80 わんことにゃんこのおうち
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きゅうん……
[冷たくあしらわれて耳をぺたんと寝かせ、それならと白黒の犬の腹にもぐりこもうとしたが]
わぅっ?
[コツコツと、応えるように鏡から音がしたので、鼻先を近付けて鏡をのぞきこんだ]
(18) 2012/03/05(Mon) 21時半頃
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[鏡に向かう子犬を見つめる私の蒼と灰は
特殊なコンタクトを通して鏡の向こうまで見えてしまう]
……三人
[今日の客は、三人。
私の役目は彼等の望むイヌネコを箱庭へ連れて行く事]
こうやって……命を映してやることしか俺には出来ないからな。
[またぽつりと呟きが1つ零れた。
生きていた証…いつか本になり、ずっとその中で生きればいいと]
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[しばらく鏡を見つめていたが、急な強い光に思わずびくりと後ずさった。長い尻尾があったら股の間に挟んでいた事だろう]
わうっ!!? あれ?でもあれ、みたことある。
[前にもあったような気がして、頭をひねった]
なんだろ?なんだろう?
[来たばかりはやんちゃすぎて躾を受けた事もあったが、元々は活発な遊び盛り、いつもの調子に戻って、光を小走りにとっとっと走って追う]
(31) 2012/03/05(Mon) 22時頃
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残された俺らが忘れない。
そう思わないと。
[素晴らしい絵本を書くのは知っていても、中身は読めた試しがない]
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わうっ!ぉん! はっはっはっはっは……
[小走りに、光を左右と追いかける。時々白犬に足を踏まれたりして顔をしかめもしたが。いつまででも走っていられそうだが、なんとなく白犬と二人だけではしゃぎまわるというのはちょっと気乗りがしない面もあるにはあった]
……わぅんっ!!
[しばらく走った後ふと立ち止まり、キャットタワーに一声、誘うように軽く吠えた]
(38) 2012/03/05(Mon) 22時半頃
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オスカーは、わうっ!?と自分も驚き、足が一瞬止まった
2012/03/05(Mon) 22時半頃
[お客様の接待をしながら、ホーム内の子たちに目を配り、
やんちゃな子を宥めたり、具合の悪い子を見つけて知らせるのはこっちのお仕事。
向こうへ連れていくお仕事は、力の強いジェフの役目だから、自分はみまもるだけなんだ。]
[統率しようとする金のイヌを一瞬見つめ、直ぐ目を逸らした。
職員からの説明で理性を誰より残したイヌ達の事を
知らないわけではない。
知っているからこそ目を逸らした。
逸らしてはいけないと判ってはいたが、逸らさずにいられない。
無垢な瞳に、責められているように見えるから]
あー、これは悩むなあ。
誰と遊びたいだろう。
どの仔も遊びたいが。
[ヴェスはお仕事があるから、前回もだったけれど最後にとっておく。
そうすると、その前は…]
[特殊なウィルスの所為で、理性は残っているとはいえ
私もまた発病者である事に変わりはなく
薬で抑えなくては、理性保ち続ける事が難しい。
黒白の彼ほど感覚が狭まってはいないけれど、
本能に押しつぶされて理性が飛ぶ事も、まま有る
が。]
……ヒトにもあの調子じゃ、ないだろうな。
[常に本能むき出しの子犬の姿に、私の眉間には皺が寄る。
其処にあるのは彼等を管理しなくてはと言う理性だけでなく。
少々はしゃぎすぎたイヌに向けて、低く吼えた]
ふふ……それにしても驚いたわねぇ。
ここにいるなんて。
[金色の毛並みの大型犬を見てつぶやく。
前ここに来た時にはいなかったような気がしたが、いつのまにここにやってきていたのだろう。]
他のホームで遊び過ぎたかしら?
そんな姿でいるとわかってたらもっと遊びに来てたのに。
可哀想にねえ、こんな扱い受けながらもちゃんとヒトとしての記憶も残ってるなんて。
[ラヴィの言葉に漸く顔を鏡から離す]
なんだ、あの金のイヌ、知り合い?
[楽しそうな残念そうな様子に興味深そうに尋ねた]
知り合いってほどじゃあないわ?
そんなにいい関係ではないもの。
[ゆったり椅子に腰かけて、抱いた猫のぬいぐるみを撫で、
鏡の向こうにいるイヌとネコ……もともとは人だったものを見る。この優越感がたまらない。]
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わぅ。
[どうやら叱られたのは自分ではなさそうだとわかると、白黒の親のような犬にのしかかられる、自分と同じくらいの白犬を眺めていた。]
わう……くぅん? なんかあついきがする。きのせい?
[ふと不思議そうに上を見上げる。なんとなくいつもより暑い気がしたが、何もない。]
はっはっはあっ…… やっぱり、あついや。なんか、ちょっとつかれちゃった。
[運動の後だった事もあったし、舌をぺろ、と出してはあはあ、と息をした。不思議そうにあたりを見回しながら]
(52) 2012/03/05(Mon) 23時頃
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知り合いが落ちてたら、ちょっと遊びたいなあ。
[悪趣味な笑顔を覗かせた。
残念ながら今回も、ここには居ないようだが]
[強面の客がが意図的に視線を外したのには、気づかなかった。
私は私で、意図的に視線を向けぬようにしているのだから。
珍しく女性の姿があった。
悪趣味な事だと毒づきたくなるのは仕方ない事。
私はパンティングなどと気づかせぬように、
体温調節しながら視線を落とす。
瞼の裏に浮かぶ景色
捜査官を辞めざるを得なくなった最後の捜査。
飛び散った赤い花
倒れる赤い人
あれは私の]
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……わかんない。わう。 でも、きっとなつじゃないよ。もっとあったかいのがあるし。
[はあはあと、なおも下で息をしながら青っぽい毛のネコに首をかしげて、ソファの前の暖炉に鼻先を向けた。それはここに来てからのイヌとしての自分の知っている事だったので]
…あつい。
[隣の黒白の犬を見て、自分も大きめのシャツをもぞもぞと動かしてみたが、あまりうまくできなかった]
(57) 2012/03/05(Mon) 23時頃
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ところで…
また、いつも通りヨーラに行ってもらう?
[銀の毛並みのおとなしい猫は、いつも接待が上手。
文句ひとつ言わずに、存分に可愛がられます。]
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…わぅん?
[不思議そうに、ネコの申し出に首を傾げる。]
…ちよっと、あついかも。けがわがぬげればいいのにね。
[服を着ているという考えはなく、そう呟いた]
(65) 2012/03/05(Mon) 23時半頃
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[体温調節さえイヌネコになっている彼等にとって
空調を乱される事は命にすら関わるというのに。
私は不快を露に今日の客を一度睨んだ]
……ヨーラが良い。
あれで気を逸らす
[少しでも長い間、彼等に平穏を与えたい。
ヨーラを見捨てるわけではないけれど、来客の好きなネコだから
彼女が適任だろうと、聞こえる年長犬の声に私は同意した。
其の声に聊か憤り混じっていたとしても、仕方の無い事だ。
理性残っているとはいえ、ヒトであった頃ほど我慢は効かない]
頃合を見て、連れて行く。
[不快を露わにし、こちらを睨むイヌをみてにっこりほほ笑む。]
そんな顔しちゃだめよぅ?
[いじめたくなっちゃうから。
そう小さく呟いた。]
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あはは、そんなにひっぱったらいたいっ…て、うぉんっ!
[勢い余ってシャツが脱げたのでちよっとびっくりしたか、下も似たような色の下着だったし、あまり気にするのはすぐにやめた]
おみず…ほしいかも。
[汗で細身に張り付いたシャツを纏ったまま、床に腹這いになって鳴いた]
(71) 2012/03/06(Tue) 00時頃
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変態。
[崩れ落ち、意識が途切れる前に
私は視界の隅に捕らえた客を見ながら
ぽそりと吐き捨てた**]
褒め言葉ね。
[金の大型犬が崩れ落ちる前に吐き捨てた言葉。
それに満面の笑みで答えた。]
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[そのまま少しへばっていたが、金犬が突っ伏すのを見て、顔を急に上げた]
ぅおんっ! だいじょうぶ?!
[自分より随分強そうなイヌの突然のことに、おろおろとしたようにその場を行き来して、何度か吠えた*]
(77) 2012/03/06(Tue) 00時頃
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――おい、不快だぞ。
[無性に苛立たせるのが上手い。
折角仔たちと遊ぶのを楽しみにしているのに]
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くぅん…… ありがと。ええと…
[心配そうな中、水を差し出したネコにお礼を言って。ジェフにも、と言おうとして、先に水が出されたので、顔を少しだけ綻ばせた]
わぅ…
[そのまま金色の犬をじっと心配そうに眺めていた**]
(89) 2012/03/06(Tue) 00時半頃
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悪いけど、へばってそうな銀髪のネコ、調子悪そうなら
こっち連れて来て。
少し休ませるわ。
[首輪に声をかけて、あ、と思い出す]
調子悪かったら声掛けろ。
そいつからでいいから。
[消える命ならなるべく笑っていて欲しいとも思う]
ええ、わかりました。
ヨーラ、ジェフが連れて行きます。
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