人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


シメオン! 今日がお前の命日だ!





 ーーーーーー…………

[夢も見ないほど 懇々と眠り込む
 時折 何かを呼ぶように 小さく唇*震えた*]


 

 フィリップ………


[血塗れた姿に、瞳を細める。
 なにもできなかったことを理解して。

 ただ、痛い]




 ―――――っ


[消せない、血の匂い。
 眠りながらも、うずくものを、かかえていた*]


[階段で、フランシスと合った折。
 彼の表情は図星そのものだった。

 そうだろう。
 うちの子でなくて良かったと、思うのは当然だ。

 出逢ったばかりの存在と、長年共にした存在と。

 守ってやれるのは、己の存在だけ。]


[壁の向こうで起きたこと。たったひとつの、壁の向こうで。止めようと思えば止められたことだ。


 愛しい子の血肉を啜った。

 2つのことをバーナバスが知ったらどう思うだろう。


 純粋無垢でいられた少年は、泣いたまま。


【人】 営利政府 トレイル

―翌日―
[よすぎる耳がもたらす弊害は、昔より多い。
声が出なくなった分、他の音をよく拾うようになって、トレイルはその夜も夢を見ていた。
ぐるぐると回るのは、日の変わる前の出来事


――なら、いい。
――で、よかった
雪がやんだ後の話
説得を
食べたくない


昨日実際に聞いていない音までも
頭の中にあふれている。
止めて、止めて、やめろ――――!!

叫び、跳ね起きたつもりだった。
相変わらずトレイルに声は無い]

(5) 2014/11/19(Wed) 12時頃

【人】 営利政府 トレイル


[トレイルの一日は、絶望から始まる]
 

(7) 2014/11/19(Wed) 12時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 12時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[浴室の出来事
あれは
衝動をすり替えた肉欲だったのかと
今更知った。

違った――――

無知故に遅れて気付いた情報は
酷くトレイルを傷つけた

食べられずとも、聞ける音
食べられる際には、聞けぬ音
シメオンはきっと、あの音を聞いていない
喰われた彼の様子を思い出す。

あれは、嫌だ
なんて、醜い]

(8) 2014/11/19(Wed) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[己の悲鳴の醜さに、
声を失ったトレイルには
耐えがたい姿

あれが食われた結果
ノックスが見せて
望んだだろう通り

トレイルの身には今
衝動の欠片も残っていない]

(9) 2014/11/19(Wed) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[それに
――――僕は、


劣等感と嫌悪感、
焦燥は消え
今はただ、諦めが
トレイルの心を支配している]

(10) 2014/11/19(Wed) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ため息も出ない。

トレイルは、半身起こしたまま
近くをたどる指を掴んで、導いた。
撫ぜてくれる髪でなく、頬へ。

此処にいる、と
伝えるように]

(12) 2014/11/19(Wed) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[繰り返される
呪いのようだ。

ちゅ、とたてられた音を
聞きながら微笑んで
周囲を見渡し、ニコラがいないことに眉を下げる。

首を傾いで
肩口から鎖骨の傷をふさぐようにまいた生成り色に触れた。
ゆっくりと首を僅かに振る。
どれが痛みなのか、もうわからない
あげていた熱は、冷めた]

(20) 2014/11/19(Wed) 13時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 13時頃


(ノックスの「よかったね」という
唇の動きが忘れられない。
彼も、彼で、同行者を心底大切に思っているに相違ない。
おれの、それと。
形は違うのかもしれないが)


(――守れるのは自分の大切なもの、だけ。

もし、もしも、衝動が
全てを食らうほどに強かったとしても。
何もかもを犠牲にしなければならないとしても。
生きていてほしいと思うのは――本当だ)





  ………………ラルフ

[痛い 何が痛いのか
 誰が痛いのか わからない

 現実に聞いた言葉 ほろ と涙がこぼれる
 けれど現実には零れない
 この 涙の意味は なんだろう?]



 ーーーー…………うん

[何か言おうとした 何も言えなかった
 完全に 緊張の糸が 途切れて
 微か 笑いたかったのだけれど
 笑えたのかは 彼にはわからない]


[まだ 朝の早い頃
 ラルフが懇々と眠る頃 ふっと上を見る

 そこは ただの天井

 その先にいるだろう姿の]


 ーーーーーラルフ……大丈夫?

[静かな波のない思考が案ずる]


[目には見えない涙。
 こぼれたそれを拭うことはできず。

 その夜は結局何もいえぬまま。

 かすかな、笑みともいえぬものに、笑みを返したことを思い返す]


 ――

[朝になって、フィリップを思う。
 眠っているなら寝かせておきたいと。

 声をかけるかどうか、ためらう]


[フィリップの案じる声は、眠っていて届かなかったから。

 いま、彼が起きているかはわからないけれど]

 ……フィリップ。
 大丈夫かな……

[ぽつり、呟き。

 最後に見た、血塗れの姿を思い出す]


【人】 営利政府 トレイル

[彼の手は触れられるままにして
トレイルはビスケット色に、右の手を伸ばす
手遊びしている間、穏やかな表情で]

 ……

[食べ物。
流石に何か口にしないと、動けなくなる。
頷いた。
とても、従順に]

(25) 2014/11/19(Wed) 13時半頃

 ーー俺なら 大丈夫だよ……生きてる
 …………心配かけて ごめんね

[感じた 案じる気持ちに
 静かな声がかえる]

 ラルフこそ 大丈夫?



 そっか、よかった……

[心から安堵する]

 大丈夫……そこまで、ひどくなかったから。


 ――――フランシスに、気づかれたと、思う……


[感じる安堵に やはり暖かい]


 ーーーーそう………

[昨日 離れ際 思ったこと
 やはり知られた ……当然だと思う]


 ……俺は……みんなより 山や森で生きてける
 少しでも……吹雪が小康じょうたいになったら
 すぐ ここから離れるから  


 あと少し 子供達を 保護して……て
フランシスに伝えてもらえる かな?




 うん……


 ――え。

[驚き、ゆるりと首をかしげる気配]

 ……フィリップだけが、でていくことは、ないよ……

 フランシスには、俺が、ちゃんというし……


 雪の中 数少ない獲物
 仕留める技術が ラルフにはあるの?


[ふっ と優しい思いに 自嘲の笑みをこぼして]


 フランシスだって 許すわけないよ…………
 自分の可愛い子が 食われるかもしれないんだ
 
 


【人】 営利政府 トレイル

[いつも通りの、黒の衣服。
全てを塗りつぶす、絶望のいろ。

大きく開いた首回り
いつも下げていたチェーンは無い。
そこから覗く生成り色
ゆっくりさすりながら、ノックスに続く。
扉を閉じる音が後ろに

廊下。
久しぶりに見る姿だ。

赤黒く
汚い

ノックスの名を呼ぶニコラ
ぼんやりと、彼の音の意味を考える]

(34) 2014/11/19(Wed) 14時頃

トレイルは、ノックスを見上げ、それからニコラへ視線を移した。

2014/11/19(Wed) 14時頃


トレイルは、ニコラスとシメオンの姿が重なって見えた。無表情に彼を見つめ続ける。

2014/11/19(Wed) 14時頃


 う、……それは、ない、けど……

[問われる言葉に、ひるむ。

 フィリップに教えてもらった弓は、まだ使い物になるわけもなく]


 うう……
 でも、やだよ……

 フィリップだけ追い出すとか。
 声、聞こえなくなるとか。

 ――……やだ。

[かなうはずもない、わがままがこぼれる]


【人】 営利政府 トレイル

―3F廊下―
[汚れたニコラに近づけない。
トレイルは、視線を逸らされて瞳を細めた。
遠くを見つめるまなざしの先に、二人の姿。

立ち尽くしたまま
両手を胸元まで持ち上げて
箱の形を作る。
それから、卵型にまるく。

ニコラの唇から毀れる
ストリンジェンドに近い
羅列

きっと、彼はノックスと同じことをした。
箱の話を、忘れた彼に
思い出させるための仕草は

見えなければ伝わらない]

(44) 2014/11/19(Wed) 14時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[トレイルは、ニコラが食べたモノを知らない。
ディーンとプリシラと、ニコラ
最後に見た居間の様子

汚い色
綺麗にしないと

ニコラから視線を外すと
トレイルは
促されるまま、階下へ向かう]

(49) 2014/11/19(Wed) 15時頃

【人】 営利政府 トレイル

[二階の居間へ向かっていたから
ノックスとニコラの声が傍にあったから
三階の、扉を隔てた先で
どれほど調子はずれの音が流れようと
幸いにもトレイルが気付く事はなかった。

ディーンを食べたのか

シノワズリがちらとニコラを映した
呆れたようにも見える顔で。
血で汚れた彼
台所、湯を沸かせる場所

ニコラは衝動の制御も出来ない大きな子供だ
ノックスに学べばいい
きっと、彼と同じになる。

――――疎外感。
同じ衝動を、トレイルは感じたことがない]

(53) 2014/11/19(Wed) 15時半頃

【人】 営利政府 トレイル

―居間―

[たべられたい
浮かんだ言葉を、笑みで消した。
あの音は、食事の音じゃない。
これは衝動じゃない。

ソファを動かす様子を見て、首を傾ぐ。
火を起こすノックスから、告げられるまま
トレイルにも出来る、湯を沸かす作業にうつる。

沸騰するのが待ちきれないから
ぬるま湯を深鍋に汲んでペチカの傍へ。

昨日作ったのだろう食事を見つけたが
手はつけなかった]

(60) 2014/11/19(Wed) 16時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスとニコラの傍にきて、ぺたりと座り
包帯をなぞりながら、首を傾ぐ。

なりたい?
誰かにじゃない
昔の僕になりたい。
声を
音を
取り戻したい

未だ、恋しい、感情を知らない。
執着は、見つけた気がしたけれど。

故に彼の問いかけはわけがわからない]

(62) 2014/11/19(Wed) 16時頃

トレイルは、ニコラスが何と答えるのだろうと、ぼんやり見つめた。

2014/11/19(Wed) 16時頃


【人】 営利政府 トレイル

―居間―
[>>64綺麗だと繰り返すニコラの手の中を
トレイルは覗き込んだ。

いびつな丸い、固まりは
やがてニコラの手の中で、
透明感を失い、朽ちていくんだろう

瞳を細めて、微笑む。

汲んできた湯は真っ赤になった
彼を拭う布も。
ノックスの声>>66
そう、声は戻らない
昨日も、今日も、きっと明日も。
絶望はいつも傍にあるから

トレイルはあきらめる事が随分上手くなった。
癇癪を起す頻度も、昔よりは減った]

(70) 2014/11/19(Wed) 16時半頃

トレイルは、ノックスがお茶を、というから、そっと腹を抑える仕草。

2014/11/19(Wed) 16時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[飛んできた毛布を受け取る事に失敗し
頭から被ったトレイルの表情は
幸いにも、ニコラには見えなかったろう。

低く震える音。
そんな声を向けられたのは随分久しぶりだ。

驚いたような悲痛に歪んだ顔は
すぐに諦めを浮かべて、微笑み

ゆっくりと息を吐く。
毛布を引きずり、体に巻きなおして
ペチカの火が部屋を暖めてくれるのを待った。

腹をさする。
喉も渇いた]

(74) 2014/11/19(Wed) 17時頃

トレイルは、マグカップの中身は、まだ減らない

2014/11/19(Wed) 17時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[手の中のマグカップ
中身が揺れるのを、見て
また顔を上げる。

暖かい
喉が、いたい

――好きの結晶?
その、固まりが。

ディーンを、すき?

どうして。
だって、会ったばかりだ]

(83) 2014/11/19(Wed) 18時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスの言葉と、ニコラの様子と
トレイルは、ぼんやりと
>>77ペチカの上でことことと音を立て始めた鍋を見る。

ノックスは直ぐに戻ると言ったのに。

ちらとニコラを見て、瞬いて
不思議そうな顔をして
真呼吸をしていた彼に向き合い
唇から透明な音をこぼす。


好きって、何?


ノックスの話す、箱の話と違う答えが聞けるかどうか]

(85) 2014/11/19(Wed) 18時頃

トレイルは、ニコラスの心中知らず、問う。

2014/11/19(Wed) 18時頃


【人】 営利政府 トレイル

[珍しく、ニコルのことばは音として聞き取りやすい。
相変わらず、わかりにくいけれど。


何でも出来る
無敵


それは、ノックスのようにひとときの事だろう?
今は?

そう、視線で問うて
首を傾げる。
マグカップの中で、茶がゆれる]

(89) 2014/11/19(Wed) 18時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[子供っぽい?
問いにはわからないと首を振った。
それから]


[ぽかんとした顔をしていただろう。
ごとん、と音を立てて
マグカップは床に落ちた。

落とした当人より、器用に
まっすぐ、その中身を零さぬまま。

誰かにとられるまえに]

(93) 2014/11/19(Wed) 19時頃

【人】 営利政府 トレイル

[見透かすように貫く色は、グレー

黒でなく
白でなく



諦める、選択肢は
無かったの?

トレイルにはわからない。
絶望と諦めを繰り返してきたトレイルには
彼の言葉は
意外な]

(94) 2014/11/19(Wed) 19時頃


 ――こんなに、だれかと、関わること、なかったし。

 気になるとおもったひとからは、すぐに離れてた……


 なのに――――

[ふ、と色素の薄い姿を思い返す。
 ビスケット色を、あの、霜の青さを]


【人】 営利政府 トレイル

[指されたマグカップを目線で追う。
手元へ戻ってきたそれを両手で受け取った
トレイルは、瞬きを繰り返した。


――――どうして


透明な音は、ゆっくりと。
彼に聞こえるように、一音一音を紡ぐ。


諦めれば
楽なのに。


ことことと、ポトフの鍋が音を立て始めた。
同時に、>>87ノックスの足音]

(100) 2014/11/19(Wed) 20時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 20時頃


【人】 営利政府 トレイル

―居間、ペチカ傍―
[音がする。
骨の擦れる音。
トレイルの生き方を否定する音と。

>>42
なにもなかった、んだろう?


誰かに取られる前に食べる。
その時は無敵になれる。
でも、魔法はとけて
子供に戻る。

トレイルは聞いた話を頭の中でまとめて頷いた。
再び手渡されたカップの中の茶は、少し冷めかけている]

(104) 2014/11/19(Wed) 20時頃

 …………俺だって……嫌だよ……
 ラルフの声が聞こえないのは
 ……ラルフに もう 会えないのは…………



 けど 俺は どうしようもなく 獣で
 衝動にも勝てない 人と生きていけない

 ラルフは 衝動にも勝てて
 人と生きる生業 大切にしてくれる保護者がいて




 ーーーーねえ…… 聞き分けて……

[零れる我儘は 嬉しい けれど かなしい
 どうしようもなく 別たれた 同じ獣だけれど
 別の 獣なのだと]




 …………大丈夫 ラルフなら
 きっと 俺のこと
 すぐに忘れることができるよ

[と 言って  笑った ]
      [ 泣いた ]


 ………………ーーー

[ラルフが誰かを 思う
 あの人は 嫌いだけど そう 
 そんな風に 誰かを思えるなら すぐ 忘れられる]
[言葉は 実感をともなって] 



 いやだ……

 フィリップに、もう会えないとか……そんなのやだ……

[並べられる違いに、それでも。
 フィリップだって、なんとかなるんじゃないかとか。
 ゆめをみている]


 獣なのはフィリップだけじゃない、し……


[嬉しいと悲しい。

 初めて声がつながる相手だから、ただ、離れたくないと]





 無理だよ。
 フィリップを忘れるなんて、できないよ……


 


【人】 営利政府 トレイル

[すり寄るぬくもりは、ニコラのものだ]

 ……

[ポトフの、鍋の、ことことと鳴る
音が大きくなってきた]

 ……――――

[すり寄る彼の肩に頭を預けた。
誰にもあげたくない
なら
食べればいいのか。

でも
ごくりと喉を鳴らした]

(113) 2014/11/19(Wed) 20時半頃

トレイルは、足音が増えて、止まった。ちらと視線が一度入口を見た。

2014/11/19(Wed) 20時半頃




  ーーーー……………………




……    喰われ  た


[もう、――居ない。]


 ーーー初めて 同じ 獣に会えて嬉しかったから
 きっと 君はそう思うんだ


 …………ラルフ
 君には……衝動を覚える相手がいる
 俺みたいに 誰にでも
 覚えるわけではない それを


 今は まだ 衝動を 抑えられなくても
 いつか 衝動を抑える術を 覚える

 ーーーその時 いまの人ではなくても
 衝動を覚えるほどの人と
 一緒になることが君はできる


 ーーー確かに こうやって
 思いをそのまま分かち合えない

 その分は その人と話して
 言葉でわかちあえばいい


[言語化して 思うだけで悲しい
 けれど 子供に言い聞かせるように
 ゆっくりと 思考する そうすれば届くから]

 …………だから ーーー



(ディーン、……そんなの、あんまり だろう)
 
 


[悲しい。

 ゆっくりと、伝えられる言葉が。
 突き放されているようにも感じて、かなしい]


 そんなこと、ない……

[初めて伝わって嬉しかったけれど。
 それだけじゃない、と、ぽつり]

 ――だから、フィリップを忘れろって。
 そんなの、ないよ……

 そりゃ……衝動を、おぼえるひとは、べつにいるけど。

 大事だと、大切だと、思うのは……
 また、別じゃないか……


【人】 営利政府 トレイル

―ペチカ傍―
[>>124ニコラに頭を撫でられるのが、久しぶりで
忘れられたわけではなかったのかと、瞳を細める。
満たされないのは、この先もずっと。
望みを見つけて、希望を見つけて
でも
求めるものは手に入らないから
絶望して、諦めて、生きる。

その予定だ。

ノックスが>>123帰ってきて
毛布ごと二人で抱きしめられて
ああ、もういいか
と、息を吐いた。

ごとごとと、鍋が不穏な音に変わっている]

(129) 2014/11/19(Wed) 21時頃

 ……大事な人 にしてくれるのは嬉しい



 けど 君には 他にもたくさんの
 フランシス ドナルド……衝動を 覚える人……


 大切な人……が いる


 ーーーーー俺は 人を食う獣だ
 いつ何時 その人たちを喰らうかわからない
 他の人と一緒にいることは出来ないーーー

 3人の大事な人と 1人の大事な人
 2人分 人間のそばの方が多いい


 ーーなら 俺を忘れるのが……一番だよ…………


 ……そう、だよ。

[ノックスにとって、男は目障りで邪魔な存在でしかない。フランシスのように、悼めない。


 さぞ幸せだろう。


 望みの通り、ニコラに喰われて死んだのだから。

 大切に育ててきた、ニコラに。]


 ――っ、……

 やだ、よ……


[諭される。

 ただのわがままだとわかっている。
 悲しさがにじむ]



 俺だって、いつ、食らってしまうか、なんて
 わかんない、のに……

 やだ……

[たべてしまったら、一人になる。
 それがいやでがまんしてきて。

 フィリップを見つけて。
 再会してしまったことで衝動を覚えて。

 いまは、もう――]





 ……もう、耐えられるか、わかんない、のに……

 


【人】 営利政府 トレイル

―ペチカ傍―
[慌てたノックスが立ち上がる姿。
潰れた悲鳴。
滅多に聞かない音に驚いて、
両手で耳を押さえてすくみ上って

避けるのを忘れた。
熱せられた蓋が
二人の方へ転がってくる]

(134) 2014/11/19(Wed) 21時半頃

 ーー……ラルフの欲張りさん

[ラルフの哀しみに 彼もまた悲しくなる]
[ただーーーー衝動の激しさ
 耐え難いはーーーーーよくわかる
 人を喰らう 美味と 苦しさ]


 ーーーーもし ラルフがーー
 耐えられず 食べてしまったらーー
 一緒に 人の世界の 外に行こう

[聞き分けのない 優しい 君に
 考えた末の 譲歩点]


 でも大丈夫 ラルフは耐えられる
 フランシスもドナルドも いるから





[だから これは絵空事 叶うわけのない]


【人】 営利政府 トレイル

―ペチカの傍―
[気付いたのは、別の音で。
びくりとまた、身を竦めて
今度はニコラを見た]

 ……!

[火にかけ続けた鍋の蓋
火傷は、冷やさないと、と
ラルフの問いに首を傾いでいる
ニコラの手に、
随分冷えたマグカップの中身をぶちまけた]

(146) 2014/11/19(Wed) 21時半頃

トレイルは、茶が鍋にもかかったようで、じゅっと派手な音をたてたのを聞いた。

2014/11/19(Wed) 21時半頃



 ――よくばり、でいい。

 大事なものは、離したくない、から。


[耐えられなかったら、と。
 続く言葉に、小さく頷く]

 ……うん……
 そのときは、一緒に、……


[大丈夫といわれて、
 その心が嬉しくて、
 そこにフィリップがいないことが悲しい]




[かなわないと、どこかで、思っている]

 


【人】 営利政府 トレイル

[ラルフの後からフランシス。
思わず眉を寄せる。

騒音をまき散らしにきたのか。
ノックスへ、理不尽な苛立ち。

落ち着こうと、傷口をいじる。
状況を素早く理解してくれたラルフ>>148
頷いて]

(150) 2014/11/19(Wed) 22時頃

 選ばなきゃ……いけない時も あるんだよ……?


[例えば 彼が フランシスを襲いそうなら
 ラルフはどうするだろうか?
 せんのないことを考えて打ち消す]

[一緒に 甘美な言葉に感じた
 けど それは あの苦しさを知ること
 ……理性の元に喰らうのとは違う
 衝動に負けた時の]


 フランシスにも よくよく頼んでおく


【人】 営利政府 トレイル

[身を起こすノックスには、
トレイルの方は無事である旨を伝えるため

首を傾いで微笑む。

ああ、喉が渇いた
ああ、おなかがすいた

満たされない]

(152) 2014/11/19(Wed) 22時頃

 ――でも、えらべない、よ……


[そんな状況にならないかぎり。
 決断なんてできるはずもなく。

 どちらも、大事だからこそ――]

 子供じゃ、なければよかったのに……


[大人で、衝動を抑えるすべがあったら。
 少しは違っただろうか]


 ーーーーそっか

[ラルフの返答は幼い子供のそれ
 子供は だから 大人に憧れる


 大人は 切り捨てること
 選ぶことを知っているのに]


 ……そうだねーーー

[そうしたら 昨日 描いていた
 絵空事も 叶えることはできただろう


 目の奥が熱くなって
 慌てて上を向く]


【人】 営利政府 トレイル

―ペチカ傍―
[フランシスの姿は直ぐに消える。
鳥の声が聞こえて、眉を顰めた。

ラルフの提案>>155
なるほど、と思いながら]

 ――――

[ちらりとニコラ>>156を見る。
そこまで大きな火傷ではなさそうだ。
息を吐く。
安堵と、もう一つ]

(161) 2014/11/19(Wed) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

[すぐに、音が襲ってくる。
トレイルは毛布をかぶって蹲った。

耳が痛い。
聞きたくない。

聞きたくない、もう音なんて
いらない]

(166) 2014/11/19(Wed) 22時頃


 うん……

 どうして、子供なんだろう……

[はやく大人になりたいと。
 切実に、思う]


【人】 営利政府 トレイル

[毛布をかぶって耳を抑えたのに
床から>>169振動が伝わる。

いい加減にしてくれ。

ぼろぼろと生理的な涙をこぼしながら
丸まった背を震わせている。

撫でる手が、なければ
恐らくプツリと理性の糸を切っていたことだろう。
煮えた鍋の中身
ふんわりと漂う香りは毛布の外]

(174) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[こんな時でも腹はすくのか。
そう思ったトレイルの傍で

>>173ニコラの感想が、閉じた耳の間から
くぐもって聞こえた]

(176) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

[涙目は ルーツのせいだけど
 そう言う表情は…………はっと短く息を吐く]


 ……大人って どうしたら なれるんだろう……



 ……わからない、ね……

 大人になって、フィリップと会いたかった……


 大人になってから 会ったら
 どうなってたかな……

[たられば のお話
 きっと ラルフも どうしようもないことと
 じんわりとした 実感と諦めを 覚えたのだろう

 ゆっくりと 少ない時間 
 心地よい話題で満たす] 


 わかんない、けれど……

 ……でも、フィリップが大事だと思うのは、
 変わらないと思う……


[あとどれくらい一緒にいられるか。
 それを考えないように、ゆっくりと言葉を紡ぐ]


【人】 営利政府 トレイル

[笑っているのは、ノックスだ。
毛布の中から、頭を出した

ニコラをみて
ノックスをみた]

(186) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

 ーーーそっか……嬉しいな
 俺も…………そうだと思う

[ゆっくりと 残りわずかな
 春の日差しを それが 限られたものと知っているから
 じんわりと味わう


 凍えそうになった時 思い出せるように]


 うん……
 そうなら、嬉しいね……

[ほわりと暖かい。

 ずっと、この暖かさだけを感じていられたらいいのに]


【人】 営利政府 トレイル

―ペチカの傍―

[ゆっくりと毛布をかぶっていた身体を起こして
トレイルは、まず>>192ニコラに頷いた。
騒音が去れば、頭痛は収まる。
キィンとなる耳の奥
まだ不快感はぬぐえていない。

>>190ノックスを見た。
微笑む様子は、日常を思い起こさせる。
ご飯を食べて、上に
そうだ、雪がやむまでじっと大人しくしていれば
きっと
こんな騒動は終わる。

眉を寄せて、それでも口元には笑みを浮かべた。
忘れよう、諦めよう、全部元通りに

喉が渇いて
じわじわと傷口が痛むけれど]

(195) 2014/11/19(Wed) 23時頃

トレイルは、鍋の方にむけて指を刺した。

2014/11/19(Wed) 23時頃


 大人だったら……幼い同族
 一緒に連れてるのかな?


[暖かな 些細な話
 誰かを引率する姿なんて 想像つかなかったけど]


【人】 営利政府 トレイル

[ラルフの声だ。
トレイルの眉がぴくりと反応して

瞬き、視線を投げた。
挨拶をかけた主は誰だろう
トレイルの位置からはまだ、見えない。

雪のしろが、みえる]

(197) 2014/11/19(Wed) 23時頃


 どうかな……
 幼い同族、つれていないかも……


[大人になって、制御をおぼえていても。

 きっと、不安はどこかにあるとは思うから。

 一人、町で広く浅い付き合いをしながら旅をしているのではないかと、おもう]


 ーーー…………
 気ままな一人旅ーーー?


[彼は彼で 集落に戻ることもなく
 山か 森で 独り暮らす姿しか描けないけれど]


 一人旅だね……

 俺、きっと幼い子の面倒とか見られないと思うし。


 フィリップは、どうかな。
 子供、つれてるんだろうか……


 ……面倒見 いいのに…………



 俺は……集落に 戻らない から
 それ以前の 問題ーー


【人】 営利政府 トレイル

―ペチカ傍―
[火の音が聞こえる程には、周囲の騒ぎが収まっていた。
毛布はもう、いらない。
その場に置いて、立ち上がる。

雪のやりとりをしている彼等が気付いたかどうか
知らないが
少しバランスを崩したノックス>>204を見て
大丈夫かと
その様子を覗き込みに向かったのだ]

(205) 2014/11/19(Wed) 23時半頃



 ……動いているほうが、気楽だし……


 もどらないんだ……

 俺は、一度はもどるかもしれないけれど……

[戻っても、家族の下には戻れないから。
 集落にとどまることはないと思う]


 …………母さんが父さんを食べて
 集落を出たから……戻っても 異端の子孫


[待つ家族もいなければ
 生きるすべがあるから
 山や森の方がいい]

 じっとしているのは これはこれで
 疲れるね


【人】 営利政府 トレイル

[底の方は、おそらく。
頷きながら、ノックスが用意する器の数をかぞえ
違和感に瞬き、受け取る前に振り返った。

視線をそらすラルフがいる。
四つ目の、違和感の、存在。

口元が歪む。
目を細め、微笑みを作った。

差し出された器へと視線を戻し、両手で受け取る。
中身をぶちまけたマグカップは、床に転がったままだ]

(209) 2014/11/19(Wed) 23時半頃


 そっか……
 俺も、同じようなものかな……

[父は、母が死んでから食べたけれど。

 いまは、もう家はないと思う]

 ……うん。
 なにかしら、していたほうが気がまぎれる。


トレイルは、ラルフの傍まで、器を持ったままゆっくりと近づいていく。

2014/11/19(Wed) 23時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[両手で持った器を、傍まで来たラルフの前で持ち上げてみせる。

湯気の立つ器の中身を覗き込んで、それからラルフを見て
眉を下げると、首を傾いでみせた。

トレイルの透明な声は、彼に聞こえているか。
意図が伝わるかは、わからない]

(212) 2014/11/19(Wed) 23時半頃

 そうなんだ…………集落が……
 帰る場所……と言う感じがない


 …………そもそも帰る場所って わからないけれど



 目の前のことだけに集中したりね
 狩りの時 本当そう


【人】 営利政府 トレイル

[どうして彼なんだろう。
彼も彼も
どうしてどうしてどうして

思いはあれど、諦めもあって
声は二度と戻らないから、
俺に、と言われてトレイルは頷いて

彼の頭上に届くように、
器を持った両手を上げながら背伸びして]

(219) 2014/11/20(Thu) 00時頃

 帰る場所……

 そうだね、今なら、フランシスの傍かな……

 自分が、くつろげる場所なら……帰る場所で、いいんじゃないかな。


 うん、それはわかる。
 狩りは集中しないとできなさそう……


【人】 営利政府 トレイル

[湯気の出る中身を、ゆっくりと、傾けていく]

(220) 2014/11/20(Thu) 00時頃

 そっかーーーーくつろげる場所……か

[ラルフの帰る場所に ふっと微笑む
 自分の場合 どこだろうかと言う 疑問ねじ伏せ
 ……尚更 ラルフが 衝動に負けないように
 ……今 彼のそばにいる フランシスとドナルド
 一緒に旅して行けるよう 考えなきゃ と

 そうなったらいられないの わかったはいるけれど]



 あつい、いたい。

 なぜ、どうして。

[唐突な痛みに混乱している。

 くつろげる場所の話とかすっとぶほどに。

 ただ、いたい]


 …………ラルフ…………?


【人】 営利政府 トレイル

―居間―
[ラルフの頭の上で、中身を全部ひっくり返して
空になった器は、そのままうずくまる彼の上に落とした。


ゆっくりしゃがんで、両手を伸ばす。
ラルフの身体を抱きしめるには、少し短い両手。
ちゃんと彼の背までまわると良いが。


微笑みを浮かべて、首を傾げて
声なき声を紡ぐけれど
きっと彼には聞こえない]

(229) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

[君が
これ以上
僕から奪っていこうとするのなら

これくらい、受け止めてくれるよね?]

(233) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

[抱きしめて、撫でてやる。
幼いころから、ずっとノックスがしてきたように。

この腕は、彼の腕ではない。
ラルフの目の前には、トレイル。

酷く歪んだ笑みを浮かべて
光を失った瞳を細めている]

(234) 2014/11/20(Thu) 00時頃


 いたい、

 なんで、

[わからない。
 トレイルの言葉は聞こえなくて、ただ混乱して]


 今 来た!
 落ち着いて…………


【人】 営利政府 トレイル

[服が、包帯代わりの布が、汚れてしまう。
べたついた手触り。
冷えた身体にかけた、熱は
彼にとってどれほど効果があったろう。

ノックスがまず自分の名前を呼んだことに安堵し
フィリップがラルフの名を呼んだことに微笑む]

(239) 2014/11/20(Thu) 00時頃

 フィリップ……

 いたい、あつい

 トレイル、どうして……


[聞こえた声。
 足音。呼び声に、ようやく反応して。
 それでもまだ、あつくて、痛い]


【人】 営利政府 トレイル

[どうして、だって。
瞬きひとつ。

ちらとニコラを見た。
教えてくれて、ありがとう。
誰かに取られる前に、食べてしまいたい
そんな勝手な理屈が通るなら

奪われる前に、食べてしまいたい
そんな理屈も通ってしかるべき。

どく、と胸が高鳴る。
絶望を抱え日常を望んでいるのに
きっと、それが叶わないと本能が知っていた。

だって、望んだものは、皆手に入らない]

(241) 2014/11/20(Thu) 00時頃

 トレイル…………落ち着いて
 そのトレイルが ラルフに抱きついてて
 様子がよくわからない

[一体何があったのか わからない]


【人】 営利政府 トレイル

[触れ合うことで
ずきずきと、痛むのは鎖骨から広がる傷
どくどくと、高鳴る鼓動は胸に

ぎゅうと抱きしめて、肩口に顔を埋める。
手が熱いのは、撒いた汁がかかった所為だ。
彼が傷を負ったらしいそこに、顔を埋めて
歯をを立てた。

美味そうな元ポトフの汁のにおいがする。
>>244肩を掴まれた。
ラルフの背に回した手に少し力を込めて、抵抗する]

(246) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[上着をひかれた。
トレイルの背は、震えている]

(248) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[>>252突き飛ばすラルフの腕の力と
>>251一度背をなぞった手が離れた先で起こす力
>>244肩を掴むノックスの力

普通の少年でないトレイルには、叶わない力の差。
引きはがされる
最後まで、彼の肩を噛む力は弱めなかった。

熱い。
汚い。

ニコラの心配する声>>250が聞こえる]

(254) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 00時半頃


 ――っ

[いたい、いたい。 
 ただ、ひたすらに、痛みで埋め尽くされる。

 フィリップにかまれたときとは、ちがう。

 ただ、いたい、だけだった]


【人】 営利政府 トレイル

[ノックスに抱きしめられた>>257まま
汚れのついたトレイルはニコラを見ていた。

心配してくれて、ありがとう

微笑んで、真っ赤に染まった唇が形どる
いつものお礼の仕方。
その笑みが、深まって
ついには肩を震わせながら笑い出した。
両手で腹を押さえて
声はなく、漏れるのは空気ばかり

大音量で響いたラルフの叫びに
恍惚とした表情を向けて]

(261) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ぺろりと、舌なめずりをしてみせた]

(263) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

 ラルフーーーーっラルフ
 今 止血するから 大丈夫
 もう離れたから!

[思考を埋め尽くす痛み 流れ込む
 こちらの視界まで霞みかける 頭を振る]



[いたい
 トレイル。

  どうして、たすけて]

 ふぃり、っぷ……

   フィリップ……


[縋るように、名前を繰り返す。

 そうでないと、痛みに支配されそうで。

 離れた、という言葉に、すこし、安堵が混じる]


 ラルフ…………大丈夫
 大丈夫だよ 
 俺…………いるから ここにいるから
 今 止血してる……

[何度も 呼ぶ声に思いを返す
 実際は処置で両手は塞がって
 その分落ち着かせるよう
 その頭を心の中で撫でて

 微かな安堵に もう大丈夫を繰り返す]


【人】 営利政府 トレイル

[血の味が口の中にある。
舌でなめて飲みこんで、喉に違和感
眉を顰めて、ニコラに手を伸ばした。

>>264大丈夫?
そう心配してくれたから。
今度の笑みは、嬉しさを帯びている。

諦めと絶望と
欲しいもの、したいこと
全部叶わないならせめて――

ノックスに抱え上げられ>>268
>>270汚れたと言われた口元をまたぺろりと舐めて

トレイルは嗤う。
あれほど嫌悪していた騒音が、
こんなに高揚させてくれるなんて、知らなかった]

(274) 2014/11/20(Thu) 01時頃


 ……いたい、いたいよ、フィリップ……

[撫でられる。
 優しい声に、何度もかけられる言葉に。

 痛みを訴えて、縋る手は変わらず]

 ――トレイル、何で……
 いたい……

 フィリップ……ありがとう……

[繰り返される言葉に、少し、落ち着くけれど。

 いまだに、痛みと。

 トレイルへの恐怖が、残っている]


トレイルは、ドナルドが駆け付けたころには、ノックスに抱えられて炊事場>>268だ。

2014/11/20(Thu) 01時頃


 ラルフ…………ラルフ

 うん 痛い 痛い時は 痛いって
 たくさん言って 
 その分名前を呼ぶから…………

 どうしたんだろうね……でも もう
 トレイルは連れて行かれた
 フランシスも ドナルドもいる
 もう大丈夫だよ ラルフ

 ううん…………

[すこし はっきりしてきた意識
 けれど 変わらず痛みと
 …………一体何があったのか
 食べられたいと 綴ったトレイルを思い出せば
 いまのトレイルは…………]


トレイルは、プリシラの髪の色はもっと鮮やかだったかなと、手についた赤をかざして思い浮かべた。

2014/11/20(Thu) 01時頃


【人】 営利政府 トレイル

―炊事場側―

[愉快だ。
困惑した音の響き、それから悲鳴
思い出すと笑みが止まらない。
丁度入れ違ったドナルドに見られたかどうかは定かでないが。

生殖器官喪失故の情緒不安定は、今に始まったことではないが、此処まで顕著に表れるのは、周囲の影響もあるかもしれない。

>>276赤くなった手はじんじんと痛むが、大した事はない。
食べそこなった食事はもう、残っていないだろう
自業自得。

何度も名を呼ぶノックスに、階下を指差した。
ここは煩いね、と
>>278ついてきたニコラにぱくぱくと口を動かしてみる]

(282) 2014/11/20(Thu) 01時頃


 フィリップ……いたい……

 いたい、よ……


[トレイルが連れて行かれたと聞いて、ほっと息をつく]

 ……フィリップ……

 ――トレイル、こわい……

[トレイルの唐突な行動がわからなくて、怖い。

 鼓動が脈打つたびに、傷口がいたむ]


【人】 営利政府 トレイル

[外の音が聞こえにくい、貯蔵庫、温泉
冷たい方か、温かい方

事情を知らない人>>273に会う可能性
すっかり抜け落ちている]

(287) 2014/11/20(Thu) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 01時半頃


 うん 痛いね 痛い でも大丈夫 ラルフ
 ドナルドが 痛み止め あるかもって

[痛みを訴えるラルフ 答える彼
 少しでもラルフに吉報になりそうな言葉選ぶ]


 …………怖いなら 近づかないでいい
 トレイルから 遠ざかろう?
 そばにいるから ラルフ
 トレイルが近づかないよう そばに

[怖がるラルフにいいきかせる
 ホッとするほどの恐怖 
 実際 こうなった以上 トレイルには
 近づかせられないと思いながら] 


トレイルは、ニコラス>>290が声を聴いてくれた事がまた嬉しくて、階下についてもずっと微笑んでいた。

2014/11/20(Thu) 01時半頃



 ……う、ん……うん……

 フィリップ、……ありがとう……

[何度も何度も、声をかけてくれるフィリップに。
 徐々に落ち着いてくる]

 ――うん……傍に、いて。
 こわい、……フィリップ。

[だって、笑ってた。
 トレイルは、痛がっている俺をみて――

 声が聞こえないから、何を考えてるのかわからなくて。
 こわい]


 ラルフ そばにいる
 ギュって抱きしめてるから

 だいじょぶ 俺は ここにいるから


[ずっとはいられないのに
 それでも 今はここにいるから
 心が落ち着いてくる様子に
 安堵するーーーこれから行う処置を考えて


 植え付けられたトレイルへの恐怖心
 言わない 言えない トレイルの

 ニコラとトレイル 獣とは
 違うまた何か だと感じている]


【人】 営利政府 トレイル

―1F 藁の上―
[ニコラの姿がある。手をつなぎたいなと伸ばしつつ
ノックスが>>293温泉の扉に向かうのを見ていた。

彼が抱くのは、トレイルとニコラだけでいい。
今まで通り、これからも
食事のにおいが混じった空気に鼻をすんと鳴らす

結局、あの場でラルフを食べる事は叶わなかった。
衝動が生まれたわけではなかったから
彼に立てたのは、牙ではなくただの歯
それでも今度は彼に奪われずに済んだろうか。

胸元のリングを握りしめようとした
無意識の手の動き
そこにあったモノは、忘れた筈なのに。

>>295水音は、目の前の
扉の向こう]

(300) 2014/11/20(Thu) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 01時半頃



 うん……、うん。

 フィリップ……


[抱きしめられる力強さに。
 かけられる言葉に縋って。

 傷口を焼く痛みを、堪える思考]

 ――い っっ!!

 ……い、たい……、

[痛い、と繰り返し、呟き。
 
 それでも、フィリップから離れることなく、ただ耐えている]


[傷口を焼く痛み]
[その痛みを感じるラルフ]
[それを感じ取り 辛かった
 変われるなら変わりたかった]


 …………少しだから…………
 あと ほんの少し
 ラルフ…………っ

[堪える姿が辛くもいじらしい
 ナイフを落とせば よく我慢してくれたと
 ねぎらって 強く抱きしめて]


 …………もう 何も 心配ないから

[そう言って笑いかける]


[押し当てられたナイフが離れ。

 傷口が火傷の痛みを訴えるけれど、焼かれる痛みがなくなったことにほっと吐息をこぼす]

 ……フィリップ……
 ありがとう……

[ずっと、抱きしめられていたから。
 耐えられた、と微笑む]


 ――うん……

  フィリップが、助けてくれた、から……


【人】 営利政府 トレイル

―1F 藁の上―
[ニコラと二人で待つ藁の上。
笑いもようやく収まって、少しお腹が痛いと
片手でさする。

扉の開く音に顔を上げると、プリシラがいた。
居間から逃げ出したあの時以来見ていない。

彼が持つものは、まだ気付かない。
少し微笑んで、瞳を細める。
プリシラの髪は、やっぱり鮮やかな色をしていて
ふと鳥のいろとどちらが――などと思考に余裕が生まれる。

ひら、と手を振ってみた。
気づいてくれなくては、逃げ出す前に差しのべた手と同じように、無駄になるけれども]

(313) 2014/11/20(Thu) 02時頃

 ーーーどういたしまして

[焼いた傷口痛むだろう けれど笑う心
 落ち着きが強くなる ラルフの暖かさが
 腕の中に 心の中にあって]


 ラルフがたくさん頑張ったから
 …………痛かったよね……ごめんね


[愛しい子が食べられるかも知れない恐怖。
 それは昨日味わった。

 傷を負わされた怒り。
 それは今日味わった。
 けれど、目の前でではなかった。]


【人】 営利政府 トレイル

―1Fわらのうえ―
[手を振りつかれて、ゆっくりおろす。
火傷をしたその手は、風を感じても少し痛い。
でもきっと、蓋を止めたニコラの方がもっと痛い。

二人並んで、ノックスの手当を受けた。
少し楽しい。
不謹慎。
楽しそうに笑う]

(318) 2014/11/20(Thu) 02時半頃

[痛みは、ひどいけれど。
 それでも、助けてくれたことが、嬉しい]

 ……いたい、けど。
 でも……フィリップのおかげで、血は、とまったから……

 フィリップが助けてくれたから……

 ありがとう。

[触れる体温に、ほっとする。
 同時に、どこかざわめくものがある。

 フィリップの腕の中が心地よくて――]


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 02時半頃


[唇が触れる。

 薬を飲まされているのはわかっているけれど。
 その行為に胸が騒ぐ。

 こくりと薬を飲みこみ]

 …………な、んか、はずかしい……

[治療行為だとわかっているし。
 嫌なわけじゃないけれど。


 なぜか、恥ずかしいと思い。
 それを深く考える前に、
 失血と、痛みを堪えていた疲労で、意識を失った**]


[全幅のお礼と喜びが嬉しくて]

 …………ううん ラルフ…………

[強張って動かない手を撫でつつ
 こうやって
 ラルフが安堵してくれるのは 何度目か?

 手放さなければいけないのに
 そのことを フランシスに相談するつもりなのに
 叶わないことは お互いわかっているのに


 離れ難い]

 ーーーラルフ…………


【人】 営利政府 トレイル

[プリシラは、まだ何も知らないのかもしれない。
ディーンのこと
シメオンのこと

転がる鍋蓋をとめたこと
醜い感情をぶちまけたこと


ふと、彼が握った形の手が気になって
包帯を巻いてもらいながら、ぱくぱくと口を開く。
視線の先を見れば、意図に気付いてもらえるかもしれないと思いながら]

(327) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスとニコラが話すなら
トレイルは静かに微笑みながら聞くだけ。

全部――――トレイルは否定しない。
元をたどってゆけば、行きつく場所は同じだ]

(332) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[プリシラの掌のうえを見て、
トレイルは、瞬き首を傾いだ。

あんな色の指輪だったろうか

肩を竦めた。
知らない指輪だ、と]

(338) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[指輪をさして、それから
手当をした自分の手を広げて見せて

プリシラの手を、その指輪が入りそうな指を
人差し指でさした。


拾ったなら、キミのモノだろう
磨いたら
君がつけるといいよ

トレイルの音のない声は、聞こえないなら
ニコラがきっと、通訳してくれると信じてる]

(339) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[そんなジェスチャーをしていると
手当を終えたノックスに後ろから襲われた。>>337
暖かいなと、身を預ける
トレイルは、すなおに片膝の上に座る]


――――


[ラルフの分も用意したから?
怒っている?
あれは、違う。
けれど、醜い固まりはもう投げつけて残っていない。

ゆっくりと息を吐いて、ノックスに微笑みかけた。
眉を下げて。
表情に込めた答えは、伝わるかどうか**]

(340) 2014/11/20(Thu) 03時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 03時半頃


 ーーーーー………………?
 ………………



 ………………っ

[安堵してくれることがわかる
 ほっとしてくれることが嬉しい

 離れ難い気持ちを感じながらも
 ラルフから ざわつく気持ちを
 感じた時だった


 ラルフの恥ずかしさが伝播する
 始めて先ほどの口移しと
 それを意識すると その前
 安心して欲しくて口付けたこと
 両方が一気に思い出されて]


 う……ん 恥ずかしい ね ラルフ
 あ あの……でも なんだろう
 そうすべきって……思って えっと

[思い出す 触れた唇の感触 柔らかく……]



 …………心地よかった


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 11時半頃


[なんども、助けられている。
 撫でられるのを感じながら、その手の感触に。
 痛みと恐怖に強張っていた心がほどけていく]

[気恥ずかしさに胸が騒ぐ。
 触れた唇の感触が忘れられなくて。

 フィリップの言葉が、意識が途切れる前に、届いた]


[いまだ意識ははっきりしていない。
 痛みが時折、覚醒を促すけれど。
 体が休息を求めている。

 フィリップが話すことは、耳に届くけれど意識できない。

 それでも、無意識に、服のすそを、掴んだ]


【人】 営利政府 トレイル

―藁の上―
[>>343持ち主を探すというプリシラに
小さく息を吐いた。
見つからない。

父が息子を忘れたように
ニコラがひと時、トレイルを忘れたように
それはトレイルが忘れ去ったもの


忘れられた指輪がかわいそう
ただの無機物に
憐みを向けるくらいなら
僕を


思うも、言葉に出来るものでなく
プリシラが離れていくのを、ぼんやりと見送る]

(352) 2014/11/20(Thu) 12時頃

【人】 営利政府 トレイル

―藁の上―
[>>359ニコラがわらうと、トレイルは安心する。
びっくりした、と言われた時には
悪戯を成功させた子供のような顔で答えた。

着替えている分、ニコラよりも暖かい身
トレイルは、指輪の行方を思って、少し視線を落としていた。
その唇に>>361ふれる指を、手当をうけた掌で弱く握る。
離したいわけではないから、そのまま音のない声を紡いだ。


あげたのに、きっと
あのままじゃ、すてられてしまうかな


折角見つけてくれたのなら、そのまま貰ってほしい。
何の役にも立たない子供が、少しでもと、起こした行動は全て報われなかった。今までも、今も。
プリシラが悪いわけではない。
声の無いトレイルが悪いのだ]

(362) 2014/11/20(Thu) 13時頃

【人】 営利政府 トレイル

[それから。


――――ラルフは、ずるい


ニコラの指をあてたまま、トレイルは言葉を形作る]

(363) 2014/11/20(Thu) 13時頃

【人】 営利政府 トレイル

[僕を食べてくれるかもしれなかったフィリップを
一緒に生きるんだって、奪っていった。

子孫も残せない
衝動もわかない
存在意義の無い僕が
役に立てるかもしれなかったのに。

――あの音が聞けなくて
シメオンのように無残な姿になるのは、嫌だけど]

(364) 2014/11/20(Thu) 13時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[いまは、
ノックスを奪おうとしてる。

君達がいてくれるから
役にたたなくても、迷惑でも
生き続けようと、諦めようと
思ったのに

また、彼がノックスの心に入り込んだ。

全部彼が持っていくんだ。
僕の欲しいものは、全部]

(365) 2014/11/20(Thu) 13時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ラルフはずるい。
だから、僕の気持ちをかけてあげた。
つたえる音がないからね。
気づいてもらえたかな……?

本当は
あのまま、無理矢理食いちぎって
たべてしまいたかった。
奪われる前に。



そこまでを、綴り終えて
口を閉ざす。
トレイルは、すべてを諦めた顔で微笑んだ]

(366) 2014/11/20(Thu) 13時半頃

トレイルは、長い溜息をはいて、にこにこと笑いながら、足で藁を蹴飛ばし遊ぶ。

2014/11/20(Thu) 13時半頃


[混濁する意識 眠り続けているのがわかる

 いまは体力の戦いだから 起こさぬよう
 声を掛けるは控えて…………ただ
 心も その傍にたたずめるよう
 そうであるよう ラルフを思う]


[こわい。
 こわい。

 ――熱が、痛みが。

 笑う、トレイルが――こわい]

 ――っ、は……

[息が、できない恐怖を感じて。

 けれど、ふと、優しい手が触れてくる。
 撫でられる感覚。
 あたたかい]

 ……フィリップ……

[怖さが、遠くなる。
 ほっとしたように、その手の持ち主を、呼んだ]


 ラルフーーーーー


[思考が恐怖に染まっている
 そっと ラルフを撫でる手は
 髪をすくように静かに

 そうすると ラルフは安らかになって]


 そばにいるよ ラルフ
 怖いのも 痛いのも こない
 怖い人は 誰も来ない 


[今は][その単語は心の奥飲み込んで
 ラルフがゆっくり眠れるように
 そう思い続ける
 ……名前を呼ばれるだけで
 離れ難さを募らせながら]


[そばにいる。
 そのことにほっとする。

 優しい手が、恐怖をおいやり。
 伝わる思いに、じんわりと、
 冷えた心があたたまる]

 ……うん……

[ほう、と安心したように、吐息をこぼし。
 優しい手に導かれるまま、また眠りに落ちる]


【人】 営利政府 トレイル

[背にノックスのぬくもりを感じながら
ニコラへ向けた言葉
膝がくすぐったかった。
一音、一音
合っているときは頷いて、違うと書き直した。

ラルフは、悪くない
何をしたわけでもない
ただ、トレイルが彼を憎いだけだ
嫉妬、羨望、かつて、自分に向けられていたものを
トレイルは彼に向ける]

 ?

[ニコラの指が綴る。
声は、慰めを、文字は、現実を]

(380) 2014/11/20(Thu) 14時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[諦めて、受け入れるトレイルよりも
醜い感情を振りまいたトレイルを
好きだという。

瞬き、
それでも
嬉しくなって

ぞわっと背筋を何かがかけていった]

(381) 2014/11/20(Thu) 14時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[この嬉しい気持ちのまま
食べられたら、

なんて
浮かんだ衝動は、衝動という自覚のないまま。
先刻の表情>>340でノックスには何と伝わったろう。
怒っているなんて、優しいものではないのだけどと、ちらり顧みる]

(383) 2014/11/20(Thu) 14時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[キタナイ、モノだよ
ニコラ。

幼いトレイルは、自らの口から出た汚い悲鳴を
記憶の底に封じ込めてきた。
ニコラの指先が、触れるから
トレイルは薄く微笑みながら、首を振る。

汚いものは、嫌いだ
ズレた音、出鱈目なコード
正確で美しい音を紡いでいたいのに
昨日も今日も、その声は出ない

文字を感じながら、トレイルは透明な音を紡ぐ]

(389) 2014/11/20(Thu) 15時頃

【人】 営利政府 トレイル

[手伝ってくれる?
僕はとても、不器用だから


ラルフを食べたいとは思えない。
ただ、奪われる前に食べる
そういう方法をニコラから学んだから。
大事なものを食べたら、後悔する
ノックスが言っていた
なら、大事でないものなら
――――きっと、楽しいままでいられる]

(391) 2014/11/20(Thu) 15時頃

【人】 営利政府 トレイル

[今度は失敗しないように


――――喰らってしまおう**]

(392) 2014/11/20(Thu) 15時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 15時頃


[ため息だけが誰もいない部屋に落ちる。]


[火傷の、痛み。
 けれど、熱がでているのはそれだけではなく――


 食われることへの本能的恐怖からの、自己防衛。
 燻る衝動。

 少しでも動けるのであれば、誰かれなく、
 食らいついてしまいそうな、それを感じている]


 大丈夫ーーー?ラルフ

[感じるものに 心配そうに 首を傾げる
 自分のものではない衝動
 ぞわり 背筋に感じてーーー
 懸命に対処しても しきれない何かの予感
 ラルフが 苦しむ 悲しむ結果
 ならないようにと 思う] 



 ……う、ん――

  だ、いじょうぶ……

[返る声は弱い。

 喉が渇く。
 飢えを感じる。

 抑えきれない衝動が、いつ鎖を引きちぎるかわからない]


 「血の味を覚えた獣を、お前は抑えられるのか。」

[漂う血臭。
けれど、到底彼がその同行者を咎めたようにも見えないまま。


不審と警戒に眼差しはただ冷たい。]


 ーーー大丈夫に 思えない……

[ドナルドの突拍子もない言葉に
 彼は 動揺を隠せない
 が 感じる気配に 拗ねるような気持ちで
 そう と思いを落とす]

 ラルフーー苦しいなら
 いったほうが楽になれる から

 ね?

[感じるものは強く
 どうしようという困惑 不安]



 …………ん。ごめ……


 のどが、かわいて……


 
  くるし、い――


[苦しくて。
 差し出されたものが、とてつもなく甘美なものに見えて。

 くらりと、目が眩む]


 だったら 俺の血でもなんでもあげるからっ!



[もし これをきっかけに
 ラルフがより衝動がひどくなったら?
 ドナルドも ラルフも不幸になる
 その可能性に青ざめつ
 せめて 衝動のままに暴れ
 ドナルドを殺すことだけは
 ないように ぎゅっとしがみつこうと]


 だめ……それは


 フィリップは、きっと……

 のんだら、がまんできなく、なる……

[ドナルドは、途中で我慢できても。

 フィリップは――]

 最後の、一滴まで……じぶんのに、したくなるから、

 だめ……


 ーーーー………………??
 だったら だったらドナルドだって
 我慢出来ない かもしれないだろ………


[嫌だ 大切な人を 衝動に飲まれて
 食い殺し 苦しませたりなんてしたくない

 自分とドナルドに 違いがある
 と 思うこともなく]

 していいから なんだってあげるから……


【人】 営利政府 トレイル

ー藁の上ー
[トレイルは、静かに座っている。
動く気配は、まだ、ない。

ノックスの声は届いていた。
知らなかった
幼いトレイルを知っていたなんて。

残酷だ
今の、うたなんて
透明な音では、ふれあってなお
聞き取りにくいもの]

(455) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ため息しか出ない。

ニコラの問いかけに
ノックスはなんて答えるんだろう
その応答次第では、

決行は今宵。


でも、今は。
トレイルは、静かに藁の上で微笑んでいる**]

(457) 2014/11/20(Thu) 21時半頃


 とちゅうで、がまん、する、し……
 きっと、ドナルドなら……

 食べ過ぎる前に、止めて、くれる……

[そんな、信頼も、ある。

 フィリップの、心配が嬉しい。
 フィリップと、同じのを背負えるかもしれない。
 そんな、思いもあって]

 ……フィリップ……


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 21時半頃


 ーーーーーー…………っ

[…………食べ過ぎる前に
 その言葉には反論出来ない
 ラルフが望むなら そのまま
 食べられて 死ぬことは厭わない
 とっさの反論思いつかず]

 ーーーーーラルフ……

[同じ獣でも 幸せになれる 獣
 そうであって欲しい
 泣きそうになる]



 ……うん……フィリップ。

 俺、呼んでて……そしたら、きっと、
 だいじょうぶ……


[ドナルドの血の味にくらりとする。
 それでも、フィリップに呼ばれれば、それに熱中しすぎることもなく。

 だいじょうぶ、と笑う気配]


 ラルフ………………やだ ラルフーーー
 
[現実で泣き出してしまったのに
 呼応するように 心も泣きはじめる

 笑ってくれるけれど
 せめて ラルフが暴走しないように
 ラルフの言う通り 彼の名前を
 呼ぶことしか出来なくて]

 ーーーーラルフ  ラルフっ


[新たな血の香りに 嗅ぎすぎてしまった
 と 心の何処かで思う
 衝動が 首をもたげそうで]


[獣と呼ぶのは、ニコラのこと。
 血の味を覚えた。


 それは確かだ。

 ノックス以外の世界を―――知った。]




 ん、ぅ……フィリップ。

 ……うん、……

[名前を、呼ばれる。
 その声に、背に触れる熱に。

 ぞくり、と悦びを感じて]

 は、あ……

[熱い、吐息がこぼれる]




 ラルフーーーらる……ふっ

[何かを 感じて 途切れ途切れに
 なりながらも 何度も名を読んだ

 頭に響く 吐息の音
 ぱち と電流が走るような]


 ら………………るふ ラルフ

[何か違う けれど何が違うか
 湧き上がる 衝動に近いもの] 


 ラルフーーーラルフ だい 丈夫………………?

[それでも ラルフの様子を伺う]



[呼ばれるたびに、ぞくりと震える。
 覚えた熱は、衝動に近いけれど、それではなく]


 ……ん、フィリップ。
 だ、いじょうぶ、だから……

[欲情に近い、感覚に。
 震える声を返した]


 よかったーーーラルフ よかった

[ラルフに 暴走の色は
 心からも感じない
 そうと知れば 彼は安堵に力を抜く]


 ………………っ

[びくりと 安堵で緩んだ気
 締め付けられていた 何かが跳ねて
 耐えるように身をすくめる]


 ーーーだか ら?

[ラルフも抱え始めたそれ
 思考が塗りつぶされそうになりながらも
 だから と言うラルフの
 その思考の先 たずねた]



[身のうちで、疼く。
 それは、衝動ではなくて。

 喜んでくれるフィリップの声にすら、反応する]

 ……ん、ぅ……

 ――だから……あんまり、ひっつかれる、と。

 なんだか……

[あつい、とぽつり、呟く。
 暴走しないように、意識した結果。

 欲望にすりかえられたせいかも知れず。
 色を含んだ吐息をこぼす]


……さっきの話の続きだけど。

ニコラは、まだ大丈夫…だよ。
落ち着いてる。

見せてくれる笑顔が減ったけど、ね。

こればっかりは仕方ない……

[はぁと溜息。寂しいのは事実。]


 ーーー………………

[確かに ラルフの身体は熱い
 怪我が響いているのだろうと
 けど]


 ラルフ……ラルフーーー
 ラルフも 何かが あるの……?
 俺も……なんか 変なんだ



 でもーーこうしてたい よ

[駄目?と もう一度だけ強請る
 強請るだけで こちらまで熱くて
 けれど 抱きしめて すりと身を寄せる]



 ――……っぁ……

 ん、だめ、じゃない、けど……

 俺、なんか……おかしい、から……

[一人で、処理をしたことはあるし。
 そういうのも、わかってはいるけれど。

 いま、熱をもてあましている感覚に、思考が働かず]

 ふぃり、っぷ……

[抱きしめられて、吐息と共に名前を呼ぶ。
 嬉しさが、熱と一緒にあふれて。
 力が抜けて、フィリップにもたれかかった]



[駄目じゃない と言われれば
 嬉しそうに 彼はもたれかかる
 ラルフを ぎゅっと抱きしめる]

 ……衝動  じゃないんだけど
 なんだろーーーこれ




 ……キスして いい?

[と鼻をすりと合わせながら
 心で尋ねる

 ラルフが気を失う前
 知ったラルフの唇の感触
 いま いちばんそれを もう一度知りたくて]



[抱きしめられる力強さが嬉しい。
 近い距離で尋ねられた言葉に、耳朶が染まって]

 ……いい、よ。

[心で答えて、小さく頷く。

 フィリップが触れてくれる。 
 そのことに、悦びが生まれて。
 とろりと琥珀が蕩ける]


[視界で起こる変化 なにより
 恥ずかしげしながら 是を返す心の

 ラルフに行動を許されるたびに
 身体の衝動に似た何か
 より強くなるけれど 苦しくない
 美しい琥珀の溶けるに
 理性も溶かされていくけれど
 危惧するものではない とわかる]

 ラルフーーー嬉しい


[ニコラの次はトレイルのこと]

そうだ、バーニィ。

……誰かに食べられたいって思ったこと、ある?



 フィリップ……俺も……

[衝動ではないけれど。
 求める気持ちは、あって。

 触れ合う唇の感触に、悦びがわく。
 心地よさと、もっと、と求める心が素直に伝わって。
 それが、また恥ずかしい]


【人】 営利政府 トレイル

[上手く笑えない
微笑んで、ゆっくり息を吐いて。

ラルフに向けていた感情ほどでは無い
けれど
トレイルは、保護者から視線をそらしてニコラの様子を見る。

ニコラがいる
ノックスは、遠い。
ニコラの視線は、トレイルじゃない。
ノックスの視線は、二人に向けて。


ーートレイルの声は今日も出ない。
きっと、明日も**]

(518) 2014/11/20(Thu) 23時半頃

[恥ずかしさと悦びの
 控えめで暖かなラルフらしい気配に
 心がふわふわと落ち着かない]



 ラルフーーーなんだろう この気持ち

 もっと ラルフに触りたい
 もっと ラルフを抱きしめたい
 もっと ラルフのこと知りたい
 もっと ラルフに触られたい


[知ってる?と言うように ゆるく訪ねて]



[落ち着かない。
 あたたかで、でも、もっと欲しくなる感覚。

 肌に触れられる快楽には、慣れていなくて]

 わかんない、けど……

 おれ、も。

 もっと、フィリップに触りたい……
 触って欲しい……

 フィリップのこと、知りたい……

[こんな気持ちは初めてで、知らないと、首を振る。
 恋をしらず、衝動とは違う、求める気持ちがあふれている]





 ーーーこの気持ちも 一緒なんだね

[たくさんの気持ちを共有している
 いまの気持ちも 一緒とわかると嬉しくて]



 ラルフーーー気持ち良さそう……
 もっと気持ち良くなって欲しいから
 ……教えて?



 ――ん、うれしい……

[一緒だと。
 嬉しい気持ちが伝わるから、さらに嬉しくて]

 うん、きもちいい……
 フィリップがさわるとこ、……

 もっと……

[どこが、なんてまだ知らない。
 ただ、触れられて気持ちいいと、思ったときには。
 もう伝わっている気がして。

 首筋も、胸元に触れられるのも、全部]



 あのね 舌が触れると 凄くぞくっくる
 から 一緒に舌 触れ合ったら……

[強請られる思いに 息がまたあつくなる
 はぁ……と吐息をこぼして
 一緒に気持ち良くなりたい
 ラルフをどんどん気持ち良くさせたい]


 ラルフ…………ラルフ

[何度も名前も呼んだ]



 ん……くちのなか、きもちいい……

[深い口付けに、あえぐように吐息をこぼし。

 触れ合う唇も、絡めあう舌も。 
 濡れた音にさえ煽られながら、口付けをかわして]

 フィリップ……

 もっと……

[高まる熱。
 下肢が高ぶり始めているまま、名を呼び返し

 縋るように、口付けを深めた]


 無い、が…。

[頭を過る、過去の残像。
食べてほしい、とねだった声が、頭の中でこだまする。]

 そんな衝動もあるみたいだな。稀に。


 ねーーー……口の中 好き

[熱に霞む 甘い意識
 届く吐息が心をくすぐる]


 うんーーーもっと もっと気持ち良くなって
 ラルフ…………

[深める口づけは何度も角度を変え
 歯列の裏をなぞった時の
 ラルフの反応がぞわりときて

[無意識脚をすり合わせる
 上着脱がしたては ラルフの下肢も
 おなじようかと 確かめるようにおりて]


 ……そう、稀になんだ。


[寧ろ食べたいと思ってばかり。

 バーニィは、どうする?
 そんなことを言われたら、食べてあげる、の?

[答を求めてしまう。仮初めの答だとしても。]


 しっかりと見ておけよ。
 お前の大事な奴が、見境のないフリークスにならないように。

[獣の理性さえ無くして、衝動と本能を飼い馴らせないただの化け物。
未成熟なまま抑制を覚えられない同族は稀にいる。]


[問いに緩く首を横に振る。]

 食わねーよ。

[意味の異なる音を重ねる。]

 …食えやしなかったよ。

[痛みと愛惜がよみがえり、わずかに表情を曇らせた。]


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 01時頃


トレイルは、ニコラスが閉じた宝石箱を指差した。

2014/11/21(Fri) 01時頃



 んう……は、きもち、いい……

[うっとりと蕩けた意識でこたえる]

 
 うん、……フィリップも、もっと。
 きもちよく、なって……

[口の中をくすぐられる刺激が、
 下肢に直接きて。
 触れられてもいないのに、熱を持っている]

 っ、は……あ、そこ、いい……

[下肢に触れる手に、小さく震え。
 熱く脈打つ感覚に、羞恥と快楽を感じてあえぐ]


……ありがとう。答えてくれて。

[辛い思いをしたのだと、想いは過る。

僕も、さ。無理だった。
トレイルに言われて――…

[あぁ、彼の血肉は至福の味だったのに。]

誰でも、良かったんじゃないかって
そんな風にも思ってしまった、よ。



 うん…………なるから
 ラルフももっと
 …………もっと気持ち良くなって


 …………ラルフの……もう大きい……
 …………俺も なんだ


[手に触れる質量は脈打ち
 反応に目を細めて すぐに
 下衣の中に手を入れて一度撫でる

 が]


[誰でもよかったんじゃないか、と。
ノックスのそんな思いを否定も肯定もできやしない。]

 さあな…ただ、

[食べられたいと言ったディーンの恍惚とした表情を思いだす。]

 その時は良くても食ったところで、後から辛くなるだけだ。
 愛してればその分な。

 食いたくなろうが食われたくなろうが。それが分からないなら、
 ――どう言葉を取り繕ったところでただの自己満足か愚か者だろうよ。

[歯止めの効かぬ食欲の引き起こす災禍は、食った時だけに留まらない。
苦い顔で吐き捨てた。**]


【人】 営利政府 トレイル

[ラルフを、殺してしまおう
ニコラと一緒に>>398

そう決意していたのは、少しまえ。

今は
気付いてしまった。
問いかけの>>409答え>>460
大好きな二人
今は

変わらないものなんて、あるんだろうか。
>>438何時もの戯れをニコラと共にぼんやり感じつつ
彼は二人に衝動を懐かないのだなと思い違う。

>>457ため息しかでなかった]

(573) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ニコラの宝石箱。
指さして、開けてみてとねだる。

箱には触れない。
アレの中身は、ただのくすんでいびつな玉だ]

(575) 2014/11/21(Fri) 01時半頃


 うん……
 きもちいい、よ……

 フィリップ、もっと……
 フィリップが、気持ちいいなら、嬉しい……




 フィリップの、すごい……

[勃ち上がったものをみて、こくりと息を呑み。
 手を伸ばして、触れようとした]
 


【人】 営利政府 トレイル

[ニコラの>>486ひそひそ話。
トレイルは、着替えを手伝わず、ただし見守りながら
大人たちから漏れ聞こえる囁き音を全て拾いあつめていった。
ただ、上手く言葉として認識できない。
故に問いかけには首を振るしか出来なかった。



よすぎる聴力の弊害
音をかき集める際に、どうしても他と混じる。
おまけに、小屋に来てから増えた音にならない音まで拾って。
毛布で芋虫になった程度では防げない。
一日聞かされ続けた音は、夢の中で言葉にかわり
延々とトレイルを苦しめている]

(578) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[上手く笑えない>>518
昔の記憶は断片的にしか残っておらず
気付けばニコラの悪戯は減っていたし
ノックスの過保護は度を越えていた。

酸味の強いオレンジの味を思い出す。
一番、昔の記憶だ。

ノックス、ニコラ
>>552名を覚えて、透明な声で呼びかければ
三度に一度くらいは、聞こえるようになった。


あの時から
トレイルの中で大事なものは、彼らだった。
たとえ疑似家族だったとしても。
でも]

(579) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[食べたいか、と問われれば応えはNOだ。
食べたいわけじゃない。
食べられたい。
残されたいわけじゃない。
消えてしまいたい。

>>569差しのべられた手に顔を上げた。
ニコラの宝石箱は、気になりつつ
頷いて、聞こえた音を並べ直しながら
ゆっくりと立ち上がった]

(581) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 01時半頃


トレイルは、ノックスに包帯代わりの布をあてて貰った手を差し出す。

2014/11/21(Fri) 01時半頃


 うん…………一緒に  気持ち良く
 なりたいから…………

[目に焼き付けるように しっかり見る]
[こんなに触れ合って 離れられるのか?
 頭をよぎるのは そのこと
 けれど ラルフが血の味を覚えて
 どうなってしうまうのか?
 ーーーーそのことを知りたいと思う

 本当に背負ってしまったのか
 それなら それなのに 離れるのは
 何か違う気がして 迷い
 触れ合うことに流される]

 そ…………かな?
 ラルフの 触ると 震えるの かわいい

[ラルフが息を飲むのに 目をまたたかせる
 けれどその間も一瞬]



 フィリップ……
 うん、もっと、いっしょに……

[孔雀石に微笑みを向け。
 触れ合う心地よさに蕩ける。

 離れたくないと、思う心のままに。

 血の味を覚えた高揚はいまは摩り替わっているけれど。
 どうなるのか、という不安は、ない]

 ――嬉しい、けど、
 かわいい、は、 ああ――っ

[言いかけた言葉は、昂ぶりに触れるフィリップの手で言葉にならず。
 強い快楽に、身を震わせてあえぐ]


【人】 営利政府 トレイル

[掴まれてもいたくないのは、
ノックスがトレイルたちを想っているからだろう。

早く大人に――――
ニコラへ向けた音。
少し瞳を伏せる。

そんな日は永遠に来ない。
あの時から、欠陥品になった、トレイルには]

(589) 2014/11/21(Fri) 02時頃


 こうしたらーーーー絶対 気持ちいい
 
[琥珀のとろけるのを
 もっと蕩けさせたい 蕩けたい
 だから 一緒にと思えば]

 ごめん…………だって……
 いまも手の中 びくびくって

[一緒に溶け合ったら 食べなくても
 一つになれそうと錯覚すると
 食べるよりも気持ちがいいしよかった
 と 離れ難いままの行動肯定で言い訳]


【人】 営利政府 トレイル

[トレイルだけに聞こえた最後の言葉>>590
ゆっくり目を開けて、歪んだ笑みを浮かべる。

衝動を抑えられる、大人でも
食べたいと思うなら


――――ノックス


トレイルの唇が、彼に向けて音を紡ぐ]

(593) 2014/11/21(Fri) 02時頃


 きもち、いい……
 フィリップ……フィリップっ

[一緒にされる行為に、快楽に染め上げられる。
 フィリップに鳴かされる行為を受け入れて。

 ひとつに解け合うような、錯覚。
 フィリップの手がもたらすすべてに、気持ちよさを感じている]


【人】 営利政府 トレイル

[瞳を細めて、尋ねる。
この声が、もし音を為していたら
きっと外の雪よりももっと、冷たい。


僕らを食べたいと思う?
――――細工師の彼は? ラルフは?


ノックスの首輪は、外せるだろうか。
ニコラは、ラルフを食べるのを、手伝ってくれる。
では、彼の首輪がもし外れたら

喰われた跡
ニコラの宝石箱の中には、ただの肉片]

(597) 2014/11/21(Fri) 02時半頃

 ん 俺も……これ  ラルフのが

[脈打ち刺激を加えてくるのもあったけれど
 ラルフの甘い声が
 彼の手で快楽に染まっていくことが
 どうしようもなく 煽られて]

[ラルフの些細な行動が 全てを
 心地よさや快楽に変わって行く]


【人】 営利政府 トレイル

[ほんとうは、誰かに食べられたい
音が欲しい
幾多のステージで歌い終わった時の
皆が自分だけに向ける音

きっと、今まで惹かれた音は皆それに似ていた。
幾度も名を呼び単調なリズムの同音を吐いた彼の声も
トレイルだけに向けられていたと思ったからこそ
欲したもの

ただ、あんな醜い塊になるのは、嫌だ
いまはまだ、美意識が邪魔をする]

(601) 2014/11/21(Fri) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[食べられず、生きるなら
トレイルには、二人が必要で

誰かに取られる前に
食べてしまったらどうだろうと
ノックスに対して考えてみても

そのあとを思うとそれも、出来ず。
行き着く先は、衝動よりもたちが悪い

邪魔者の排除、だ]

(602) 2014/11/21(Fri) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[いちばん。
何度聞いたか、忘れてしまった。

ニコラと二人でひとつの扱いが長くて
一番、と言われてもピンとこない]

(604) 2014/11/21(Fri) 03時頃

 フィリップ……、
    ふぃり、っぷ

 ……きもち、いいっ

[あふれ出る快楽に名前を呼ぶしかできず。
 乱されるまま、心のなか、素直に気持ちよさを伝えて。

 フィリップが昂ぶるのを感じてまた、熱が上がる。
 快楽が途切れなく続く感覚に身体を震わせ]


【人】 営利政府 トレイル

[食べるなら、醜いたまごは残さないで
綺麗に食べて欲しいなと思いつつ。
階段を目の前にして、つと服の裾を引く。
望みを音なく囁いた。
ニコラにも、きっと見える。


気持ちが、あるなら
僕のかわりに
ラルフを、食べて。


ニコラも手伝ってくれる。
きっと、ノックスは大人だから
彼だって何故か懐いていたし
抵抗はし難い筈だから

食べてしまえば、いなくなる。
そうすれば、取られない]

(608) 2014/11/21(Fri) 03時頃

 うん…………おれも 気持ちいい
 ラルフ…………頭 焼けそう


[かいらくで染まり上がった思考が
 心の中の充足につながる
 溺れそうなほどのそれは
 自分が感じたものか
 ラルフが感じたものか

 互いに感覚を分かち合う]



 ラルフの……きもちい……

[その熱も 肌も 心も
 触れ合うもの……全てが]



 ああ……フィリップ……
 きもちいい……すごい、フィリップ……

[満たされる感覚に眩暈がする。
 ただ、気持ちよさだけに満たされて。

 どちらのものかもわからない快楽に翻弄される]

 フィリップ、きもちいい……

[同じように快楽を得ている。
 その姿が嬉しくて。
 それがまた、気持ちよさにつながっている]



 きもち、よかった……
 フィリップ……ありがとう……

[嬉しそうな。
 とろけたような、思考。
 後始末、とか、考えはするけれど、身体は動かず。
 そのまま、眠りに落ちた]


[ドナルドを襲って。
 血の味を覚えて。

 快楽におぼれたけれど。

 目が覚めた後、血の味を覚えたことによって、どうなるか。


 いまは、まだ、わからない**]


【人】 営利政府 トレイル

[トレイルは気付かずに、階段の先を指差す。
食事をして
静かになったら、

そうしたら]

(616) 2014/11/21(Fri) 03時半頃

トレイルは、ノックスの問いかけに、瞳を細めて頷いた。昏い悦びを帯びた微笑みを浮かべて。

2014/11/21(Fri) 03時半頃


 俺もーーーーーーー
 ーーーーーラルフが気持ちいい

[同じように快楽を得るのが ラルフだから
 同じように蕩け合うのがラルフだから

 他の誰でもない ラルフの姿 声 温もり
 全てが尊くて
 ……この気持ちなんと言うのだろう?]


 俺も……気持ちよかったから

[双方のそれは 互いに痛いほど伝わってて
 それでも改めて 心で思うラルフの
 うとりとするラルフの頭を抱き寄せて
 心地よい疲労に浸る]

[ドナルドの血のえいきょうがこれで済めば
 それは安堵とともに嬉しいことだけど……
 今はただ 次のラルフの目覚め その時を思って]


【人】 営利政府 トレイル

[食べられたい。
自分だけに向けられる音を浴びながら。
でも、醜い姿は晒したくない。
あんな汚いモノになるくらいなら
食べられなくても構わない。
望み、絶望する繰り返しの日々だとしても
二人がいればまだ、生きていられる。

トレイルには
本当の意味での衝動はまだ
訪れていないのかもしれなかった。

ノックスが、ニコラが
ラルフを食べたとしても、そこには意味を感じない。
その先に待つのが、三人での平穏な日常であるなら]

(620) 2014/11/21(Fri) 03時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[親しくなったから、欲しくて食べるのでなく
親しいものの願いを叶えるために食べるのなら

僅かに混じった情など
些末な事]

(621) 2014/11/21(Fri) 03時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[一段、上って
振り返って
ノックスの笑みに、瞬きを二度。

これは可愛いのか。
怒らないのか。

相変わらず、哀れで酔狂なこの大事な家族は
二人を甘やかす事に関して際限がない]

(624) 2014/11/21(Fri) 04時頃

【人】 営利政府 トレイル

[行こう、ノックス、ニコラ

トレイルは、まるでピクニックにでも誘うように
わくわくした様子で誘う。
>>627同じ仕草を、二人へと返して。

望みは
叶わない
希望は
絶望に

繰り返してきたトレイルにとって
初めての成就となったなら――――**]

(628) 2014/11/21(Fri) 04時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 04時半頃


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トレイル
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