191 忘却の箱
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― 少し前廊下 ―>>1:122
そうか、おいしかったかい。
ピーマン入りか。 苦手なこが居た気がする。
[彼女の思い出し笑いにつられて、くすりと喉を震わせる。 子供っぽい好き嫌いに一喜一憂する日常。 無意識の感覚だけが、また、遠い記憶に重なり。微笑ましさが胸に満ちる。]
外で絵を? そうだね……最近描いてなかったな。 なぜだろう。
[最後に外で絵を描いたのは、いつだったか。 緩く首を傾ぐ。
時折。太陽に誘われるように中庭へ赴いてしまうのは、植物を宿す病故なのか。]
(73) 2014/09/06(Sat) 14時頃
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[男は気づいていない。 気づいたとしても、端から花が綻び、咲き、消えてしまうから。
右の枯れ木には毎日新しい花が咲き。 足元に花弁が絶え間なく落ちていることに。]
(74) 2014/09/06(Sat) 14時頃
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そうだ、前に中庭で描いていた絵が出来上がったんだった。 今度見せてあげるよ。
じゃあおいしいご飯を食べにいってこよう。
[そうして食堂へ向かおうと左手を緩く持ち上げた時、騒がしい物音が廊下に響いた。>>1:83>>1:74 あれは、と小さく呟き動かしかけた足をまた止める。
次に気づいた時には、若く反応も早い彼女が怒声のする方へと駆けて行く後姿。>>1:83]
お嬢ちゃん、あれはシー坊のいつもの……
[走ったらあぶない、と。 不安がる背中へ声を掛けようとして。]
(76) 2014/09/06(Sat) 14時半頃
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[ ハラリ、 ヒラリ、 ]
(77) 2014/09/06(Sat) 14時半頃
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[足元に、淡い紫色の小さな花弁が落ちた。]
……いつもの、なんだったか。
[すっぽりと抜け落ちた記憶の空間。 彼女の背中が消えた廊下の先を見つめ。 緩く首を傾ぎ、ああ、と無意識に呟けば。
廊下を歩き出す。 人の気配のする食堂の入り口を通り越したその先へと。*]
(78) 2014/09/06(Sat) 14時半頃
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本草方士 麻雀は、メモを貼った。
2014/09/06(Sat) 14時半頃
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― 自室 ―>>1:92
――…おや?
[何をしに部屋の外に出たのか。 忘れてしまったままのんびり散歩を終えて、慣れ親しんだ画材の匂いのする自室の入り口をくぐれば。 イーゼルの端に挟まった紙の切れ端が、目に留まった。
出る前に挟んだのだろうか。 覚えのないことにも深く考えないまま手を伸ばし、走る文字を見てふっと目尻に皺を寄せた。]
(106) 2014/09/06(Sat) 22時頃
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洒落たお誘いだ。 これはセシルの坊やか。
……紫のブーケね、 坊やの花はどんな紫色をしているのだったかな。
[薄い色、明るい色、濃い色、暗い色。 一言で紫色と言っても様々だ。 メモを置けば、描きかけのキャンバスから一枚を取り出す。 日当たりのいい屋上で描きかけていた、一枚を。
椅子に腰かけ、乾いたパレットを水を付けた筆で湿らせる。 彼の紫色を想像しながら、キャンバスへ紫色を咲かせていく。]
(107) 2014/09/06(Sat) 22時頃
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[男がこの箱庭に来ての時間は忘れるほどに長い。 実際、咲いた花の数だけ忘れているのだけれども。
最初こそ右の枯れ木に巻きつく蔓に、時折咲く花。 それはここに来る前の記憶だったり。 ここに来てからの出会いの記憶だったり。
ヒラリ、ヒラリ。
繰り返し、繰り返し。 咲き綻び、舞い落ちる度に忘れる光景を見てきた。
忘れられてしまい、鈍く傷んでいた胸も。 忘れてしまったことを嘆き、やりきれず物に当たっていた憤りも。 それら全てを筆に乗せるようになったのは、いつのことか。]
(108) 2014/09/06(Sat) 22時頃
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[忘れたくないことを、書き記す者。写真に映す者。 方法は様々なそれが、己にとっては絵だった。 ただそれに過ぎない行為。
未完成の絵が多いのは。 出会いの一つ一つを描いているからで。
未完成の絵のままなのは。 途中で花となってしまったから。]
(109) 2014/09/06(Sat) 22時頃
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[長い時の中。 完成した絵も、未完成の絵も。 そのままにしておいては、部屋が溢れてしまう。
そんな時は、『先生』に相談して処分をしてもらう。
完成したもののうち幾枚かは建物内に飾られたりもしたらしいが、男は覚えていない。>>1:36
何の記憶を描いたのかも。 何を残そうとしたのかも。]
(130) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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[皺がれた左手で、筆を滑らせる。 描きかけだったキャンバスに紫色の花を咲かせていき。 紫色に囲まれるように立つ、その顔を描こうとして手を止めた。]
…はて。 坊やの顔は、どんなだったか。
[ヒラリと足元に舞い落ちた、花弁。 散った花弁はまるで絵から抜け落ちたかのように。]
(131) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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―――……。 続きは、坊やに会った時にしようか。 それじゃあ次は……、
[紫色が咲き誇るキャンバスを部屋の隅へ移動させ。 次の、描きかけのキャンバスを選ぼうと。]
これは、なんだったか。 ……ああ、そうだ。雪のお嬢ちゃんだ。
[温かな緑とは対照的な、白いキャンバス。 何も描かれていないわけではない。 ただ、淡く、淡く。消え入りそうな儚い色合いが折り重なる中に。
一際鮮やかに咲くのは、深く赤い、棘のある花。]
(132) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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御機嫌よう。
[少し前に廊下ですれ違った涼やかな声が、キャンバスから聞こえてくるようで。 柔らかな声色で、絵に向かい先程と同じ挨拶を返し、微笑んだ。>>103 *]
(133) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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本草方士 麻雀は、メモを貼った。
2014/09/06(Sat) 23時頃
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シー坊も、そろそろ絵を見に来る頃かね。
さあどの絵を描こうか。 この黒と青の花は、ペラジーのお嬢ちゃんだな。 今日はまだ会ってなかったな。おはよう。
そうだ、クリスのお嬢ちゃんに見せる中庭の絵はどこだったか。
[重ねられたキャンバスを、一枚。また一枚を眺めながら。 ふと、横に倒れた人物画が目に入った。>>0:53]
(154) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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……あのこは、歌が好きだったね。 そうだろう、マーチェ。
[顔のない未完成の絵。 片膝をついて倒れたキャンバスに描かれたその輪郭を。 もうほとんど動かない右手の指先でなぞり、微笑む。
もう、顔も忘れてしまったというのに。 ただ感覚だけが覚えている、愛おしさが溢れるままに。
枯れ木のような右腕に、黄色の花が咲く。 一つ、また一つ。 倒れた絵の上に、顔を埋める様に花弁が落ちる。]
(155) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[ノックの音に、ゆるりと顔を持ち上げる。>>141 聞こえて来た声に目を細め。]
セシルの坊やかい? どうぞ、開いてるよ。
[クリスが一緒だとしても、穏やかにその名を呼んで招く声を掛け。 扉を開けて招き入れようと立ち上がろうとして。
足が、動かないことを知る。]
(156) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[目を瞬かせ。 落ちた花弁の量にようやく気付けば、再び傍らのキャンバスへと視線を戻し。 目尻にくしゃりと皺を寄せた。]
(157) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[ ハラリ、 ヒラリ、 ]
(158) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[絵に伸ばそうとした左手は届いただろうか。
扉の外の声が遠くなっていく。 ゆっくりと視界に靄がかかる中。
顔のない絵の中の 『彼女』 が微笑んだ気がした。]
(159) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[一向に開かない扉。 待ちくたびれたか異変に気付いたか。 彼が扉を開ければ、サァ、と白い風と共に舞う黄色の花弁が頬を撫ぜるだろう。
そこには彼が部屋を訪れた時のまま。 仲間外れの未完成の絵が床に倒れて。
ただ、違うのは。
絵に散らばる黄色の花弁と。 まるでその絵に額のように、蔓の巻きつく枯れ木と。
画材の匂いに混じる、淡い花の香りだけ。*]
(160) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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