147 書架の鳥籠
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魔女様に差し上げる人形が……減ってしまった……
酷いことするなあ、サイ
[理由はそういったことだったけど]
終るのは、――― 君の方だ。
[それは、彼の語る亡霊がなせる術。
魔女の願いを叶えるため、自らの願いを成就させるため。
私は、彼を――――**]
…、サイモン君は
とんでもないものを残してしまったようだね。
[サイモンを人形にした事によって、操者から離れた黒い獣は
まるで飢えた猛獣のように無作為に人を喰らったように見えた。]
…、なるほど。
我々が亡霊だと気付かれると、
あの獣で殺すつもりだったのだな。
残念ながら、違う者を喰らってしまったようだが…
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[全ては一度に]
[ピッパの傍らで書の文字を目でなぞるグロリアにも 前に鐘がなったあの時のように 鐘が響くと意識は不協和音にのまれてゆく]
[視界の端では傍らの彼女も傾いでみえたけれど グロリア自身の身体が傾くのかどちらもかは知れず]
[薄れゆく意識の中。 無意識に腕にある男物の上着を握りしめた]
(17) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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[眠るグロリアのみる世界は一面の闇。 夜闇ではなくインクを零したよう色だと思う]
[夢なのだとグロリアは理解していた。 それでも夢の中のグロリアは同じ色ばかりの世界を見回す。 何かを探して手を伸ばせば その掌には赤い爪あとが残っていた。 奇妙な夢だと感じながら手を伸ばした先に一点の光が見える]
[足は勝手にそちらへと向かう。 距離が縮むにつれて点であったものが 鳥籠の中の金糸雀へと変わる。 夢の中、書見台の上に置かれた本が映し出す幻影じみた景色]
[鳥籠の中の金糸雀がグロリアに囀る]
[――――ルーカスは亡霊ではない、と]
(18) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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[夢から目覚めるのはそれから間もなく。 ささやかな声がグロリアの唇から漏れた。 意識失う前と同じ場所であると知れるのは 視線の先に書見台があるのが見えたから]
[一瞬、まだ夢をみているのかとグロリアは思うけど 夢でないと知らせるのは ホリーが案じてくれた掌の赤が齎す淡い痛み]
[ゆっくりと上体を起こしてはみるものの 気怠さは残りこめかみを押えてゆると頭を振るのだった]
(22) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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そしたら人形にしてあげる。
大丈夫、人形になればボリーは消えないよ、ずっと魔女様とサイと他の皆と一緒。
[密やかな呟きは無邪気な声で]
ねえ、今のどうだった?
普通の人間って感じがした?今までの僕っぽかった?
頑張って騙さなきゃね。クラリスとサイが違うなら占い師はまだいるんだもんね。
バレたらあの獣に襲われちゃう。怖いなー
[悪戯中の子供のように楽しげでもある]
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[幾多の声が聞こえる。 柔らかな絨毯の上でグロリアは座りそれを聞く。 立ち上がったのは一連の出来事がおさまった後。 書見台の本の文字をなぞる。 増えた役割。増えた名前。
サイモンそっくりの人形。 彼の従えた獣。 必要な情報が流れ込む]
――――……。
[一拍、二拍、間があいて]
これ、返さなきゃ……。
[腕にある上着の主の姿を探し視線をめぐらせた**]
(47) 2013/10/06(Sun) 16時半頃
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[探していた上着の持ち主がサロンに戻り、視線が重なる。 歩み寄り掛けられた言葉>>78を聞くと グロリアはルーカスの頷き]
――…ええ。 あなたに返さなくてはと思っていたの。
[腕に掛けられた上着へと視線を落とし再度彼の双眸を見上げる]
(90) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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[書見台の本にグロリアが視たものは記されていない。 増えた守護の役職に、漸くサイモンを含む人数であったと知れる]
これで全員分――。 魔女の集めようとする人形は ――…私達、ということかしら。
[サイモンの面影を人形に重ねて呟いて、書から指先を離した]
(91) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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[ルーカスにホリーと書を見ようとする者がいるを知れば グロリアはそっと立ち位置をずらし彼らが見やすいようはかる]
亡霊でも変わらぬのが友というものなら――… それはきっとかけがえのないものね。
[そのような存在は浮かばない。 家名と利害で繋がる関係に囲まれてきたグロリアは ホリーへと向けられたオズワルドの言葉>>92にぽつと零す]
(97) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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――…嗚呼。
[けれど、とグロリアは心のなかで続ける。 ちらと視線を向けるのはホリーその人。 夜色に灯る星。 ホリーがくれた言葉>>1:184は真心のものと思う]
(100) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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[物思うのは僅かな時間。 ルーカスからの言葉>>99に戻る意識]
預かり物をどこかにおいてはおけないわ。 それに此処は魔女の家。 何が在っても不思議じゃない。 上着がひとりでに歩いて何処かに行ってしまっては大変でしょう?
[尋ねるように首を傾げて微笑むルーカスに言う。 差し伸べられた手の動きに気づくと 腕に掛けた彼の上着を両手で持ち直し彼の手へとのせて]
眠っている時、抱きしめてしまったから 少し皺になってしまったかも。 ごめんなさい、綺麗にして返すべきなのに。 それから、……ありがとう。 お陰で、あたたかく過ごせた。
(102) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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――…亡霊を除いて?
[ドームに散りばめられた星空を仰いだルーカスへと問い返して グロリアはまた本へと視線を落とし文字を目で辿る]
もっと多いのなら、 また数があわなくなるわね。
[溜息>>101を隣に聞きながら困ったように眉を下げた]
幸せが逃げてしまってよ。
[顔は書の方へと向けたまま、横目に見遣り囁いて]
(106) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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レティ嬢が、あの獣に喰われるのは
――― 見たくないものだな。
うん、それに
………僕達が亡霊だってことも知ってほしくない。
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[重なる眼差しはそのままに驚くように瞬きして ルーカス>>109へと向けた手をそろと下ろした]
もっと“おかたそう”にでも見えていたのかしら。 ――…ふふ、褒め言葉と受け取っておくわ。
[淑女らしくあるべきと知りながら 考え方を変えるのは難しく 社交界では大人しくを心においていたけれど 今はそれを見咎めるものもいないから口調は些か軽くある]
あなたはおとなだから――… そういうことに慣れているとおもったけど
意外とかわいらしいのね。
[紳士然とみえた彼が気恥ずかしいと口にすると 先ほど彼がグロリアに向けたと同じ“意外”を返して はにかみの滲む相貌見つめながら顔を綻ばせた]
(115) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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随分と、優しい事を言うのだな。
[シメオンの言葉に、少し驚いた声色で返して]
そう。
レティ嬢に植えつけられた私の記憶は、
―― 偽りなのだな。
[知ったら彼女は、悲しむだろうか。
また、泣かせてしまうだろうか。
それは―――]
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――…嗚呼、そういうこと。
[ルーカスの言わんとする事>>112に得心する]
人形集めは魔女が飽きるまで続きそうね。 願いを持つものは世界中に数多いるでしょうから 魔女は此処で待っているだけで 私達にしたのと同じ手段をとればいいだけ。
そんな連鎖、断ち切らなきゃ…… サイモンは、それをわかっていたのね、きっと。
[サイモンの人形へと視線を向けたグロリアは 添えられた現実>>113に顔を上げるも その時には黒い獣の姿は其処にはなく]
(122) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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変かな?
やっぱり変、だよね。
[おかしそうに困ったように、小さく笑う気配が密やかな声に乗る]
……ああ
そういうことになる、よね。
嘘だったなんて、なぁ。
[弟を重ねていた少女とオズワルドの触れ合い、そこに理想の親子を見ていたこともあったものだった]
[思い出したシメオンのどこか壊れているとも取れる楽しげな色は今は声には乗っていない。
嘘の記憶を嘲笑うようなものも、オズワルドを責めるようなものも無い。
ただ、淡々と言葉を紡ぐ]
だから、その前に……
[言い切る前にその目は走ってくるレティーシャを映した。]
え、……何かあったの
なんか、走って来たよ?
いや。
変なものか。
…何も変ではない。
[それは優しく諭す父のよう。
けれど、―― 願いのためなら、友すら人形にする。
大切なものがあるからこそ、
守りたいものがあるからこそ、]
…嘘であっても、
随分と良い思いをさせてもらったよ。
[それに、もしこれで 亡霊である我々が―――
そこまで考えて、思考は止めた。]
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[ルーカスの柳眉と口角。 二つが示す肯定に思わず緩む口許。 への字がやがて紡いだ言葉>>126を聞くと]
いくつになっても少年の心を忘れないのが殿方。 御婦人方はそう言っていたけど本当かもしれないわね。
でも、子供でもないからあなたは私の言葉に怒らない。
[既婚の証である輝きを認め、 何か言おうとするも開いた口が音紡ぐ前に レティーシャの声>>118が届いて意識がそれる]
あ……。
[呼び止める声が重なり、駆け出す者もいて 歩くことに支障なくとも駆ける事できぬグロリアは動けず]
(137) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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グロリアは、ルーカスの苦さ含む声に悩むように眉を寄せた。
2013/10/06(Sun) 22時半頃
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[グロリアは視線を落とす。 胸元で自身の手を握りしめるとツキリと微かな痛みを感じた]
断ち切る先は――…
[ルーカスの言葉をなぞり、間をあけて]
あなたでないのは確か。 けれど、まだみつからない、みつけられない。
[“そう”でないと思いたくなる相手はグロリアにも存在する。 だから、同意するように頷いて、嘘の星空を見上げた]
(151) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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あれが怖いだけ、なのかな?
[どうも見ているとそれだけじゃない気がするが、確証に至る根拠は無くただ疑問を口にするだけ]
なんにしても、可哀想……だよね
うん……可哀想。
[抱いたのは、「人形にしてしまえば解放される」ボリスの時と同じこと
言葉にはしなかったが、それをオズワルドは察しただろうか?]
レティ嬢は、魔女に呪いを解いて欲しいと…
そう言っていた。
と、記憶している。
[どこまでが作り物かは、さて、曖昧だけれど]
…可哀想、か。
もう少し、笑った顔がみたいと
そうは思うがな。
さてシメオン君、
レティ嬢を――― お願いしてもよろしいかな?
[口調に感情は乗せず、助手に仕事を頼むように告げる。]
“次”は、シメオン君の番、だったはずだ。
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[ルーカスの応えは漸く耳朶に届く程度のもの。 見上げたままの姿勢で小さく笑い隣を流し見る]
正直ね。
[それを美徳だと思い言葉のまま受け止めた]
数の問題なら――…
[自身の役割を明らかにすれば動きはあるだろうか。 ちらと過るもルーカスを巻き込むかたちになると知れるから グロリアは迷い、声を大きくは出来なかった]
(167) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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……
うん。
[獲物選びを楽しそうにしていたのとは別人のように、寂しそうな声]
…、…シメオン君?
迷いがあるのなら、私がやるよ。
どうしたの、オズ
僕が迷いなんて抱く理由、ないでしょ?
[くすくすくす、先程までの様子は消え失せて楽しそうに笑った]
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[カトリーナの願う声>>159>>160が聞こえる]
――――……。
[彼女の言わんとすることはわかる。 柳眉顰めてふるりと首を横に振る]
あなたが亡霊でないなら終わらない。 犠牲者は増え続ける。
自分で頑張れば叶う願いとわかったならそれは収獲じゃない。 魔女に頼らず自分で願いを叶えられるなんて素敵な事だと思うわ。
――…考えたくない、なんて。 楽にして、なんて。 友をおきざりにして、いいの……?
[それよりも人殺しという罪に手を汚したくないと望むなら グロリアの声も彼女には届かぬだろうか]
(179) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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―――そのようだな。
[不安定だ、と感じた感情は口にしないまま、]
…、シメオン君。
頼りにしているよ。
ティーシャが僕を拒絶する
何で?嫌だ。独りは嫌だ。僕は、違う、僕は独りじゃない……
[迷子の亡霊に届く泣きそうな声は要領を得ない、何か問われても答えられなかっただろう]
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[誰かが立ち去るだけで寂しそうに見えたカトリーナ。 さびしがりやな印象を抱く彼女。 紅茶を飲む彼女をみて、ささやかな茶会で あの時、同じ飲み物をすすめればよかったとグロリアは思う]
――…っ。
[やり場のない思いをぶつけるように握りしめられる拳。 手のひらの赤い痕は血が流れぬまでも増えてゆく。 ルーカスの選択>>180を聞けば目を瞠り]
それも、数の問題?
[カトリーナの言い分を聞けば凡そ“そう”でないだろうと ルーカスなら感じ取りそうなもの。 だから、理由をそちらなのだと思い尋ねた]
(188) 2013/10/07(Mon) 00時頃
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グロリアは、シメオンに話の続きを促した。
2013/10/07(Mon) 00時頃
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――…それがあなたの選んだ道なのね。
[カトリーナの応え>>182にグロリアは唇を結ぶ。 彼女の笑みに柳眉をよせてしまうのは 彼女の意志がかたいとしれたから]
さびしいわ。
[ぽつと彼女に思いを告げた]
(191) 2013/10/07(Mon) 00時頃
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レディの扱いがなってないようだな。
シメオン君。
―――、…
[拒んでいる、と聞けば、ぐらりと心の内は揺れる。
それでも、それでいいのだと 言い聞かせる。]
[謝罪の言葉は 言わない。
サイモンにも言わなかった。]
シメオン君。
君には、私という亡霊仲間がいるではないか。
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[先ほどの話題は尋ねたのと同じ。 ルーカスに視線を向ける]
――…まるで、戦友のようね。 そう言って貰えるのは嬉しいけれど
その相手は私でいいのかしら。 上着と違って、預かるには重すぎるものだわ。
[密やかに綴る声はルーカスにのみ聞こえる程度。 眸の中に宿るものが垣間見えれば 心強さを感じるものの、僅か困ったような微笑を浮かべた]
(196) 2013/10/07(Mon) 00時頃
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ああ、ああ、……うん
そうだよね?オズも、ゲルトも、いるもんね?
そうだ、うん、独りじゃない……
[震える声、けれど嬉しそうに
そうして自分に言い聞かせるようにぶつぶつと呟き始める]
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数の問題だけでないなら、安心した。 あなたが自分の信念で選んだものなら 何も言わない。
[ルーカスの答え>>194に、握りしめた手の力が若干緩む]
――カトリーナの事は分からない。 彼女が嘘をついているようにはみえないけれど 絶対に“そう”でないとは言えないから。
嗚呼、それをいうなら 誰も、嘘を吐いているようになんて私には――…
[見えない、と悩むように視線を落とした]
(201) 2013/10/07(Mon) 00時頃
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[みつけていれば躊躇いなく選べるだろうか。 それもまた違う気がする。 金糸雀が示したひとつはシメオンで。 断ち切るべき鎖は未だ選べぬまま思案して ちらと向ける視線の先にはルーカス>>206の顔がある]
――…そうね。 あなたは自分の足で立ってる。
[軽い口調に感じるのは優しさ]
いいえ、私には過分だと思っただけよ。
[くすりと笑みを零しそう答えた]
(209) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
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[ホリーの声>>203が聞こえ、そちらに顔を向ける]
探しにいった人たち、まだ戻ってこないのね。 ――…ホリー、あなたも気をつけて。
[案じる声をホリーへと向けて歩みゆくのを見送った]
(211) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
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[ルーカスの独り言のように聞こえるそれ>>207 グロリアは少し考えるようにしてから声を漏らした]
嗚呼。 それはきっと互いになのでしょうね。 そういう関係、少し羨ましいわ。
[階上で親しそうな二人の姿を見たことを思い出す。 羨望はうっすらと。 強く現れないのは多くを望まない、望めないと思うから。 グロリアは胸の上で手を重ね祈るように目を伏せて]
――…ねぇ、これだけの蔵書があるなら 手の施しようがないとされた怪我や病を なおす術が記された医学書もあったりしないかしら、ね。
[そう言ってルーカスを見上げた後、無数の書架へ目を向けた]
(212) 2013/10/07(Mon) 01時頃
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[カトリーナの心は動かせなかった。 誰かを選んだその事に彼女は心を痛めるのだろう。 人殺しに加担する事になればその罪悪感に苛まれるだろう。 そんな事を想像して、息が漏れる。
彼女が少しでも迷いを見せるなら 言葉重ねて止める気でいたけれど 選ばずにいたいと思っていたけれど
――彼女の選択に心は揺れて。 そうして、彼女の事を、グロリアは思う]
(220) 2013/10/07(Mon) 01時頃
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[差し出されたルーカスの手>>218と 向けられた言葉の意味を理解して]
あなたは優しすぎて、心配になる。
[グロリアはまた困ったようにわらう]
戦友と思ってくれるのなら 支えられるばかりでいたくないから。
[爪のあとが残る手のひらを ルーカスの手へと重ねて]
背を預けあい共に進める。 ――それが理想、なんて、ね。
[考えて同じ道を選んだから、と ルーカスに預けたのはその手の重さ]
(224) 2013/10/07(Mon) 01時半頃
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[短い返事を返すルーカスの嬉しそうな色に 微笑ましげにそれを認める]
――…行動が早いのね。
[書物の話には感心したように呟いて]
それだけの種類があるなら――… 眠り姫を目覚めさせる方法ものっているかもしれない。 その場所に、エスコートして下さる?
[ゆると首を傾げると金糸雀の色の髪が揺れる。 願えばたどりつけるだろう不思議な空間と知りながら 彼のなした成果を彼自身に披露してもらいたいと思った**]
(229) 2013/10/07(Mon) 01時半頃
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