232 【突発明後日ゆる村】503-HELLO PEOPLE!
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[泣くのに飽いて眠るまでの時間は、泣いていた。 飽くほど泣いていた。
モスキートの呼吸の音は、土の下には無かった風の音。 メントールの香りは、夢のペパーミントアイスの香り。 旧い映画のあらすじは、傘で飛ぶ女の荒唐無稽な物語。
嗚咽は止まり、いつしか呼吸は寝息に変わる。**]
(6) 2015/07/16(Thu) 09時頃
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[夢、ゆめ、ユメ
それはヒトの数よりもずっと多く、もしかしたらロボットも見るのかもしれない未知であり続けるモノ。
那由多不可思議無量大数、ヒトには数えることも叶わないそれらはいつどの時空でもシャボンのように産まれては弾け、産んだ者の記憶にも残らず消えてゆく。]
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――……どうしたんだ。どうかしたんだ。 鉄線の輪の内側だ。 外側だ。 ゃ……ん、ん
[ムグニャムグニャと寝言を零した。 ここが何処であっても、問題なく熟睡している。
問題なく熟睡していた。]
モナ、モナ。クレ、クレパス。 ルシ、ルシフェル。 プリティ、シューチャン、シュー。
[起きた。 そして睡眠に際しての深い呼吸で乾いた喉を絞り、 カサカサした声で周りの声を模倣した。 模倣の精度はとんでもなく低かった。]
(23) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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ーー ??? ーー
[開け放たれた窓、涼風がカーテンを揺らす。青空と白い雲の下では運動部が今日も練習している。
この暑い中よく頑張るなあ、他人事でしかないから思うことはそれぐらい。
そうやってぼんやりとしていた時不意に聞こえた、鈴を鳴らすような声]
『ねえねえ、ススム君って頭良いよね。マジなんでも知ってる系ってわけ?』
[机の前に立って楽しげに話しかけてきた彼女、確か苗字は さん……名前はなんだっけ?
髪を染めた派手なクラスメイトと話し込んでいるのをよく見る、少し苦手な女子。
友達もいない僕に話しかけてくる理由がよく分からなくて困惑しつつもなんでも知っているということは否定した。]
『ふーん、じゃあ自分より下がいることを喜べばいいと思うし。
とにかくさ、あたしは次のテストがマジヤバイ感じなわけ、だからススム君に勉強を教えてほしいの!』
[それを自分で言うか。なんて突っ込みが出来たならお願いを断ることも出来ただろう。
悲しきかな、陰キャラ男子]
[ぐるり、ぐるり、風景は捻れ人物は靄となり場面は移り変わる
シアターのように綺麗に自然にとはいかないのだ。]
ーー ??? ーー
[学校の図書室じゃ彼女を知っている人達に変な顔で見られるから、僕が先生になるのはもっぱらよく個人的に通う図書館だった。
今じゃ殆どが電子書籍にとって変わったけれど、古い紙束特有の匂いは嫌いじゃない。]
ねえ、 さんってさ。
……そんな苗字なのに数学が苦手なんだね?
[きょとんとした顔を見つめ、首を傾げ微笑む。
特に僕達は関わりもなかったけれど。珍しさから認識していた姓をからかうことが出来るぐらいにはいつしか心を許していて。
それに対して彼女がそんなに怒ってないように見えたのも、司書ロボットが怖いからではないと思いたい。]
[図書館の窓から見える緑が紅に染まり、枯れ落ち、また芽吹き…
幾度か繰り返した後、そこにあるものは?]
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映画を撮るか。映画を撮るとしようか。 第四部からだ、クライマックスから始まる。
[モナリザにおはよう。 モナリザのツルツルした指先におはよう。
身体の異常は今のところ見当たらない。 見えない異常に気付きようはないから、異常なしだ。 管理者の疲労度99%満身創痍な腕にもおはよう。
おはようの次に続いたのは宣言。]
何が居る?傘か。光か。カメラか。
[ブランケットの気遣いに包まったまま 欲しいものを呼ぶパネルを操作した。]
(49) 2015/07/17(Fri) 01時半頃
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[映画の最初の場面を撮る。 カメラは小さくて高性能なのにヂヂヂヂと鳴く。 中でフィルムが走っているのだろうか。まさか。]
ケダモノは良い。クライマックスらしい。第四部だ。
[最初の場面。 これは、エフとナユタが暴れたり遊んだりしている画。 しずかに仏頂面でにこにこしている†ルシフェル†も 続いてファインダーに閉じ込める。**]
(50) 2015/07/17(Fri) 01時半頃
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[差し込む木漏れ日が照らす白い机、少し効きすぎた冷房。この場所はいつでも変わらない。]
さん。
[彼女を呼ぶ僕の声はあの日よりも低い、体つきも随分男らしくなったと思う。目の前の少女もまた女性へと移り変わり始めていて。
人間は、世界は、変わらずにいられなかった。]
僕はね、
都心の大学に行こうと思うんだ。
[静かな空間に響く声、目を見開いた さんの顔。僕はきっと忘れようとしても忘れられないだろう。]
前にも話したよね、保安技師になりたいって。
こんな時に?……こんな時だからこそ、だよ。
[いつも明るいその表情が悲しげに歪むのを見ていられず、外へ視線を逸らした。
小さな女の子が育児ロボットに手を引かれ歩いている、傍らの女性は赤子を抱えそれを愛しげに眺め。
この風景もいつか、散ってしまうのだろうか。
戦火の足音は確かにこの田舎町にも近付いている、戦争が長引けばやがて僕は整備隊へ配属されるだろう。]
ごめんね。
[色んな想いがこもっている筈なのに、口に出してみれば随分淡白に感じられる四文字。この人のように素直に感情を表に出せれば良かったのに。
胸の内を全て伝えることも、一緒に来てほしいなどと乞うことも出来ない。僕達の関係は、机を一つ挟んだものでしか無かった。]
[『アンタはマジで真面目すぎ、あたしを見習え』
いつものように笑って、彼女は泣く。]
そうだね、うん。君の言う通りだ。
……ごめんね。
[慰め方など知らない僕は肯定し、何度も謝罪を繰り返すことしか出来ない。
やがて さんは下を向いて静かに頷いた。……その姿はまるで見知らぬ女の子が目の前に座っているかのように映った]
[場面は一度暗転する、少女の涙も何もかもが闇に消えた。
男が彼女へと伸ばしかけた手の行方も、誰も知らない。]
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[小さな四角で切り取る世界の中心には 人や鼠やなんやかんやがインしてアウトして。 めまぐるしい。
しまいには世界が赤く染まった。]
光を。もっと光を。
[クレパスキュールがもたらした 緊張感を演出するのかしないのかわからない赤は、 欲しい光に少し似ているもののように思えた。
パネルに触れても呼べない欲しいものは、 ここでは貴重なものである。]
(67) 2015/07/17(Fri) 22時頃
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[呼べる光もある。
パネルで呼ぶと、目からレーザーが出るゴーグルが来た。 もちろんこれは「かっこいい」を欲しがる ノリノリしているナユタに渡した。]
光を。もっと光を。
[なんてことをしながらピザを食べたい。 ユンユンと蕩けたチーズを伸ばして ムグムグと蕩けた口に押し込みたい。
異常高温の異常さに触れたい。]
(69) 2015/07/17(Fri) 22時頃
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ワクラバは、ピザをムグムグしている。異常にアチチに苦労している。
2015/07/17(Fri) 22時頃
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何も焼かない光線は良い。 何も切らない光線も良い。
[赤いレーザーと赤い光は仲が良さそうだ。 赤の中ではチーズの糸がより柔らかそうに見え、 赤の中では白い鼠が茜色に染まっていた。]
異常だらけになっちまう。眩しい異常だらけに。
[クレパスキュールの疲労度を引き上げていく光に 眼球の疲労度を引き上げられていく。 瞬くと、溶けた瞼の端がトロリと落ちた。 チーズのようだった。]
(76) 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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[パネルを二度押した。
ズンズン低音を響かせるのが得意なスピーカーと 青い傘があらわれた。
スペースオペラを盛り上げる バックグラウンドミュージック。 途中に走るノイズはご愛嬌。 主旋律はトランペット。
青い傘は、光から眼球を少しだけ守ってくれた。 光があることは喜ばしい。 光を傘で受け止めるのはなかなか心地良い。
トランペットが高らかに歌った。]
(78) 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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