223 豊葦原の花祭
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
―満開になるすこし前のこと―
[体を動かす度に、小さな母のような少女が付けてくれた鈴が鳴る。 なんて、キレイな音なんだろう。はじめて聞く音なのに、心地が良くて人のざわめきの中でもこの音をつい、自分の耳は拾ってしまう。]
なんて、感傷に浸ってもお腹はすくのでーす!
[もうすっかり暗い。あちらこちらからウスズミサマ、月、一気にサク、あと少し、満開、などの何かを心待ちにする声が聞こえてきていた。そしてどうやら自分の背側にどんどん人は集まってるようだ。 たぶん、このおまつりがウスズミサマなんだと思う。 ふと、空を見上げる。]
そっか。ここの人たちにとっては、月は見上げるものなんだ……。
(67) 2015/04/21(Tue) 01時半頃
|
|
そっか、月も宇宙も見上げるものなんだ…。地球のここからじゃ、ホームは遠いね。
[聞こえてきた「月」という単語に反応して、足を止めぽつりとつぶやく。 並んだ建物は、実は一時的な商売をするためのところらしく、立ち止まればそこで商売をしてる人に何やらおいしそうな匂いのものを半ばむりやり手渡された。キレイな音の鳴る小袋から通貨を出そうとしても、「ベッピンサンのコトカミサマにゃ特別だ」だそうだ。 この服はベッピンサンなのかコトカミサマなのか分からないけど、恩情に素直に礼を述べて大きな木の方へ戻ってみる。 どんどんウスズミサマの単語が増えていく。ウスズミサマとは、どうやらヒトじゃなくてこの木のことを指しているらしい。]
(68) 2015/04/21(Tue) 01時半頃
|
|
[大きな大きな木。背を向けない限りずっと目につくくらい大きな木。 何も咲いてないけど枝にピンク色のものがたくさんある。 きっとこれが咲いたらピンクでキレイになるだろうな。あたりの人の話では月とこの木の咲くタイミングが関係してくるらしい。 まだすこし時間はあるみたいだから、いただいたいいにおいの食べ物を食べて、咲くところを見ようと思う。]
よっこらせ〜っと。 なんだこのおいしそうなにおいは!
[透明な食べ物が入ってる使い捨てのパックを開けると、食欲をそそるにおいが、ふわ〜っと広がる。茶色いパスタみたいな麺状のものの上にタマゴがのっている。ヨダレが一気に溢れ、ハシを手に取りズゾゾと吸う。]
なにこれ、え、なにこれおいしいなにこれ。
(71) 2015/04/21(Tue) 02時頃
|
|
―満開―
[いただいたもののあまりの美味しさに、さっきこれをくれた店主の元へ可能な限り早歩きをして買いに行く。通貨なら持ってるもっと食べたい。食べさせろ!!! 周りのヒトの声で「もうすぐ月が」とか「咲く」とか聞こえてたから焦っているのだけど、服と履いてる物と、人の多さにぜんぜん進まない。 焦って反対を向いてる間に歓声とどよめきが聞こえた。 どうやら咲いた瞬間に見ていなかったらしい。つくづくマヌケだ…でもそんなすぐには散らないだろうから買ったらすぐに戻って、木の花を見ながらあの茶色い麺を食べると心に誓った。]**
(73) 2015/04/21(Tue) 02時頃
|
|
[焦って焦って、せかせかせかと小幅であの店主の元へ向かう時、
『……あい、マタタビ酒の水割りだにィ。 こっちは麦酒だよォ!』>>89
思わず振り向かずにはいられないような、興味の惹かれる声とコトバ。声の方向に体を向ければ、なにやらコップのようなものが見えた。そしておそらく自分が今着てるものと同じ種類のものを着てるんだろうが、同じとは到底思えないほど、キレイで艶やかな着方。このヒトが声を発していて、この店の店主らしい。 一気に食べたせいか、そういえば喉も渇いてるんだった。でも買い物がちゃんとできるか不安だ。とりあえず通貨がよく分からない。それでも。]
あ、のココで買い物するの初めてなんですけど、なにか飲み物売ってらっしゃる声が聞こえたので。私にも何かください…!トリイの中に置いてあった通貨、を少しいただいたんですけど、どれか分からなくて…。おねえさんの服とか小物の合わせ方すごくキレイ!!セクシーってゆうか。
[少し緊張して話しかけたものの、話し出したら緊張がほぐれていった。]**
(90) 2015/04/21(Tue) 08時半頃
|
[眼下で揺れる花弁が、確かに願いを音にした。
男の口の端が、ゆっくり上がる。
己に大した事が出来るわけでは無いのだけれど。]
望んだものが手に入る。
いいじゃあねぇか、そういう夜があっても、さ。
[たった一年に一夜だけ。
うすずみさま≠ニしてこの夜を統べる事が許されているのなら。土よ、風よ、時の神よ。どうか彼の、味方をしてやっておくれ。
魚の礼だ。
にんまりと笑って、薄墨桜は眼下の彼らに手を振った。]*
(ああ、会いたいなぁ)
(あんたに会いたい)
[隈取を引いた目を伏せる。
瞼の裏で、遠い遠い面影が揺れた。
もうその誰かのことなんて、
ほとんど顔も思い出せないのだけれど。
さあ、と風が樹皮を枝を撫でた。
もうすぐ月は傾ぐのだろう。花は今も辛抱強く枝にしがみついているけれど。
きっと、じきに、終わってしまう。]
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る