人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


何処か
胃袋とも違う何処かが飢えている 

その欲は対象を持たず
具現化されないことで
餓えの凶暴化は未然に封じられ


[まだ、ごまかせている。
 まだ、だいじょうぶ。

 けれど、それもいつまでもつかわからない。

 こうして食事をしていてもどこか飢えている。

 渇いている。

 それを癒すものを本能は知っているけれど、まだ、抑えられている]



 ……まだ、大丈夫。

[ぽつり、言い聞かせる言葉が零れ落ちる]


………………?
あれ 人間だけじゃないんだ…………


一箇所に集まっちゃいけないって
言われてるのに…………あれ




[思考の何処か 何かに 自分の思考ではない何か]

 


[不意に、自分のではない音が聞こえた]

 ……あれ?
 聞こえてる人がいる……?

 ――どうしよう、あつまっちゃ、いけないのにね。

[知らないような、聞いたことのあるような、音。

 人間、という響きに、先ほど考えていた少年を思いうかべた]


 …………人じゃないよ
 人は言葉を交わさずに思考をかわせない


 今更外にでても凍死するだけだからーー精々
 息を潜めて狩られないようにするしか…………

 飢えたりしていない?
 生け捕りは用意出来ないけど
 生肉ならーー…………少しだけ


 ……人の振りをしとかないと、ごまかせないから。

 でも、そうだね……こんな、やりとり、人とはできない。


 一緒にいるドナルドたちにも聞こえないのに、君には聞こえるんだね。

 生肉は、下手に食べるとがまんできなくなる。
 人の食事でごまかしてるから、

 まだ、大丈夫。


[いろんなことに興味を持つのは、一つのことに熱中してしまうと危険だから。

 あちらこちら首を突っ込んで、
 いろんな人と当たり障りなく会話して。

 通り過ぎるだけにしておけば、抑えたものがでてくることもない。

 
 けれど――それは通り過ぎることができればの話で]


あゝ…………君は
ニコラ とも トレイルや ノックスでもないんだね
彼らも血族だったらーーーどれだけ集まってしまっているんだ


聞こえない狼は……人に近いか人に混れるか
…………俺の母さんはとても狼だった
人に紛れないで暮らせるよう 教えてくれたけど
ーーその時言葉なく思考を交わすのは便利だったけど
人に混じるのは とても難しいってーーーーー


そう……そうならしょうがないね
……距離に気をつけて ね 飢えないように


 ニコラたちも、血族なんだ……

 ディーンと、シメオンも血族だと思う……フランシスと、幼馴染だっていうし。
 もしかしたら、全員、血族かもしれない、ね……


 俺は、先祖がえりだから。
 家族の誰にも、聞こえなかった。
 だから人にまぎれるしかなくて――

 ただ、父さんが母さんを食べてたから、多分そっちからかなあって。

 うん、気をつける。


 …………ディーン シメオン
 フランシス それにドナルド 君
 俺と保護者

 集落でもないのに 10人もだなんて…………
 全員なら 皆なんて本能に無防備なんだろう
 それとも それだけ血が薄まっているのか……


 …………集落の対策じゃ
 やはり 対策しきれないんだね………
 狩りーー憶えてみる…………?
 この雪じゃ…………あれだけど
ナイフと弓の扱いなら 知ってる


 ……対象を持たないから
 俺は狩りは 本能を散らせて 好き

[弓を放つ時の 高揚感を思い出せば
 その 淡い高揚が 思考に滲む]


 こんなに、集まって大丈夫なんだろうか……

 血が薄まってるのは、あるんじゃないかな……
 誤魔化すのがあたりまえになってるのかも。

 狩り、覚えたら楽になるかな。
 
[伝わる、高揚感に、小さく息を呑む]

 うん、教えてもらえるなら、覚えたい


 いまは、ちょっと、眠たいから。

 あとで、ね。

[それからしばし、思考がとぎれる**]


 なんとも言えない 満月も近いし
 ……他の狼の血が薄いのを祈りつつ
 俺たちは用心するしかないね
 彼らはもう 人間であるようにって


 ……餌を自分で得られるから
 そもそも 強い衝動になるきっかけを
 得ず 山や森でも暮らせるのは
 人に紛れるよりはーーー俺は楽


 そう 一階に 適当にいるから
 えーと…………君は??
 俺はフィリップ 赤い鳥……ルーツを連れてる


 ん 寝不足は 思考の敵
 しっかりと休んで

[ふと 衰弱したら 本能も弱まるだろうか?
 と言う思考も脳裏をよぎったが]

 …………衰弱を防ごうと
 餓えが強くなる可能性が 高そうだ


【人】 営利政府 トレイル

[夢のようだ

幼い頃の美声そのままに
さらにテナーまでも備えた

クリスタルの如き声音には
甘やかな色香も備わり
低くふるえば
野性味を兼ね備え


官能的な


僕の歌声が、

聴くもの全てを魅了している]

(16) 2014/11/15(Sat) 15時頃

【人】 営利政府 トレイル

[父の望み
僕の望み
母の夢

血の呪縛に捕らわれない
もう一つの世界で

僕は、この世の全てに微笑みかける]

(17) 2014/11/15(Sat) 15時頃

【人】 営利政府 トレイル

ー3階ー

[目覚め、そっと身を起こす。
辺りを見渡したトレイルは、深いため息をついた。


ただの



夢のようだ**]

(18) 2014/11/15(Sat) 15時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 15時頃


 ドナもラルフも、君想いのいい子だね。
 君の居ない間にドナと話していたのだけど。

 『過保護はイヤじゃないけど、
 要らぬことを言って悩ませたくない』――って。

 背伸びとは違うけど、うん、いい子たち。

[フランシスの知らない1面であるのかないのか分からぬまま、ふっと小さく笑んだ。**]



―――いい子だろう、自慢、なんだ。
……――

[しかしながらノックスに、謂われて。]

要らぬこと……?

[(過保護は――嫌じゃないけれど?)
(悩ませているのだろうか?)]

[小さく笑むノックスは、人当たりのよい雰囲気を醸し出している。
もし、彼がトレイルを抱きしめたり、口付けたりしているのを見ていたらもう少し、警戒を深めていたかもしれない、が**]


 月が満ちると、ざわざわするからね……
 そうだね、声が聞こえないほどなんだから、人間であればいいけれど。

 森や山で暮らせるなら、うかつに恋をしてしまうこともないかもね。
 俺はそういう暮らし、したことないからできるかわからないけど。

 ――衝動はこわいから、ね。

 あ、一階にいた、君だったんだ……
 俺はラルフ。ルーツに怒られたやつだよ。



 うん、休んでおかないと、危険かもしれないし。

 弱ると本能が強くなるって言うし、
 フィリップも、気をつけて。

[衝動の結果、片目を失った同行者を思い。
 案じる気持ちを、眠る前に向けていた]


 集うことに 警戒が見えないから

[そうであって欲しい と 滲むのは
 気休め楽観思考と 思ってしまうのが滲むのと
 同じくらいの思考の分量]


 ーーそんなに 難しくないよ
 慣れてしまえばーー旅に出る前の
 ガキにも できたことだから



 ーーー少なくても 怯えて 息を潜める
 ことはしなくていい のは 楽


[ふっ と自嘲とも 諦観とも 安寧とも
 それらが混じり合った何か 滲ませ

 たのもつかの間
 …………今日だけで 何回
 ルーツが猛ったかわからず
 しばし思考が考え込む]




 ーー赤い プリシラ?が ひょこひょこ
 覗いていた人ーーーー?

[確かに そう名乗っていた気がして]




 ーーーーーーーーーーーーうん……
 ありがとう………………

[思考の空白 直前まで
 同感とやはりが滲んでいたそれに
 ぽつ と思考が走るのは
 ラルフの思考が 感じなくなっていたかどうか……*]


 ――そう、だね。
 大人は、すこし、心配しているみたいだけど……

[それが心配性ゆえか、はたまた警戒しているからかは判断つかないと、思考が滲む]

 そっか。
 じゃあがんばれば俺にもできるかな。

 狩りができるようになれば、少しは楽になるかもだし。



[滲みかけた何かを捕まえる前。
 プリシラに対する形容詞に、くすっと笑いが滲む]

 そう、プリシラと一緒にいた、ラルフ。
 あらためて、よろしく――


[それを最後に意識は沈んで。
 完全に眠りに落ちる前に届いた思考に、ほんのりと暖かいものを感じた]


[保護者である ホレーショーが現れた時 をピークに
 思考に喜色が滲む 派手なものではないけれど
 静かに 思考のそこに滲み続けて

 それが 彼の意識が途切れるまで変わらぬか
 それとも 居間に 三階に 彼の保護者の姿が見える
 少し前から 寂しさを滲ませたか

 意識が途切れれば 相手の思考がこちらに滲まぬ同様
 こちらの思考も相手に滲まない]



 ―― ん……

 おき、た……

[そしてどれぐらい時間がたったか。
 体はまだ半分眠っているけれど、ゆらゆらと眠りから覚める]




  [ーーーーーーーーー思考の空白]

 





 ん…………んぅ……
 かぁ…………さん???

[微かな反応 浮上しかけた意識が
 届く何かに ぼんやりと 曖昧な思考を溶かす]


 ん、ん?

[おきた、と宣言しないと起きれない。
 それに反応が返ってくるふしぎに、思考がはてなを飛ばして]

 ……あー……
 フィリップ……ちがう、俺、ラルフ。

[眠りに落ちる前まで触れていたものだと理解して。
 半ば覚醒しながらかえす]



 ……………………???


[あともう少し 寝たい と
 早く起きないと どやされるの狭間を
 彷徨いた思考が
 全く違うものを感じて
 ぼんやりとしたまま 考える]



[考え込む]


 ーーーーーーーーーーー!!

[言語化まで至らない
 たいへん混乱した思考が
 突如明確に形を作る]



 いやっ あっ これはっ!!

[思考は慌てたまま どうやら弁解を図ろうと]


[伝わってくる思考の混乱具合に、笑いが滲む。
 寝ぼけたのはこちらもだけれど]

 んー……おはよ?

 俺、いま三階。
 ……どれぐらい寝てたのかな。

[吹雪の音はやまないどころか激しくなっている気がして。
 雪に山小屋がつぶされないか心配する思考が滲む]


 ………………おはよう…………


[滲むものを感じれば 今まで 母親以外で
 思考が混じることが無かったんだ
 と言う弁解と 恥と 拗ねが混じり合う]


 こっちは変わらないーーーかなり
 大きい山小屋 だし
 まだ 冬の初めだから


 ーーー長い年月 ここにある山小屋に
 冬の始まりから それはない はず

[少しつつ 心は落ち着きつつ
 落ち着くために 思考を滲んだものに向けて]


[伝わってくる思考が微笑ましく感じられる。
 感じてしまえば滲んでしまうけれど。
 それ以上考えないようにと意識をそらし]

 そっか……もっとひどい冬をのこりえてきてるから。
 多分、大丈夫かな……

[安堵が滲む。
 ほかの心配事があるいま、少なくとも雪から守ってくれる山小屋の心配をしないですむだけありがたいと思う]


[滲む思考に 思考がざわつくが
 そこに固執しない様子に 一拍
 落ち着かせるように 思考を切って]


 ……心配なら 雪かき……するには
 昨日より 弱くなってないと危険 か

 怪我も避けたいところ
 新鮮な血の匂いで
 殆ど人間だった獣まで
 目を覚まさせてはいけない と思えば…………


 吹雪がやむまで、待つしかない、か。

 ……怪我は、避けたいね。
 居間には炊事場もあって、ナイフとかも置かれてたけど。

 眠ったままの獣なら、そのままが一番……

 
 狩りを教えてもらうのも、弓の使い方とかぐらいに、なるかな。


 …………ナイフで怪我する子供は




 ニコラっていう 人物が少し心配
 見た目は子供じゃないけど
 どことなく ふわっとしてたから


 弓 そうだね ここは広いから
 藁で的を作れば 問題はない と思う


 そろそろ 活動しなきゃ 体がなまる


 ニコラは……居間で木を削ってるのみたから。
 以外と、大丈夫かもしれない……?

 でもふわっとしてるから、気をつけたほうがいいかもしれない。


 一階は、邪魔になるものも、少なかったし。

 そだね、そろそろ、動かないと。
 寝てばかり、いられない、か。

 降りるとき、スープもっていこうか?


 へぇ…………道具は扱える?
 あゝ でも はたから見てもそう言う………
 逆に 無邪気に 
 衝動からも遠ければいいんだけど…………




 ………………うっ

[同じ 獣だと知らなかったとはいえ
 昨日のことを思い出すと
 …………空腹に温かいものと
 躊躇する気持ちで葛藤するのが滲む]


 道具はつかえる、のかも。
 ノックスさんが小物作ってる人だし、教えてる?かな……

 そうだね……ニコラは、そういうの感じさせないままだと、いいな……


[葛藤が滲むのに、小さく笑う気配]

 うん、じゃあ、もってく。


 そうか 普通の生業…………
 狼を祖先に持つ犬 そうであって欲しいね
 




 う…………うん……あり、がと

[ぽつり 小さく滲む]


 犬だったら、いいね。
 牙がなければ、いい。

[それは、ほかのみんなにも思うこと]

 どういたしまして。

 これから、降りるね。


 それに 犬なら
 人間とともにありたいって
 集うのもよくわかる


 嗚呼 そうか きっと犬だからだ
 きっと何も起きない
 ここは 犬の群れと人間
 ……ーー狼は静かにしていよう



 ………………的は作っておく


 ああ、犬なら、そうだね。
 人と一緒にいられる、からこそ、かな……



 静かにしていれば、犬は犬のままでいられるよね。

 きっと、だいじょうぶ。



 わかった。
 俺も、いまから降りていく。


 間違っても
 犬や犬の飼い主を噛んだりしないよう
 なに 雪がやむまで…………

[集中し研ぎ澄まされるのと
 普段に戻るのを
 二度ほど 繰り返す]

 …………俺たちのこれって
 しられない方が 良いのかな

 俺は 狼だって何回か言ってるけど……
 ラルフ 君は違うのだろう?
 


 うん。
 うっかりかんじゃったら、きっとたべたくなる。

 ……雪がやめば、いいのに。



 どう、なのかな……
 ああ、でも、――俺、フランシスにも、先祖がえりって、伝えてないから。

 知られないほうがいいかも……

[心配性な保護者に、心配をかけたくないと、ぽつり]




[的に刺さる瞬間 兎の時のような 高揚感はーーーない]

 



 ーーーーーーーーー…………
 

 …………飢えたら 互いに何か考えよう
 何か 衝動を散らすのを
 

 そう わかった 
 俺も表向き変えると……人間や犬の中に
 混ざるのを拒むのが難しくなる


 利害一致 だね


 僕に何かあれば
 ――……シメオンを 頼む。

[人の動く気配や物音に紛れる程度の、微かな囁き。

身勝手な願いであることは承知している。
だからこそ、彼にしか告げられないのだ。

ディーンは数瞬の間、じっとベネットを見つめて、視線を逸らす。
それは、彼への懇願の視線であり、今は何を問われても答えるつもりがないことの意志表示でもあった。]




 ――――うん。
 なにか、ないと、ね。

 一人だったら耐えられないかもしれないけど……
 ふたりなら、たぶん、大丈夫。



 混ざると危険なら、現状維持、が一番かな。




 雪でーーー頭を冷やす とか
 厚い雲で月は隠れてる
 ーーーーきっと なにもないさ




 演技はあまり得意じゃないから
 あれだけど……面倒かける
 ……生業はまだみについてないのか?



……ディーン?

[酷く、深刻な声色であったとフランシスは感じた。
濃紺の眸と、緑色の眸がかち合って、
けれど、問いかける前にそれは逸らされた。
懇願――のいろ。でも。今はきっと答えてくれない。小さな頃から、頑固だった]

わかった、……よ  でも

……整理がついたらで良いから、
……教えてくれると、嬉しいよ

おれは、もしも、なんて、……いやだから な?


 満ちていても、見えなければ――
 感じていても、目にするのとは、違うしね。


 気にしなくていいよ。
 ――楽器相手、だから。
 音を聞き取るのはできても、練習不足な面もあるし……

 まだ、完璧とはいえない。



 思い込めば 気持ちも変わる


 へぇ 楽器…………人のいるところに
 ある生業なんだね…………
 触ったことないや へぇ

[二回 感心したように 思う
 全く音楽とは無縁の世界の住人]


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 23時頃



 だね。
 気をしっかり持ってれば大丈夫。




 うん、人がいないと、仕事にならないから。
 音楽は好きだし、楽器の音が綺麗に鳴ると気分がいい。

 いままで人の中でも、問題なかったし……
 これを生業にしても、いける、とは思ってる。


[楽しげな思考と、
 祈りが滲む]


 

 ーーー不思議な感覚


[音楽のことに滲む様々は楽しげは知っていても
 祈りは知らない
 獣は何かに祈ることがないから
 言葉でしっていても 感情に滲むような
 本当の祈りを知らない
 せいぜい知っていて願い]



 この感覚 悪くないから
 そうであるといいね…………

[ふっと笑むような滲む]



 うん。


 ありがとう――――


[届いた笑みに、小さく返す]


【人】 営利政府 トレイル

[ノックスの声
瞬き、首を傾ぐ。

物憂げな顔で。

目覚めは、絶望の始まり。
何度諦めれば良いのか]

(89) 2014/11/15(Sat) 23時半頃




[小さくかえるのに頷きと
 空腹が満たされて行く感覚]



[届く思考に小さく笑みが滲む]


 ある程度、覚えたら、また上にもどるよ。

 教えてくれてありがとう。




 ん…………その方がいい
 そうじゃないと 違和感だろうし

[笑みの滲むは感じても
 まさか腹が満たされるにとは思わず
 不思議そうな気配滲んだまま]


 こう…………もつ
 で…………こう

[思考で告げれば口には出ない
 表向きは変わらないように]



 うん、あんまり一緒にいるのも、よくないかもしれないし。

[頷く気配。

 ふしぎそうな様子には何も言わぬまま、弓の引き方について教えてくれる思考に、まっすぐに学ぼうとする意思がかえる]

 とりあえず、なんとか届くようになったし。
 ありがとう。

 それじゃ、上に戻るね。

[顔は見えなくなるけれど、
 話すことはできるからそれほど後ろ髪はひかれない]


【人】 営利政府 トレイル

[ぼんやり、思い起こすのは
眠りにつく前のこと

結局お皿ひとつ満足に運べないトレイル
何時ものように、世話を焼いてくれるニコラと
ノックスが取り出したーー


ふ、と
柔らかな挨拶に気付き
微笑み
同じように、返す仕草
もちろん、起きたならニコラへも。

食器を返して
吹雪が収まっているか、確認して
早くここを、出ないと]

(103) 2014/11/16(Sun) 00時頃



 ああ 万が一…………あるのかな?
 ちょっと 想像つかない



 手先 楽器使うから器用かな
 悪くないと思うよ
 …………ん
 周りの犬や人間で変な様子ないようにも気をつけて


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 01時頃


【人】 営利政府 トレイル

[相変わらず、ぼんやり。
起きているけれど、トレイルの反応は薄い。

何故ここにいるのか
そこから思い起こしながら

ノックスの後ろを歩いていて
居間にそのままついていって]

(125) 2014/11/16(Sun) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

―2F居間―
[ラルフ、と名を呼んだ声を耳が拾った。
そうだ、此処には知らない人間が大勢いた。
それから、彼の連れに、フランシス
周囲を見るも、幸いにして彼の姿は見えない。

哀しみの、卵>>43をふと思い出す。
この卵が、トレイルは嫌いだった。
穏やかな音を乱す>>44原因だから。
其れを見るシノワズリは、いつも、とても冷やかだ。
そう、幼いころフランシスを見下したときと同じ。

人の多い場所だ。
何があるかわからないと、ノックスは心配しているんだろう。
>>46彼が守ってくれるのに。
>>99ニコラと共に、頷く仕草を見せながら、眠る前のトレイルは首を傾いだのだった]

(130) 2014/11/16(Sun) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[これ以上の不幸があるだろうか。
何を不安に思う?

現状より悪い状態が、思い浮かばないトレイルは
幸せをまだ、幸せだと知らない。

声は出ない。
昨日も今日も、きっと明日も。

医師やら祈祷師やら、色々と巡って
たどり着いた結論は、精神的なものでしょう
そんな判断。
傷は癒え、黴菌に侵されて命を落とす危険も去ったのに]

(131) 2014/11/16(Sun) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 01時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[歩みを止めるのを忘れ
思考の渦の中

ぽすん

ノックスの背が
目前にあるのに、そのまま歩き続けた結果]

(132) 2014/11/16(Sun) 01時半頃

 寒っ



 汗は拭ってから行くべきだった


【人】 営利政府 トレイル

[まだ、目が覚めていないんだ。
顔でも洗って
すっきりしよう

ふと、薄い硫黄の匂いを思い出す
此処へ来てすぐの、ノックスのにおい

たしか、湯があった。

ぶつかった恥ずかしさをごまかす為
呼び止めたのだと、理由づけて
階下を指さし、背を向ける。

下へ行ってくるよ。
お湯があるんだろう?

そんな気持ちまでは聞こえなかったろうけれど
とりあえずは、目を覚まそう
そう思って、階下へ向かう。
階段のきしむ音が耳につくから、そっと音を立てずに]

(136) 2014/11/16(Sun) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 01時半頃


 間違いを犯さないために



 間違いで 衝動のままに食べないために


【人】 営利政府 トレイル

―湯所―

[二階と違って、随分寒い。
ふるりと身を震わせる。

お湯がたっぷりあるなら、つかろう
その方が目も覚める筈。

貯蔵庫側の階段を下りて、
反対側の扉へ向かう。
開くと、少し独特のにおい]

(142) 2014/11/16(Sun) 01時半頃

人を食べると言うことは



いや今はダメだ 思い出すな


【人】 営利政府 トレイル

―湯所―

[あけた扉を閉めて
湯へ近づいていく

ちゃぷんと湯で顔を洗う。
暖かさにじんわりと思考が戻り
ついでだからと、

誰もいない事を確認して
トレイルは服を脱いだ]

(144) 2014/11/16(Sun) 02時頃

[足取りが早足程度になるころ
 先ほどの思考とは打って変わって
 気がはやる そわそわとした心地滲む]


[思考は驚愕に包まれる]


【人】 営利政府 トレイル

―温泉―
[ぴちょん、と水の落ちる音
雨だれとはまた色味が違う
湯気で響きも鈍るから

考え事をしながら
足を湯に浸そうとして
扉の音に気付く。
続いて、何かを置く小さな音
咄嗟に振り返って

トレイルは、悲鳴の形に口を開き]

(152) 2014/11/16(Sun) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル


 ―――――――

[無音。
少しの硬直のあと、慌ててしゃがみこみ
例のごとく、ぐらりとバランスを崩して

少女のように滑らかな身体は
ばしゃん

背から落ちた]

(153) 2014/11/16(Sun) 02時頃

 ただの物静かな人物


 としては 不自然なほどの静けさ


【人】 営利政府 トレイル

―温泉―

[熱さと痛みが同時。
衝撃は湯が受け止めるし
足のつかない場所ではないから
怪我こそなかったけれど

驚きに、格好を忘れ
腕を掴まれた相手に
すなおに引き上げられた。

瞬いて、相手の顔をようやく認識する。
これは、無口な少年だ。
名前は、名乗った覚えがなかったけれど
誰かから聞いたのか

一糸まとわぬ姿で相手を見つめる。
トレイルの下半身には
彼と同じものがあり
彼と同じものがない]

(158) 2014/11/16(Sun) 02時半頃




衝動と警告が入り混じる


【人】 営利政府 トレイル

[片腕が、少し痛い。
濡れた服は、そのままだと風邪をひいてしまうだろう
彼は――いつ離してくれるのか。

父は息子の声を永遠に変えたくなくて
母の面影を残しておきたくて
トレイルがまだ幼いうちに、ソレを行った。
下肢に排泄器官はあれど、子を為す術はもうない。

常はひとり入浴するし
ノックスやニコラには今更隠すものでないから
こういう対応は、久しぶりすぎて
トレイルは眉を下げる。

瞬いて、首を振った。
腕を少し動かして、痛い、と
声の出ぬくちびるを動かして、うったえる]

(162) 2014/11/16(Sun) 03時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 03時頃


駄目だ これはただの衝動
これは 食欲でもなく 一瞬の
嵐のような衝動



駄目…………駄目なんだ


 甘い 違う 甘くない
ただの血液 違う これは違う


【人】 営利政府 トレイル

[腕を離して貰ったら、黙ってて、と
釘をささねばならなかった。
濡れた衣服越し、彼の身体は成長期の、少年のもの
トレイルが諦めたもの]

 !?

[俯いた相手が何をするのか
気づいたのは、鎖骨に痛みが走った後。
驚いて、息を呑んで]

 …………

[今度は彼が、湯に落ちる番
音が、跳ねる]

(164) 2014/11/16(Sun) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[トレイルは、慌てて彼に両手を差し伸べる。
引き上げて、告げなくては

言わないで

これは、種族の
呪いの証]

(165) 2014/11/16(Sun) 03時頃

ひっ…………!


【人】 営利政府 トレイル

―温泉―
[引き上げようとした両手を掴まれて、バランスが傾いた。
跳ねる湯の音が耳につく。
押し倒したわけではないが、結果、似たような恰好

痛みは、背に、それから鎖骨に。
何が起きたのか、彼の行動に頭がついていかない。
抱きしめられる事に慣れていたのが裏目に出て
家族相手でもないのに、ふ、と息を吐く]

 ?

[耳元に直接、くすぐったい音
混じっているのは、抑制か緊張か

顔を上げて、人差し指を唇に。懇願の表情
見たものを黙っていてくれるなら――ここを出るけど。
そう示したくて視線を下へ。
彼にその仕草がどうとらえられるのかは、わからない]

(167) 2014/11/16(Sun) 03時半頃

[滲み続ける衝動の それを拒もうとする精神の
 せめぎ合いが続く]


【人】 営利政府 トレイル

[黙っていてくれるだろうか
湯の中、暖かさがじわりと身を侵食してゆく
ゆっくりと身を温めて目を覚ましたら、ノックスの元へ戻る予定が、何故こうなっているのか。

少しかさついて感じる少年の指先を
くすぐったいと、思わずのけ反り
ばしゃんと倒れかかると、まるで馬乗の姿勢
腰に回った腕ががちりとトレイルを離さないから、非力で体力もない以上抵抗らしい抵抗はしない]

 ?

[彼は、何をしようというのか。
疑問に首を傾ぐのは、理性
ぺろりと舌なめずりをして瞳を細めたのは、本能

まるで、獣のようだ
初めて無口な彼を見た時と、同じ事を思った]

(174) 2014/11/16(Sun) 04時頃

[衝動に快楽を上書きして
 食べてしまわないように
 食べてしまわないように
 ただ それだけを願う]


【人】 営利政府 トレイル

[熱を帯びた音だ。
とろんとした表情で、無口な少年を見た。
彼の呼ぶ名は、トレイルのものだ]

 ――? ……――

[ぱしゃんと跳ねる水音を聴きながら、
視界が一度、少年に埋め尽くされる]

 ……!

[気付けば、跨った尻に何か熱いものが当たっていた。
彼の行動は、欲の削げ落ちたトレイルには無縁だったもの]

(178) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[けれど、彼が零した音は
とても甘美で
響きのズレが寧ろ、ぞくぞくと背筋をかけてゆく


もっと鳴かせたい
この音を、もっと


もっと


にぃ、と口元に笑みを浮かべて、嬉しそうに
トレイルは揺すられるまま、少年の上で踊る。
濡れた服に縋るだけだった手は
いつしか食い込むほど強く爪を立てて、行為に没頭する。

浅い呼吸を繰り返しながら、擦れる下肢の熱から
白濁の代わりに透明なしずくがじわりと滲むまで**]

(179) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 04時半頃


快楽を代償行為として衝動を散らす
咄嗟に殺さずに済んだ 襲わずに済んだ


ーーーけど 本当にこれでいいのだろうか?
寒い とても寒い…………



 わからないけど、万が一があったら、こわいし。


 ありがとう。
 ほめられると照れるね。


[気恥ずかしさがにじむ。
 気をつけて、には小さく頷きを返し]

 そっちも、なにかあったら教えて。





 ――風邪、ひかないようにね。




 どうか、した?


[伝わる驚愕に静かに問いかける。


 けれど、衝動をこらえるような思考を感じれば口をつぐみ。
 落ち着くまで、声をかけることはなかった]


[ほんの少し前 それが遠く感じる
 感じた気恥ずかしさや 気遣いや

 そっちこそ と風邪の話に口にした
 上がどうなっているか
 こちらより暖かいだろうけど

 ーー嗚呼 風邪 そうだ 服 けど]


 ………………俺ーーー



 何かあった 何かあったけど
 どうしよう なんで 俺ーーーーー

[混乱が滲む]




 フィリップ……?

 何が、あったの。

[届いたのは衝動を誤魔化すもので。

 快楽がにじんでいたのも、理解はしていた]

 大丈夫?

[落ち着かせるように、問いかける]


 何かーーーーラルフ 俺……

[躊躇う ある程度成長するまでは
 集落で暮らしていた
 だから 人並みに倫理感も羞恥も 最低限はあって]


 衝動を散らしたかったんだっ!
 だけど 気持ちも良くて………… 

 こんな 散らし方…………

[うかがう様子に 問いかける感触に
 衝動を抑える方法 けれど内容は
 伝えていいのか 躊躇う
 躊躇いながらも 気持ちは消沈したまま
 落ち着きは少しずつ 取り戻されて]



 衝動を覚えるようなことがあって。
 それを散らす方法が――伝えにくい、と……


 どんな方法であっても……
 食べたのじゃなければ、まだ、誤魔化せるんじゃない、かな……

[羞恥と、快楽と。
 伝えにくいということがわかればなんとなく想像もできる。
 思い至ったことを言葉にはしない]


 ーーー…………うん



 誤魔化せる…………かな

 …………最中も笑ってはいたし 
 内緒にしてもらえれば 誤魔化せる?

[トレイルが話せないこと
 ……静かすぎることに違和感は覚えても
 まだはっきりと核心には至っていない]



 人間が怖いのか 自分が怖いのか
 ーーー…………わからない…………
 




 きっと誤魔化せるよ。
 笑ってたのなら……頼めば、なんとかなる、かな。





 わからないの、怖いね。
 ――――気を散らす方法が、
 ほかにもあればいいのに――


[閉じ込める雪の音はまだ聞こえている。
 小さくため息をついた]


 ……内緒に とは 言ったけれど……
 はっきりと 声で 是 はもらっていない……





 ーーーーー………うん
 そうじゃないと……ーーー

 ……突き放して いいからね……
 もしもの時 俺が変わってしまったら……



 じゃあ、あとで、確認しておかないと。
 ――でも、伝えにくいことなら、
 誰にも言わないんじゃない、かな……


[希望的観測をぽつり、こぼす]


 もしもの時は、そうするけれど。
 フィリップのほうも、そうしてね。

 ――俺だって、いつ、どうなるかはわからないから。


 ……トレイルと 二人きりになるのは 怖い
 また……何か 衝動が首を擡げたら

 
 ノックス……いや ニコルと彼が
 一緒の時 ない かな…………
 あの ふんわりした 彼がいる時なら……

[希望的観測に縋りたくなる けど]



 …………………………ーー
 …………………… ………


 ーー……………………ラルフは 人を 食べたことは? 




 トレイルと……
 彼、静かすぎるから、なに考えてるのかよくわからないし。
 衝動は、怖いね……


 ニコラと一緒のときがあったら、教えるね。

[誘導するのは、難しそうだけれど]

 ノックスがいつも一緒にいるみたい、だからなあ……

[いや、そうでもなかったかと、昨日を思い返すけれど。
 いま目の前ではそうなので、よくわからないと思考ににじむ]


 ―――――
   ……まだ、ない、けど。


 ……口はあくけど……咄嗟に声が出ない
 ほどって……


 ノックスは……すごい 過保護 だったから
 ばれたら 殺されそう……

 どちらにしても 一回 火に 当たらなきゃ
 ……びしょ濡れなんだ 寒い
 二人が揃いの時か 人が少ない時……

[面倒かける と申し訳ない気持ちが滲む]



 ………………どっちが 後悔する かなって
 衝動的に 始めて喰べてしまうのと 今回の散らし方

[慰め方から 大枠ばれていると 判断して]



 ――その状態で声がでないなら……
 しゃべれない、のかな……


 ……殺されない程度に、がんばって……

[過保護な様子をみていたから、否定できず]


 びしょぬれなのは大変だ。
 ――居間に人が少ないって言えば、今もすくないけど。
 これる?

[もしくは、温泉で温まるのもありじゃないだろうかと、少し思案して]

 
 それは……わかんない、ね……

 ――どちらも、やってみないと。


 …………ああ ……納得 する


 ん…………少ないんだ 行こうかな……

[温泉は提案されればじんわりと怯えが滲む
 ……まだ トレイルがいる かもしれないし]


 

 どっちも やってみないでいいよ……
 ……母さんが 最後に教えてくれたのが
 人型の存在を喰べることーーーー
 
 けど……どちらかしか選べない状況なら
 ……ラルフが喰わないほうがいい




 しゃべれないなら……そこまで広まらない、かも。


 うん、上に来るなら、待ってる。


[居間には、ノックスとニコラのほかには、ディーンとホレーショーの姿が確認できた]

 人型――……血族も、食べることができるから、か……



 ――……うん……
 がんばってみる。


 ノックスにだけは……どうか

[先ほども否定はかえらなかった
 思考の中で 人の良さそうな笑み浮かべた
 ノックスが 何故か出刃包丁を構えている
 そんな姿を視覚的に思い浮かべて]


 ーー……美味しいと 思ってしまった程度に
 俺は獣なんだなってーーーー

 協力するーーーー 

 もうすぐ つく


【人】 営利政府 トレイル

―温泉―

[ちゃぷん、と両手を湯に沈め
掬っては、湯の外へ放り出す
衣服のまま、湯の中で暴れた彼の残したもの
かき出しながら、ほぅっと、息を吐く。
濡れた身体を拭ってくれた彼は、もうここには居ない]

 ……

[内緒に>>181
それはトレイル自身も望むところだったから
瞬き、固くうなずいた。
あらかた湯がもとに戻ったところで、立ち上がる。
少しくらりと眩暈がした。
湯の中に長居しすぎたかもしれない。
酩酊に似た感覚は、それだけが理由でないと、未だ知らない]

(200) 2014/11/16(Sun) 12時半頃


 ……伝わらないことを願うね。

[同じ過保護でも、ノックスとフランシスは違って感じる]


 ――美味しかったんだ。
 それは……あぶない、ね。

[一度知ってしまったら我慢できるか、わからないと思う]

 うん。
 俺も、協力する。


【人】 営利政府 トレイル

[下着を身に着け、黒の衣服に袖を通し
首からチェーンを下げる。
丁度リングが、鎖骨にできた傷にあたる。
血はもう、止まっていたが
痛みはじくじくと続いていた。

内緒にしようと思ったけれど、
傷に気付かれたら、きっと説明が必要になる。
トレイルは、ノックスとの約束>>46を忘れてはいない。
ただ、自分の変化に気付かず
気になる音を、気になる人と結びつけられていないだけ。

視線を落とす
先に、トレイルのものではない防寒具。
鳥をつれた、無口な少年のものだろうと気づく]

(202) 2014/11/16(Sun) 12時半頃

[フランシスのそれは知らないから
 比べようはないけれど
 少なくてもホレーショーとは異質な]


 ……………… ……

[思考で嘘がつけるか つけない気もする
 だからこそ 同じようにかえる言葉に
 驚きの思考の空間]


 協力の 意味…………ーーーー
 どっちも知らないなら 無理 しないで


【人】 営利政府 トレイル

[そういえば、鳥がいなかった。
あれだけ騒々しい音をまき散らしていたから
傍にいれば気づきそうなもの。

ため息をひとつ。
上着は、置き去りにしようと決めた。
内緒にしなくては。
だから、多分
もって行っては駄目だ。

トレイルは自分の忘れ物がないかだけ、見渡して
少年の上着を、わかりやすいよう
入口近くに畳んで置いて
湯所をゆっくり出て行った。

湿った髪を、がしがしとかきながら]

(204) 2014/11/16(Sun) 12時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 13時頃


[しばし途切れる思考に、ゆるく疑問符を飛ばす気配]

 …………
   無理はしない、けれど。


 せっかく、話ができるのに、
 フィリップだけによりかかるのは、いやだし。


 できる範囲で、手伝うから。


 ーーーー充分 助かってるよーー


 すぐに落ち着けたのも
 こうして 思考を介して
 知っている存在があるのも


 ーーーーーーだから


 と 思っても 君は頷かなさそうだ



 そう?

 だったら、いいけど……
 ――でも、やっぱり、手伝えることがあるなら、って思う。


 ……それが負担になるなら、控えるけど、さ。


 負担……って言うか……なんだろう

 生業が 人から離れられず
 きっと いつか 制御を覚えて
 誰かと 恋をした時ーーー
 そう言う相手と した方が いいだろって

 そういう時 後悔させたら やだな と思う


【人】 営利政府 トレイル

―1F―
[寒い。
温度差に、両手で身をかかえて震えた。

折角温まったのに、このままでは無駄になりそうだ。
でも、目は覚めた。

雪はどうなっているだろう。
流石に扉を開いて吹雪、という事態は避けたい。
寒いし、何より
風の音は耳に痛い。

まだ誰も出ていく素振りがない
つまりはそういう事だろう
トレイルはある程度髪が渇くのを待って
居間へ戻る事にした]

(212) 2014/11/16(Sun) 13時半頃

トレイルは、静かに静かに、音をさせないように、音の溢れる居間へ。

2014/11/16(Sun) 13時半頃



[しばらく、考えるように沈黙が続いて]


 ――恋とか、するかどうかよくわかんない、けど。


 ……きっと、後悔はしないと思う。
 思うとおりにやったことを悔やんだりは、しないよ。


【人】 営利政府 トレイル

―居間―
[静かに表れたトレイルがまず見たのは
>>215右腕に大きな鳥を乗せて、左腕を差し出す彼の姿。

>>50見るな、という重い音を思い出したが
これを見ぬふり出来る少年がどれほどいるだろう
随分目を引く姿だ。

ゆっくりと、マグの行く先に視線を流す。
ああ。
あの声の主だ。
居間なら、濡れた服も乾きが早いだろう。

ニコラも、もう目が覚めたか
ノックスと何か作りかけていた所のよう
テーブルに、ナイフが見える。
トレイルにはまだ、上手く扱えない、ナイフ]

(218) 2014/11/16(Sun) 14時頃

 母さんはさ……父さんを食べた らしいんだけど
 後悔はしてないって


 ーーラルフも そう言う 気質なのかな……ーー


[沈黙の果ての思考に 思ったのはそんなこと]


 そうなんだ……

 きっと、食べたことで、一緒にいられるから、じゃないかな……


[よくわからないけれど、と呟く。

 それでも、きっと似たような気質なのだろう]


【人】 営利政府 トレイル

―居間―
[鳥へ視線を戻す際、ラルフに視線が止まる。
挨拶に挨拶を返せないのは
トレイルにとっては慣れた事でも
彼は無言で去った姿に何を思っただろう、と
ひとつ、心が沈む。

それから、視線を鳥へ。
不意打ちの大音量
何度もあって
警戒すべき、獣。

ちらと、流し見るのは
獣のような少年
音を言葉として聞く
ああ、話があるらしい

つい先刻の、今で?
ニコラと、一緒に]

(220) 2014/11/16(Sun) 14時半頃

 ………………どうなんだろう

 俺は 母さんと今も一緒なのか…………

 いや きっと ただ食べるだけじゃ
 だめ…………なきはする
 さっきの時も そう思って…………




 よくわからない、よね……
 いままで考えないようにしてきたわけだし……


 ――食べるだけじゃ、だめなら。
 相手の気持ちが、いるのかな……


 ずっと考えず 遠ざけてた

[同意する気持ち一つ]

 相手の気持ち……だけでいいなら
 俺は 母さんを今も感じられる


 けどーーー


【人】 営利政府 トレイル

[そろりと近づくのは、保護者達の傍
ニコラの横に立ち、ちらと彼を見上げて
かえってきたよと
薄く微笑む]

 ――――…

[少し迷う。
後ろへ、半歩下がった。
ニコラは大きいから
すっぽりこの身がかくれてしまう。

リングがうまく、鎖骨の傷を隠しているとはいえ
そう大きな指輪じゃない
動けば、見える。
故に、念のための行動]

(224) 2014/11/16(Sun) 14時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[首を傾ぐ。
さんにんではなす。

音の羅列の意味を、理解できないまま
ニコラの下ろす指の先
一度俯いて、顔を上げ

また下に降りるのかと
居間の入口へ視線を流す]

(227) 2014/11/16(Sun) 15時頃

トレイルは、フィリップとニコラに、寒いから三階にしようと言いたかったが、上手く伝えられず。

2014/11/16(Sun) 15時頃




 考えてしまうと、欲しくなるから……


 ――気持ちだけじゃ、ないのかな。
 ほかにも、――?

[まだ、未知の感覚。

 気になることがイコール衝動につながるわけではないけれど。
 どこか落ち着かないものが、ひそやかにある]


 ーー……欲しくなる……のかな?
 それこそ 考えたことも 無かった


 わからないね……知らないから
 ……欲しくなるのかな
 誰かを 衝動だけじゃなくーーー

 あるのかな?


【人】 営利政府 トレイル

[声と声と声と声と――――
重なると乱れたコードに聞こえるそれが、迫ってくるような感覚。
鬱々とした気分になりかけ、首を振った。

情緒不安定にならないように
穏やかにあろうと、心がけるあまり
トレイルは先刻起こったばかりの事件を
すっかり記憶の後ろへおいやってしまっていた。

ノックスがいれば大丈夫
ニコラがいれば、大丈夫

そう、この時はまだ信じていて**]

(233) 2014/11/16(Sun) 15時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 15時半頃


トレイルは、ニコラスに頭を撫でられながら、頼り切った様子で服の裾をきゅっとつかんだ**

2014/11/16(Sun) 15時半頃


[視線に込めたのは苛立ち。

 僕には僕の考えがある。
 ‘保護者’の君なら分かるだろう?

 何故、わからない? と、棘含み。]


【人】 営利政府 トレイル

[姿の見えやすい場所
ノックスは相変わらず過保護だ
けれど、だから
安心していられる
油断に繋がっている

家畜用の、あの場所なら
三階の個室よりは、ひらけている

寒いけれど
ニコラの希望は、一階だったし
トレイルはちらと視線を一周し
先ほどのニコラと同じように階下を指した**]

(238) 2014/11/16(Sun) 15時半頃

[ディーンは視線を真っ向から受け止めた。
考え方の差異は人の常だ。
それは作品の受け取る感性の多様さにも似ている。

ディーンの表情は、変わらない。]


【人】 営利政府 トレイル

[音から逃げるように
一枚の紙とペン、インクを受け取って
ノックスのそばを離れ

フィリップと呼ばれた少年のあとを
ニコラと共に階下へ。
さて、何を言われるだろうと思いつつ
トレイルは黙してその場に立っている**]

(248) 2014/11/16(Sun) 16時頃

[きっと、ディーンにはノックスの懸念が分からないのだろうと、変わらぬ表情を見て思う。

 同じ‘保護者’のはずなのに。



 同行者に抱く想いの根底は変わらないと、思ったのに。]


[ 鳥は警戒しつつ、
ディーンの様子も窺った。
囁かれた懇願が、気にかかって。

心配そうな、視線を向けた時間は短くない。
よもや、彼の同行者とうまく行っていないなんてことは、ないだろうか]


[鳥に人差し指を噛ませる様子を眺める素振りで、ディーンはベネットの視線から目を逸らす。
何も話す心算の無い、拒否の姿勢は相変わらずだ。

直に聞かれることのない限りは、幾らでも逃げられる。
――それが卑怯なことだと分かっていても。]


【人】 営利政府 トレイル

[ニコラの手はあたたかいから、そのまま。
トレイルはフィリップの言葉に
疑問より先に頷いた。

一階へおりてきて
寒さに
ニコラへと身を寄せながら
思い出していく。

湯に混じる
あの、愉悦極まる音

話がそのことに関わるのだろうと
予測して**]

(265) 2014/11/16(Sun) 17時半頃



 いままで、考えないようにしてたから、
 わからないね……

 衝動だけじゃないのが、あるのかもしれない……


 

 ――よく、わからないけど……


[ノックスの連れや他に聞こえないよう、声を潜める。
傍目には昔馴染みの内緒話程度に見えるよう。]

 お前の連れは…「まだ」か?

[まだ獣の性に目覚めてはいないのか、と問う。
目覚めていることにも危惧はあるが、目覚めていなければまた別の危惧もある。

どちらにせよ、互いの連れを遠ざけておきたいのが本音であって、それをノックスに指摘されれば隠すことなくあっさりと頷く。]




  ――血の、におい。


[ざわり、とうごめくものがある。

 近づきたいけど、
 近づきたくない。

 そんな葛藤がにじむ]


(よもや、彼らまで?)

(確かめなければ)

[ 話に集中しているなら、バーナバスとノックスがその視線に気づくかどうかは、わからない。でも]


―ディーンに向けて―

ディーン……あの、

[ 先程は、前のように目を逸らされたが
今度は答えてくれるだろうか――聞く内容は、いまは違うが ]

……君は、此処に居る
“ 同族 ”のこと、どれくらい把握、してる?

ノックスたちは、“ そう ”だと、思うけど
……バーナバスたちの、ことは?


[密やかなベネットの声を聞く者は、ディーンとルーツだけだ。
どうやらルーツが苦手らしい様子のベネットから、右腕を少し遠ざける。]

 ……君たちと、僕たちを除くなら、
 フィリップは、そうかも知れない。
 バーナバスたちのことは、分からない。

[ディーンは、フィリップと交わした会話を思い出す。
断言しないのは実際に確認したわけではないからだ。
それよりも、ディーンには気に掛かる節があった。
微かに瞼を伏せ、細く息を吐く。]

 ノックスたちも、なら
 ……ニコラも、そうなのか?


 ……まだ、だよ。

[少なくともそんな話を彼等から聞いたことはない。
 卵を見せた時も、何とも。]


 ……ねぇ、バーニィ。

 僕は、堪らなく    怖い、よ。

[そっと押し出した声は、思いの外弱々しかった。
 愛し子達に吐露した不安や本音とは、また別の話。]

 変だと思ったらすぐに教えるようにとは言い含めたけど。

 ……プリシラは?

[まだ、ならば。恐らく願いは同じだろう。]


 ーーーーーーけど…………

[言語化の途切れる思考 緩く傾げるような]
[じっと 思考は静かに
 時折 ノックスの過保護に 苛立ちが滲む
 けれど 取り敢えず
 三人で話せる環境につけば
 安堵 と 緊張

 その思考が それたのは]


[ざわり 衝動と言うには淡い感触
 背中を撫でられたような
 生肉も遠ざけている 思い出す]


 ーー近づいたら……囚われる


―ディーンへの―
フィリップ?
……そう、……かれが、そう言ってたのか?

[ それは、不思議ではない。むしろ
ぱちりと当てはまるような感覚。]

トレイル、たぶん、“ あの ”トレイル、……だから、

[ 謂いにくそうに、フランシスは目を伏せる。
ディーンは知っているはずだ。
歌の不和、高慢な天使の歌声の神童は名高く
ひどく落ち込むフランシスのことは、その影に。]

彼を連れて居るノックスも
ニコラも、“そう ”だと、思う……


ディーン。


ニコラが、
どうか、したのか?

[ 特定の、同行者以外の名前に――フランシスは、区切り、強調して、尋ねた ]


 ……直接聞いたわけじゃない。
 ただ、僕がそう感じただけだ。

[ディーンは、1階でのフィリップの言葉を思い返す。好戦的にすら見えた瞳と、狼の話。
しかし、それは直ぐに頭の端に追いやられた。ベネットの口から聞こえるトレイルの名前に、過去の記憶を探る為だ。
彼と過ごしていた幼少期の頃の記憶をなぞる。ベネットが沈みこんでいた時期の辺りを入念に思い返して――見つけた。

ディーンは天使と称された彼の外見を覚えてはいなかった。結びつくのは名前のみであり、それもベネットの表情を曇らせるものであるなら、口にすることは意図的に避ける。]

 ……いや。

[普段嘘を口にしない人間の嘘は、白々しい。
疑問を否定する口振りは変わらないまま、しかしディーンの眉間の皺は俄かに深くなった。]


【人】 営利政府 トレイル

[しにたくない

フィリップの音



思わず、瞳を細めた。

しにたくない?

僕は どうだろう]

(282) 2014/11/16(Sun) 20時頃

【人】 営利政府 トレイル

[黙っていると約束出来れば
話の続きは始まるんだろう

トレイルは、ニコラを見
フィリップを見て

微笑み

ニコラの温もりに身を寄せている**]

(283) 2014/11/16(Sun) 20時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 20時頃



…っ、ディーン、……

[追及しなければならなかったのに。
今のは、きっと、聞き逃してはならないことだったと
フランシスには思えた。
また逃げるように視線を逸らされる。
不安を、掻き立てられる―――]


[聞けば同じ問いが返ってくる。
当然予想されたそれに小さく首を横に振った。]

 まだ何も。
 あいつは、何も知らない。だから…俺はそれが怖い。

[経験がない故の無垢は、いざという時には瞬く間に望まぬ色に染まってしまうことだってある。
一度汚れを知った者よりもはるかに容易く抗えない波に飲まれることも。]


 だって、この『赤い果実』は――…

 僕達の秘密に、良く似てるものだから。

[低い声は、フランシスにも届くだろう。]



 ――……

[赤い雫がたれる。
 それに彩られる姿を幻視して、小さく息を呑んだ。

 ざわり、揺らぐものを、振り切るように]

 血の匂いは危険だ――

[ため息をつくような、そんな思考]


[そう、これは物語では無い。
それよりも生々しく、逃れることの出来ない業を記している。
ノックスには、分かるのだろうか。
ディーンは伺うような視線を彼に向ける。]

 ――……これは、業だ。
 罪だと分かっていて、口にしたくなる。

[少し歪んだ業を持つディーンにも、食欲を抱いたことはある。
しかし、この文章は――まだ、完結してはいない。]




 ーーー…………うん


 衝動は……湧き上がると一瞬 だった
 だからーー気をつけて

[衝動だけで喰らうこと そこに 辿り着かせないように
 けれど あれは一瞬で 何ができるのか
 ただ 安じるばかり]




――……「人狼」。

[ぽつり、呟く、透明なこえ。]



 そうなんだ……

 ――――わかった。気をつける。

 血の匂いがつよく感じるのって……
 やっぱり、月が満ちてるから、かな――

[案じる気持ちに、すこし、暖かいものを感じて。
 気を引き締めなおす]


 業は棄てられない。背負い続けなくてはいけない。

 だから、誘惑を振り払い、口にしない努力をすべきだ。
 そして、僕たちはそれが叶っている。

[違うかい?]


 ーー………そうだとは 思う

 せめて 月が細ければ
 きっとラルフも……俺もーーーー


 知るのは怖いね
 考えてこなかった
 ……考えなくちゃいけない気もした


 けど 怖いーーーー


 うちのニコラが、君を指差した。何度か……ね。

[知っての通り。]

 それだけと言ったらそれだけ、だけど――…ニコラはダメだ。


 君も‘保護者’の一人なんだから、必要以上に用心して欲しい。


[フランシスの方をちらりと向き、唇に指を立てる。それだけで、伝わるだろう。

 トレイルの事を思い出させるから。]


―― っ…

[人差し指を立てる仕草、
口を噤んで、物思うように眉を寄せた。]


[間近で、同じような立場であるはずの保護者たちが交わす会話を、嫌でも耳は拾ってしまう。

誰か、己の懸念など笑い飛ばしてしまってくれ、と。
そう思うのに。]


 うん……怖いね。


 月がほそければ……こうして、同じ場所にいても、
 大丈夫だったかもしれない……


 衝動がどういったタイミングでおこるのか。
 わからないけれど……違和感を感じたら、離れたほうがいいのかな……


[でも、離れたくないとも思うそれが、危険だとはわかっている]


 ……君の言っていることは、きっと正しい。

[ ――だが。]

 ニコラがどうするかは、ニコラが決める。
 僕がどうするかは、僕が決める。

[ノックスの要請にはやはり、是とも非ともつかない返事をした。
密やかな声は、近くにいるベネットにも拾えてしまうだろう。
ディーンは、ベネットの方を見ることが出来なかった。**]


[バーナバスにも聞こえているだろう、やりとり。
視線をそっと送り、表情を窺う。]

……はやく、吹雪が、止めば――いい

[――きっと、だいじょうぶ、
そんな気休めのような言葉は
フランシスには、謂えなかった。]


 ーー……同じように 怖がってくれる
 存在がいると 少し 落ち着くね


 ーーそれかー二人きり にならない……?
 ……少なくても俺は トレイルと
 二人きりに なるのが怖いーーー

 他の人とも そう なのかな…………
 二人きり は怖い


[――やっぱり、うそじゃないか。


緑の眼が、ディーンを半ば睨むように見るが
彼は眼を逸らし、視線がかち合うことは、なかった]


 一人じゃないから、心強いね。

 ――いつも、注意されてたのは、

 あまり強い気持ちを相手に向けてはいけない、って。
 恋を覚えたら、危険だって……

 二人きりになりたいと思う相手が、危険なのかもしれない……

 ほかの人とは、どうかはわからない、けど――

 トレイル以外にも、だったら。
 二人きりにはならないほうが、いいね……


[早く雪がやめばいい。]

 まったくだ…。

[フランシスの言葉に苦く呟き返して。
早く雪が上がるようにと願う。]


トレイルは、ぽかんとした顔で二人を交互に見た**

2014/11/16(Sun) 21時半頃


 うん…………一人で人間の中だったら……



 恋………… 強い 気持ち
 わからないね……知らないから

 そう そうだ……親しんだ 相手を喰いたい
 そうなるはず…………なんだけど

 ーー俺のは 何か違う
 トレイルに対しての あれは…………
 …………他の人とも……用心する

[ラルフの思考に素直に同意を返す]


    ………ハっ、

[呆れて物が言えないとは、この事か。]

 決めるも何も、あれは意思とは関係なくやってくる。
 災厄だ。



 ……あぁ、そうかい。
 シメオンにも同じことを言うんだね、君は。

[何故、そんな目で見られなければならない。
 藍鉄を射貫くようなフロスティブルーは、止まぬ吹雪の様に冷えていく。

 正しいと言いながら。まるでニコラが堕ちても良いとすら聴こえる返答。保護者失格だなと視るのを止めた。**]


【人】 営利政府 トレイル

[親しいほど、食べたい
トレイルにはまだ、理解出来ない本能の話。

いきなりの本題に
両手で自身を抱き
瞬きを繰り返す。

二人を交互に見て
そうなのか、と首を傾ぐ。

何か、伝えた方が良いだろうか
持ってきた紙とペン
視線を落とした**]

(317) 2014/11/16(Sun) 21時半頃


 うん……、一人じゃなくて、良かった。



 知らない気持ちだから、余計に怖いのかもね……


 ――気持ちがなくても、衝動は、起きる……?
 それだと、危険だ……

 俺も、そうなるの、かな……


[気になる人がいる。
 それは過去にまかれていた種。

 衝動の種類があるのかすらも知らぬまま、不安がよぎる]


 ーー恋が こういう
 穏やかなものなら 良いのにね…………

[いることに安らぐ 落ち着く
 ふっ と思考が笑みをこぼして]


 喰いたくなる……いつか知ったら なるのかなぁ

 …………あの衝動が恋なら
 即物的すぎないか ……てのはある……
 し ……二人きりに なるのは怖い

 
 ラルフは……獣だとしても どうかーー………

[ラルフの過去も 気になる人も知らない
 ただ せめて衝動の種類が
 己のように多岐にわたならければいい
 と 彼のまだ知らぬ衝動を思う]


[警戒を孕んだ眼差しを、そっと向けて見まわす。
獣の自覚ある大人と、獣の自覚なき子どもと、獣である子ども。

だれが、脅威になるのか。
否、誰が男の大事なものを傷つけかねないのか、と。]


[感情によって発生するそれを災厄と断ずることは、ディーンには出来ない。
物語には数多の捉え方があり、そこから生まれるものも様々だ。
彼にとっての災厄でも、或いは他の誰かにとっては幸福たりえることすらあり得るのだ。]

 ――……ああ。

[既に同じことを伝えた後だ。
蔑むように吐き捨てられたそれに、ディーンは頷いた。]

 だから僕では、シメオンを守ってあげられない。

[そう呟いて、ディーンはようやくベネットの方へ視線を向けた。]



……だから、って  何……。

[困ったような、怒ったような、複雑な表情を、
フランシスは浮かべていた。]


 ふふ……こんなふうに穏やかなら、
 きっと心配もいらないし、ね。

[一人じゃない安心感と、
 笑みが届く感覚に、小さく笑いがにじむ]


 二人きりになりそう、だったら声をかけて。
 俺でもいたら、違うかも知れないし……

 ――ん、ありがとう。

[願う気持ちに、感謝を返す]


 同感

[衝動の問題に 張り詰めていた気持ちが
 ゆる少しほどけて ]


 ーーーありがとう
 ラルフも…………何か の時には 呼んで?

[実際に間に合うかは わからない
 けれど 少しでも心の保険に
 互いになるようにと]


 うん。

[おなじように感じる気持ちが伝わって、ほわりと心が温まる]


 何かの時には、呼ぶね。
 呼べるなら、きっと大丈夫、だと思うし。

[間に合うかどうかよりも。
 助けを呼べるだけの理性がある。

 そういう安心が、ほしい]


 暖かいねーーーー



 俺 ラルフに会えて 良かったよ
 満月に 足止めされ ろくでもない かもしれないけど


 ーーそれでも


 うん、あたたかい。


 ――それでも。
 フィリップとあえたことは、良かったと思う。



 満月だって、ぶじに、越せるかもしれないし?

[冗談めかした表現で、願いを呟く]


 バーニィは、衝動を知らないプリシラを守りたい。

 ―――でしょう?

[目を合わせなかった先程の様子を思い返す。

 ねぇ。プリシラは、バーニィの中でどんな存在になった?


[彼らも、『同じもの』だと――]


[同じ思考がかえれば
 嬉しさが思考に滲んで]

 そうだねーーーううん そうしなきゃ だ
 危険なことに 近づかず
 ……息を潜めるように



 時折 互いに思考で息を抜きながら


やだ。……忘れない。

此処じゃ話しにくいなら
別の、場所でいい。……聞かせてよ。

[ディーンに願う。
されど、――聞き入れてもらえるかは、分からない。]


[嬉しいが重なれば、ほわりと暖かさがにじむ]



 うん。危険なことには、近づかず、ね。


 話すだけで。だいぶ違うし――


[ふ、と思い出したことがある。
 衝動を、片目をえぐってこらえた同行者の話]

 ――フィリップの散らし方と違うけど、
 ドナルドも、衝動をこらえたことがあるよ……

 話を聞いてみるか、やめといたほうがいいのか……

[ドナルドが、まだその身のうちに獣を飼っているのなら。
 眠らせたままのほうがいいかもしれないと、悩む]


[このじんわりと暖かさが
 衝動を抑えてくれたらいいのに

 ゆると穏やかに感じながら]

 ドナルド…………ーー
 知りたい とは思う けど

[ラルフの悩むニュアンスに こちらも悩む]


 無理なく さりげなく 聞けたら
 ……かな……迷惑は かけたくないし


[穏やかさが、そのまま
 衝動をねむらせてくれたらいいのに、と]

 ……うん、じゃあ、聞けたら、ね。


 ――あのとき、かなり、しんどそうだったけど――
 でも、うまく抑えられたみたい、で。

 こんなやりとりも、できなかったし……

[できないなら、できないままのほうがいいのだと。
 そう、思った]


 あいつを、獣にしたくねえ。

[身勝手な大人の望みでいい。
男が味わった苦しみから出来る限り遠ざけてやりたい。]


 ……僕は、君に嫌われたくない。
 心配もかけたくない。

[後者は今更だろうか。
ディーンは同行者に言うのと同じように、真実を告げる。
ただ愚直に。]



[ああ、もう、 ばか。

――逃げる折、ディーンを――友人を、そんな眼で、睨んだのだ。
大丈夫、と同行者に繰り返す
そんな自分のことは、棚に上げて。]


[このまま 吹雪が収まるまでーー穏やかに]


 ドナルドを 揺さぶらない範囲で

[念を押すように 思う] 

 
 ーーあの時…………
 …………

[じっと 考える ドナルドの話]


 ……強い人?ドナルドは

[それでも 彼は 人を避けず]




 揺さぶらない範囲……がんばる……


[へたに、起こしてしまったら大変だと思う]

 ドナルドは強いよ。
 片目をなくしても、まだ、同じ仕事を学んでいるし……
 人を、避けがちではあるけれど……それでも、一緒にいるから。


【人】 営利政府 トレイル

[文字を、


ペンを持ったまま
インク瓶の蓋もあけず

トレイルは固まっていた。


ニコラが撫でてくれたときも
二人の会話中も

恐怖や警戒でなく
どうしよう、と
少し困惑したように**]

(389) 2014/11/16(Sun) 23時半頃

トレイルは、シメオンの声に視線を投げた。思考は、つづく**

2014/11/16(Sun) 23時半頃


 ラルフも 無理しないでーー


[がんばるに そう考えてしま ]


 片目…………それって

[ラルフの語るドナルドのそこに
 まさか という思考と この流れ
 と思うと 衝動を抑えたことと
 片目であること に思う]

 それでも……か
 見習わなきゃ…………


 ――……うん、ありがとう。


 あまり、見習って欲しくない、抑え方だけど。
 でも――抑えられたのだから有効、なのかも……

 ――痛みで、抑えられるの、かな……


 痛み…………強い 刺激が有効
 なのかな…………
 
 
 耐えられるなら 耐える方法は
 多いに越したこと ないよね
 目は……弓を射るときないと困るけど……


 そうかもしれない、ね……

 あれだ、混乱してるときに頭はたいてもらうような感じ?



 ……目はね、普通に生活するのにも困るし。
 手も、困るし……

 ううん、どこも、困るけれど……

 衝動をこらえきれないより、まし、なのかなあ……


 出会い頭に 殴ればいいかな……?


 …………どこでも困るけど……
 少なくても ドナルドにとっては
 衝動のままに喰らうよりは……片目の犠牲
 それを選んだ………ーーそういうこと だよね


 ……ノックアウトされれば、気絶して動けなくは、なるよね……

[それだけの力で殴れるかどうか。
 そのあたりが不安ではある]



 うん……ドナルドにとっては、そうだったみたい。

 ――だから、衝動に負けるのが、すごく、怖いね。


 それだ いっそ弓で………は 死ぬか……



 …………怖いね……

[片目を失うより 衝動の入りやすさを
 自覚しているだけに]



 ……衝動にとらわれないように
 囚われても 殴るなりなんなりで……止めるよ

 [獣の性質を同じように持つラルフの安心になるように]


 ……それは、死ぬ。


 衝動が、どんなタイミングでくるかわからないから。
 それがこわい。

[いまだ、ざわめきしか感じなくても。
 これが、おさえきれなくなったらきっと、と思えるものを感じている]


 うん、ありがとう、フィリップ。
 俺も、そうするね。


[こうして、声をかけてくれるだけでも、ありがたいと思う。
 一人で考え込んでいたら、きっと飽和していただろう]


 嗚呼…………それは ある
 怖くて 人間をさけてたはずなのに……


 ……思いっきり 鳩尾に打ち込んでいいから

[殴られるなら 先の散らした行動より
 ラルフにも頼みやすくって
 自分は…………できるだろうか?]


【人】 営利政府 トレイル

[はっと顔をあげる。

話は終わっても
僕はーー


思わず、フィリップを引きとめようと
手を伸ばす**]

(424) 2014/11/17(Mon) 00時半頃

 満月のときだけ、避けていたけど……

 ――なんとか、しないとね。


 うん、少なくとも痛みで動きが止まるぐらいには、思いっきりやらないとね……


 フィリップも遠慮なく、やっていいからね。


 ドナルドも強いし……ラルフも強いね
 それでも 人に関わって……満月以外の時




 狩で仕留めるように…………やるよ
 


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 00時半頃


 俺が強いんじゃなくて、二人に支えられてるだけだと思う。


 これから、がんばることができたら、強いのかもしれないけど。





 ――う、うん。
 ……身をもって体験するわけか……

[少し、痛みを想像して青ざめる心地]


 …………衝動に 負けない くらい


 そう 思えることが もう 強さの一つ
 だと思うよ




 一瞬だから…………!
 狩でもそうなんだ 長引かせないのが大事

[と 慌てた風に 思考を上書きする]


 そっかな……そうだといいな。

 ありがとう、フィリップ


[あわてて重ねられる思考に、ほっと吐息をこぼす]


 一瞬なら、我慢できるはず……


【人】 営利政府 トレイル

[両手のふさがったフィリップを摑まえて、
それからぺたんとしゃがみこんだ。
引っ張って、座るようと促して>>351


”僕を たべたいと思ったのは、何故?”


まず、トレイルは文字をそうつづった。
あまり紙に字を書く習慣がないから、綺麗とは言い難いけれど]

(443) 2014/11/17(Mon) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[フィリップは、同族。

ニコラは、>>330衝動を、知らない――
知らないのか、気付いていないのか。
トレイルもまた。

ちょっとしたことで、食べたくなる
フィリップは、トレイルを食べかけた。


シメオンが声をかけても
トレイルはまだ、思考の中で
胸元に飾られたリングを握っていた。
その奥に、隠された傷が、きっとその
たべたい
衝動のあと]

(451) 2014/11/17(Mon) 01時頃

 ううん  きっと のりきれるさ

[と 勤めて心はポジティブに
 混ざる感情は どうしよう この子供達と
 トレイルとニコラの様子に ちょっと遠い目したい
 けれどそれは牧歌的な悩みで 気がポジティブに寄ってたのもある]


 痛みを感じさせないくらい
 素早くしとめるよ…………


【人】 営利政府 トレイル

[>>369驚いたねと、ニコラは言うけれど
確かに、湯場で驚いてはいたけれど
今は、ただ、困惑していただけだ。

撫ぜられるのも、なぞられるのも
触れられるのも、擦りあわせられるのも
先ほどニコラが頭を撫でてくれたのと
何が違うのか、わからない。

ニコラは、たまに目をつつこうとするし
>>438実際ノックスは怪我をしたりもしたけれど
それはただ、大きな犬がじゃれているだけだったから。

フィリップの行為自体も、少し変わった遊びだったなと、そんな感想が残るくらい。
見られたくないものはあったけれど
それ以上に、久々に高揚する音を聞いたから

――――いつのまにか、シメオンがいないことに気付く。
トレイルは、文字を綴る]

(452) 2014/11/17(Mon) 01時半頃

 だよね。

[話しているうちに楽観的になってきたのは間違いない。

 なにかほのぼのとした悩みが伝わるけれど、そこまで気にする必要はなさそうだとも思う]


 ……わあ、狩人っぽい。
 獲物になった気分ってこういうのかー。

[こちらはそこまで言い切れないから、なるべく確実性を狙うか、と思う。

 血が流れているわけではないから、まだ
 そこまで匂いで動揺することはない。]


【人】 営利政府 トレイル

[関わっちゃだめだ
そう言われて不服なのは、>>439ニコラも同様のよう
藁が舞い、紙の上に落ちる。

返答に>>455苦笑い。
インクをペンにつけて、綴った。
藁の上、文字は歪んだまま]

(458) 2014/11/17(Mon) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

”少年には見えなかった?
 そうだろうね。
 僕の秘密を、キミは見てしまっただろう。

 僕の子孫は、残らない
 声もない
 生きていても二人に迷惑ばかりかけてる
 壊れた楽器以下の僕なんか

 食べてもよかったのに。
 あの音を聞きながら、死ねるなら”

(460) 2014/11/17(Mon) 01時半頃

[笑うような気持ちで 薄く羞恥プレイに
 恥を感じる思考もあれど
 今はのんびりと楽観の中笑って]


 ふっ 獲物になり切りすぎて
 逃げないでね?

[などと 冗談もこぼれ]


トレイルは、ニコラスが立ち上がるのに、一度視線を上げた。

2014/11/17(Mon) 01時半頃


【人】 営利政府 トレイル

 ”僕はきっと後悔なんてしなかったのに”

[ニコラを視線で追いながら、綴った最後の一行。
最早文字とも言い難い]

(461) 2014/11/17(Mon) 01時半頃

[こちらもまた、喜色が思考にまじる]


 逃げない、けど。
 うん、がんばる。

[冗談にくすくすと、おかしげに笑いがこぼれる]


[なにか ラルフにいいことがあった様子

 だから ダメだ 心配かけちゃ
 ダメだ]


 ーーーーーうん……そうだね


【人】 営利政府 トレイル

[首を傾ぐ。
何故そんなに必死な音をたてるんだろうと。
>>469トレイルはフィリップの声に首を振った。

”違うよ、全部半音ずつずれてる。
 もう少しファルセットかけて。
 それから、もっと熱を込めて”


少し似ていたけど、あの音には遠い。
もどかしい。
首から下げたリングのした
噛み跡に指を這わす]

(471) 2014/11/17(Mon) 02時頃

[フィリップの様子がかわったことに気づかず]

 うん――



 二人きり、は、あぶないん、だったっけ。

[嬉しさにまぎれていたけれど。
 ふと、改めて二人きりだと気づいた。

 それがちょうどフィリップのほうでも起こっているとは知らぬまま]


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 02時頃


…………そう 二人きりはだめ…………
こわい……二人きりは怖いよ


[うわ言のように触発されて思考が落ちる]


 フィリップ……

 もしかして、いま、二人きり……?


[ふと、届いた声に、問いかける]


【人】 営利政府 トレイル

[幼い頃に奪われた繁殖機能
拾われた後は、ニコラとノックスが、世界のすべて
身体の所為もあって、生殖行為自体を知らぬまま。

フィリップの呼びかける音に対する>>479ニコラの行動
思わず微笑み、ひらひらと手を振る。
可愛い、おとうと。
きっと、たべられてもいたくない。
それから、フィリップへと視線を戻す。

わからないのか。
少し眉を顰め>>475目をそむけた彼に手を伸ばす。
ペンが落ち、転がって
インクの瓶にこつんと当たる。
藁の上
紙に書くのがもどかしい]

(483) 2014/11/17(Mon) 02時頃

……ごめん

 でも 大丈夫 だから
 …………難しい ね 




 ――なら、いいけど。


 うん、難しい……

 居間には、きっとみんな集まってるだろうけれど。
 こんな狭い小屋なのに、ね。


 二人きり、なれる場所が多い……


【人】 営利政府 トレイル

[悲しむ――ノックスが、ニコラが
笑っていないのは、嫌だなと思うけれど。
トレイルは、眉を寄せたままだった]


 …………


[それなら、たべずに
あの鳴き声を聞かせてくれればいい。
うたえないかわりに
望む音を、ようやく見つけたのに。

どうやったら良いんだろう
ニコラが悪戯していた時に、似た声で鳴いたから
きっと、もっと
そういえば浴場では、どうやっていたっけと
トレイルはぐいとつかんだ手を引き寄せる。
そのままの勢いで、藁の上に寝転がろうとして]

(485) 2014/11/17(Mon) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[腕がこつんと、インク瓶にあたる。
不安定な藁の上で、瓶は音も立てずに
紙の上を転がった。

黒がにじんでいく]

(486) 2014/11/17(Mon) 02時半頃

 居間じゃ……人間が多すぎて 息が詰まるけど

 
 どうしたら いいのかな…………
 縛り付けて 檻にお互い
 入っているわけにも……いかないしねーーー


 そんなことしたら、みんなにすぐばれちゃうし……


 ……まだ、大丈夫。


[そう、願うように呟く]


【人】 営利政府 トレイル

[違う。
それじゃない。

矢張り、食べたいときじゃないと
あの声は、あの音は聞けないのか。
行為の意味を勘違いしたまま。

ぬくもりが離れ、寒さが戻ったころ。
聞こえる、大きな音。
思わず身を竦ませるそれは、二階からか。

紙にこぼれた黒が、じわじわと広がっていく。
藁を染め始めた]

(492) 2014/11/17(Mon) 02時半頃

トレイルは、フィリップの下で首を振った。

2014/11/17(Mon) 02時半頃


 ーーーー………………
 ラルフも…………二人 きり?


[トレイルの行動に困惑一つ
 覚えはしたが 食べられても良かった
 そう書かれた言葉をみた時の
 衝動になりそうな それは今はなく]




 ―――――うん 

 いま、ノックスさんと、いる……


[つながれた手。
 巻かれた包帯。
 血の色を含んだ肉。

 思い返せば、自制ができなくなりそうで]


 ……まだ、大丈夫


 これから見せてもらうのは、作品、だし。

[ものがあれば、気がまぎれるかもしれない]


 ノックスと…………


[釈然としないものを感じる
 自身は大人だから
 子供と二人っきりでいいのだろうか]


 …………そう
 でも……気配は……あるの?


[まだ 先ほどもこぼれた思考
 緩く首を傾げるように思考が尋ねる]


【人】 営利政府 トレイル

[ため息をひとつ。
ああ、残念だ
もう一度聞けたらと、
未練がましくちらりと流し見て
諦めて、またため息。

頭を撫でられるのは、悪くないけれど。
離れてしまっては、寒いまま。
差しのべられた手をとって、ゆっくりと起き上り
倒れたインク瓶を、拾い上げる。

底の方にほんのわずか。
これでは、もういくらも文字はかけないだろうと思い

ディーンからの借り物だったことを思い出した。
これは、謝らなくては。
食べる食べないは、また後で。
>>482彼の言葉をきちんと胸にしまったのは
死にたくない彼が、殺される可能性があるから]

(498) 2014/11/17(Mon) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[起き上がって、瓶を振ってみて
中身が増えないことに肩を落とす。

真っ黒にした紙も、持って行こう。
転がったペンも。

ひとつひとつ
拾い上げる]

(499) 2014/11/17(Mon) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[肩を落として、フィリップに頷いた。
ニコラは先に戻っているかどうか。
文字のやりとりは、きっと見えなかったろうから
トレイルの言葉をきいたのは、フィリップだけ

内緒にしよう
お互いに

そう思いながら、インク瓶を持った手で
人差し指を立て、口元へ持っていく。
内緒だよ
そんなジェスチャー。
案の定力のゆるんだ手から、インク瓶は再び転がり
更に中身を少なくした]

(504) 2014/11/17(Mon) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[どう説明しよう
重い気分をかかえて、階上へ向かう事にした。

途中で、ちらとフィリップを見る。
音が、

ああ、居間の騒音が耳に付く]

(514) 2014/11/17(Mon) 03時半頃



 ――っ


[小さく、堪えるように、息を呑む。
 ひざの上、抱きしめられているということに、どこか混乱している。

 ざわつく衝動の、箍が外れそうで]


 …………こわい……


[何を、するのか、
 してしまうのか。

 ――今はまだ、堪えられている]


 …………

[自分が感じるものと違う
 思考から流れ込むものに
 衝動とは違う何かが背筋を冷やして]


 大丈夫 落ち着いて
 …………どこにいるの……
 今 二階にむかってる


[何かあった時 約束通り
 鳩尾に一発……その心構えをして]


[この、触れている手を、

 見えていた傷口に指を入れて、柔らかな肉をえぐったら。
 暖かい血をすすったら。


 そんな、想像にくらりと眩暈がする]


 ――――――フィリップ……

 三階、の、廊下……

 ……まだ、だい、じょうぶ。

[大丈夫だと、言い聞かせるように、くりかえした]


【人】 営利政府 トレイル

[音をたてないように歩くのはもう、習慣づいている。
階段を、きをつけて一段、また一段
上り切って、止まった]

 ?

[フィリップは、何故居間に入らないのか。

温かい空気が、そこにあるけれど
同時に音の根源もそこにいた。
トレイルもまた、廊下で立ち尽くす]

(518) 2014/11/17(Mon) 03時半頃

 …………っ

[具体的な視覚想像までは流れ込まずとも
 今にも外れそうなほど緩む箍の それを後押しするような感覚]


 わかった 答えてくれて ありがとう
 …………ね 戻ったら 何か 食事 作ろう
 美味しくて お腹に溜まるもの

[少しでも 思考をそらそうと考えたのはそんなこと]


【人】 営利政府 トレイル

[フィリップの言葉に頷いて、ため息。
階上へ視線を投げてから、ゆっくりと頷いた]

 ……

[気が重い。
音が、止まない。

欲しい音は――もっと、静かで
もっと、甘くて美味しい――――

思考の渦に入りかけるのを、止めて。
覚悟を決めたように、居間へ一歩
足を踏み入れる。

騒音の原因は、すぐに見えた。
謝罪相手であるディーンと、プリシラの、傍。

気が滅入る**]

(522) 2014/11/17(Mon) 03時半頃

トレイルは、ニコラスに追いついた事には、少しだけ安堵していた**

2014/11/17(Mon) 03時半頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 03時半頃




 ――……っ、うん……

 おなか、すいている、せいだね……


 なんとか、抑えられた、けど……
 ちょっと、休む。

[逃げ込む前、視線があったときには、眉を寄せて苦しげな顔をしていた**]


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