73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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誰…何?
[幽かに聞こえた声に耳をすませる]
サイラス…何処?
[中途半端に煽られた熱が行き場を失って悲鳴をあげていた。棘が刺さったのは、きっと胸だ。深いところに刺さって抜ける時はきっと、無事じゃいられない]
君…誰……
[薔薇はカルヴィンを知らない。
消え入りそうな声で誰何した]
僕は……エリ、ア……ス……
[図書室での気絶と赤い意識が閉じるのは同時*]
エリアス、先輩?
[名前を聞けば顔色の悪い先輩を思い出して、けれど彼は少年を知らないかもしれないけれど]
俺は…カルヴィンです。中等部3年の。
ね、先輩 サイラスは、何処…?
[問いかけても返ってこない返事に歯噛みするが、今はまだ、相手もあるいはサイラスと同じように調子が悪いのだろうと想像できずに]
サイラスは…眠ったんだ、ね。
ごめんね…。君達に……
こんな思いさせたかった訳じゃ……
[薔薇の声は切れ切れ]
僕は……
お願い、したいんだ
君は、僕の願い、叶えてくれる……?
棘を渡したい人が、いて……
咲きたいんだ。
白薔薇、もう少し……で……
[熱に浮かされた体は薔薇にも酷い不調をもたらした]
白、薔薇…
[想像すれば、紅い赤い姿とは異なる静謐なものに思えて、咲かせてあげたい、そう願ったけれど]
誰に渡すの…?
[目の前にいる彼ならいいのに。そうでなければ…我慢できるか、わからないから]
…セレストに……
[君が望む人ではないかもしれない
それが、今の薔薇には痛く思う]
[最後に花咲かせるなら彼のキスがいい。
エリアスの思慕にあてられたのかも知れない。
棘を移すには情を交わすなりしないといけない
薔薇の声は僅かに震えて]
セレスト先輩、に…キスするの
[出来るか、と問われれば頷く。したいか、と問われれば――
けれど、薔薇の、エリアスの声はあまりに弱弱しくて叶えてあげたい気持ちはあって。
フィリップに移せば、彼が…とも考えたけれど
フィリップがセレストとキスするのは、なんだか、とても嫌だった]
どうしよ、何処に、いるの?
辛い、のかな
痛いよ、痛い…
[うわごとのように返す言葉はどちらで呟いたのかもわからず]
ご、め……
[泣きそうな薔薇は何に対して詫びるのだろう
気が遠くなりそうなほどに渇いた感情は狂おしいほどの愛おしさを覚えさせて*]
俺も、ごめん
[叶えられるかわからない、薔薇が流してるかもしれない涙をとめることができないと]
ねえ、もう移りそう
[胸の奥で棘がざわめいてるのを感じる。棘と一緒に気持ちも、勿論落ち着かないけれど]
やっぱり、ごめんね
俺…我慢、できなくて
[カルヴィンの言葉に、やや悲しげに眉が下がるけれど、
自分がセレストから貰いたいと同様に、
カルヴィンにだって思いがあるのだと思えば]
…別に……君の自由に…
ごめん、ね
フィリップにお願いするよ
セレスト先輩に渡して、って
[それは、フィリップの想いを裏切る言葉かもしれない。もうその考えすら棘に侵されてるのかもしれない。
でも]
咲かせて、あげたいんだ
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