人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


何処か
胃袋とも違う何処かが飢えている 

その欲は対象を持たず
具現化されないことで
餓えの凶暴化は未然に封じられ


[まだ、ごまかせている。
 まだ、だいじょうぶ。

 けれど、それもいつまでもつかわからない。

 こうして食事をしていてもどこか飢えている。

 渇いている。

 それを癒すものを本能は知っているけれど、まだ、抑えられている]



 ……まだ、大丈夫。

[ぽつり、言い聞かせる言葉が零れ落ちる]


………………?
あれ 人間だけじゃないんだ…………


一箇所に集まっちゃいけないって
言われてるのに…………あれ




[思考の何処か 何かに 自分の思考ではない何か]

 


[不意に、自分のではない音が聞こえた]

 ……あれ?
 聞こえてる人がいる……?

 ――どうしよう、あつまっちゃ、いけないのにね。

[知らないような、聞いたことのあるような、音。

 人間、という響きに、先ほど考えていた少年を思いうかべた]


 …………人じゃないよ
 人は言葉を交わさずに思考をかわせない


 今更外にでても凍死するだけだからーー精々
 息を潜めて狩られないようにするしか…………

 飢えたりしていない?
 生け捕りは用意出来ないけど
 生肉ならーー…………少しだけ


 ……人の振りをしとかないと、ごまかせないから。

 でも、そうだね……こんな、やりとり、人とはできない。


 一緒にいるドナルドたちにも聞こえないのに、君には聞こえるんだね。

 生肉は、下手に食べるとがまんできなくなる。
 人の食事でごまかしてるから、

 まだ、大丈夫。


[いろんなことに興味を持つのは、一つのことに熱中してしまうと危険だから。

 あちらこちら首を突っ込んで、
 いろんな人と当たり障りなく会話して。

 通り過ぎるだけにしておけば、抑えたものがでてくることもない。

 
 けれど――それは通り過ぎることができればの話で]


あゝ…………君は
ニコラ とも トレイルや ノックスでもないんだね
彼らも血族だったらーーーどれだけ集まってしまっているんだ


聞こえない狼は……人に近いか人に混れるか
…………俺の母さんはとても狼だった
人に紛れないで暮らせるよう 教えてくれたけど
ーーその時言葉なく思考を交わすのは便利だったけど
人に混じるのは とても難しいってーーーーー


そう……そうならしょうがないね
……距離に気をつけて ね 飢えないように


 ニコラたちも、血族なんだ……

 ディーンと、シメオンも血族だと思う……フランシスと、幼馴染だっていうし。
 もしかしたら、全員、血族かもしれない、ね……


 俺は、先祖がえりだから。
 家族の誰にも、聞こえなかった。
 だから人にまぎれるしかなくて――

 ただ、父さんが母さんを食べてたから、多分そっちからかなあって。

 うん、気をつける。


 …………ディーン シメオン
 フランシス それにドナルド 君
 俺と保護者

 集落でもないのに 10人もだなんて…………
 全員なら 皆なんて本能に無防備なんだろう
 それとも それだけ血が薄まっているのか……


 …………集落の対策じゃ
 やはり 対策しきれないんだね………
 狩りーー憶えてみる…………?
 この雪じゃ…………あれだけど
ナイフと弓の扱いなら 知ってる


 ……対象を持たないから
 俺は狩りは 本能を散らせて 好き

[弓を放つ時の 高揚感を思い出せば
 その 淡い高揚が 思考に滲む]


 こんなに、集まって大丈夫なんだろうか……

 血が薄まってるのは、あるんじゃないかな……
 誤魔化すのがあたりまえになってるのかも。

 狩り、覚えたら楽になるかな。
 
[伝わる、高揚感に、小さく息を呑む]

 うん、教えてもらえるなら、覚えたい


 いまは、ちょっと、眠たいから。

 あとで、ね。

[それからしばし、思考がとぎれる**]


 なんとも言えない 満月も近いし
 ……他の狼の血が薄いのを祈りつつ
 俺たちは用心するしかないね
 彼らはもう 人間であるようにって


 ……餌を自分で得られるから
 そもそも 強い衝動になるきっかけを
 得ず 山や森でも暮らせるのは
 人に紛れるよりはーーー俺は楽


 そう 一階に 適当にいるから
 えーと…………君は??
 俺はフィリップ 赤い鳥……ルーツを連れてる


 ん 寝不足は 思考の敵
 しっかりと休んで

[ふと 衰弱したら 本能も弱まるだろうか?
 と言う思考も脳裏をよぎったが]

 …………衰弱を防ごうと
 餓えが強くなる可能性が 高そうだ


【人】 道案内 ノックス

―フォレストグリーン/移動前の居間―

[ずっと一緒なら寂しくないと微笑み、ハグを返す。驚き、はしゃぎ、喜ぶ賑やかな声。

 二人きりの時には、トレイルの足にしたように、頬以外にもキスをするのに。突然で驚かせてしまったようだ。

 ニコラだけの、特別な。

 そうやって、平等の中に‘特別’を増やしていく。
 緋と緑の羽根は思いの外気に入ってくれた。損ねた機嫌が戻った様。太陽のような笑みを独占する喜び、頬に受けた唇の柔らかさに、目元が緩んだ。>>0:728

 テーブルの上には、ニコラの作った毬栗。形状は心の有り様を映していると思うと、そわりとしたものを感じるが、出来の良さにいい子だと誉めるのを止めない。*]

(19) 2014/11/15(Sat) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

―スペアミント/移動中の階段―

[スープの器はトレイルに任せることにした。お願いをする前に、彼から手を伸ばしてきた。気遣いを無駄にはしたくない。>>0:742
 3階に上がる途中、先に休む旨をすれ違う2組に伝える。]

 ぁ。フランシス。

[ドナルドとラルフの方を見てから、彼だけに聴こえるように声をかけた。窓辺に立つドナルドとの会話を思い出したから。>>0:624>>0:625>>0:626>>0:627 兄弟の件で示したのは、トレイルとニコラの2人だった。*]

(20) 2014/11/15(Sat) 15時頃

 ドナもラルフも、君想いのいい子だね。
 君の居ない間にドナと話していたのだけど。

 『過保護はイヤじゃないけど、
 要らぬことを言って悩ませたくない』――って。

 背伸びとは違うけど、うん、いい子たち。

[フランシスの知らない1面であるのかないのか分からぬまま、ふっと小さく笑んだ。**]


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 15時半頃



―――いい子だろう、自慢、なんだ。
……――

[しかしながらノックスに、謂われて。]

要らぬこと……?

[(過保護は――嫌じゃないけれど?)
(悩ませているのだろうか?)]

[小さく笑むノックスは、人当たりのよい雰囲気を醸し出している。
もし、彼がトレイルを抱きしめたり、口付けたりしているのを見ていたらもう少し、警戒を深めていたかもしれない、が**]


 月が満ちると、ざわざわするからね……
 そうだね、声が聞こえないほどなんだから、人間であればいいけれど。

 森や山で暮らせるなら、うかつに恋をしてしまうこともないかもね。
 俺はそういう暮らし、したことないからできるかわからないけど。

 ――衝動はこわいから、ね。

 あ、一階にいた、君だったんだ……
 俺はラルフ。ルーツに怒られたやつだよ。



 うん、休んでおかないと、危険かもしれないし。

 弱ると本能が強くなるって言うし、
 フィリップも、気をつけて。

[衝動の結果、片目を失った同行者を思い。
 案じる気持ちを、眠る前に向けていた]


 集うことに 警戒が見えないから

[そうであって欲しい と 滲むのは
 気休め楽観思考と 思ってしまうのが滲むのと
 同じくらいの思考の分量]


 ーーそんなに 難しくないよ
 慣れてしまえばーー旅に出る前の
 ガキにも できたことだから



 ーーー少なくても 怯えて 息を潜める
 ことはしなくていい のは 楽


[ふっ と自嘲とも 諦観とも 安寧とも
 それらが混じり合った何か 滲ませ

 たのもつかの間
 …………今日だけで 何回
 ルーツが猛ったかわからず
 しばし思考が考え込む]




 ーー赤い プリシラ?が ひょこひょこ
 覗いていた人ーーーー?

[確かに そう名乗っていた気がして]




 ーーーーーーーーーーーーうん……
 ありがとう………………

[思考の空白 直前まで
 同感とやはりが滲んでいたそれに
 ぽつ と思考が走るのは
 ラルフの思考が 感じなくなっていたかどうか……*]


 ――そう、だね。
 大人は、すこし、心配しているみたいだけど……

[それが心配性ゆえか、はたまた警戒しているからかは判断つかないと、思考が滲む]

 そっか。
 じゃあがんばれば俺にもできるかな。

 狩りができるようになれば、少しは楽になるかもだし。



[滲みかけた何かを捕まえる前。
 プリシラに対する形容詞に、くすっと笑いが滲む]

 そう、プリシラと一緒にいた、ラルフ。
 あらためて、よろしく――


[それを最後に意識は沈んで。
 完全に眠りに落ちる前に届いた思考に、ほんのりと暖かいものを感じた]


[保護者である ホレーショーが現れた時 をピークに
 思考に喜色が滲む 派手なものではないけれど
 静かに 思考のそこに滲み続けて

 それが 彼の意識が途切れるまで変わらぬか
 それとも 居間に 三階に 彼の保護者の姿が見える
 少し前から 寂しさを滲ませたか

 意識が途切れれば 相手の思考がこちらに滲まぬ同様
 こちらの思考も相手に滲まない]



 ―― ん……

 おき、た……

[そしてどれぐらい時間がたったか。
 体はまだ半分眠っているけれど、ゆらゆらと眠りから覚める]




  [ーーーーーーーーー思考の空白]

 





 ん…………んぅ……
 かぁ…………さん???

[微かな反応 浮上しかけた意識が
 届く何かに ぼんやりと 曖昧な思考を溶かす]


 ん、ん?

[おきた、と宣言しないと起きれない。
 それに反応が返ってくるふしぎに、思考がはてなを飛ばして]

 ……あー……
 フィリップ……ちがう、俺、ラルフ。

[眠りに落ちる前まで触れていたものだと理解して。
 半ば覚醒しながらかえす]



 ……………………???


[あともう少し 寝たい と
 早く起きないと どやされるの狭間を
 彷徨いた思考が
 全く違うものを感じて
 ぼんやりとしたまま 考える]



[考え込む]


 ーーーーーーーーーーー!!

[言語化まで至らない
 たいへん混乱した思考が
 突如明確に形を作る]



 いやっ あっ これはっ!!

[思考は慌てたまま どうやら弁解を図ろうと]


[伝わってくる思考の混乱具合に、笑いが滲む。
 寝ぼけたのはこちらもだけれど]

 んー……おはよ?

 俺、いま三階。
 ……どれぐらい寝てたのかな。

[吹雪の音はやまないどころか激しくなっている気がして。
 雪に山小屋がつぶされないか心配する思考が滲む]


 ………………おはよう…………


[滲むものを感じれば 今まで 母親以外で
 思考が混じることが無かったんだ
 と言う弁解と 恥と 拗ねが混じり合う]


 こっちは変わらないーーーかなり
 大きい山小屋 だし
 まだ 冬の初めだから


 ーーー長い年月 ここにある山小屋に
 冬の始まりから それはない はず

[少しつつ 心は落ち着きつつ
 落ち着くために 思考を滲んだものに向けて]


[伝わってくる思考が微笑ましく感じられる。
 感じてしまえば滲んでしまうけれど。
 それ以上考えないようにと意識をそらし]

 そっか……もっとひどい冬をのこりえてきてるから。
 多分、大丈夫かな……

[安堵が滲む。
 ほかの心配事があるいま、少なくとも雪から守ってくれる山小屋の心配をしないですむだけありがたいと思う]


[滲む思考に 思考がざわつくが
 そこに固執しない様子に 一拍
 落ち着かせるように 思考を切って]


 ……心配なら 雪かき……するには
 昨日より 弱くなってないと危険 か

 怪我も避けたいところ
 新鮮な血の匂いで
 殆ど人間だった獣まで
 目を覚まさせてはいけない と思えば…………


 吹雪がやむまで、待つしかない、か。

 ……怪我は、避けたいね。
 居間には炊事場もあって、ナイフとかも置かれてたけど。

 眠ったままの獣なら、そのままが一番……

 
 狩りを教えてもらうのも、弓の使い方とかぐらいに、なるかな。


 …………ナイフで怪我する子供は




 ニコラっていう 人物が少し心配
 見た目は子供じゃないけど
 どことなく ふわっとしてたから


 弓 そうだね ここは広いから
 藁で的を作れば 問題はない と思う


 そろそろ 活動しなきゃ 体がなまる


 ニコラは……居間で木を削ってるのみたから。
 以外と、大丈夫かもしれない……?

 でもふわっとしてるから、気をつけたほうがいいかもしれない。


 一階は、邪魔になるものも、少なかったし。

 そだね、そろそろ、動かないと。
 寝てばかり、いられない、か。

 降りるとき、スープもっていこうか?


 へぇ…………道具は扱える?
 あゝ でも はたから見てもそう言う………
 逆に 無邪気に 
 衝動からも遠ければいいんだけど…………




 ………………うっ

[同じ 獣だと知らなかったとはいえ
 昨日のことを思い出すと
 …………空腹に温かいものと
 躊躇する気持ちで葛藤するのが滲む]


 道具はつかえる、のかも。
 ノックスさんが小物作ってる人だし、教えてる?かな……

 そうだね……ニコラは、そういうの感じさせないままだと、いいな……


[葛藤が滲むのに、小さく笑う気配]

 うん、じゃあ、もってく。


 そうか 普通の生業…………
 狼を祖先に持つ犬 そうであって欲しいね
 




 う…………うん……あり、がと

[ぽつり 小さく滲む]


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 22時頃


 犬だったら、いいね。
 牙がなければ、いい。

[それは、ほかのみんなにも思うこと]

 どういたしまして。

 これから、降りるね。


【人】 道案内 ノックス

―ルビーレッド/夜、3階個室―

[芋と干肉入りのスープで夕食を済ます。部屋の中には3人だけ。
 改まって2人の前に座り、荷物の中から小箱を取り出した。>>0:428
 大人の手にすっぽりと収まる卵形。ルビーレッドの装飾は所々剥げている。]

 ……前にも話したと思うけど。
 これは、僕の―――哀しみの卵だ。

[切り出した言葉は硬質な声。
 触るのは厭わない。

 販売品と異なる材質はヒトの皮膚。10年弱の年月が皮膚の色を樹木色に変えていた。骨の枠、心外膜の内張り、髪の糸、血の装飾。]

 どんなに想って居ても、どんなに一緒に居たいと願っても――…

 衝動に負けてしまえば、おしまい。
 肉を裂き、温かな血で喉を潤し、柔らかな内臓を食んでも……満たされるのは、その時だけ。

(43) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

 幸福は――続かない。

 せめてと思って遺しても、あの人は――…

[愛しい2人の肩を掴み、胸元に引き寄せた。眉を顰め、きつく瞑った瞳の端に雫が浮かぶ。]

 …――もう、笑わない。抱き締められない。温もりを感じられない。


 何処にも ……いない!

[久し振りに強く感情を発露した。
 情けない姿を晒しても、古傷を抉っても、愛しい2人を失いたくないから。このままの2人で、居て欲しいから。]

(44) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……吹雪に閉じ込められた、人の多い山小屋だから、僕との約束を決して忘れないで。

 自分の中で、何かおかしいと思ったら、必ず僕に教えること。
 気になる人が居たら、教えること。そうして、近寄らないこと。

[荒いだ息が心音が、平静に戻る頃には、柔らかで温かいいつもの笑みに戻っていた。力を緩め、抱き締め直す。]

 ……ニコラ。折角友達が出来たのに、ね。
 大丈夫。2人は僕が守るから。
 もし――悲しい結果になったとしても、大丈夫。

 ずっと、ずっと……一緒だから。

[離れることなく。僕の腕の中に、居て。
 グレーとシノワズリの瞳を覗きこむフロスティブルーは懇願めいて。*]

(46) 2014/11/15(Sat) 22時頃

 それに 犬なら
 人間とともにありたいって
 集うのもよくわかる


 嗚呼 そうか きっと犬だからだ
 きっと何も起きない
 ここは 犬の群れと人間
 ……ーー狼は静かにしていよう



 ………………的は作っておく


 ああ、犬なら、そうだね。
 人と一緒にいられる、からこそ、かな……



 静かにしていれば、犬は犬のままでいられるよね。

 きっと、だいじょうぶ。



 わかった。
 俺も、いまから降りていく。


 間違っても
 犬や犬の飼い主を噛んだりしないよう
 なに 雪がやむまで…………

[集中し研ぎ澄まされるのと
 普段に戻るのを
 二度ほど 繰り返す]

 …………俺たちのこれって
 しられない方が 良いのかな

 俺は 狼だって何回か言ってるけど……
 ラルフ 君は違うのだろう?
 


 うん。
 うっかりかんじゃったら、きっとたべたくなる。

 ……雪がやめば、いいのに。



 どう、なのかな……
 ああ、でも、――俺、フランシスにも、先祖がえりって、伝えてないから。

 知られないほうがいいかも……

[心配性な保護者に、心配をかけたくないと、ぽつり]




[的に刺さる瞬間 兎の時のような 高揚感はーーーない]

 


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 22時半頃



 ーーーーーーーーー…………
 

 …………飢えたら 互いに何か考えよう
 何か 衝動を散らすのを
 

 そう わかった 
 俺も表向き変えると……人間や犬の中に
 混ざるのを拒むのが難しくなる


 利害一致 だね


 僕に何かあれば
 ――……シメオンを 頼む。

[人の動く気配や物音に紛れる程度の、微かな囁き。

身勝手な願いであることは承知している。
だからこそ、彼にしか告げられないのだ。

ディーンは数瞬の間、じっとベネットを見つめて、視線を逸らす。
それは、彼への懇願の視線であり、今は何を問われても答えるつもりがないことの意志表示でもあった。]




 ――――うん。
 なにか、ないと、ね。

 一人だったら耐えられないかもしれないけど……
 ふたりなら、たぶん、大丈夫。



 混ざると危険なら、現状維持、が一番かな。




 雪でーーー頭を冷やす とか
 厚い雲で月は隠れてる
 ーーーーきっと なにもないさ




 演技はあまり得意じゃないから
 あれだけど……面倒かける
 ……生業はまだみについてないのか?


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 23時頃



……ディーン?

[酷く、深刻な声色であったとフランシスは感じた。
濃紺の眸と、緑色の眸がかち合って、
けれど、問いかける前にそれは逸らされた。
懇願――のいろ。でも。今はきっと答えてくれない。小さな頃から、頑固だった]

わかった、……よ  でも

……整理がついたらで良いから、
……教えてくれると、嬉しいよ

おれは、もしも、なんて、……いやだから な?


 満ちていても、見えなければ――
 感じていても、目にするのとは、違うしね。


 気にしなくていいよ。
 ――楽器相手、だから。
 音を聞き取るのはできても、練習不足な面もあるし……

 まだ、完璧とはいえない。



 思い込めば 気持ちも変わる


 へぇ 楽器…………人のいるところに
 ある生業なんだね…………
 触ったことないや へぇ

[二回 感心したように 思う
 全く音楽とは無縁の世界の住人]


【人】 道案内 ノックス

―デイドリーム/眠りの後、3階個室―

 ……、待って さか…な

[ハとノックスは目を覚ます。傍らの天使たちの存在に息を吐いた。>>18
 何の夢を見ていたのか覚えていない。
 バーナバスとの約束は早い方が良いだろう。他の‘保護者’とも。>>25

 ……ん、暖かい。

(79) 2014/11/15(Sat) 23時半頃


 だね。
 気をしっかり持ってれば大丈夫。




 うん、人がいないと、仕事にならないから。
 音楽は好きだし、楽器の音が綺麗に鳴ると気分がいい。

 いままで人の中でも、問題なかったし……
 これを生業にしても、いける、とは思ってる。


[楽しげな思考と、
 祈りが滲む]


 

 ーーー不思議な感覚


[音楽のことに滲む様々は楽しげは知っていても
 祈りは知らない
 獣は何かに祈ることがないから
 言葉でしっていても 感情に滲むような
 本当の祈りを知らない
 せいぜい知っていて願い]



 この感覚 悪くないから
 そうであるといいね…………

[ふっと笑むような滲む]



 うん。


 ありがとう――――


[届いた笑みに、小さく返す]





[小さくかえるのに頷きと
 空腹が満たされて行く感覚]



[届く思考に小さく笑みが滲む]


 ある程度、覚えたら、また上にもどるよ。

 教えてくれてありがとう。




 ん…………その方がいい
 そうじゃないと 違和感だろうし

[笑みの滲むは感じても
 まさか腹が満たされるにとは思わず
 不思議そうな気配滲んだまま]


 こう…………もつ
 で…………こう

[思考で告げれば口には出ない
 表向きは変わらないように]


【人】 道案内 ノックス

[例え昔と同じように歌えずとも、声が戻るかどうか、医者を渡り歩いたことがあった。
 不思議なパワーだとか、怪しげな医者も居たが。

 決まって成果はなく。
 今に至る。

 トレイルの喉を撫で、おはようのキスを額に。]

 ニコラも起きたら、下に行こうか。
 食器、返さないと。

(98) 2014/11/16(Sun) 00時頃


 うん、あんまり一緒にいるのも、よくないかもしれないし。

[頷く気配。

 ふしぎそうな様子には何も言わぬまま、弓の引き方について教えてくれる思考に、まっすぐに学ぼうとする意思がかえる]

 とりあえず、なんとか届くようになったし。
 ありがとう。

 それじゃ、上に戻るね。

[顔は見えなくなるけれど、
 話すことはできるからそれほど後ろ髪はひかれない]




 ああ 万が一…………あるのかな?
 ちょっと 想像つかない



 手先 楽器使うから器用かな
 悪くないと思うよ
 …………ん
 周りの犬や人間で変な様子ないようにも気をつけて


【人】 道案内 ノックス

[卵形は、荷物の奥にしまい直してある。
 未だ持ち続けているのは未練があるからではない。
 綺麗で、怖くて――…自戒の為。
 壊れて、直らないモノ。

 けれど、生きている彼らは違うから。

 声が戻らぬトレイルも、幼い言動が増すニコラも。
 いつかは――…。

 目元の雫は雪のよう。ニコラの唇に溶けていった。
 頬に残る挨拶の唇の熱。
 あぁ、いつもの通りだ。]

(117) 2014/11/16(Sun) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ん? ……こーら、ニコラ?
 起きてるでしょうー?

[脇の腹をこしょこしょと擽り、頬――でなく、額におはようのキスをした。*]

(119) 2014/11/16(Sun) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

―アクア/2階、居間―

[荷物は個室に置いたまま、二人を伴い階下に降りる。
 洗い物は自分がと進んでやるのは、放置した鍋の様子も見たいから。]

 やぁ、ラルフ。一人かい? おはよう。

[側にフランシスとドナルドの姿は見えなかった。]

(123) 2014/11/16(Sun) 01時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 01時頃


 寒っ



 汗は拭ってから行くべきだった


 間違いを犯さないために



 間違いで 衝動のままに食べないために


人を食べると言うことは



いや今はダメだ 思い出すな


[足取りが早足程度になるころ
 先ほどの思考とは打って変わって
 気がはやる そわそわとした心地滲む]


【人】 道案内 ノックス

[肩に当たる硬いもの。振り返り、栗毛が見えてくすり笑いが漏れた。>>108>>136

 なんだい? トレイル。

[指が差すものに、あぁと頷く。
 癖のついた髪。撫でて直そうとしたが敵わなかった。

 いってらっしゃいと手を振り見送ると、腰に両手を置いた。さて、洗い物を済ませて兎肉の様子を見ようか。
 串に差して焼いても美味しそうだ。]

 ………雪、酷いな。

[窓辺に立ち、外の様子を伺うも視界は悪く。]

(150) 2014/11/16(Sun) 02時頃

[思考は驚愕に包まれる]


【人】 道案内 ノックス

[いま、何か動いたような。>>132
 目を凝らしても何も見えなかった。残念。

 やることがなくなると、薪を掴んでソファに座りニコラを呼んだ。隣に座らせる。]

 お兄ちゃんは、バーニィとお仕事の話があってね。
 ここで待ってるのだけど……まだ来ないみたいだ。

 起こすのも、ねぇ。
 だからそれまで、この前の続きを教えようか。

[ナイフを渡し、まずは表面を削るところから。**]

(154) 2014/11/16(Sun) 02時半頃

 ただの物静かな人物


 としては 不自然なほどの静けさ


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 02時半頃





衝動と警告が入り混じる


駄目だ これはただの衝動
これは 食欲でもなく 一瞬の
嵐のような衝動



駄目…………駄目なんだ


 甘い 違う 甘くない
ただの血液 違う これは違う


ひっ…………!


[滲み続ける衝動の それを拒もうとする精神の
 せめぎ合いが続く]


[衝動に快楽を上書きして
 食べてしまわないように
 食べてしまわないように
 ただ それだけを願う]


快楽を代償行為として衝動を散らす
咄嗟に殺さずに済んだ 襲わずに済んだ


ーーーけど 本当にこれでいいのだろうか?
寒い とても寒い…………



 わからないけど、万が一があったら、こわいし。


 ありがとう。
 ほめられると照れるね。


[気恥ずかしさがにじむ。
 気をつけて、には小さく頷きを返し]

 そっちも、なにかあったら教えて。





 ――風邪、ひかないようにね。




 どうか、した?


[伝わる驚愕に静かに問いかける。


 けれど、衝動をこらえるような思考を感じれば口をつぐみ。
 落ち着くまで、声をかけることはなかった]


[ほんの少し前 それが遠く感じる
 感じた気恥ずかしさや 気遣いや

 そっちこそ と風邪の話に口にした
 上がどうなっているか
 こちらより暖かいだろうけど

 ーー嗚呼 風邪 そうだ 服 けど]


 ………………俺ーーー



 何かあった 何かあったけど
 どうしよう なんで 俺ーーーーー

[混乱が滲む]




 フィリップ……?

 何が、あったの。

[届いたのは衝動を誤魔化すもので。

 快楽がにじんでいたのも、理解はしていた]

 大丈夫?

[落ち着かせるように、問いかける]


 何かーーーーラルフ 俺……

[躊躇う ある程度成長するまでは
 集落で暮らしていた
 だから 人並みに倫理感も羞恥も 最低限はあって]


 衝動を散らしたかったんだっ!
 だけど 気持ちも良くて………… 

 こんな 散らし方…………

[うかがう様子に 問いかける感触に
 衝動を抑える方法 けれど内容は
 伝えていいのか 躊躇う
 躊躇いながらも 気持ちは消沈したまま
 落ち着きは少しずつ 取り戻されて]



 衝動を覚えるようなことがあって。
 それを散らす方法が――伝えにくい、と……


 どんな方法であっても……
 食べたのじゃなければ、まだ、誤魔化せるんじゃない、かな……

[羞恥と、快楽と。
 伝えにくいということがわかればなんとなく想像もできる。
 思い至ったことを言葉にはしない]


 ーーー…………うん



 誤魔化せる…………かな

 …………最中も笑ってはいたし 
 内緒にしてもらえれば 誤魔化せる?

[トレイルが話せないこと
 ……静かすぎることに違和感は覚えても
 まだはっきりと核心には至っていない]



 人間が怖いのか 自分が怖いのか
 ーーー…………わからない…………
 




 きっと誤魔化せるよ。
 笑ってたのなら……頼めば、なんとかなる、かな。





 わからないの、怖いね。
 ――――気を散らす方法が、
 ほかにもあればいいのに――


[閉じ込める雪の音はまだ聞こえている。
 小さくため息をついた]


 ……内緒に とは 言ったけれど……
 はっきりと 声で 是 はもらっていない……





 ーーーーー………うん
 そうじゃないと……ーーー

 ……突き放して いいからね……
 もしもの時 俺が変わってしまったら……



 じゃあ、あとで、確認しておかないと。
 ――でも、伝えにくいことなら、
 誰にも言わないんじゃない、かな……


[希望的観測をぽつり、こぼす]


 もしもの時は、そうするけれど。
 フィリップのほうも、そうしてね。

 ――俺だって、いつ、どうなるかはわからないから。


 ……トレイルと 二人きりになるのは 怖い
 また……何か 衝動が首を擡げたら

 
 ノックス……いや ニコルと彼が
 一緒の時 ない かな…………
 あの ふんわりした 彼がいる時なら……

[希望的観測に縋りたくなる けど]



 …………………………ーー
 …………………… ………


 ーー……………………ラルフは 人を 食べたことは? 




 トレイルと……
 彼、静かすぎるから、なに考えてるのかよくわからないし。
 衝動は、怖いね……


 ニコラと一緒のときがあったら、教えるね。

[誘導するのは、難しそうだけれど]

 ノックスがいつも一緒にいるみたい、だからなあ……

[いや、そうでもなかったかと、昨日を思い返すけれど。
 いま目の前ではそうなので、よくわからないと思考ににじむ]


 ―――――
   ……まだ、ない、けど。


 ……口はあくけど……咄嗟に声が出ない
 ほどって……


 ノックスは……すごい 過保護 だったから
 ばれたら 殺されそう……

 どちらにしても 一回 火に 当たらなきゃ
 ……びしょ濡れなんだ 寒い
 二人が揃いの時か 人が少ない時……

[面倒かける と申し訳ない気持ちが滲む]



 ………………どっちが 後悔する かなって
 衝動的に 始めて喰べてしまうのと 今回の散らし方

[慰め方から 大枠ばれていると 判断して]



 ――その状態で声がでないなら……
 しゃべれない、のかな……


 ……殺されない程度に、がんばって……

[過保護な様子をみていたから、否定できず]


 びしょぬれなのは大変だ。
 ――居間に人が少ないって言えば、今もすくないけど。
 これる?

[もしくは、温泉で温まるのもありじゃないだろうかと、少し思案して]

 
 それは……わかんない、ね……

 ――どちらも、やってみないと。


 …………ああ ……納得 する


 ん…………少ないんだ 行こうかな……

[温泉は提案されればじんわりと怯えが滲む
 ……まだ トレイルがいる かもしれないし]


 

 どっちも やってみないでいいよ……
 ……母さんが 最後に教えてくれたのが
 人型の存在を喰べることーーーー
 
 けど……どちらかしか選べない状況なら
 ……ラルフが喰わないほうがいい




 しゃべれないなら……そこまで広まらない、かも。


 うん、上に来るなら、待ってる。


[居間には、ノックスとニコラのほかには、ディーンとホレーショーの姿が確認できた]

 人型――……血族も、食べることができるから、か……



 ――……うん……
 がんばってみる。


 ノックスにだけは……どうか

[先ほども否定はかえらなかった
 思考の中で 人の良さそうな笑み浮かべた
 ノックスが 何故か出刃包丁を構えている
 そんな姿を視覚的に思い浮かべて]


 ーー……美味しいと 思ってしまった程度に
 俺は獣なんだなってーーーー

 協力するーーーー 

 もうすぐ つく



 ……伝わらないことを願うね。

[同じ過保護でも、ノックスとフランシスは違って感じる]


 ――美味しかったんだ。
 それは……あぶない、ね。

[一度知ってしまったら我慢できるか、わからないと思う]

 うん。
 俺も、協力する。


[フランシスのそれは知らないから
 比べようはないけれど
 少なくてもホレーショーとは異質な]


 ……………… ……

[思考で嘘がつけるか つけない気もする
 だからこそ 同じようにかえる言葉に
 驚きの思考の空間]


 協力の 意味…………ーーーー
 どっちも知らないなら 無理 しないで


[しばし途切れる思考に、ゆるく疑問符を飛ばす気配]

 …………
   無理はしない、けれど。


 せっかく、話ができるのに、
 フィリップだけによりかかるのは、いやだし。


 できる範囲で、手伝うから。


 ーーーー充分 助かってるよーー


 すぐに落ち着けたのも
 こうして 思考を介して
 知っている存在があるのも


 ーーーーーーだから


 と 思っても 君は頷かなさそうだ



 そう?

 だったら、いいけど……
 ――でも、やっぱり、手伝えることがあるなら、って思う。


 ……それが負担になるなら、控えるけど、さ。


 負担……って言うか……なんだろう

 生業が 人から離れられず
 きっと いつか 制御を覚えて
 誰かと 恋をした時ーーー
 そう言う相手と した方が いいだろって

 そういう時 後悔させたら やだな と思う



[しばらく、考えるように沈黙が続いて]


 ――恋とか、するかどうかよくわかんない、けど。


 ……きっと、後悔はしないと思う。
 思うとおりにやったことを悔やんだりは、しないよ。


 母さんはさ……父さんを食べた らしいんだけど
 後悔はしてないって


 ーーラルフも そう言う 気質なのかな……ーー


[沈黙の果ての思考に 思ったのはそんなこと]


 そうなんだ……

 きっと、食べたことで、一緒にいられるから、じゃないかな……


[よくわからないけれど、と呟く。

 それでも、きっと似たような気質なのだろう]


 ………………どうなんだろう

 俺は 母さんと今も一緒なのか…………

 いや きっと ただ食べるだけじゃ
 だめ…………なきはする
 さっきの時も そう思って…………




 よくわからない、よね……
 いままで考えないようにしてきたわけだし……


 ――食べるだけじゃ、だめなら。
 相手の気持ちが、いるのかな……


 ずっと考えず 遠ざけてた

[同意する気持ち一つ]

 相手の気持ち……だけでいいなら
 俺は 母さんを今も感じられる


 けどーーー


【人】 道案内 ノックス

―ピーコックグリーン/居間―

お寝坊さんなんだよ。バーニィは。

[ラルフの淹れてくれた茶を飲み、ソファに深く座る。寝て、時間は幾らか経ったというのに。変わって居ない気がしてならない。>>185

 にんじん頭も困りものだと指で梳く。>>211
 ニコラの指差す方にはディーンが居た。彼と、愛し子と、交互に見て。視界にある内はと黙っていることにした。>>213


だーめ。お兄ちゃんが居てはダメなのかい? フィリップ。

[ダメだから、3人だけでと言ったのだろう。居間に上がってきたこと、2人を探していることに驚く。許可をきちんと取ろうとする様は好意的だが。>>192>>216

(228) 2014/11/16(Sun) 15時頃



 考えてしまうと、欲しくなるから……


 ――気持ちだけじゃ、ないのかな。
 ほかにも、――?

[まだ、未知の感覚。

 気になることがイコール衝動につながるわけではないけれど。
 どこか落ち着かないものが、ひそやかにある]


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 15時頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 15時頃


 ーー……欲しくなる……のかな?
 それこそ 考えたことも 無かった


 わからないね……知らないから
 ……欲しくなるのかな
 誰かを 衝動だけじゃなくーーー

 あるのかな?


【人】 道案内 ノックス

[物と物の交換でなければ落ち着かないのだろう。タオルを返すのは口実かと、疑ってしまう。
 返ってきたトレイル。渇ききっていない髪。ラルフの視線。袖を引くニコラ。フィリップの視線。
 首を振り、机上の刃を手で覆う。]

 ……人の多い場所が苦手だということを差し置いても、二人きりはいけないという判断は正しい。

 けどね。

[横槍の声に振り返る。>>232

(235) 2014/11/16(Sun) 15時半頃

[視線に込めたのは苛立ち。

 僕には僕の考えがある。
 ‘保護者’の君なら分かるだろう?

 何故、わからない? と、棘含み。]


【人】 道案内 ノックス

[戻した視線をフィリップに向ける。
 愛しい子たち。子供扱いと大人扱いの境目。]

 後で打ち明けるかも知れないから良い、というものではないよ。広くはないこの建物内だとしても、子供たちだけにしておきたくないんだ。

 ……3人でというのなら、姿の見えやすい所にしてくれないか。声の届きやすい所にしてくれないか。

[指を微かに曲げる。許さないと強硬な姿勢を取れば、許可を求めることもなくなってしまうだろうから。]

(237) 2014/11/16(Sun) 15時半頃

[ディーンは視線を真っ向から受け止めた。
考え方の差異は人の常だ。
それは作品の受け取る感性の多様さにも似ている。

ディーンの表情は、変わらない。]


【人】 道案内 ノックス

[ほら。笛吹のように。>>236

 ディーン!
 そんなに言うなら君の紙をトレイルにやってくれないか? ペンも貸して欲しい。

 文字の書き読みなら……出来るから。

[そうして。頼んだよとニコラの肩を叩いた。]

(239) 2014/11/16(Sun) 15時半頃

【人】 道案内 ノックス

[1階ならば。ラルフとプリシラの二人だけで行かせたこともあったから、大丈夫だとニコラに頷く。]

 困ったね。僕の庇護下に居なかろうが、ホレーショーの庇護下に居ようが、関係ない。

 君はまだ、‘旅’の途中だ。

[ノックスの言うことに従う必要などないと、突っぱねられた様に聞こえ。トレイルが側に居るのに口調が強くなる。

 場所の選択を2人に任せたのも、ホレーショーとディーンにだけ、会釈をしたのも、その現れではないか。]

 ……

[ディーンの指差す紙に手を伸ばす。
 1枚、2枚と捲り、何も書かれて居ない紙を選んで、万年筆とインク瓶をトレイルに渡した。

 手元に残るのは、書きかけの――…]

(246) 2014/11/16(Sun) 16時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 16時頃


[きっと、ディーンにはノックスの懸念が分からないのだろうと、変わらぬ表情を見て思う。

 同じ‘保護者’のはずなのに。



 同行者に抱く想いの根底は変わらないと、思ったのに。]


【人】 道案内 ノックス

[階段を降りた音まで確かめてから、頭を抱えるようにしてソファに倒れこむ。

 『赤い果実』。広げた掌に出来た赤い筋を、舐めた。**]

(253) 2014/11/16(Sun) 16時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 16時半頃


[ 鳥は警戒しつつ、
ディーンの様子も窺った。
囁かれた懇願が、気にかかって。

心配そうな、視線を向けた時間は短くない。
よもや、彼の同行者とうまく行っていないなんてことは、ないだろうか]


[鳥に人差し指を噛ませる様子を眺める素振りで、ディーンはベネットの視線から目を逸らす。
何も話す心算の無い、拒否の姿勢は相変わらずだ。

直に聞かれることのない限りは、幾らでも逃げられる。
――それが卑怯なことだと分かっていても。]




 いままで、考えないようにしてたから、
 わからないね……

 衝動だけじゃないのが、あるのかもしれない……


 

 ――よく、わからないけど……


[ノックスの連れや他に聞こえないよう、声を潜める。
傍目には昔馴染みの内緒話程度に見えるよう。]

 お前の連れは…「まだ」か?

[まだ獣の性に目覚めてはいないのか、と問う。
目覚めていることにも危惧はあるが、目覚めていなければまた別の危惧もある。

どちらにせよ、互いの連れを遠ざけておきたいのが本音であって、それをノックスに指摘されれば隠すことなくあっさりと頷く。]




  ――血の、におい。


[ざわり、とうごめくものがある。

 近づきたいけど、
 近づきたくない。

 そんな葛藤がにじむ]


(よもや、彼らまで?)

(確かめなければ)

[ 話に集中しているなら、バーナバスとノックスがその視線に気づくかどうかは、わからない。でも]


―ディーンに向けて―

ディーン……あの、

[ 先程は、前のように目を逸らされたが
今度は答えてくれるだろうか――聞く内容は、いまは違うが ]

……君は、此処に居る
“ 同族 ”のこと、どれくらい把握、してる?

ノックスたちは、“ そう ”だと、思うけど
……バーナバスたちの、ことは?


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 19時頃


【人】 道案内 ノックス

―ピンクアーモンド/居間―

[折れないように、皺にならないように、気を付けて居るが。インクの匂い。時折太くなっている細い字で綴られた物語は同族の秘密を纏い、ノックスの喉を乾かせる。
 書いた本人の、‘保護者’としての自覚に疑惑を抱いているからこそ。

 あぁ、己の血の、なんと不味いことよ。]

 ……いーるよー。

[所在を問う声に手を上げ、ひらりと振る。>>264

 小物……あるよ。上に行こうか。
 バーニィに特に見せたいものがある。故郷で人気の一品さ。

(272) 2014/11/16(Sun) 19時半頃

【人】 道案内 ノックス

[身を起こすと、ラルフの心配する声。心配ないと頭を撫でてやろうとして、手を変えた。>>266

 大丈夫。舐めとけば治る傷だよ。

[安心させるように笑う。筋の終わりにゆっくりと一粒の赤雫が生まれた。
 ノックスは気付かず、話を逸らそうとラルフの襟元を指差す。]

 あれ? そのブローチ、良いね。ラルフ。君の瞳と同じ色で、良く似合ってるよ。

[彼を想い、彼を愛し、彼を求めて――仕上げた箱の輝きとは異なる琥珀だった。]

(273) 2014/11/16(Sun) 19時半頃

[密やかなベネットの声を聞く者は、ディーンとルーツだけだ。
どうやらルーツが苦手らしい様子のベネットから、右腕を少し遠ざける。]

 ……君たちと、僕たちを除くなら、
 フィリップは、そうかも知れない。
 バーナバスたちのことは、分からない。

[ディーンは、フィリップと交わした会話を思い出す。
断言しないのは実際に確認したわけではないからだ。
それよりも、ディーンには気に掛かる節があった。
微かに瞼を伏せ、細く息を吐く。]

 ノックスたちも、なら
 ……ニコラも、そうなのか?


 ……まだ、だよ。

[少なくともそんな話を彼等から聞いたことはない。
 卵を見せた時も、何とも。]


 ……ねぇ、バーニィ。

 僕は、堪らなく    怖い、よ。

[そっと押し出した声は、思いの外弱々しかった。
 愛し子達に吐露した不安や本音とは、また別の話。]

 変だと思ったらすぐに教えるようにとは言い含めたけど。

 ……プリシラは?

[まだ、ならば。恐らく願いは同じだろう。]


 ーーーーーーけど…………

[言語化の途切れる思考 緩く傾げるような]
[じっと 思考は静かに
 時折 ノックスの過保護に 苛立ちが滲む
 けれど 取り敢えず
 三人で話せる環境につけば
 安堵 と 緊張

 その思考が それたのは]


[ざわり 衝動と言うには淡い感触
 背中を撫でられたような
 生肉も遠ざけている 思い出す]


 ーー近づいたら……囚われる


―ディーンへの―
フィリップ?
……そう、……かれが、そう言ってたのか?

[ それは、不思議ではない。むしろ
ぱちりと当てはまるような感覚。]

トレイル、たぶん、“ あの ”トレイル、……だから、

[ 謂いにくそうに、フランシスは目を伏せる。
ディーンは知っているはずだ。
歌の不和、高慢な天使の歌声の神童は名高く
ひどく落ち込むフランシスのことは、その影に。]

彼を連れて居るノックスも
ニコラも、“そう ”だと、思う……


ディーン。


ニコラが、
どうか、したのか?

[ 特定の、同行者以外の名前に――フランシスは、区切り、強調して、尋ねた ]


【人】 道案内 ノックス

 はーい。じゃあ、手当ての為にも上に行くよ。
 ラルフに心配させちゃ、いけないし。

 へぇ、フランシスも良い贈り物をするね。

[フランシスの視線に気付かず、今度はノックスが彼を見やった。>>275

 勿論、構わないさ。また、見てくれるのは嬉しい。
 あぁ、困ったな。僕の腕がどれだけ上がったか、ラルフにばれてしまう。

[困っていない表情を浮かべていた。]

(280) 2014/11/16(Sun) 20時頃

 ……直接聞いたわけじゃない。
 ただ、僕がそう感じただけだ。

[ディーンは、1階でのフィリップの言葉を思い返す。好戦的にすら見えた瞳と、狼の話。
しかし、それは直ぐに頭の端に追いやられた。ベネットの口から聞こえるトレイルの名前に、過去の記憶を探る為だ。
彼と過ごしていた幼少期の頃の記憶をなぞる。ベネットが沈みこんでいた時期の辺りを入念に思い返して――見つけた。

ディーンは天使と称された彼の外見を覚えてはいなかった。結びつくのは名前のみであり、それもベネットの表情を曇らせるものであるなら、口にすることは意図的に避ける。]

 ……いや。

[普段嘘を口にしない人間の嘘は、白々しい。
疑問を否定する口振りは変わらないまま、しかしディーンの眉間の皺は俄かに深くなった。]


【人】 道案内 ノックス

 ……じゃあ、バーニィ。行こうか。

[愛し子達が戻ってくる前に、済ませておきたくて。
 ナイフを鞘に収め、腰ベルトに下げた。

 はらり、床に落ちた紙を拾い上げてディーンへと向く。フランシスと何か話しているが、話に割って入るつもりで足早に近付いた。]

 話している最中で悪いけど、良いかな? ディーン。

(285) 2014/11/16(Sun) 20時頃


…っ、ディーン、……

[追及しなければならなかったのに。
今のは、きっと、聞き逃してはならないことだったと
フランシスには思えた。
また逃げるように視線を逸らされる。
不安を、掻き立てられる―――]


[聞けば同じ問いが返ってくる。
当然予想されたそれに小さく首を横に振った。]

 まだ何も。
 あいつは、何も知らない。だから…俺はそれが怖い。

[経験がない故の無垢は、いざという時には瞬く間に望まぬ色に染まってしまうことだってある。
一度汚れを知った者よりもはるかに容易く抗えない波に飲まれることも。]


【人】 道案内 ノックス

[鳥の鳴き声では、足を止めない。>>287
 何が『うそ』なのか、瞬き。タイミングが悪かったかと苦く笑う。>>286

 ディーン。君は小説家なんだね。
 つい読んでしまって……途中なのに、ごめん。
 読みやすい文章だし、物語の世界観は興味深い。続きが読みたくなるよ。

[彼の胸元に紙を押し付けた。鳴る音を嫌がるのか、ルーツは一啼きする。]

(294) 2014/11/16(Sun) 20時半頃

 だって、この『赤い果実』は――…

 僕達の秘密に、良く似てるものだから。

[低い声は、フランシスにも届くだろう。]



 ――……

[赤い雫がたれる。
 それに彩られる姿を幻視して、小さく息を呑んだ。

 ざわり、揺らぐものを、振り切るように]

 血の匂いは危険だ――

[ため息をつくような、そんな思考]


【人】 道案内 ノックス

 ……ところで、此処に出てくる少女のモチーフは、君かい?

[ニコラが狼と言ったから。そんな単純な理由でディーンを同族だと考えていた。
 彼等も同席して貰うことを考えたが、保護者が別場所に集まり過ぎてもいけないから。

 要点だけを、伝えることにした。]

(298) 2014/11/16(Sun) 20時半頃

[そう、これは物語では無い。
それよりも生々しく、逃れることの出来ない業を記している。
ノックスには、分かるのだろうか。
ディーンは伺うような視線を彼に向ける。]

 ――……これは、業だ。
 罪だと分かっていて、口にしたくなる。

[少し歪んだ業を持つディーンにも、食欲を抱いたことはある。
しかし、この文章は――まだ、完結してはいない。]




 ーーー…………うん


 衝動は……湧き上がると一瞬 だった
 だからーー気をつけて

[衝動だけで喰らうこと そこに 辿り着かせないように
 けれど あれは一瞬で 何ができるのか
 ただ 安じるばかり]




――……「人狼」。

[ぽつり、呟く、透明なこえ。]



 そうなんだ……

 ――――わかった。気をつける。

 血の匂いがつよく感じるのって……
 やっぱり、月が満ちてるから、かな――

[案じる気持ちに、すこし、暖かいものを感じて。
 気を引き締めなおす]


 業は棄てられない。背負い続けなくてはいけない。

 だから、誘惑を振り払い、口にしない努力をすべきだ。
 そして、僕たちはそれが叶っている。

[違うかい?]


 ーー………そうだとは 思う

 せめて 月が細ければ
 きっとラルフも……俺もーーーー


 知るのは怖いね
 考えてこなかった
 ……考えなくちゃいけない気もした


 けど 怖いーーーー


 うちのニコラが、君を指差した。何度か……ね。

[知っての通り。]

 それだけと言ったらそれだけ、だけど――…ニコラはダメだ。


 君も‘保護者’の一人なんだから、必要以上に用心して欲しい。


[フランシスの方をちらりと向き、唇に指を立てる。それだけで、伝わるだろう。

 トレイルの事を思い出させるから。]


―― っ…

[人差し指を立てる仕草、
口を噤んで、物思うように眉を寄せた。]


[間近で、同じような立場であるはずの保護者たちが交わす会話を、嫌でも耳は拾ってしまう。

誰か、己の懸念など笑い飛ばしてしまってくれ、と。
そう思うのに。]


 うん……怖いね。


 月がほそければ……こうして、同じ場所にいても、
 大丈夫だったかもしれない……


 衝動がどういったタイミングでおこるのか。
 わからないけれど……違和感を感じたら、離れたほうがいいのかな……


[でも、離れたくないとも思うそれが、危険だとはわかっている]


【人】 道案内 ノックス

[開いた口が、言葉を飲み込み閉じていく。>>303
 バーナバスの言うことは最もだ。]

 ……はぁい。

[紙から、ディーンから指を離して肩を竦める。
 短くと思ったのにならなかった。

 3階に行ってくると行き先を残して、足の向かう先を変えた。指先に何か残った気がして。鼻に寄せると僅かにインクの匂いがした。*]

(309) 2014/11/16(Sun) 21時頃

 ……君の言っていることは、きっと正しい。

[ ――だが。]

 ニコラがどうするかは、ニコラが決める。
 僕がどうするかは、僕が決める。

[ノックスの要請にはやはり、是とも非ともつかない返事をした。
密やかな声は、近くにいるベネットにも拾えてしまうだろう。
ディーンは、ベネットの方を見ることが出来なかった。**]


[バーナバスにも聞こえているだろう、やりとり。
視線をそっと送り、表情を窺う。]

……はやく、吹雪が、止めば――いい

[――きっと、だいじょうぶ、
そんな気休めのような言葉は
フランシスには、謂えなかった。]


 ーー……同じように 怖がってくれる
 存在がいると 少し 落ち着くね


 ーーそれかー二人きり にならない……?
 ……少なくても俺は トレイルと
 二人きりに なるのが怖いーーー

 他の人とも そう なのかな…………
 二人きり は怖い


[――やっぱり、うそじゃないか。


緑の眼が、ディーンを半ば睨むように見るが
彼は眼を逸らし、視線がかち合うことは、なかった]


【人】 道案内 ノックス

―ライラック/3階へ―

[階段を上がるとき、階下を気にした。
 声はするが、内容までは届かない。派手な音のないことにだけ頷き、ラルフの淹れてくれた茶の器を手に板を踏んでいく。]

 バーニィが作ったって、本当?

[黙って上がると神妙になってしまうからと、話は先の細工物へ。
 それも、扉が閉まれば終わる話。]

(313) 2014/11/16(Sun) 21時頃

 一人じゃないから、心強いね。

 ――いつも、注意されてたのは、

 あまり強い気持ちを相手に向けてはいけない、って。
 恋を覚えたら、危険だって……

 二人きりになりたいと思う相手が、危険なのかもしれない……

 ほかの人とは、どうかはわからない、けど――

 トレイル以外にも、だったら。
 二人きりにはならないほうが、いいね……


[早く雪がやめばいい。]

 まったくだ…。

[フランシスの言葉に苦く呟き返して。
早く雪が上がるようにと願う。]


 うん…………一人で人間の中だったら……



 恋………… 強い 気持ち
 わからないね……知らないから

 そう そうだ……親しんだ 相手を喰いたい
 そうなるはず…………なんだけど

 ーー俺のは 何か違う
 トレイルに対しての あれは…………
 …………他の人とも……用心する

[ラルフの思考に素直に同意を返す]


    ………ハっ、

[呆れて物が言えないとは、この事か。]

 決めるも何も、あれは意思とは関係なくやってくる。
 災厄だ。



 ……あぁ、そうかい。
 シメオンにも同じことを言うんだね、君は。

[何故、そんな目で見られなければならない。
 藍鉄を射貫くようなフロスティブルーは、止まぬ吹雪の様に冷えていく。

 正しいと言いながら。まるでニコラが堕ちても良いとすら聴こえる返答。保護者失格だなと視るのを止めた。**]



 うん……、一人じゃなくて、良かった。



 知らない気持ちだから、余計に怖いのかもね……


 ――気持ちがなくても、衝動は、起きる……?
 それだと、危険だ……

 俺も、そうなるの、かな……


[気になる人がいる。
 それは過去にまかれていた種。

 衝動の種類があるのかすらも知らぬまま、不安がよぎる]


 ーー恋が こういう
 穏やかなものなら 良いのにね…………

[いることに安らぐ 落ち着く
 ふっ と思考が笑みをこぼして]


 喰いたくなる……いつか知ったら なるのかなぁ

 …………あの衝動が恋なら
 即物的すぎないか ……てのはある……
 し ……二人きりに なるのは怖い

 
 ラルフは……獣だとしても どうかーー………

[ラルフの過去も 気になる人も知らない
 ただ せめて衝動の種類が
 己のように多岐にわたならければいい
 と 彼のまだ知らぬ衝動を思う]


[警戒を孕んだ眼差しを、そっと向けて見まわす。
獣の自覚ある大人と、獣の自覚なき子どもと、獣である子ども。

だれが、脅威になるのか。
否、誰が男の大事なものを傷つけかねないのか、と。]


[感情によって発生するそれを災厄と断ずることは、ディーンには出来ない。
物語には数多の捉え方があり、そこから生まれるものも様々だ。
彼にとっての災厄でも、或いは他の誰かにとっては幸福たりえることすらあり得るのだ。]

 ――……ああ。

[既に同じことを伝えた後だ。
蔑むように吐き捨てられたそれに、ディーンは頷いた。]

 だから僕では、シメオンを守ってあげられない。

[そう呟いて、ディーンはようやくベネットの方へ視線を向けた。]



……だから、って  何……。

[困ったような、怒ったような、複雑な表情を、
フランシスは浮かべていた。]


 ふふ……こんなふうに穏やかなら、
 きっと心配もいらないし、ね。

[一人じゃない安心感と、
 笑みが届く感覚に、小さく笑いがにじむ]


 二人きりになりそう、だったら声をかけて。
 俺でもいたら、違うかも知れないし……

 ――ん、ありがとう。

[願う気持ちに、感謝を返す]


【人】 道案内 ノックス

[じりと胸を焦がすのは自己嫌悪。
 己の方こそ失格なのではないか。

 5年以上を共にしている‘弟達’に、邪な想いを抱き続けている。‘保護者’のフランシスに、打ち明けられない秘密がある。

 重い、溜息。>>322

 ………あぁ、バーニィがあんな風に繊細な物を作れるだなんて、正直驚いてた。

[自分と同じ理由で作品に向かって居るのなら良いのに、と思う。
 フランシスが何を想って琥珀を選んだのか。
 同じ理由なら――…どうなるのだろう。

 ディーンの名を呼ぶ声を思い出し、結論は宙に浮かんだまま。]

(334) 2014/11/16(Sun) 22時頃

 同感

[衝動の問題に 張り詰めていた気持ちが
 ゆる少しほどけて ]


 ーーーありがとう
 ラルフも…………何か の時には 呼んで?

[実際に間に合うかは わからない
 けれど 少しでも心の保険に
 互いになるようにと]


 うん。

[おなじように感じる気持ちが伝わって、ほわりと心が温まる]


 何かの時には、呼ぶね。
 呼べるなら、きっと大丈夫、だと思うし。

[間に合うかどうかよりも。
 助けを呼べるだけの理性がある。

 そういう安心が、ほしい]


 暖かいねーーーー



 俺 ラルフに会えて 良かったよ
 満月に 足止めされ ろくでもない かもしれないけど


 ーーそれでも


 うん、あたたかい。


 ――それでも。
 フィリップとあえたことは、良かったと思う。



 満月だって、ぶじに、越せるかもしれないし?

[冗談めかした表現で、願いを呟く]


【人】 道案内 ノックス

―ライラック/3階―

[バーナバスを招いた部屋の壁には、3人分の外套が掛けられたまま。
 本当に小物を見せるわけではないからと、扉に寄り掛かって腕を組む。]


 ……本題に入ろうか。

[粋がっては居られない理由が、あるのだから。>>343

(349) 2014/11/16(Sun) 22時半頃

 バーニィは、衝動を知らないプリシラを守りたい。

 ―――でしょう?

[目を合わせなかった先程の様子を思い返す。

 ねぇ。プリシラは、バーニィの中でどんな存在になった?


[彼らも、『同じもの』だと――]


[同じ思考がかえれば
 嬉しさが思考に滲んで]

 そうだねーーーううん そうしなきゃ だ
 危険なことに 近づかず
 ……息を潜めるように



 時折 互いに思考で息を抜きながら


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 22時半頃


やだ。……忘れない。

此処じゃ話しにくいなら
別の、場所でいい。……聞かせてよ。

[ディーンに願う。
されど、――聞き入れてもらえるかは、分からない。]


【人】 道案内 ノックス

 ……そっちと、こっち。仔狼は3人だけじゃない。

 全員なんだ。

[掌に違和感を感じ、握っていた掌を広げた。
 血でべっとりと濡れていた。]

 ………全員、‘狼’なんだよ。

(364) 2014/11/16(Sun) 22時半頃

[嬉しいが重なれば、ほわりと暖かさがにじむ]



 うん。危険なことには、近づかず、ね。


 話すだけで。だいぶ違うし――


[ふ、と思い出したことがある。
 衝動を、片目をえぐってこらえた同行者の話]

 ――フィリップの散らし方と違うけど、
 ドナルドも、衝動をこらえたことがあるよ……

 話を聞いてみるか、やめといたほうがいいのか……

[ドナルドが、まだその身のうちに獣を飼っているのなら。
 眠らせたままのほうがいいかもしれないと、悩む]


[このじんわりと暖かさが
 衝動を抑えてくれたらいいのに

 ゆると穏やかに感じながら]

 ドナルド…………ーー
 知りたい とは思う けど

[ラルフの悩むニュアンスに こちらも悩む]


 無理なく さりげなく 聞けたら
 ……かな……迷惑は かけたくないし


[穏やかさが、そのまま
 衝動をねむらせてくれたらいいのに、と]

 ……うん、じゃあ、聞けたら、ね。


 ――あのとき、かなり、しんどそうだったけど――
 でも、うまく抑えられたみたい、で。

 こんなやりとりも、できなかったし……

[できないなら、できないままのほうがいいのだと。
 そう、思った]


【人】 道案内 ノックス

[ゆっくり、頷く。>>368

 ……せめて、新月ならよかったのに。

 どうしたらいい? 今まで以上に気を遣るしか、思い浮かばない。彼等を抱き締めて、誰にも逢わせないように、すればよい?


 でも――…

[バーナバスの居なかった間の事を掻い摘んで話す。
 あれもだめ、これもダメは、通じそうにない。]

(373) 2014/11/16(Sun) 23時頃

 あいつを、獣にしたくねえ。

[身勝手な大人の望みでいい。
男が味わった苦しみから出来る限り遠ざけてやりたい。]


 ……僕は、君に嫌われたくない。
 心配もかけたくない。

[後者は今更だろうか。
ディーンは同行者に言うのと同じように、真実を告げる。
ただ愚直に。]



[ああ、もう、 ばか。

――逃げる折、ディーンを――友人を、そんな眼で、睨んだのだ。
大丈夫、と同行者に繰り返す
そんな自分のことは、棚に上げて。]


【人】 道案内 ノックス

[耳の痛い話だ。>>371
 引き寄せられる手を、引くことはなかった。

 近くなる程に囁きがよく聴こえる。]

 ………同じ、だよ。
 僕もそう思う。首輪を知らないうちは、本当に。

[それは、衝動を抑える術さえ身に付けばと思う。
 飼い慣らされた獣は、既に獣ではないから。]

(379) 2014/11/16(Sun) 23時頃

[このまま 吹雪が収まるまでーー穏やかに]


 ドナルドを 揺さぶらない範囲で

[念を押すように 思う] 

 
 ーーあの時…………
 …………

[じっと 考える ドナルドの話]


 ……強い人?ドナルドは

[それでも 彼は 人を避けず]




 揺さぶらない範囲……がんばる……


[へたに、起こしてしまったら大変だと思う]

 ドナルドは強いよ。
 片目をなくしても、まだ、同じ仕事を学んでいるし……
 人を、避けがちではあるけれど……それでも、一緒にいるから。


【人】 道案内 ノックス

[溜息が重なる。>>381

……あぁ、そこまでは教えてなかったな。

[同族だらけだと。知るのと知らないとでは、変わるはずだと――思いたい。]

 先回り? それは――…間に入れば、よいかな。

[知らないなら、その衝動がどんなものか。
 身を以て教えれば良いのではないか――…。

 そんな、事を考えてしまい、ゆると首を振った。]

(385) 2014/11/16(Sun) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……バーニィの首輪は、大丈夫だと思うけど、1人心配なのが居て、さ。

[それは、居間での事を見て、聞いていたバーナバスなら知っていることだろうが。
 言わずには居られなかった。]

 ……取り敢えず、フランシスとホレーショーにも伝えておく。全員だって。

 一応、仔狼のこと、守りたいって人達だとは思うけど。

[傷の手当は最もだ。頷いた顔がぱっと彼を見上げる。]

(396) 2014/11/16(Sun) 23時半頃

 ラルフも 無理しないでーー


[がんばるに そう考えてしま ]


 片目…………それって

[ラルフの語るドナルドのそこに
 まさか という思考と この流れ
 と思うと 衝動を抑えたことと
 片目であること に思う]

 それでも……か
 見習わなきゃ…………


 ――……うん、ありがとう。


 あまり、見習って欲しくない、抑え方だけど。
 でも――抑えられたのだから有効、なのかも……

 ――痛みで、抑えられるの、かな……


【人】 道案内 ノックス

[いつもの、そう、昔のような笑みを見て。
 遠い昔を思い出した。衝動を、災厄だと知らなかった頃を。何も気にせず生きてきた頃を。

 バーナバスが居なくなった後の、獣になった自分を。
 飼い慣らして受け入れた今を。]


 ………バーニィ!

[いつから、バーナバスの事を考えるのを止めてしまったのだろう。いつから、彼の為にと書いた日常を綴る手紙を止めてしまったのだろう。

 プリシラとはどんな風に出会ったのか。どんな旅を続けてきたのか。知りたい気持ちをぐっと抑え。

 両腕を伸ばす。首にしがみつき、昔を懐かしんで。
 バーニィバーニィと甘えた声で名を呼んだ。]

 嬉しいよ!

(402) 2014/11/16(Sun) 23時半頃

 痛み…………強い 刺激が有効
 なのかな…………
 
 
 耐えられるなら 耐える方法は
 多いに越したこと ないよね
 目は……弓を射るときないと困るけど……


【人】 道案内 ノックス

 どんなものが良いか、今すぐ探すから。
 少しだけ待っていて。

[するり、腕を解いて荷物に向かう。
 商品だけを纏めた包みと、薬品箱を外に出し。

 赤色の強い樹木で作った匙を2本。そして、ケースとなるような小箱をバーナバスに手渡した。
 お代はいらないけれど、その分、彼の作った細工品が欲しいとねだった。**]

(405) 2014/11/17(Mon) 00時頃

ノックスは、ニコラスに潰されかけた両目が疼いた。アイタタ……

2014/11/17(Mon) 00時頃


 そうかもしれない、ね……

 あれだ、混乱してるときに頭はたいてもらうような感じ?



 ……目はね、普通に生活するのにも困るし。
 手も、困るし……

 ううん、どこも、困るけれど……

 衝動をこらえきれないより、まし、なのかなあ……


 出会い頭に 殴ればいいかな……?


 …………どこでも困るけど……
 少なくても ドナルドにとっては
 衝動のままに喰らうよりは……片目の犠牲
 それを選んだ………ーーそういうこと だよね


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 00時頃


 ……ノックアウトされれば、気絶して動けなくは、なるよね……

[それだけの力で殴れるかどうか。
 そのあたりが不安ではある]



 うん……ドナルドにとっては、そうだったみたい。

 ――だから、衝動に負けるのが、すごく、怖いね。


 それだ いっそ弓で………は 死ぬか……



 …………怖いね……

[片目を失うより 衝動の入りやすさを
 自覚しているだけに]



 ……衝動にとらわれないように
 囚われても 殴るなりなんなりで……止めるよ

 [獣の性質を同じように持つラルフの安心になるように]


【人】 道案内 ノックス

―緋/3階廊下―

[掌の血は、乾いて鱗のように張り付いていた。
 洗い流すには足りない水筒の水。

 階段の上に座り込み、視線を落とした。]

 ――曇天の下、少女は木を見上げる。

[インクの匂いのする指先を、擦り合わせる。]

(414) 2014/11/17(Mon) 00時頃

 ……それは、死ぬ。


 衝動が、どんなタイミングでくるかわからないから。
 それがこわい。

[いまだ、ざわめきしか感じなくても。
 これが、おさえきれなくなったらきっと、と思えるものを感じている]


 うん、ありがとう、フィリップ。
 俺も、そうするね。


[こうして、声をかけてくれるだけでも、ありがたいと思う。
 一人で考え込んでいたら、きっと飽和していただろう]


 嗚呼…………それは ある
 怖くて 人間をさけてたはずなのに……


 ……思いっきり 鳩尾に打ち込んでいいから

[殴られるなら 先の散らした行動より
 ラルフにも頼みやすくって
 自分は…………できるだろうか?]


 満月のときだけ、避けていたけど……

 ――なんとか、しないとね。


 うん、少なくとも痛みで動きが止まるぐらいには、思いっきりやらないとね……


 フィリップも遠慮なく、やっていいからね。


【人】 道案内 ノックス

[階段を降りていく足音は遠くなっていく。
 二つの影は、段々と短くなる。
 居間に消えるものと思って、また視線を落とし。瞬く。

 時折、視界が霞む。眼底が痛みを訴える。
 ニコラが悪いのではない。ノックスも逃げようとしなかった。
 包帯が取れたとき、心底安堵したものだ。
 愛しい姿が見れなくなるのは、ツラい。]

(433) 2014/11/17(Mon) 00時半頃

 ドナルドも強いし……ラルフも強いね
 それでも 人に関わって……満月以外の時




 狩で仕留めるように…………やるよ
 


ノックスは、ラルフの声に、はっと顔を上げた。

2014/11/17(Mon) 00時半頃


【人】 道案内 ノックス

[明かりの少ない階段の途中、ラルフの髪色が周囲にとけているように見えた。

 彼を見下ろし、苦く笑う。]

 あー、傷薬と包帯はあったんだけど、ね。
 実は、………まだ。

 大丈夫、水で洗い流せばすぐだから。

[血の匂いが届いてはいけないと、その手を後ろに。]

(434) 2014/11/17(Mon) 01時頃

 俺が強いんじゃなくて、二人に支えられてるだけだと思う。


 これから、がんばることができたら、強いのかもしれないけど。





 ――う、うん。
 ……身をもって体験するわけか……

[少し、痛みを想像して青ざめる心地]


 …………衝動に 負けない くらい


 そう 思えることが もう 強さの一つ
 だと思うよ




 一瞬だから…………!
 狩でもそうなんだ 長引かせないのが大事

[と 慌てた風に 思考を上書きする]


【人】 道案内 ノックス

 やぁ、シメオン。君に――…いや、また後で。

[個室に戻ろうとする姿に、今は見送るに止め。>>436

 バイ菌が入ったらいけないものねぇ。
 じゃあラルフ。ひとつ頼まれてくれるかい?

 水を器に入れて、持ってきてくれないかな。

[手当する様を遠くからでも見せれば安心するだろうと、笑んだ。]

(441) 2014/11/17(Mon) 01時頃

 そっかな……そうだといいな。

 ありがとう、フィリップ


[あわてて重ねられる思考に、ほっと吐息をこぼす]


 一瞬なら、我慢できるはず……


【人】 道案内 ノックス

―スチールグレイ/椅子を背負っていた頃の話―

『いい加減にして、ニコラ!!!』

[きいきぃと木板が鳴るような金切り声が、部屋の奥から聞こえた。
 ノックスは肩を竦ませ、テーブルの正面に座る姉を見る。
 久し振りに会ったが、ひどく疲れているようで。自分が呼ばれた理由を察し、溜息。]

 俺、ガキの子守りはごめんだよ。

[あんたもついこの間までガキだったでしょうと、姉は笑い飛ばし。次には重く息を吐く。
 記憶の中よりも目元の皺が深くなっている。醜いと、ノックスは思った。]

(446) 2014/11/17(Mon) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

『もう嫌なの。
 魔女とか、南瓜の馬車とか、宙に浮かぶ猫とか、妖精とか……もう、訳が分からない。気味が悪い。勘弁して欲しいの。』

6ヵ月前に、子供を預かったと聞いていたけれど。1年ともたなかったようだ。‘神童’だと喜んで居たのは彼女達ではなかったか。

『片付けもろくに出来ないなんて!』
『なんて悪い子なの!ダメな子なの!』
 部屋の奥。まだヒステリックな声は続いて。姉の目尻に皺が増えた。醜い皺が。]

(448) 2014/11/17(Mon) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

『いつもは良いの。うちに居る子供の中でも一番小さくて、私達も愛しているの。ちゃんと可愛がってるのよ? ――でもね。姑が。』

[子供の声が、した。
 我慢が出来ず、ノックスは椅子を倒す勢いで立ち上がった。]

(449) 2014/11/17(Mon) 01時頃

 ううん  きっと のりきれるさ

[と 勤めて心はポジティブに
 混ざる感情は どうしよう この子供達と
 トレイルとニコラの様子に ちょっと遠い目したい
 けれどそれは牧歌的な悩みで 気がポジティブに寄ってたのもある]


 痛みを感じさせないくらい
 素早くしとめるよ…………


【人】 道案内 ノックス

 っ!

[鞭のしなる音、肩に衝撃。
 少年から醜い姑の顔が見えないように、その頭を抱く。
 じんとした痛みを笑顔に隠して、大丈夫、大丈夫と耳元で繰り返す。]

『何をするの、ノックス!
 どきなさい!』

[柔らかなプラチナブランドが揺れ。スチールグレーの瞳にノックスが、映った。

 その瞬間から、ニコラはノックスの愛しい子になった。]

 ――きみは、悪い子じゃない。ダメな子じゃない。

[首輪を鳴らし、内なる獣が吼えた。

 いい子だと甘く優しく褒め。
 月の満ちる夜のうちに、拐った。**]

(453) 2014/11/17(Mon) 01時半頃

 だよね。

[話しているうちに楽観的になってきたのは間違いない。

 なにかほのぼのとした悩みが伝わるけれど、そこまで気にする必要はなさそうだとも思う]


 ……わあ、狩人っぽい。
 獲物になった気分ってこういうのかー。

[こちらはそこまで言い切れないから、なるべく確実性を狙うか、と思う。

 血が流れているわけではないから、まだ
 そこまで匂いで動揺することはない。]


【人】 道案内 ノックス

―薄緋/3階、階段―

[どうして子供と言うのは純粋に、あぁも喜んでくれるのだろう。戻ってきたラルフににこにこと微笑んでしまう。]

 おかえり。早かったね。

[器に湛えられた水に両手をつけた。
 冷たさに思わず目を瞑る。

 このぐらいの冷たさがあって良い。頭が冷える。
 擦り合わせた手の間から、薄緋が流れていった。]


 あぁ、ラルフ。今なら時間がとれるけど、どうする?

[赤くなった手を水から引き上げた。]

(459) 2014/11/17(Mon) 01時半頃

[笑うような気持ちで 薄く羞恥プレイに
 恥を感じる思考もあれど
 今はのんびりと楽観の中笑って]


 ふっ 獲物になり切りすぎて
 逃げないでね?

[などと 冗談もこぼれ]


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 01時半頃


[こちらもまた、喜色が思考にまじる]


 逃げない、けど。
 うん、がんばる。

[冗談にくすくすと、おかしげに笑いがこぼれる]


【人】 道案内 ノックス

[急いだ理由は、傷の心配からだろうと目を細め。
 手の甲を服で拭った。]

 勿論。
 ――あー、ここだと階段を塞いでしまうね。

 奥の方に行くかい?

[個室よりも廊下の奥はどうだろうと首を傾げた。
 笑顔が眩しくて。つい――手を伸ばしそうになる。] 

(466) 2014/11/17(Mon) 01時半頃

[なにか ラルフにいいことがあった様子

 だから ダメだ 心配かけちゃ
 ダメだ]


 ーーーーーうん……そうだね


[フィリップの様子がかわったことに気づかず]

 うん――



 二人きり、は、あぶないん、だったっけ。

[嬉しさにまぎれていたけれど。
 ふと、改めて二人きりだと気づいた。

 それがちょうどフィリップのほうでも起こっているとは知らぬまま]


【人】 道案内 ノックス

[掠れた声小さく。何か異音が聴こえたら駆け降りるつもりで居たのに。階上までは届かなかった。>>469

 ふと、意識を階下に向け。]

 あ……いや。そうだね。

[小箱の中から貝を取り出す。傷薬が染みて、小さな声を漏らした。包帯を巻くには片手では不便。
 またお願いと、彼に白い布を差し出した。]

(474) 2014/11/17(Mon) 02時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 02時頃


…………そう 二人きりはだめ…………
こわい……二人きりは怖いよ


[うわ言のように触発されて思考が落ちる]


 フィリップ……

 もしかして、いま、二人きり……?


[ふと、届いた声に、問いかける]


……ごめん

 でも 大丈夫 だから
 …………難しい ね 




 ――なら、いいけど。


 うん、難しい……

 居間には、きっとみんな集まってるだろうけれど。
 こんな狭い小屋なのに、ね。


 二人きり、なれる場所が多い……


 居間じゃ……人間が多すぎて 息が詰まるけど

 
 どうしたら いいのかな…………
 縛り付けて 檻にお互い
 入っているわけにも……いかないしねーーー


【人】 道案内 ノックス

[鳥の鳴き声は異音に数えず。
 傷口の様子を見るラルフに警告するのは忘れない。]

 ……ラルフ。
 ありがとう。でも、あまり見てはいけないよ。

 ……何とも思わないのなら、良いのだけど。

[巻かれていく白い包帯。指を開いて、閉じて。]

 きつくない。ちょうどいい。
 上手に巻くもんだね、感心したよ。

[ドナとフランシスも怪我をしやすいのかいと問いかけながら、廊下の奥へと促した。
 やはり、手は冷たくて。触れていたラルフの手は温かくて。
 つい、その手を引いてしまう。]

(487) 2014/11/17(Mon) 02時半頃

 そんなことしたら、みんなにすぐばれちゃうし……


 ……まだ、大丈夫。


[そう、願うように呟く]


 ーーーー………………
 ラルフも…………二人 きり?


[トレイルの行動に困惑一つ
 覚えはしたが 食べられても良かった
 そう書かれた言葉をみた時の
 衝動になりそうな それは今はなく]




 ―――――うん 

 いま、ノックスさんと、いる……


[つながれた手。
 巻かれた包帯。
 血の色を含んだ肉。

 思い返せば、自制ができなくなりそうで]


 ……まだ、大丈夫


 これから見せてもらうのは、作品、だし。

[ものがあれば、気がまぎれるかもしれない]


 ノックスと…………


[釈然としないものを感じる
 自身は大人だから
 子供と二人っきりでいいのだろうか]


 …………そう
 でも……気配は……あるの?


[まだ 先ほどもこぼれた思考
 緩く首を傾げるように思考が尋ねる]


【人】 道案内 ノックス

 あぁ、目、かな。かなり大きな怪我みたいだけど。
 どうかしたのかい?

 僕も目は――…ね。痛いよと、ね。

[綺麗なものでも、生きているものを取ろうとしてはいけないと、ニコルと約束をした。死んでいるものならば良い。だから、抜けた鳥の羽を、欠けた宝石を贈る。

 幼い指が触れるのを良しとした。
 吸い付きたくなる唇が近付いて、舐めあげる感触にぞくりと悦を得た。
 痛いよと言う前に、瞼と眼球の間に指が入り込んでしまった。

 ドナルドも指を入れられたのかなと考え。
 ラルフは衝動を知らぬのだと判断し、握ってくれる手にはぁと息を吐いた。]

(497) 2014/11/17(Mon) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[廊下の奥。壁に背を預けて座る。
 開いた包みの上にオルゴールの箱を並べ直した。]

 さぁ、おいで?

[膝の上に乗るのがさも当然のように、招く。
 離した手は寂しがり、彼の指を絡めた。]

(500) 2014/11/17(Mon) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[ドナルドに同情を抱く。
 そぅ、彼も不幸だった。片目を失ったのも。

 ニコラがフィリップの瞳にしようとしたことなど知らぬまま、約束を破ることはないと思っているから、大丈夫と頷いた。

 トレイルも真似したらどうしようかという懸念は既に晴れている。]

 気になるものがあれば、手にとって蓋を開けてくれても構わないよ。
 きっと、ラルフに見られたがってるから。

[愛し子よりも重い体。
 露店で出会ったのは数分のこと。
 今は成長し、間近に居る。幻ではなく生きている。

 あぁ。

 髪に口付けを落とし、そっと身を抱き締めた。]

(508) 2014/11/17(Mon) 03時頃



 ――っ


[小さく、堪えるように、息を呑む。
 ひざの上、抱きしめられているということに、どこか混乱している。

 ざわつく衝動の、箍が外れそうで]


 …………こわい……


[何を、するのか、
 してしまうのか。

 ――今はまだ、堪えられている]


 …………

[自分が感じるものと違う
 思考から流れ込むものに
 衝動とは違う何かが背筋を冷やして]


 大丈夫 落ち着いて
 …………どこにいるの……
 今 二階にむかってる


[何かあった時 約束通り
 鳩尾に一発……その心構えをして]


[この、触れている手を、

 見えていた傷口に指を入れて、柔らかな肉をえぐったら。
 暖かい血をすすったら。


 そんな、想像にくらりと眩暈がする]


 ――――――フィリップ……

 三階、の、廊下……

 ……まだ、だい、じょうぶ。

[大丈夫だと、言い聞かせるように、くりかえした]


【人】 道案内 ノックス

 ………

[ノックスの性的嗜好は取り分け少年に強く向けられると、はっきり自覚した頃には既に二人の愛し子が居た。

 一緒に体を洗うのも当たり前。
 裸のまま抱き締めるのも当たり前。
 同じベットで眠るのも当たり前。

 トレイルの体に足りないものがあると気付くのに、時間はかからなかった。

 膝の上に乗せるのも、後ろから抱き締めるのも――当たり前すぎて。]

 ……ん? 嫌だった?

[身を固くしたラルフを撫でて、背中と腹の間に隙間を開けた。]

 あ、  ――ごめん。もっと大人扱いすべきだったよね?

[しまったと慌て出す。]

(520) 2014/11/17(Mon) 03時半頃

 …………っ

[具体的な視覚想像までは流れ込まずとも
 今にも外れそうなほど緩む箍の それを後押しするような感覚]


 わかった 答えてくれて ありがとう
 …………ね 戻ったら 何か 食事 作ろう
 美味しくて お腹に溜まるもの

[少しでも 思考をそらそうと考えたのはそんなこと]




 ――……っ、うん……

 おなか、すいている、せいだね……


 なんとか、抑えられた、けど……
 ちょっと、休む。

[逃げ込む前、視線があったときには、眉を寄せて苦しげな顔をしていた**]


  うん…………

[赤く染まることのない様子
 遠目からの姿に安堵をこぼすけど

 近づいた時の 苦しげな表情に
 …………こちらまで苦しい]


 うん…………がんばったね
 強かったね……
 たくさん休んで
 ゆっくりおちつくまで…………


【人】 道案内 ノックス

[何が困るのか、傾げた首の位置が戻る。
 抑えきれなくなるのは――なんだ?

 バーナバスと話していたばかりじゃないか。

 ラルフの判断は賢明だ。
 置き去りの箱を見詰めて溜息を落とす。]

 ………はぁ。

[箱を包み直して立ち上がる。扉の閉まる音。あちらかと首を巡らせ歩き出すと。>>526

 ……おや、フィリップ。話は 無事に 済んだかい?
 廊下の十字路。フィリップの]

(527) 2014/11/17(Mon) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

[彼の頭から爪先までを見下ろし。
 インクの匂いがするものだから眉を顰める。]

 トレイルとニコラは、居間……かな?

(528) 2014/11/17(Mon) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

 ………

[頷くだけの返答に、ノックスは腕を伸ばした。
 フィリップではなく壁につけ。

 孔雀石から目を離さずに、1歩踏み出して距離を縮めた。]


 ………それだけかい?

(530) 2014/11/17(Mon) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

[何も言わなければ、フィリップの両頬を掴むところだった。
 3人だけで話したいと言った彼に向けた言葉を聞く。]

 その通り。

[君たちは制御出来ない子供だ。]

(532) 2014/11/17(Mon) 04時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……このこと?

 あぁ、ラルフにしたことかい?
 頭を撫でて

[フィリップの頭に手を置き、撫でる。]

 僕の箱を見せて――…膝に乗せたこと、かな。

[彼が言わんとしていることに、小さく笑った。]

 面白いことを言うね? フィリップ。
 フランシスに言えないことを、するはずがない。



 それで、フィリップは?

 僕に言えることを、しているんだろうね?

(534) 2014/11/17(Mon) 04時半頃

【人】 道案内 ノックス

[――大人のくせに。

 フィリップを見ているはずなのに。
 少年時代の己と重なる。

 ―――保護者のくせに。

 ラルフに対しては衝動を煽るような行為だったと認めざるを得ない。そう、‘保護者’のくせに――だ。

 けれど、フランシスに言えぬ話ではない。
 言えないのは――…もっと、別のこと。**]

(537) 2014/11/17(Mon) 05時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 05時頃


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