92 【バトルRP】歴史英雄譚
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[――百二十年。
長かった。永遠にも思える時間だった。
あの曇り空の下で、私はただ、見ていた。
街が、人が変わっていくのを。
私が忘れ去られていくのを。]
[元より私を顧みる事のなかったこの世界は
私が居なくなっても変わらず、回っていく
私の小さな足掻きなど、全て無駄だと嘲笑いながら。]
いやだ
――ひとりは、いやだ
[いっそ、すべてが闇に呑まれてしまえばいい。
誰も彼も、私と同じように]
[こえがきこえる。
こころのこえ、胸が苦しくなる、切実な訴え()。]
あなたは誰?
[声に出さず、問いかける。]
貴方は独りではない。
一緒に世界を変えましょう。
人々が疑い、騙し合い、肉親ですら躊躇なく殺してしまうようなこの世界を。
[訴える。]
貴方の名を。
私の名は、ジャンヌ・ダルク。
かつて救世主と持て囃され、そして、神の名の元に、異端者として犯され、生きたまま灰すら残さず焼かれた、神の代行者。**
|
[どれくらいの間、そうしていただろう。 冷たい石造りの部屋の中で、私はじっと蹲っていた。]
――ここは、どこ?
[答える声はない。 世界に復讐を、と囁いたあの声は、誰のものだったのだろう。百二十年の間に魂すらも擦り切れて、形を失いかけていた私を、ここへ呼んだのは?]
今更、私に何をしろと…
[街を、世界を呪いながら、あのまま消えてしまいたかった。もうすぐ、その時が来ると感じていた。それなのに。]
(65) 2012/05/21(Mon) 11時頃
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[不意に、抗い難い力を感じた。 抱きすくめられたような息苦しさ。]
――あ、
[その力に引きずられるようにして、私は立ち上がる。 背中を守る壁を見失い、再び恐怖が襲う。私は必死で腕を伸ばし、壁を探した。
数歩進んだところで石壁よりも更に冷たい、金属の感触に触れた。低い位置には把手のようなものがある。どうやら、扉のようだ。
倒れこむように扉に身を預けて、把手を回す。ぎい、と音がして、扉は僅かに開いた。]
(66) 2012/05/21(Mon) 11時頃
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[声が、聞こえる。
先刻の禍々しいそれとは別の。]
――女?
[女。そう、殺した。たくさん]
わたし、は
私の名は
[答えようとして、ふと口を噤む。
私の名に、何の意味があろう。
そう、今の私は]
[それは私ではない誰かが名づけた、イーストエンドの殺人鬼。**]
[どこかためらいがちに、名が告げられる。]
そう。ジャック。
[彼につけられた名の意味も、彼の罪も、何一つ知らない。]
世界を救いましょう。
今のこの世界を、正しい方向に導きましょう。
そうすれば、貴方のことを忘れる人間なんていなくなる。
[かつて数万の民を率いた「こえ」を今、たった一人の人間に**]
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―一階、どこかの廊下―
[眩しい。
重い扉の隙間から差し込む光が、私の目を刺す。 痛む眼窩を押さえて、私は暫くの間そこに立っていた。
慣れてしまえば、それはそう強い光ではなく。むしろ、薄ら暗い程だ。 石で造られた、広い廊下。遠くに小さな窓が見え、僅かに青空が覗いている。 反射的に、私はその青空を恐ろしい、と感じた。絵画のような、不自然な青。私の記憶のどこにも存在しない、つくりものの青だった。]
――世界、を?
[時折、頭の中に声が響く。 私は、耳に貼り付く声を払うように緩く首を振った。**]
(67) 2012/05/21(Mon) 14時頃
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ええ。世界を。
どうしようもない、今のこの世の中を変えましょう。
私たちの、すべての人の、暮らしやすい世界にしましょう。
そうすれば、誰もあなたを忘れることはない。
[こころのなか、訴えかける。
世界を救うこと。彼はそれを望むのか。それも探る。
全ての人が、同じことを望んでいるとは限らないから、人の心を掌握するために、その人にとって望むものを。
無意識のうちに学んだこと]
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[響く声に、私は思わず溜息をついた。
違う。世界は変わらない。変えたいとも、思っていない。 私の望みはほんのちっぽけな事で、そして酷く大それたもの。 切り取られたような青空から目を逸らし、私は窓に背を向けて歩きはじめた。 重い足を引きずりながら、呟く。]
消えてしまえばいい。 何もかも。
(90) 2012/05/21(Mon) 23時半頃
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[長い回廊を、あてもなく彷徨う。
結界石を壊すのだと、声は言った。 彼の言う事を総合すると、ここは呪術的な楔であるらしい。 その結界とやらを壊せば、世界は破滅へと向かう、と。
生きていた頃の私なら、そんな非科学的なこと、と一笑に付したことだろう。 しかし今となっては私自身がこの上なく非科学的な存在なのだ。 内心苦笑しながら、私はそれを探す。
壊れてゆく世界の端で、私を見つけられなかった彼らにざまあみろと言ってやろう。それが私の、本当に最期の言葉になるのだ。そう思うと、鬱屈した気持ちがほんの少しだけ、晴れるような気がした。]
(107) 2012/05/22(Tue) 00時半頃
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ローランさん。ローランさん。
「きこえ」ますか?
私です。ジャンヌです。
[「声」をかけ、しばらく待った。]
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