人狼議事


22 共犯者

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 ──この森は、特別な森なのだ、「ヘクター」。

[ 彼は、同族を敢えて人間として名乗っている名前で呼んだ。]

 もう何百年も前から、人は森を切り払い、我らを吊るし、撃ち殺すようになった。
 もう人間は我ら種族に敬意など払っていない。
 多くの場所で、我らはただ狩られる存在となった。──狩るべき存在の我らが。

 彼らは儀式に則って抵抗するのではない。 
 我らが邪魔だから殺すのだ。


 そのことは、同胞を殺され、故郷の森を喪ったお前が一番良く知っているのではないか?

[ 距離を隔てて交わされる声に視線はない──だが、同胞は確かに、間近で彼に凝視されているのと同じ圧力を感じた筈だ。]



[大怪我を負った彼がこの村にやってきたのはもう何十年も昔の事になる。

当時は、現在のヴェスパタインとヘクターと同じく人の形でひっそりと暮らす先代の老狼が村を見守っていた。

ヘクターは彼に助けられ、彼の屋敷でひっそりと傷を癒していた。その老いた同胞はヴァンルナールの分家の当主でもあった。おそらく「キツネ」との契約にも関係していたのだろう。

やがて、老狼が天寿に近づき、緩やかに死に向かっていた頃、ヴァンルナールの本家には病弱な嫡子がいた。丁度赤毛の狼の傷も癒えてきた頃だった。

年恰好も丁度良いだろう。幸いその子供はひどく虚弱だった為、村の他の住人の目にもほとんど触れていなかった。

――そして、本来の「ヘクター」を密かに生贄に捧げ、赤狼が彼に成り替わったのである。


[そのような過程を経て、ヘクターは人と交わり、老狼が森に還った後、ヴェスパタインが現れるまで、たった独りでこの村を人の身と狼の身で守護していた。

積極的に人と交わったのは、好奇心旺盛な彼本来の気質も大きかったのであるが、彼らを知り、相互理解、もしくは対抗せねばと言う思いもあったのかもしれない。

彼は自らを尊ぶ者を愛し大事にした。「キツネ」との関係はその最たるものである。

ただその反面、「忘却」の罪を犯し、増長する人の子への愚かさには苛立ちもしていた。怒りは日増しに大きくなって行った。]



[同胞からの圧力を感じた。彼の静かで蒼い焔のような怒りが伝わってくる。]

もう…そんな所まで堕ちてしまったんだな…。

[嘗て、この村でも「正常」に人と狼の関係が築けていた事を彼はかろうじて知っていた。
現在のこの緩やかな堕落はどこから?

手元の銃器を見ながら、そうか。とぽつり呟く。

神聖な儀式では無い、一方的な殺戮。神の不在の中行われる蛮行。嘗ての森や無残な姿になった同胞らを思い出したのか、顔を歪める。]

我らが狩られる者…か。
それでも。



[やがて、少しの沈黙の後]

――ドナルドとタバサの仇で人の子が憎い訳じゃねえ。
儀式のしきたりの中であいつらは還ったんだからな。

ただ、最近の思い上がった人の子らには我慢ならねえな。
なんとか村の連中の目を覚まさせてやりてえとは思うが。

[まだ根底に人の子を愛する感情があるのだろうか。それは愛憎入り混じった感情か。
そして最後の呟きは、とても小さいものだっただろう。]

それと、もう繰り返したくねえ。
あんな情けねえ思いは。

[そして、広場の方を見ながら祈りを捧げる。
我らと再び共に…人の子がまだ聡明でありますよう。]


[ 繰り返したくない──すなわち、同族を死なせる苦痛を自分は再び味わいたくない。
 言葉を換えて何度も繰り返し思いをぶつけてくる若い同胞を、彼はだが、一度も安心させる言葉を吐こうとはしなかった。
 唐突に、」

 赤毛の若い同胞よ。
 ひとつ、宿題をやろう。

[ はぐらかすように全く関係のないことを言い出した。」


 この森は、はじまりの地だ。
 ここはいくつかある聖地の一つに過ぎないが、今も残る「生贄の儀式」はかつてここのような聖地で行われていたのが原型となっている。

 それなのに、この森には我らの他には同属たちは誰も住んでいない。

 
 今この地に同属たちが住んでいないのは何故だ?
 何故、監視を兼ねた守り人だけをこの森に残して、皆いなくなった?

 それを良く考えろ。
 お前がそれを知っても良い時が、答えを教えよう。



宿題…?

[紡ぎだされるヴェスパタインからの問いの意味を、何度も反芻し、じっくりと思案する。]**


【人】 漂白工 ピッパ

[最初に顔を出したのは、人形の様だと皆が称する少女
ほめてんだか、馬鹿にしてんだか

容姿に対した言葉とするなら、ほめてんだろうね
人柄に対する言葉とするならば、馬鹿にしてんだろうね
さぁ、村人達はどっちの意味で言ったんだろう?
両方かもしんないけどさ

私は、皆に等しく距離を置く人だから
彼女の事もよく知らないし、どうこうしようとも思わない
ただ、もう少しハッキリしたら良いのにとは、思う事がある]

 …――――

(346) 2010/08/01(Sun) 16時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[彼女が、気が重いと呟く声がして
私は、色々と疑問に思ったんだ

彼女は確か、志願者だったはず
志願した者の気が重いとは、これ如何に
家の者に強いられる事もあるんだろうけどさ
彼女、名家の人みたいだし

ただ、本当に嫌なら方法もありそうなものじゃない?
代理を出すとかさ、色々と
自分が選んでここに来たのなら、覚悟くらいはあるだろうに

それとも、必ず参加しなきゃならない理由とかあるのかな
まぁ、儀式のやり方も何も知らない私的には
思い当たる事すら、ないんだけど]

 まぁ、私が気にする必要もないんだがな

(348) 2010/08/01(Sun) 17時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ん…―――― ?

[どうやら、あの記者さんもここにいるらしい
祭に参加する? まさか、余所者だよ?
自分から危ない橋を渡りたがる人なの? あの人は
知識欲は生存欲に勝る、と言う事もないだろうに
たぶん、始まったらどっかいくよね]

 …――――

[そういや、私がソフィアの遺体を見た時
手差し出してくれたっけ
人柄は、悪くないのかもしんないな

機会があったら、話くらいしてみよう
外の世界の話も聞きたいし]

(354) 2010/08/01(Sun) 17時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[暫くすると、双子のホリーが顔を出し
記者の方に歩みよったようで

『あの子はおかしい』

私には、その認識しかない
ソフィアの遺体を弄ったり、妙にへらへら笑ったり
気持ち悪い、と言う以外ない
気でも違ったのでは?と言う疑問すら浮かぶほど

出来るなら、近寄りたくない相手
そんな人も、儀式に参加するらしい・・・いや、だからこそ?
皆がそうとは言わないが、テッドのように
「厄介払い」と言う部分も含むようだから]

 …――――

[確かに厄介者だろうな
オスカーの方は、案外しっかり者なのになぁ]

(362) 2010/08/01(Sun) 19時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ん、いや、どうもしない

[人形と呼ばれる少女が、私の視線に気がついたらしい
声がかかり、私は苦笑いをしたんだ]

 ただ、良家のお嬢さんがどうしたんだと思ったのさ
 今回の祭は、やばいんだろう?
 それなのに志願するって、あんた大丈夫なわけ?

[当たり障りのないような事を言う事にしよう
今はまだ、詳しい事を聞けるような状況じゃなさそうだし]

(364) 2010/08/01(Sun) 19時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 あ・・・?

[彼女の唇は動いたのに、言葉は聞く事が出来ずに
言い難い事なのか、聞かれたくない事なのか
いや、私に聞かれたくない事なら、隠そうとするだろう
なら何? 何かあるのか?]

 あの子って、ソフィアか?
 まぁ、森の中に獣がいるっつーのはわかる
 そいつを討伐する事無く、森の中に入る祭をやるんだ
 死んでこいっつー事なんだろうな

[何を隠す事がある?
私の知らない事が、いっぱいあるみたい
母さんが、私に言わなかった事…―――]

(366) 2010/08/01(Sun) 19時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ん…―――
 よく、意味がわからない

 御使いっつーのが、ソフィアをあんなにした犯人なんだな?
 んで、私達がそいつを誘き出すエサで
 生き残りたかったら、犯人をみつけて抵抗しろと
 そういう事か?

[なんだか、わからなくなった
私は何も知らない、私が知るのは歌
母の歌った歌だけなんだから]

 あー、わっかんないや

(369) 2010/08/01(Sun) 20時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 御伽噺なぁ…――――
 母さんの歌と似たようなもんかな

[意味のわからない歌だった
歌の中にも、重要な言葉があるのだろうか]

 ジジババの頭は、旧石器時代でとまったようだからな
 まぁ、話半分に聞いとくのがいいのかな

[馬鹿みたいな話だと思う
そんな夢物語で、私達は森に潜るのか…―――]

 武器?
 馬鹿言うなよ、女がナイフもったからって如何程の物か
 いざという時、刺せるかどうかも怪しいよ

(377) 2010/08/01(Sun) 20時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ああ、どこにでもある歌さ
 時間があったら、聞かせてやるよ

[歌をねだる言葉が聞こえたら、そう言ったけど
人前で歌う事はなかったから、少し恥ずかしい
やっぱ、そういう所気になるもん]

 違うのかなぁ…―――
 まぁ、もし今日戻る事が出来たらさ
 家からもってくるよ、母さんのナイフ

[歌の中に出てくる、銀の剣
剣は、もちろんないけれど
銀のナイフなら、母さんの形見の中にあったから]

(386) 2010/08/01(Sun) 20時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ああ、時間があると良いな

[そのためにはまず、今日を生きる必要があるんだ
暁が私を迎えに来るまで]

 まぁ、武器があった所で
 男が本気になったら、抗う事も出来ないだろうが
 ないよりはマシ、だろうから

[辺りを見まわすと、やっぱり男の姿もちらほらあり
子供顔のオスカーにすら、私は勝てそうにない
気が重い、と言う気持ちが更に強くなった]

(397) 2010/08/01(Sun) 21時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 テッド、私はあんたに守られたりしないから安心しろ
 私は、浮気性の男は嫌いなんだ

[ひらひら、手を振りあしらいつつ
私は、小さな子供の姿を見る]

 教会のじじ様んとこの、トニー坊やじゃないか
 あんな子も、参加すんのかな…―――

[ジジババ共め、何を考えてるんだ
老い先短いくせに、子供一人守る気がないのか]

(401) 2010/08/01(Sun) 21時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[女が二人、少し遠くに歩いていく
位置的に、側にいるのはテッドとイアンかな?
ごちゃごちゃだから、わかんないや]

 ったく…――――

[人が多いと、恥ずかしいし混乱するのよね]

 とにかくだ、テッド
 男が女を守るのはな、一人じゃなきゃだめなんだぞ
 一人の男が、一人の女を、全身全霊で守るから価値がある
 皆守りたいとか、そういうのは浮気物だ

(417) 2010/08/01(Sun) 21時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[ごーん、ごーんと音が鳴る
始まりを告げる音が鳴る
気分は暗いままだろうと、時は過ぎるのだ]

 …――――

(423) 2010/08/01(Sun) 21時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[歩き出すテッドの後ろを、ゆっくり歩き
連なる生贄達は、数珠のように
しゃくり、しゃくりと草を踏む音がする]

 皆守りたい、と思うのはいいさ

 じゃぁ、守りたい者同士が戦う時
 あんたは、どっちを守るんだ?
 どっちをすてるんだ?

 皆仲良くが通用するのは、子供の頃だけだよ

[子供な彼は、きっとまた不満な顔をするのだろう
それがわかった上で、私は…―――]

 まぁ、いいか

(429) 2010/08/01(Sun) 22時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[ランタンの明かりは、柔らかく温かく、弱弱しく
優しい印象を受ける物は、強い輝きを放つ事はない
太陽の光を、優しいと表す詩人はいないでしょう?
月の光を、雄々しいと言う語り手はいないでしょう?

優しさと頼りなさは同義

彼は子供だ 純粋だ 優しい人だ
きっと彼の美徳なんだろうと思うんだよ
私の馬鹿さとは違う、純心さと言う奴はさ]

 その時になった後じゃ、遅いんだよ
 覚悟っつーのは、すぐ出来るもんじゃないから

[なのに私は、彼をせめるような言葉しか紡ぐ事が出来ない
そいつこそ、私と人との距離なんだろうと想う]

(438) 2010/08/01(Sun) 22時頃


パピヨンのあの戯言…アンタどう思うよ?

…契約は、終わった、だと?
贄すら捧げねえ気か?

[パピヨンの言葉に反応したのか、ヘクターのその声には明らかな苛立ちが見て取れた。

彼女の言葉には確かに真実が含まれている。
だが…。それは…。]


…人の手で、黙らせるか?

[銃に弾丸を装填する。]


【人】 漂白工 ピッパ

[しゃくり、しゃくり、しゃくり…――――

24の足が踏む草は、規則正しいリズムを刻み
音の大小が、人の位置を歌う和音となって
森の中から吹く風が、道を標す伴奏になる
観客は森の闇の中、虫や動物達の息遣いのコーラスと共に
12の歌い手の、連なりを見る]

 あ―――――…

[沈黙は、闇は、恐怖の住処
雑談は、調和を崩す不協和音

静かなのは嫌、怖いから
無理矢理話をするのは嫌、怖いから]

 あ―――――…

[だから、森の声と共に
小さく歌おう、恐怖に対する子守歌]

(449) 2010/08/01(Sun) 23時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 悲しい歌聞こえたら 今夜も舞踏会
 今日も一つ一つと 足音は消えて

 炎の矢すら追いつかず ただゆらめくのみ
 剣より槍より 君に捧ぐ踊りを
 大地に散る星々は 夜の闇にとらわれ
 流れを知る女神の目は 今日もやはり美しい

 手を取り合い踊りましょう
 暁が 貴方を 迎えに来るまで

[記憶の中にある子守唄
本当はもう少し長い歌だった気がする
続きは…――――]

 こほん

[あんまり歌うと、道を間違いそうだな
入っちゃうから、私]

(467) 2010/08/01(Sun) 23時半頃


 …………。

[ 彼は沈黙したまま答えようとはしなかった。
 何の感情も伝わってこない。]



[少年の言葉に血が沸騰するような激情が湧きあがった。]

―――!!


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 00時頃


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