169 イースターエッグ争奪戦
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いいや、その案の方がいいよ。
俺は場を作れただけで十分だから。
[半分、嘘である。
本当はメアリーに有利になるようにしたかった。
あの勝負内容は、ギリアンやセンターの人が困ったかもしれないし、子供たちも怖い思いをしたかもしれない。
だけどそれよりも、メアリーを勝たせて喜ばせてあげたいという気持ちが勝ってああいう提案をした。
勝負内容がズルいと言われても、泥は一人で被るつもりだった。
メアリーは、ギリアンが周りから怖がられていることを知らなかったと言って。
メアリーが知ったら、きっと怒るだろうなと内心苦笑して]
[目を閉じて、気持ち良さそうにフローラは撫でられている。
嬉しそうだなと、何と無く察する。
酷い目に合うのは自分ばかりで、フローラは他の人には大抵懐こい。
ぐぬぅ、何故だ。
…反抗期か?
メアリーから撫でられているのを羨ましく思いつつ、反抗期ならしょうがないかとまた一人で納得した]
嗚、私も負けたかもしれないです。
[グロリアの勝負結果の声が聴こえれば、男も現状を説明する。
まだ勝負は決まっていないが、一番最低な数字を出したので決まった様なものだった。
それにでメアリーは強いと助言されている事もあり、勝敗結果を見た様な気持ちでいた]
[ちなみにその前に囁きで尋ねられた事には、『自分には何とも判断しかねない』と答えていた]
苦手……。
[の囁きが聴こえればわずかに考え込み]
噂で聴いた事がありますが。ラブレターを出したい相手がいるらしいです。
[精神的なダメージになりそうな噂をふと思い出したという様に告げてみた]
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[しゃらら…と鳴る赤のバングル。 告げられた言葉に歩みを止めて、しばし考え込む]
(12) 2014/03/22(Sat) 00時半頃
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勝つことがあるなら、負けることだってあるわ。
それが勝負ですもの。
[心底楽しそうに、言葉を紡いだ]
[ウェーズリーの話を聞けば、
少し考えた後]
ありがとう。
どんな勝負にするか、考えてみるわ。
[そんな返答をして、思考の海へ]
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[広場に屋台が増えてきた頃。 それらから漂う美味しい匂いに、 ...は、空を仰いで太陽を見る]
もうお昼なのね。
[言葉に出すと、 それまで感じていなかった空腹が...をおそった。 エッグを入れてある籠から黄色い紙飛行機を取り出し、 折り目を伸ばしながら広げる]
パン屋に行ってみようかしら。
(13) 2014/03/22(Sat) 00時半頃
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あの…フィリップさんは…
どのエッグがいいですの?
…もしかして
グロリア様のが欲しかったりしますか?
[少し不安気に問いかける]
ウェーズリーさん、お腹すかない?
ぼく、パン屋さんにお昼買いに行こうと思うんだけど、どうする?
え?俺?
[メアリーが勝負に勝ったのだから、メアリーが選ぶだろうと思っていたが、こちらにも選ばせてくれるのか。
ギリアンのエッグとグロリアのエッグ。
どちらが欲しいかと言われれば、迷う余地はない]
もらえるなら、グロリアさんのエッグがいいな。
[もう一つの選択肢があることにはあるが、メアリーの手に渡った場合、こちらに渡ってくることはあるだろうか。
同じチームだから勝負できないし、何よりメアリー本人が取り戻したがっているのだから、交換という手段も使えないかもしれない]
メアリーちゃんが作ったエッグ…欲しいけど…。
[複雑な心境から発された声は、彼女にどう届いただろうか]
[楽しそうなグロリアの声が囁きとして聴こえてくる]
嗚呼。勝負とはそういうもの、ですね。
[どこか感心した様な呟きの後、けれどももう一度謝罪を述べた。
そうして、彼女がウェーズリーとどの様な勝負をするのかわずかに期待している事に気づいて、ひそりと囁きには乗らない苦笑を落としていた]
ああ、そうだ。メアリーが貴女に会いたがっている。
そちらに行ってもよろしいですか?
[それから。勝敗が改めて決すると、メアリーからの申し出を受けてそんな囁きを届けた]
[メアリーの願いを聞けば 短く許可を出して]
そんなに気に入られたのかしら。
[嬉しい声を響かせる]
[気に入っているのは、むしろ...だったが]
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[パン屋の入口で、囁きが耳に入った。 それに応えてからドアを押すと、 食欲をそそられる香りがした]
[いっそうの空腹を感じて、 手近なパンをトレーの上に置く]
もうひとつくらい、いいかしら。
[一瞬よぎったのは、バスルームの体重計だが、 お祭りの日くらいは気にしないことにする]
[シュガーがたっぷりまぶされたパンも、お買い上げ]
(38) 2014/03/23(Sun) 00時頃
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[会計を済ませて外へ出ると、 通りの向こうに見覚えのある鳥を見つける]
こんにちは、フィリップ。 あなたも買い物かしら?
[パン屋に視線を投げて、買い物袋を軽く上げた]
(40) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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会いたがっているという話は、 聞いているわよ。
[その目的がエッグを取り戻すことだと、 予想は出来ていたが、聞いていなかった]
あなたとの勝負は終わったと思っていたのだけど…。
[フィリップの説明に納得がいかないまま、 メアリーを見やる]
(42) 2014/03/23(Sun) 01時頃
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[フィリップの答えは予想通りすぎて]
やっぱり、そうですわよね…
[他にどう返せばいいのだろう
それしかいい様がなく]
[つけ足しのようにいわれた
『メアリーちゃんが作ったエッグ』へも]
そ、そんな…気を使わなくていいんですのよ?
グロリア様のエッグの方が断然素敵でしょうし…
[野に咲く花と花壇に咲く薔薇
どちらもそれぞれ、違う魅力もあるだろうが
どちらをより好むのかも、人それぞれで違うのだから
それは、仕方のないことである]
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