158 雪の夜に
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……ふうん。
[返す相槌は、少し気のないものになった。
人間にとっての、その罰が当たる、という感覚も、
あまり実感が伴わない、知識の上の言葉だ。]
[ただ、血が薄れて人間になってしまったのに、
こうして声だけがする女の性質は、やはり、
己の目からは中途半端なものに思えて――
生きにくいだろうな、と思ってしまう。]
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[雪の中を2人並んで歩く。 市場を抜け、エレクトラ号の停泊する港を横切る。 港の隅にある桟橋の前で、ソフィアは一瞬立ち止まった。 幼い頃にこの桟橋で遊んでいた時に誤って海に落ちてしまい、溺れかけた事がある。 それを助けてくれたのがホレーショーであり、それが出会いだった。 ちら、と隣に立つ男を見上げると、また歩みを進める。]
(136) 2013/12/23(Mon) 01時頃
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[町の中では、住んでいる家こそ離れていたが、時々ソフィアの姿を見かけると彼はソフィアと遊んでくれた。 その頃には既に子どもと呼ぶよりは少年と呼ぶ程の歳だっただろうか。 兄妹のいないソフィアにとって、兄に近いような存在であると彼女は感じていたように思う。
ホレーショーが両親を亡くし船に乗った時、ソフィアはまだ7つだった。 以降、故郷に待つ家族を持たない彼を待ち、見送ってきた。 ソフィアも祖父以外には家族を持たない。 何と無く、それが自分の役目のように無意識に感じていた部分もあるのかもしれなかった。]
(144) 2013/12/23(Mon) 01時半頃
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……こういう時に、
慰めの言葉のひとつでもさらりと言えると、
もてるのよ?
[返る相槌にそんなことを言ったのは、
あまり引きずりたくない感情だったせいだ]
それに私の話より、
あなたのこと、でしょう?
[そんな一言も添えて*]
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ー 雑貨屋 ー
[家に帰ると、祖父はソフィアを探しに出ようとしていたところだったらしい。 明日の朝も一人で家を出るなと言われ、ソフィアは少し慌てた。]
え… うん、サイモンさんが言ってたけど… おじいちゃん、人狼って…
[本当にいるの?と問おうとしたが、祖父の様子に少しだけソフィアら背筋に冷たいものを覚えた。 祖父の出してくれたホットミルクを飲むと、おやすみなさいと祖父の頬に口付けてソフィアは寝床にはいった。 暫く、ベッドサイドにおかれたテーブルの上に置かれた髪飾りをぼんやりと眺めていたが、眠りに落ちてしまうまでにそれ程時間はかからなかっただろう。]
(147) 2013/12/23(Mon) 01時半頃
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― 翌朝・雑貨屋 ―
[ソフィアの家にサイモンの死を知らせる使いがやってきたのはソフィアが丁度身支度を整えた頃だった。 玄関から聞こえた声に、思わず髪を梳かしていたブラシを持ったまま彼女は部屋から出てきた。]
おじいちゃん、
[人狼は本当に居たのだろうかと思うと、昨日の祖父の様子がひどく恐ろしいものに思えた。 祖父は、人狼が本当にいると知っていたのだろうか。 その昔、この町に人狼が出た出来事を、そして祖父がその出来事に深く関わっていた事をソフィアは知らない。]
(151) 2013/12/23(Mon) 02時頃
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そりゃぁ、失礼?
[冗談めかして言われる"もてる"との弁も、
女と己では意味合いが変わってしまうのだが。
とは言え、そうした文句が使える価値はあるだろうから、
次からは何か考えておこう、と思う程度]
つっても、あぁ……どこまで話したっけ。
ほとんど話は終わったみたいなもんだしなぁ。
[生まれた群れについて。
そして、いつか再び訪れるかも知れない先について。]
別に、先なんて決まってないしな。
どこまでだって行くし――どこに着く事もない。
[終着がある旅ではない。狩り場を求めて流れるだけだ。]
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― 教会へ向かう途中 ―
[外に出ると、雪は止んでいて陽がでていた。 祖父と共に、坂道を登ってゆく。 何か獣が出たらしい、と祖父は言う >>39 。 早足で坂を登ってゆく祖父の背中を暫くソフィアは見つめていたが、祖父の伺った後に後ろを振り返る。 裏通りへ向かう幾人かの姿が見えた。]
…… っ、
[喪服を着た女性とぶつかってしまったのは、そうして余所見をしていた所為もあっただろう >>40 。]
あ…、すみません!
[祖父に続き、頭を下げた。 そうしてしばし、祖父と女性とのやり取りを見ていた。]
(166) 2013/12/23(Mon) 03時半頃
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[祖父と喪服の女性、二人のやり取りをソフィアは自然と少し間を置いて眺めていた。 言葉ではうまく言い表す事はできないが、その二人のやり取りにはお互いが言葉で交わしている事以上のものがあった様に感じたからだ。
祖父が喪服の女性との話し相手をと言い、付き合ってくれるかと喪服の女性に尋ねられ、ソフィアは勿論ですと口元を緩めて頷いた。]
(167) 2013/12/23(Mon) 03時半頃
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おっ、乙女!?
[祖父の言葉 >>97 には思わず声が裏返る。 確かに歳をとるにつれ、ホレーショーを兄の様に慕っていた様な感覚は薄れてきた様に思うが、その感覚が薄れる反面で大きくなる感情は、それがどの様なものなのか少女にはまだよく形容する事ができなかった。 ただ、祖父にそのような目で見られていた事にとても恥ずかしさを感じて無意識のうちに髪を撫でつけた。 恥ずかしいときや照れた時に髪を撫でつけるのは、ソフィアの癖のようなもので…、しかしその手が髪飾りに触れるとハッと手を離し、所在なさげに両手をおろし、あわせた。]
(168) 2013/12/23(Mon) 04時頃
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―教会―
[協会で祖父が見せた柔和で幸せそうな笑みを、ソフィアは忘れる事は無いだろう。 これまで二人で暮らしてきて、自分に愛情を持って見せてきた笑みとは、ほんの少しだけ違うようにソフィアには感じられた。]
おじいちゃんにもそんな時があったのね。
[そっと耳元で囁きあう二人の姿は、パピヨンと名乗った女性にはどう映っただろう。 やがて、祖父は協会の奥へと消えて行った。]
(169) 2013/12/23(Mon) 04時頃
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[ パピヨンの言葉 >>143 には、ありがとうございます、と屈託のない笑みを見せた。]
小さい頃から、ずっと二人だけの家族でしたから。 パピヨンさんは、ご家族… 、ぁ、すみません。
[喪服を纏う女性に何と失礼な事を聞いてしまったのだろうと慌てて口に手を当てた。 少女も喪服の彼女も、真実を知らぬまま、どの様なやり取りがあっただろうか。]
(170) 2013/12/23(Mon) 04時頃
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パピヨンさんは、エレクトラ号に乗って色んなところをまわっていらっしゃるのでしょう?
…人狼って、本当にいるんでしょうか。
[幾らか話をすれば、ソフィアはそう切り出しただろう。 エレクトラ号がこの町にやってきた晩、事件は起きた。 人間の仕業にしろ、人狼の仕業にしろ、狼などの動物の仕業にしろ、疑いの目がかかるのはエレクトラ号に乗っていた人間だろう。
じわりと嫌な予感がして、胸のあたりの服を掴んだ。**]
(171) 2013/12/23(Mon) 04時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/23(Mon) 04時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/23(Mon) 04時半頃
……意外と、人狼の仕業ってのは信憑性ないみたいだな。
この分なら俺、必要な食事の分だけで良いのかね。
[他の獣が血の匂いに誘われなければだが。]
お上が人狼の仕業って言ったらまた変わるだろうけどな。
あの男の言う事を本気にしそうな人間、他にいるかな……
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[喪服の女性の声は、静寂に包まれた礼拝堂に響くように聞こえた。 紡がれる言葉の内容とは裏腹に、落ち着いたその口調と声音に、心が落ち着いたような気がした。]
そうだったのですね…
[自分と同じくらいに船に乗った。 きっと、様々な経験をしてきたのだろう。 この町から出なければ経験できないような事も多くあるだろう。 ソフィアが見た事のない景色も、沢山見てきたのだろう。 それは、彼もまた目にした光景なのだろうか。]
(203) 2013/12/23(Mon) 23時頃
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……私の弟はね、
この町の教会の司祭様に、
正体を暴かれたのよ。
[ぽつりと零して]
……知らせは聞いた?
しばらくはこの町を離れるのは難しそうね。
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人狼と人間を見分ける方法…
[パピヨンの言葉 >>182 、ソフィアはそれを反芻した。]
本当に人狼の仕業だとしたら。 …… サイモンさんは、その方法を知っていて…、それで人狼がいる事を知ってあぁなってしまった可能性もあるんでしょうか。
[ただ何と無く思った事を口にした。 まさか、祖父がその方法を知っているなどとは思いも寄らない。]
(207) 2013/12/23(Mon) 23時頃
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[こういう時に余所者というのは立場が弱い >>184 と零した言葉に、ソフィアは俯いた。 確かに、この町の人間に人狼が混ざっていたと言われてもピンと来ない…、というより、信じたくないという気持ちが大きかった。 けれど、昨日からソフィアが関わりを持った人達の中にも人狼がいるとも思いたくは無い。]
はやく、騒ぎがおさまればいいですね。
[ただ、そうとしか言えなかった。]
(209) 2013/12/23(Mon) 23時半頃
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あぁ、こっちも聞いた。
[予想の範囲内ではあるので、そちらは殊更驚かないが。]
そっか。
そんな事があっても、この町に来るんだな。
[彼女にとっては予定外の寄港だったのかも知れない、が、
その事は己には解らない。
何の為にか。
例えば故郷は、ただ故郷というだけで訪れる価値があるのか。
あるいは――生きる意味に関わるのか。]
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[祖父から温かいカップを受け取ると >>200 ソフィアはありがとうとそれを口にした。 じわりと身体が温まってゆく。]
あ、先行ってて。 ちょっと用事があるから。
[パピヨンをおくるという祖父の言葉にはそう返した。 久しぶりに、母親の墓に参っておこうかと思ったのだった。]
(212) 2013/12/23(Mon) 23時半頃
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……この町に来たのは、ただの偶然だわ。
乗るはずだった船に事故があっただけ。
あなたはでも、
私があの船に乗っていて有難かったでしょう?
メイドの客室もあけてあげたのだし。
まあな。
[メイド用とは言え良い部屋だった。
あんまり良い部屋過ぎて居慣れなかった結果、
ほっつき歩いてホレーショーのような
船乗りの知己が出来た訳だけれど、そこはそれだ。
寝心地は良かったです。]
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[教会に隣接された墓地へと足を踏み入れると、墓守のヨーランダが此方に気付き、小さく頭を下げた。 ソフィアもそれに応える。
雪はまだ溶け切ってはおらず、ソフィアは小さく音をたてながら母親の墓石の前へと向かった。 雪で、名前の一部が隠れている。 手で雪を払いのけ、静かに祈りを捧げた。
墓地の片隅で、ギリアンが穴を掘っていた。 きっと、サイモンの墓なのだろう。 しばらくソフィアはその様子を眺めていたが、強い風に顔をしかめると墓地をあとにした。]
(227) 2013/12/24(Tue) 00時頃
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ソフィアは、坂道をゆっくりと下ってゆく。
2013/12/24(Tue) 00時頃
……昔の知り合いに会っただけよ。
でも、私がわからなかったみたい。
私は人狼ではないから、
あの子の身代わりにもなれなかったのに。
こんなことで、
人間でもないなんて思い知らされるなんて、
………馬鹿ね。
[震えるような声音の囁き]
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/24(Tue) 00時半頃
へぇ。あの爺さんが。
[己の事を、子か孫のような歳と言う位だから、
確かに、老人と知り合いであっても不思議はない。]
[そして人狼は、]
――それは、本当に解らなかったのか?
[あくまで人狼。]
見えない所で密告する可能性があるんじゃないのか。
嘘をつけるような人じゃ、ないの。
それに、私は……別にいいのよ。
ただ、あなたの無事は祈っているわ。
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