護るために反撃し殺害もするが、 生贄にする瞬間はいつも、目を背けてしまう。]
(殺すために、魔法使いになったわけじゃない…。 救うために。私は救うために、魔法を揮うの。)
[返された答えは簡潔で。>>75 追及がないことにほっと胸を撫で下ろして、彼の手を取りノアへと向かった。]
(147) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
―回想・廃屋へ向かいながら―
[混乱しながらも馬車とヴェラとの遭遇を告げれば>>69、 優しく微笑みながら会話の助け船を出してくれるイアン>>77]
ふらふらと、歩いてたんです… 私、魔物かと思って、思わず身構えちゃいました。ふふふ。
[お兄さんみたいだ。 話を促してくれるイアンに少しの安心感を覚え…ヴェラを魔物と勘違いしたことまで、思わず口を滑らせてしまった。]
(148) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
[ありがとう、と声をかけられ>>94、コクリと頷く。嬉しい。] (ヴェラさんとイアンさん、仲良いんだなぁ…)
[お似合い、と心の中で微笑んで。 人型魔物を見て動揺しているはずなのに、またそんなこと考えて…]
(149) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
|
―回想了・火に当たりながら―
[そこまで思い出して、コリーンの声にはっと我に返る。>>85]
はい…!私がソフィアですっ
[コリーンと、一緒に廃屋へと入ってきた男性二人が名乗れば、ソフィアも全員の名前と顔を一致させることができただろう。]
(150) 2013/06/15(Sat) 00時頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/15(Sat) 00時頃
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る