151 雪に沈む村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
―翌朝―
[目覚めると、夜の間も降り続いた雪が、村の風景を更に白く染め上げていた。 流石に歩くのに難儀するほどではないが、それでも冬の訪れがより身近に感じられるのは変わらない。 窓の外を眺めて、ほうと感じ入ったように息を吐く]
この時期の風景は、本当に綺麗ねぇ。
[まだ誰にも踏み荒らされていない新雪が、朝日を浴びてきらきらと輝く。 純白の雪が形作る風景は美しく、心惹かれるものだった。 けれどそれは、ジリヤがこの清冽な冬景色は一時だけのものだと、熟知しているからかもしれない。
太陽の光は雪を輝かせ、冬景色に彩りを添える。 だが、それと同時に雪を溶かして、時間とともに風景を作り替えてもしまう。 だからこそ、窓際の寒さに構わずに、一心に風景に見入った。 止めおけないこの美しさを、心に刻みつけようとするように]
(1) 2013/11/26(Tue) 02時半頃
|
|
[ひとしきり風景を眺めるのに満足すると、身支度を整えてゆっくりと朝食の支度を済ませる。 今日出かける場所は、昨晩の内に決めてあった。 昼頃までは急ぐ予定もないので、冬を堪能するように丁寧に日常の動作をなぞる。
支度した朝食を済ませ、食後に昨日ソフィアのお店で購入したお茶を淹れた。 お茶菓子は、同じく昨日、ピエールの店で手に入れた焼き菓子だ。 丁寧にお茶を蒸らす間、小皿に可愛らしい焼き菓子を盛り付ける。 繊細な陶器のカップと一緒にテーブルに運んで、頃合を見てカップにお茶を注いだ]
紅茶の方が、きっと色彩は映えるんでしょうね。
[ジリヤが愛飲しているのは香草茶だ。 紅茶のように、白い陶器に上品な紅が映えるという事はない。 少しだけそれが残念だわ、と何度となく繰り返した独白を重ねる]
(2) 2013/11/26(Tue) 02時半頃
|
|
[ティータイムが済めば、丁寧に掃除をした。 欠けてしまった商品は、アトリエから新しいものを運んできて補充する。
……折角なので、とディスプレイも少しだけ変えてみた。 冬らしく白や雪の結晶をモチーフにした小物類を増やして、秋の名残を思わせる深みのある色合いの小物を下げる。
それから、残りの時間はゆっくりと編み物を。 ひと針ひと針、心を込めて編み進めるのは、昨日まで編み上げていたショールとはまた別のもの。 途中、毛糸を何種類か選び足して、配色と模様を再度検討する。
編み針を休ませたのは、昼前になる頃だろうか。 昨日と同じように籠の中に編み掛けの小物を収めて、椅子からゆっくりと立ち上がった]
さぁ、それじゃあ出かけるとしましょうか。
[昨日よりは念入りに、マフラーや手袋といった小物を合わせ、防寒対策を済ませる。 そうして、店の外へと踏み出した**]
(3) 2013/11/26(Tue) 02時半頃
|
――なあ。チェシャ。
お主はこんな我でも、友達と言ってくれたな。
しかし、だな。やはり我には、勇気がないのだ。
こんな自分が、本当に皆に受け入れてもらえるのか。
[思わず独り言が漏れた。
自分の本当の姿を、ひた隠しにするのは怯えからだ。
浴びせられる奇異の視線に。ピーターは、耐えられない]
|
[自宅兼店を出て、向かった先は村の入口。 外の世界へ続く街道には、幾つかの足跡や轍が残っている。 また何人か、冬を乗り切るために街の外へと出かけていったのだろう]
本当に、寂しくなるわねぇ。
[村には、あとどれだけの住人が残っているのだろうか。 ジリヤにとって、『眠る』までの短い期間の事とは言え、やはり言葉を交わす相手が減るのは寂しいものだ。
取り立てて何をするでもなく、街道脇で佇んだまま、ぼんやりと物思いに耽った。 思い返すのは、ソフィアの事。 帰らぬ父をまだ気に掛けたままの様子の彼女を、このまま長い冬に取り残すのは少し胸が痛む。 何か言葉を掛けてあげたいけれど、と思わずにはいられない。 それから、常であればそろそろ眠りについている時期であろうカルヴィン。 あの元気な悪戯っ子の姿を見かけなくなれば、静寂が冬の寒さを一層際立たせるだろう]
(31) 2013/11/27(Wed) 01時半頃
|
|
……そろそろ、私もきちんと『眠る』準備をしなくては、だわ。
[自分に言い聞かせるよう呟いて、雲の切れ間から覗く青空を見上げた。
――そんな風にして時間を過ごしていると、村の方から待ち人の姿が見えてきた。 旅支度をしっかりと済ませ、慣れた様子で道を来るのは、昨晩も顔を合わせたドワーフの老人だ]
こんにちは、ウォーレン。
お見送りに来たのよ。 もしかしたら、貴方が戻ってくる前に私が眠ってしまうかもしれないでしょう?
[昨晩、ピエールの店で今日出かけていくつもりだという話は聞いたけれど、きちんと見送る言葉を掛けていなかった。 彼の方へと歩み寄って、穏やかな挨拶を向ける]
(32) 2013/11/27(Wed) 01時半頃
|
|
[人ほどに短命ではなく、龍族ほど長命でもない。 ドワーフとドリュアスという違いこそあれ、ジリヤにとっては、彼は近しい存在に感じられる数少ない住民だ]
気をつけて行ってらしてね。 旅の安全と無事をお祈りするわ。
[掛ける言葉こそ少ないけれど、そこにめいいっぱい、祈る気持ちを込めた。 きっと、彼には伝わるだろうと思う]
これから一年が、良い冬になりますように。
[少し気が早いかもしれない言葉を添えて、微笑みながら彼を見送った*]
(33) 2013/11/27(Wed) 01時半頃
|
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/11/27(Wed) 01時半頃
|
[ウォーレンを見送った後、足を向けたのは昨日もお邪魔したソフィアのお店。 やはり、昨日の事がまだ引っかかったままなのだ。 いつ知人と顔を合わせられなくなるか判らないこの時期だからこそ、きちんと話はしておきたい。 ジリヤになにができるのか、わからないけれど]
こんにちは、お邪魔してもよろしくて?
[赤い屋根のお店の前で足を止め、コンコンと軽くノックした。 店の中へと声を掛けて、返事を待つ間に靴についた雪を落とす]
(41) 2013/11/27(Wed) 15時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る