297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
──── かごめ かごめ
かごの中の 鳥は
いつ いつ 出やる
夜明けの 晩に
鶴と 亀が 滑った
うしろの
正面
だ ぁ れ ?
[ざわ、ざわ、ざわ―――――
藤棚に、風が流れ込んで揺らすようなざわめきが、
胸の内、吹き荒れて。
嗚呼。
例えばあなたが、
わたしに願いをかけたなら。
わたしはしずかに、ねむりにつけたかも、しれなかったのに。]
願いをください
わたしが、わたしであるために
願わせてください
貴方たちのために
願いを
ねがいを
ねがい を
なぁ、
次は、どの子がほしい?
[待っても、待っても、待っても。
神様は、お迎えに来てくださらなかった。
待っても、待っても。
待っても。
ある日、善吉っつぁんが、やってきた。]
『**が、3日とおかずに熱を出しよります。』
『どうか、どうか、』
『助けておくんなまし。』
[神様は、なぁんもしてくれん。
なぁんも。
多分、人間の声なんぞ、聞こえやせんのでしょう。
あんまりにも、背ぇが高くていなさるから。
だから、わたしはお祈りした。
どうか、わたしの可愛い妹を、助けておくんなまし。
気づけばあたりに、見事な紫陽花が咲き乱れていた。
戸惑いながらも善吉っつぁんは、紫陽花を一株摘んで帰った。]
[紫陽花を煎じて作った薬は、流行病をよく治したらしい。
わたしはそれを、お礼に来た善吉っつぁんを見ていて知った。
やっぱり神様は、何も答えなかった。
それから、度々やってくる村の人々は、代わる代わるあらゆる願いを供えた。
わたしはその中から、叶えてやりたい願いについてだけ、願いを重ねた。
わたしが願いを重ねた願いだけは、不思議と叶えられた。
神様は、人間のことなど知らない。
けれど。
お嫁の願いは、聞いてくださるのかもしれない。
そう思った時、わたしは何故だか涙を零した。]
[わたしがお嫁入りした神様は。
きっと確かに、存在したのだと。]
『もう いいよ』
『もう いいよ』
『もう いいんだよぅ』
『みつかっちゃったぁ、』
[その時確かに、幼い子供が紫陽花の傍らで
笑った。]
“おねぇちゃんやから”
いもうとの手を引いて産まれ
“おねぇちゃんやから”
いもうとの面倒を見て
“おねぇちゃんやから”
いもうとを護らなくちゃ
“おねぇちゃんやから”
いもうとが さいわいなんです
[緋色の婚礼衣装纏ってお山へ向かう道すがら。
寂しい静かな葉や嫁行列、行列なんて言ったかて、傘さしかけてくれるおっとさんひとりしかおらず。
おっとさん、全然気づきゃしなかった。
だって、おっとさん、こっちなんて見やしなかったもの。
けれど、あなたはわたしを見たはずだった。
善吉っつぁん、あなたは、わたしを。]
『行ってらっしゃい、**ちゃん』
[眉を下げて、微笑んだあなた、お嫁にて言うた相手のこともわかりゃせず。
嗚呼、どっちでも、よかったんね。
おねぇちゃんなんて、ただ、この世に産まれ落ちた、順番だけなんやわ。
それは、知っていて、知らないふりをしていた真実で。]
[それでも、先に産まれたからという理由だけで、おねぇちゃんと呼ばれ、
おねぇちゃんと呼ばれるからというだけで、妹のために心砕いた。
けれどそれが、わたしにとっての幸いだったのだから、だから。
わたしから、その幸いを、奪わないで。
時が流れ、**が身罷って、その子が、孫が、そこにいた。
それでもわたしは、おねぇちゃんだった。
おねぇちゃん、で、いたかった。]
|
―亀の自宅―
[紫陽花の花が、道からはみ出て雪のようにさえ見える。 そういえば、雪の結晶も小さな花のように見えたな、と、余りに現実離れした光景の中思う。]
……雪みたいやのに、 かじかむ寒さやないのは、不思議やな……
[呟きながら、そっと本棚に手を伸ばす。]
(23) 2019/07/14(Sun) 00時半頃
|
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/14(Sun) 00時半頃
[紫陽花を食った子供が死にかけた、と村人が文句を言いに来たのはいつだったか。
病の予防にと思ったらしい。愚かなことだ。
けれどわたしは、願いをかけた。
誤って、病のないものがかの花を口にすることがないように。
村からは、紫陽花が消え、山の紫陽花は、見えぬよう透明になった。]
|
―亀の自宅―
“朝は20で……この騒ぎの元は、4かもしれん。”かぁ…。 ……なぞなぞ、なぞなぞなんかな……?
[朝は20、いつか本の話をしたときに 似たことを、謂ったような気がしてぱらぱらとページをめくる。 ある程度は難しい漢字も読めるようにとは、死んだ祖母の教育方針だったのだ。]
……ひいろの、…、 ……、つむぎ……、…………、
[朝は30、騒ぎの原因は、と、少女の声を思い出し、思い出し。]
(30) 2019/07/14(Sun) 18時頃
|
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/14(Sun) 20時半頃
|
―亀の家― ……口伝やわらべ歌ばかりだったから、 本の方には何も書いていない……か…?
う、わ…っ!
[本を引っ張り出した折にどさどさと一気に落ちてくる。 自分が生まれて以来、物心ついたところから一面、埋め尽くされてた────そこに。]
……なんだこれ……
[見つかったのは隠された扉。 隠された、というより本棚が置いてあるということは「封じた」ということなのだろうか。]
(41) 2019/07/14(Sun) 22時半頃
|
|
―亀の家―
……これなんやろ……、 ……地図…?
[刻まれていたのは山のある場所へと続くのを示すような文様。 それに、藤の花のような文様と、亀を模したような文様も添えられている。]
……藤…?朧の家の文様に似てる…。 ──これ、うちの裏手から続いてるんか…? ……字、ちょっと…… 削れてもうてわからん……。
……うぅん……。
[本が散らばる床の上に立って、扉の表面をなぞる。 ぎ、と小さく軋んで扉が小さく動いた。本棚の木枠に手をかけて、全体重をかけて引いて動かす。辛うじて滑り込める程度の隙間が空いた。]
……、言ってみるべきだろうか。 ……刻まれているこれは…岩か…?
(43) 2019/07/14(Sun) 23時半頃
|
|
[木妻、と刻まれた其処には、 社を示す印も刻まれていた。]
……どうして…? …い、いや、ええわ。……とりあえずここから進んでみたら、なんかあるかも……、
[手にしていた本一つ懐に入れて。 隠された裏口から山の方へと抜ける道へ出た。 長らく使われていなかった場所にも、透明な紫陽花が咲き誇る。 奇妙なことに、それは真っ直ぐと、ある場所へと導くように白い花道のように獣道の一部を塗り替えている。
──かつて、かつては、 ここを通って参道としていたことなどもう誰も覚えてはいない。朽ちて結ばれた赤い糸が木々の合間を目印のように揺れているだけだ。]
(44) 2019/07/15(Mon) 00時頃
|
|
…朝顔ちゃん、もしかして、 なんかでこの道の事を知ってたんか…?
騒ぎの元が…40……、 ……むう、……今は行ってみよう、 騒ぎのもと、というんなら…なんやあるかもしれんし…
[呟き、花溢れる山道を登り始める先は、くしくも消えず残る人々のの集まる社へであった。]
(45) 2019/07/15(Mon) 00時頃
|
|
[あのこがほしい あのこがほしい────、
微かな歌声がまたどこからか届いたような気がする。 歩いても歩いても、透明の重なる白い道。 息を切らしながら吸い込めば 香りもせぬのに胸が詰まるような思いがする。
木の幹に結ばれた緋色の糸が やけに目につく。]
……おーい…?
[かすかな声を上げた。小さくこだました。]
(47) 2019/07/15(Mon) 00時半頃
|
|
[赤い糸が導くように続いている。 その一つを指に引っ掛ければ、 脆くもほろりと零れおちた。
箕島の紋の亀と、 藤屋の紋の藤とが 刻まれていたのはどういうことか。 あの壁を隠すように本棚が置かれていたのはどういうことか。 まるで忘れ去って無用になった後、思い出さないようにしているようだった。
歩き続けて疲れて一息、 ふと、懐に入れてきた本に手を触れる。 古びた一冊の光源氏、巻4。]
そういや朝顔ちゃんと読んだなあ、 ……名前が一緒の巻があるとかでおしゃれやな、とか言うてた…
……っけ……?
(50) 2019/07/15(Mon) 01時頃
|
|
……、…夕顔
[まさか、そんな、と緋色を帯びた目線が泳ぐ。]
(51) 2019/07/15(Mon) 01時頃
|
|
…巻数や… 朝顔ちゃん、巻数のこと言うてた…?
[狼狽する亀吉のもとに、 風と降りる霧に運ばれて、かすかな藤のにおいが届く>>48]
……っ!
[ありったけの力を込めて地面をけり、紫陽花に縁どられた道を駆け上がる。]
(54) 2019/07/15(Mon) 01時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る