238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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[熱い。]
[何もわからない、真っ白で真っ黒な中で、最初に感じたのは、それだった。 しかし、焼けるようなものではない。 暖かい、けれども、熱い熱。]
(27) reil 2015/09/22(Tue) 04時半頃
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[何かに引き摺られるようにして、かたちづくられて。
そして、残された者達は見るだろう。]
(28) reil 2015/09/22(Tue) 04時半頃
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[光が、崩れた祭壇へと集う光景を。]
(29) reil 2015/09/22(Tue) 04時半頃
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[集う光は、次第に少女の形を取り、それらが収まる頃には、一人の少女が横たわっていた。]
…………ぅ……
[小さな呻き声を上げ、目を開く。]
……わたし、は…………
[何も理解していない、透明な声が唇から溢れる。 そして、はっと目を見開き]
(30) reil 2015/09/22(Tue) 04時半頃
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だ、め……!
[空を見、叫ぶ。 瞳に涙の膜を張り、両手を伸ばして]
つれて、いかないで……!
[罪人である自分を生かし、彼が変わりに死ぬ必要などどこにもないと、天へと手を伸ばす。 それを組み、強く、祈る。]
(31) reil 2015/09/22(Tue) 04時半頃
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おねがい……!
[太腿に刻まれた聖痕が、光を放つ。 それは徐々に薄れていき、天へと注がれた。]
(32) reil 2015/09/22(Tue) 04時半頃
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―数ヵ月後―
[人ごみのなかを女は歩く。 瞳は何度か忙しなく周囲を見、何かを探しているよう。]
……見つけた。
[そうして、黒衣の男に歩み寄る。]
おい、貴様。 あの時は、さんざ好き勝手ほざいてくれたな? だが――――
(94) reil 2015/09/24(Thu) 00時半頃
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[ぎ、と睨み上げる。 そうして、目線を外し。]
……それだけだ。 あのあと、門の奥で知ったとはいえ、貴様のような者にしてやられた自分が口惜しいわ。 それを言うためだけに探した。 最早、これ以上貴様らに関わるつもりなど毛頭ない。
(95) reil 2015/09/24(Thu) 00時半頃
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[そのまま、歩み去ろうとする。 そして、ふと立ち止まり]
あぁ、それと。 どこぞの馬鹿に伝えておけ。
(96) reil 2015/09/24(Thu) 00時半頃
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――――不死鳥は、蘇るから不死なのだ、と。 そのうち、無くした羽もどうにでもなろうて。
[そう告げた女の顔は、どことなく、聖女と面影が似ていた。]
(97) reil 2015/09/24(Thu) 00時半頃
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[背後の炎の気配にも、目を向けない。 ただひたすらに天を仰ぎ、祈りを捧げる]
……神威、様……っ
[その背に殺意どころか、負の感情は一切なく。 周囲の事は目に入らぬひたむきさだけがあった。]
(100) reil 2015/09/24(Thu) 01時頃
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―???―
……っち
[肩がぶつかり、僅かによろける。 小さく舌を打ちながら、普段はそのまま通り過ぎるはず
だが、その時ばかりは、何故か顔を見てしまった。]
…………っ、お前、は…………
[見開いた目。 そこに映るのは、紛れもなく――――]
(104) reil 2015/09/24(Thu) 01時半頃
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……っ!
[身を翻し、女は走った。 何故、こいつがここにいる。 自分以外に、転生を術を仕様した持ち主は、いないはずなのに。]
貴様になど……っ、会いたくなかったわ……っ
(105) reil 2015/09/24(Thu) 01時半頃
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……一ノ白………ッ!!
[息を切らせながら、それから逃げようと。]
(106) reil 2015/09/24(Thu) 01時半頃
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[その声は、漸く届いた。 それでも、少女にはそれよりも自分の変わりに天へと逝ってしまった男の身を案じる方が先決。
それどころか、激高した男に殺されても構わない、とすら思っていた。 再び命を天に返す事で、天使が戻るなら。 それで、男の気が済むのなら。
だが]
(110) reil 2015/09/24(Thu) 02時頃
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きゃ……っ
[肩を掴まれ、小さな悲鳴を上げる。 漸く合わせた目は、小さな驚愕と怯えを含んだまま、男を見つめる。]
………………は、い………… ……みつ、くろ……さま…………
[そして、仰代麗亞、と。 名前を呼ばれ、頷いた。]
(112) reil 2015/09/24(Thu) 02時頃
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…………ひ、な……ちゃん…………
[手を目の前で振られ、そちらを見て。
そう答えるのは、紛れもなく、一番初めに"ひなた"と読み違えた少女の声。]
(113) reil 2015/09/24(Thu) 02時頃
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―白―
[忘れない。 忘れるものか。 奴から逃げても、何にもならない。 そんなことは知っている。
いや、寧ろ。 その弾で身を貫かれれば、今度こそ死ねるのではないか、と。 ちらと思考の隅に浮かばないわけではない。 だが、奴に殺されるのは、それだけは屈辱だ。]
(117) reil 2015/09/24(Thu) 02時半頃
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……っ、はな、せ……っ!
[捉えられ、身を捩り逃れようとする。 が、そこは男の身体と、最早ほとんどの力を失った、ただの女である身体。 振りほどけるわけもなく、悔し紛れに睨み据える。]
……忘れる、わけ……
[睨むのも、数秒。 大嫌いだった笑顔を向けられ、諦めたように、苦虫を噛み潰した表情で項垂れた。**]
(118) reil 2015/09/24(Thu) 02時半頃
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…………はい、おかげ、さまで……
[安否を問われ、そこで漸く微笑む。 そして、佇まいを直し、その場に三つ指を付き]
……先代のした事とはいえ、申し訳ございませんでした。 私は、皆様にとんでもないご迷惑を……
この罪は、如何様にしてでも償って……きゃっ!?
(123) reil 2015/09/24(Thu) 03時頃
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[言葉を中断するようにかけられた布に、びくりと身体を震わせる。 それが、もともと男の羽織っていたコートであると気づき、肩にかけた。]
あの……ありがとう、ございます…… ひなちゃん、も……ありがとう、ね
(124) reil 2015/09/24(Thu) 03時頃
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…………ですが、私は……
[ぎゅ、とコートの裾を握り締める。 ゆるゆると首を振って]
……神威様がお戻りになるまで、ここから離れるつもりはありません。
(129) reil 2015/09/24(Thu) 03時頃
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……たとえ私本人に責がなくとも、周囲はそうとは取らぬでしょう。 ですから、これは、私の問題なのです。
[そう言って、俯く。 悲愴に溢れる声で、小さく懺悔の言葉を零す。]
……私の代で起こってしまったことは、私が責務を果たさねばならぬのです。 そのためにはこの身、如何様にも処されましょう。
ですが、神威様がおられぬ今、受けるわけには参りません。 私の為に、あの方を亡くすなどあってはならないのです!
(131) reil 2015/09/24(Thu) 03時半頃
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幾年かかろうとも、私がここを離れ、安住の地を得る事など許されません!
[肩を揺らされ、まっすぐに見上げて叫ぶ。]
罪人の私がおめおめと生き延び、その代わりにあの方が消えるなど、誰が喜びましょうか! 世界にとって忌むべき私が残され、必要とされるべき神威様がいない……その帰還を望むのならば、この身を辛苦に晒さずして如何に天に届きましょうか!!
(132) reil 2015/09/24(Thu) 03時半頃
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……仰代に、と…申されましても…………
[困ったように眉を下げる。 誰も、いないのだ。
璃紗の魂を引き継ぐ器以外の人間は、仰代には不要。 娘を成せば父親代わりの者は殺され、生まれた娘が魂をすべて引き継がれれば、先代の入れ物たる母親は廃棄処分されてきた。 実質、仰代の家は、璃紗一人しかいなかった。]
(137) reil 2015/09/24(Thu) 04時頃
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…………ですが、それでも
[神威が帰るまで、ここから動く気はないのだと。 唇を噛みながら。]
(138) reil 2015/09/24(Thu) 04時頃
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……
[小さく、頷く。 今更、仰代の家などに固執しない。]
……私が惨めに死ぬことで、溜飲を下げる者もおりましょう。
[口で少女を動かす事などできない。 どうあっても、自らの足でここを離れる気などないのだ。]
(142) reil 2015/09/24(Thu) 04時頃
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…………っ、ぁ…………
[息が、詰まった。 それを感じたのは一瞬で、次の瞬間には背中が熱く、崩れた壁に叩きつけられたのだと認識する前に、少女は意識を手放していた。]
(146) reil 2015/09/24(Thu) 04時頃
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― 半年後・空中要塞『メサイア』 ―
各員、戦闘配備につけ!
良いか、今度こそ天の門に我々は辿り着くのだ――足りないなど知った事か!
[空中要塞メサイアに配備された古の破壊獣を模した機械獣。
壱號:エターナルフォースブリザード
弐號:インフェルノオブメサイア
参號:ダークフレイムオブディッセンバー
肆號:サマーサンシャインバースト]
さあ、今度こそ――辿り着いてやろう。
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……………………
[どさり、と、鞄が床に落ちる。 三黒の屋敷に、監視監禁の名目で保護され、詳細は伏せ学校にも行けるようになった。
それでも、ここに日参し、日が暮れるまで祈りを捧げる事だけはやめなかった。]
…………かむ、い…………さま……
[当時より、少しだけ大人になった少女が、呆然とその名を呼んだ。]
(193) reil 2015/09/24(Thu) 22時半頃
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……戻って、いらした……のですね……
[みるみるうちに、瞳に涙が溜まる。 あの日、再び現世に戻ってから、決してこぼさぬと決めていた
それが、零れた。]
(196) reil 2015/09/24(Thu) 23時頃
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神威、様…………っ
[気づけば、足は走り出していて。 ぎゅう、と。 その両腕を背に回していた。]
(197) reil 2015/09/24(Thu) 23時頃
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神威様……神威様……っ 嗚呼、よかった…………
[男の戸惑いも知らず。 細い腕に一層の力を籠め、喜びの声を上げる。]
一日千秋の思いで、お帰りをお待ちしておりました。 本当に、よかった……
(201) reil 2015/09/24(Thu) 23時半頃
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[そうして、漸く涙が止まったところで、抱きついたまま見上げ]
ところで、神威様……何故、クレープを?
(202) reil 2015/09/24(Thu) 23時半頃
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はい、とっても、お待ちしておりました。
[目を紅く腫らしながら、にこりと笑う。 だが、そんなことはどうでもいい。
帰って、きてくれたのだから。]
(205) reil 2015/09/24(Thu) 23時半頃
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私に、ですか……?
[そうして、きょとんとしたままクレープを受け取る。 それと、神威の顔を交互に見て]
……ありがとう、ございます……
あの……一緒に、食べましょう?
[そう言って、掬ったクリームを一口、神威へと。]
(206) reil 2015/09/24(Thu) 23時半頃
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そう、なんですか……?
[スプーンと男を再び交互に見返す。 そして、はむ、と自分の口へと運び]
…………はい
[とても幸せそうに、笑った。]
(209) reil 2015/09/25(Fri) 00時頃
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本当に、……でも、嬉しいのです。
[満面の笑みで答え、ふと思い出したように]
そうだ、あと数刻程で、三黒様がお帰りになるはずです。 早くお屋敷に帰って、驚かせましょう?
[今は彼の家に世話になっているというのの説明を失念したまま、手を引いて。]
(216) reil 2015/09/25(Fri) 00時半頃
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私、やはり、行くところがなくて…… 身寄りも、後ろ盾もない私を、三黒様とひなちゃんが保護してくださったのです。
[屋敷へと向かいながら、そんな説明を。 そうして、屋敷へとつけば慣れた様子で奥へと通し]
軽いお食事を用意してまいります。 そのまま、お待ちくださいね。
[イタズラを思いついた子供のような表情で座らせ、自分は厨房へと消える。 しばらくしたあと、何品か酒のつまみになるような食事を用意して]
私は、表で三黒様をお待ちしております♡
(218) reil 2015/09/25(Fri) 01時頃
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三黒様、おかえりなさい。
[そうして待つ事しばらく。 顔を出した男へ、ここ数年で一度も浮かべた事がないような花の笑みを浮かべ、出迎えた。]
それでは、私は本日は早めに下がりますね。 ご飯の用意はできておりますから、ごゆっくり。
[ぺこり、と頭を下げ、浮いた足取りで仮の自室へと下がっていった。]
(219) reil 2015/09/25(Fri) 01時頃
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神威様?
[声をかけられ、風呂上りの髪を乾かしていたドライヤーを止め、襖を開ける。 白い薄いワンピースの寝巻きに、カーディガンを羽織った姿で見上げ、首を傾げる。 足の短いベッドに、畳を傷つけないように敷かれた毛足の長いカーペット。 白を基調とした、少女らしい部屋は、それだけで少女が監視などはただの名目でしかない何不自由ない暮らしをさせてもらっているものがわかるもの。]
おはなしはもうよろしいんですか?
[部屋へ通し、微笑む。 離れからでも、十分騒ぎは聞こえていた。 さぞ、話は弾んだのだろうと笑いかけ]
(284) reil 2015/09/25(Fri) 23時頃
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――――え?
[急すぎる報せに、目を瞬かせた。]
(285) reil 2015/09/25(Fri) 23時頃
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そんな……もっと、ゆっくりなさってくださっても…… せっかく、会えたのに……
[ぎゅ、と裾を掴み、俯く。]
(286) reil 2015/09/25(Fri) 23時頃
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でも……っ
[言いかけ、口篭る。 止めたい気持ちと、止まる事はないだろうという確信の間で逡巡し―――]
……あの……っ
(289) reil 2015/09/25(Fri) 23時頃
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私、も…………
[言いかけて、止まる。 今の立場と、何より、此処まで気を回してくれた三黒と日向に対する気まずさで、言い切るのは躊躇われた。]
(290) reil 2015/09/25(Fri) 23時頃
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そう、ですが…………
[晴れない表情は変わらない。 世話になっている身で、これ以上迷惑をかけるわけにはいかないのだ。]
待って……
帰って、きて……くれますか……?
[また、あてもなく待つのはどうしようもなく辛いけれども。
だから、待たせるのならば]
(296) reil 2015/09/25(Fri) 23時半頃
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私……私、待っていますから。 だから……
いつか、帰ってきたら……
(297) reil 2015/09/25(Fri) 23時半頃
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今度は、神威様が、私を迎えに来てください。
[これくらい、お願いしても赦されないだろうか。]
(298) reil 2015/09/25(Fri) 23時半頃
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……はい
[涙を堪えながらも、頭を撫でられ、笑う。 必ず帰ってきてくれるのならば、待つのも辛くない―――と言えば嘘にはなるのだが。
だから、せめて、これくらいは許してほしい。]
(307) reil 2015/09/26(Sat) 00時頃
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いーっぱい豪華にしたクレープ、食べましょう!
[再びその背に腕を回して、満面の笑みで約束を。]
(308) reil 2015/09/26(Sat) 00時頃
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