人狼議事


233 逢魔時の喫茶店

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 採集人 ブローリン

− 逢魔時 −

[店長を貸し切る、紛い物の夜。
ずっと閉じ込めていた想いの花は芳しく香り立ち、

幾度となく交わす口付けの深みへと、共に溺れる闇の中]

 ……
 もっと、満たしたい
  [願いを][愛してる][もっと]

(23) tayu 2015/08/13(Thu) 01時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[やがて
厨房は朝を取り戻し、残されたのは忘れ去られる花の図鑑]





 触れて  触れたい
 君のすべてに

[場所を変える夜の続き

悪魔の囁きは、溢れ出る熱情に掠れた。
膝の下で、背の下で、シーツについた掌の下で、古い木枠が軋む*]

(24) tayu 2015/08/13(Thu) 01時半頃

【人】 採集人 ブローリン


 優しくしたいのに
 そうやって──

[揺れる瞳>>25を覗き込んで、加減に困るとぽつり呟いた。

華奢で強靭な人間の体をかき抱いて、
なだらかな曲線を辿る掌へ、肌は吸い付くように馴染んだ。
恋した青年はいつしか成熟し、抱えた疵も彼の大切な一部。
薄い皮膚と張りのある筋のあいだ、
ふわとまろむ柔らかな感触に、
ああ、ずっと、こうして触れたいと]


 君がこわれるほど愛したくなる
 …… 比喩じゃなく

[不穏を囁く魔物の声と、慈しみを刻む指。
もっと、体と心のやわらかい陰へ。
悪魔のかたちと愛をすべて覚えて、二度と不安になれないくらいに]

(44) tayu 2015/08/13(Thu) 16時頃

【人】 採集人 ブローリン

[偽りの夜の中>>26

縋る彼のゆびに想いは掻き立てられる。
爪弾かれる情熱、
背の皮膚を破いて、慎ましく畳まれた闇の翼は咲き誇った。

粛々と愛を紡ぐ喉を食み、共に奏でる音色で寝室を濡らし、
満たし、満たされて、
貪る魂。

肥沃な花園へ尽き果てぬ愛を注ぐ、どうしようもないほど真摯な”願い”]


 ホレーショー
 ………

[いつの間にか、
広くはない寝室もベッドも、夥しい花々で満ちていた。
けぶる淫蕩な蜜の香り]

(45) tayu 2015/08/13(Thu) 16時頃

【人】 採集人 ブローリン



 ── 俺も、愛してる

[何度も繰り返した言葉の往還。
けれど今は優しく、優しく、触れた唇を微咲ませる。

花弁の褥にぐったり身を沈めるを抱いて、
異国──故郷の旧い詩を
静かに口遊んだ]

(46) tayu 2015/08/13(Thu) 16時頃

【人】 採集人 ブローリン

[その後。

夏時間の時刻と太陽は惑う。
朝ではなく、たぶん丁度真昼前、トワイライトの昼営業の時間が近い頃>>27]


 ……下に誰か来た気が

[通達を忘れた、かもしれない?
悪魔は知らんふり。

満ち足りたオマキザルの仕草でホレーショーのうなじに額をすりすり、懐いた。
ゆらゆらと動く黒い尾はシーツの隙間を探って遊ぶ。
熱の残滓を誘って、耳元で名を呼ぶ声は掠れた**]

(47) tayu 2015/08/13(Thu) 16時頃

 − 過日のcafe & bar ≪Twilight≫ −


  いらっしゃいませ

[勤続年数は間もなく二桁を越えるが、
畏まったコテツの挨拶を聞いたのは初めてかもしれない。

彼に数テンポ遅れて、いつも通り腰を曲げる。
あのケイですら堪えているのだ。
千冬と初めてここへ来た夜のことを思い出し、
不要な揶揄は裡に仕舞っておくつもりだ――今の、ところは。]


[この店の、コテツの、秘密を明かす間。
トレイルは何も言わず、給仕に励む。

一時期落ちた客足も、また戻ってきた。
『あの悪魔、昔はもっと冗談が通じたのに』とか。
『よほど今の主人に惚れ込んでいるらしい』とか。

囁く噂が耳に届いても、聞こえないふりを貫く。
ここではそういう振る舞いを求められているから。
よもやそれがうちの店主のことだとは、夢にも思わず。

『坊主はまだ人間かい?』
なんて、全身を包帯で包み真紅の瞳孔を持つ男に尋ねられても。]

  ――勿論。俺は死ぬまで、人間ですよ

[当たり前のことだと、静かに答える。
くちびるの端に、ほんの少しの痛みを抱えながら。]


[2杯目のグラスも空になる頃。
そろそろここの空気にも慣れてきただろうか。
あまり間を置きすぎると、逆に声をかけづらくなる。

日ごろ可愛がっている(本人談)同僚にエールを送ろうと、
いかにも通りすがりに目がつきました、という態で近づき。]

  どう? 楽しんでる?
  今なら珍しい料理がたくさん食べられるよ

[ゴロウに向けて微笑みかける。
ホラーの類が苦手だという前情報は受け取れなかったが、
リツよりはストレートに驚く様は確認していたので。]

  昼に比べて、夜は薄暗いから足元には気をつけて

  尻尾とか、羽とか
  ――…目玉とか? うっかり踏まないように

[さすがにそういった落し物をする客は稀だが、0じゃない。]


 ― いつかの、夜のトワイライト ―

[その扉が男を拒む事はなく、深いグリーンは昼間と同じようベルの音と共に口を開いただろう。

ただ昼間と違う個所は、
酒の並ぶカウンターの奥の風景と、店員の服装と、揃う客の風貌ぐらいか。
馴染みの顔を見つければ、やあ、と、カウンターの奥から店主が手を振った。]


[コテツから撃が飛ぶ前に、ほどほどのところで留めて。
ごゆっくり、と笑いかける。
二人にとって、忘れられない夜になることを祈りながら。

そして――…休憩を取る前に。
厨房で鍋を振るう、もうひとりの同僚の元へと近づき。]

  あの、さ……ちょっと、
  聴きたいことがあるんだけど

[きょろきょろとあたりを見渡し、
他に誰もいない――壁に耳も、扉に目もないのを確認後。

そういや蛇の時ってどうやって音を聴いてるんだろ、
なんてどうでもいいことを頭の隅に浮かべながら、問いかける。]


[厨房ならば思いっきり笑っていられる。
 料理をしつつ、口にはタオルを当ててひたすら爆笑していた。
 やばい、腹痛い。

 トレイルが入ってきたのは分かっていたが。
 暫くは腹を抱えて笑い続ける蛇であった]


  お、……とこ同士でもさ――
  セックス? ってできるもん、なの?

[相談相手として、正しいかどうか解らない。
けれどトレイルにとって、恋人以外で
一番信頼を置き、尊敬している人生の大先輩はケイしかいない。

(ホレーショーは、近すぎて逆に言えないし)
(コテツは今、それどころじゃないし)

(千冬本人に尋ねるなんて論外)

耳まで赤くなりながら、困りはてたという顔で尋ねる。
普通の人間としての人生をサボってきたツケが回ってきていた。]*


[ぶふぉ]

[まさかの問いに、吹いた。
 笑いすぎて痛い腹筋に更なるダメージが入る]


  …………生殖目的は達せられねーけど、人間同士では、交尾は可能


[聞きたいことはこれではない気がするが。
 というか相手は妖精、だよな。あいつだよな?
 さすがに妖精の交尾方法は知らんが、人間の身体であれば大丈夫だろう。

 雄雌交尾は経験有るんだろうかと考えるも
 トレイルの女性苦手な様子を考えると謎である]


  あー……… やり方、だよな
  えーと

  蛇は、ぐるぐると相手に身体を巻きつけて、全身舐めるんだが……
  えーと


[さすがに人間には不可能なので、更に考える。

 客には男相手を好むインキュバスも居る。
 彼らの話を思い出せ、思い出せ]


【人】 採集人 ブローリン

ー いつかの夜・トワイライトで ー

[真鍮のドアベルが鳴き、訪ねるのは
空き巣が運び屋を務めたメッセージカードを手にした、初めての客。>>41>>43

彼の眼に映る異界はどんなものか、ただ]


 ………

[いらっしゃいませと応対するだろう店員とは別、
店に入ってすぐに、客を迎える影がいて]


 ………。

[まさに絵に描いたそのものの姿の、悪魔]

(57) tayu 2015/08/13(Thu) 21時半頃

  そもそもお前、突っ込む方? 突っ込まれる方?


[残念ながら人間らしい羞恥心が無いせいで
 ストレートな問いが出るのだった]


【人】 採集人 ブローリン


[凶々しい気配、
巨大な角と竜種の翼と、尖って凶悪な尾と。

宙に浮いたワイングラスの傍ら頬杖をついて、
獣の金色をした双眸を細め ── 鉤爪は、どーぞ中へと
ゴドウィンを店内へと導き招く。

見た目重視の、
ようするに、
ただの玄関魔除け飾り。

屋外でのハエたたき作業を撤収して、せめて飲めるようにというセコム業だった]

(58) tayu 2015/08/13(Thu) 21時半頃

  え、ちょっと。大丈夫?

[調理の間も始終笑いを堪え、時に噴き出していたし。
変なキノコでも食べたのだろうか。

なんて心配が遅れてやってくるほど、トレイルは参っていた。

この数日。宣言通り毎晩共に眠っている。
夜中時折薄く目を開くと、そこに恋人の顔があって。
流れるような項や、熱を込めた吐息にこみ上げるものはあれど。

――…なんてぐるぐるしているうちに、答えが届く。]


  ……できるん、だ……?

[相談の相手が千冬だとは、、明言していないが明確だろう。
ケイに尋ねた理由は其処にもある。

一見、彼は自身と同じ身体の構造をしているように思うが、
精霊というのはまた違うのだろうか。と考えて。

可能ということ、蛇のやり方にほうほうと頷く。
そういえば彼の舌は長いし、その身はしなやかで器用だ。
なんて感心から。

陶器のような肌を舐めたら、どんな味がするんだろう。
なんて不埒な想像に思考が傾きかけた後。]

  ええっと……からかわれる、方?

[逆に問いかけられての返事は、
一言で言えば身も蓋も、ついでにオチもなかった。]


  ………からかわれる、方
  えーっと………


[そもそも蛇は妖精の交尾方法はさすがに知らない。
 となれば、教えるのは遊び方ぐらいだろうか]


  舐めるのは、多分皆気持ちいい筈
  そうだな、コレ――チョコとか、蜂蜜とか
  ブランデーとかもイイな

  そういうの、相手の身体に掛けて―――舐めながら、ぱくっと
  うまいし、相手も面白い反応するし、こういうのがやりやすくて楽じゃねーかな
  すっげー楽しいぜ


[にんまり。
 コアなプレイだとは思っていない蛇であった]


【人】 採集人 ブローリン

[魔除けが怖すぎて善良な客がドン引きあるある>>60

明らかに怯えて後退していく客へ、考える人ポーズ]

 ………

[でもこのくらいドスが効いてないとさ?
冗談通じないぞゴルァって姿勢を示さないとさ?
人間じゃない者達というのは、イジって遊べる相手を見つけたら最後、限度を知らずに果てしなくからかうのが一般的なのだ]

 ……


[しかしまわりこまれてしまった…
逃走を試みたゴドウィンは氷の精霊に捕まって逃げられなくなった>>63模様。
店内のテーブルに座り込んで柘榴の実を頬張っていた猿がききっと鳴いて、首を傾げた]

(65) tayu 2015/08/13(Thu) 22時頃

 …あー、

[まあ、初めてでアレはきつい物があるよね。
扉を閉めてしまった客の反応はフツーの人間の物である。と、番犬もとい番悪魔をじとりと見つめる。
一旦他の物に業務を任せ、客に断り、カウンターの奥からフロアに身を滑らせると、]

 デニスちゃん用に、
 ちょっとバージョン落としといて。

[言付と共に悪魔の頬に口づけて、客を追いかけそのまま外へ。
戻ってきた時にはもう少しまろやかな外見になっていると良いなと期待しながら。]


 デーニスちゃーん、
 なんかごめんねー?
 びっくりした?

[本人からすればビックリしたどころでは無いのだが。
走って遠くまで行ってたら困るなと思っていたものの彼は案外近くに居り、まさか腰が抜けているとは思いもせず、緑の扉からひょっこり店主が顔を出しただろう。
その後ろに銀色を確認したのなら、二人まとめてエスコート。]


【人】 採集人 ブローリン

 ………わかった

[ガーゴイルも楽ではないようだ。
店主の変身要請>>*13を受けて、悪魔はしょぼーんと頬を掻いた]

 ……

[翼を片付け、爪と牙を収納し。肌は人の色合いへ
頭の横でぐるりと巻く太い角はなんならKAWAIIのじゃないかと我ながら思っているのでそのまま、
尾は椅子に座った膝の上に緩く巻きつけた]

 ……、うん


[よし、と金色の目を瞬かせて前髪をかきあげた。そしてくつろぎのゲンドウポーズ。

酒はここに座っていても時々お代わりをくれるので、足りないということはない。
ただ入り口すぐだと普通の客席から離れているのでちょっと寂しい感じはあった。外よりはマシ]

(67) tayu 2015/08/13(Thu) 22時半頃

[ボケか、ツッコミかという質問ではなかったらしい。
これ、と示される様々な食材や酒瓶を目で追う。]

  舐めながら、ぱくっと……?
  
[チョコは、熱そうだしブランデーは酔いそうだ。
蜂蜜ならいけるだろうか。
無意識に掌を見つめ、口元に指先を宛がい考え。そして。]

  あー……うん、ありがと
  できるかわかんないけど、…頑張ってみる

[頷き、礼を述べるとそそくさと厨房を後にした。
相談を持ち掛けておいて何だが、
これ以上続けると、火傷で済まなくなりそうというか。

仕事が手につかなくなりそうで。]


  夏場ならいい感じにチョコが溶けるから
  楽だと思うぜ……って

  あれ、これだけでいいのか?

[首こてんしつつ、トレイルを見送った。
 蜂蜜に天使の雫混ぜると良いんだぜ、と言おうと思ったのに]


[取りあえずカウンター席に押し込んで、隣はヒトに近い外見の客か顔見知りで埋めるか。
いつぞや来たゴロウより派手な反応だなあとか、ここまで驚く客も随分久しぶりだなあとか、やっぱり事前説明は大事だなあとか色々考えながら、ヴェスパタインが手伝ってくれるなら二人でデニスを店内まで運搬しようか。

まあまあとにかく飲みなさいとアルコールのメニューを差し出して、…さて彼は酔う人だったっけ。
だいぶ前のファミリアで一緒に呑んだ記憶はあるにはあるが、彼の様子までは覚えていない。]


[再び店内に戻れば悪魔はきっちりボリュームダウンしており、すれ違う際よくできましたと笑みを投げる。

こっちの混乱が収まったら、後で酒を注ぎに行ってやろうか。
離れた位置で寂しそうにしている彼に労いの酒と息抜きの雑談を贈って、店を閉めたらちゃんと構ってやると、大きな角を撫でただろう。]


【人】 採集人 ブローリン

 ききっ♪

[猿は猿であり、昼も夜もなく普通に猿だった。
ただし、今さっきまで食べていた柘榴の果汁で口の周りべっとべと]

 きゅーぃ♡

[ととと、カウンターを走ってゴドウィンの前を通り過ぎ、
きゅっと立ち止まって振り返る。格好良いポーズのつもり。尻尾ゆらゆら。

そして厨房へ飛び入って、適当な液体の瓶(中身不明)を両手で抱え上げる。
バー店員の真似事、後ろ足で立ち上がってふらふらよろよろ、客のグラスに注ぎたいんだ]

(73) tayu 2015/08/14(Fri) 00時頃

(あんたのことが、だいすきだ)


 まー、お察しの通り、ウチはこう言う店なの。

 はいはい。ジン、ロックでね。
 …ボンベイサファイアでいーい?

[こういう店。と、全然説明になっていないフォローを入れて、きっとあの日のコテツ以上に説明ができていない。
カウンターの内側で店主が作るのはいつものコーヒーではなく、淡い色彩のカクテルの数々。

同業者の男にジンの銘柄を伝えたものの返答はそんなに聞いて居ない。
「あくま」「このこと」の話はちょっと分からなかったけれど、そうだよと頷いて、、
ロックでも十分美味いそれをロックグラスに氷と共に注ぎ、小皿に乗ったオリーブとクラッカーをテーブルに置い――]


 …どしたの?

[突然カウンターに飛び乗った猿に驚いたものの、見下ろす目は随分柔らかい。
ふら付く身体をそっと支えて、一応デニスにジンを差し出しはしたが、彼の好きにもさせてやろうと、基本的に止めはしない。
何やら銘柄は怪しい…というか、酷く強い物のような気もしたが。]


【人】 採集人 ブローリン

 ち、ちちち

[マスターの手も借りて>>*20
猿は重い酒瓶を持ち上げ傾け、つまみの小皿とジンロックの隣、空のグラスへとろり流す。
とろみのある赤い液体は果たしてストレートで供されるものなのかは……

無地のラベルには『Kay's Special Blend (人間OK』と、書いてあった]


 きっ♪

[少しばかり零したかどうかは別の話、
お猿の偽バーテンは嬉しそうにうろうろ、ゴドウィンを見上げて、飲んでくれるだろうと期待の眼差し]

(90) tayu 2015/08/14(Fri) 01時頃

 そうそう。
 いやー、来てくれてうれしいよ。

 ウチはこっちが本業でさ、
 デニスちゃんいつも昼間沢山来てくれてるし、
 そろそろこっちにお誘いしてもいいかなーって。

[先より落ち着いたように見える男に安心すると、自分の方も酒を流し込む。
飲んでいるのは彼と同じ、ジンをロックで。

そして、猿の抱えた瓶の銘柄にようやく気付いた。
あれ、これってケイのじゃん。
スペシャルブレンドと書かれた手書きラベルをちらりと見て、まあデニス強そうだし大丈夫でしょ。と、適当さは昼間と同じ。
ちなみに、自分は飲んだ事無い。
注文されれば、氷を入れたグラスをもう一つ。]


 …大丈夫?

[あー、結構強かったかなー。香りはそうでもなかったんだけどやっぱりあっちの酒は怖いなーなんて思いながら一応の声かけはして、
ちらりと厨房の、該当酒の管理者を方を盗み見た。
やや不安そうな店主に対し、さて蛇はどんな顔をしていたか。
二杯めもその次も、注ぐのは猿に全て任せて、
任せて、飼い主は特に止めない。]


【人】 採集人 ブローリン

 ちち、ちちちっ

[上機嫌に舌を鳴らし、
ゴドウィンのグラスが空になれば>>103ボトルを抱えて持ち上げる。
普段と違う酔った様子にキラキラと眼を輝かせて、
飼い主に止められないことも増長の原因、求められるままにお代わりを注ぐ]

 っちちち♪


[適当な節度なんてものはなく、叱られない限りどんどんと。
理性から踏み外させる悪魔の所行、かもしれないがだって悪魔だし]

(104) tayu 2015/08/14(Fri) 02時半頃

 − 後日のcafe & bar ≪Twilight≫ −

[夏の日差しの中、只々甘く優しい愛情をたっぷり受けた後。
鏡の前、後ろに結わいた髪を確認してもう一度前髪をあげた。
仄かに赤い目尻は日に灼けたのか、あの男の熱に焦がされたか。]

あれから。
忘れる間もないほど繰り返し強請り請われ重ねる接吻は
昼夜を問わず、日々深みを増していく。
麻薬のような中毒性に思考を蕩かしながら、
黒く、時に銀の檻に囲われ亜麻色の髪を乱される度。

もっと。深く浸食されたいと募り燻る想いは、
まだ薄い殻に覆われたまま、胸の底で密かに息づいている。]

  さーて。今夜もがんばりますか

[惚けた気分を一新。
気合いを入れて、スタッフルームの扉を開けた――。]


  ……ホレさん、あれ、誰?

[澄ました顔で出迎えの挨拶をするべきなのに。
絵に描いて額に飾ったような、
如何にも禍々しい者が入口にいることに気づけば。

店長の袖を引き、耳打ちして尋ねる。
扉の中にいるのだから、赦された存在なんだろうし。
不思議と怖くはなかった。逆に怖くないのが不思議で。]

  え、……ブローリンさんなの?

[正体を聞けば、今まで随分猫かぶってたんだなあ、
なんて呑気な感想。
童話の中で悪者筆頭となっている狼を育ての親に持つトレイルは、
悪魔が人を惑わし狂わせる者だという教えについても。

――そのすべてが悪人なわけではないのだ、と。
目の前の男に、瞬時に認識を改めた。]


  いらっしゃいませ、ゴドウィンさん
  いつもとは逆ですね

[紆余曲折、すったもんだの末新たに招かれた客が腰を据えれば。
いつも通り――否、昼の3割増しで済ました顔で出迎えを。
理由はもちろん、観覧者の目線を意識して。

人間がひとりで、夜、この店を訪れるのは稀だ。
誰かと待ち合わせだろうか。勿論詮索はしない。]

  ごゆっくり、お楽しみください

[知らぬが仏、とは東洋の諺だったか。
何はともあれ、非日常に足を踏み入れた彼が
良い時間を過ごせるようにと願い、通常業務に戻った。]


[猿のブローリンは、今夜も元気いっぱい。
何やら店員の真似事をしたい風な仕草が見えても、
別段止めることがしない。
そういう面倒なことは店主に丸投げだ。ただ。]

  あれ、それって……

[見覚えのある赤い液体。
はてと首を傾げるが、ゴドウィンは普通に飲んでいる。
しかもなんだか、とても、楽しそうだ。

ならば大丈夫か、と。良かった、と。今日も鈍感さを発動。]


【人】 採集人 ブローリン



[お猿のバーテンの仕事も堂に入ったものじゃないか。>>110

楽しそうに頭を撫でられてうっとりの顔は、しかしながら、おやつの柘榴果汁でべとべとな頬にキスされると…

小さい手でヒゲを押しのけて]

 っぎー

[おっとお客さんお触りはご遠慮願いますぜ、と散々飲ませておいて急にツレない素振り]

 きき、きっ、き!

[差し出されたグラスは覗き込むけど、舐める前にするり逃げ出した。
黒と白の衣装も凛々しい店長の肩までよじ登って、尻尾ゆらゆら*]

(112) tayu 2015/08/14(Fri) 17時頃

[――それから、数刻。
休憩の時間となれば、炭酸水の入ったグラスと数枚のクラッカー。
それからナッツの蜂蜜漬けをトレイに乗せて、
まっすぐ奥のテーブル席へ向かう。

一歩、近づく度に足元に絡まる冷気の歓迎に頬を緩ませ。]

  ……ここ、空いてる?

[からかうように目を細め、返事を待たずに向かいの席に座る。
テーブルひとつぶんの距離。
これがトレイルにとって精一杯の、公私の区別。]


[常に口にしているものより安価な酒を嗜むのを見れば、
より勤労への意欲を湧きたたせた。
同時に、見えない気遣いへの感謝と申し訳なさに目を細め。]

  おやつ、持ってきた。一緒に食べよ

[手軽に作れて栄養とカロリーが取れて、つまみにもなる一品。
掬う為のティースプーンを忘れたことに気づいたのは腰掛けた後。

とろりと琥珀色の蜜を纏うそれに、
昨夜、同僚に打ち明けた相談事と、助言が過り。
しばし見つめた後、親指とひと差し指にアーモンドを摘まんで。]

  はい、あーん

[既に遠い昔のようで、最近の記憶。
いつかの喫茶店でされたように、甘味を男の口元に運ぶ。]**


 うん。そう。ブローリン。
 一応ウチの番け…、警備員として採用だから、
 まー、怖いかもだけど、慣れといて。
 ねっ!

[一応トレイルがああいった存在に偏見が無いというのはきちんと分かっているが、
出勤してきた彼にそう伝えて、最後の「ねっ!」は背中をばしーんと叩いておいた。
そこまで痛くない筈。多分。

しかしその反動で自分の腰にもダメージが来るという事までは予想できず、結果叩いた方がよろめく事となったか。
鈍い腰の痛みは件の警備員による物で、ついでに喉の調子も少しおかしい。
痛みと、激しい営みを思い出して一瞬動きを停止させたものの、それを問われれば何でも無いと、すぐ業務に戻っただろう。
その頬をほんのり染め上げて。]


 昼営業してないと、
 近所から不審に思われるでしょ?

 まー、たまに飲みに来てくれるだけで俺は嬉しいから。
 ファミリアで沢山飲ませてもらったし?
 今度はこっちが。と思って。

[デニスと話しながらも手元は忙しなく働き続け、昼間のだらけっぷりが嘘のよう。
途中途中で注文を承ると、酒瓶を、ミキシンググラスを、シェーカーを手に取り、グラスの中に鮮やかな色彩を咲かせていく。
オレンジジュースが鮮やかな黄色いカクテルの名は、パラダイス。
それを注文した客は、ファミリアのマスターとも顔見知りである「昼の喫茶店の常連」だったのだが、ああも風貌が変わっては分からないだろうなと、全てを知る店主は静かに笑って。]

 ――俺?
 さー、どうだろうね。
 アッチから見ればお仲間じゃないだろうし、
 デニスちゃんからしたら、人間じゃないと思うよ。

[ヒトだけど、ヒトじゃない。
ヒトのままで何やら微妙な立ち位置に添えられた新米の黒魔術師は、そう、笑って、今は普通のカクテルを振る舞うだけ。]


[だが彼が猿にキスしたとなるとその笑みも崩れる物で、驚いた顔は一瞬の事。今はよじ登ってきた猿を指先で撫でて、]

 …。

[何やら何とも言えない顔をしていた。
つまりは、嫉妬である。**]


[新入りの店員、もとい警備員についての説明に。
そういえば以前ケイもそのようなことを言っていたと思い出し。]

  や、怖くはないけど
  だってブローリンさんでしょ

  ……って!何すんのホレさ……
  ホレさん? どしたの大丈夫?

[猿のブローリンにおやつを強奪されたことはあるが、
不要と伝えたのにきっちり代金を払ってくれた、義理堅さとか。
これまでの彼との関わりを振り返れば、
本性や容貌を知っただけで敬遠するなんて無理なことだ。

実際痛くはなかったが、
背を叩かれた勢いのままよろめき、抗議しようとして。
何故かホレーショーの方がより体勢を崩していればきょとんと。]


[そういえば昼は臨時休業だった。
普段より喉の調子も悪そうで、様子を伺えばはぐらかされた。]

  ケイのあれ、飲んでおきなよー
  あんたひとりの身体じゃないんだから

["あれ"とは以前病に冒された時に無理やり処方された酒で。
後半は従業員を抱える雇用主に対してのものだったが。

言葉尻をどうとらえるかは、本人次第。
恋の病の特効薬は、蛇酒よりもっと甘く激しく、
時に痛みを伴うことをトレイルはまだ、知らない。]*


[決して広くはないホール。
あちこち行き交う間も、その一角は常に意識に在った。

澄ました店員の顔は、
目線を揃えれば恋人のそれに変わる。]

  そう。休憩と――充電

[甘い食べ物は身体を、甘い声はこころを癒す。
今飲んでいるものとも、きっと合うはずだがどうだろう。]

  いいから、……ッ、…

[日頃漏らしている不満が返ってきても、素知らぬ顔。
覗く舌が、指ごと実を口腔に取りこめば
自然と己のくちびるも開き。

甘い蜜はすべて拭われ、濡れた指先に息を飲む。
こんな艶めかしいこと、こども相手にできるわけがない。]


  ――…ん。ちょーだい

[清潔になった指を名残惜し気に擦り合わせ、
喉仏が上下する僅かな動作に吸い込まれるように。

珍しく血色のいい頬の理由が、
アルコール以外にあればいいと願いながら。
待ちきれないと、身を乗り出し瞼を伏せる。

本当に欲しいのは、ナッツでも蜂蜜でもないから。
差し出す手首を捉え、ちゅう、と指先に吸付く。


成程。確かにこれは愉しくそして――気持ちいい。]


【人】 採集人 ブローリン

− プリムラの花咲く夜 −

[ある日、ツタに覆われたレンガ造りの建物。
その二階の元・倉庫は暗く、そして花の香りで満ちていた]

 ……

[古い寝台に伏して枕へ頬杖をつくのは、絵に描いたような悪魔。
威嚇のためのそれではなく、自分の魔術師に請われるままの全部盛り披露だった。勿論、知りたいのならば見せる以外の選択肢はない]

 ……あのぅ…

[そして触れたいのならば望むまま。
最初のうちはおとなしく、
どうぞ畳んだ翼を伸ばすなり、角の硬さを確かめるなり、尾を──]

 ……、あの さ…

[ベッドへ腰掛けて悪魔の異形を撫で回すホレーショーへと呟き、視線を泳がせる。
見上げた鬱金はなんとも言えない困惑色に揺れていた]

(119) tayu 2015/08/14(Fri) 22時頃

【人】 採集人 ブローリン

 ひょっとして、
 ……弱点…探してる?


[この姿とて生まれついてのものではなく、
悪魔と名指されて悪魔になり、悪魔と思われるまま悪魔らしい姿へと。

弱点は、見つかるだろう。
見つかるというよりは生まれる。望みを映す鏡のように]

 ……、っ

[尾の付け根を擽っていく感触に、ざわりと喚び覚まされるもの。
は、と細く息を零して突っ伏した。
ちょっと待った、とかこれはなんの、とかぶつぶつ枕へ囁き掛ける*]

(120) tayu 2015/08/14(Fri) 22時頃

  あ、まい。ね

[ぺろりと。自身のくちびるを纏う蜜まで舐めとって。
癖になりそう、と笑いながら零す吐息は
酒精を纏っていないのに、熱く、重い。]

  まだ、もう少し仕事あるから
  ――その酒の味は、後で。教えて

[示す先はグラスでなく、つい今しがた己の指を食んだ、それ。
戯れを交えた休憩はあっと言う間に終わりを迎え。

洗い流すのを惜しむように、炭酸水をひとくち含むと。]

  ごゆっくりどーぞ

[まだ半分ほど残った発砲水をそのままに、席を立つ。
去り際、美しい銀糸を摘まみ掠めるようにくちづければ充電完了]
**


【人】 採集人 ブローリン

[どうやら生まれたての魔術師は、
早くも彼の悪魔の乗りこなし方を覚え始めている>>127]

 先が思いやられるな…

[先は、共に往く未来は果てなく永かろう。
自分の握った力の大きさを掴みかねる、くらいの、初々しい期間が長ければいいな、などと──]


 ん…

[好奇心を欲とする指が、尾のくびれを掠めていく。
食まれた羽はぱた、ぱたと揺れて、
しかし遮る選択肢はない。ただ枕に懐いて苦情を申し上げる]

 ここ、ってどこ… って?
 あの
 弱み探られるとか初めてなんだけど…

(141) tayu 2015/08/15(Sat) 01時頃

【人】 採集人 ブローリン

[うなじへ触れた唇へ、また息が漏れた。

見せて欲しい?
肌越しに伝わる望みに、抗う術など]

 ……、ぅ

[禍々しい棘の並ぶ背を撓ませ、ため息。
枕の布に別れを告げて、体をひねり振り返る。
そのまま両腕を伸ばし鉤爪を隠して、魔術師を抱きしめた。

思いつく限りの、そして有効だと信じたい抵抗]


 ホレーショー、愛してる

[混乱する思考とは無関係に愛を捧げ、
けれど彼の手が止まらなければ、間近になったセピア色から視線を逸らして、濡れた黄金色を睫毛の下に伏せた。

暗い室内に咲くプルメラの花が、風に揺れて蜜こぼす]

(142) tayu 2015/08/15(Sat) 01時頃

 だい、じょぶ、
 だいじょー…ぶ。

[明らかに大丈夫でない声と、腰を庇うような体制と。
心配する声にへろへろの返事を返して、それ以上は、もう何も説明できない。
痛む腰と、あと、尻が、こう、具体的には言い辛いのだが、腰と尻と。その2ポイントが痛くて、思い出したらまた痛くなってきたような気がして。]

 へっ!?

 ひとりっ…??!?!
 ――い、いや!俺別に――っ?!!?

[はて、彼の言う一人の身体とは?!
妊娠!?してないはず!…つーか俺男だし!!
悪魔とのアレソレで子供がどうのこうのは知る所ではないけれど、そもそもそういう器官は自分にはついてないし!ついてねーだし!!
だからそういう事はない!はず!!
そもそもケイのアレって?この前から実験を重ねまくってる変な酒?
勘弁してほしい!
っていうかトレくんには言ってなかったつもりだったんだけどバレたのかな?!]


[等々ぐるぐる考えて、でも営業中である手前口には出さず騒がず焦らず…、ちょっと焦っ、
散々焦ってワタワタして、まさかその言葉が経営者を指す等思いつきもせず、何やらひたすらな不審人物となった事だろう。
しょうがない。しょうがないのだ。
不可抗力だろう。

とにかくバレたバレてないに関しては、後できっちりトレイルを問い詰めないと。営業後とかに。

そもそもプリムラが夜(昼?)の育みをある程度セーブしていてくれればこんなことにはならない筈と、
出入り口で警備員職に精を出す悪魔をじっとり見て、見てから、また色々思い出してそっぽを向いた。
くやしい。いつか覚えてろよ。**]


[以前はコンプレックスのひとつだった、
幼子をあしらうような扱いも今は、触れ合う口実のひとつ。

互いに膨らます欲に知らず煽られ、煽りながら。
含む指は禁断の果実より蜜より甘い、倒錯を招く。]

  ん。甘露でなくて、千冬がね

[日々の活力と充実の元は愛情だ。
遠回しで意味深な請いが、正しく伝わったのを感じれば笑みを深くして。

対面に残した透明なグラスは売約済みの証。
恋人から店員に気持ちを切り替えようとする試みは。

去り際耳に届く、己の名を呼ぶ声に阻まれ。
ふやけたように緩む口元を覆い、後の業務はより一層励みを増した。]


  ホレさん、もう落ち着いた?

[業務の合間、カウンターで腕を奮う男に耳打ちする。
先ほどはあまりの動揺ぶりに二の句が告げられなかった。
一体何に慌てているのか、訝しげな視線を向けて。]

  確かにケイのあれは味は酷いけど
  効果は抜群だし

  みんな、あんたを頼りにしてるんだよ

[お大事に、と腰のあたりをぽんと叩く。
彼と、彼との情事という名の事情を知っていたらもっといい揶揄が飛ばせたのにと、全てを悟るのはまだ少し先の話か。]*


【人】 採集人 ブローリン

 誤魔化してない
 愛されていると、感じ
 …かんじて、……その。すきだ、けど

[腕の中で大人しくなったのに安堵して、
一方解放された尻尾は、甘く強く刺激され続けた余韻に震えて寂しげにのたうつ]


 君は俺のことは何でも知れるのに、
 俺は君の望むままに”なる”ってことの、意味を
 わかっているのか…?

[胸へ触れる口付けに、
新しい弱点がまた生まれる。
低く喉を鳴らして、縋るように、爪は立てぬように、壊さぬように抱きしめた。
力加減はまだ手探りのまま。

彼方此方に灯された熱はいつもと同じようで全く異なり、そして根の部分はやはり同じだった。愛し合いたいという欲]

(148) tayu 2015/08/15(Sat) 19時頃

【人】 採集人 ブローリン


 こ、んなになって…どうすんだ…

[悔しい、なんて思われていたとは知らず。

契りを幾度交わしても足りない、
愛を確かめて、深く深く、穿って
彼を満たし溢れ出す愛が一滴一滴と悲しみを薄めてくれるなら。

それが望み、
そして友人と交わした約束の 続く未来  と。]

(149) tayu 2015/08/15(Sat) 19時頃

 ―――とある日のトワイライト―――

[一瞬の油断を突かれ、気付いた時には消え去る特性酒
 料理の手を休め、厨房から店内を覗けば。

 すっかり出来上がったゴドウィンの姿

  って、おい、ロックで飲むもんじゃねーっての!?

[誰だよ注いだのは。
 死にはしないのは知っているが、魔術師ならまだしも初来店の人間である。
 一応状況確認と、厨房から出てゴドウィンの前へ]

  ゴドの旦那ー
  生きてっか……?

[目の前で手をひらひら]


【人】 採集人 ブローリン


[ため息混じり、吐息混じり。
抱いた背へ淡くささめくような愛撫を返す。
自由を得た尾は悪魔の内へ隠れる代わり、ホレーショーの手の甲へと伸びて躊躇いながら触れた]

 顔…見せるから、俺も見たい
 ………。嬉しそうな顔

 触れ合うのはすき。すきだろ?

[腕の中のつむじに口付けて、後ろ髪を緩く指で引く。
体の下敷きになっていた翼を広げ、包み込むように背へ回した*]

(150) tayu 2015/08/15(Sat) 19時頃

  すっかりデキあがってんな旦那…

  まー、ダメじゃねーけど……

[そこの店主は超濃縮でも死ななかった、大丈夫。

 腰は見ての通りのようだが、それは悪魔のせいであって
 蛇わるくない]


  なに? 人外料理興味あんのか?
  ふむふむ、じゃあ、ちょっと待っとけよ


[とりあえずおつまみに、とボーンチップスを出すと、厨房へ引っ込んだ]


  インパクトより味か……?
  でもなあ、ゴドの旦那、想像以上に順応力あるからな……

  イケるか

[冷蔵庫を漁って出てきたのは、ワームの肉。
 見た目は巨大ミミズだが、味は少なくとも人外には非常に好評な逸品である。


 肉をスライスし、コカトリスの卵と小麦粉で衣をつけて。
 狐の油でからっと揚げる。
 ソースは、悪魔の血とワインビネガーに、刻んだドリアードの葉を混ぜて
 爽やかな味付けに]


  旦那、揚げ肉とかどーだ?

[どん、と目の前にワームのカツを置いた。
 そっと横にパンを置いておく。
 挟んで食べても美味しいのだ。


 人外、特に若くて元気な魔族に大人気のメニューである。
 さて、人間の好みにあうかどうか**]


  ん?
  いんの?

[猿が欲しそうにしていたので
 カツの隅っこの切れ端を幾つか載せた皿を猿に献上した。
 食べやすいサイズである]


【人】 採集人 ブローリン

− トワイライト −

 きぃっ?

[指先で撫でるマスター>>*31へすりすり、ごろごろ。
誰だよ注いだのは、なんて蛇の心の声>>*41は聞かない知らんプリン。

そのまま、キビキビ仕事をするホレーショーにぶら下がって、時々耳にちゅっちゅしたりお猿は上機嫌]


 ……ちちちっ

[そのうちいい香りがしてくれば鼻を上向けて身を乗り出した。
そう、そのワーム肉が食べたい>>*45
お皿を片手で掴んで、ごく器用にカツの切れ端をひとつ咥える]

 ………!

[うまーい!]

(156) tayu 2015/08/15(Sat) 20時頃

  ワームだぜ


[疑問に、しれっと]


  味、びみょーか……?


  え……虫って…………あ、わ、すまん!
  そっちのワームじゃねーんだ!

[不審の目にわたわたと手を振る。
 蛇は珍しく本気で焦っていた]

  幼虫じゃなくて……地竜なんだ
  地を這うドラゴンの肉

  奴ら、すげえ栄養があるんだよ
  それは保証するし、身体に毒は決してない
  だが……本当に、すまん!

[頭を下げつつ、飲み物を持ってきた。
 人間用の牛乳とリンゴジュース。
 あえて市販のパッケージを見せ、これは普通の品だと示した]

  悪い……調子乗っちまった……


  ん、すまん
  今日のは俺がおごるからさ……

  カルチャーギャップの少ない、かあ

[結局、甘いものが一番最適という事になるか。
 市販のバニラアイスを見せて]


  妖精の粉とか、セイレーンの花とか、人魚の涙とか、どうか?


[アイスを積み、粉を掛けて飾る。
 女性向けの非常に可愛らしいパフェを、そっと置く。

 女性的魅力が上がる事については
 男性ではそこまで効果は無いので黙っておくことにした]


 まあ、落ち着いたと言えば落ち着いたけど…。

[と言うのは気持で無く腰の事。
ようやく平穏を取り戻したカウンターの内側、様子はなんとか普段通りに。
妙な視線に気付かないふりをして、私は何にもシてませんよーと、手元は色々忙しく。]

 ま、まあ、効果はね、効果は…

[確かに抜群だったねと乱れ重ねた夜を思い出し、覚えたのは一瞬の眩暈。
何やらいろいろな事をしたり口走ったりした覚えはあるものの、それは今思い出すことではない!と無理やり記憶の底に押し込んだ。
そして、]


 ぐえっ、

[落ち着いてい腰は第二撃目で再び無残に砕け散り、その後の業務は暫くへっぴり腰。*]


 ― デニス来店中の、背後 ―

 おつかれさま。

[それは多分、ケイがデニスに料理を振る舞い始めて少しした頃。
注文や客足も落ち着き、厨房やカウンターを忙しなく行き来していた店主は静かにフロアの、…正確には、出入り口付近の警備員へと歩みよる。
手には二つのワイングラス。揺れる中身は、いつかの朝と同じ物。

そろそろ酒もなくなって悪魔も寂しくなった頃だろうと、自分もしばしの休憩に入ろうか。
店主は食べても居ないザクロとカツの香りをさせて、肩には彼の分身たる小さな猿。*]


【人】 採集人 ブローリン

 嫌とかそういう話じゃ、
 …だから…

[人間の浪漫はよくわからない>>180けれど、
ホレーショーに望まれるならば]

 ……もういいわかった
 とりあえず悪用する気はないだろ

[この在り方が変わっていく、変わっていく末に、
もしかすると、背負わされて演じてきた重荷からも解放してくれるのだろうかと……浮かびかけた願望は心の奥へ押し込める。

望む必要などないことだった。
今はこの腕の中に、ずっと愛し続けてきた人がいてくれて、
その視線も声も吐息も心も全部、他の誰かではないこちらを向いている。

弱みを衝かれて淡く鳴く。
魔術師の存在は悪魔にとって最大の弱点であり、最高の拠り所]

(183) tayu 2015/08/15(Sat) 23時半頃

【人】 採集人 ブローリン



 …、ん

[知らなかった感覚を芽吹かされるのも、
困惑はしても、嫌な筈はない。拒む選択肢なんてない。

口付けは深く深く、交わす呼吸と心。
魂が混じり合いひとつになっていくようないつもの感覚。
溺れる──漂うプリムラの薫り。

ああ、君が望んでくれるなら 私は 君に咲く。


望まれるまま、彼の支配欲に曝され暴かれるのもいい*]

(184) tayu 2015/08/15(Sat) 23時半頃

【人】 採集人 ブローリン

− トワイライトのガーゴイル −

 ん。
 いや
 ……

[座ってるだけだ、とぽつり呟いて、
マスターの持ってきたグラス>>*51へ顔を向ける。
きっ、
小さく鳴いて奔放な猿は肩から肩へ。
異形の悪魔の元へ飛び移った直後、灰が崩れるように猿の輪郭が闇へと消え、]


 休憩?
 なら俺もー

[にへ、と、恐ろしげな容貌のまま人好きのする笑みを浮かべた。
座って座ってと、しかし椅子は一脚しかないので膝を示す。
腰が…ゴニョゴニョ、とは察しが悪くても、
立たせておく気はないらしい]

(188) tayu 2015/08/15(Sat) 23時半頃

 
 
[ほかの何者でもない、己かもしれないという恐怖。]
 


[飛び移り猿が消えるのは見慣れた事。
寡黙で無くなった悪魔を見下ろす笑みは客向けより柔らかく、他から見れば明らかな特別扱いで。多分、これで察しない周囲の方がどこかおかしい。
そんな店主モードでも膝に座れと言われたら、それなりにうろたえるのだが。]

 膝、て、
 いや、 だって、俺、重いし?

[述べる言い訳は、多分悪魔にとって何でもない事。
膝と彼の笑みを見比べて、赤と紫のワイングラスを両手に暫く座れずオタオタしていただろう、が、
再び痛み始めた腰に観念し、大人しく膝上に収まった。
大変、大変控えめに。

ぴったりと寄り添うと、また色々、思い出してしまいそうで。]


【人】 採集人 ブローリン

 なんで?
 軽いし。他に座るとこないだろ

[首を傾げて、狼狽えるマスター>>*53を手招き手招き。
グラスが両手で零しそうなのかと思えば、取り上げて。

膝に収まったら、ポートワインの注がれた赤い方を返そうか。
人の目なんて気にするわけないしなんで一部にはまだバレてないのかもわかってない]


 ホレーショー、おつかれさま

[さっきかけられた言葉をそのまま捧げて]

 かんぱーい

[グラスの縁を指で撫でた。
澄んだ綺麗な音が響く]

(209) tayu 2015/08/16(Sun) 01時頃

[大の男を軽いとはどういう事だこのやろう。
と思ったものの悪魔にとってはそう気になる事では無いんだろうなと、肉付きの良い己の腰回りに一瞬思いをはせて、
はせてたらグラスを両方とも取り上げられたので観念してすっぽり膝に収まった。
刺さる客からの視線に、若干身を小さくして。]

 乾杯。

[ヒト用のワイングラスを受け取り何度か中身を揺らして、乾杯と、近い距離でまた笑っただろう。
ガラスをなぞる澄んだ音に耳を傾ければ、周囲の様子は何時しか気にならなくなっていた。

営業中で、他にも客が居るのに。なのに、なんだかオフの時みたいだ。
いけない事をしているようなシチュエーションに胸が高鳴って、ほんのり頬を染めただろう。]


【人】 採集人 ブローリン

[紫色、ゴーゴン酒を口に含む。
刺激的な塩気と苦み。
毒々しいそれが舌の上でほどけて、甘く味を変えて行く過程を味わった]

 …そういえばさ

[オフと、客としての雑談の中間、
膝の上のホレーショーの体にさり気なく腕を回し、耳元へ唇を寄せるようにして尋ねる]

 ニッポンのこと、調べてたろ
 どう?その後

[頬がほんのり赤いのを見て、かわいい。と堂々呟いて。
好きあらば目尻へキスもしようとする。

貸した図書の返却期限はないけど、旅行かなにかするんだったかと]

(215) tayu 2015/08/16(Sun) 02時頃

[回された腕に抗議の声を上げようにも、耳元で話されては何も言えなくなってしまう。
客の前、客の前だからとじっと耐えても、頬の赤みは消えなくて。
しかし嫌じゃないのが、困った所。]

 うん?ニッポ…
 ――ああ、あれね。

[あれから。と言うより悪魔に想いを伝えて繋がり合ってからになるのだが、
あれからゴロウから借りている写真と旅行パンフレットを照らし合わせ、メモをし、季節や観光名所、行事ごとを調べ、大まかな旅行計画を練り、
…旅費に打ちひしがれ、
片手間にあちらの種族や伝承について調べ。

同時に借りた筈の小説の消化スピードが一番遅いのは、目の前の男とプライベートを二人で過ごすようになったからなのだが其れは今はどうでもいい。
全体的な進みは上々として、一先ずの進歩報告を。

合間合間に顔をそらしてキスを避けるのは、今まさに客から見られまくっているからであって、決して嫌だからという訳ではない。
迫られるたびに「後で」と小さく呟いて、その後とは勿論閉店後の事。
店を閉めた後ならいくらでもキスしていいししてやるのにと、我慢の出来ない警備員に困った顔をしていただろう。]


 あれね、今度皆で社員旅行行こうと思って。
 …行く?

[そう言えば彼も一応従業員の仲間入りをしたんだっけど、赤を傾け問いかける。
この際4人が5人になっても大して変わらない。
――残念ながら各従業員の恋人も付いて来ると言う可能性まで気付ける有能雇用主では無かったのだが。

彼も行くならプランを練り直してホテルの部屋数を調節して、俺達だけ二人部屋で、自由時間は皆と別行動で、えーっと、

…なんだかハネムーンかもしれない。
と言う事に気付けば、今度こそ本格的に顔を赤らめた。**]


【人】 採集人 ブローリン

[借りられた本が役に立っているのは、司書として嬉しいもの。
そういえばもうずっと図書館にほとんど行けていないけど、職員達の誰もが何故か、司書が一人欠けていることには気付けない]

 うん…うん。

[キスを躱されるたび律儀に後で、と頷くのだが、
進歩報告に相槌打ちながらしばらくするとまた、上気した頬に触れたくなる。
尻尾の先は獲物を見つめる猫のそれのように小さく揺れていたが、それ以上の悪戯は仕掛けず]

(227) tayu 2015/08/16(Sun) 11時頃

【人】 採集人 ブローリン

 …社員旅行
 俺も?ニッポン?

[眸が丸くなる。
口を開きかけて、閉じて、また開いた]

 ──行く

[嬉しそうに。
何を想像したのか赤くなる様子が可愛いなと、何度目かの呟き、何度目かのキス未遂。
縁遠い金銭問題は魔物の思考の外だった。相談されたならその時初めて気付くのだろう]

 遠いな…
 あそこは…悪魔を信じる人間がここより少ない、んだろう
 存在が少し不安定になるかもしれないから

 傍にいて、俺を忘れないでね?

[迷子にならないように手を繋いでよう、と真顔で説いた**]

(228) tayu 2015/08/16(Sun) 11時頃

 なら、数に入れとく、から。

[嬉しそうな顔に、愛しさが募って仕方がない。
困ったような嬉しいような赤い顔で唇を遠ざけて、しかし「後で」と触れた指先が、代わりにキスを受ける事になっただろう。

いとしい。あいしてる。
湧き上がる感情に胸を満たされ、どうしようもなく、抱きしめたくなる。

悪魔への信仰や畏れの薄い地。収めるモノも違い、漂う空気や、夜に蠢く闇も違う色。
そんな場所に不安を抱くのも無理はない。しかし自分が彼の、世界への拠り所ならば喜んでそう働こう。

腰にまわされた温もりに、そっと手を重ねる。
迷子にならないよう、消えてしまわないよう。
その存在を確かめるよう。

そして、口づけんと目を閉じ顔を近づけ、]

 プリ――…、


 ………ブローリン、
 忘れる訳ないだろははは。

[しまったまだ営業中だった危ない危ない完全に二人きりプライベートモードに入り掛けてた。
ついでにうっかり呼びかけた真名をすんでの所でキャンセルすると、ガバリと効果音でも付きそうな勢いで身を離す。
離す、離して、立ち上がろうとしたのだが、
しかし腰が言う事を聞いてくれる筈もなく、よろめき床に崩れ落ちただろう。]


【人】 採集人 ブローリン


[唇を遮った指先が、
膝に乗る重みが、
目の前で移ろう表情が、
拠り所>>*57

支えてくれるこの愛しい魂を代償にした契り。

もしもこの存在が世界から消滅するか、魔術師の元を去るか選ぶとしたら。
そうでなければこの愛を捨てなければならないとしたら──

   私はそれでもお前を離さないから
   きっと世界の方を壊してしまおう

望むのは破滅ではなく希望、
近づいてくるホレーショーの顔に微笑み、真名呼ぶ唇へ口付けを……]

(238) tayu 2015/08/16(Sun) 13時頃

【人】 採集人 ブローリン

 っ、お、あ? え…

[ははは、と乾いた笑いと共に膝から重みが消えて、
立ち上がろうとした動きがそのままよろめく>>*58
崩れるようにへたり込むまでを、黄金の双眸はぽかんと見つめていた。
ほぼ同様に、フロア中の視線が注ぐ]

 ……っ

[素早く手を伸ばす、その瞬間に悪魔の”魔除け盛り”が消えた。
有無を言わさず腕を引き脚を抱えて抱き上げる]

 た、体調が悪いんだったよね!熱もある熱!
 インフルエンザとノロウィルスと水虫じゃなかったっけ!
 その上で酒を飲むからだろまずいこれはきっとアル中なのであれだ
 マスター休憩入りまーす!

[ヒソヒソ、ザワザワ、人外達の視線へ殺気を込めて忘れろの呪いを掛け。
人間離れした速度でバックヤードへばびゅんと消えた]

(239) tayu 2015/08/16(Sun) 13時頃

[ぽかん。
何が起こったか分からず見上げるのはセピアも同じ。
スローモーションで上に浮き上がる周囲の風景に一瞬何が起こったか分からず、喋っていた口は半開きで、
足と尻に感じる床の感触に、周囲が浮き上がったのでは無く自分が落ちたのだとようやく気付いた。
なに?どうした?何でおれ床に居るんだ?
しかし気付いたからと言って思考が回復する訳でもなく、腰のへっぴり具合も、同じこと。

そして、じわじわくる熱と、恥ずかしさ。
だってそんな、キスしかけて腰が痛くて転ぶなんて。そもそも腰が痛いのってアレがコレの結果だし。
先とは違う意味で赤面し、目線は見上げた金から剃らせない。
正しくは、他を見れない。客からの視線が痛すぎて。

それでも発するヘルプより早く悪魔が動いたのは、幸いだったか。
現在の脳はあらゆる処理を停止させており、消えた大盛魔除けにも、抱きあげられた事にも一切反応は返せぬまま。
…が、]


 みっ、ず虫は、ないからあああぁぁぁ!!

[それだけは譲れないのだと、それだけしか返せなかったのだと、
ばびゅんと連れ去られる店主は、最後にそんな叫びをフロアに残しただろう。

体制に文句をつけ暴れはじめるのは、バックヤードに引っ込んでから。]


  オジサンとかよく言うよ
  トシとかかんけーねーっての

[ゴドウィンに向けてケラケラと笑う


  人魚の涙は……女性的魅力が上がる、らしいぜ
  まあ、オスに効くかってーと微妙かもな
  マスターにちらほら食わせてんだけど、効果あんのかね?

[ちらりと店長を伺う]

  あ、でも旦那の店の男客は増えるかもしんねーな
  女性フェロモンが増えてさ


【人】 採集人 ブローリン

[ただ、バーにいたらダメそうな理由になるものを適当に並べただけで他意はない。
白癬菌汚染はないらしい店主>>*60を連れ去り、バックヤードから階段を駆け上ろう。

暴れられても落とさないけど、降ろせと命じられたら降ろすしかないので、]

 立てなかったのに文句言うのは、だめ


[抱えた体を揺すり上げて、口を封じることにする。
柔らかな唇を塞ぎ、
囀る舌を奪って、
甘く霞む息を盗む。

少しワインの甘い味がして、いつかの接吻を思い出した]
 
 ………

(254) tayu 2015/08/16(Sun) 16時頃

【人】 採集人 ブローリン

[深すぎるキスで息の根が止まる前に勿論、二階にはつく。
抱えた荷物をベッドに下ろし、

顔を離し──
 たく、はない。

そのままのし掛かるように膝をベッドへ上げれば軋む家具の悲鳴。


『後で』はいつ? いま。

羞恥があるならば煽るように、
情欲があるのなら煽るように。
あるいはただ離れ難いと惜しむように、蜜の音を響かせる交わりに耽り、

頬へ髪へ触れる。渇き癒すおなじいろの花、
ああ、時が止まるようだと]

(255) tayu 2015/08/16(Sun) 16時半頃

【人】 採集人 ブローリン






 ──……。



 ホレーショー…どっか痛いの。キツかった?

[セピアを覗き込む瞳は金色の水面のように揺れる。
互いの瞬きも聞こえる距離、僅かに目尻に朱を乗せた]

 辛くても言わないのは俺のせい?
 気づかなかったって後悔させたいなら。ずるい

(256) tayu 2015/08/16(Sun) 16時半頃

 そんな事言ったって…、

[こんな恰好恥ずかしすぎる。
続く文句は塞がれて、それ以上のお喋りはナシ。
抵抗していた手は何時の間にか縋りつき、せがむかのように引き寄せて、今度こそ目を閉じ、交わす甘さに溺れていただろう。

だから、抱かれ階段を上がったのも、ベッドに横たえられたのも知らないうちに。
後半は余韻の内に感じたかもしれないが思考はそれどころではなく、熱で緩む意識の隅に、軋むスプリングを微かに聞く。
離れぬ距離に腕をからませ、触れる体温に甘えていた。
後で、後で。そう我慢していたのは此方も同じ。]


 ――あ、
 ごめ、

[覗きこんだ瞳に、息をのんだ。
心配させた事に気付けば、途端にしょんぼり申し訳なさそうな顔になっただろう。
それでも熱は抜けぬまま、擦り寄って、二人の前髪の色を混ぜ合わせる。]

 …気にするかと、思って。
 言ったらもう、して貰えなくなるかな。…って、
 後悔させたいとか、そんなんじゃ、無くて、


 あれ、結構、よかった、し。
 またシた、い…し……。

[近いまま目を伏せて逸らして、言葉尻は小さくなるばかり。
朱を浮かべ、目を潤ませて、
今度こそ、この距離からは逃れられそうにない。]


【人】 採集人 ブローリン

 そんなの。
 気にするし……

[少しずつ小さくなる声>>*63を耳に聞く。
いまは表情豊かな男の顔は、泣き笑いみたいに歪み、擦り寄った額をぐりと押し付ける。

   ごめん

小さな囁きは花弁を揺らす弱い風。こちらもしょんぼりと萎れて、
同時に香るのは愛おしさ。
また──と求めてくれる心を垣間見、風が纏う淫蕩な蜜の香]


 ……。もうやだって言われたら、もうしないけど

[優しくしたい、とあの時ちゃんと伝えただろうか。
言ったはず。と 記憶は告げるが、きっと言っただけだ。

潤む眦へ唇を寄せる。
あまい、それは、人魚の涙よりもあまやかな]

(267) tayu 2015/08/16(Sun) 19時頃

【人】 採集人 ブローリン

[白と黒の夜の民、凛とした制服を指先で剥いで、
今宵は休憩。

シーツの白へ伏せさせた稜線へ、掌を触れた]


 じっとして、いやって言うなよ

[偽物ではない真なる夜。
闇に射す燐光へ淡く裸身が浮かび上がる。

其処彼処に散る痕跡は求めた熱情の余白。
痛みを齎す程ではない、柔らかな肌下の紅華を緩やかに辿る。
悪魔の背に刻まれた爪跡が共鳴するように幽かに疼いた。それらもまた求められた夢の浮橋。


程なく掌は、細くなだらかな腰に、炎症を表す強張りを見出す。
指を添え、筋をほぐすように穏やかに撫でながら、
低く詠うように囁きかけた]

(268) tayu 2015/08/16(Sun) 19時頃

【人】 採集人 ブローリン

 ホレーショー、俺は人間じゃない
 近づきたいけど、ずっと、わからない
 だから君は俺に
 わからせるように。言ってくれるべき

 優しくして欲しいならそう言って
 酷く、して欲しいならそう言って

 それで辛くなったら、そう言って。


 悪魔にも…… 君を癒すことはできるのに、

[声を我慢しないで欲しい。

そう願って唇を落とした。
接吻の跡に、奇跡の行使、薄い燐光が灯る。首の付け根、脊椎の尖り。
しなやかに撓む背骨のひとつひとつ。
腰骨の輪郭へ。
擦られて紅く腫れた傷へ]

(269) tayu 2015/08/16(Sun) 19時頃

  女性客増えるかなーって思ってさ
  って……あれ?

[言葉を繋ぎ合わせる
 男性客だけ、女性フェロモンには反応しない。つまり…]

  あー、噂のゲイバーって旦那のとこか
  別の部屋でやれる親切なバーがある、って聞いた事はあったんだよな

  じゃあ、此処に来てる人外の客も、そっちに行ってたかもな

[そう言えばトレイルも行っていた。
 ああだからトレイルは女性が苦手なのか、と勘違いのまま納得して]


  ま、人魚の涙なんてお守り程度だけどさ

  これからも、ウチも旦那も
  繁盛していこうぜってことで


  こっちも、昼も、よろしくな
  ゴドの旦那

[にんまりと笑った**]


[ベッドの上で裸体を晒すのは、まるで昼のまぐわいへの合図のようで。布を剥がす彼の指が肌を掠める度、外気に触れる度、何度も身体を震わせただろう。
だが枕に顔を埋めても始まるのは普段のソレで無く、しかしそれを彷彿とさせる事と大差ない。
触れられ漏れ出る声は、きっと相手を煽る物なのだから。]

 ン、…っふ


 ……ごめん。
 今度から、正直に、言うから。
 ぜんぶ。

[じっとして、おとなしく。
そう言われた癖に首をひねり、視界の端に背後の彼を捕らえれば、丁度背に口づける所だっただろうか。

咎められている事位きちんと分かっている。
彼の気持ちも汲まず、自分の満足感だけを優先して、それで悲しませた。

頼らないのは、信じないと同じ事。もうそんな悲しい顔させたくない。
言ってしまうと全てが恥ずかしくて堪らない気もするが、君がそう望むなら。
俺の物である君が、そう、望むなら。
これから共に過ごすであろう長い時を、些細な事で歪ませない為に。]


[唇が触れる度、行為の最中のように肺が、喉が震える。
漏れ出る声を我慢しなかったのは、どうしてか。

ずくずくとした痛みは徐々に消えて、しかし代わりに、彼の唇の感覚が消えてくれない。
不思議さに関心やら感謝をするより先に、覚えたのはもっとと言う欲で、
彼が好意でしてくれているというのに、それなのに自分はこんな、どうしようもなく、
どうして、こんなに、

こんなに、気持ちいいのか。
沸き上がる快感と甘い背徳感を吐息に混ぜ吐いて、後は身を任せるだけ。

喫茶店の、決して厚く無い扉と床。
止められない声が下階まで響いてしまったかどうかは、悪魔のみぞ知る。
あと、蛇。]


【人】 採集人 ブローリン

 ん。ごめん
 もっと色々、伝えるべきで

[彼はこの存在の全てを知ることが出来るのだから]

 それに、知りたがるべきだった
 君が辛い思いをしているか、いつも考えて…きたはずのに

(313) tayu 2015/08/17(Mon) 00時頃

【人】 採集人 ブローリン

[この契りは未だ手探りのステップ。
大切に育むべき芽吹きを腕に抱く]

 優しくしたい。加減はまだ …その、わからなくて、ごめん
 [抱きたい][愛したい]
 [もっと][いくらでも][尽きない]
 [でも] [優しくありたいんだ]  … [好きだから]

 もし君を傷つけたなら、気にする
 だから教えて
 癒せと、言ってくれれば俺は[償える]
 [償えなければ、また罪に][潰されてしまいそうで]

   まだ…怖いんだ。ごめん

   でも愛してる、信じている

(314) tayu 2015/08/17(Mon) 00時頃

【人】 採集人 ブローリン

[痛みをやわらげて癒す為の淡とした動きは、
漏れ出る吐息のうつくしさ、声の暖かさ>>*68に、
   煽られる]

 …ン …ホレー、シ…

[彼を苛む痛みを奪い癒し、代償に、また一つ人の枠から離していく。
それがひどく 嬉しくて、
苦しくもある。人間という種族を愛しているから]

 ……

[背徳の快楽を囁く吐息。
いろに濡れる音へ耳を傾け、愛を捧げる。背に描いた澪が燐光を放ち、この身が高鳴った。

労わるだけの掌はやがて少しずつ、互いの熱を拾い集め。
漣寄せるこころを抱いた]

(315) tayu 2015/08/17(Mon) 00時半頃

【人】 採集人 ブローリン


[決して厚くない扉と床。
知られることを俺の魔術師である君が嫌がるなら、
響く愛らしい声ごと喰らってしまおう。

漂う気配と花蜜の香りだけは、一部の長寿には隠しきれなくても]

(316) tayu 2015/08/17(Mon) 00時半頃

[背後から耳に響く声と、頭に直接響く心の声。>
囁くようなそれらを大切に拾い集め、一つも逃さないよう、心に縫い止めて。

彼は、どんな顔をしているのだろう。
枕の白と瞬きの黒しか写さぬ視界は始終揺れていて、もしこの白が背にあって君と向かい合えていたというのなら、今すぐ抱きしめているのにと、代わりにシーツを握りしめた。
…だめだ。こんな薄っぺらい布じゃ、到底彼の代わりにはなれやしない。

自分の身体に起こる変化なんて知りはしない。彼がもたらす物ならば、例え幾千の痛みであろうとも耐えて見せよう。
…まあ腰の痛みには耐えられなかったのだが、ある日突然揃いの角が生えたって、きっと自分は気にしない。
一度は望んだ道でもあるし、心の準備なんてとっくに出来ている。
君と永久を歩む準備も、同じ様に。]


 ――んぁ、プ、リム、

 …プリ、ムラっ…!
 プリムラぁっ、

[呼んだのは彼の、自分だけが知るホントの名前。
揺さぶられる身体ではどうにも上手に名前を言えなくて、掠れた声で何度も、何度も名前を唱え直す。
縋る手の先はシーツか彼か。どちらにせよ爪を立て、今は必死に縋りつくしかない。

啼き声を塞ぐ口付けの合間、また、何度も名前を呼んだ。
彼を忘れないように。彼が消えないように。
存在を、強く求めて。]


【人】 採集人 ブローリン

[あまく響く声、真名を呼ばう声を喰らう。

ズン、と内腑を揺らして突き上げる熱塊、
熱源を幾度も抉り、抱いた腰へ打ち付け、烈しく、揺さぶる。
今ならば暴虐にも堪えると知っていて、求め合うままに。

注ぎ続ける灼熱は煉獄の快楽、
共に堕ちて、
剥き出しの魂が融け交じる――永劫の契り。


劣情も執着も罪であり愛であり、 真実。
合間、名を呼び返す声に交じり、
感謝を零すのも魂の声だった。

ありがとう。
     足元に咲く小さな花を、求めてくれて**]

(332) tayu 2015/08/17(Mon) 01時半頃

【人】 採集人 ブローリン

― ある日の喫茶店 ―

[今年も、夏の陽射しが強かった。
教会の鐘楼の前を歩く男はそっと顔の前に掌を翳す。
光の加減によっては金色に光って見える薄茶の虹彩が、眩しさに収縮する]

 …あちぃなもー

[日陰を求めて路地へ交じる足取りは確か。
腕に抱えるのは数冊の本で、その肩に、最近、ほとんど猿はいない。
豊かな感情を切り離すことで守っていた心は、意に沿わない契約を結ばなくなって随分、安定しているらしい。

カラン、と真鍮のドアベルを鳴かせた。
カウンターへ陣取る警備員兼雑用係は、暑い暑いと言いながらホットドリンクを注文する]

 コーヒー、砂糖二つ。
 …コーヒーたっぷりで

[昼は美味しいコーヒーと雑談と。
夜になれば逢魔時の喫茶店はバーとして、艶やかな花を咲かせている**]

(334) tayu 2015/08/17(Mon) 02時頃

 −恋人さえも知らない、秘密−

[ロッカールームで着替えを終えて、
いつも通り前髪をかき上げる。

普段結わえられた髪は、垂らしたまま。
首筋に刻まれたしるしを秘匿して。

いつも、陰ながら支え、見守ってくれている同僚へ。
これだけは伝えておかねばと、そっと近寄り。]

  ケイ――あの、ね
  おれ、突っ込まれる方だった

[はたして蛇は、どんな反応を見せるだろう。
きっと呆れたような顔で、それでも祝福してくれると信じて。

今はまだ、甘い甘い蜜月の始まりだから、
蜂蜜やチョコレートを使った戯れは、未来へのお愉しみ。]**


 ― 夜の街 ―

[深く暗い街の中。
その地区の一角は何故か他よりひと際暗く、上を見上げれば街灯が一部壊れている事に気付くだろう。

おかしいな。
先週来た時は煌々と明かりがついていた筈なのに、どうして。
そう首をかしげても同行者はよそ見をするなと急かすだけ。

 「にゃあ」

鳴く猫の後を付いて、君は歩く。
いつもは迷子になる道を今日はすんなり。立ち止まり周囲を見回しても、同行者はやっぱり急かすだけ。]


 「にゃあ」

[夜の街を歩く一人と一匹。
暗い路地をとぼとぼ歩く。目的地は知らないまま。
だってこの猫が、僕の万年筆を返してくれないものだから。
暗い道のり、こんな深夜にもかかわらず、僕と同じように歩く人が何人か。

あれ?今すれ違った二人組、片方に白い羽が生えていなかった?
驚き振り向いても、誰も居ない。]


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ブローリン 解除する

生存者
(3人 45促)

ブローリン
43回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.164 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび