205 Fluch〜禁忌の恋愛村〜
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それ、
悪魔と、どー違うんだろォね。
[氷が溶けて、くそ不味いブランデーを口にする。 悪魔も天使も飽和して。皆、違いなんて大差ないのに。]
[嚥下するのは、ただの水。*]
(146) 2014/12/02(Tue) 00時半頃
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ゲホッガハッ……… あー……。めんどくせ。
[ヘンゼルとグレーテル。 良い年したオッサンが、そんな乙女みたいな想像をしてしまうのは。己の歩く後に、白い羽根と黒い血が落ちているから。 木枯らしでも吹いて、全て吹き飛べばいいのに。]
――――……。
[学校。商店街。河川敷。路地裏。海沿い。田圃道。
何処にでもありそうで。 何処にもない。この町だけの世界。
銃声。]
はぁ。――――……禁忌を犯しては、いけない。ねぇ。
[血と錆の浮いたこの町。銃声止まぬこの町。 静かで美しいこの町が―――――大嫌いだ。*]
(150) 2014/12/02(Tue) 01時半頃
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-街中-
ん?
[>>132 どこか見覚えのある金糸。それを器用に編み込みにして纏める後ろ姿。黒色の優美なドレスは、女性の品の良さをそのままに現していたか。もし愛猫がいるならば、その白にも目を引かれていたことだろう。]
あー……。 あー、確か。
[>>0:82 黒曜石。清廉なあの少女の姉だったと記憶している。 金と黒。あまりにもかけ離れていた色と顔立ちに。 記憶が、色を持って呼び起される。]
グローリア、だっけ。
[三十路近くの男が十代の女性に声掛けるのは、些か人目を憚られたが。果たして。*]
(158) 2014/12/02(Tue) 02時頃
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ミナカタは、ゆりと二人で歩けば、さぞかし美しい姉妹だろう。
2014/12/02(Tue) 02時頃
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おー、久しぶりだな。 ハイ、クーのオニーサンでヨロシイです。
[>>172 物静かな立ち振る舞いも、黒猫のことをクーと呼ぶのもそのままで。それでいて、黒百合のような馨しさを纏わせた麗人。町を抜ける前に見た彼女は、今よりもずっと幼さを残していた気がするのだけれども。]
相変わらず神サマのお仕事から逃げてんの?ユリも大変だな。
[しゃがんで腕を伸ばして白猫を誘う。もし此方に来るならば、喉元を擽ってやろう。 飼い主は己の問いになんて答えただろうか。もし嫌がる顔を見やれば、唇の端を僅かに上げて、]
で。今はお散歩ってわけか?
[ゆるり、他愛も無い話。]
(175) 2014/12/02(Tue) 13時半頃
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いや、そんな畏まらなくても。
[>>190 そんな事を言っても、きっとこの黒百合は礼節を忘れないのだろう。けれでも拗ねた表情は記憶のまま、目の前に。 微笑ましいような、くすぐったいような気分にさせられ。己の頭を軽く掻く。 似合わないでしょう?と口を尖らすには、]
ああ。似合わんね。
[と、一つ。言葉は冷たくとも真意は伝わっただろうか。
やりたくないものはしなくて良い。 そんな風に教えたのも、もう昔。]
役所?… …あー、グローリアもそんな時期か。 おめっとさん。
安心しろ。俺も行ってない。
[白猫の小さな額を擽りながら、視線を上げて答える。 堅苦しい所が苦手なのはお互い様。猫が、なーぉ、と鳴く。]
(192) 2014/12/02(Tue) 19時頃
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え゛ーーーーーーー
[>>191 さっき断ったばかりなのに。 まぁ、旧友の誘いならともかく、こんな麗しい女性の誘いには、]
はぁ。 ――――……さっさと行くぞ。
[白猫を担ぎ上げ、Uターン。]
(193) 2014/12/02(Tue) 19時頃
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いや、天使。
[>>196 似合うだろ?と視線を上げて返す。愛猫は不思議そうに二人のやり取りを見つめていた。]
悪魔。悪魔、ねぇ。 …………似合ってんじゃん? 神サマに背いてるっつーか。なんつーか。
[唇の端を歪め、肩を小さく揺らす。 所詮、天使とか悪魔とか。タグにしか過ぎない。 それでも、この黒百合と自分は、交わってはいけない。 この一言で、明白に決まるのだ。
くだらない。]
ハイハイ。そうと決まりゃ、さっさと行く。
[>>198 猫のような瞳を見据えて大股で歩く。 白猫は肩の上に乗って鳴いている。*]
(202) 2014/12/02(Tue) 21時頃
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-役所-
[>>199 黒百合が右往左往しながら役所を駆け巡っている間。 自分はロビーで気怠そうに煙草を吸って見守る。 白猫もまた、暇そうに己の膝の上で欠伸をしていたか。
自分も全く手続きはしていないのだけれども。 まぁ、いざとなれば『診断書』でも見せれば一発だろう。
役所には見知った顔もいくつか居たか。 自分からは話しかける事はなかっただろうけれども。 もし声を掛けられるならば、何がしかの会話をしたに違いない。]
(203) 2014/12/02(Tue) 21時頃
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[やがて、]
――――………お疲れ。
[晴れ晴れとした黒百合の猫目を見やりながら、頷く。 白猫はご主人様の足元に駆けていった。]
まぁ、そんなもんだろ。 発現なんざ、親不知みたいなもんだし。
で、グローリアはこの後どォする?
[もし彼女が他の知人のところへ行くならば、無理に引き止めはしない。 手持無沙汰のようであれば、少しの間は同伴させて貰うかもしれないが。相手に判断を委ねた。]
(204) 2014/12/02(Tue) 21時頃
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散歩か。
[>>210 小さな町だ。 歓楽街もなければ、あったとしても都会よりもずっと流行遅れの代物。 年頃の娘とデートするような場所なんて、無い。 この町の若者はどうやって恋をするんだ? なんて間の抜けた事を考えつつ、]
んじゃあ、そだな……
ちと、学校行かない?
[デートとは思えないような場所を提案する。
記憶のままの面影を残しているだろうか。 中はそのままだろうか。実に十年以上前に通った母校は――… どんな色を自分に、映すのだろう。
色気も無い場所に、彼女はなんて答えるだろうか。]
(216) 2014/12/02(Tue) 21時半頃
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さんきゅ。 ……まぁ、気紛れみたいなもんだ。
[>>218 にやと笑う旧友には同じように苦笑で返して、片手をあげる。向こうが小さく息をついたのは、気の所為だっただろうか。それとも。]
暇なら、付き合え。
[>>223 不思議そうな表情を浮かべる黒百合を一瞥して、歩き出す。*]
(224) 2014/12/02(Tue) 22時頃
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-学校-
[この学校は小さい。 小学校から高等学校までを併せてやっと一人前の風格を保てる。それでも決して狭くはない敷地内に、一歩、足を踏み込む。]
―――――………。
[およそ十年と少し前。 そう言えば、金と黒の姉妹には、やたらと懐かれていたのを思い出す。放課後、図書館で彼女たちの宿題をひとつひとつ丁寧に教えた事もあったか。教えるのが上手くなったのも、こういう事の積み重ねだったかもしれない。
めんどくせ。勝手にやれよ。 ……なんて、悪態をつきつつも。 結局断れずに。何処か、待ちわびる自分も居て。]
へぇ、変わんないねぇ。
[不遜な態度はあの時と今、何一つ変わる事はない。 ただ、少しだけ老けて。そして痩せた。]
(225) 2014/12/02(Tue) 22時頃
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…………あれは何だ?
[校舎には何かを訴える横断幕。 学生運動の一種だろうか? 自分が死ぬまで世界を変える事を辞めない。 文意は多少違ったかもしれないが、そんな事を延々を綴ったモノが書かれている。]
ふーん。熱心なもんだな。
[傍にあったブランコに座りながら、小さく呟いた。 ブランコは自分の長身には不似合い過ぎて。 不自然に両脚を砂場に投げ出した。]
………。 グローリアは、今、学生なんだっけ。
[年齢を頭のなかで数える前にそんな事を尋ねる。]
(226) 2014/12/02(Tue) 22時頃
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おぉ、そうか。………おめっとさん。
[小さく拍手をして、遅すぎる卒業の祝い。 そうか、もう高校も卒業したのか。 なんて時は経つのが早いのだろう。]
調香師?へぇ………、香水とか作るんかね。
[夢があっていいな。 小さく呟いた言葉は冬の空に溶けて消えていく。]
ま、頑張れよ。 ――――……アンタならなれるだろ。
[大きく軋ませてブランコから立ち上がる。 並木道を見やりながら、なんとなく歩きだす。 彫刻刀で大きく削ったあの樹は、まだあるだろうか。]
(234) 2014/12/02(Tue) 22時半頃
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へぇ、―――……頑張ったな。
[>>244 手を頭に軽く乗せるだけの軽い愛撫を。 かつて宿題が全て終わった時にしてやったような行為を、黒百合に重ねる。 きっと、さぞかし馨しくて。優美な香水ができるのだろう。
そして、それを味わう自分は。居ない。]
…………あ。
[あった。一見すると分からないが、手で触ると明らかにそこだけ抉れている。切っ先から人為的に傷つけられたものだという事が分かるだろう。 その樹の根本。しゃがみこんで掘り起こそうとする。 スコップは無いので、己の手で。それほど深くは埋めていないから、きっといつか見つかるはずだけれども。]
(249) 2014/12/02(Tue) 23時頃
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……。
[果たしてそれはそこにあるのだろうか。 無言のまま、地面を、記憶を掘り起こす。 黒百合は不思議そうにその様子を見守っただろうか。]
――――……アンタは町出る気とか、ねぇの?
[砂が捌け、赤茶けた土が見えた頃。沈黙を破って、尋ねる。]
(250) 2014/12/02(Tue) 23時頃
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………ん。
[>>260 頬が緩んだ黒百合の表情は相変わらずで。 なんだか十年前に戻ったかのようだった。]
まぁ、そんなもんじゃねぇの?
[妹を出汁にしている事は、特に責める気はない。 自分なんて、弟すら置いて逃げてきたのだから。]
………ユリを、大事にしろよ。
(266) 2014/12/02(Tue) 23時半頃
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[そして暫くの沈黙のち、]
――――――………おー。 やっと、見っけた。
[泥と砂まみれの缶。 それを開ければ、小さな袋に包まれた何かが出てきた。 それを泥だらけの手で取り、]
ほらよ、返す。
[黒百合に投げた。
卒業式の時だったか。町を出る時だったか。 金と黒の姉妹に渡されたモノを埋めた。
―――もうこの町に戻る事もないと思って。 年の離れた妹のように可愛がっていた彼女たちとも。 もう会う事はないだろうと。離別の意味を込めて。]
(268) 2014/12/02(Tue) 23時半頃
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――――………グローリア。
[果たしてそれは何だったか?]
夢を、捨てんなよ。
[その答えを知るのは、金と黒のみ。*]
(269) 2014/12/02(Tue) 23時半頃
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[ふわり。]
[>>279 白猫が黒百合の手元を離れて地を降りる。僅かに薫るのはラベンダーの香り。果たして、その花言葉はなんだったか――――]
………そうか。
[旅立つ自分に向けての餞別のつもりだったのかもしれない。あるいは、]
―――――………。
[憧れ。確かに聞こえる其れに。返す言葉は咄嗟に見つからず。 はにかんだような微笑みに、静かに頷き返す。]
ま、 めんどくせー散歩に付き合ってくれて、ありがと。
[校舎にかかる時計を見やって呟く。あと一か所ほど、寄り道する時間は残されているようだ。足の裏で地面を均しながら、彼女の方に振り向き、]
俺はもう少しうろうろするわ。 グローリアは?
(289) 2014/12/03(Wed) 00時半頃
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ん、分かった。
[>>301 柔らかい笑顔のまま首を傾げる、黒百合。]
[悪魔の娘。]
―――――……暗くならないうちに帰れよ。
[だから、交わっては。いけない。 紫色の花の香りを背に、校門を抜けて。歩いていく。 白い羽根は冬の空に、ひらり。儚く舞う。*]
(307) 2014/12/03(Wed) 01時頃
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-黒百合の後で:>>307-
――――……、っはぁ、
[道端にしゃがみ込む。暫くそこから動けずに、目を閉じる。 そして、何度か嗚咽を繰り返した。ヘアボールのような形状のそれは、羽毛が幾重にも合わさったものだった。]
………。
[>>163 母と同じ病気を抱えた自分を、黒猫が知ったらどんな表情をしただろう。痩せた自分を、聡い黒猫はもしかしたら感づいたかもしれないが。 言える勇気は、無い。置いていかれる事の悲しみは、誰よりも知っているから。]
[何度か深呼吸をした後、漸く立ち上がる。 >>289 約束の時間までまだ先だと思っていただけれども、この調子では遅刻してしまう。約束の店のある方向へと足を進める。商店街も途中通っただろうか。もし、道すがら誰かに会えば何かしらの挨拶は交わしたことだろう。*]
(371) 2014/12/03(Wed) 18時半頃
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[>>374>>375 道すがら、二人の少女が話しているのを見かけた。 彼女達とは知り合いだっただろうか。 もし、そうだとしても最後に出会ったのは、彼女達がずっとずっと幼い頃だろうけれども。
一体何を話していたのだろう。 首を傾げながら何から密やかに会話をする様子は微笑ましくて。 特に彼女たちに自ら声を掛ける事はしない。 ショーウィンドーに映る自分のシルエットは、随分と細い。*]
(381) 2014/12/03(Wed) 20時半頃
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-夕溶け:酒場-
[まだ賑わうには早い時間。 それほど広くない店の、人目に付き難いカウンターの端に座る。 此処がお気に入りの場所だった。周りを気にする事なく、好きに飲む事が出来たから。 飲酒が許される年齢になってからはしょっちゅう通ったものだ。]
それで。………ああ。そう、それ。
[メニューを口で伝えずに指差して注文する。 出てきたのは甘々のオールド・ファンションド。
顔に似合わず、ウィスキーベースの甘いカクテルを頼むのはいつものこと。 無駄にアルコール度数の高いそれを、ゆっくりと嚥下する。 身体の芯が少しずつ温められていくようだった。
待ち人が来るまでの間、口慰みに一杯。 他の人は居ただろうか? こんな田舎町、自分が愉しめる場所は、こういうところしか無いのだが。]
(395) 2014/12/03(Wed) 21時頃
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[>>394 それほど時間を置かず、待ち人は来る。 声を掛ける事はなく、視線だけで挨拶を交わした。
窓の外は再び茜色が混じり合っていただろうか。]
いつものでいいか?
[座る旧友に、メニューを渡しながらも注文を聞くそぶりは無い。 彼はどんな酒が好きだったか。 特に希望が無ければ、記憶のままのオーダーをしよう。]
(396) 2014/12/03(Wed) 21時頃
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そうだな、遅ぇぞ。
[>>398 少し微笑む旧友には無愛想に答えた。しかし、実際はそんなに待っていない事は灰皿を見れば一目瞭然だったか。
彼の前に出されたものはスタウトだった。 珈琲を思わせるような苦い黒ビール。自分の舌には受け付けないけれども。その珈琲のような香ばしさと風味が良いとか。なんとか。]
お前こそよくそんな苦いの飲めるな。
メシ? なんでもいいよ、任せる。
[無理矢理食事をもし出されれば、酒のつまみ程度には口にしただろう。 それでも昔よりかは随分と食が細い事は、悟られただろうか。]
軍って、なにやってんの?
[自分の話はあまりしたくなかった。出来れば、相手の話が良い。暗い話よりかは気が紛れるかと。]
(400) 2014/12/03(Wed) 21時半頃
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あ、そう。案外そんなもんか。
[>>412 黒を飲み干す友人の喉元を無表情に見やりながら。でも怪我するんだな、なんて小さく唇の端を上げて嗤う。
そう言えばこういう会話をしたのは初めてだったか。いつか電話か何かで、ちらっと耳にはしていたけれども。面と向かって、旧友と話すのは―――……]
…………。
[旧友は会話をはぐらかしても、直ぐ戻す。何度も躱しても。やはり真っ直ぐで。臆病な自分は何度も嘘を吐いて。
それでも、それでも―――そんなに問われると。いつか、零してしまいそうで。煙草を持つ手が、虚空を漂う。]
俺だって最期くらいは、ねぇ。――――……まぁ、
[この町から逃げたのは、]
…………人恋しくなったんだな。
[自分の気持ちに蓋をするため。]
(416) 2014/12/03(Wed) 22時半頃
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そうだな。俺に感謝しろ。
[>>420 実際は旧友のくれた電話のお陰だけれども。そんな事は簡単に棚に上げる。]
…………クシャか。アイツには迷惑かけてんねー。確かに。 偶にはアイツの代わりに店番してやらんでも無い。 親しくなった人?……チビくらいかねー。
[そうやって思い返すのは、>>0:6生徒の別れを惜しむ顔。]
[煙草はとうの昔に短くなっていた。肺に残った紫煙をゆっくりと吐き出す。天井に無造作に張り巡らされているパイプは、錆が浮き出ていた。背後を流れる音楽は、陽気なメロディーと歌詞。 学生時代に流行った曲。ハイトーンが、耳に障る。
火を強請られば、]
―――――………ほら、
[煙草はもう無かった。だから”今度は”、ジッポで丁寧に火を分けてやる。感謝しろ。不遜な目つきで見つめ、]
(425) 2014/12/03(Wed) 23時半頃
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[旧友の口元を見つめながら、]
――――……てか、俺の煙草。 無いんだけれど。
くれ、 ――――くそ不味い味でも我慢してやる。
[そう、囁いた。]
(427) 2014/12/03(Wed) 23時半頃
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好きな人?
――――――………、さぁ、ね。
[>>435 咥えた煙草はやっぱりくそ不味い。 ニコチンの味しかしない、深い紫煙を大きく吸いこむ。]
お前は?
[静かに、フィルターを噛み締めた。]
(439) 2014/12/04(Thu) 00時頃
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