人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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……待ってる。

[絢矢が来た。
明にーさんの言う「あと少し」を待ってる間に。

だからさっきも言ったことをもう一度繰り返して願いとする。
家族の何人かが久しぶりに揃ったその先に、どんなさびしい未来が待ってるとしても**]


 ……いつまで生き残れば、充分生きた事になると思いますか?

[答えはないと知って問う。]

 僕がしているのは、甘い事と面白い事と、
 どっちに見えるでしょうね。

[夜襲に煙る空を見た。これが自由の色かと思うと、晴れない]

[自覚は在るかと己に問う。
 もし、リカルダが本当に、誰の願いも、幸せの最低限も、
 "生きて"というだけのことも嫌だ言う時が来たら、
 きっと自分は、それを赦すだろう。
 ――己は鬼を刺す木であって、
 人と鬼とが相容れないのを知ってしまっているから]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[絢矢は気付く。]

 円?

[キャロライナの背に負われた白の──

否、
赤に染まった特攻服の少女に。
その足元に広がる血溜りに。]

 それより──キャロ、円は生きてる?

[>>124怪我の説明も
明之進が一緒でない理由も後回しで
二人と二つを前に、
絢矢は最も大事なことを尋ねた。]

(127) 2014/02/20(Thu) 02時半頃

 …………時間がない。

[今からでも遅すぎるくらいだ。]

 僕はあのひとの所に行くよ。

[そう言って視線を向けるのは、始祖の気配のある方へ。
 これ以上、この連鎖を繰り返しては駄目だ。]

 リッキィは、どうしたい?

[絢矢とキャロライナの傍にいる事だって出来る。
 自分は寧ろ、そうして欲しかった――今でも本当に、
 満身創痍の絢矢を戦場に戻したくない。

 リカルダなら、彼女を引き留めて守ってくれるのでは、
 そんな勝手な期待があったのは、否定できないけれど**]


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/20(Thu) 03時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[キャロはどんな顔で円とニールの話をするのだろうか。

二人の死を聞けば、
足はふらりともう一つの血溜りへ。]

 ニールさん──。

[ぱしゃんと音を立てて、紅へと片膝を浸す。

伸ばした腕の指先で、
瞼を撫ぜて瞳を閉ざす。

それから──。
血溜りに指を浸し──唇に引いた。

まだ鮮やかな赤。
ニールがくれた紅と同じ色。]

(134) 2014/02/20(Thu) 12時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[妻を目の前で殺され、
娘を吸血鬼に変えられたニールの恨みは深かった。
彼もまた、自分の手で愛する娘を殺している。

娘が生きていれば丁度絢矢や円と同じ年頃だったと
絢矢が十六になった日に
無骨な手で贈り物を手渡しながら
話してくれたニールの低い声。

戦場で浸る時間などなく、思い出すのは刹那。
後は──顔色も変えず立ち上がると
どこか必死さを増して襲い掛かって来た鬼を数匹
無表情に斬り倒した。]

(135) 2014/02/20(Thu) 12時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[例えキャロライナが正直に
ニール殺害を口にしたとて、
絢矢がキャロライナを責めることはない。

釦を一つ掛け違えただけ。

そう言い聞かすようにまた一つ、
動きを封じた鬼の躰を積み重ねる。]

(136) 2014/02/20(Thu) 13時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 明ちゃん──

[片手の指ほどの鬼を斬り伏せた頃か──。

追いついた明之進の
立ち尽くす細い肩に触れて]

 ──行こう。

[早く──と
急くように囁く。]

(137) 2014/02/20(Thu) 13時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[明之進への囁きの後、
変わり果てた貌と
無数の疵の残る躰をリカルダへ向け、
やはり笑顔の一つも浮かべることなく、絢矢は言った。]

 ボク達はこれから始祖を討ちに行く。

 リッキィ、キャロ、
 キミ達は来ないで──…。

[このまま遠くへ逃げて──。

願いは聞き入れられるだろうか。

変わらぬ表情の代わりに
絢矢の手はリカルダの手に触れ、
懇願するように、握り締めた。]

(138) 2014/02/20(Thu) 13時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[人の境を踏み越えて戦う姿を
リカルダには見られたくなかった。

円の躰から流れ出た血の海で
平然と笑うキャロライナを戦場から遠ざけたかった。]

 怪我は平気。
 始祖吸血鬼を斃したらゆっくりと治すから、
 今は──無理を、させて。

[静かな呼吸に決意を秘める。

声は吐息に、吐息は無音に。
射抜くような眼差しは、
今は見えぬ始祖へと遠く狙い定める。]

(139) 2014/02/20(Thu) 14時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[けれど、嗚呼──]


       『贖いをなさい────菖蒲』


[今もまだ、聴こえている。
呪詛の音色が耳許で**]

(140) 2014/02/20(Thu) 14時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/20(Thu) 14時頃


―――…。

[そっか。“始祖様”のところに行くんだ。
僕だって分かってる。“始祖様”を殺すのが、一番、最良に近いやり方だって]


僕は、――終わらせたい。

[戦って、誰かが死ぬ、その繰り返しを。
あるいは、罪にまみれた僕の生命を―――?]


  嗚呼、あなただけだ。


   俺の永久は、あなただけ……


      全ての支配者である名を持つ、



   あなた、だけ…………

 

 


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[小さな手を握る指に力が籠る。

やだ──と、リカルダは言った。
それしか言葉を知らない子供のような口調で。]

 リッキィ──…、

[だけど──。

絢矢は何も答えない。
手を握り膝を曲げ、
昔に戻ったように近い目線でリカルダを見る。

絢矢は知っている。
リカルダが見た目通りの子供でないことを。
誰よりも長く側にいたリカルダが
誰よりも良く絢矢を知っていることを。]

(152) 2014/02/20(Thu) 21時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[──だから、それに甘えて。

何を言われても連れて行く気はなかったのに。
今だけは我儘を通すつもりだったのに。

五年前と変わらぬ声で──]

 リッキ──

[“あの日”と同じ泣きそうな顔で]

 …──……、

[“あの時”と同じ小さな手が、
置いて行くなと縋るから──]

(154) 2014/02/20(Thu) 21時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ───っ

[絢矢はあの瞬間に戻ったように──、

痛いほどにその手を握り、
リカルダの幼い肩を抱き締めた。]

(157) 2014/02/20(Thu) 21時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 …………いかない。


 おいていかないよ。
 もう、二度と……。

[嗚咽のように咽喉が震え、
何度が細い吐息が漏れたけれど、
やはり涙は出なかった。

でも、なぜか──、
今はそれも、一人ではない気がしていた。]

(159) 2014/02/20(Thu) 21時頃

 うん。

 僕たちは、これ以上……――人に触れない方が良い。

[手を伸ばした所為で喪った、相似を知らずとも

 でも、今の絢矢とキャロ君を放ってもおけない。
 それにリッキィは、真弓ちゃんや零瑠君とは、
 たぶん戦えない。じゃない?

 ……と言うより、僕は、戦って欲しくない、かな。


……心地良い憎悪だな。

[家畜から憎悪を受ける事はあっても、所詮家畜。
この身に吹き付ける風よりも意識する事は無い。
鬼であっても同じだった。
もっとも、そこまだ憎悪を向ける鬼などいなかったが]

周、聴こえるぞ。
人でも鬼でも無くなった獣のお前の聲。

[気付けば夜明け。
家畜はその光に希望を見出すと言うが、
その光に照らされた獣>>+22はどんな姿なのだろう。
ピリリと肌を刺す殺意を感じながら、
目の届かない事が残念だと嗤った*]


[血統の異なる明之進に、周の声は聞こえないままだ。
 彼が今どうしているのか。零瑠と共にいるのか。
 解らないけど、無事を願ってしまうのと裏腹に、
 どこかで刺すような気配を感じる気がしていた]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ──。

[>>168明之進の言葉を背中で聞く。
その声に籠められた願いは、きっと──。

──けれど]

 明ちゃん、待って。
 ボクも、

 ボク達も行く。

[ひとたび放たれた矢は、もう、止まれないのだ──。]

(174) 2014/02/20(Thu) 23時頃

人に、……、そっか。

[明にーさんの言うことはもっともだと思う。
僕らの間に絆がもたらされたとしてもそれはきっと、触れれば崩れ落ちていくほどもろいもので。

でも、だからって、触れれば崩れ落ちそうな絢矢の傍にいてあげられないのは、――苦しくて]


……僕だって、

[違う、これは強さで張り合えるかの問題じゃなくて。

同じ運命を歩んだ“家族”に刃を向けられるかどうかを訊かれてるんだ。

沈黙が肯定になっちゃうって思っても、
すぐにそれしか返せなくなる]


だが、お前だけは私の傍にいて良いと決めた。
その期待裏切るな。

[ホリーの力を得た真弓に実力では敵わぬだろうからこそ。
その忠義の心を見せろと、誘う様に笑みを投げた]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[『あや』を止めても
『菖蒲』が止まらないのだ。

『娘』射しは『母』。

狂った母の言葉は、
それでも幼い娘にとっては絶対の言霊を持った。

死にゆく母は、最期まで笑っていた。
笑って言った。

──笑って、逝った。]


 『贖いを、はじめなさい── あや、め──』


[無垢な心に、冷たい爪で消えない疵を残して。]

(185) 2014/02/20(Thu) 23時頃

[結局、零にーさんが何を望んでるのかは訊けずじまい。
僕の耳に届いたのは、周にーさんが吸血鬼になったという結果だけ。


生きてて良かった。
みんなも同じ場所に連れて行きたかった。

こんなワガママを、にーさんはどう思うのかな。

声を、顔を、懐かしむ。けれど、そのどちらも、届かないんだ]


[14の誕生日の日を思い出す。
 乾杯したのは『新しい家族』に。

 ホリーとの暮らしがどれ程長かったかは推し量ることしか出来ない。]

確かに、あなたが読んでいた本も、また家畜が――…人が、作り、形にして、継いできたものですね。

鬼にはないものを、あなたは愉しみとしてきた。

[他には心の内の。希望に絶望に後悔に反省に幸福に苦しみに哀しみに――色の変わる、心の。]


では、どうされます?

[必要と分かった家畜を。]


 あぁ、……あなたに、試して頂きたいものがあります。

きっと、美味しいですよ。

[本だけではなく、久しく口にしていない菓子も。料理も。*]


えぇ、けして決して――裏切りはしません。
あなたの期待に沿いましょう。

[そう、主が零瑠に向かう笑みひとつあれば。

 気力は増し、士気高まるのだ。]


……お父様、
あなたの終わる時、
それはそう遠くないのですから、
どうぞ思い出してくださいね。

わたしがあなたの終わりを祈ることを。

[姉から受けて託した死の棘、
それこそが己の父に対する祈りのかたちだ]


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