92 【バトルRP】歴史英雄譚
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― 二階、孫堅と ―
[視界が霞む。思った以上に、この土塊共を動かすのは重労働だった。 鎧の男がこちらに向かう。土人形を呼び戻し、残りの土塊共は、男の足元へ。 男が人形に気を取られた隙に、一人がーその脚を掴んだ。]
『――右目。』
[刃物を逆手に持ち替えた土の女が、その長い左腕を振り上げ、そのまま打ち下ろした。確かな手応えが、私にも伝わる。男が真横に薙いだ刀で、人形は両断された。石の床に落ちた刃物が、甲高い音を立てた。]
死ね。
[よろけた男の喉元を正面から切りつけようとして、しかし、男の方が一歩、早かった。刀を振り下ろす気配がして]
(23) 2012/05/27(Sun) 04時頃
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――っ、あ
[骨の砕ける音がした。左腕が千切れたような感覚。遅れてやってきた、気が狂いそうなほどの痛み。それでも、なんとか倒れず、耐えた。続けて刀が大きく動き、一瞬、進むか、避けるかを迷い、躊躇った瞬間。
頭上から長い髪が垂れるのが見えた。
勢いをつけて突進する男の喉を、土人形の構えた刃が迎える。 皮膚の裂ける鈍い音がして、ごとり、とその刀が落ちた。銀の刃を突き刺したまま、男は土人形を掴み、引き千切った。再び真っ二つに千切れた女の胴を力任せに投げ捨てる。女は相変わらず嘲笑うような薄ら笑いを浮かべていた。]
おわ、り、だ
[男がこちらに顔を向ける前に、私は右手の刃物に体重を乗せて、その首筋目掛けて振り抜いた。次の瞬間、私は夥しい血飛沫を浴び、男はゆっくりと、崩れ落ちた。]
(24) 2012/05/27(Sun) 04時頃
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[私は暫くの間、動かぬ男をぼんやりと見つめていた。 髪から滴る、温かい血。
そう、この温かさが。私の、欲しかったもの。
ぐらりと視界が揺れた。一、二歩後ずさりながらよろめいて、そのまま右肩を壁につけて身体を支える。左腕はもう、二度と動きそうにはなかった。 土人形は半身を床に沈めそこに肘をついて、私と男を交互に眺めながら退屈そうにしている。私が視線を投げると、ニイと笑って、石の中に消えた。
私は目を閉じて、呼吸を整えようと試みる。 まだ、殺さなければならないのだ。他の連中がやって来る前に、身を隠さなければ。そうは思っても、身体が言うことを聞くようになるまでにはもう少し、かかりそうだった。**]
(25) 2012/05/27(Sun) 04時頃
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[誰かが、私を呼んでいる。 ああ、この声は、]
お前が、ジャンヌか。 いいんだ、私に構うな。 お前はお前の、成すべき事を成せばいい。
[それが声になったかどうかは、わからない。殆ど引き摺られるようにしてその場を離れ。
少し離れた小部屋、固い寝台に横たえられた。そうして、女は部屋を後にする。
残されたのは、私のとは違う土人形の気配だけ。]
(118) 2012/05/28(Mon) 10時半頃
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[徐々に意識が清明になっていく。そう、そもそも私は既に死人だ、身体の損傷など、もう起こるはずはないのだ。 傷つけられたのはきっと魂そのもので、しかしそれがわかったところで気休め程度にしかならないが。それでも、それだけで随分回復したような気がした。]
なあ、声の主よ お前は残酷だな
[救世の聖女は、これが正しい事だと信じて疑わないのだろう。正しい事をしている気で、いるのだ。 一体、哀れなのは私か、彼女か。
その思考は、突然の来訪者によって、打ち切られた。ジャンヌではない。先刻出あった、軍人風の男。
敵、だ。]
『土人形。居るか?仕事だ』
[呼ばい、身体を起こそうとした時。ジャンヌの土人形が、男を殴り飛ばした。]
(119) 2012/05/28(Mon) 10時半頃
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― 二階、ノギと ―
世界の敵?
[まだ身体は重く、呼吸も浅い。
イメージに惑わされるな。損傷する身体はもうないはずなのだ。自分に言い聞かせながら、ゆっくり立ち上がった。残ったメスを取り出し、一本は私の側に控える土人形へ。]
私には解らないよ、 死して尚この世界を守らんとするあんた方が。 どうせ帰る場所もないというのに。
[小部屋から広い廊下に出て、男―たしか、ノギといったか―と対峙する。]
(120) 2012/05/28(Mon) 10時半頃
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私はね、ひとごろしだった。男も女も、沢山殺した。 最初に殺したのは母親だったよ。きっかけはもう、思い出せない。――愛して欲しかったのかも、しれないね。
これだけのことをしているのだから、いつか誰かが、私を見つけて、その手に掛けてくれるのだと、思っていた。それでも、誰も私を見ないんだ。
解るか?私はこの世界に打ち捨てられた。 だから――最期の一瞬くらい、世界に一泡吹かせてやりたいじゃないか。私を見捨てた世界が、私に見捨てられて消えるんだ。こんな愉快な事が他にあるかね?
[私は、笑っていた。そう、愉快じゃないか。私のような、取るに足らない人間に滅ぼされる気分はどうだ?]
消えてしまえばいいんだよ、何もかも。
[浮かべた笑みとは裏腹に、頬から、浴びた血と混じった滴が、落ちた。]
(122) 2012/05/28(Mon) 10時半頃
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[身体は満足には動かないが、土人形一人動かすくらいなら、やれそうだ。 幸いに、ジャンヌの人形は私の利となるよう、命じられているらしい。三対一、…まあ、実質は二対一だろうか。
土人形がノギに向かって、その長い腕を振るう。 急所を確実に切り裂くべく、機を窺い。私の消耗を考えると、長引かせるほど、きっと不利になる。急がなければ。**]
(124) 2012/05/28(Mon) 12時半頃
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解らないものだね、軍人というのは。
[肩を竦め。
私は刃物を逆手に持ち変えた。動かない左腕が、感覚を狂わせていた。いっそ切り落としてしまいたいとすら、思いながら。]
しかし…やはり二人では、厳しいか
[思うように動かない私と、ジャンヌの土人形とでやっと一人分、といったところか。私は殺しに関しては年季が入ってはいるが、所詮は自己流の素人だ。武芸を嗜んだ訳でもない。
とはいえ、これ以上土塊共を喚ぶだけの力も、なかった。 死人のくせに、ほんの少し傷つけられたと思い込んだだけでこんなにも動けなくなる、とは。
土人形を前面に立て壁にしつつ、ノギの急所を狙う。 首か、目か。鳩尾でも、動きを止めるには十分だろう。止めさえしてしまえば、数の利で叩く事も、きっと可能、なはず。]
(142) 2012/05/28(Mon) 23時半頃
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[左腕が重い。動かぬ腕というものはこんなにも邪魔なものなのか。 舌打ちをする。いざとなれば盾にでもしてしまえば、いい。
額から血が流れる。私のものじゃない。あの武人の返り血だ。 私の中にも、こんな温かい血が流れているのだろうか。
ふと、そんな事を思い。
それが、隙になった。]
(147) 2012/05/29(Tue) 00時頃
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