301 十一月うさぎのないしょ話
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うん、途中から参加させてもらったの。 あ……私、こういう者です。
[短い時間であったが、近況を語り合ったり思い出話に花を咲かせたりした。話題の三大巨頭は仕事結婚出産で、自身の年齢を実感する一因となったとか。 無事注文を終え、鞄から名刺入れを取り出し、慣れた仕草で引き抜いた一枚を両手で差し出す。 近くのビルに入っている広告代理店の名前とイベントプランナーの肩書き、それから名前と連絡先が記されたシンプルなものだ。]
私はちょっとドキドキしてる。 学生の頃、屋上に忍び込んだ時みたいな。 そういう、わくわくに似た、ドキドキ。
[今度はお腹ではなく、胸を手で押さえた。 慣れない感覚は、それこそ縁遠くなってしまった高校生>>132の頃に似ているのかもしれない。]
(139) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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私は波があるかな。 担当しているイベント当日が近づくと、 どうしても時間が取れなくなっちゃう。
今はそれこそ、総括してるイベントが近いから。 あと一踏ん張りね。
宅本くんはいつもそんな感じ?
[一と言わず二三踏ん張りそうではあるが、決して苦ではないのだ。 だって、ようやく立てた舞台。 宅本>>129へ尋ね返す時には、自然と背筋が伸びた。*]
(140) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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[宇都木>>133が戻ってきたのはすぐのことだった。 まるでケーキのようなプリンの姿に目を微かに開く。]
わ、ぁ。
[ホワイトチョコムースに出会った時のような感嘆の声が漏れた。 六つ子のひとりにうさぎが寄り添い、もうひとりと共にテーブルの上に並ぶ>>134。]
わがまま、叶えてくれてありがとうございます。 今日、来て本当に良かった。
[幸せそうに目を細め、待望のプリンに目を輝かせた。*]
(143) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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カコは、ヤカモトの提案>>138が通って嬉しそうだ。
2019/11/23(Sat) 23時頃
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[食事より先に注文するプリンにはしゃいだかと思えば、慣れた手つきで名刺交換>>150を行う。 近年稀に見る高低差を体感しながら、浮かせた腰を下ろす。]
うん、好きが高じて仕事にしちゃった。 ……そんなこと言われるなんて思わなかった。 ありがとう。すごく、嬉しい。
[好きな気持ちだけではなく、向いていると思ったからこその選択だ。 だからこそ10年越しの感想は喜びと共に自信へ繋がる。 慣れない言葉であることに変わりはないが、先程よりもずっと素直にお礼を伝えることができた。]
え、あー……いや、私だって、その……。
[つい口を滑らせた、過去の秘密。 アイラインをなぞるように左右へ視線が泳ぐ。 足された言葉に正面へ戻った瞳は強く相手を見つめたが、それは元々の目つきから来るもの。すぐに下がった目尻が安堵を滲ませた。]
(160) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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……そうならないよう、気をつけてます。
[宅本>>151が抱く印象については、たった一言返した。それだけで説明は十分だろう。 節目という言葉を咀嚼するように目を伏せれば、名刺に書かれた『宅本法律事務所』の文字が目に入った。]
え、何?
[隣と言われても、記憶にあるのは家主のいない建物だけ。 思い至る前に発された声で、視線はプリンへと釘づけになる。]
(161) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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三角だねぇ。 しかもカラメルは自分の好みに調整できると来た。
[カラメルの染み込んで色のついたプリンもいいが、ミルクポットに詰まったカラメルもまた、手作りの醍醐味。 同窓会の写真を見せるために取り出したスマホは、今やテーブルの隅で眠りについている。]
はぁ……ずっと見ていられるけど、やっぱり食べちゃう。
[食べないのは勿体無い派としては、スプーンを手に取らない選択肢はなかった。 このプリンとは二度目の逢瀬。 初対面の彼>>152よりは落ち着いているが、五十歩五十一歩というところだった。*]
(162) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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[普段ひとりで訪れる時はもう少し大人しいはずなのだが、語り合う相手がいるとどうにも表出する感情を抑えきれず。 宇都木>>156の笑みに、照れた様子で視線を逸らした後、手に取ったスプーンの赴くまま、魅惑の三角へ向かった。]
……。
[表面を突き抜けて尚、手に返ってくる弾力は変わらない。 固めのプリン特有の感覚を楽しみながら、まずはプリン部分のみを口に運ぶ。
滑らかな口当たりからは、作り手の丁寧な作業が窺える。 濃い卵が牛乳や生クリームと混ざり合うことで、柔らかな味わいに。お砂糖の甘さも程よく、存在感に反してすいすい食べられる。
それからカラメルをかけて、生クリームを掬って、両方一緒の贅沢セット。 順番に味わう度に睫毛を震わせていた。]
……美味しい。
[先陣>>159に遅れること暫く、満足げな吐息と共に最初の感想が零れた。 噛み締めるように伏せた瞼の下、視線を落とすお皿の上は更地である。 ごちそうさまでした。*]
(167) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 00時頃
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[宅本>>170の言葉に続いて、プリンを堪能し尽くした口を開く。]
エリカちゃん、待ってくれてありがとう。 私の分もお願いします。
[プリンに翻弄される愛らしい姿も、その手が生み出す料理が徐々に形になっていく様子も見ていたから、感謝と共にサーブをお願いする。 野菜の煮込まれる甘い匂いがトマトと香草の香りを包み込んで、まだまだ余裕のあるお腹が今にも鳴きだしそうだ。 ペリエで口の中を潤しながら、暫し至高のプリンの余韻に浸っている。*]
(176) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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[眼前に並ぶ料理>>181は湯気の向こう、食べ頃のその身を揺蕩わせている。 見るだけで身体の芯から温まるようだ。]
エリカちゃんのオリジナルなのね。 美味しそう……それに、いい匂い。
それと、よければ取り皿をいただけますか?
[早速頂きたい気持ちを堪えて、もう一工程。 取り皿を受け取れたなら、宅本の方へ滑らせる。]
折角だから、食べない? プリンのお礼も兼ねて。
[一人ではできなかったことに、一人ではできないことで返そう。 必要あれば取り分けてから手を合わせ、スプーンへ指を伸ばした。]
(187) 2019/11/24(Sun) 01時半頃
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[器に広がるスープはお店の外装を思わせる淡い赤色。 銀色を沈め掬ったスープを、静かに口へ運んだ。 疲れた身体の芯から力が抜けるような、暖かくて優しい味が広がる。自然と吐息が漏れる。
次は、くたくたのキャベツの出番だ。 繊維までしっかり煮込まれた葉は、口に入れるだけで蕩けるようだった。この時期甘みの増したキャベツは格別だ。 トマトの酸味もクリームとキャベツの向こう、香草と共に僅かに顔を覗かせる程度だ。
主役と言っても過言ではない白いソーセージは、フォークで捕まえた。 野菜のお出汁をたっぷり吸ったお肉が、噛んだ瞬間弾ける。噛み締める度に肉汁が溢れて口内を満たした。 そのまま赤い海を漂う貝、コンキリエを口に運べば、もちもちした食感と小麦の甘みが加わって、相乗効果のように旨味が広がっていく。]
(188) 2019/11/24(Sun) 01時半頃
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はぁ……。
[染み渡る美味しさとは、この料理のためにある言葉かもしれない。 しみじみとした吐息と共に、エリカへ幸せそうに緩んだ微笑みを向けた。**]
(189) 2019/11/24(Sun) 01時半頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 01時半頃
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[普段と変わらぬトーンで発される宅本>>193の言葉に、片手で口元を覆う。 反対の手のひらを相手に向け、その影に隠れるようにしながら視線を逸らした。]
あ りが、とう。 あの、もう十分伝わったから。
大丈夫。ありがとう。
[しまった。ありがとう二回言った。
暖かな室内、美味しい料理の香り、人々の穏やかな話し声、予想していなかった人との再会。 染み渡るような温度に空腹と疲れを抱えた身体の力が抜け、気を抜くと頬がだらしなく緩んでしまいそうだった。 労いには手のひら越しに頷き、小さく咳払いをしてから姿勢を正す。]
(205) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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突き抜けるくらいに甘いプリンもいいけど、 こういう柔らかい味も好き。 今まさに、私が落ち着かせてもらったところです。
食事の後なら、 料理の味を打ち消さない優しい余韻をくれるんだろうし、 食事の前でも、こうして優しく次へ繋いでくれる。
宇都木さんのプリンは、他の料理と共にあるみたいね。
[脳裏に広がるのは、ご飯とプリンが固く握手を交わしている姿。カメラのフラッシュが眩しい。 エリカの料理を待つ間、暫くプリン談義に花を咲かせるとしよう。*]
(206) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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[淡い赤と深い白。 二つの深皿を前に、一人ではできないシェアの選択肢。]
それじゃあお礼にならない気もするけど……。 残念ながら、魅力的なお誘いを断る強さはないんだよね。
[お言葉に甘えて、隣人>>196の白を分けてもらおう。 まずは自身が注文したトマトクリームに舌鼓を打つ。]
お洒落マカロニ、私は貝殻のパスタって呼んでる。
[美味しいものは好きだが、薀蓄を語れる知識はない。 ただ食べて、美味しくて、また食べたくなって。 自身にとって食事とは、とてもシンプルなものだ。
余談であるが、フェットチーネ>>0:36のことも普段はリボンのパスタと呼んでいる。 相手が話した単語をさも使い慣れているかのように話すのは、大人の得意とするところであった。 料理の美味しさに緩んだ口は、そんな常套手段さえ忘れてしまったけれど。]
(207) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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間違いなく足りなくなるね。 それ、バケット泥棒だもの。
[宅本>>197に同意しながら、蕪とスープを口へ運ぶ。]
……!
[――この蕪、消えた。
たっぷりと煮込まれた蕪は、くたくたのキャベツ以上に柔らかく、歯を使わずともスープに溶けて仄かな甘みだけを残していく。プリンよりとろとろだ。 そこに肉厚なあさりの身とバターが加わることで濃くなる旨味が、バケット泥棒の正体である。 あさりの出汁が一役買っているのは言うまでもない。]
(208) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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[二つの料理を交互に、時には一途に味わう。 白いソーセージから広がる香りを堪能していた頃、リクエストという単語>>199に反応して食事の手を止めた。 深皿の中は量を増やしてもらったにも関わらず、随分と嵩が減っていた。]
なんでも。
[プリン共和国は民主主義。 国民の一人から視線で召集を受け、少し距離を詰めながらエリカを手招きした。]
マカロンいいね。 私はアップルパイも気になる。
[この季節、どうしても食べたくなる味だ。加熱された果肉の甘酸っぱさがたまらない。 抹茶のムースもリベンジしたいが、千里の道も一歩から。デザート制覇も一品から。何事も焦りは禁物である。 釣られて声を潜めるが、近くにいる宇都木>>203にも聞こえる程度の緩い内緒話。]
え、マカロンまだなんですか? それは食べたくなっちゃう。
[新しいデザートの誘惑に迷いを滲ませながら、エリカの意見はどうだろうかと視線を向けた。*]
(209) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 21時頃
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[数枚目のバケットが口に吸い込まれ、いよいよ在庫が危うくなってきた。 そんな時にかかった声>>216は正にベストタイミング。 口元を軽く拭ってから顔を上げる。]
乙坂さん。
[慣れない夜の、見慣れた姿。 彼を見ると、ここがいつも通う店だということを改めて実感する。 宅本の意見を伺いつつも、ほんのり眉尻を下げておかわりをお願いした。]
夜、珍しいですね。 今日はいらっしゃらないと思ってました。
[バケットにバターが染み込んでいく様子を眺めながら、迎えてくれた時>>82の言葉に同意するように声をかけた。*]
(220) 2019/11/24(Sun) 21時半頃
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良かった。 また乙坂さんのパスタが食べられるんですね。
あ、もちろん夜も嬉しいんですけど。 挑戦、素敵だと思います。
[仕事に打ち込む身として、挑戦する気持ちは共感できる。 安堵の笑みと共にバケット>>222を迎え入れれば、バターやにんにくの向こうに広がるポルチーニの香りを楽しむように目を閉じた。]
ふふ、もちろん。 当分お昼は仕事で潰れちゃいそうだし、また夜に来ます。
乙坂さんの料理を食べに来ますから、 次はいつも通り呼んでくださいね。
[次の話に瞬きを繰り返してから、微笑みながら頷いた。 最後に悪戯っ子みたいな顔で、ささやかなお願いを付け加えよう。 宅本に飲み物をどうするか尋ねてから、自身はペリエをもう一杯お願いした。*]
(225) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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[宅本の言葉は、暖かい。
ものが残るお礼は素敵。気持ちが残るお礼も好き。 食事をシェアするのは良い。ひとりの食事も趣がある。
何事も柔らかく受け止める彼が学生時代、男女問わず友人が多かったのも納得できる。 彼の隣は、居心地がいいのだ。 いつの間にか戦場と化した器の中、ほら貝に一騎討ちを挑む姿>>228を楽しそうに見つめる。]
ジム、最近行けてないなぁ。 美味しくいただいた分は、しっかり動かないとね。
[そろそろ食べれば食べるだけ、になって来た年頃。手元の料理に視線を落とすも、口へ運ぶ動きは止まらない。 宅本>>229の同意を得られれば、テキパキと注文を済ませる。]
乙坂さん、周りがよく見えてるんだよね。
[忙しいお昼時の手際の良さを思い出す。 次のイベントがあるコンサートホールを思い浮かべながら、宅本の乙坂評に同意を示した。*]
(237) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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[こちらプリン共和国、カウンター前。 宇都木へのリクエストという議題の下、真剣なディスカッションが続く。]
焼き林檎……! 私、林檎とシナモンの組み合わせが好きなんですよね。
[そのまま食べるなら梨、調理したなら林檎。秋は果物の美味しい季節でもある。 宇都木>>223の提案に、声が弾むのを抑えきれない。 エリカ>>215の心踊る様子に共感するように笑みを浮かべる。]
あ、栗もいいなぁ。 エリカちゃんがそんな風に話すなんて珍しい。 宇都木さんのお菓子、美味しいものね。
[宅本>>230の身振り手振りのプレゼンは普段会議の際の癖が滲み、じっと目を見つめて聞き入っていた。 サクと歯触り良く、グシャと口溶ける。マカロンの良さを語る姿に賛同の頷きを繰り返す。 三者三様、一進一退の攻防の中、宅本のバッジが店内の照明で煌めいた。]
(238) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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[日頃、依頼人の為に振るう腕>>233が万年筆を握る。 ロゴ色のメモ帳に走る線に首を傾げていると、続く聞き覚えのある言葉たち。]
あ。
[意図に気づいて漏れた声を、慌てて手で覆うように遮った。 完成したあみだくじがカウンターに乗る頃には、学生に戻ったような楽しげな顔で宇都木を見つめている。]
宇都木さん、お願いします。
[頭を下げる姿>>234に続いて、お願いで援護した。*]
(240) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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乙坂さんといえばパスタですけど、 夜に違う料理も頂いてたら印象が変わるかも。
しっくりくるものが増えるのもいいものですよ。 だから、応援してます。 乙坂さんの挑戦が、道を広げてくれるように。
[自分といえば、というものがあるのはすごいことだ。 その場に立ち続けていてもいいのに、新たな可能性に挑む姿は尊敬に値する。 目標へ邁進する同士としてエールを贈ると、彼>>231の口から思わぬ理由が飛び出した。]
(245) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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え。 あー……え? 私ですか? 確かに芙蓉さんにお話してましたけど……そっか。
そっかぁ。
[ポカンと開きかけた口を手で押さえ、意味を咀嚼するまで数秒を要した。 じわじわと実感が湧いて来たのか、押さえる為の手は浮かぶ笑みを隠す役割に変わる。]
乙坂さんの背中を押せたなら嬉しいです。 いつも私が頂いてばかりだと思っていたので。
[美味しいパスタも、慣れないけれど嬉しい呼び方も、また頑張る元気をくれるもの。 そんな彼に勇気を贈れた一人になれたことに、グラスに映る苦笑とは対照的な晴れやかな笑みを浮かべた。
イイ女らしく、余裕を持って。 驚いて赤くなった耳は、髪の下に隠されている。*]
(246) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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うっ。
[三度目の内緒話>>247は、本来の用途に沿ったもの。 気にしなくていい。お願いします。 どちらの言葉も咄嗟に出て来なくて、思わず呻きめいた音が漏れてしまった。 じ、と隣の十字を切る姿を見やる。]
乙坂さんに似ているなんて光栄ね。 自分ではまだまだだと思うから、 もっともっと頑張りたいところだけど。
[それに、と。 ややじと目に近かった視線が和らぐ。]
(255) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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宅本くんだって、気がつくところは同じじゃない? 昔も今も、私、宅本くんの言葉に手を引いてもらってる。
それって、宅本くんがいろんなことをよく見ているから、 ……でしょ?
[常識から、いい意味で外れることができる人。 敷かれたレールを辿りがちな自分には、彼の好きなものへの熱量が眩しい。]
……、 プリン、美味しかったね。
[勢いのまま言葉を連ねるも、締めを考えていなかった。 数秒の口を閉ざした後、照れた笑みと共に溢れたのは酷くシンプルな言葉だった。*]
(258) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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[マカロン政権>>248の語りはアップルパイへの支援であり、追撃だった。 アップルパイ代表は今にもお手拭きを白旗として上げてしまいそうである。]
選ぶやつです。
[マカロンなら楽しみだし、 アップルパイなら最高だし、 モンブランなら大歓迎。
もし面白がっているか問われたら言い逃れはできないが、実際どれでも構わないのは、宇都木>>251の腕を信頼しているが故でもある。]
あ、やった。
[それでも自分が挙げたアップルパイに彼の指>>252が辿り着けば、小さく声をあげてしまうのだけど。*]
(262) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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[乙坂>>256の反応につい可愛いなんて思ってしまったが、大人として心の裡に留める。 それでも表情までは制御できず、料理を始めて彼がいつもの調子を取り戻すまで、いつもよりにこにこした笑みを浮かべていた。]
あ、芙蓉さん。
[姿の見えなかった店長>>259の姿が現れたのはその頃だ。 いつもと変わらぬ顔に疲れの色が滲んでいるように見えた。]
こんばんは、お疲れ様です。 来ちゃいました。夜も素敵ですね。 毎日お邪魔したいくらい。
[たっぷり満喫した料理たちはお腹の中。満たされた吐息と共に、ペリエを飲み干す。 細身の腕時計に視線を流した。そろそろ時間だ。*]
(268) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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カコは、ウツギの笑い声に気づいて、ハッとした表情を浮かべた。
2019/11/25(Mon) 00時頃
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[選ばれたアップルパイの文字を見つめながら、宅本>>265の拍手に笑みを深める。]
ありがとうございます。 今日のプリンもこの前のお昼に話したものでしたし。 楽しみにしてるし、絶対食べますね。
[プリンが今日食べられたのは、タイミングが悪い日のタイミングが良かったことのひとつ。 しかし実質二連続のリクエスト。ここは譲った方が良かったのではと思いつつも、熱い議論を行った二人ならどのお菓子も喜んでくれるだろうという気持ちでいる。]
あの……いつ作れるかって分かります? 仕入れの時期もあるし難しいかな。
[絶対を確実にするために重要なのは、開催日時である。 今回みたいにタイミングよく来られるとは限らない。 手帳を開き宇都木>>272へ質問しながら、さてどうしたものかと思案顔。*]
(278) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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[手を合わせてごちそうさまでした。 お先にと宅本>>273へ声をかけようとしたが、彼も席を立つ様子に何も言わずに鞄を手に取る。]
はーい。 気を抜くと、つい頑張ろうって思っちゃう。 気合入れて休まないと。
[冗談交じりに肩を竦めて、気合を入れて詰めた予定>>278を思う。 宇都木>>283>>285には、連絡先の入った名刺を託している。ご褒美との言葉に甘えたのだ。]
(286) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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どうなんでしょうねぇ? 少なくとも、私からはそう見えてるよ。
ポーカーフェイスな宅本くん、想像つかないなぁ。
[満足感に浸りながらレジへ向かい、乙坂>>275に会計をお願いする。宅本に続いて、自身もカードで一括。 ごちそうさまでしたと店のみんなに声をかけ、ドアを開けてくれる姿>>282に礼を言い、コートを羽織って外に出る。]
宅本くん、ちゃんと帰れる?
[送ろうか、とまでは言わなかったが、心配の声と共に今日のお礼と別れの挨拶を告げ。 ヒールの音を響かせ、家路へつく。*]
(287) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/25(Mon) 01時頃
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