人狼議事


166 あざとい村

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視点:


セシルは、よっしゃ全部読んだ。

hana 2014/03/10(Mon) 12時頃


【人】 奏者 セシル

─ 体育館>>#0>>#1>>#2

[バスケットゴールの上から長い足が伸びている。

いつ、どうやってそこに上がったのか──

ダンが体育館に現れた時、
オレンジ色の枠に片足を乗せて
更にその膝に肩肘を突いたセシルは
ふぅ──と軽い吐息をついて肩を竦めると
タンと白い枠を蹴って床に降り立った。]

(9) hana 2014/03/10(Mon) 12時半頃

【人】 奏者 セシル

[ダンからの労いの言葉>>#5に、
ありがとうございます、とそつなく答え、にっこりと笑う。

ポケットから折り畳んだA4サイズのプリントを取り出し
綺麗に伸ばしてダンに手渡した。]

はい、これが今回の評価チェックリストです。
思ったよりすぐに終わってしまったので空欄もありますよ。

でも、まぁ──スージーを始めとして、
このグループの一年生が優秀過ぎた、ということで
……仕方ないですよね?

[眉尻を下げて申し訳無さそうに苦笑して見せれば
ダンはまた豪快に笑って気にするなと言っただろうか。]

(10) hana 2014/03/10(Mon) 12時半頃

【人】 奏者 セシル

ところで────



小耳に挟んだんですが、
人狼役が勝ったら特別点を与えるって話は本当ですか?

[他の生徒には見えないようにプリントを裏返したダンに
いつになく低いセシルの声が問う。]

僕はそんな話、
一切聞いていないんですが──?

[筆で刷いたような形の良い唇に綺麗な弧を描きながら、
全く笑っていない瞳でダンを見上げた。]

(11) hana 2014/03/10(Mon) 13時頃

【人】 奏者 セシル

[こうして──。


なあなあになりそうな“特別点”を一人、しっかりと確保しつつ、
ダンの声を皮切りに走り出す生徒の後ろから
ゆったりとした足取りで校庭へと向かった。]

(12) hana 2014/03/10(Mon) 13時頃

【人】 奏者 セシル

─ 校庭 ─

[炭火の弾ける音。肉の脂が焦げる匂い。
香ばしい香りと音の中、生徒達の賑やかな笑い声が響く。

セシルはと言うと
少し離れた場所で三年生の女子に囲まれて
今回の訓練の話を面白おかしく語って聞かせていた。

セシルが動かなくても、肉や野菜、それに飲み物までもが
先輩達の手で運ばれて来る。
セシルはそれをにこやかに受け取りながら
嫌味にならない程度の上品さで
運ばれて来る串に齧りついているだけで良かった。]

(20) hana 2014/03/10(Mon) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

[背後からヒューの苦悶の声が上がる。
チラッと目を向けると
ヒューの足元には赤々と燃える炭の塊が落ちていて
何が起きたのかは一目瞭然だった。

クス、と笑うと]

皆も、ああならないように気をつけなよ。
綺麗な足に痕が残ったら男子達が──ていうか、僕が泣く。

[親指で肩越しにそちらを指し示し
先輩の一人にピーマンを口に入れてもらいながら
冗談めかして笑う。]

(21) hana 2014/03/10(Mon) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

[食べた端から誰かが運んでくるものだから
皿の上には常に串が乗っていて、さすがに腹が膨れて来た。]

あ、メアリー待って! ……そろそろお腹いっぱいかも。

[次を取りに行こうとする女子の手を慌てて掴み]

ありがと、ちょっと向こう行って来るね。

[食べかけの串の乗った紙皿をその手に握らせながら
切れ長の目を細めて笑い掛け、女子の集団を抜け出した。]

(22) hana 2014/03/10(Mon) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

[途中で紙コップにお茶を継ぎ足し、
もう一つ、茶の入った紙コップを手に取り、
向かう先はふんわりとした髪の、
今回の訓練では唯一の普通科の三年生の先輩の元。

さり気なく隣に立つと紙コップを差し出し]

レティーシャさんお疲れ様。
どうだった? 訓練。

そういえば先輩はどうしてこの訓練に来たの?

[と、マイペースに喋り始めた。]

(23) hana 2014/03/10(Mon) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

[適当に並べられたパイプ椅子を二つ運び
一つに座るようレティーシャを促し、
レティーシャが座ればセシルも隣に腰掛ける。
勿論、レティーシャが座らなければ、そのまま立っているが。

レティーシャの返事を待つ間、
セシルは長い足を見せつけるように軽く足を組んで
涼し気な眼差しを校庭に巡らせた。]

(31) hana 2014/03/10(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

────。

[食い気の鬼と化していたカイルがアオイを手招きし、
応じたアオイの皿にグリーンを乗せるのを見る。

軽く睫毛を伏せて、紙コップからお茶を一口、飲んだ。

あの後──>>3:+36
手を繋いで体育館に戻る二人を見送った
セシルの心境は複雑だった。

アオイを一人にしたこと。 
迎えに来るのが遅かったこと。
ちゃんと迎えに来たこと。
アオイを落ち着かせてくれたこと。
だけどアオイを泣かせたこと。

───最後のは、自分のせいでもあるのだが。]

(32) hana 2014/03/10(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[我知らず、小さな溜息が零れた。


──悩む。

今回のケースは、単なる訓練ではあるが
将来的に起こりうる未来の構図でもあったから。

自分の手で守ってあげたいと思っている子が
もしかしたら自分のせいで泣くことになるかもしれない、なんて
わかっていたけれど、今までは目を背けて来た。

卒業するまでに強くなってくれることを願って来たけれど
こうして涙を目の当たりにしてしまうと、決心が揺らぐ。]

(33) hana 2014/03/10(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[カイルがもっとしっかりアオイを捕まえてくれれば
安心出来るのに──と、八つ当たり気味に思う。

けれど──]


…───フッ……、 なかなか、思い通りにはいかないね。

[アオイの手から渡されるピーマンに
必死の抵抗を見せる少年を眺めていたら、
思わず独り言が漏れた。

ピーマン如きに梃子摺るようでは当分期待は出来ない──。]

(34) hana 2014/03/10(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[いっそ────]


(しばらく、少し距離を置こうか)


[そんな考えが浮かび、
また、伏し目がちにアンニュイな溜息を零した。

側にいなければ、離れることもない。
将来、いなくなって泣かせることもなくなる。

だから──。
訓練の終わりが告げられて、
嘘をついていたことを一言二言冗談混じりに謝ったきり、
寄って来た先輩達に取り囲まれたのを良いことに
アオイとはまだまともに口を利いていなかった。]

(36) hana 2014/03/10(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[ふと気付いて、セシルはレティーシャの口許を見詰めた。

月は明るくても辺りは暗く
隣に座って落ち着いて見るまで気付かなかったけれど
よく見ればレティーシャの口の回りには
タレがべったりと付着している。

なんとなくそれに心和まされて、クスッと笑うと
セシルはポケットからハンカチを取り出そうとした。]

……、

[けれど、いつも持ち歩いているハンカチはそこになく、
朝ヒューに貸したままだったことを思い出し、動きを止める。]

(41) hana 2014/03/10(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[ちょっと悩んだ後、
紙コップの中のお茶で指先を濡らし、
レティーシャの唇の端を親指で拭った。]


──突然ごめんね? タレ付いてたから。

[拭ったタレで汚れた親指を見せ、その指を舐めて笑う。]

(42) hana 2014/03/10(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

──? ……だから?

[>>52実際、レティーシャは幼く見える。
音楽室で見かけてもいつもどこかぼんやりしているし、
菫色の目は遠くを見ているように見えたから。

それが口の周りを肉のタレで汚していたから
いつも先輩達を相手にするのとは少し違って
幼児の口を拭ってやるような心持ちになっていたかもしれない。]

……あぁ、

[だからつい、>>54続く言葉を聞いて頷いてしまった。]

うん──確かに、そんなところはあるね。

(55) hana 2014/03/10(Mon) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

それで……実際に参加してみてどうだった?

レティーシャさん、あんまり怖そうにしてなかったけど
全然平気、だった?

[ふわりと揺れる柔らかな髪に目を細め、
この人は、
一人でいたらどこか飛んで行ってしまいそうだと思った。]

(56) hana 2014/03/10(Mon) 23時半頃

セシルは、メモwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

hana 2014/03/11(Tue) 00時頃


【人】 奏者 セシル

そっか。
うん、そうだね。 得体のしれないものは怖い。

でもレティーシャさんはそれを表には出さなかったんだ。

[頭に合わせて揺れる髪を見ながら、
偉いね──と感心したように言う。]

(73) hana 2014/03/11(Tue) 16時頃

【人】 奏者 セシル

[レティーシャの視線を追うように空を見上げ
鋭利な輪郭を描く月と瞬く星をじっと眺めた。]

……そんなもん、か。



───… フフッ

(74) hana 2014/03/11(Tue) 16時頃

【人】 奏者 セシル

……僕ももっと頑張らないとな。
レティーシャさんみたいな可愛い先輩が、
恐がらずに暮らせるように。


やっぱり僕は、人狼を捕まえなきゃ。

[うん、となにやら一人合点して、
隣のレティーシャに、月光にも負けない微笑を見せた。]

(75) hana 2014/03/11(Tue) 16時頃

【人】 奏者 セシル

[そのうちに、どこからか花火の打ち上がる音が鳴り
空に大輪の炎の花が咲いた。

同時にあちこちで色とりどりの光のシャワーが吹き上がり
校庭を明るく照らし出す。]

花火が始まったね。
行こう、レティーシャさん。

あっちでダン先生が配ってるよ。

[椅子から立ち上がり、励ましてくれた先輩に右手を差し出す。
掴んでくれるなら、その手を握って花火をもらいに行くだろう。]

(84) hana 2014/03/11(Tue) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

[ひとしきり花火を──と言うより、
花火を楽しむレティーシャを眺めた後、
生徒達の輪から離れ、校庭の端にある朝礼台に足を向けた。]


──何やってるんだよ、こんなとこで。
花火なくなるぞ?

[朝礼台に寝そべった幼馴染>>89を見下ろして声を掛けると、
地面を蹴って自身も朝礼台に飛び乗った。]

ほら。

[何本か持ち出して来た、手持ち花火のうちの一本を
アオイへ向けて差し出す。

月を背にしたセシルの表情は影になってよく見えない。]

(91) hana 2014/03/11(Tue) 18時半頃

【人】 奏者 セシル

[アオイが花火を手に取ると黙ったまま隣に座る。
影になっていた表情を、月が照らし出した。:]

───。

[どこか物憂げな瞳はアオイを見ずに、
正面の、花火に興じる生徒達にばかり向けられている。]

(95) hana 2014/03/11(Tue) 21時頃

【人】 奏者 セシル

[アオイとはまだ、
訓練が終わってからまともに口を利いていない。
当然、泣いている所を見ていたこともアオイは知らない。


いつになく長い沈黙の後、
借りて来たライターをポケットから出し、
持って来た花火の一本に火をつけた。]

(96) hana 2014/03/11(Tue) 21時頃

【人】 奏者 セシル

[薄い紙を舐めた火は、
こより状の根本まで行き着くと火薬に着火し
先端からすすきの穂のような白い炎のシャワーを吹き出す。

朝礼台の端に片膝を立て、反対の足を空中にぶら下げて、
セシルは花火の終わりをじっと待った。

一本終わるともう一本、新たに火を着ける。]


…───アオイもやりなよ。

[言って、花火を持つ腕を少しアオイの方に近づけた。]

(97) hana 2014/03/11(Tue) 21時頃

【人】 奏者 セシル

[自分の手中の花火からアオイのる花火に火を移し、
アオイの目が花火に集中すると、おもむろに口を開いた。]

本音を言っていい?

[セシルの目は、
花火を見つめるアオイの横顔をじっと見詰めている。]

(99) hana 2014/03/11(Tue) 21時頃

【人】 奏者 セシル

ん……。

[何かあったかの問いに曖昧な頷きを返す。]


……見たんだよ。
僕が隠れた後、アオイが音楽室で泣いてるところ。

本当は前から思っていたけど
本人の意志を尊重すべきだと思って言わずにおいた。

だけど、あんなの見たら言わずにはいれない。

(108) hana 2014/03/11(Tue) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

僕はアオイには普通科に進んで欲しい。

狩人になれば危険な所に派遣されることもあるし、
何より、訓練と違って本当に人は死ぬ。

仲間が目の前で死ぬことだって──。


アオイだってそんなことは知ってて希望していただろうけど
知識として知るのと、身近に感じるのとでは違うと思う。

今回の訓練では、それが少しはわかったんじゃないかな。

[一度溢れ出した言葉は淀みなく、
セシルの心中をアオイへと伝えようと続く。

けれど──]


僕は────…

(109) hana 2014/03/11(Tue) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

[逡巡が、セシルの言葉を停滞させる。
長い睫毛が逃げるように伏せられ]


…──。

[セシルの持つ花火に続いて、
アオイの花火からも火が消えた。

沈黙に急き立てられるように、あるいは迷いを振り切るように。
一度閉じた唇を開き、セシルは続ける。]

(110) hana 2014/03/11(Tue) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

こんなの僕の我儘だってわかってる。


だけど──。


僕はアオイには
安全なところで誰かに守られていて欲しいんだ。


でないと、僕は安心していられない……。

[困ったように、形の良い唇を緩い笑みに変え、
花火を地面に落とす。

ブルーグレーの瞳が月を映して、
月光をキラリと弾きながらアオイへと向けられた。]

(111) hana 2014/03/11(Tue) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

[アオイの眉がみるみる下がって
困ったように笑うのを、セシルもまた辛そうに見詰める。

言葉にする前からそう言うだろうと、予想していた。
ただ大人しく家で待っているだけの子ではない。
正義感と優しい心を持った強い子だと知っている。

だから、今アオイに言っていることは
完全なるセシルの我儘なのだと、自覚があった。]


うん──── 


[だから、たった一言答えるのにも時間を要した。

たった一言、頷いて。
それでもまだ、伝えきるには足りなくて、言葉を続ける。]

(136) hana 2014/03/11(Tue) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

でも、
でもアオイ。



僕は狩人になる道しか選べない──選ばないし
そうなったら、
ずっとアオイの側にはいられない、かもしれない。


────それは、わかってる?

[本当は、自分の手で守ってやりたい。
だけどそれが出来ない。

そんな苦渋の滲む、呻くような言葉だった。]

(137) hana 2014/03/11(Tue) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

 


アオイが、僕の手の届かない危険なところに行くこと。

────────僕は、何よりも、それが怖いんだ。

(139) hana 2014/03/11(Tue) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[つぶらな瞳が透明な水で滲む。
それをセシルは綺麗だと思った。

長い指が、夜を掬い上げるように持ち上がり
アオイの頬に伸びた。

途切れたアオイの言葉に割り込むテノール。]


アオイが僕の知らないところで傷つくことが
僕は許せない──。

[我儘と知っていて、
揺らぐように言葉を止めたアオイに
付け込むような言葉を投げる。]

(156) hana 2014/03/12(Wed) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[狡い──と、
繰り返された言葉に唇を歪めた。]


…───うん、知ってる。

[自分が、世間の印象よりはずっと狡いということ。

友達関係にすら簡単に順位を付けられてしまうほど
利己的な側面があるということ。]

(157) hana 2014/03/12(Wed) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[盛り上がり、今にも零れ落ちそうな雫を親指の腹で拭う。
拭い切れない雫がアオイの頬を伝い落ち──]


アオイは──……、わかってないんだ。

[それを見たセシルは、アオイの細い頤に指を掛けて
自分の方に引き寄せると、涙の痕の残る頬に]


……──────僕がどれくらいアオイのことを、

[羽毛で触れるように、唇で触れた。]

(160) hana 2014/03/12(Wed) 01時頃

【人】 奏者 セシル

 


────────愛しているか。


 

(161) hana 2014/03/12(Wed) 01時頃

セシルは、フフッ

hana 2014/03/12(Wed) 02時頃


【人】 奏者 セシル

 
アオイ───

[耳許で、囁く声がアオイの声を遮る。]

(172) hana 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[わかっているようでわかっていないアオイの言葉を遮って、
アオイのすべすべの肌から手を離す。

身を引いて、アオイの目を覗き込む。
月光のように真っ直ぐに注がれる視線。

その時のセシルは、きっと今までアオイが見たこともない
男の──ヒューの言葉を借りるなら、狼の──目をしていた。]

アオイはわかってないよ。


仕方ないけど──…。

[アオイが見ていたのは、セシルの背中で
だからセシルがどんな目でアオイを見ていたのか、
アオイは気付いていない。]

(177) hana 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[ずっと言葉にせずに来て
この先も言葉にするつもりはなかったのに
──見えてしまったから。

悩んでいるアオイを放って、
誰かを探しまわるカイルを見てしまったから。


やっぱり、任せられないと思ってしまった。]

(178) hana 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 奏者 セシル

アオイは全然わかってない。


僕はアオイが思ってるより
ずっと自分勝手で酷いやつだよ?

[言えば、さっき以上に怯えさせてしまうだろう。

だけどもう止められない。
せめて、少しでも和らぐように──、クスリと笑った。]

だから言うね。

妹としてじゃなくて、
僕はアオイのこと、一人の女の子として───好きだよ。

(179) hana 2014/03/12(Wed) 02時頃

セシルは、スージーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

hana 2014/03/12(Wed) 02時半頃


セシルは、僕も楽しいwwwwwwwwwwwwwwwwwwおやすみ**  wwwwwwwww

hana 2014/03/12(Wed) 03時頃


セシルは、時間掛かるかもしれないから寝てくれても……!

hana 2014/03/13(Thu) 02時半頃


【人】 奏者 セシル

[子猫みたいに細い肩を跳ねさせるところも
果物みたいな唇でたどたどしく言葉をなぞるところも
どちらも、今までアオイが見せたことのない表情。

それをさせたのが自分だということに
愉悦──を覚えてしまうけれど、
さすがに、そこまでは顔には出さず、
鈍感なアオイに言葉の意味が染みこむまで、沈黙を守る。]

(194) hana 2014/03/13(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

何がわからない?


人を──異性を好きだって気持ちは、わかるよね? アオイ。

[>>196困り果てた様子で眉を下げるアオイに
教え諭すような声で、しかし意地悪な言葉を投げる。]

(195) hana 2014/03/13(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

[不意に顔を強ばらせ、
ぎくしゃくとした動きで硬直したようになったアオイの
表情の変化──翳りを帯びてゆく瞳をつぶさに眺めていれば、
アオイが何を考えているか、手に取るようにわかる気がした。]


……アオイ

[だから──セシルは、殊更優しい声で、名前を呼んだ。]

(196) hana 2014/03/13(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

[>>189アオイを見詰める眼差しは、
一瞬前に見せた鋭さが嘘のように優しく
いつもアオイを見守って来た“兄”の顔をしていた。


苦しそうに、泣き出すのを堪えて
唇を噛んで嗚咽を殺すアオイの肩に、
楽器を扱う繊細な手指が伸びる。

その指が触れる前に、
切れ切れの謝罪が、さくらんぼめいた唇から零れたけれど──]

(197) hana 2014/03/13(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

[──そんなことは構わずに、
アオイの、丸みを帯びた華奢な肩を掴み引き寄せた。

絹糸のような髪に指を絡ませ
アオイの頭を胸元に抱き寄せ、腕の中に閉じ込める。]


どうして謝るの?
謝るのは僕の方だろ。

僕は
だって──…、

アオイが他に好きな人がいるって知ってて
アオイに告白しているんだから。

(198) hana 2014/03/13(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

[少しくらいの抵抗なら容易く封じ込めて
アオイの髪を、肩を、背中を撫でて、
優しい声で、流れ星のように言葉を降らす。]


あのね
すぐに付き合って欲しいとか言うつもりはないんだ。

僕は、ただ
……僕も、スタート地点に並びたくなっただけで。

(199) hana 2014/03/13(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

──そう。

僕もアオイを、
恋人として抱き締めるチャンスが欲しくなったんだ。


[逃げることの出来ない強さで──
けれど、決して傷つけることはない優しさで
アオイという無垢な小鳥を
両腕で作った鳥籠に閉じ込めながら]

(200) hana 2014/03/13(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル


 
アオイ……



僕の──     …────幸せの青い小鳥。

 

(201) hana 2014/03/13(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

 
幼馴染としてじゃなく
兄としてじゃなく

一人の男として、僕をちゃんと見て。

[声に、乞うような響きを乗せて、
アオイの髪に唇を寄せ、囁いた。]

(202) hana 2014/03/13(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

[細い肩に、セシルの指が柔らかく食い込む。
少し身を引いてアオイの表情を窺い]


──僕が、アオイを狩人にしたくない理由が、わかった?


[首を傾けて、瞳を覗きこんで問う。]

(203) hana 2014/03/13(Thu) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[家族以上に、特別に愛しい小鳥が
危険な場所に羽ばたいて行ってしまったら、
僕はきっと自分を許せないよ──?


そう囁くセシルの声は、
最後まで甘く優しく──そして少しだけ、狡かった。**]

(205) hana 2014/03/13(Thu) 03時半頃

セシルは、ジリヤwwwww お、おはよう……

hana 2014/03/13(Thu) 03時半頃


セシルは、見直さないでwww

hana 2014/03/13(Thu) 04時頃


【人】 奏者 セシル

[震える声も、詰まって苦しそうな吐息も、
泣きそうな顔も、零れ落ちた涙も、
ひとつも見逃さないように──目で、肌で、感じて。


今、アオイが感じているであろう葛藤も、逡巡も、苦悩も、
そうなるだろうとわかっていて言葉にすることを選んだのだから
目を背けずに、全てを受け止め、アオイを包み込む。]

(233) hana 2014/03/13(Thu) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

[弱り切った雛鳥の笑み>>229に、
やっぱり感じる、針の先ほどの──黒い優越感。



──きっと、アオイにこんな顔をさせたのは僕が初めてで
アオイのこんな顔は、僕以外誰も知らない。

──カイルでさえ、きっと知らない。]

(234) hana 2014/03/13(Thu) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

[弱々しく詰る声>>230にさえ
肌を撫でて抜けてゆく春風の甘やかさを感じてしまい
アオイの肩を支える指に
力を込めてしまいそうになるのを堪えた。


肯定も否定もせず、
口角を綺麗に上げた、女子生徒に騒がれる笑みを見せ
アオイの言葉の続きを待つ。]

(235) hana 2014/03/13(Thu) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

 
……うん。

[>>231前置きの呼び掛けに、ただ頷く。

その時の、アオイを見詰める眼差しはやはり兄のように優しく
けれどひたむきで、貫くような男の熱さも孕んでいた。]

(236) hana 2014/03/13(Thu) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

[深呼吸の後の、確かめるような声音に]


────、


[セシルは一度目を丸くした後、
クスリと笑って、頬に刻まれたえくぼを深くした。]

(237) hana 2014/03/13(Thu) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

[アオイの目尻に残る水滴を
今度は指でなく、ジャケットの袖口でそっと吸い取らせ──]



──── そうだよ。


[微笑んだまま、アオイの言葉を肯定する。


セシルの瞳は、
その先に続く、アオイの言葉を待っているようでもあった。*]

(238) hana 2014/03/13(Thu) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>239照れ笑うアオイの額を
緩く握った拳の関節で、コツンとやる。]


────鈍感。

(245) hana 2014/03/13(Thu) 18時頃

【人】 奏者 セシル

うん

[真っ直ぐに見上げて来た眼差しを受け止めて]


うん
──うん。


[自分の危うさを認めて口にする一言一言を
否定してはやらずに、正直に頷く。]

(246) hana 2014/03/13(Thu) 18時頃

【人】 奏者 セシル

 

────────……。

 

(247) hana 2014/03/13(Thu) 18時頃

【人】 奏者 セシル

[目を逸らさずに、じっとアオイを視界に捕えたまま
長い沈黙を経て──]


泣いて、ぶつかって
……転んだ先に、鋭い爪が待ち構えてる。

そういう世界に、アオイは踏み込もうとしてる。

(248) hana 2014/03/13(Thu) 18時頃

【人】 奏者 セシル

 

僕に、それを黙って見ていろって言うの?


[月と星の煌きを背負って、
綺麗な──綺麗な笑顔のまま、
セシルは容赦なく言葉のナイフを振り下ろす。]

(249) hana 2014/03/13(Thu) 18時頃

【人】 奏者 セシル

たった一度のミスが命を奪うこともあり得る。
そういう世界を、僕達は目指してる。

一歩間違えれば死んでしまうかもしれない。
そんな道を、一度も転ばずに歩き続ける強さと、
それを身につけるだけの覚悟が──…、




……────アオイには、ある?

(250) hana 2014/03/13(Thu) 18時半頃

セシルは、へへっ

hana 2014/03/14(Fri) 00時半頃


セシルは、若さ…………いや、青さと言い換えてもいい。

hana 2014/03/14(Fri) 00時半頃


セシルは、家まであと15分!

hana 2014/03/14(Fri) 00時半頃


【人】 奏者 セシル

 
嫌だ──って。
無理だって言ったら、どうする?


[一歩、決意に近付いた少女に
兄だった男は尚も言い募る。]

(273) hana 2014/03/14(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[本当は縛る力なんてないただの我儘が
まだ未熟な、自分の背を追い続けて来た雛鳥にとっては
物理的な枷以上の拘束力を持っていることを知っている。

けれども]


(────だからこそ)


[危険に満ちた空へ羽ばたき飛び立とうとするのなら、
その枷を、自分の力で壊して行けなければ安心出来ない。]

(274) hana 2014/03/14(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 
教えてよ、アオイ。


──アオイは、狩人になって何を護りたい。

狩人になりたい理由は、父親への憧憬?
それとも僕の模倣?


[──まさか、違うよね。

柔らかくも鋭い言葉の爪で
アオイの心を──その奥のアオイの真意を抉り出そうとする。]

(275) hana 2014/03/14(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 

アオイを心配する家族や、
誰よりもアオイを大切に想う僕の手を振り切って。

そうまでして───…、  …───っ


[しかし、言葉の途中で、
一度セシルの言葉は途切れた。]

(276) hana 2014/03/14(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[不意に、アオイの二の腕を掴み、
強引に引き寄せると、アオイの頬を自分の胸へと押し付けた。]


────……、

[まるで、視界を塞ぐように
しっかりとアオイの後頭部を押さえて]


狩人になって護りたいものは───……   何?

[努めて冷静な声で、続きを口にした。]

(277) hana 2014/03/14(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[遠く──アオイの背後に見える校舎から、

シノンと手を繋いでこちらに歩いて来る、少年が見えた───*]

(278) hana 2014/03/14(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[走れなくても、泳げなくても、
歩けなくても、一人で呼吸さえ出来なくてもいい──と思う。

アオイが沈まぬようにずっと支え続ける手はここにある。


今まで考えたこともなかったけれど
アオイが望むなら、狩人になる道を諦めて、
アオイの側に居続けたっていい──のかも、しれない。


だけどそれは──言葉にはしない想い。]

(289) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[ゆっくりとした足取りで、どこかはにかんだような顔で
近付いて来る少年を睨むように見据えたセシルの腕の中、
よちよち歩きの幼い雛鳥に等しかった少女が、
一つの答え>>286に行き着く瞬間が訪れる。

大人への過渡期にあるまだ薄い胸板に阻まれて
呼吸もままならない狭い空間に、
少女の声が直接振動として伝わって来る。]

(290) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[小鳥の羽を毟りたいわけじゃない。
空の見えない水底に沈めてしまいたいわけじゃない。


だから──アオイにとって残酷な事実を突きつけて
大事な人に順位を付けさせて、
大人の狡いやり方で、無理にでも成長を促した。


無垢なだけの小鳥を空に放つのが怖くて、
少女の純粋さを汚してしまうのが──少しの罪悪感。]

(291) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

だったら───…

[もっと強くなりなよ──。

そう、続けようとして]


……────っ


[少女が口にした名前に、唇を噛んだ。]

(292) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

 

どうしても──…カイルじゃなきゃ、駄目?


[耳触りの良いテノールに煩悶を滲ませて、尋く。

尋いてから────後悔した。]

(293) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[近付いて来る二人の結ばれた手は、
きっと少女を傷つけるのに、
どうしたらそれから少女を守ってやれるのかわからずに、焦る。]


アオイ────……

[珍しく混乱して、両手でアオイの肩を掴む。]

(294) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

ごめん──


[アオイの耳許に、声は幽かに届くか。]

(295) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[グラウンドの砂を踏む二つの足音が、ごく間近に迫った。

──瞬間、
セシルはアオイの顎を指先で掬い上げ
避けることの出来ない素早さで、
薄桃色の果実に己のそれを重ねた。]


──────。

(296) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[朝礼台の上に、
重なる青年と少女の影が
月灯りにくっきりと浮かび上がった───**]

(297) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃

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