162 絶望と後悔と懺悔と
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…………ひとりは、寂しいから
[生きて、と願う
幸せの最低限さえ望めないのが己の罪なら*]
[『冀望』。―――『鬼』を『望む』。
鬼と共に在ることを望み。
鬼と為ることを望み。
鬼で在ることを望み。
鬼の為に在ることを望み。]
あき―……
[指が届かなくても。
聲が、髪を撫でることができるなら。
その目端を撫でることができるなら。]
……、多分、みんな同じだよ。
[自分が望むものの為に戦って、そして失った。
それを抉って何になる?]
でも、僕にとっては、リッキィがここにいてくれた。
[二人の間では、声が届く。
血が繋がっていなかった筈の家族の中に、
それが生まれて残ったように]
だから、ひとつだけ、お願いをしても良い?
[これは、途方もない我儘で、
きっと誰にも許してはもらえない事だ。
多分、リカルダにとっても]
どうか、幸せになって。
[生きているだけではなくて。
いっそ、命すら擲ってしまったとしても**]
そん、なの―――、
[許していいはずがない。僕だけが幸せになるなんて。
そもそも、どうすれば幸せになれるのか、わからないのに]
それに、…明にーさんだって、したいこと、やったって、………。
[ああ、ひょっとしたら。
誰かの、――僕の幸せを願うことこそ明にーさんのしたいことなのかも。
でも、いいんだよ願わなくなって。だって僕はうまくやれなかったんだから]
だって、僕、明にーさんの分まで頑張れなかった。
[だから、――構わないで。
ほっといて。
そんな言葉が出てこなくて、やんわりと突き放すことしかできない]
……うん。
絶対ね、昔あった幸せは帰って来ないんだ。
それは"貰っていたもの"だから。
[これから先、かつての箱庭も、鳥籠もない。]
僕も、やろうと思ってる事があるんだ。
今はまだ後ろ向きかも知れないけど、少しずつ――
こうやって考えられるよ。
[離れていても繋がる力を得た事で、
自分はひとつの安らぎを思えるけれど、
それすら重荷なら、飛んで行っても構わないから]
だから、リッキィの、したいようにやってごらん。
―回想・リカルダについて―
[刺突、あるいは斬撃。方向、距離、力の掛かり方。
踏み込んで詰める。
身長差で上から振り下ろした刃を、
交差した脇差とマインゴーシュががちりと受け止めた]
……うん。 上手。
[二刀が二人、四種の短剣。
同じ武器種、同じ血統に属することから
訓練で手合せをする事も少なくなかった。
ただ、己の手にある殺すためと傷つけるためと比べ、
彼女の手にあるのは、より身を守る意味を持つもので、
戦い方も自然、まずは傷を負わぬような方向を持ち、
ひそやかに、己は安堵を覚えるようになっていた。
それは、この小さな家族が傷つかないように、という
願いを強く持っていたからだ**]
僕からも、ひとつだけお願いがあるんだ。
[もしかしたら酷いお願いになっちゃうかもだけど、どうか、]
ひとりに、ならないで。
……駄目だったら、僕のことを思い出していいから。
[この力は僕にとって、赤い血となり体中を巡って、
心すらも縛ってしまう鎖じゃない、――から*]
―――周。
……俺は、周が『お兄ちゃん』で良かったよ。
『兄』であることを押し付けてしまった感はあるけれど。
数ヶ月先に生まれてきただけなのにね。
ねぇ。
周がどうするかも、教えてくれる、だろう?
……『家族』なら。
[手を伸ばせない代わりに聲で触れる。
また逢えるかは分からない。
もう逢えないかも知れない。
けれど、また逢えたら良いと思う。
今度は戦場ではなく。
生きてて良かったと安堵するではなく。]
あまね。
辛くなったら、いつでも呼んでよ。
どうしようもならなくなったら……
[ ――…嗚呼、聲が―――――――
――――聴こえたような、気が して。*]
[紅鬱金の目には、今も変わらない主の姿が
―――映っていた。**]
うん。何?
[互いのお願いを取り交わす声に訊ね返し、
一拍、間が空いてからの続きを聞いた。]
……、――
[どうして、と。
問う言葉は喉の奥につかえて出ない]
[理屈はそう。自分達はたぶん悪い意味で
"ひとりでは生きられない体"だ。
だが、リカルダの願いの意味はもう少し難しくて]
ん。
[微かに頷くことでしか。]
…………ごめんなさい。
[誰にも言えなかった言葉は血に塗れて、
もう、どこで犯した過ちなのかも解らなくても]
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