60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/03(Wed) 00時半頃
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―廊下―
―――……
[ふと、聞き慣れない笑い声が聞こえた気がして振り返った。 聴こえたのはどの後輩の声とも違うものだ。 じっと耳を凝らしている内にその声は聞こえなくなる。]
………声…が、
[暫し、暗闇をセピアが見つめていた。]
(8) 2011/08/03(Wed) 00時半頃
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[短い夢。不思議な声に誘われたか、不思議な夢をみた。
庭園の薔薇の蕾が、嵐に吹き飛ばされそうになっている。
その周りを、奇妙な生き物…羽の生えた小人?みたいなのが舞っていて。
薔薇の甘い甘い蜜。毒を含んだ甘い蜜。
嵐に飛ばされる前に、咲かせてあげなきゃ…]
んにゃんにゃ。
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[皆はもう暗闇に目が慣れ始めているようだ。 羨むようにセピアの瞳を細める。 暗闇は得意ではなく、手はやはり壁に添えられたままだ。]
ヨーランディスの部屋はどこだったか。
[誰が今何処にいるのかもよくわからない。 壁に手をつけたまま指先探らせて、 誰かの部屋の扉に漸く辿り付くと傍に居そうな者に声を掛けた。]
(16) 2011/08/03(Wed) 01時頃
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…薔薇の呪いで、結ばれるだなんて……。
[信じない。だってあの時も…そんな事は起こらなかったのだし。]
[甘い毒を孕んだ薔薇の木は、毒を満たす器を探している。
あの子はどうだろう、
あの子なんていいかもしれない。
その蔦の、絡まる先は。]
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[返る言葉がないようならば、手探りで探る他ない。 ジョージを怖がらせるような声は傍にある。 声を手繰って、とんと人影に当たるとその顔へと手を伸ばす。 ざり、と指に触れる固い毛の感触。 悪戯を仕掛けた後輩、ヘクターだと特定すると 軽く握った拳で頭の辺りを一度だけ小突いてやる。]
あまりいじめてやるな。
呪いが起きぬよう花の精たちが薔薇を封印したんだ。 薔薇が悪さをしないよう花の精たちが交代で見張っている。 ――…だから、何一つ怖がる必要はない。 [怯えるジョージを宥めようとするように、 ヘクターの言葉に御伽噺を加えて。
ふわり、石鹸の香を微かに残してヘクターからも離れると また違う扉を探す。]
(28) 2011/08/03(Wed) 01時半頃
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[先程までマグで温めていた筈の手は、 冷たい壁を手繰っている間にすっかり冷えてしまったよう。 傍で聴こえる悲鳴のような声には瞳を眇めて嗜める顔、 夜目の利かぬ此方からはヘクターの表情は窺えない。]
後輩にいたずらをした罰だ。
[逃げていくジョージの声が気に掛かったりもしたが、 もう一人の姿の見えぬ後輩のことも気に掛かる。 引き戻すことはなく今向かうのはヨーランディスの部屋へ。]
(39) 2011/08/03(Wed) 01時半頃
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[眼の効かぬ暗闇の中でもその姿が縮こまることはない、 凛と、背筋を真っ直ぐに伸ばして暗闇を見て歩く。
セピアの瞳が信じるものは多い。 信仰する神の名、 見えない話し相手、 神の教えに従い、己を律して。 自分自身にも自分を取り巻く周りにも、 穢れなどはひとつもないと――…そう信じて疑わない。]
(42) 2011/08/03(Wed) 01時半頃
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[悲鳴を上げるジョージの声と、もう一人。 聴こえてきたサイモンの声には暗闇の中で眉を寄せる。 何を話しているのかまでは此処には届かない。 だが、穢れなきと信じる環境の中で唯一、 一点の染みを認めるのならそれは信仰する神を誤り 邪教などに傾倒しているらしいその後輩の存在だ。 あまり普段は顔には出さないようにしているが、 今はっきりと眉を寄せたのは暗闇の所為もあるか。]
(53) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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[戻るか、ジョージ達のところへ踵を返そうとしたところで 他の誰かが向かう気配がする。 他の者が向かうのなら大勢で向かう必要はないのだろう。 セピアの瞳を伏せて。 漸く少しだけ眼が慣れてきた、下級生の部屋の戸を叩く。]
…ヨーランディス、ヨーランディス…いないか?
[外から呼びかけるが反応はない。]
(60) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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こら。 後輩を苛めるなと何度言えばわかる。
[ドアに手を掛けるサイモンの姿に眼を細める。 整った眉を寄せれば年なりの威圧は見せれようか、 大分闇に慣れてきたのか手繰って歩かずに済んだから 踵を返して戻ってくるのは早かった。]
…ヨーランディスは部屋に居なかった。
[銀髪の後輩に、そう一言だけ告げて。 ジョージと、それからサイモンと。 交互に見比べてサイモンの持つ眼鏡の主を知れば 余計に寄せられる眉は険しくなる。]
…返してやれ。
(68) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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……お前が心配することは、何もない。
[今日一日散々な目に遭っているジョージに、 服の裾を引かれれば落ち着かせるように一度笑んで その癖のある髪をそっと撫ぜてやる。 見返り、サイモンの言葉には片眉が微かに上がる。 僅かにだけ傾く首はその意図を推し量るようで、]
――…例えば…何だ。 黒ミサへの参加か何かか?
[思い出したのは先程後輩達に声掛けていた姿。 彼の傾倒する神がどのような存在かも、 行っている儀式の内容にも興味はないが、 これを機にサイモンの過ちを正せるのなら考える余地はある。]
(76) 2011/08/03(Wed) 03時頃
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[>>80下卑た笑みに背筋に何か走る心地がしたが 引くことは堪え、髪へと触れる手を許す。]
…そうか。 私も参加をするなら二人の時の方がいい。
[過ちを説くのには二人きりの方がいいだろう。 同級生の名が挙がると緩く眉は寄せたが、 まずは目の前の生徒を更正させることが先決だ。 一点の穢れが消えることを思えばこの機会を逃すわけにはいかず]
――…決まりだ。 お前の好きな時に呼ぶといい。
……眼鏡を返してやれ。
[見返りに了承したのだからと、眼鏡へと視線を落としそう告げた。]
(83) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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[夢で、薔薇の伸ばす蔦に絡めとられた少年が一人。
薔薇の棘の呪いを*受けた*]
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[大きく息をついたのは、サイモンが部屋に入ってから。]
――…大丈夫だ。 …ああ言ったが、黒ミサに参加するわけではない。
[過ちを説くだけ。 手を強く引くジョージにはそう言って落ち着かせようとし、 ジョージの受け取った眼鏡を彼の手から拾うと掛け直してやる。]
…ヨーランディスを探しに行かないとな。 その前にお前を部屋まで送るとしようか。
[もう一度、宥めるように指先がジョージの前髪に触れ 今度は此方が後輩の服の裾を軽く引く。]
(91) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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ピッパは、謝る声にはもう一度髪を撫ぜてやり、部屋へと送り届けた後はヨーランディスを探しに。**
2011/08/03(Wed) 03時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/03(Wed) 03時半頃
[体の下で喘ぐ姿はあまりに艶かしく、
見上げる瞳は、吸い込まれそうなほどに妖しくきらめいていた。]
…ランディ……?
[濡れたその唇が、微かに囁く。
これでもう、逃げられないね…と。]
[それは、その下級生の言葉だったのか、それとも彼に取り付いた薔薇の精の言葉だったのか、今となってはわからない。
ただ、彼と自分の精気が薔薇の精に力を与え、哀れな小動物を絡めとってしまったのはその直後の事かもしれない。]
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―回想・夜 自室― [宿舎内にヨーランディスの姿はなく外を探しても見当たらない。 気に掛かりはしたが残って探すという銀髪の後輩に後を託す。 シャワーへと寄って自室に戻った頃には疲れも眠気も滲んで]
…起こしてしまったか。 すまないな。
[戸を開ければもう馴染んでしまった薬液の香を微かに感じて。 舟を漕いでいた様子の同室の後輩が起きれば凛とした眉を緩め、 伝えるのはヨーランディスのこと。イアンが眺めている写真には 首を傾げたが眠い体は写真を見にイアンの元へは行かず、 促しに頷き真っ直ぐベッドへと向かった。
イアンが隠れて外に出ていることには気付いていない。 不在なことも多い同室者だが、屋根裏を気に入りの場所と しているようなことを聞いたことがあるし何度か見に行った時には 大抵其処にいたから、彼が居ない時は屋根裏にいるか 写真を撮りに宿舎内を散策しているのだと、そう信じている。]
(137) 2011/08/03(Wed) 14時半頃
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ピッパは、ジョージは怯えずに眠ることができただろうか?
2011/08/03(Wed) 15時頃
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―翌朝・自室― [起きれば昨夜の嵐が嘘かと思うような晴れの空だった。 規則正しい生活を心がけている為セットする目覚ましは 学校がある時とそう変わらない時間だ。 イアンが起きる頃には既に目を覚まし身支度を始めていて]
こら。 ちゃんと服を着て出ろといつも… まったく。
[タオルを引っ掛けるだけの後輩には嗜めるように 注意をするだけでその言葉に棘はない。 言っても聞かぬ相手に対する諦めのようなものもあり、 弟のように思っている同室相手には甘い部分もあるのだろう。 真紅の紐で髪を少し高い位置に結わえると、 部屋に干していた洗濯物をいくつか回収して部屋を出る。 まず向かうのはランドリーのもとへ。]
(138) 2011/08/03(Wed) 15時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/03(Wed) 15時頃
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[先に出た同室者が其処にいるとは思っていなかったから部屋を出たところで驚かされれば、瞳を大きくして高く結った髪が動物の尾のように揺れた。]
…驚かせるな。 風呂はいいのか?
[部屋にいる時のものと呼び方が変わる、 そのどちらにも訂正を求めたことはなく]
もうほぼ乾いてはいるんだが… 折角晴れたからな。 外で干した方が着心地がいい。
[ランドリーに立ち寄って置かれたままの洗濯を勝手に洗って干したりするのももう何時ものことだ。 手伝うとの言葉には眉を下げて表情を緩め]
――…ばかか。
[甘えるような声には小さく喉を鳴らして笑うと、着いてこいと言わんばかりに先導をし、ランドリーへ向かう。]
(141) 2011/08/03(Wed) 16時半頃
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[>>142制止の言葉が掛かると足を止めて出てくるのを待つ。 シャツを着た姿を確認すると小さく頷いて再び歩き出し]
晴れても風はあるかもしれないからな。 落ちてしまわないようしっかり留める必要はあるが…
そういえば昨日もまた何か現像をしていたのか?
[傍らを見れば互い違いのボタン、 洗濯物を腕に抱えイアンへ手を伸ばす。 指先で一番上のボタンをくぐらせ外すと ずれてる、と言葉でも指摘をした。]
他の者にでも頼むか? ――…心配するな。 困らないよう夏の間にしっかり覚えてもらう。
[戯けた言葉にはセピアの瞳を細めてそう返してやる。]
(147) 2011/08/03(Wed) 17時半頃
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…フレア?なるほどな…。 お前にとっては面白い天気だったようだ。
[>>152以前はあまり興味もなく気に留めることもなかったが、 イアンの写真を見るようになってからは写真への認識を 改めることとなった。 小さくぶーたれる後輩にはランドリーの正しい使い方から 洗剤の分量、洗濯物の分類と干す際の美しい皺の伸ばし方まで 一つずつきっちりと説明をしていく。 全ての洗濯を干し終われば香るのは太陽と洗剤と、それから]
……薔薇…?
[確かに近くに薔薇園はあるが普段ここまで香っていただろうか。 緩く、首を傾げ後輩の目論見には紐が解けるまで気付かずに]
(164) 2011/08/03(Wed) 19時頃
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[真紅の紐が解けると、髪の落ちた重みに気付いて。 首の後ろに手を遣るが紐を取り返すには少し遅かったよう。]
…っ おい、こら。
[下りた髪は胸元に届くか届かないかくらいの長さ。 取り戻せなかった紐に少し眉を寄せて解けた部分を手櫛で解き]
…なんだそれは。 結ばないと邪魔だし暑い。
[異性と比較されるとは思わず、少し呆れたような顔になる。]
(166) 2011/08/03(Wed) 19時頃
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…?いや、変えていない。
[>>168イアンからの問いかけには首を傾げたが、 指すのが同じ薔薇の香だとわかると辺りを見渡す。 気のせいではないようで、]
……嵐の後は強く香るものなんだろうかな。 ヨーランディスか、風邪を引いていないといいが。
[花についてはそう詳しくもない。 よくランドリーにくる園芸好きの後輩にでも聞けばわかるのだろうか。 起きた時に騒ぎになっていなかったから部屋には戻ったのだろうけれどヨーランディスの名には心配を向けるように眉を寄せた。]
…いる。
[悪戯っぽいその顔を眉寄せたままじっと見返して 掌を見せるようにして紐を求めイアンへと手を伸ばす。 洗濯物を干し湿気た指先には洗剤の香がまだ残っていた。]
(176) 2011/08/03(Wed) 20時頃
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あっ、こら…! まったく…
[子供か。 >>180悪戯を仕掛ける3つ下の相手に思わずそう呟いて。 セピアの瞳は真紅の紐を追いかけて上向く。 一度手を伸ばしてみたが届かない、少し前までは見下ろしていられる位置にあったはずの頭も今は似た高さで並んでいる。]
今だって暑いんだ。 早く返…はあ?
[此方の催促と同時に出された条件にあがる声は困惑混じるもの。 少々悪戯にしても度が過ぎていないか、じっと相手の顔を見つめたセピアが一度瞬いて細まる。]
……キスが欲しいのか?
(183) 2011/08/03(Wed) 20時半頃
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…わけがわからないよ〜。
何なんだよ〜。
[左手の、棘に刺された小指の傷は、もう痛まなかったが。
ツタ模様が広がっていることに、本人はまだ気づかない。それを通じて、薔薇の声が聞こえるようになっている事も**]
[くすくすと笑う声。"彼"の声。]
『僕を咲かせて』
『恋をちょうだい』
『想いをちょうだい』
『君の命の欠片をちょうだい』
…恋、なんか。
[夢うつつに聞いた囁き声に、ポツリと零す言の葉一つ。
恋なんか信じない。
思いなど信じない。
どうせ全て、搾取するための口実に違いない。
肌を傷つけた棘は、ゆっくりと蔦模様で侵食していくけれど、
心にはきっと、とっくの間に、抜けない棘が刺されていたんだ。]
|
[>>184笑む後輩の姿に緩く眉を寄せ逡巡の間。]
――……いいだろう。
[ふと吐息を零し眉間の力を緩めて小さく頷く。 信じると返答すると紐へと伸ばしていた手はイアンの肩に添えて。 互いの距離が狭まれば、洗剤と薔薇の香に混じって微かに感じるのは薬液のものだろうか。]
(186) 2011/08/03(Wed) 21時頃
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ピッパは、イアンの顔へと唇を寄せる。
2011/08/03(Wed) 21時頃
………は〜い?
[きょとんとした表情までは、伝わらないだろう。
何せ声の主は自分には見えていなかったのだから]
誰?命のかけら?
それはまずいよ〜、俺分けられるほど強靭な命は持ってないよ〜。
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[似た背の相手、踵を上げても思った場所には僅かに届かず。 施したキスは――…額ではなくその下にある彼の瞼へ。]
(187) 2011/08/03(Wed) 21時頃
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ピッパは、触れていた場所から離れ、イアンから一歩引くと約束だと彼に掌を差し出した。
2011/08/03(Wed) 21時頃
『大丈夫、ほんの少しだけ』
『想いのままに触れればいいだけ』
『そうすればぼくは咲けるから』
[宿主の少年が選んだしもべに、薔薇の精はくすくすと笑いかける。]
『君の望みのままに。欲望のままに。ぼくを咲かせて。』
|
…信じろとか言われたからな。
[>>192同室者へと口端を緩く上げて答えると 紐を持つ手が降ろされるとさっさと紐を取り戻して 瞳を伏せて後ろでに髪を結い直す。 洗濯は終わったので結い紐は常の低い位置に。]
手伝い、ご苦労だった。 とても助かっ…
[イアンへと労いの言葉を向ける途中、 聴こえた声に視線は其方へと向かい>>190]
―――…ジョージ? …どうかしたのか?
[見えた小さな後輩の姿に緩く首を傾ぐ。 相手は男だが性を意識したキスでもなく施したのは瞼に。 驚かれるようなことをした自覚は本人には全くなく。*]
(194) 2011/08/03(Wed) 21時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/03(Wed) 21時半頃
……うん。
咲かせる手伝いは、するよ〜。
[ごく素直な返事。“彼”を咲かせるのは、とても大切なことのような気がしたから。既に体に蜜の回った少年は、抗うことを知らない]
…具体的にどうすればいいかは、よくわからないけど。
適当にやったら、いいんだね〜?
[潜めた呟き。少年は、男を相手にした経験はない。
知識はあるし誘われたこともあるが、「体力ない」「女の子好きだし」「今闘病中で……」と、のらくらかわしてきた。大体は本当、時々は嘘。
かといって、女の子との経験も悲しいかな、ないわけで……]
[咲かせて欲しいという声が、甘い毒のように魂に沁み込む。]
踏み躙り、無残に散らしても…お前の糧にはなるか?
[自分の身体が覚えたのは、行為という名の搾取だけ。
優しく愛でる触れ合いすら、獲物を絡めとる罠としか見れない。
そんな心無い陵辱さえ、快楽に摩り替えることでやり過ごしてきたから。
昨夜後輩が腕の中で見せたあの表情は、自分には理解の出来無いものだった。]
『なるよ』
[薔薇はくすくすと笑う。]
『落ちた花も養分になる』
『踏みにじられた涙も糧になる』
……エヴァンス君〜?
[聞こえてきたもう一つの声には覚えがあった。
失礼ながら、名前が長くて忘れてしまったので、姓で呼んでいる医務室の常連。
声はすれども姿は見えず。]
………………
[何か不穏なことを言っている気がするのだけれど。
花を咲かせる為には、仕方ないんじゃないかな〜。]
…ノックス……?
[混線するように聞こえてきた声に、半覚醒状態の意識は困惑した。
それは偶然なのか、必然なのか。
互いに共通しているかもしれないのは、病弱な身体か、何処か歪んだものを抱えていた精神か。
どちらが薔薇の精に都合が良かったのだろう。]
………何か、不可思議現象が起きてるみたいだね〜。
[さらっとそれで済ませてしまったのは、細かいことを気にしない性格が故か。]
俺たち、花咲かせ仲間なのかな?
これ、みんなで出来たら便利だね〜。
[のんきなことをヴェスパタインに向けて言っている。]
…訳が分からないが……
[残念ながら、気にせずあっさり受け入れるようなおめでたい脳味噌では無かったため、やはり困惑の色が濃い。
けれどそんな違和感も、芳しく濃厚な薔薇の香りが溶かしていく。
心の芯に灯る衝動。
欲しいのは、刹那の快楽。
…本当に、それだけ?]
…あ。
ランディ…は?
[心配そうに問う言葉がこちらに向けられたのは、
何故だか彼も…同じ匂いがしたからかもしれない。]
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別に誰彼信じているわけでもないのだがな。
[>>196髪を結い直しながら「簡単」「人」の部分を訂正した。 イアンを見送った後に再びジョージへと向くと緩く首を傾げ]
…そうだな。 私も滅多にしない。
[家族と親愛のキスを交わすことはあっても忙しい両親と 会うことが滅多にないわけだからそういうことになる。 落ち着かぬ様子の後輩に大丈夫かと問いかけようとして ふと、感じたのは何かの強い香。]
(216) 2011/08/03(Wed) 23時頃
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――……、…そういう機会があればな。
[それが薔薇の香だとは直ぐに気付かなかった。 イアンとは結い紐のことがあったからとそう言葉を加え 一歩、二歩、後ろへと引くと空になった洗濯籠を拾い上げる。 伏せた瞳は正体のわからぬ違和感を感じていて。]
…そろそろ食事の時間だ。
[宿舎の方へと振り返りジョージにも聴こえるように言うと踵を返す。 籠を手に足早に宿舎へ向かう後ろ姿からはこの場から早く立ち去りたいという焦燥がにじみ出ていた。]
(218) 2011/08/03(Wed) 23時頃
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ランディ?……ヨーランディス?
俺は、今朝は見てないな〜。
[昨夜の騒ぎを、眠りこけていた少年は知らない。
どちらに向けられた問いかはわからなかったが、答えておいた。]
なんで先輩にあんなこと言ったの?
[おどおどした声が囁きに混じる。]
『甘い蜜をあげたいんだ』
『とてもとても甘美なんだよ』
『みんなにもわけようよ』
[それから薔薇の声も。]
『ああ、ランディは眠っちゃったかな』
『だいじょうぶ、幸せな夢を見るよ』
ピッパは、ジョージの声を聞く余裕はあっただろうか。足早に廊下を抜けて籠を置きにランドリー室へと入る。
2011/08/03(Wed) 23時半頃
ピッパは、ルーカス達にもその姿は見られたかもしれない。
2011/08/03(Wed) 23時半頃
…眠っ、て…?
[胸の奥が、なんだかチリリとした。]
大丈夫だ、って…
[自分で部屋まで帰れると言っていたかいないか…都合よく勝手に解釈しただけなのだろうか。
置き去りにしてしまったのは何故なのか、何故そんなことを後悔しているのか。
わからない、けれど…
脳裏をよぎる光景は、だるくて痛む身体を引きずって、とぼとぼと部屋へ帰る自分の姿。
そのあと…たぶん4日くらいは、晴れていたのに授業を休み、
校庭を走りまわるクラスメイトを窓から虚ろに眺めていたのだっけ。。]
!!
ノックス先輩?
[どこからか声が聞こえた気がして、少年はきょろきょろと辺りを見回した。]
…おい、どうした?
[自分以上に病弱な彼のことだ。
異変が聞こえれば流石に少し狼狽えたか。]
|
―ランドリー室― [足の速さは変わらず振り切ってしまったのだろう、 遠くなる後輩の声に胸の裡に罪悪が沸く。 ランドリー室へと入るときっちりと扉を閉めて、 目を伏せたままゆっくり、浅く呼吸を幾度も繰り返した。]
…いや、大丈夫だ。 どうやら少し睡眠時間が足りていないな…。 わからない…どうして、あんなに、
[浅く呼吸をしながら語りかけるのは見えぬ相手へ。 このようなことは初めてかもしれなかった。 もう何度か深呼吸をして、そこで、はじめて 室内にもう一人いることに気付く。>>234
へクターの姿に薄く口を開き何か言いかけて、 引っくり返るような音が聞こえたのはその直ぐ後だ。]
(241) 2011/08/04(Thu) 00時頃
|
|
―ランドリー室―
何の音だ?
[先に宿舎へと戻ったイアンは共にはおらず、 振り切ったジョージも其処にはいない。 叩いた程度では今のような音は鳴らない。 へクターが向かう後を追い、シャワー室へと向かう。]
(253) 2011/08/04(Thu) 00時頃
|
|
あまり揺らさない方がいい。 足先と…あと、頭だな。
[のぼせたらしいとヘクターの言葉が聞こえると 倒れた色白の少年の姿に眉を寄せてそう告げる。 ロビンはバスタオルを取りにいくのだろうか。]
少し休ませて…落ち着いた時に医務室に…だな。
[寮母にこのことを伝えた方がいいだろうか。 二人がノックスの対処をするようなら その場を任せようと思った。]
(264) 2011/08/04(Thu) 00時半頃
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ピッパは、寮母に伝えに行くとへクターとロビンに言い残してシャワー室を出る。
2011/08/04(Thu) 00時半頃
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…そうだな、着替えたらノックスの着替えを 持って行ってくれるとありがたい。
[シャワー室から出る前にロビンにはそう伝えて。 ランドリー室から出ると一度扉の前で立ち止まる。 シャワー室からも感じた微かな薔薇の香、 連想して思い出すのは先程中庭で感じた強い香だ。 眉を寄せてこめかみの辺りを一度押さえる。]
――…知らせにいかないとな。
[薄く唇を開き浅く息を吐く。 それと、ジョージには後で謝りに行かなくてはならない。 けれどもあの時一刻も早く立ち去らなければ――]
………
[緩く、首を横に振る。 気を入れ直すように背筋を伸ばした。]
(276) 2011/08/04(Thu) 00時半頃
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ピッパは、バタバタとした足音が聞こえたのは寮母の部屋を訪ねている最中のこと。まもなく医務室の鍵も開けられるだろう。
2011/08/04(Thu) 01時頃
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[寮母が医務室を開けに行く背を見送って。 後はヘクター達に任せていいのだろう。 朝食を食べに食堂へ向かわなければいけないのだが 何かを食べたい気分でもなくて]
…疲れが取れてないのか…?
[中庭のことも含めて足りぬ睡眠がそうさせているのなら。 このまま一日不調でいるわけにもいかない、 あまり気乗りはしないが仮眠を取りに自室へと向かう。]
(295) 2011/08/04(Thu) 01時半頃
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……セシル先輩にも、蜜をあげたいの?
[少年は不安げに訊ねる。薔薇は笑う。]
『そうだよ』
『蜜をわけて、手伝って貰うんだ』
[くすくす、くすくす]
……ねえ、僕はザック先輩のものなんだよ。
[一つの身体を共用するのでなければ、少年は薔薇の服の裾を引いていただろう。]
『だいじょうぶ、悪いようにはしないから』
[そんな、薔薇の声。]
ご めん
無事、いきてるよ〜………
[思いっきり心配をかけさせる台詞を吐いたことをかろうじて思い出し。ぼそりとこちらにも思念を飛ばすと、また沈黙する。**]
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―自室― [自室の扉を開けると慣れた二つの香。 薔薇の気配が薄まるとほっと気が緩む。 そのままベッドへと向かい横になればくらりと眩暈、]
……風邪、だろうか。
[言葉にしてみれば少し熱っぽいような気もして。 体調管理にも気を使ってきたから風邪を引いた時の 感覚も良く思い出せない。そのままセピアの瞳を閉じた。 くらり、くらり、揺れる脳裏に合わせて浅い呼吸を繰り返せば それは次第に寝息へと変わる。**]
(312) 2011/08/04(Thu) 02時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/04(Thu) 02時頃
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―自室― [眠っていた時間はそう長くはないようだった。 目を覚ました室内に同室者の気配がないことに一寸息を詰めたが、今は朝の起床の刻ではなくこれが仮眠からの目覚めだと思い出すとゆっくりと詰めた息を吐く。 すんと鼻を鳴らし空気を取り込む、シーツから香る心地のよい洗剤の香。]
…ん、
[眩暈は落ち着いたようだったが熱っぽさは残ったまま。 熱の中に宿る微かな疼きはきっと風邪のものだけではなくて、 その疼きの正体に気付くとセピアの瞳を伏せる。 布団の中に潜ったままの両手をそろりと動かし]
(379) 2011/08/04(Thu) 17時半頃
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|
[両手は、胸元へ。布団の中祈りの形に組まれ]
――…主よ、天にまします……
[秘める声量で紡ぎ始めるのは聖句。 裡に生まれた熱が落ち着くまで幾度も祈りを繰り返す。 勿論全く触れたことがないわけではないが、 けれどもそれで欲に流されずに納まるのならと己を律して。 それこそが正しい人の在り方だと、そう強く信じている。から。]
(380) 2011/08/04(Thu) 17時半頃
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|
………
[少し落ち着くと緩く長く息を吐いて天井を見上げた。 身を起こすと結ったまま眠ってしまった髪が寝乱れている、 真紅の紐を解くと手櫛でその乱れを整えて。]
…私が卒業したら、か。 次は…誰が此処を使うのだろうな。
[零れ落ちる呟きは同室者に言われた言葉だ。 長く当たり前のようにあった宿舎での生活が終わる。 細まるセピアが微かに翳りを帯びて。 緩く首を横に振るとベッドから降り、髪を結い直した。 落ち着いた体に何か身を引き締めるものを与えたい。 思い浮かんだのはシャワーか珈琲、 どちらにしようか悩みながら部屋を出る。 廊下に出るとまた薔薇の甘い香を微かに感じた。]
(382) 2011/08/04(Thu) 18時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/04(Thu) 18時頃
ピッパは、ロビンは無事ノックスの服を届けただろうかと医務室の方も仰ぎ
2011/08/04(Thu) 18時頃
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―廊下― [シャワー室へ向かうか、食堂へと向かうか。 思い出すのはシャワー室でも感じた薔薇の香。 セピアを伏せ一つ瞬きすると向かう先は食堂へ。 朝食よりも少し遅い時間、廊下には眉根を寄せる サイモンの姿も見えるだろうか。>>289]
…おはよう。
[好まぬ相手ではあるが見ぬ振りをすることもなく その背に呼び掛ける表情は暗闇で浮かべたような 険しいものではなく他の者へ向けるものと同じ。
眼鏡の代わりに頷いた取引について此方からは切り出さない。 儀式なのだから準備もあるだろう、 此方の目的は説得だから準備を待つ必要もないのだが、 此方から向かえば相手にそれを悟られてしまうかもしれない。 好きな時にとは伝えたのでいずれ声が掛かるだろうと。]
(385) 2011/08/04(Thu) 18時半頃
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ピッパは、多く言葉を交わすでもなくサイモンの横を過ぎると食堂へ向け歩む。
2011/08/04(Thu) 19時頃
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[凛と姿勢を正して歩めば真紅の紐に結われた髪が揺れる。 真っ直ぐと前を見るセピアの色の瞳は 後輩の束ねる紐の色とその理由には気付いていない。
ジョージはまだ食堂にいただろうか。 薔薇の香から逃れて辿り着いた筈の食堂、 まさか廊下以上にその香に浸されているとは知らず 扉を開けばくらりと視界が揺れる。]
(394) 2011/08/04(Thu) 20時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/04(Thu) 20時頃
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─食堂─
あ…
[小さく声をあげたのは薔薇の香で揺れた視界にか、 それとも気まずい別れ方をした小さな後輩の姿を見てか。 セピアの瞳が細まる、浮かぶのは申し訳なさそうな色で。 一度足を止めるがジョージの幼い表情を見ると中に入り 大きな音を立てる手の中の食器へと手を伸ばす。]
――…このような重ね方だと危ない。 落として割ってしまう。
[ふわりと濃く香る薔薇の匂いには気付かぬ振りを、 ジョージの手から食器を代わりに持てたのならシンクへ向かう。]
…さっきは黙って戻ってしまって悪かった。 少し睡眠不足で不調だった。もう大丈夫だ…すまなかった。
(405) 2011/08/04(Thu) 21時半頃
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[>>407シンクまで食器を運ぶと背についてくる気配。]
…すまなかった。 ――…そうだな、ヨーランディスを… 探しに嵐の中出た者もいるから。 皆風邪を引いていなければいいんだが…
ん、いや、私は怪談ではなく…――
[スポンジへと手を伸ばしたのは後輩と同じタイミング。 狭いシンク故寄り添うような形に疑問を抱くようなことはなく 任せるよう伝えようと首だけ笑う気配の後輩へと振り向いて。 セピアの瞳に映るのは、エメラルドの色、]
(410) 2011/08/04(Thu) 22時頃
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―――…そうか。 それなら…よかった。
[ジョージが誰から聞いたのかは知らないが探していた銀髪の後輩からだろうか。ヨーランディスの無事がわかると凛と整った眉が安堵したように緩む。 スポンジを先に奪われてしまえば洗う様子を見守ることにし、]
洗剤をつけすぎたな…。 少し、スポンジに乗せるだけでいいんだ。
[同室者以上に年の離れた幼い後輩には優しく教える口調で、 次々と泡立つ白いシャボンと薔薇の香の中生まれる洗剤の香。 喉を鳴らして小さな笑みを浮かべると水道の蛇口を捻って 水を含ませてやれば泡は更に数を増やして。]
……違うさ。昨夜は遅くまでヨーランディスを探していた。 心配してくれるのはありがたいが大丈夫だ。 少し、話をするだけだから。
[サイモンの名が挙がれば瞳を細めてそう告げた。]
(415) 2011/08/04(Thu) 22時半頃
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[増えた泡はシンクの中で流れる水に合わせてくるくると舞い そして香りとともに消えていく>>419。 食器を洗い終えるのを見届けると蛇口を捻り水を止めた。]
お疲れ様。 …話だけだ、他の者は不在らしいし 二人きりならば話しやすい。
[労いの言葉を向けてからジョージの出す後輩の名には首を傾げ]
…私の方が年長だし弱いつもりもないが…。 ――…そんなに私は頼りなく見えるか?
[過ちを正すだけなのだからと安心させるように ジョージに告げる姿は己の為す行動に迷いなど見せない。 それが正しき行動なのだと、そう信じている。]
(420) 2011/08/04(Thu) 23時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/04(Thu) 23時半頃
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…心配してくれている気持ちはわかる。 ありがとう。
[>>426安堵するような表情が見えすとセピアの瞳を細め、 濡らすことのなかった手を伸ばすと癖のある髪をそっと撫ぜる。 指先からふわりと香るのは薔薇ではなく石鹸のもので。]
…おまじない…? なんだか、くすぐったいな。
[先ほど、一度は拒んだもの。 自ら施した時と異なり何処か気恥ずかしさが生まれ、 それを隠し切れぬのか眉尻を少し下げて表情にも出すと 袖を引かれるままに相手の高さに合わせようと身を屈めた。]
(436) 2011/08/05(Fri) 00時頃
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わわっ!
[薔薇の行動に少年は慌てる。]
だめだよ、口のキスは!
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[>>434奥で舟を漕いでいるよく似た名の後輩の姿、 起こしてしまっては可哀想かと声を掛けずにいた。 傍でいっそう香る薔薇の香に気をとられ、 彼が思わずあげた声は此処まで届かない。]
ん、
[>>439何故薔薇の香がこんなにもこの後輩から香るのか。 理由はわかるはずもなく、頬に落とされるキスに瞳を伏せる。 彼が唇にも触れようとしていることには気付かない。]
(443) 2011/08/05(Fri) 00時頃
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キスなんて別に…なんてことないだろうに。
心地良いのは認めるが。
[いくども穢れ、自ら穢しもした唇に、特別な思い入れなんてこれっぽっちもない。
粘膜に張り巡らされた敏感な神経が、そこにはあるだけだ。]
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