人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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……さぁ、どうしてかしらね。

[愉しげな声が響く。]

乗り越えなさい。
みんな殺して乗り越えて。

そうしたら――


【人】 猫の集会 クシャミ

[昔。試練を死にものぐるいで乗り越えた次の日の朝の話。
安吾が俺を見ながらこう言っていた。

俺の長所は素直な事だと。けれど護りたい物があるなら自分の心は殺して動け、相手がどんな姿をしていても戸惑わずに斬れ、と。

俺はそれに大きく頷いた。家族を、守りたかったから。
それは大分武器が手に馴染んだ今も変わらない。
そう、変わらないからこそ揺れる。
守れなかったモノが目の前にいるから、自分に、皆のところへと帰ろう、そう告げて俺を背に庇っているから。>>349

瞳が揺れる、頭が心がゆらゆら揺れる。



どんな姿をしていても、戸惑わずに斬れ、斬れ、斬 れ ……!]

(404) 2014/02/11(Tue) 20時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

               [――――ガキン!]


[明之進へと降りおろされた刃を間に入って受け流す。瞬間。
軍服からの視線の色が完全に変わった。
その後も続々と襲いかかってくるものを殺さずに立てないようにしながら、小さく声を張り上げた。]


 ………無理だ、俺には無理だ。
 心を殺して家族を斬るなんて………!!!


[一番護りたかったモノに刃を向けるなんて、息の根を止めるなんて。
涼平にはどうしてもできなかった。
小さく呟いた謝罪の言葉は軍服へと宛てた言葉か。
どちらにしろきっと、人間の耳には届かず融けた。]

(405) 2014/02/11(Tue) 20時頃

直円。

あたしのように遊ぶのは構わないわ。
けど、もしかして貴方。

昔なじみは傷つけたくないとか思ってるんじゃない?

[先ほどまでの先頭の様子を思い返しながら。]

悩むから辛いのよ。
いつもの訓練のように、相手の頭ごと潰してあげればいいのに。


………。

[………。]

違いますよぉ。僕はぁ、じっくり舐ってやろうって。
そう思っているだけですからぁ。
顔が傷つくとぉ、折角の苦悶がぁ。わかりませんからぁ。

[この話し方のときはたいてい。そういうことだ。]


[それに―― さきほど聞こえた こえ]


──…そうしたら、何

[ホリーの優しい声は今は何よりも黒く暗く聞こえる]


もう悩まなくて良くなるわ。

誰かを殺したりするのも、きっと愉しくなる。

そうしましょうよ。

[そう告げる声は愉しげだった。]


―回想・理依について―

[喉元に円形の刃が突き付けられた。
 一拍おいて引き戻されたそれに、ふうと息をつく]

 ……もう一本、お願いします。

[理依は根気よく手合せに付き合ってくれた。
 自分にはこれ以上ない鍛錬だったと思うけれど、
 彼にはどうだったのか、良く解らない。

 勝てるようになってほしい、の意味も]


 ――――、……

[素直に尋ねられれば良かったのだろうか。
 けれど、にこにこと誰にでも接していた理依の面影は、
 他愛ない話をしなくなり、どこか線を引くように
 独りでいたがっている、ようにも見える。

 ただ、そうなりたい、とは思った。
 もっと強く、いつか届くようにと望んだ。
 何に届けと伸ばすのか、自覚のない切っ先を、
 刺すように鋭く*]


――お疲れ様。

貴方は優しすぎたようね。

[最後に告げた言葉は直円には届いたか。]


ホリィィィィ様ァァァァァァ……
おぉぉ慕いぃぃぃぃ申してぇぇおりまぁしたぁぁ……。

人形のようにぃぃぃ可憐でぇ……
人形のようにぃぃぃ     「つまらない」

お人ぉぉ           でし……たぁ……

[それは誰も気にとめない路傍を這う御器被の羽音。
弱々しい虫けらの  それでいて「煩わしい」羽音に過ぎない**]


[笑い声が聴こえてくる。
引き裂かれる心の悲鳴を眼を閉じて聴く。
狂う事すら出来ない痛みを抱えたそれは、妙なる調べ]

何もしてない?
出会っただろう?
私と。

[何の罰だと、罪だと求めるなら。
退屈しのぎの遊びを求める鬼の前に、姿を見せたそれだけだと]


―回想・直円について―

 ……相容れ、ない。

[時の幕府、権力者にとって不都合だったからと理解する。
 神のもとに平等――それはまるで。
 この場で言う事は憚られた。

 そう。……これも、きぼうなんだ。

[形は変わっても。]

 ありがとう。

[「優しい」眼差しに、笑みを返す。
 血に塗れ、擦り切れていく道の上で、
 ――「思い」は隠れても忍んでも、強い**]


雑草になりきれなかったようだな。

[貪欲に根を伸ばし、蔓延り、地位を逆転させる程
徹して狂えたならまだ良かっただろう]

私を愉しませると言う点では及第点か。

[狂い切っていれば、生き延びたかどうかは知らないが]


前座にしては愉しめた方か。

[強者には強者の、弱者には弱者の愉しみがある。
それを彼は果たしただけ。
諦め従いながら、結局雑草に成り切れなかった鬼に
何かを思う事はそれ以上は無かった]


[周は『荷物』ではない。





 『供物』だ。]


猫の集会 クシャミは、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 22時半頃


―回想―
[明乃進の手鏡を見せて貰った日から、
牡丹の形試す傍ら、毎日1羽ずつ鶴を折り始めた。
“祈る”という行為を、どうすればいいのかわからなかったから。
とりあえず皆を道連れにしようとした]

一緒に折って?

[まず直円の部屋に持ち込んだ千代紙、
有無を言わせぬご指名なのは、“弓矢ごっこ”の頃から変わらない。直円の変わったことは受け入れた、変わったのは彼だけではないのだから]

……わたし、あなたの言葉を覚えている。

[ 昔のことを引っ張り出したのは、ただの気まぐれではなかった。正攻法では勝てない、そんな相手にはどう戦えばいいのだろう。考えるようになっていた*]


……お父様、
ひとつ伺いたいことがあるの。

手柄を立てたら、ご褒美を下さると先ほど仰られました。

[>>:*68 その囁きが届いた後しばし、
本当に不意に思いついた、とでもいうように
“父”の元へと届く、こえ]

――所望したいものが、
他にもあると言ったら、聞いて下さるのかしら。


猫の集会 クシャミは、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 23時頃


[真弓は、初めて人を殺してから従順になった。

もちろん従順さがすべからく美徳とは限らぬけれど、
吸血鬼はそも人の言う美徳など好まぬだろう。
従順という美徳の反対は、反抗という悪徳。

はじめて人を殺した時 
憎しみという感情がどういうものかを知った。
その感情は他の全ての感情ごと氷の下に押し殺した。

―― 少女はあの時の言葉を覚えている。]


―回想―

僕にぃ?拒否権はないのでぇすねぇ?

[やはりこの頃も、敢えて「狂って」見せていた。
それでもなお、嫌な顔せずに付き合うのは。]

僕の言葉ぁ?さぁて、何ぞ言いましたかねぇ。

[恍けているのか、どうなのか。ただ、これだけ言った**。]

一夜にしては成らず。よく―……時勢を見たまえよ。


    − 過去 −

[城の全てが己の部屋。
扉の向こうに何があろうが、
どのような状況か等確認する必要は無い。
女の部屋だろうと構わず開けた]

何をしている?

[最初の頃こそ絹裂く悲鳴を聴かせてくれていたが、
マユミはそのうち、悲鳴をあげる心を
何処かに隔離する術を覚えた様だった。
ホリーの教育も素直に吸収し、素直に育っている様には見えた]

教育係の吸血鬼が覚えが良いと褒めていた。
持って生まれた素質だろう。良い事だ。

[マユミの上達は認める所だから、そこは正しく評価してやる事に。
もう少し抵抗するかと思ったが、
今はその容姿も相俟って人形の様にも見える]


……時勢を動かすのは、難しいのね。

[>>:111 自分と直円と、
折られた鶴は2羽ある。

1つは黄金色の月手毬
1つは漆黒の花模様、

両手にもって、かつんと、その嘴をぶつけた*]


【人】 猫の集会 クシャミ

[裏切り者め、そう叫びながら切りかかってくる奴らを地へと叩き伏せ、重傷にならない程度に蹴り飛ばし。
抵抗せずに見逃せというのが無理な話だ。それでも明之進を庇うように立ち回る。

屍の首筋に牙を突き立てる姿に多少目を見開き動揺するが、それでも群を蹴散らす事は止めない。
移動を提案されれば流石に躊躇してしまったが。
先に行けと口に出すより]


 うわっ!!?


[裾を掴まれそのまま引っ張られる方が早かった。]

(460) 2014/02/11(Tue) 23時半頃

猫の集会 クシャミは、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 23時半頃


[マユミが折っていたのだろう、紙から生まれた形を手に取り
眺めて見るが、それが何かを理解出来ない。
興味が無いのだから当然だが]

一枚の紙から出来ているのか。
面白い事を考え付く。
元は同じものが、過程1つで全く違うものに変わる。

[まるでお前達家畜の様だと、薄ら笑う]

人間達はこんなものを折って愉しいのか?

[子供の遊戯以外に、祈りを込めて、願いを込めて、
想いを込めて折られる等想いもつかない]


    − マユミの問い掛け −

[折り紙の返答は何だったか、と雑魚を斬り捨てながら
ふと思い出していると、
まるで測ったかのように問いが届く]

お前が望む等、珍しいな。
何が欲しい。

[叶えるとも叶えぬとも言わず。
いつも控え目に、従順なマユミの望みに、
ただ興味が沸いたと言う様に]


【人】 猫の集会 クシャミ

―司令部付近―

[段々と速度が遅くなっていく。明の息遣いも荒くなっていっていた。
ついには立ち止まり]


 ……明?


[彼の視線を辿るように追いかければ、漆黒と対峙している黒い色。
それに背負われている誰か。
軍服の方は間違える事のない金色の髪。明之進は気がついただろうか。]


 …サミュエル、


[小さくちいさく名前を呼んだ。]

(469) 2014/02/11(Tue) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

 っ、おい明…!


[屈み込んだ明之進を手を伸ばし確りと支える。彼の動きに合せ自分も屈めば、明が楽になるような体制をとらせようとしただろう。
そして静かに問う]


 ………明、俺はどうすればいい?
 お前を、あそこへ運べば明は助かるのか?


[できる事なら助けてやりたいが、きっと明自身が動くのは難しいだろう。
運ぶくらいならしてやるつもりだが。その先自分がどうなるかは全く考えてなかった。
ただ、どんな形であれ明之進を失いたくないという一心で。]

(488) 2014/02/12(Wed) 00時頃

―回想―
[>>:*112父の訪れに立ち上がる、
学んだ作法に適った振る舞いは動作の一つ、
しぐさの一つとっても、優美なものといえただろう。
――作法の教育係は1人か2人は裂かれて死んだけれど]

ごきげんよう、お父様。

[部屋のそこかしこに散らばる色とりどりの折鶴たち]

お褒めいただくのは、光栄です。
――けれど、お父様、わたし思うのです。
いつになったら、お姉様に追いつけるのでしょう。

[双眸の、緋花のような虹彩は“父”を見上げる。
その存在にこの血が焦がれるのは、抗いようのない事実だ。]


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